JPH052091Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH052091Y2
JPH052091Y2 JP1986049573U JP4957386U JPH052091Y2 JP H052091 Y2 JPH052091 Y2 JP H052091Y2 JP 1986049573 U JP1986049573 U JP 1986049573U JP 4957386 U JP4957386 U JP 4957386U JP H052091 Y2 JPH052091 Y2 JP H052091Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tongue
hole
ejecting member
flat cylinder
flat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986049573U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62159713U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986049573U priority Critical patent/JPH052091Y2/ja
Publication of JPS62159713U publication Critical patent/JPS62159713U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH052091Y2 publication Critical patent/JPH052091Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Buckles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車運転時に使用する安全ベル
トのバツクルに関するものである。
〔従来の技術〕
自動車の安全ベルトのバツクルとしては、実公
昭48−42254号公報に記載されたものがある。
このバツクルは、バツクル本体とこれに差し込
まれるタングとから成る。
バツクル本体には貫通孔が設けられており、こ
の貫通孔の内面に切り欠き溝と段部とが形成され
ている。前記貫通孔には、固定ブラケツトの先端
板体と前記段部に係合する断面L状のスライダー
とが重ね合わされた状態で挿入されており、前記
溝には、その溝に対応して設けられた先端板体の
孔にまたがるようにコロが嵌め込まれている。ま
た、前記スライダーは、背部のばねにより前記コ
ロと段部に衝合されている。
従つて、貫通孔にタングを挿入すると、スライ
ダーが押されて移動し、タングの孔と前記先端板
体の孔とが一致すると、コロがタング側に移動可
能な状態となる。そして、コロがタング側に移動
して前記溝とタングの孔とにまたがるように嵌ま
り込むと、先端板体とタングとが連結され、前記
ばねの力で一体となつてバツクル本体内をスライ
ドする。このスライドによつて前記溝と先端板体
の孔とがずれてコロの移動が阻止され、連結状態
がロツクされる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上述したようなバツクルであれば、
タングをバツクル本体に差し込み、タングの孔と
先端板体の孔とが一致してコロがタングの孔のほ
うへ移動可能な状態になつたとしても、コロをタ
ング側に押し出す力が作用しないため、コロが自
然にタングの孔に嵌まり込むことはない。
このため、バツクル本体にタングを差し込んだ
だけでは、タングがバツクル本体に連結されずに
スライダーによつて押し戻される場合が多く、連
結およびロツクの確実性に欠ける。
そこで、この考案の課題は、バツクル本体にタ
ングを差し込んだだけでスムーズにかつ確実にタ
ングが連結され、その状態がロツクされるよう
に、この種のバツクルを改良することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、この考案において
は、タングとそのタングの着脱機構を有するバツ
クル本体とから成つて、前記着脱機構は、タング
の先端矩形部をスライド自在に嵌入する扁平筒体
と、この扁平筒体内の前記タング先端矩形部の嵌
入方向前側にその嵌入方向スライド自在に嵌入さ
れるタング弾き出し部材と、扁平筒体に前記嵌入
方向スライド自在に外嵌合される作動体とから成
り、 前記タング弾き出し部材に突片が設けられ、扁
平筒体のそのタング弾き出し部材のスライド面に
は前記突片が移動可能なそのスライド方向のスリ
ツトが形成されており、 前記扁平筒体および作動体は、タングの先端矩
形部を扁平筒体に嵌入した状態でその先端矩形部
に形成された穴に一致する穴をそれぞれ有し、そ
の扁平筒体の穴は、前記タング先端矩形部の穴及
び作動体の穴に開口する貫通穴で、その中に、前
記タング先端矩形部の穴又は作動体の穴のいずれ
か一方にまたがるコロがその両穴側に移動可能に
装填されており、 前記タング弾き出し部材および作動体と、前記
扁平筒体との間には、タング弾き出し部材および
作動体をそれぞれタングの反嵌入方向に付勢する
ばねが設けられ、 前記一方のばねによりタング弾き出し部材の前
記突片が前記スリツトの扁平筒体端縁に当接した
際、タング弾き出し部材が扁平筒体の前記穴開口
に至つて塞ぐように、タング弾き出し部材の前記
嵌入方向の長さが設定されて成る構成としたので
ある。
なお、前記コロは円棒にしておくと、その外面
が円状のため、各穴間の移動が円滑に行われ、か
つ製造上も好ましい。
〔作用〕
このように構成するこの考案は、まず、バツク
ル本体からタングが外れた状態では、ばねにより
タング弾き出し部材が押されてその突片がスリツ
トの扁平筒体端縁に当接して扁平筒体の穴を塞い
でいるため、コロはそのタング弾き出し部材に押
されて作動体と扁平筒体の両方の穴にまたがつて
嵌まり込んでいる。
この状態から扁平筒体にタングを挿入(嵌入)
すると、タングによつてタング弾き出し部材が押
し込まれ、タングの穴と扁平筒体の穴とが一致す
ると、扁平筒体の穴のタング弾き出し部材側が開
き(扁平筒体の穴とタングの穴が連通し)、コロ
がタングの穴側に移動可能となるため、前記ばね
の付勢力によつて作動体がタングの反嵌入方向に
移動する。
一方、その作動体の移動によつてコロがタング
側に押し出されて扁平筒体とタングの両方の穴に
嵌まり込み、移動した作動体によつて扁平筒体の
穴が塞がれる。このとき、タング弾き出し部材が
ばねによつてタングの反嵌入方向に付勢されてい
るので、その付勢力により、コロは両穴に嵌まつ
た状態で扁平筒体とタングに圧接され、タングは
コロによつて扁平筒体に連結された状態でロツク
される。
つぎに、この状態から、作動体をタングの嵌入
方向に押し込んでその穴と扁平筒体の穴とを一致
させると、扁平筒体の穴の作動体側が開き(扁平
筒体の穴と作動体の穴が連通し)、コロがその穴
側に移動可能となるため、タング弾き出し部材が
ばねの付勢力によりタングの反嵌入方向に移動す
る。このタング弾き出し部材の移動によつてタン
グが押され、これによつてコロが作動体の穴のほ
うに押し出され、連結が解除されてタングが押し
出される。
〔実施例〕
第1図は本考案に係る安全ベルトのバツクルの
一例の、タングを外した状態の断面図、第4図は
バツクル本体の方も分解した斜視図であり、1は
バツクル本体、2はタングである。
バツクル本体1は、表側カバー体3と裏板4か
らなるカバー5と、このカバー5内のタング2の
着脱機構6とからなる。着脱機構6はタング2の
先端矩形部7をスライド自在に嵌入する扁平筒体
8と、扁平筒体8内に装填し進退自在のタング弾
き出し部材9、及び筒体8にスライド自在に外嵌
合した、タング2の係止と係止解除の両作用をな
す作動体10とからなつている。
扁平筒体8及び作動体10は、タング2を最大
挿入(挿入時タング弾き出し部材9はタングに押
され後退する)した状態で扁平筒体8と作動体1
0の一面板部11,12に、タング2の先端部に
形成した穴13に一致する穴14,15をそなえ
ており、扁平筒体8の穴14は、穴13と15に
開口する貫通穴で、その中に、直径がタング2の
先端部と扁平筒体8の一面板部11の肉厚の合計
より僅かに大なる寸法の円棒からなるコロ16が
装填してある。
タング弾き出し部材9並びに作動体10はコイ
ルスプリング17,18により、タング2の反挿
入方向(反嵌入方向)に付勢されている。19
a,19b,20a,20bは前記コイルスプリ
ング用支持片、21は扁平筒体8に形成した、タ
ング弾き出し部材9用のコイルスプリング17を
逃がすスリツトを示す。
前記タング弾き出し部材9に突片9aが設けら
れ、扁平筒体8にはその突片9aが移動可能なそ
のスライド方向のスリツト8aが形成されてお
り、前記ばね17によりタング弾き出し部材9の
前記突片9aが前記スリツト8aの扁平筒体8端
縁8bの当接した際(第1図)、タング弾き出し
部材9が扁平筒体8の前記穴14開口に至つて塞
ぐ。
尚、図中22は、カバー5における表側カバー
体3と裏板4で扁平筒体8を挟み、一致する孔2
3a,23b,23cに通して締結固定するビ
ス、24a,24bはバツクル本体1の尾端から
突出する金具25並びにタング2に通したベルト
片を示し、表側カバー体3内に、その裏面から扁
平筒体8、作動体10、タング弾き出し部材9、
ばね17,18等を組み込んだ後、裏板4を表側
カバー体3裏面に嵌めて前記ビス22により締結
固定する。
このバツクルは、以上のように構成されてお
り、いま、第1図、第3図のようにバツクル本体
1からタング2を外した状態では、タング弾き出
し部材9が前進して扁平筒体8の穴14に嵌合し
ていたコロ16を掬い上げ(押し上げ)、従つて
コロ16は扁平筒体8の穴14と作動体10の穴
15にまたがつていて作動体10はロツク状態に
ある。
つぎに、タング2をバツクル本体1に挿入(嵌
入)すると、先ずタング弾き出し部材9が押され
て後退し、タング2の最大前進位置でタング2の
穴13が扁平筒体8の穴14に一致すると、コロ
16が穴13側に移動可能となり、作動体10は
圧縮されたコイルスプリング18の付勢で前進方
向(反挿入方向)の復元性があつて、コロ16を
扁平筒体8側に押し、完全に押し込むと作動体1
0は前進して第5図のように、扁平筒体8はコロ
16を介在してタング2を離脱不能にロツクす
る。
このとき、作動体10の一面板部12の裏面に
は穴15の後側にコロ16を逃がすための凹部2
6が形成してあるとともに、穴15の後側穴縁も
凹部26側に向く傾斜(又は丸み)にしてあり、
コロ16は、その移動接触面が弧状となつて移動
が円滑になされる。
作動体10の前進(反挿入方向の移動)はコロ
16が凹部26の端に至つたところでその当接に
より止まる(第1図参照)。
バツクル本体1からタング2を外すには、作動
体10をそのつまみ部27に指をかけて後退(嵌
入方向に移動)させることで、作動体10の穴1
5が扁平筒体8の穴14に一致すると、コロ16
が穴15側に移動可能となり、タング弾き出し部
材9は圧縮状態にあるコイルスプリング17の付
勢で前進方向(反挿入方向)の復元性を有し、コ
ロ16を作動体10の穴15の方に掬い上げ、扁
平筒体8とタング2の連結を解除してタング2を
弾き出して外し、一方、作動体10は第1図のよ
うに後退位にロツクされる。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案の安全ベルトのバツク
ルは、タング弾き出し部材および作動体と、扁平
筒体との間に、タング弾き出し部材および作動体
をそれぞれタングの反挿入方向(反嵌入方向)に
付勢するばねを設ける構成を採用したため、タン
グの着脱時にコロが自然に移動し、タングの連
結、ロツクおよびその解除がスムーズかつ確実に
行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る安全ベルトのバツクル
の一実施例のタングを離脱した状態の縦断側面
図、第2図は第1図−線における断面図、第
3図は同一部切欠平面図、第4図は同分解斜視
図、第5図はタング結合状態の縦断側面図であ
る。 1……バツクル本体、2……タング、6……着
脱機構、8……扁平筒体、8a……スリツト、9
……タング弾き出し部材、9a……突片、10…
…作動体、11,12……一面板部、13,1
4,15……穴、16……コロ、17,18……
コイルスプリング、26……凹部、27……つま
み部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) タング2とそのタング2の着脱機構6を有す
    るバツクル本体1とから成つて、前記着脱機構
    6は、タング2の先端矩形部7をスライド自在
    に嵌入する扁平筒体8と、この扁平筒体8内の
    前記タング先端矩形部7の嵌入方向前側にその
    嵌入方向スライド自在に嵌入されるタング弾き
    出し部材9と、扁平筒体8に前記嵌入方向スラ
    イド自在に外嵌合される作動体10とから成
    り、 前記タング弾き出し部材9に突片9aが設け
    られ、扁平筒体8のそのタング弾き出し部材9
    のスライド面には前記突片9aが移動可能なそ
    のスライド方向のスリツト8aが形成されてお
    り、 前記扁平筒体8および作動体10は、タング
    2の先端矩形部7を扁平筒体8に嵌入した状態
    でその先端矩形部7に形成された穴13に一致
    する穴14,15をそれぞれ有し、その扁平筒
    体8の穴14は、前記タング先端矩形部7の穴
    13及び作動体10の穴15に開口する貫通穴
    で、その中に、前記タング先端矩形部7の穴1
    3又は作動体10の穴15のいずれか一方にま
    たがるコロ16がその両穴13,15側に移動
    可能に装填されており、 前記タング弾き出し部材9および作動体10
    と、前記扁平筒体8との間には、タング弾き出
    し部材9および作動体10をそれぞれタング2
    の反嵌入方向に付勢するばね17,18が設け
    られ、 前記ばね17によりタング弾き出し部材9の
    前記突片9aが前記スリツト8aの扁平筒体8
    端縁8bに当接した際、タング弾き出し部材9
    が扁平筒体8の前記穴14開口に至つて塞ぐよ
    うに、タング弾き出し部材9の前記嵌入方向の
    長さが設定されて成る安全ベルトのバツクル。 (2) 前記コロ16を円棒にした実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の安全ベルトのバツクル。
JP1986049573U 1986-04-01 1986-04-01 Expired - Lifetime JPH052091Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986049573U JPH052091Y2 (ja) 1986-04-01 1986-04-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986049573U JPH052091Y2 (ja) 1986-04-01 1986-04-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62159713U JPS62159713U (ja) 1987-10-09
JPH052091Y2 true JPH052091Y2 (ja) 1993-01-20

Family

ID=30872149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986049573U Expired - Lifetime JPH052091Y2 (ja) 1986-04-01 1986-04-01

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH052091Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4842254U (ja) * 1971-09-21 1973-05-30

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4842254U (ja) * 1971-09-21 1973-05-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62159713U (ja) 1987-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6161290A (en) Utility knife
JPS5827504A (ja) 安全ベルト装置の止めバツクル
EP0141019A1 (en) Handle device for doors
CA1211276A (en) End release buckle
JPS6140753U (ja) カセットのシャッター開閉機構
JPH0143115B2 (ja)
EP0373627A1 (en) Mounting structure for electric devices
JPH052091Y2 (ja)
JPH04213679A (ja) ロック機構及びこれを用いたラッチ装置
JPH0613976Y2 (ja) ラッチ装置
US4930195A (en) Present invention relates to a safety-belt buckle
US3772744A (en) Seat belt buckle
JPH0735073Y2 (ja) 蓋体のロツク装置
JPS63199427U (ja)
JPS6316103Y2 (ja)
JPH0546299Y2 (ja)
JPH0233578Y2 (ja)
JPH0337172Y2 (ja)
JPS5926992Y2 (ja) プツシユプツシユ式操作装置
JPS6239695Y2 (ja)
JPH0737018Y2 (ja) 平面ラッチ装置
JP2566369Y2 (ja) 保持具
KR910006138Y1 (ko) 포터블 VTR의 핸들 로크 (Lock)장치
JPH0755727Y2 (ja) 磁気テープカセット
JPS6243374Y2 (ja)