JPH0520927A - 雑音防止高圧巻線型抵抗電線 - Google Patents

雑音防止高圧巻線型抵抗電線

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Publication number
JPH0520927A
JPH0520927A JP17533491A JP17533491A JPH0520927A JP H0520927 A JPH0520927 A JP H0520927A JP 17533491 A JP17533491 A JP 17533491A JP 17533491 A JP17533491 A JP 17533491A JP H0520927 A JPH0520927 A JP H0520927A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
resistance wire
core
metal resistance
pitch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17533491A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Jinno
敏明 神野
Akira Iketani
彰 池谷
Tsuneyuki Horiike
恒行 堀池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP17533491A priority Critical patent/JPH0520927A/ja
Publication of JPH0520927A publication Critical patent/JPH0520927A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、雑音防止高圧巻線型抵抗電線の
抵抗値の安定化を計ると共に金属抵抗線の高密度巻きを
可能とすることを目的としている。 【構成】 この発明は補強芯上に金属抵抗線と非導電性
又は半導電性の線芯を交互にコイル状に密巻きし、絶縁
体で被覆してなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、雑音防止高圧巻線型
抵抗電線に係わり、より詳しくは、自動車エンジンの点
火系に使用される雑音防止高圧巻線型抵抗電線に係わ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジンの点火系であるイグニッ
ションコイルとディストリビュータの間、又は、ディス
トリビュータと点火栓の間には、火花放電時の電波障害
防止のため、雑音防止高圧巻線型抵抗電線(以下抵抗電
線と略称する)からなる点火コードを用いることが一般
的に行なわれている。
【0003】図2は、このような従来の抵抗電線の内部
構造及び製法の一部を示す斜視図である。抵抗電線は、
補強芯1の上に金属抵抗線2を高密度に所定の電気抵抗
値を得るように等ピッチでコイル状に巻き、これに絶縁
体3、編組4そしてシース5を順次被覆して構成され
る。
【0004】従来は、このような抵抗電線を点火コード
として用いることにより、カーラジオ又はカーテレビへ
の電波障害の影響を低減するようにしていた(特開昭6
3−168915号,特開平1−319207号,特開
平1−319208号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、自動
車の高機能化が進み、エンジンルーム内が過密になるに
つれ、点火コードもそれに即応して、より細く、又、よ
り曲げ易い、即ち曲げ半径を小さくできるものが望まれ
ている。
【0006】しかしながら、従来の抵抗電線は、雑音防
止機能達成上において、各構成体の寸法、細径化が限度
に達しており、これ以上の細径化が難しく、特に、金属
抵抗線のより高密度化(高密度巻き)は、製造上のピッ
チのずれ、又は屈曲などのときのピッチの変化により隣
接コイル間の接触を生じ抵抗値が不安定となり、ひいて
は雑音防止機能を低下する為、その実現は、非常に難し
いという問題点があった。
【0007】そこで、この発明は、金属抵抗線の抵抗値
が不安定となることなく、金属抵抗線のより高密度巻き
を実現できる抵抗電線を提供することにより、前記問題
点を解決することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するため、補強芯上に金属抵抗線と非導電性又は半
導電性の線芯を交互にコイル状に密巻きし、絶縁体で被
覆してなるものであるる。
【0009】
【作用】金属抵抗線の隣接コイル間には非導電性又は半
導電性の線芯が介在しているため、金属抵抗線のピッチ
のずれ又は変化がその線芯により妨げられる。これによ
り抵抗値の安定化が図られる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1により説明
する。まず、構成を説明する。
【0011】1は補強芯で、ガラス繊維又はアラミド繊
維からなるテンションメンバに弗素ゴムを押出し成形に
より円周上に被覆してなるものである。2は金属抵抗線
で、ニクロム線,マンガン線又は鉄線などの導体、即ち
導電性の線芯である。6は非導電性又は半導電性の線芯
である。非導電性タイプとしては、アラミド繊維又はS
i−Ti−C−O繊維が適当であり、又、半導電性タイ
プとしては、炭素繊維又は黒鉛繊維が適当である。
【0012】金属抵抗線2と非導電性又は半導電性の線
芯6とは、図1に示すように、補強芯1上に並列して、
即ち交互にコイル状に密接させて巻付けるようにする。
このようにすると、金属抵抗線2のピッチは線芯6の外
径と金属抵抗線2の外径の和となるので、例えば抵抗値
を増やすべくピッチを小とする場合は、線芯6を外径の
小さなものにすればよいものであり、ピッチ、つまり雑
音防止機能の許容値としての抵抗値の調整が可能となる
ものである。
【0013】なお、金属抵抗線2と線芯6の交互密巻き
は、公知の巻付機を用い、例えば、同一ボビンから同時
に図1の如く両線2と6を繰出し巻付けるか、又は、別
々のボビンから交互に繰出し巻付けるかする。いずれに
しても、金属抵抗線2と線芯6とは隣接同志が密着する
ように巻付けるものである。
【0014】このように、補強芯1上に金属抵抗線2と
線芯6とを交互巻付け後、通常のように、エチレンプロ
ピレンゴム等の絶縁体3と編組4とエチレンプロピレン
ゴムなどのシース5とを被覆して抵抗電線を製作完成す
るものである。
【0015】次に、前記実施例の作用を説明する。前述
の抵抗電線の製作段階において、補強芯1上に金属抵抗
線2と線芯6とを巻付け後、絶縁体3を押出成形により
被覆するとき金属抵抗線2のピッチずれが起きんとした
り、また、製作完成した抵抗電線を点火コードとして使
用し、そのとき曲げ半径小の屈曲により、ピッチ変化が
起きようとしても、いずれの場合も、金属抵抗線2の隣
接コイル(線輪)間には線芯6が介在物として挟まって
その間隔を一定に保持しているので、ピッチずれ又はピ
ッチ変化の起きることが防止される。勿論隣接コイル同
志の接触も防止される。このようにして抵抗値の安定化
が図られる。そして、前記介在物として線芯6が非導電
性タイプの場合はその絶縁性により抵抗値の安定化がよ
り高度に保たれる。また、線芯6が半導電性タイプの場
合は抵抗値の安定化のほかに、金属抵抗線2の隣接コイ
ル間のコロナ放電を防止し、点火コードの耐電圧特性を
向上させる効果も生ずる。
【0016】かくして、線芯6の外径を小さくすること
により、金属抵抗線2のピッチを小さくでき、より高密
度巻きが可能となるものであり、又、金属抵抗線2の外
径をも小さくすれば、更なる高密度巻きが可能となるも
のである。
【0017】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、金属抵抗線のピッチ、つまり、抵抗値の安定化が計
れると共に金属抵抗線の高密度巻きが可能となり雑音防
止機能を維持しつつ点火コードの細径化又は屈曲小半径
化を達成することができるという効果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の内部構造及び製法の一部
を示す斜視図である。
【図2】従来のものを示す図1と同様の斜視図である。
【符号の説明】
1 補強芯 2 金属抵抗線 3 絶縁体 4 編組 5 シース 6 非導電性又は半導電性の線芯

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 補強芯上に金属抵抗線と非導電性又は半
    導電性の線芯を交互にコイル状に密巻きし、絶縁体で被
    覆してなる雑音防止高圧巻線型抵抗電線。
JP17533491A 1991-07-16 1991-07-16 雑音防止高圧巻線型抵抗電線 Pending JPH0520927A (ja)

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JP17533491A JPH0520927A (ja) 1991-07-16 1991-07-16 雑音防止高圧巻線型抵抗電線

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JPH0520927A true JPH0520927A (ja) 1993-01-29

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