JPH05210623A - マイクロプロセッサ及びデータ処理装置 - Google Patents

マイクロプロセッサ及びデータ処理装置

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JPH05210623A
JPH05210623A JP1692892A JP1692892A JPH05210623A JP H05210623 A JPH05210623 A JP H05210623A JP 1692892 A JP1692892 A JP 1692892A JP 1692892 A JP1692892 A JP 1692892A JP H05210623 A JPH05210623 A JP H05210623A
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JP
Japan
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microprocessor
mpu
access
operation mode
signal
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Application number
JP1692892A
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English (en)
Inventor
Noriko Kakumaru
典子 角丸
Hideyuki Iino
秀之 飯野
Shinichi Utsunomiya
晋一 宇都宮
Makoto Miyagawa
誠 宮川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05210623A publication Critical patent/JPH05210623A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のプロセッサから構成されるデータ処理
装置の構成技術に関し、汎用マイクロプロセッサに対し
てもより少ない付属回路を介して接続可能なマイクロプ
ロセッサ及びそのマイクロプロセッサを用いたデータ処
理装置を提供することを目的とする。 【構成】 バスアクセスの空間識別子を有し、バスアク
セスの開始を示す信号端子BS#と、バスアクセスのタ
イプを示す信号端子BATと、当該マイクロプロセッサ
固有の識別子を出力アドレスの一部に出力するアドレス
端子と、当該マイクロプロセッサからの状態を受け取る
信号端子CPSTとを備える第2のマイクロプロセッサ
CPU#1と接続される場合の第1の動作モードと、第
3のマイクロプロセッサCPU#2と接続される場合の
第2の動作モードとを具備し、第1の動作モード及び第
2の動作モードにおける動作タイミングが同一である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のプロセッサから構
成されるデータ処理装置の構成技術に係り、特に、同一
の設計思想で設計されたシリーズのマイクロプロセッサ
と直接接続でき、また他の汎用マイクロプロセッサに対
してもより少ない付属回路を介して接続可能なマイクロ
プロセッサ及びそのマイクロプロセッサを用いたデータ
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマイクロプロセッサにおいては、
同一の設計思想で設計されたシリーズのマイクロプロセ
ッサとは直接接続してデータ処理装置を構成することが
できるが、一般の汎用マイクロプロセッサに対しては、
設計仕様が異なることから、多くの付属回路を介してで
なければ、データ処理装置を構成することができなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来のマイク
ロプロセッサでは、汎用マイクロプロセッサと接続して
データ処理装置を構成することが難しいという問題があ
った。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するもので、
同一の設計思想で設計されたシリーズのマイクロプロセ
ッサと直接接続する場合の第1の動作モードと、汎用マ
イクロプロセッサと接続する場合の第2の動作モードと
を備えることにより、汎用マイクロプロセッサに対して
もより少ない付属回路を介して接続可能なマイクロプロ
セッサ及びそのマイクロプロセッサを用いたデータ処理
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の特徴のマイクロプロセッサは、図1
及び図2に示す如く、バスアクセスの空間識別子を有
し、少なくともバスアクセスの開始を示す信号端子BS
#と、データ転送の際にそのバスアクセスのタイプを示
す信号端子BATと、当該マイクロプロセッサ固有の識
別子を出力アドレスの一部に出力するアドレス端子と、
当該マイクロプロセッサからの状態を受け取る信号端子
CPSTとを備えて、各種処理を行なう第2のマイクロ
プロセッサCPU#1と接続される場合の第1の動作モ
ードと、各種処理を行なう第3のマイクロプロセッサC
PU#2と接続される場合の第2の動作モードとを具備
し、前記第1の動作モード及び前記第2の動作モードに
おける動作タイミングが同一である。
【0006】また、本発明の第2の特徴のマイクロプロ
セッサは、請求項1に記載のマイクロプロセッサにおい
て、図3に示す如く、前記マイクロプロセッサMPU
は、前記第1の動作モードにおいて、当該マイクロプロ
セッサMPUが動作中であるビジー状態時にリードアク
セスを行なう場合、特定のレジスタ6以外のアクセスに
ついては、該データを外部データバスDBUSに出力せ
ず、当該マイクロプロセッサMPUの状態情報を出力す
る。
【0007】また、本発明の第3の特徴のマイクロプロ
セッサは、請求項1または2に記載のマイクロプロセッ
サにおいて、図3に示す如く、前記マイクロプロセッサ
MPUは、前記第1の動作モードにおいて、前記ビジー
状態時にライトアクセスを行なう場合、特定のレジスタ
5以外のアクセスについては、外部データバスDBUS
からのデータの取り込みを行わず、当該マイクロプロセ
ッサMPUの状態情報を出力する。
【0008】また、本発明の第4の特徴のマイクロプロ
セッサは、請求項1、2、または3に記載のマイクロプ
ロセッサにおいて、図3に示す如く、前記マイクロプロ
セッサMPUは、前記第1の動作モードにおいて、当該
マイクロプロセッサMPUが動作中でないレディー状態
時に、無効アドレスによるアクセス或いは特権レジスタ
へのアクセス等が発生した場合、エラー情報を出力し、
当該マイクロプロセッサMPU内の動作を継続する。
【0009】また、本発明の第5の特徴のマイクロプロ
セッサは、請求項1、2、3、または4に記載のマイク
ロプロセッサにおいて、図3に示す如く、前記マイクロ
プロセッサMPUは、前記第1の動作モードにおいて、
前記ビジー状態時に、無効アドレスによるアクセス或い
は特権レジスタへのアクセス等が発生した場合、当該マ
イクロプロセッサMPUの状態情報を出力する。
【0010】また、本発明の第6の特徴のマイクロプロ
セッサは、請求項1、2、3、4、または5に記載のマ
イクロプロセッサにおいて、図3に示す如く、前記マイ
クロプロセッサMPUは、前記第2の動作モードにおい
て、前記ビジー状態時にリードアクセスを行なう場合、
全てのアクセスに対して特定のレジスタ6がアクセスさ
れる。
【0011】また、本発明の第7の特徴のマイクロプロ
セッサは、請求項1、2、3、4、5、または6に記載
のマイクロプロセッサにおいて、図3に示す如く、前記
マイクロプロセッサMPUは、前記第2の動作モードに
おいて、前記ビジー状態時にライトアクセスを行なう場
合、特定のレジスタ5以外のアクセスについては、エラ
ー情報を出力する。
【0012】更に、本発明の特徴のデータ処理装置は、
図1及び図2に示す如く、請求項1、2、3、4、5、
6、または7に記載のマイクロプロセッサMPUと、前
記第2のマイクロプロセッサCPU#1または前記第3
のマイクロプロセッサCPU#2とを有して構成する。
【0013】
【作用】本発明の第1の特徴のマイクロプロセッサで
は、第2のマイクロプロセッサCPU#1と接続する場
合には、図1に示す如く、バスアクセスの開始を示す信
号BS#、バスアクセスのタイプを示す信号BAT、当
該マイクロプロセッサMPU固有の識別子を出力アドレ
スの一部に出力するアドレス、及び当該マイクロプロセ
ッサMPUからの状態を受け取る信号CPST等の信号
により直接接続して、第1の動作モードで動作させる。
また、第3のマイクロプロセッサCPU#2と接続する
場合には、図2に示す如く、デコード回路101及び1
02や外部ポート103等のより少ない付属回路を介し
て接続して、第2の動作モードで動作させる。この時、
第1の動作モード及び第2の動作モードにおける動作タ
イミングは同一である。
【0014】従って、汎用マイクロプロセッサに対して
もより少ない付属回路を介して接続可能であり、且つそ
の動作は、同一の設計思想で設計されたシリーズのマイ
クロプロセッサと直接接続する場合と同一のタイミング
で動作することができる。
【0015】また、本発明の第2の特徴のマイクロプロ
セッサでは、図3に示す如く、マイクロプロセッサMP
Uは、第1の動作モードにおいて、ビジー状態時にリー
ドアクセスを行なう場合、特定のレジスタ(ビジーレジ
スタ)6以外のアクセスについては、該データを外部デ
ータバスDBUSに出力せず、コプロセッサステータス
信号端子CPSTにマイクロプロセッサMPUの状態情
報、即ちビジー状態である旨を示す信号を出力すること
によって、第2のマイクロプロセッサCPU#1に状態
を通知する。
【0016】また、本発明の第3の特徴のマイクロプロ
セッサでは、図3に示す如く、マイクロプロセッサMP
Uは、第1の動作モードにおいて、ビジー状態時にライ
トアクセスを行なう場合、特定のレジスタ(アボートレ
ジスタ)5以外のレジスタにアクセスしようとしても、
外部データバスDBUSからのデータの取り込みを行わ
ず、コプロセッサステータス信号端子CPSTにマイク
ロプロセッサMPUの状態情報、即ちビジー状態である
旨を示す信号を出力することによって、第2のマイクロ
プロセッサCPU#1に状態を通知する。
【0017】また、本発明の第4の特徴のマイクロプロ
セッサでは、図3に示す如く、マイクロプロセッサMP
Uは、第1の動作モードにおいて、レディー状態時に無
効アドレス(マイクロプロセッサMPU内に無いレジス
タアドレス)によるアクセス、或いはアクセスが許され
ていないレベル(ユーザレベル)での特権レジスタ(ユ
ーザがアクセスできない、オペレーティングシステムに
関係するレジスタ)へのアクセス等が発生した場合で
も、コプロセッサステータス信号端子CPSTにはエラ
ー情報を出力して、第2のマイクロプロセッサCPU#
1に状態を通知するが、マイクロプロセッサMPU内部
においては、そのエラーを反映させずに動作を停止しな
い。
【0018】また、本発明の第5の特徴のマイクロプロ
セッサでは、図3に示す如く、マイクロプロセッサMP
Uは、第1の動作モードにおいて、ビジー状態時に、無
効アドレスによるアクセス或いは特権レジスタへのアク
セス等が発生した場合、ビジー状態の方を優先してコプ
ロセッサステータス信号端子CPSTにはエラー情報を
出力し、第2のマイクロプロセッサCPU#1に状態を
通知する。
【0019】また、本発明の第6の特徴のマイクロプロ
セッサでは、図3に示す如く、マイクロプロセッサMP
Uは、第2の動作モードにおいて、ビジー状態時にリー
ドアクセスを行なう場合、他のどんなレジスタをアクセ
スしようとしても、必ず特定のレジスタ(ビジーレジス
タ)6がアクセスされことにより、外部データパスDB
USにはビジーレジスタ6の内容が出力されることとな
り、不定値が乗ることはなく、従って、システムの誤動
作を防ぐことができる。
【0020】また、本発明の第7の特徴のマイクロプロ
セッサでは、図3に示す如く、マイクロプロセッサMP
Uは、第2の動作モードにおいて、ビジー状態時にライ
トアクセスを行なう場合、動作中にレジスタの内容を書
き換えさせないため、特定のレジスタ(アボートレジス
タ)5以外のレジスタのアクセスについては、全てエラ
ーとなり、エラー情報を外部に通知する。
【0021】
【実施例】先ず最初に、語句の定義をする。「コプロモ
ード」(第1の動作モード)とは、次の端子を有する第
2のマイクロプロセッサ(区別のため、以下CPU#1
という)に接続される場合の第1のマイクロプロセッサ
(以下MPUという)の動作モードをいう。
【0022】MPUに対しバスアクセスの開始を示す
信号端子(BS#:バススタート信号端子) バスアクセスの空間識別子を有し、データ転送の際に
そのバスアクセスのタイプを示す信号端子(BAT:バ
スアクセスタイプ信号端子) MPU固有の識別子IDを出力アドレスの一部に出力
するアドレス端子 MPUからの状態(ステータス)信号を受け取る信号
端子(CPST:コプロセッサステータス信号端子) 「スレーブモード」(第2の動作モード)とは、上記
〜の端子を持たない第3のマイクロプロセッサ(区別
のため、以下CPU#2という)に接続される場合のM
PUの動作モードをいう。
【0023】尚、信号名及び端子名に付加される記号#
は、その信号が負論理信号であることを示している。次
に、本発明に係る実施例を図面に基づいて説明する。
【0024】図1に本発明の一実施例に係るマイクロプ
ロセッサMPUとマイクロプロセッサCPU#1とを接
続して構成したデータ処理装置の構成図を、また、図2
にマイクロプロセッサMPUとマイクロプロセッサCP
U#2とを接続して構成したデータ処理装置の構成図を
示す。即ち、マイクロプロセッサMPUは、図1ではコ
プロモードで、図2ではスレーブモードで動作する。
【0025】マイクロプロセッサMPUがコプロモード
であるか、スレーブモードであるかは、外部端子CP/
SL(コプロ/スレーブ)への電圧レベル設定で行なわ
れる。即ち、CP/SL端子を電源Vccに接続した場
合はコプロモード、グランドGNDに接続した場合はス
レーブモードとなる。
【0026】先ず図1に示すコプロモードでは、マイク
ロプロセッサCPU#1とマイクロプロセッサMPU間
の信号接続は、直結である。この場合、マイクロプロセ
ッサMPUの外部端子の内、上述のバススタート信号端
子BS#、バスアクセスタイプ信号端子BAT、IDア
ドレス端子CPID、コプロセッサステータス信号端子
CPST、及びコプロ/スレーブ信号端子CP/SLの
他に、リードバスサイクルかライトバスサイクルかを示
すリードライト信号端子R/W#、データバスDBUS
上のデータが有効値であることを示すデータストローブ
信号端子DS#、MPU側でのデータの取り込みが終了
したことを示すデータ転送終了信号端子DC#、32ビ
ットのアドレスバスABUSの端子A0〜A31、64
ビットのデータバスDBUSの端子D0〜D63を使用
している。
【0027】図2に示すスレーブモードでは、デコード
回路101及び102や外部ポート103等の付属回路
が必要となる。マイクロプロセッサMPUの出力アドレ
スとマイクロプロセッサCPU#2からのバスアクセス
開始信号110をデコード回路101でデコードした信
号111がチップセレクト端子CS#に接続される。ま
た、マイクロプロセッサMPUは、命令を開始した時に
は、ビジー信号端子BUSY#をアサートして、ビジー
状態であることを通知する。このビジー信号BUSY#
を外部ポート103を通じてポーリングすることによ
り、マイクロプロセッサCPU#2はマイクロプロセッ
サMPUの状態を知ることができる。
【0028】また、コプロセッサステータス信号CPS
Tについても、デコード回路等の外部回路102により
データとしてその値を取り込むようにすると、マイクロ
プロセッサMPUの状態を知ることが可能となる。尚、
端子IRQ#は、マイクロプロセッサCPU#2に対し
て割り込み要求を行なう時に使用する端子である。
【0029】次に、本実施例で使用しているマイクロプ
ロセッサMPUの内部の構成を、図3を参照して説明す
る。同図において本実施例のマイクロプロセッサMPU
はその構成要素として、演算部1、レジスタ部2、内部
制御回路3、レジスタアドレス生成回路4、アボートレ
ジスタ5、ビジーレジスタ6、外部バス制御回路7、デ
コード回路8、バスアクセス判断回路9、エラー発生通
知信号生成回路10、コプロセッサステータス生成回路
11、並びに比較回路12及び13を備えている。
【0030】本実施例のマイクロプロセッサMPUは、
マイクロプロセッサCPU#1またはCPU#2から出
力されるアドレスを常にデコード回路8によってデコー
ドしており、マイクロプロセッサCPU#1またはCP
U#2からバスアクセス開始の信号BS#またはCS#
のアサートを検出すると、直ちにバスサイクルを開始す
るので、高速なコプロモード動作、並びにスレーブ動作
が可能である。
【0031】コプロモード時には、マイクロプロセッサ
CPU#1が出力したアドレスの一部とマイクロプロセ
ッサMPU固有のIDとを比較回路12で比較し、不一
致であるならば、当該マイクロプロセッサMPUは、自
分が選択されていないことを信号61によってバスアク
セス判断回路9に通知する。また、バスアクセスの空間
識別子(ここでは、BAT:Bus Access Type と定義す
る)等を持つマイクロプロセッサCPU#1からのバス
アクセスタイプ信号BATについても、比較回路13で
比較して、「マイクロプロセッサCPU#1からマイク
ロプロセッサMPUへのデータ転送サイクル」を示して
いない場合には、信号62によってバスアクセス判断回
路9に通知する。何れの場合も、外部バス制御回路7に
信号62が送られ、この時、外部バス制御回路7はバス
スタート信号BS#のアサートを検出してもバスサイク
ルを行なわない。
【0032】前述のように、マイクロプロセッサCPU
#1またはCPU#2からの起動がかかり、マイクロプ
ロセッサMPUが動作中である状態をビジー状態という
が、この時、内部制御回路3からはビジー状態である旨
の信号が出力され、外部端子BUSY#はアサートとな
る。
【0033】コプロモード時に内部制御回路3からビジ
ー信号BUSY#がアサートとして出力されていると、
ビジー状態での読み出し専用レジスタ6(以下ビジーレ
ジスタという)以外にリードアクセスがあった場合に
は、次のような動作を行なう。即ち、デコード回路8で
のデコードの結果がバスアクセス判断回路9に通知され
ると、バスアクセス判断回路9は信号62により外部バ
ス制御回路7にバスアクセス不可である旨の通知をし、
外部バス制御回路7はデータバスDBUSにデータを出
力しない。コプロセッサステータス生成回路11はビジ
ー状態である旨の信号情報を生成し、外部端子CPST
に出力する。マイクロプロセッサCPU#1は、コプロ
セッサステータス信号CPSTからマイクロプロセッサ
MPUがビジー状態であることを知る。
【0034】また、ビジー状態中の書き込み専用レジス
タ5(以下アボートレジスタという)以外にライトアク
セスがあった場合にも、同様に、バスアクセス判断回路
9から外部バス制御回路7にバスアクセス不可の通知が
なされ、外部バス制御回路7はデータバスDBUSから
内部にデータの取り込みを行わない。従って、レジスタ
へのアクセスは行なわれず、動作中にレジスタの内容が
書き換えられることはない。またリードアクセスの時と
同様に、コプロセッサステータス生成回路11は、外部
端子CPSTにビジー状態である旨の信号情報を出力す
る。
【0035】次に、スレーブモード時にマイクロプロセ
ッサMPUがビジー状態の時、リードアクセスを行なっ
た場合は、デコード回路8のデコードの結果、マイクロ
プロセッサMPU内部のいかなるレジスタをアクセスし
た場合も、レジスタアドレス生成回路4はビジーレジス
タアクセス信号64を生成し、ビジーレジスタ6が必ず
アクセスされる。そのためデータバスDBUSには必ず
ビジーレジスタ6の値が出力されることとなり、不定値
が乗ることはないのでデータ処理装置全体を誤動作させ
ないようになっている。
【0036】また前述のように、マイクロプロセッサM
PUはビジー状態の時には、ビジー信号端子BUSY#
をアサートするので、端子BUSY#を外部ポート10
3を通じてポーリングすることにより、マイクロプロセ
ッサCPU#2はマイクロプロセッサMPUがビジー状
態であることを知る。この時、コプロセッサステータス
生成回路11は、レジスタ(ビジーレジスタ6)へのア
クセスを行なったことを示すために、レディー状態であ
る旨の信号情報を生成して外部端子CPSTに出力す
る。
【0037】また、ビジー状態中にアボートレジスタ5
以外にライトアクセスがあった場合には、デコード回路
8のデコードの結果から、バスアクセス判断回路9は外
部バス制御回路7にバスアクセス不可の通知をするの
で、外部バス制御回路7はチップセレクト信号端子CS
#のアサートを検出してもデータを内部に取り込まな
い。
【0038】コプロモード時の動作との違いは、スレー
ブモード時には、ビジー状態時のアボートレジスタ5以
外のレジスタへのライトアクセスはエラーになることで
ある。従って、エラー発生通知信号生成回路10が内部
制御回路3にエラー発生の通知を信号63により行な
い、内部制御回路3はエラーが発生したことをマイクロ
プロセッサMPU外部に通知する為、割り込み信号IR
Q#をアサートする。マイクロプロセッサMPU自身は
エラーが発生したことにより異常終了で停止するが、コ
プロセッサステータス生成回路はエラーを示す信号情報
を生成し、外部端子CPSTに出力する。
【0039】また、マイクロプロセッサMPUに無いレ
ジスタのアドレスが入力されたり、アクセスが許されて
いないレベル(ユーザレベル)での特権レジスタ(ユー
ザがアクセスできないオペレーティングシステムに関係
するレジスタ)へのアクセス等によりエラーが発生した
場合には、デコード回路8によるデコードの結果、バス
アクセス判断回路9からバスアクセス不可の通知が外部
バス制御回路7になされるので、外部バス制御回路7は
バスアクセス開始の信号BS#またはCS#を検出して
もバスサイクルを行なわない。即ち、リードアクセス時
にはデータを出力せず、ライトアクセス時にはデータを
取り込まない。
【0040】この時、コプロモードでマイクロプロセッ
サMPUがレディー状態の場合には、コプロセッサステ
ータス生成回路11はエラーであるという信号情報を生
成して外部端子CPSTに出力する。マイクロプロセッ
サCPU#1は、端子CPSTの情報から今のバスアク
セスがエラーであることを知るが、マイクロプロセッサ
MPU内部においてはエラー発生通知信号IRQ#は生
成されず、エラーによってマイクロプロセッサMPUの
動作が停止することはない。また、ビジー状態にある時
は、ビジー状態が優先されて、エラーが発生してもコプ
ロセッサステータス生成回路11はビジーの情報を外部
端子CPSTに出力する。
【0041】また、スレーブモード時には、例外発生通
知信号生成回路10から信号63によってエラーの発生
が内部制御回路3に通知され、マイクロプロセッサMP
U自身はエラーが発生したことにより異常終了で停止す
る。コプロセッサステータス生成回路11もエラーを示
す信号情報を生成し、外部端子CPSTに出力する。ま
た内部制御回路34は、エラーが発生したことをマイク
ロプロセッサ外部に通知する為に、割り込み信号IRQ
#をアサートする。
【0042】次に、コプロモード及びスレーブモードに
おけるバスアクセスの動作をタイミングチャートを参照
して説明する。図4及び図5は、コプロモードにおける
バスアクセスのタイミングチャートである。尚、図4で
は基本2クロックリードサイクル、基本2クロック
ライトサイクル、及び4クロックリードサイクルを、
図5では5クロックリードサイクル、エラー発生時
の動作、並びにバスアクセスタイプ(BAT)及びM
PU固有ID(CPID)が不一致である時の動作をそ
れぞれ示している。
【0043】コプロモード時では、マイクロプロセッサ
CPU#1から出力されたバスサイクルの開始を示す信
号BS#のアサートを検出した時に、マイクロプロセッ
サMPUはデータ転送のバスサイクルを開始する。
【0044】この時、マイクロプロセッサCPU#1が
出力したアドレスの一部とマイクロプロセッサMPU固
有のIDとを比較し、不一致であるならこのマイクロプ
ロセッサMPUは自分が選択されていないと判断し、バ
スサイクルを行なわない。一致の場合は、自らが選択さ
れたとしてバスサイクルを行なう。同時に、マイクロプ
ロセッサCPU#1からのバスアクセスタイプ信号BA
Tが、「マイクロプロセッサッCプ#1からマイクロプ
ロセッサMPUへのデータ転送サイクル」を表していな
い場合にも、バスサイクルを行なわない。またチップセ
レクト信号CS#は無視される。
【0045】図6及び図7は、スレーブモードにおける
バスアクセスのタイミングチャートである。尚、図6で
は基本2クロックリードサイクル、基本2クロック
ライトサイクル、及び4クロックリードサイクルを、
図7では5クロックリードサイクル及びエラー発生
時の動作をそれぞれ示している。
【0046】スレーブモード時では、チップセレクト信
号CS#のアサートを検出した時、マイクロプロセッサ
MPUは、自分が選択されてバスアクセスが開始される
ことを判断してバスサイクルを行なう。この時バススタ
ート信号BS#は無視される。
【0047】またスレーブモード時には、バスアクセス
タイプ信号BAT及びマイクロプロセッサMPU固有の
IDのアドレス端子CPIDは無効である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第2のマイクロプロセッサと接続する場合には、バスア
クセスの開始を示す信号、バスアクセスのタイプを示す
信号、当該マイクロプロセッサ固有の識別子を出力アド
レスの一部に出力するアドレス、及び当該マイクロプロ
セッサからの状態を受け取る信号等の信号により直接接
続して、第1の動作モードで動作させ、第3のマイクロ
プロセッサと接続する場合には、付属回路を介して接続
して、第2の動作モードで動作させ、この場合、第1の
動作モード及び第2の動作モードにおける動作タイミン
グは同一となることとしたので、汎用マイクロプロセッ
サに対してもより少ない付属回路を介して接続可能で、
且つその動作は、同一の設計思想で設計されたシリーズ
のマイクロプロセッサと直接接続する場合と同一のタイ
ミングで動作可能なマイクロプロセッサ及びそのマイク
ロプロセッサを用いたデータ処理装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るマイクロプロセッサM
PUとCPU#1とを接続して構成したデータ処理装置
の構成図(コプロモード)である。
【図2】本発明の一実施例に係るマイクロプロセッサM
PUとCPU#2とを接続して構成したデータ処理装置
の構成図(スレーブモード)である。
【図3】本発明の一実施例に係るマイクロプロセッサM
PUの内部構成図である。
【図4】コプロモードにおけるバスアクセスのタイミン
グチャートであり、基本2クロックリードサイクル、
基本2クロックライトサイクル、及び4クロックリ
ードサイクルの動作説明図である。
【図5】コプロモードにおけるバスアクセスのタイミン
グチャートであり、5クロックリードサイクル、エ
ラー発生時の動作、並びにバスアクセスタイプ(BA
T)及びMPU固有ID(CPID)が不一致である時
の動作説明図である。
【図6】スレーブモードにおけるバスアクセスのタイミ
ングチャートであり、基本2クロックリードサイク
ル、基本2クロックライトサイクル、及び4クロッ
クリードサイクルの動作説明図である。
【図7】スレーブモードにおけるバスアクセスのタイミ
ングチャートであり、を、図7では5クロックリード
サイクル及びエラー発生時の動作説明図である。
【符号の説明】
1…演算部 2…レジスタ部 3…内部制御回路 4…レジスタアドレス生成回路 5…アボートレジスタ 6…ビジーレジスタ 7…外部バス制御回路 8…デコード回路 9…バスアクセス判断回路 10…エラー発生通知信号生成回路 11…コプロセッサステータス生成回路 12,13…比較回路 MPU…(第1の)マイクロプロセッサ CPU#1…第2のマイクロプロセッサ CPU#2…第3のマイクロプロセッサ BS#…バススタート信号(端子) BAT…バスアクセスタイプ信号(端子) CPID…MPU固有の識別子IDのアドレス(端子) CPST…コプロセッサステータス信号(端子) CP/SL…コプロ/スレーブ信号(端子) R/W#…リードライト信号(端子) DS#…データストローブ信号(端子) DC#…データ転送終了信号(端子) ABUS…(外部)アドレスバス A0〜A31…アドレスバスABUSの端子 DBUS…(外部)データバス D0〜D63…データバスDBUSの端子 CS#…チップセレクト信号(端子) BUSY#…ビジー信号(端子) CPST…コプロセッサステータス信号(端子) IRQ#…割り込み信号(端子) IAB…内部アドレスバス IDB…内部データバス 51〜53,61〜63…信号 64…ビジーレジスタアクセス信号 65…アボートレジスタアクセス信号 101,102…デコード回路 103…外部ポート 110…バスアクセス開始信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮川 誠 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスアクセスの空間識別子を有し、少な
    くともバスアクセスの開始を示す信号端子(BS#)
    と、データ転送の際にそのバスアクセスのタイプを示す
    信号端子(BAT)と、当該マイクロプロセッサ固有の
    識別子を出力アドレスの一部に出力するアドレス端子
    と、当該マイクロプロセッサからの状態を受け取る信号
    端子(CPST)とを備えて、各種処理を行なう第2の
    マイクロプロセッサ(CPU#1)と接続される場合の
    第1の動作モードと、 各種処理を行なう第3のマイクロプロセッサ(CPU#
    2)と接続される場合の第2の動作モードとを有し、 前記第1の動作モード及び前記第2の動作モードにおけ
    る動作タイミングが同一であることを特徴とするマイク
    ロプロセッサ。
  2. 【請求項2】 前記マイクロプロセッサ(MPU)は、
    前記第1の動作モードにおいて、当該マイクロプロセッ
    サ(MPU)が動作中であるビジー状態時にリードアク
    セスを行なう場合、特定のレジスタ(6)以外のアクセ
    スについては、該データを外部データバス(DBUS)
    に出力せず、当該マイクロプロセッサ(MPU)の状態
    情報を出力することを特徴とする請求項1に記載のマイ
    クロプロセッサ。
  3. 【請求項3】 前記マイクロプロセッサ(MPU)は、
    前記第1の動作モードにおいて、前記ビジー状態時にラ
    イトアクセスを行なう場合、特定のレジスタ(5)以外
    のアクセスについては、外部データバス(DBUS)か
    らのデータの取り込みを行わず、当該マイクロプロセッ
    サ(MPU)の状態情報を出力することを特徴とする請
    求項1または2に記載のマイクロプロセッサ。
  4. 【請求項4】 前記マイクロプロセッサ(MPU)は、
    前記第1の動作モードにおいて、当該マイクロプロセッ
    サ(MPU)が動作中でないレディー状態時に、無効ア
    ドレスによるアクセス或いは特権レジスタへのアクセス
    等が発生した場合、エラー情報を出力し、当該マイクロ
    プロセッサ(MPU)内の動作を継続することを特徴と
    する請求項1、2、または3に記載のマイクロプロセッ
    サ。
  5. 【請求項5】 前記マイクロプロセッサ(MPU)は、
    前記第1の動作モードにおいて、前記ビジー状態時に、
    無効アドレスによるアクセス或いは特権レジスタへのア
    クセス等が発生した場合、当該マイクロプロセッサ(M
    PU)の状態情報を出力することを特徴とする請求項
    1、2、3、または4に記載のマイクロプロセッサ。
  6. 【請求項6】 前記マイクロプロセッサ(MPU)は、
    前記第2の動作モードにおいて、前記ビジー状態時にリ
    ードアクセスを行なう場合、全てのアクセスに対して特
    定のレジスタ(6)がアクセスされることを特徴とする
    請求項1、2、3、4、または5に記載のマイクロプロ
    セッサ。
  7. 【請求項7】 前記マイクロプロセッサ(MPU)は、
    前記第2の動作モードにおいて、前記ビジー状態時にラ
    イトアクセスを行なう場合、特定のレジスタ(5)以外
    のアクセスについては、エラー情報を出力することを特
    徴とする請求項1、2、3、4、5、または6に記載の
    マイクロプロセッサ。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3、4、5、6、または
    7に記載のマイクロプロセッサ(MPU)と、前記第2
    のマイクロプロセッサ(CPU#1)または前記第3の
    マイクロプロセッサ(CPU#2)とを有することを特
    徴とするデータ処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007507034A (ja) * 2003-09-26 2007-03-22 エイティーアイ・テクノロジーズ,インコーポレイテッド コプロセッサを監視及びリセットするための方法及び装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6385852A (ja) * 1986-09-29 1988-04-16 Nec Corp バス回路

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