JPH0520936A - 高耐力複合ケーブル - Google Patents

高耐力複合ケーブル

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JPH0520936A
JPH0520936A JP3191239A JP19123991A JPH0520936A JP H0520936 A JPH0520936 A JP H0520936A JP 3191239 A JP3191239 A JP 3191239A JP 19123991 A JP19123991 A JP 19123991A JP H0520936 A JPH0520936 A JP H0520936A
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JP
Japan
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sheath
tensile strength
composite cable
cable
optical fiber
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JP3191239A
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JPH0793056B2 (ja
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Hachiro Tamaki
八郎 田巻
Hiroshi Ishizaki
宏 石崎
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OCC Corp
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OCC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動可能な観測機器をコントロールし、情報
を収集するための複合ケーブル。 【構成】 中心抗張力線(1)の周囲に電力線(2)を
配置すると共に、この電力線(2)の隣接する空間部に
細径パイプ(3)で保護されている光ファイバ心線
(4)を配置し、全体を弾力性を有する第1のシース
(5)によって1体化し、複合ケーブルユニットを構成
する。又、この複合ケーブルユニットの外周を、比較的
硬い第2のシース(6)で被覆し、2層の抗張力線7
A,7Bで強化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は地表や、海上から鉛直
方向に垂下され、ケーブルドラムから繰り返して引き出
され、再び巻き込みが行われるような高耐力の複合ケー
ブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】地表から地下探査用の井戸を掘り下げ、
この井戸の中に地震計や、超音波探査機等からなる観測
機器を垂下して、地核の様子を調査するような地下探査
機や、海上から水中ロボットを海中に沈め、この水中ロ
ボットによって、海底の様子を調査する海底探査機で
は、重量のある探査機に対して電力を供給する共に、探
査機より送信されてくる信号や、探査機を制御するため
の信号を送るためのケーブルが必要とされる。
【0003】ところで、このようなケーブルは、図2に
示すように、地上、または海上に搬送されてきたドラム
Dに巻き込まれており、このドラムDからケーブル駆動
機Kを介してケーブルCを引き出し、その先端に接続さ
れている探査機B、または水中ロボットを所望の位置に
まで搬送すると共に、この探査機から得られる情報を地
上の測定機Mで受信するように成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
用途に使用される従来の複合ケーブルは、例えば、電力
線及び光フアイバ心線等からなる複合ユニットの外周に
テープ巻が施され、その上にシースを被覆して、抗張力
線で外装する構造とされているため、繰り返してドラム
からケーブルを引き出し、また引き出したケーブルを巻
き込む作業を行っていると、ケーブルが疲労して内部の
複合ユニット、特に光フアイバが横圧をうけて損傷する
という問題があった。また、地上と探査機の距離が長く
なると、引き出されたケーブルの重量が大きくなり、電
力線及び光フアイバ心線等からなる複合ユニットに対し
て、探査機を十分に引き上げるだけの耐力を与えること
が困難になる。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明はかかる点を解
消するために、中心抗張力線の外周に細径パイプで保護
されている光フアイバ心線と、電力線を集合した複合ユ
ニットを弾力性のある第1のシース内に埋設し、この第
1のシースの外周を比較的硬い第2のシースで被覆する
と共に、交互撚されている2層の抗張力線によって抗張
力を与えるように構成したものである。
【0006】
【作用】電力線と、細径パイプで保護されている光フア
イバ心線を弾力性のある第1のシースによって被覆する
ことにより、ケーブルに印加される横方向の圧力を分散
し、この第1のシースの外周を比較的硬いシースで被覆
し、その上に抗張力層を形成しているので、重量物を引
き上げるワイヤーロープのように高耐力のあるケーブル
特性を得ることが出来る。
【0007】
【実施例】図1は本発明の複合ケーブルの断面図を示し
たもので、1は中心抗張力線、2は内部に導体線を有す
る電力線を示す。この電力線2が隣接するときに生じる
外周側の空間部には、直径が1〜2mm、厚さが0.1
〜0.2mmの細径パイプ3に挿通されている光フアイ
バ心線4が集合されている。
【0008】そして、電力線2、及び細径パイプ4は比
較的柔らかい(ショア硬度80位)、例えば、エラスト
マ等からなる第1のシース5による押し出し成形によっ
て、一体化され、複合ユニットを形成している。この複
合ユニットの外周は比較的硬い、例えばポリエチレン等
からなる第2のシース6によって被覆される。
【0009】7A,7Bはこの第2のシース6の外周に
巻回されている鋼線等からなる抗張力線を示し、1層目
の抗張力線7Aと、2層目の抗張力線7Bはその撚方向
が相互に逆方向になるように設定されている。なお、電
力線2と、細径パイプ4及び、第1層目の抗張力線7A
の撚方向が同一であり、その撚ピッチもほぼ同一になる
ようにする。
【0010】本発明の高耐力複合ケーブルは上記したよ
うな構成を備えているので、ケーブルに印加される張力
を2層に巻き返されている抗張力線7A,7Bによって
対抗することができ、またドラムから引き出されるとき
や、ドラムに巻き込むときに印加される張力によってケ
ーブルが捻られ、回転することが防止できる。また、光
フアイバ心線を細径2パイプに挿入して保護すると共
に、この細径のパイプが電力線2の隣接する空間部で保
護されるように位置しているので、脆弱な光フアイバ心
線を十分に保護することが出来る。さらにケーブルに印
加される横圧は第1のシース5によって分散されるの
で、耐圧性が向上することになる。
【0011】ちなみに、本発明の高耐力複合ケーブルは
500kgの張力を印加し、シーブ径を380mmとし
て繰り返し屈曲を与えたところ、30000回で光フア
イバが断線したが、シーブの直径が620mmの時は、
100000回の屈曲に耐えることが確認された。ま
た、本発明のケーブルに6500Kgの張力を印加し、
直径が750mmのシーブで繰り替えし屈曲を与えとと
ころ、撚方向の異なる従来のケーブルは100回でフア
イバの断線が発生したが、本発明のケーブルでは200
0回以上の屈曲に耐えることが確認された。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の高耐力複
合ケーブルは、複合ユニットが第1の弾力性のあるシー
スによって保護され、かつその外周側に設けられている
第2のシースによって、ケーブルの耐屈曲性を与えてい
るから、ケーブルの先端に接続される観測機器を吊り下
げたり、曳航したときでも抗張力、曲げ等に十分対抗す
ることができると言う効果がある。また、このような過
酷な使用状況においても、ケーブルの信頼性を維持する
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高耐力複合ケーブルの断面図である。
【図2】本発明の複合ケーブルの使用態様を説明する図
である。
【符号の説明】
1 中心抗張力線 2 電力線 3 細径パイプ 4 光ファイバ 5 第1のシース 6 第2のシース 7A,7B 2層の抗張力線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心抗張力線の外周に電力線を集合し、
    その外周隣接空間部に細径パイプで保護されている光フ
    アイバ心線を配置した複合ユニットを弾力性のある第1
    のシース内に埋設し、この第1のシースの外周を比較的
    硬い第2のシースで被覆すると共に、交互撚されている
    2層の抗張力線によって抗張力を与えるように構成した
    ことを特徴とする高耐力複合ケーブル。
  2. 【請求項2】 抗張力線の第1層の撚方向と、細径パイ
    プの撚方向とを同一にしたことを特徴とする請求項1の
    高耐力複合ケーブル
JP3191239A 1991-07-05 1991-07-05 高耐力複合ケーブル Expired - Lifetime JPH0793056B2 (ja)

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JPH0793056B2 JPH0793056B2 (ja) 1995-10-09

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JPH0679025U (ja) * 1993-04-15 1994-11-04 古河電気工業株式会社 海中電源用ケーブル
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