JPH05210986A - 抵抗体 - Google Patents

抵抗体

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JPH05210986A
JPH05210986A JP4185875A JP18587592A JPH05210986A JP H05210986 A JPH05210986 A JP H05210986A JP 4185875 A JP4185875 A JP 4185875A JP 18587592 A JP18587592 A JP 18587592A JP H05210986 A JPH05210986 A JP H05210986A
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JP
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resistor
temperature coefficient
semiconductor layer
temperature
transistor
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Mikio Mukai
幹雄 向井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、抵抗体において、温度依存特性に優
れ、かつ集積性に優れた抵抗体を実現する。 【構成】互いに逆の温度依存性を有する能動素子Q11
と受動素子R1を直列接続して抵抗体を構成する。これ
により温度依存性が小さくかつ高出力の抵抗体を一段と
容易に集積回路内に形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図9〜図11) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図8) 作用 実施例(図1〜図8) (1)第1の実施例(図1) (2)第2の実施例(図2) (3)第3の実施例(図3) (4)他の実施例(図4〜図8) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は抵抗体に関し、特に集積
回路内に形成され、高出力抵抗が要求される半導体抵抗
に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、LSI内に内蔵される電子回路の
多くは抵抗体を必要とし、この抵抗体は、一般に拡散抵
抗や半導体層抵抗によつて構成されるようになされてい
る。ここで拡散抵抗は半導体基板の表面部に選択的に形
成された拡散層からなり、半導体層抵抗は半導体基板上
に絶縁層を介して形成されたポリシリコン等の半導体層
よりなるようになされている。
【0004】このような抵抗体には拡散抵抗R1及び半
導体層抵抗R2を組み合わせてなる複合抵抗があり、例
えば図9に示すように、全体として温度特性を打ち消す
ように正の温度係数を有する拡散抵抗と負の温度係数を
有する半導体層抵抗とを直列接続することにより形成さ
れるようになされている。また図10及び図11に示す
ように、温度特性が互いに逆となる能動素子としてのn
チヤネル薄膜MOS(Metal Oxide Semiconductor )ト
ランジスタNTM1及びPチヤネル薄膜トランジスタP
TM2を直列に接続することにより形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで例えばSRA
M(Static Random Access Memory)の場合には、負荷用
の抵抗体として数メガ〔Ω〕以上の高抵抗が要求される
ことがあり、他の集積回路の場合にも数百K〔Ω〕以上
の高抵抗が要求されることがある。またLSI内に形成
される抵抗体の場合には、温度依存性ができるだけ小さ
いことが必要とされ、また生産性を向上するために工程
数の削減及び特性のばらつきが小さいことが非常に重要
となる。
【0006】ところが拡散抵抗R1及び半導体層抵抗R
2は、それぞれ通常大きな正の温度依存性及び負の温度
依存性を有すると共に、占有面積が大きくなるという問
題があつた。また拡散抵抗R1と半導体層抵抗R2を組
み合わせて複合抵抗体(図9)を構成する場合には、温
度依存性が互いに逆となる拡散抵抗R1とポリシリコン
抵抗R2とにより複合抵抗を構成するため、温度依存性
を小さくすることができるが、2種の抵抗体より構成さ
れているために工程数が増加し、その分特性のばらつき
が生じ易く制御が困難になるという問題があつた。さら
に回路面積が大きくなるという問題もあつた。
【0007】さらにnチヤネル薄膜MOSトランジスタ
NTM1及びPチヤネル薄膜MOSトランジスタNTM
2を組み合わせてなる複合抵抗体(図9及び図10)の
場合には、トランジスタ動作部がポリシリコンで構成さ
れるために、制御が難しいという問題があつた。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、温度依存特性に優れ、集積性に優れた抵抗体を提案
しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め第1の発明においては、ダイオード接続された能動素
子Q11と、能動素子の温度依存性に対して逆の温度依
存性を有する受動素子R1とを直列接続するようにす
る。
【0010】また第2の発明においては、ダイオード接
続されると共に、正の温度係数を有するバイポーラトラ
ンジスタQ11と、半導体基板上に絶縁層を介して形成
され、負の温度係数を有する半導体層からなる半導体層
抵抗R1とを直列接続するようにする。
【0011】さらに第3の発明においては、ダイオード
接続されると共に、負の温度係数を有するMOS型トラ
ンジスタNM1と、半導体基板の表面部に選択的に形成
された拡散層からなり、正の温度係数を有する拡散抵抗
R51とを直列接続するようにする。
【0012】さらに第4の発明においては、第1の能動
素子Q21と、第1の能動素子Q21の温度依存性に対
して逆の温度依存性を有すると共に、第1の能動素子Q
21と異種構造でなる第2の能動素子NM1、NM2
と、受動素子R21とを直列接続するようにする。
【0013】さらに第5の発明においては、正の温度係
数を有するバイポーラトランジスタQ21と、ダイオー
ド接続されると共に、負の温度係数を有するMOS型ト
ランジスタNM1、NM2と、所定の温度係数を有する
受動素子R21とを直列接続するようにする。
【0014】さらに第6の発明においては、ダイオード
接続された能動素子NM1と、能動素子NM1の温度依
存性に対して逆の温度依存性を有する受動素子R31と
を並列接続するようにする。
【0015】さらに第7の発明においては、ダイオード
接続されると共に、負の温度係数を有するMOSトラン
ジスタNM1と、半導体基板上に絶縁層を介して形成さ
れ、負の温度係数を有する半導体層からなる半導体層抵
抗R31とを並列接続するようにする。
【0016】
【作用】第1〜第3の発明においては、逆の温度依存性
を有する能動素子Q11、NM1と受動素子R1、R5
1を組み合わせて直列接続し、双方の温度依存性を打ち
消すことにより、温度依存性が小さくかつ抵抗値を所望
の値に設定できる抵抗体を集積回路内に一段と容易に形
成することができる。
【0017】また第4及び第5の発明においては、互い
に逆の温度特性を有する異種の第1及び第2の能動素子
Q21及びNM1、NM2と受動素子R21とを組み合
わせて直列接続し、双方の温度依存性を打ち消すことに
より、温度依存性が小さくかつ抵抗値を所望の値に設定
できる抵抗体を集積回路内に一段と容易に形成すること
ができる。
【0018】さらに第6及び第7の発明においては、互
いに逆の温度特性を有する能動素子NM1と受動素子R
31とを並列接続し、双方の温度依存性を打ち消すこと
により、温度依存性が小さくかつ抵抗値を所望の値に設
定できる抵抗体を集積回路内に一段と容易に形成するこ
とができる。
【0019】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0020】(1)第1の実施例 図1において、10は集積回路内に形成された電子回路
のうち抵抗体を示し、受動素子及び能動素子を組み合わ
せにより構成されている。すなわち抵抗体10は、ベー
スに定電流源11が接続され、定電流駆動されるバイポ
ーラNPNトランジスタQ11のコレクタにポリシリコ
ン抵抗でなる半導体層抵抗R11を接続することにより
構成されるようになされている。これにより当該半導体
層抵抗R11の両端に生じる電位差ΔVの温度依存性が
ほぼ0または任意の値に設定し得るようになされてい
る。
【0021】半導体層抵抗R11の入力側電位をV1と
し、半導体層抵抗R11とトランジスタQ11との接続
中点電位V2とすると、半導体層抵抗R11の両端に生
じる電位差ΔV(=V1−V2)は、半導体層抵抗R1
0の抵抗値RP 及びその電流値IP の積として、次式
【数1】 のように与えられる。
【0022】ここで電位差の温度依存性を求めるため、
(1)式を微分すると、次式
【数2】 となる。このとき(2)式第1項で与えられる半導体層
抵抗R11の微分係数dRP /dTは負とすることがで
き、またバイポーラNPNトランジスタのコレクタ電流
の温度依存性により、(2)式第2項で与えられる半導
体層抵抗R10に流れる電流IP の温度依存性dIP
dTは正とすることができる。
【0023】これにより半導体層抵抗R11の抵抗値R
P 及びその電流値IP を所定の値に設定すれば、(2)
式右辺を0とすることができ、半導体層抵抗R11の両
端に生じる電位差ΔVをほぼ0又は任意の値に設定する
ことができる。
【0024】以上の構成によれば、受動素子である半導
体層抵抗R11と能動体素子であるバイポーラNPNト
ランジスタQ11とを接続し、半導体層抵抗R11の抵
抗値RP 及びコレクタ電流IP を制御することにより、
工程数を増加させることなく出力電圧の温度依存性を小
さくできる。また温度係数として両構成素子の中間の値
を温度係数とでき、抵抗に生じる出力電位の温度係数を
抵抗とトランジスタの温度係数の範囲内で任意の値に設
定することができる。
【0025】(2)第2の実施例 図2において、20は集積回路内に形成された電子回路
の複合抵抗体を示し、受動素子及び異種の能動素子の組
み合わせにより構成されている。すなわち複合抵抗体2
0は、ベースに定電流源11が接続され定電流駆動され
るバイポーラNPNトランジスタQ21のコレクタにそ
れぞれダイオード接続されたNチヤネルMOSトランジ
スタNM1、NM2を2段介して、ポリシリコン抵抗で
なる抵抗R21を接続することにより構成されている。
【0026】ここでバイポーラNPNトランジスタQ2
1のコレクタは、NチヤネルMOSトランジスタNM1
のソース23に接続されており、トランジスタNM1の
ゲート25とドレイン24は互いに接続されてダイオー
ド接続を構成するようになされている。
【0027】トランジスタNM1のドレイン24は、N
チヤネルMOSトランジスタNM2のソース26に接続
されるようになされており、トランジスタNM2のゲー
ト28及びドレイン27はトランジスタNM1と同様ダ
イオード接続されるようになされている。
【0028】当該NチヤネルMOSトランジスタNM2
のドレイン27には、抵抗R21が接続されるようにな
されており、バイポーラトランジスタQ21及びMOS
トランジスタNM1、NM2に生じる出力電圧の温度依
存性を打ち消すようになされている。
【0029】ここでゲート電圧が十分大きい飽和領域に
おけるMOSトランジスタの電流の温度依存特性は、次
【数3】 で与えられることにより、温度Tが 300〔K〕の場合の
温度依存性を求めると−3300〔PPM 〕となる。
【0030】この実施例の場合、2つのNチヤネルMO
SトランジスタNM1及びNM2が直列に接続されるこ
とにより、当該トランジスタNM1及びNM2の両端で
の温度依存性は2倍となり、約−6600〔PPM 〕となる。
一方バイポーラNPNトランジスタQ21のコレクタ電
流の温度依存性は、ベース電流が定電流駆動されること
により、電流利得の温度依存性と等しくなり約+6000〜
7000〔PPM 〕となる。
【0031】このようにNチヤネルMOSトランジスタ
NM1、NM2及びバイポーラNPNトランジスタQ2
1間での温度依存性は、両トランジスタNM1、NM2
及びQ21の温度依存性が互いに逆となることにより、
温度依存性は相互に打ち消され温度依存性は小さくな
る。
【0032】ここでバイポーラトランジスタQ21及び
2個のMOSトランジスタNM1、NM2で構成される
部分の温度依存性が合わさつて正の温度依存性を有する
場合には、抵抗R21として当該温度依存性と同じ大き
さを有し、負の温度依存性をもつポリシリコン抵抗を接
続することにより複合抵抗体の温度依存性をなくすこと
ができる。
【0033】またバイポーラトランジスタQ21及び2
個のMOS型トランジスタNM1、NM2で構成される
部分の温度依存性が合わさつて負の温度依存性を有する
場合には、抵抗R21として当該温度依存性と同じ大き
さを有し、正の温度依存性をもつ拡散抵抗を接続するこ
とにより複合抵抗体の温度依存性をなくすことができ
る。さらにこのときトランジスタQ21、NM1、NM
2と抵抗R21の温度係数の組合せにより抵抗体20の
出力抵抗の温度係数をトランジスタQ21、NM1、N
M2の可変範囲内で任意の値に設定することができる。
【0034】以上の構成によれば、温度依存性が互いに
逆となる能動素子Q21、NM1、NM2と抵抗R21
とを組み合わせて複合抵抗体を構成することにより、出
力抵抗として温度依存性が小さく、かつ高出力が要求さ
れる集積回路内の電子回路素子として任意の温度依存性
を有する抵抗体を一段と容易に形成することができる。
【0035】(3)第3の実施例 図3において、30は集積回路内に形成された電子回路
のうち複合抵抗体を示し、温度依存特性の異なる受動素
子及び能動素子の並列接続により構成されている。
【0036】すなわち複合抵抗体30は、抵抗について
負の温度係数を有し、ポリシリコンでなる半導体層抵抗
R31とドレイン電流について負の温度係数を有し、ダ
イオード接続されたNチヤネルMOSトランジスタNM
1との並列接続によつて構成されている。
【0037】このとき複合抵抗体30の抵抗値は、半導
体層抵抗R31及びNチヤネルMOSトランジスタNM
1をそれぞれ並列接続するため各構成要素の抵抗値に対
して小さい値をとることができる。
【0038】ここでポリシリコン抵抗R31の抵抗値R
P には、温度Tが室温T0 のときのポリシリコン抵抗値
をRP0とし、ポリシリコン抵抗の温度係数を(−αP
とすると、次式
【数4】 に示すように通常負の関係がある。
【0039】このときポリシリコン抵抗R31に流れる
電流IP の温度依存特性には、次式
【数5】 の関係が成立し、またNチヤネルMOSトランジスタN
M1に流れる電流ID の温度依存特性には、次式
【数6】 の関係が成立する。
【0040】このため複合抵抗体30に流れる電流I
(=IP +ID )の温度依存特性には(5)式及び
(6)式を用いて、次式
【数7】 の関係が成立する。
【0041】ここで複合抵抗体30の両端に印加される
電圧Vの値をドレイン電流ID とポリシリコン抵抗R3
1に流れる電流IP とが等しい値IR になるように設定
すると、(7)式で与えられる複合抵抗体30に流れる
電流Iの温度依存特性は、次式
【数8】 のように求めることができる。
【0042】このとき温度Tを 300〔K〕とすると、1
/Tの値は3300〔PPM 〕となるためポリシリコン抵抗R
31の温度係数(−αP )の大きさαP を3300〔PPM 〕
とほぼ同じ大きさに設定すると、複合抵抗体30の温度
依存特性は、次式
【数9】 に示すように互いに打ち消され、ほぼなくすことができ
る。
【0043】以上の構成によれば、温度依存特性が互い
に逆となる受動素子R31とダイオード接続された能動
素子NM1を並列接続して複合抵抗体30を構成するこ
とにより、合成抵抗値の温度依存特性が小さくすること
ができ、また合成抵抗値を構成要素である受動素子R3
1と能動素子NM1の各抵抗値に対して小さくすること
ができる。
【0044】(4)他の実施例 なお上述の第1の実施例においては、バイポーラNPN
トランジスタQ11を半導体層抵抗R11に直列に接続
する場合について述べたが、本発明はこれに代え、図4
に示すように、バイポーララテラルPNPトランジスタ
又はバーテイカルPNPトランジスタQ41のコレクタ
を半導体層抵抗R41に直列に接続しても上述の実施例
と同様の効果を得ることができる。
【0045】また上述の第1の実施例においては、バイ
ポーラNPNトランジスタQ11を半導体層抵抗R11
に直列に接続する場合について述べたが、本発明はこれ
に代え、図5に示すように、ゲート及びドレインを接続
することによりダイオード接続され、負の温度係数を有
するNチヤネルMOSトランジスタNM1を半導体基板
の表面部に形成された拡散層からなり正の温度係数を有
する拡散抵抗R51にドレインで接続するようにしても
上述の実施例の場合と同様の効果を得ることができる。
【0046】さらに上述の第1の実施例においては、バ
イポーラNPNトランジスタQ11を半導体層抵抗R1
1に直列に接続する場合について述べたが、本発明はこ
れに代え、図6に示すように、ゲート及びドレインとを
接続することによりダイオード接続され、負の温度係数
を有するPチヤネルMOSトランジスタPM1を半導体
基板の表面部に形成された拡散層からなり正の温度係数
を有する拡散抵抗Q61にドレインで接続するようにし
ても良い。
【0047】さらに上述の第2の実施例においては、複
合抵抗体としてバイポーラNPNトランジスタQ21に
2個のNチヤネルMOSトランジスタNM1、NM2及
び抵抗体R21を接続する場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、ラテラル又はバーテイカル型のトラ
ンジスタQ71に2個のPチヤネルMOSトランジスタ
PM1、PM2及び抵抗体R71を接続するようにして
も上述と同様の効果を得ることができる。
【0048】すなわち図7に示すように、ゲートとドレ
イン部を接続してダイオードを形成するPチヤネルMO
SトランジスタPM1、PM2を2段接続し、当該Pチ
ヤネルMOSトランジスタPM1のドレインに抵抗体R
71を接続すると共に、ベースに定電流源11が接続さ
れ定電流駆動されるバイポーラPNPトンラジスタQ7
1のコレクタをPチヤネルMOSトランジスタPM2の
ソースに接続することにより、出力抵抗の温度依存性を
任意の値に設定できる複合抵抗体を構成することができ
る。
【0049】さらに上述の第1及び第2の実施例におい
ては、バイポーラトランジスタにMOSトランジスタP
M1、PM2を2つ接続する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、両トランジスタを種々の組み合わ
せで接続しても良い。
【0050】さらに上述の第3の実施例においては、ポ
リシリコン抵抗R31の温度係数(−αP )をほぼ3300
〔PPM 〕に設定し、複合抵抗体30の温度依存特性をほ
ぼなくす場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、ドレイン電流ID 及びポリシリコン抵抗R31に流
れる電流IP の比を制御するようにしても良く、また周
辺温度Tが他の値の場合には温度係数を他の値に設定し
ても良い。
【0051】さらに上述の第3の実施例においては、複
合抵抗体30をポリシリコン抵抗R31とダイオード接
続のNチヤネルMOSトランジスタNM1の並列接続に
よつて構成する場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、ポリシリコン抵抗R31とダイオード接続のP
チヤネルMOSトランジスタPM1の並列接続によつて
構成しても良い(図8)。
【0052】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、互いに逆
の温度依存性を有する異種の能動素子を組み合わせて直
列又は並列接続し、また逆の温度依存性を有する能動素
子と受動素子を直列接続して抵抗体を構成するようにし
たことにより、温度依存性が小さくかつ高出力の抵抗体
を一段と容易に集積回路内に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による抵抗体の第1の実施例を示す接続
図である。
【図2】本発明による抵抗体の第2の実施例を示す接続
図である。
【図3】本発明による抵抗体の第3の実施例を示す接続
図である。
【図4】他の実施例による抵抗体を示す接続図である。
【図5】他の実施例による抵抗体を示す接続図である。
【図6】他の実施例による抵抗体を示す接続図である。
【図7】他の実施例による抵抗体を示す接続図である。
【図8】他の実施例による抵抗体を示す接続図である。
【図9】従来の抵抗体の説明に供する接続図である。
【図10】Nチヤネル薄膜MOSトランジスタによる複
合抵抗体を示す接続図である。
【図11】Pチヤネル薄膜MOSトランジスタによる複
合抵抗体を示す接続図である。
【符号の説明】
Q11〜Q71……バイポーラトランジスタ、NM1、
NM2……NチヤネルMOSトランジスタ、PM1、P
M2……PチヤネルMOSトランジスタ、NTM1、P
TM1……薄膜トランジスタ、R1、R11、R21、
R31……半導体層抵抗、R2……拡散抵抗。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイオード接続された能動素子と、 上記能動素子の温度依存性に対して逆の温度依存性を有
    する受動素子とを直列接続してなることを特徴とする抵
    抗体。
  2. 【請求項2】ダイオード接続されると共に、正の温度係
    数を有するバイポーラトランジスタと、 半導体基板上に絶縁層を介して形成され、負の温度係数
    を有する半導体層からなる半導体層抵抗とを直列接続し
    てなることを特徴とする抵抗体。
  3. 【請求項3】ダイオード接続されると共に、負の温度係
    数を有するMOSトランジスタと、 半導体基板の表面部に選択的に形成された拡散層からな
    り、正の温度係数を有する拡散抵抗とを直列接続するこ
    とを特徴とする抵抗体。
  4. 【請求項4】第1の能動素子と、 上記第1の能動素子の温度依存性に対して逆の温度依存
    性を有すると共に、上記第1の能動素子と異種構造でな
    る第2の能動素子と、 受動素子とを直列接続してなることを特徴とする抵抗
    体。
  5. 【請求項5】正の温度係数を有するバイポーラトランジ
    スタと、 ダイオード接続されると共に、負の温度係数を有するM
    OSトランジスタと、 所定の温度係数を有する受動素子とを直列接続してなる
    ことを特徴とする抵抗体。
  6. 【請求項6】ダイオード接続された能動素子と、 上記能動素子の温度依存性に対して逆の温度依存性を有
    する受動素子とを並列接続してなることを特徴とする抵
    抗体。
  7. 【請求項7】ダイオード接続されると共に、負の温度係
    数を有するMOSトランジスタと、 半導体基板上に絶縁層を介して形成され、負の温度係数
    を有する半導体層からなる半導体層抵抗とを並列接続し
    てなることを特徴とする抵抗体。
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