JPH05211423A - 選局プリセット方式 - Google Patents

選局プリセット方式

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JPH05211423A
JPH05211423A JP1538992A JP1538992A JPH05211423A JP H05211423 A JPH05211423 A JP H05211423A JP 1538992 A JP1538992 A JP 1538992A JP 1538992 A JP1538992 A JP 1538992A JP H05211423 A JPH05211423 A JP H05211423A
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JP
Japan
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tuning
channel
data
preset
voltage
Prior art date
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Application number
JP1538992A
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English (en)
Inventor
Yoshitake Oka
義剛 岡
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボルテージ・シンセサイザ方式の選局装置で
オートプリセットとマニュアルプリセットの両方を可能
にする。 【構成】 チャンネルとその同調電圧を与える選局デー
タの関係を記憶する書き換えが可能なメモリ8に、選局
に必要な同調電圧を挿引する選局コントローラ6が、オ
ートプリセット時に受信可能なすべてのチャンネルにつ
いてバンドデータと同調電圧を与える選局データを格納
するとともに、マニュアルプリセット時にメモリ8の記
憶内容を変更し、チャンネルコンバートやチャンネルス
キップそして表示されるチャンネル番号の変更等を行う
ことで、機械任せのオートプリセットとその成果を踏ま
えた簡単なマニュアルプリセットができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オートプリセットと
マニュアルプリセットの両方を可能にした選局プリセッ
ト方式に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機やビデオテープレコ
ーダに組み込まれる選局装置には、高精度の発振器を内
蔵したPLL回路を用いる周波数シンセサイザ方式と、
局部発振回路の可変容量ダイオードに印加する同調電圧
に応じて希望チャンネルを受信するボルテージ・シンセ
サイザ方式がある。周波数シンセサイザ方式は、専用の
プリスケーラを組み合わせることで高精度の微同調動作
が可能である反面、製造コスト面ではボルテージ・シン
セサイザ方式に一歩譲るのが現状である。このため、家
庭用ビデオテープレコーダなどでは、ボルテージ・シン
セサイザ方式の選局装置を搭載することで、製造コスト
を切り下げるようにしたものが多く見られる。
【0003】ボルテージ・シンセサイザ方式の選局装置
は、一般にあらかじめ工場出荷時点でVHFのすべての
チャンネルに関するバンドデータと選局データがメモリ
に格納されているのが普通である。しかし、ビデオテー
プレコーダの場合は、通常、チャンネル・アップ釦又は
チャンネル・ダウン釦を押すことでチャンネルを1局ず
つアップダウンさせながら選局するようになっているた
め、例えば関東地方であれば第1チャンネルから第3チ
ャンネルに切り替える場合には、チャンネル・アップ釦
を2回押す必要がある。このため、チャンネル・アップ
釦を1度押したときに選局される空きチャンネルについ
てはまったく無意味に感ずるユーザも多く、空きチャン
ネルを飛ばして選局するチャンネルスキップ機能が不可
欠であった。また、原則的には、工場出荷の時点ではU
HFチャンネルについてはチャンネルプリセットされて
おらず、特にUHF局の多い地方になるほどUHFチャ
ンネルを上記の空きチャンネルに当て嵌めて選局する必
要性は高いものであった。このため、例えば空きチャン
ネルとなっている第5チャンネルを選局したときにUH
F42チャンネルが選局されるよう、映像機器に固有の
選局プリセット方式に従ってプリセットを行うことで、
チャンネルコンバートやチャンネルスキップができるよ
う配慮されていた。
【0004】従来の選局プリセット方式によれば、まず
図7のステップ(301)に示したように、チャンネル
・アップ釦又はチャンネル・ダウン釦を操作して変更を
希望するチャンネルを選局し、受信映像をテレビジョン
受像機の画面でモニタする。次に、ステップ(302)
において、プリセット釦を押してプリセットモードを選
択する。続いて、ステップ(303)においてチューニ
ング・アップ釦又はチューニング・ダウン釦のいずれか
一方を押し続ける。このとき、選局データが徐々に変化
し、必要に応じてバンドデータを切り替える。これによ
り、VHFロウチャンネルからVHFハイチャンネルそ
してUHFチャンネルへと変化し、同調周波数も徐々に
高められる。一方、ユーザはテレビジョン受像機の画面
をモニタしながら希望チャンネルの映像が映し出された
ときに、ステップ(304)に示したように、チューニ
ング・アップ釦又はチューニング・ダウン釦から手を離
して同調状態を固定する。次に、選局したチャンネルが
正規のチャンネル番号で表示されるようにするため、ス
テップ(305)において、チャンネル表示設定アップ
釦又はチャンネル表示設定ダウン釦を押し、表示チャン
ネル設定モードとし、希望のチャンネル表示がなされる
まで表示データを切り替える。そして、所望のチャンネ
ルが表示されたときに、ステップ(306)においてメ
モリ釦を押すことで、バンドデータと選局データ及び表
示チャンネルデータが記憶される。そして、最後のステ
ップ(307)において、ここまでの操作をすべてのチ
ャンネルについて行うことで、選局プリセットを完了す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の選局プリセ
ット方式は、ユーザがテレビジョン受像機の画面をモニ
タしながらチューニング・アップ釦又はチューニング・
ダウン釦を押し続け、もっとも同調がとれた思われる時
点で押し込みを解除する方法によっており、このため例
えばVHF2チャンネルが格納されているポジションに
UHF42チャンネルの選局データを格納する場合など
は、VHFロウチャンネルからUHFチャンネルまでの
広い範囲にわたってチューニング・アップ釦を押し続け
る必要があり、仮に分解能を高める目的で選局データの
刻みピッチが細かく設定されているような場合には、実
際に希望チャンネルが受信されるまでにかなりの時間が
かかってしまい、このため複数のUHFチャンネルをそ
れぞれ空きチャンネルに割り当てるための作業はかなり
面倒であり、また選局チャンネルが同調範囲に入ったか
どうかは、すべてユーザの目を通した判断によっている
ため、画一的な同調基準が乏しい等の課題を抱えてい
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決したものであり、同調電圧に応じて局部発振周波数
を切り替え、チャンネル同調をとるボルテージ・シンセ
サイザ方式の選局装置の選局チャンネルをプリセットす
る選局プリセット方式において、オートプリセット時に
同調電圧を掃引しながら選局可能なすべての地上波を自
動同調選局し、同調順にバンドデータと選局データをメ
モリに書き込み、周波数配列の順番を示す番号に対応し
て全チャンネルの選局操作を可能にすることを第1の特
徴とするものであり、さらにオートプリセットの完了を
受けて行うマニュアルプリセット時に、同調順に前記メ
モリに書き込まれた任意のチャンネルのバンドデータと
選局データを、前記周波数配列の順番が異なる他のチャ
ンネルのバンドデータと選局データに随意書き換えるこ
とを第2の特徴とするものである。
【0007】
【作用】この発明は、同調電圧に応じて局部発振周波数
を切り替え、チャンネル同調をとるボルテージ・シンセ
サイザ方式の選局装置が、オートプリセット時に同調電
圧を掃引しながら選局可能なすべての地上波を自動同調
選局し、同調順にバンドデータと選局データをメモリに
書き込み、周波数配列の順番を示す番号に対応して全チ
ャンネルの選局操作を可能にすることにより、プリセッ
ト動作を自動化し、さらにオートプリセットの完了を受
けて行うマニュアルプリセット時に、同調順に前記メモ
リに書き込まれたバンドデータと選局データを、周波数
配列の順番が異なる他のチャンネルのバンドデータと選
局データに随意書き換えることにより、オートプリセッ
トの成果を踏まえたマニュアルプリセットを可能にす
る。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図1ない
し図6を参照して説明する。図1は、この発明の選局プ
リセット方式を適用した選局装置の一実施例を示す回路
構成図、図2は、図1に示したチューナの同調動作を説
明するためのS字受信特性図、図3,4は、それぞれオ
ートプリセット時とマニュアルプリセット時の図1に示
した選局コントローラの動作を説明するためのフローチ
ャート、図5,6は、それぞれオートプリセット後とマ
ニュアルプリセット後の図1に示したメモリの記憶内容
を示す概念図の一例である。
【0009】図1に示す選局装置1は、同調回路や発振
回路或は混合回路等からなるチューナ2に接続した映像
中間周波増幅回路3から、周波数弁別回路4に対し映像
中間周波を送り込み、ここでキャリア周波数58.75
MHzからの映像中間周波数のずれに応じたAFT電圧
信号を得る。また、映像中間周波増幅回路3には同期判
別回路5が接続してあり、映像中間周波に含まれる同期
信号をしきい値判別し、一定レベルを越える同期信号が
検出されたときにロウレベルの判別信号を出力する。A
FT電圧信号と同期判別信号は、マイコンを内蔵する選
局コントローラ6に送り込まれ、ここで選局状態の判別
に用いられる。選局コントローラ6は、PWM変調され
た選局データをAFT回路7に供給し、これを受けたA
FT回路7が、選局データに応じた同調電圧をチューナ
2内の局部発振回路の可変容量ダイオードに印加するこ
とで、同調周波数が可変制御される。ただし、同調電圧
は、VHFロウチャンネルとハイチャンネル及びUHF
チャンネルで同一レンジを使用しているため、これら3
種類のチャンネルの所属バンドを明示するバンドデータ
が、選局コントローラ6からチューナ2に供給される。
8は上記バンドデータと選局データをチャンネルごとに
格納しておくためのメモリであり、チャンネル・アップ
釦又はチャンネル・ダウン釦を操作してチャンネル指定
することで、プリセット時にメモリ8に格納されたバン
ドデータと選局データが読み出され、希望チャンネルを
選局することができる。
【0010】ところで、図1に示したボルテージ・シン
セサイザ方式の選局装置1は、選局コントローラ6によ
るチャンネルプリセット動作について、オート(自動)
とマニュアル(手動)の両方でできるようにしてある。
すなわち、選局コントローラ6は、オートプリセット時
にチャンネル同調に必要な同調電圧を掃引し、受信可能
なすべてのチャンネルについてバンドデータと同調電圧
を与える選局データをメモリ8に格納し、さらにマニュ
アルプリセット時にメモリ8に書き込まれたバンドデー
タと選局データを、他のバンドデータと選局データに任
意に書き換え、必要に応じて表示チャンネルデータの書
き換えを行うことができるようにしてある。このため、
選局コントローラ6には、プリセット釦やチャンネル・
アップ釦とチャンネル・ダウン釦そしてメモリ釦やチュ
ーニング・アップ釦或はチューニング・ダウン釦の外
に、オート釦とチャンネル表示設定アップ釦とチャンネ
ル表示設定ダウン釦等が設けられている。
【0011】メモリ8としては、書き換えが可能なEE
P−ROMが用いられ、2ビットのバンドデータと同調
電圧を与える14ビットの選局データ(PWMデータ)
及び8ビットの表示チャンネルデータが、各チャンネル
の周波数配列の順番を示すポジションデータをアドレス
として格納される。バンドデータとしては、例えばVH
Fロウチャンネル(1〜3ch)に00が、またVHF
ハイチャンネル(4〜12ch)に01が、そしてUH
Fチャンネル(13〜62ch)に11が用いられる。
選局コントローラ6は、オートプリセット時に、AFT
電圧発生回路7に対し選局データを与え、VHF1〜3
チャンネル,VHF6〜12チャンネルそしてUHF1
3〜62チャンネルまでのすべての受信可能なチャンネ
ルについて、バンドデータと同調電圧を与える選局デー
タを自動掃引し、掃引により得られた選局可能な地上波
に関するバンドデータと選局データをポジションデータ
1から順番にメモリ8内に格納していく。このため、チ
ャンネルコンバートやチャンネルスキップを希望する場
合、或は表示チャンネルの書き換えを希望する場合に
は、後述するマニュアルプリセットによりメモリ8の記
憶内容を書き換えることになる。
【0012】最初に、オートプリセット時の動作につい
て、図3を参照して説明する。まず、ステップ(10
1)において、プリセット釦を押してプリセットモード
を選択し、続くステップ(102)において、自動掃引
を指定するオート釦を押す。これにより、ステップ(1
03)に示したように、バンドデータがVHFロウチャ
ンネルで選局データは最小値に合わせられる。次に、ス
テップ(104)において、選局データの刻みピッチが
決定され、いよいよ自動掃引に移行する。まず、ステッ
プ(105)に示したように、選局データが最小値から
所定の刻みピッチをもって漸増し、これに合わせて同調
電圧も増大する。選局データのパルス幅が最大値に達し
ないうちは、続くステップ(106)から(108)に
おいて、同期判別信号がロウレベルを示し、かつまた同
調電圧が規定の低電圧に満たないことを示すAFT低電
圧信号がロウレベルであることを確認した時点で、図2
に示した同調範囲の高周波側限界を検知する。
【0013】そこで,続くステップ(109)におい
て、選局データを刻みピッチ分だけ下げ、ステップ(1
10)においてAFT低電圧信号がハイレベルに切り替
わるまで、選局データを下げ続ける。そして、続くステ
ップ(111)において、同調電圧が規定の高電圧を越
えたことを示すAFT高電圧信号がロウレベルであるこ
とを確認した上で、ステップ(114)において、その
ときのバンドデータと選局データをメモリ8に格納す
る。ただし、ステップ(111)において、AFT高電
圧信号がハイレベルであることが判った場合は、ステッ
プ(112)において、選局データの刻みピッチをそれ
までの1/2に落とし、続くステップ(113)におい
て選局データを半ピッチ分だけ増大させる。この場合、
半ピッチ分の選局データの増大により必ず同調範囲に達
するため、次のステップ(114)において選局データ
をメモリ8に格納することができる。また、続くステッ
プ(115)では、ポジションデータをそのまま表示チ
ャンネルデータとしてメモリ8に格納する。こうして、
1チャンネル分のオートプリセットが完了し、次のステ
ップ(116)において、表示チャンネルデータを1切
り上げると同時にポジションデータも1だけアップし、
再びステップ(105)に戻り、次のチャンネルのプリ
セットに移行する。
【0014】ただし、ステップ(106)において、選
局データが最大値に達したことが判ると、ステップ(1
17)における判断結果に従い、バンドがVHFロウチ
ャンネルであれば、ステップ(118)においてバンド
をVHFハイチャンネルに切り替える。そして、続くス
テップ(119)において、選局データを最小値に切り
替えたのち、ステップ(105)に復帰する。一方、ス
テップ(117)に続くステップ(120)において、
バンドがVHFハイチャンネルであることが判った場合
は、ステップ(121)において、バンドをUHFチャ
ンネルに切り替え、ステップ(119)に続く。また、
バンドがVHFロウチャンネルでもなければVHFハイ
チャンネルでもないことが判った場合は、UHFに関す
るプリセットが完了したことを意味するため、ステップ
(122)においてバンドをVHFロウチャンネルに合
わせ、続くステップ(123)において選局データを最
小値に切り替えて、オートプリセット動作を完了する。
【0015】こうして、オートプリセットが完了するわ
けであるが、以上のプリセット動作は、指令一つで選局
コントローラ6がすべて自動的に行ってくれるため、ユ
ーザはただ座して待つだけでよく、また受信地域によっ
てチャンネル配置が異なろうとも、その受信地域におい
て受信可能なすべてのチャンネルについて、簡単な釦操
作だけでバンドデータと同調電圧を与える選局データと
をメモリ8に格納することができる。ただし、メモリ8
に格納された各チャンネルのバンドデータと選局データ
は、図5に示したように、同調順すなわち周波数配列の
順番に従って格納されるため、チャンネルコンバートや
チャンネルスキップ或は表示チャンネルの変更を希望す
るユーザは、以下に述べるマニュアルプリセットを行う
ことになる。
【0016】マニュアルプリセットに際しては、図4に
示すステップ(201)において、まずチャンネル・ア
ップ釦又はチャンネル・ダウン釦を操作し、変更したい
チャンネル例えばポジションデータ2により選局される
第3チャンネルを選局する。次に、ステップ(202)
においてプリセット釦を押してプリセットモードに切り
替える。次に、ステップ(203)において、ポジショ
ンデータ2のメモリ番地にポジション変更したいと思う
チャンネル例えばUHF42チャンネルをチャンネル・
アップ釦又はチャンネル・ダウン釦を操作して選局す
る。なお、このときにテレビジョン受像機の画面を見て
同調がずれていると思われる場合は、ステップ(20
4)に示したように、必要に応じて微同調をとる。そし
て、最後にステップ(205)においてメモリ釦を押
し、そのときのバンドデータと選局データをメモリ8に
格納する。これにより、それまでVHF3チャンネルに
関するバンドデータと選局データが格納されていたポジ
ションデータ2のメモリ番地に、UHF42チャンネル
に関するバンドデータと選局データが格納される。こう
して、任意のボジションに任意のチャンネルを当て嵌め
ることができ、チャンネル・アップ釦又はチャンネル・
ダウン釦による選局順序を変更するチャンネルコンバー
トや、或は普段めったに視聴することのないチャンネル
を選局対象から外してしまうチャンネルスキップが自由
に可能である。
【0017】ところで、ここまでのプリセット動作を行
っただけでは、実際に選局を行ったときに、選局チャン
ネルに関する情報は、ただ単にポジションデータにある
番号が表示チャンネルとなるに過ぎない。このため、一
般のユーザに限らず実際にプリセットを行った本人でさ
え、現在どのチャンネルを選局しているのかが直観的に
把握しにくい恐れがある。そこで、選局操作と同時に実
際のチャンネル番号が表示されるよう、ステップ(20
5)に対し二者択一的に並列接続されたステップ(20
6)以降のステップにおいて、表示データが書き換えら
れるようにしてある。すなわち、まずステップ(20
6)において、チャンネル表示設定アップ釦或はチャン
ネル表示設定ダウン釦を押し、希望のチャンネル表示が
なされるまで表示データを切り替える。そして、所望の
チャンネルが表示されたときに、ステップ(207)に
おいてメモリ釦を押すことで、ポジションデータ2のメ
モリ番地に、図6に示したように、UHF42チャンネ
ルに関するバンドデータと選局データに加えて表示チャ
ンネルデータが格納される。これにより、表示されるポ
ジションデータについて、実際に選局されるチャンネル
の番号をもって表示することができる。
【0018】このように、上記選局装置1によれば、受
信地域によってチャンネル配置が異なろうとも、まずオ
ートプリセットを実行することで、その受信地域におい
て受信可能なすべてのチャンネルについて、バンドデー
タと同調電圧を与える選局データを周波数配列順にメモ
リ8に格納することができ、どのチャンネルについても
ユーザの判断を待つことなく、一連の掃引に伴う同調判
断と選局データの格納がすべて自動的に行われので、ユ
ーザはオートプリセットを指令した後はただ座して待て
ばよく、選局プリセットにおけるユーザの負担を大幅に
軽減することができる。また、オートプリセットの完了
を受けて行うマニュアルプリセット時に、同調順にメモ
リ8に書き込まれた任意のチャンネルのバンドデータと
選局データを、ボジションデータが異なる他のチャンネ
ルのバンドデータと選局データに随意書き換え、必要に
応じて表示チャンネルデータの書き換えを行うようにし
たから、オートプリセットの成果の上に立ってメモリ内
容を若干修正することで、ユーザの使い勝手に合わせた
操作の簡単なマニュアルプリセットが可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、同調
電圧に応じて局部発振周波数を切り替え、チャンネル同
調をとるボルテージ・シンセサイザ方式の選局装置が、
オートプリセット時に同調電圧を掃引しながら選局可能
なすべての地上波を自動同調選局し、同調順にバンドデ
ータと選局データをメモリに書き込み、周波数配列の順
番を示す番号に対応して全チャンネルの選局操作を可能
にするようにしたから、受信地域によってチャンネル配
置が異なろうとも、まずオートプリセットを実行するこ
とで、その受信地域において受信可能なすべてのチャン
ネルについて、バンドデータと同調電圧を与える選局デ
ータを周波数配列順にメモリに格納することができ、ど
のチャンネルについてもユーザの判断を待つことなく、
一連の掃引に伴う同調判断と選局データの格納がすべて
自動的に行われるので、ユーザはオートプリセットを指
令した後はただ単に座して待てばよく、これにより選局
プリセットにおけるユーザの負担を大幅に軽減すること
ができる等の優れた効果を奏する。
【0020】また、この発明は、オートプリセットの完
了を受けて行うマニュアルプリセット時に、同調順に前
記メモリに書き込まれたバンドデータと選局データを、
周波数配列の順番を示す番号が異なる他のチャンネルの
バンドデータと選局データに随意書き換えるようにした
から、オートプリセットの成果の上に立ってメモリ内容
を若干修正することで、ユーザの使い勝手に合わせた操
作の簡単なマニュアルプリセットが可能であり、同調順
と選局チャンネルの対応関係を変更するいわゆるチャン
ネルコンバートや、或は普段めったに視聴することのな
い放送局については選局対象から外してしまうチャンネ
ルスキップ等が簡単に可能である等の優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の選局プリセット方式を適用した選局
装置の一実施例を示す回路構成図である。
【図2】図1に示したチューナの同調動作を説明するた
めのS字受信特性図である。
【図3】図1に示した選局コントローラのオートプリセ
ット時の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】図1に示した選局コントローラのマニュアルプ
リセット時の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図5】オートプリセットを行った後の図1に示したメ
モリの記憶内容を示す概念図の一例である。
【図6】マニュアルプリセットを行った後の図1に示し
たメモリの記憶内容を示す概念図の一例である。
【図7】従来の選局プリセット方式の一例を説明するた
めのフローチャートである。
【符号の説明】
1 選局装置 2 チューナ 6 選局コントローラ 8 メモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同調電圧に応じて局部発振周波数を切り
    替え、チャンネル同調をとるボルテージ・シンセサイザ
    方式の選局装置の選局チャンネルをプリセットする選局
    プリセット方式において、オートプリセット時に同調電
    圧を掃引しながら選局可能なすべての地上波を自動同調
    選局し、同調順にバンドデータと選局データをメモリに
    書き込み、周波数配列の順番を示す番号に対応して全チ
    ャンネルの選局操作を可能にすることを特徴とする選局
    プリセット方式。
  2. 【請求項2】 同調電圧に応じて局部発振周波数を切り
    替え、チャンネル同調をとるボルテージ・シンセサイザ
    方式の選局装置の選局チャンネルをプリセットする選局
    プリセット方式において、オートプリセット時に同調電
    圧を掃引しながら選局可能なすべての地上波を自動同調
    選局し、同調順にバンドデータと選局データをメモリに
    書き込み、周波数配列の順番を示す番号に対応して全チ
    ャンネルの選局操作を可能にするとともに、前記オート
    プリセットの完了を受けて行うマニュアルプリセット時
    に、同調順に前記メモリに書き込まれた任意のチャンネ
    ルのバンドデータと選局データを、前記周波数配列の順
    番が異なる他のチャンネルのバンドデータと選局データ
    に随意書き換えることを特徴とする選局プリセット方
    式。
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