JPH05206909A - 信号対雑音比検出回路 - Google Patents

信号対雑音比検出回路

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Publication number
JPH05206909A
JPH05206909A JP4011039A JP1103992A JPH05206909A JP H05206909 A JPH05206909 A JP H05206909A JP 4011039 A JP4011039 A JP 4011039A JP 1103992 A JP1103992 A JP 1103992A JP H05206909 A JPH05206909 A JP H05206909A
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JP
Japan
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signal
phase
noise
pilot
phase error
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4011039A
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English (en)
Inventor
Koji Hirose
浩二 広瀬
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Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路構成を簡略化して、しかも正確に信号対
雑音比を検出する。 【構成】 位相比較器31b及び電圧制御発振器31d
で構成される位相同期ループを備えており、位相比較器
はパイロット信号と制御信号とを比較し、位相誤差信号
を生成する。電圧制御発振器では位相誤差信号に基づい
て制御信号の位相を制御する。位相同期ループが同期状
態になった際には、位相誤差信号は、パイロット信号の
雑音成分と等価であり、この雑音成分のレベルに応じた
電圧信号を生成することによって信号対雑音比が検出さ
れる。このように、位相同期ループを用いてC/Nを検
出しているから、周囲温度に影響されることがなく、そ
の結果、補償回路等を必要とせず、回路構成を簡略化で
きる。また、位相同期ループを用いているから、正確に
C/Nの検出を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衛星通信用超小型地球局
(以下VSAT:Very Small Apertu
re Terminalという)において用いられるパ
イロット信号の信号対雑音比(C/N)検出回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、VSATシステムとして、例え
ば、図3に示すシステムが知られている。
【0003】図3を参照して、この種のVSATシステ
ムではパイロット局11の他に複数のVSAT局12及
び13が備えられており、VSAT局12及び13は通
信衛星14を介してパイロット局11からのパイロット
信号を受信するとともに、通信衛星14を介してVSA
T局12及び13は相互に通信を実行する。
【0004】ところで、VSAT局12とVSAT局1
3とで相互に通信を行う際、天候等の外部条件により各
VSAT局12及び13における受信信号のC/Nが変
化することが知られている。
【0005】このため、上述のように、パイロット局1
1からパイロット信号(無変調信号)を送出して各VS
AT局12及び13でこのパイロット信号を受信しC/
Nを検出することによって、通信衛星14と各VSAT
局12及び13間における周波数ずれ及びC/Nの劣化
の割合を知ることができる。つまり、各VSAT局12
及び13では、パイロット信号のC/Nを検出して送信
出力制御(UPC:Uplink Power Con
trol)を行っている。
【0006】上述のように、従来のVSAT局ではパイ
ロット信号のC/Nを検出するためのC/N検出回路が
備えられており、この検出回路は、例えば、図2に示す
構成となっている。
【0007】図2を参照して、アンテナ21はダウンコ
ンバータ22を介して復調器23及びIF増幅器(以下
単に増幅器という)24に接続されており、アンテナ2
1で受信されたパイロット信号は増幅器24で増幅され
雑音検出部25に与えられる。雑音検出部25は、例え
ば、クラドラチャ検波器等のFM検波器であり、パイロ
ット信号は雑音検波部25で検波されて雑音成分のみが
雑音信号として取り出されることになる。そして、この
雑音信号は低周波増幅器26で増幅された後、帯域フィ
ルタ27で不要成分が除去されて検波器28に与えられ
る。検波器28では雑音信号レベルに応じて直流電圧信
号を生成して、この直流電圧信号をUPC回路(図示せ
ず)に対する制御信号としてUPC回路に与える。UP
C回路ではこの制御信号に基づいて送信出力制御を行
う。つまり、FM雑音の復調出力Nは(N=2π
(n/C)×(1/3)fm、ここで、n:FM
復調器の雑音電力密度(W/Hz)、C:キャリア電力
(W)、fm:復調器の通過帯域である)C/Nに比例
するから、UPC回路では雑音信号のレベル、つまり、
制御信号に基づいて送信出力制御を行えばよい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
VSAT局ではC/N検出をFM検波器を用いて行って
おり、一般に、FM検波器では周囲温度の変化によって
その出力レベルが大きく変動してしまう。つまり、FM
検波器では出力レベルの安定度が悪く、そのための補償
回路が複雑となってしまうばかりでなく検出能力が悪い
という問題点がある。加えて、VSAT局のような小型
地球局では、一般に受信C/Nが極めて悪く、このため
FM検波器を用いたC/N検出回路では感度の面を考慮
すると精度よくC/Nを検出することが難しいという問
題点がある。
【0009】本発明の目的は簡単な構成でしかも精度よ
くC/Nを検出することのできる信号対雑音比検出回路
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
衛星通信地球局と、パイロット局とを備え、前記衛星通
信地球局は通信衛星を介して相互に通信を行い、さらに
前記衛星通信地球局は前記パイロット局からのパイロッ
ト信号を前記通信衛星を介して受信して送信出力制御を
行う衛星通信システムに用いられ、前記パイロット信号
の信号対雑音比を検出する検出回路において、前記パイ
ロット信号を受け、該パイロット信号の位相と制御信号
の位相とを比較して位相誤差信号を生成する位相比較器
と、該位相誤差信号に基づいて前記制御信号の位相を制
御する電圧制御発振器と、前記位相誤差信号を受け、該
位相誤差信号に基づいて雑音レベル生成する雑音レベル
生成部とを有することを特徴とする信号対雑音比検出回
路が得られる。
【0011】
【作用】本発明では、位相比較器と電圧制御発振器とで
構成される位相同期ループを用いて位相誤差信号を得
る。この位相誤差信号は、位相同期ループが同期状態と
なった際には、パイロット信号の雑音成分を示すことに
なり、この雑音成分から雑音レベルを得ることによって
正確にC/Nを検出することができる。さらに、位相同
期ループを用いているから周囲温度の影響を受にくく、
その結果、保証回路が不要となるから、回路構成を簡略
化できる。
【0012】
【実施例】以下本発明について実施例によって説明す
る。
【0013】図1を参照して、ここでは図2と同一の構
成要素については同一の参照番号を付し説明を省略す
る。増幅器24からのパイロット信号は雑音検出部31
に与えられる。この雑音検出部31はリミッティング増
幅器31a、位相比較器31b、低域フィルタ31c、
及び電圧制御発振器(VCO)31dを備えており、パ
イロット信号は、リミッティング増幅器31aで増幅さ
れた後位相比較器31bに入力される。位相比較器31
bにはVCO31dから制御信号が与えられており、位
相比較器31bではパイロット信号と制御信号との位相
誤差が生成され、位相誤差信号として出力される。この
位相誤差信号は低域フィルタ31cで不要の周波数成分
が除去された後、VCO31dに与えられる。VCO3
1dでは位相誤差信号で示される位相誤差が零となるよ
うに制御信号の位相制御(周波数制御)を行う。つま
り、VCO31dでは制御信号とパイロット信号との位
相を一致させることになる。これによって、位相比較器
31b、低域フィルタ31c、及びVCO31dで構成
される位相同期ループは同期状態となる。
【0014】ここで、位相同期ループが同期状態にある
際には、低域フィルタ31eの出力、つまり、位相誤差
信号はパイロット信号の雑音成分に等価である。
【0015】上記の雑音成分、つまり、雑音信号は低周
波増幅器26で増幅された後、帯域フィルタ27で不要
成分が除去されて検波器28に与えられる。検波器28
では雑音信号レベルに応じて直流電圧信号を生成して、
この直流電圧信号をUPC回路(図示せず)に対する制
御信号としてUPC回路に与える。UPC回路ではこの
制御信号に基づいて送信出力制御を行う。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では位相同
期ループを用いてパイロット信号の雑音成分の検出を行
っているから、周囲温度の変化に対しても安定して動作
することができ、この結果補償回路等が不要となり、回
路構成を簡略化できる。さらに、位相同期ループを用い
ているから、精度よくC/Nの検出ができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるC/N検出回路の一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】従来のC/N検出回路の一例を示すブロック図
である。
【図3】衛星通信用超小型地球局システムを概略的に示
す図である。
【符号の説明】
11 パイロット局 12,13 VSAT局 14 通信衛星 21 アンテナ 22 ダウンコンバータ 23 復調器 24 IF増幅器 25 雑音検出部 26 低周波増幅器 27 帯域フィルタ 28 検波器 31 雑音検出部 31a リミティング増幅器 31b 位相比較器 31c 低域フィルタ 31d 電圧制御発振器(VCO)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の衛星通信地球局と、パイロット局
    とを備え、前記衛星通信地球局は通信衛星を介して相互
    に通信を行い、さらに前記衛星通信地球局は前記パイロ
    ット局からのパイロット信号を前記通信衛星を介して受
    信して送信出力制御を行う衛星通信システムに用いら
    れ、前記パイロット信号の信号対雑音比を検出する検出
    回路において、前記パイロット信号を受け、該パイロッ
    ト信号の位相と制御信号の位相とを比較して位相誤差信
    号を生成する位相比較器と、該位相誤差信号に基づいて
    前記制御信号の位相を制御する電圧制御発振器と、前記
    位相誤差信号を受け、該位相誤差信号に基づいて雑音レ
    ベル生成する雑音レベル生成部とを有することを特徴と
    する信号対雑音比検出回路。
JP4011039A 1992-01-24 1992-01-24 信号対雑音比検出回路 Withdrawn JPH05206909A (ja)

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Effective date: 19990408