JPH05208902A - 蚊忌避剤 - Google Patents
蚊忌避剤Info
- Publication number
- JPH05208902A JPH05208902A JP5501291A JP5501291A JPH05208902A JP H05208902 A JPH05208902 A JP H05208902A JP 5501291 A JP5501291 A JP 5501291A JP 5501291 A JP5501291 A JP 5501291A JP H05208902 A JPH05208902 A JP H05208902A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- active ingredient
- mosquito
- phenylethyl alcohol
- present
- repelling agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 β−フェニルエチルアルコールまたはそれと
ジヒドロジャスモン酸メチルを有効成分として含有する
蚊忌避剤。 【効果】 芳香を有する毒性のない蚊忌避剤として有用
である。
ジヒドロジャスモン酸メチルを有効成分として含有する
蚊忌避剤。 【効果】 芳香を有する毒性のない蚊忌避剤として有用
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は蚊忌避剤に関し、より
詳しくはβ−フェニルエチルアルコール及び/またはジ
ヒドロジャスモン酸メチルを有効成分として含有する蚊
忌避剤に関する。
詳しくはβ−フェニルエチルアルコール及び/またはジ
ヒドロジャスモン酸メチルを有効成分として含有する蚊
忌避剤に関する。
【0002】
【従来の技術と解決しようとする課題】β−フェニルエ
チルアルコールやジヒドロジャスモン酸メチルは、芳香
性を有し、調合香料の原料として用いられてきた。
チルアルコールやジヒドロジャスモン酸メチルは、芳香
性を有し、調合香料の原料として用いられてきた。
【0003】一方、蚊忌避剤としては、ディート(ジエ
チルコハク酸イミド)が一般的に知られている。しか
し、ディートは人体に使用した場合、不快臭を示し、合
成化学品であるため安全性の点においても満足すべきも
のではなかった。
チルコハク酸イミド)が一般的に知られている。しか
し、ディートは人体に使用した場合、不快臭を示し、合
成化学品であるため安全性の点においても満足すべきも
のではなかった。
【0004】この発明は、使用時に不快感を与えず、か
つ安全性の優れた蚊忌避剤を見出すべく検討した結果見
出されたものである。
つ安全性の優れた蚊忌避剤を見出すべく検討した結果見
出されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かくして、この発明は、
β−フェニルエチルアルコールまたはそれとジヒドロジ
ャスモン酸メチルを有効成分とする蚊忌避剤を提供する
ものである。
β−フェニルエチルアルコールまたはそれとジヒドロジ
ャスモン酸メチルを有効成分とする蚊忌避剤を提供する
ものである。
【0006】この発明の蚊忌避剤は、イエカ属、ヤブカ
属、ハマダラカ属などの、特に人畜に直接的に被害を与
える蚊に対して有効である。
属、ハマダラカ属などの、特に人畜に直接的に被害を与
える蚊に対して有効である。
【0007】この発明の有効成分は、それ自体単体とし
て用いることができる。しかし、この発明の有効成分を
含有する精油または調合香料として用いてもよい。精油
または調合香料には、この発明の有効成分を5重量%以
上、好ましくは10重量%以上含有するのが好ましい。
例えば、ブルガリア産ダコスクローズの精油(ローズア
ブソリュート)は、約60%のフェニルエチルアルコー
ル(殆んどがβ体)を含有しており、このような精油を
有効成分として用いることができる。
て用いることができる。しかし、この発明の有効成分を
含有する精油または調合香料として用いてもよい。精油
または調合香料には、この発明の有効成分を5重量%以
上、好ましくは10重量%以上含有するのが好ましい。
例えば、ブルガリア産ダコスクローズの精油(ローズア
ブソリュート)は、約60%のフェニルエチルアルコー
ル(殆んどがβ体)を含有しており、このような精油を
有効成分として用いることができる。
【0008】この発明の蚊忌避剤は、通常、有効成分と
適当な固状あるいは液状の担体とともに、噴霧剤、くん
蒸剤、くん煙剤、顆粒剤、粉末剤、丸剤などの製剤に剤
型化された形態で用いられる。これらの製剤は、当該分
野ことに殺虫剤分野で公知の技術を利用して作ることが
できる。好ましい製剤形態は、噴霧剤、くん蒸剤(例え
ば棒状、うず巻状、シート状など)がある。噴霧剤以外
の製剤は、この発明の有効成分がそれ自体の揮発性によ
るか加熱によって蒸発または放散される形態が望まし
い。
適当な固状あるいは液状の担体とともに、噴霧剤、くん
蒸剤、くん煙剤、顆粒剤、粉末剤、丸剤などの製剤に剤
型化された形態で用いられる。これらの製剤は、当該分
野ことに殺虫剤分野で公知の技術を利用して作ることが
できる。好ましい製剤形態は、噴霧剤、くん蒸剤(例え
ば棒状、うず巻状、シート状など)がある。噴霧剤以外
の製剤は、この発明の有効成分がそれ自体の揮発性によ
るか加熱によって蒸発または放散される形態が望まし
い。
【0009】製剤中における有効成分の含有量は、特に
限定されない。しかし、例えば噴霧剤では、有効成分の
約0.002g/cm2が対象物に噴霧されうるように、濃
度調整をするのが好ましい。また、固状の製剤では、有
効成分約0.05g/gの濃度とするのが望ましい。
限定されない。しかし、例えば噴霧剤では、有効成分の
約0.002g/cm2が対象物に噴霧されうるように、濃
度調整をするのが好ましい。また、固状の製剤では、有
効成分約0.05g/gの濃度とするのが望ましい。
【0010】この発明の有効成分は、β−フェニルエチ
ルアルコール、ジヒドロジャスモン酸メチルのそれぞれ
単独であってもよいが、前者を主成分とし後者を副成分
として用いることができる。
ルアルコール、ジヒドロジャスモン酸メチルのそれぞれ
単独であってもよいが、前者を主成分とし後者を副成分
として用いることができる。
【0011】
〔実施例1〕 方法 1.30cm立方の合繊製カゴにヒトスジシマカの雌を1
00匹前後放したものの中に2分間パネラーの腕を入
れ、吸血した蚊を数え吸血虫数とした。パネラーの腕
は、肘から手首までを試験区とした。 2.供試の物質は、5%エチルアルコール溶液とし、各
試験区に対し、かかりむらのないようにまんべんなくス
プレーした。スプレーをしたものを処理区とし、標準対
照としてスプレーしなかったものを無処理区とした。ス
プレーしてから15分後にパネラーの腕を入れた。
00匹前後放したものの中に2分間パネラーの腕を入
れ、吸血した蚊を数え吸血虫数とした。パネラーの腕
は、肘から手首までを試験区とした。 2.供試の物質は、5%エチルアルコール溶液とし、各
試験区に対し、かかりむらのないようにまんべんなくス
プレーした。スプレーをしたものを処理区とし、標準対
照としてスプレーしなかったものを無処理区とした。ス
プレーしてから15分後にパネラーの腕を入れた。
【0012】その結果を次表に示す。
【表1】
【0013】製剤例1 スプレー
【表2】
【0014】製剤例2 電気蚊取用のマット コースター原紙 100部 β−フェニルエチルアルコール 20 リモネン 30
【0015】製剤例3 蚊取線香 木粉 600部 粕粉(除虫菊乾花の抽出残渣) 600 たぶ粉(タブノキの葉の粉) 600 でんぷん 100 β−フェニルエチルアルコール 100
Claims (2)
- 【請求項1】 β−フェニルエチルアルコールを有効成
分として含有することからなる蚊忌避剤。 - 【請求項2】 β−フェニルエチルアルコールとジヒド
ロジャスモン酸メチルを有効成分として含有することか
らなる蚊忌避剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5501291A JPH05208902A (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 蚊忌避剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5501291A JPH05208902A (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 蚊忌避剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05208902A true JPH05208902A (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=12986750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5501291A Pending JPH05208902A (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 蚊忌避剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05208902A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003138290A (ja) * | 2001-11-01 | 2003-05-14 | Takasago Internatl Corp | 蚊忌避効果を有する香料組成物 |
US6914077B2 (en) * | 2001-03-29 | 2005-07-05 | Kao Corporation | Mite repellant and/or miticide composition |
JP2007502860A (ja) * | 2003-04-24 | 2007-02-15 | ヴァンダービルト ユニバースィティ | 昆虫を防除するための組成物及び方法 |
US8865230B2 (en) | 2006-06-27 | 2014-10-21 | Tyratech, Inc. | Compositions and methods for treating parasitic infections |
JP2015523319A (ja) * | 2012-05-02 | 2015-08-13 | ベドウキアン リサーチ, インコーポレイテッド | 蚊の防除及び忌避 |
JP2016102092A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 大日本除蟲菊株式会社 | 害虫忌避効力増強剤、及びこれを配合した害虫忌避組成物を用いる害虫忌避方法 |
JP2016535086A (ja) * | 2013-10-21 | 2016-11-10 | ベドウキアン リサーチ, インコーポレイテッド | 刺咬性ハエ、イエバエ、ダニ、アリ、ノミ、ヌカカ、ゴキブリ、クモ及びカメムシの防除及び忌避 |
JP2018024583A (ja) * | 2016-08-08 | 2018-02-15 | 曽田香料株式会社 | 害虫忌避剤 |
JP2022118157A (ja) * | 2017-12-11 | 2022-08-12 | アース製薬株式会社 | 蚊取線香 |
-
1991
- 1991-03-19 JP JP5501291A patent/JPH05208902A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2018111694A (ja) * | 2012-05-02 | 2018-07-19 | ベドウキアン リサーチ, インコーポレイテッド | 蚊の防除及び忌避 |
US10785978B2 (en) | 2012-05-02 | 2020-09-29 | Bedoukian Research, Inc. | Control and repellency of biting flies, house flies, ticks, ants, fleas, biting midges, cockroaches, spiders and stink bugs |
US9924718B2 (en) | 2013-04-30 | 2018-03-27 | Bedoukian Research, Inc. | Control and repellency of biting flies, house flies, ticks, ants, fleas, biting midges, cockroaches, spiders and stink bugs |
JP2016535086A (ja) * | 2013-10-21 | 2016-11-10 | ベドウキアン リサーチ, インコーポレイテッド | 刺咬性ハエ、イエバエ、ダニ、アリ、ノミ、ヌカカ、ゴキブリ、クモ及びカメムシの防除及び忌避 |
JP2016102092A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 大日本除蟲菊株式会社 | 害虫忌避効力増強剤、及びこれを配合した害虫忌避組成物を用いる害虫忌避方法 |
JP2018024583A (ja) * | 2016-08-08 | 2018-02-15 | 曽田香料株式会社 | 害虫忌避剤 |
JP2022118157A (ja) * | 2017-12-11 | 2022-08-12 | アース製薬株式会社 | 蚊取線香 |
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