JPH05206900A - エコーキャンセラ - Google Patents

エコーキャンセラ

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Publication number
JPH05206900A
JPH05206900A JP23022192A JP23022192A JPH05206900A JP H05206900 A JPH05206900 A JP H05206900A JP 23022192 A JP23022192 A JP 23022192A JP 23022192 A JP23022192 A JP 23022192A JP H05206900 A JPH05206900 A JP H05206900A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
echo
jitter
signal
circuit
frame pattern
Prior art date
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Pending
Application number
JP23022192A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Koyama
小山  徹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP23022192A priority Critical patent/JPH05206900A/ja
Publication of JPH05206900A publication Critical patent/JPH05206900A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エコーキャンセラの動作クロックのジッタに
よるエコーの増加を抑えることができるエコーキャンセ
ラを提供する。 【構成】 フレームパターン挿入回路15は、送信信号
にフレームパターン発生回路14で発生した固定パター
ンを挿入する。タイミング制御回路16は、ジッタの発
生が固定パターン挿入直後になるようにタイミング信号
20を制御し、ジッタによるエコーパターンを固定パタ
ーンにする。ジッタのない状態でのエコーをキャンセル
するエコーキャンセル回路11とジッタによるエコーを
キャンセルするジッタエコーキャンセル回路12とでエ
コーをキャンセルして受信信号を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ISDN等の加入者線
を利用した双方向ディジタル伝送装置の送信部と受信部
との間に設けられ、送信信号と誤差信号とから疑似エコ
ーを作成し、送信部から受信部に回りこむエコーをキャ
ンセルするエコーキャンセラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、加入者線を利用して双方向ディ
ジタル通信を行う場合、エコーを除去するためにエコー
キャンセラが使用される。
【0003】従来のエコーキャンセラは、図5に示すよ
うに、コーダ回路31とドライバ回路32とハイブリッ
ド回路33とエコーキャンセル回路34と加算器35で
構成されている。
【0004】エコーキャンセラに供給された送信2値信
号はコーダ回路31に入力され、例えば、2ビットづつ
の信号を1つにまとめ、その信号の取る4つの状態に応
じた4値信号、すなわち、2B1Q信号に変換される。
変換された4値信号は、ドライバ回路32及びエコーキ
ャンセル回路34に入力される。ドライバ回路33に入
力された4値信号は、ハイブリッド回路33を介して加
入者線36に送出される。また、逆に加入者線36から
の受信伝送信号はハイブリッド回路33を介して加算器
35に入力される。なお、この受信伝送信号にはハイブ
リッド回路33で分離し切れなかった4値信号(エコ
ー)が含まれている。エコーキャンセル回路34は、4
値信号と受信信号とを入力し、伝送信号に含まれるエコ
ーと同一波形、逆極性の疑似エコー信号を作成する。こ
の疑似エコー信号は加算器35に入力され、伝送信号に
加算されて受信信号として加算器35より出力される。
【0005】ここで、エコーキャンセル回路34には、
送信信号を入力として疑似エコー信号を出力するタップ
付遅延線と、送信信号と受信信号に含まれる残留エコー
信号との相関をとる相関器と、相関器の出力に基づいて
タップ付遅延線のタップ係数を調整する乗算器を含む、
いわゆる適応型デジタルフィルタが使用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のエコーキャンセラでは、その動作クロックがジ
ッタをもつ場合、疑似エコーの発生のタイミングと実際
のエコー信号との間にジッタ量に相当するずれが発生
し、エコーを十分にキャンセルできないという欠点があ
った。
【0007】本発明の目的は、動作クロックがジッタを
持っていてもエコーを十分にキャンセルできるエコーキ
ャンセラを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のエコーキャンセラは、フレームパターンを
発生するフレームパターン発生手段と、前記フレームパ
ターンを所定の周期で前記送信信号に挿入するフレーム
パターン挿入手段と、前記フレームパターンが挿入され
た送信信号と誤差信号とから疑似エコーを作成するエコ
ーキャンセル手段と、受信信号から前記フレームパター
ン発生手段、前記フレームパターン挿入手段、前記エコ
ーキャンセル手段を制御するタイミング信号を抽出する
とともに、前記タイミング信号に発生するジッタの発生
が位相の進み方向か、遅れ方向の情報である位相信号を
出力するタイミング制御手段と、前記誤差信号と前記位
相信号とから疑似ジッタエコーを作成するジッタエコー
キャンセル手段と、受信伝送信号に前記疑似エコーを加
算する第1の加算手段と、該第1の加算手段の出力に前
記疑似ジッタエコーを加算して前記受信信号を出力する
第2の加算手段と、前記受信信号に所定の値を乗算して
前記誤差信号を出力する乗算手段とを有し、前記タイミ
ング制御手段タイミング信号に発生するジッタが前記フ
レームパターンの挿入が行われた直後に生じるように前
記タイミング信号を制御する。
【0009】
【作用】送信信号に固定パターンを挿入し、この固定パ
ターン挿入直後にジッタが発生するようにタイミング制
御回路を制御するので、ジッタによるエコーパターンを
固定パターンにすることができ、エコーのキャンセルを
十分に行うことができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例のエコーキャンセ
ラのブロック図、図2は図1のエコーキャンセル回路1
とジッタエコーキャンセル回路12に含まれる適応型デ
ィジタルフィルタの一例を示す図である。
【0012】本実施例のエコーキャンセラは、エコーキ
ャンセル回路11と、ジッタエコーキャンセル回路12
と、ジッタエコーキャンセル回路入力信号発生回路13
と、フレームパターン発生回路14と、フレーンパター
ン挿入回路15と、タイミング制御回路16と、加算器
17、18と、乗算器19と、ハイブリッド回路33で
構成されている。エコーキャンセル回路11とジッタエ
コーキャンセル回路12は適応型ディジタルフィルタ
で、例えば、図2に示すように、レジスタ21〜29
と、乗算器210〜219と、加算器220〜214、
225で構成されている。なお、タップ数はこの例に限
るものではなく、また、エコーキャンセル回路11とジ
ッタエコーキャンセル回路12とではそのタップ数が異
なる。
【0013】送信信号はフレームパターン挿入回路15
に入力される。また、フレームパターン挿入回路15に
はフレーンパターン発生回路14から固定パターンが周
期的に入力されている。フレームパターン挿入回路15
は入力された送信信号にフレーンパターンを挿入して出
力する。ここで、フレームパターン発生回路14とフレ
ームパターン挿入回路15は共に、タイミング制御回路
16からのタイミング信号20によって制御され、フレ
ームパターンの挿入は所定の周期で周期的に行われる。
【0014】フレームパターン挿入回路15の出力はハ
イブリッド回路33を介して伝送路に送出される。ま
た、この出力はエコーキャンセル回路11に供給され
る。エコーキャンセル回路11は、ジッタが発生しない
状態でエコーをキャンセルする目的を有し、フレームパ
ターン挿入回路15の出力と誤差信号とからジッタがな
い状態での疑似エコーを発生する。
【0015】タイミング制御回路16は、デジタル式P
LLであり、受信信号よりタイミング信号20を抽出し
てエコーキャンセル回路11、ジッタエコーキャンセル
回路12、フレ−ムパターン発生回路14およびパター
ン挿入回路15の各々にタイミング信号20を供給す
る。ここで、デジタル式PLLでは、位相制御を行うと
きにマスタークロックの1クロック分のジッタが通常発
生する。本実施例のタイミング制御回路16はフレーム
パターン挿入回路15で送信信号に固定パターンが挿入
された直後にジッタが発生するように位相制御を行う。
【0016】一般に、ジッタ発生時に増加するエコーの
信号パターンはジッタが位相の進み方向に発生したか、
遅れ方向に発生したかの条件と、ジッタ発生前の数ボー
分の送信シンボルパターンが何であったかの条件により
決定される。本実施例ではジッタ発生前に固定パターン
を挿入するようにしたので、ジッタによるエコーパター
ンは固定パターンとなり、疑似ジッタエコーをジッタの
発生が位相の進み方向か、遅れ方向からの情報のみによ
り決定することができる。ジッタの発生が位相の進み方
向か、遅れ方向かの情報(位相信号)はPLL、即ちタ
イミング制御回路16から得ることができる。位相信号
はジッタエコーキャンセル回路入力信号発生回路13に
入力される。ジッタエコーキャンセル回路入力信号発生
回路13は位相信号に応じたジッタエコーキャンセル回
路入力信号を作成し、エコーキャンセル回路12に入力
する。
【0017】表1はジッタエコーキャンセル回路入力信
号発生回路13の入出力の関係を表わす。
【0018】
【表1】 ジッタエコーキャンセル回路12は、誤差信号とジッタ
エコーキャンセル回路入力信号とから疑似ジッタエコー
を作成する。ジッタによるエコーは固定パターンなの
で、ジッタの発生が位相の進み方向か、遅れ方向かの情
報、例えば、ジッタ発生時にジッタの方向が進んでいる
ときは+1、遅れているときは−1、ジッタの発生がな
いときには0という信号で制御できるため、ジッタエコ
ーキャンセル回路12内のラトランスパーサルフィルタ
のシフトレジスタの値は一ケ所を除き0である。従っ
て、ジッタエコーキャンセル回路12のタップにおける
演算は一ケ所のみとなり、少ない演算量でエコーをキャ
ンセルすることができる。
【0019】エコーキャンセル回路11で作成された疑
似エコー信号は加算器17で、ジッタエコーキャンセル
回路12で作成された疑似ジッタエコーは加算器18
で、伝送路から送られてきた受信伝送信号に加算され受
信信号となる。この受信信号は、後段の装置へ出力され
ると共に、タイミング制御回路16へ入力される。ま
た、乗算器19で適当な定数Kが乗算され、誤差信号と
してエコーキャンセル回路11とジッタエコーキャンセ
ル回路12に入力される。後段の装置では、まず受信信
号がAGCにより増幅され、予め設定された一定のレベ
ルに制御された後DEC(Decision Circuit)に入力さ
れ、レベル比較器で基準レベルと比較され、相手送信信
号が何であったか判定される。
【0020】エコーキャンセル回路11が送信データパ
ターンと相関を持ったエコーの除去を行なうのに対し、
ジッタエコーキャンセル回路12はジッタの発生と相関
を持ったエコーを除去する。どのような送信データパタ
ーンが送出されたかと、どのようなジッタが発生したか
は互いに独立した事象であるため、相互に影響を持たな
い独立のエコーキャンセラが動作していると考えること
ができる。
【0021】なお、タイミング制御回路16からのタイ
ミング信号20は、エコーキャンセル回路11、ジッタ
エコーキャンセル回路12、パターン発生回路14、お
よびパターン挿入回路15の各々に入力されるが、これ
らは同一信号ではなく適当な分周、遅延等の処理が加え
られている。
【0022】図4はジッタ発生時のタイムチャート、図
5はジッタが発生してから3クロック後のジッタキャン
セル回路12のブロック図である。送信信号に固定パタ
ーンが挿入された後、4番目のタイミング信号20によ
り位相の進み方向のジッタが発生している。ジッタエコ
ーキャンセル回路12はジッタが発生して3クロック
後、図5の状態になる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、送信信号
に固定パターンを挿入し、この固定パターン挿入直後に
ジッタが発生するようにタイミング制御回路を制御する
ことにより、ジッタによるエコーパターンを固定パター
ンにすることができ、エコーのキャンセルを十分に行う
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のエコーキャンセラのブロッ
ク図である。
【図2】図1中のエコーキャンセル回路11およびジッ
タエコーキャンセル回路12に含まれる適応型ディジタ
ルフィルタの一例を示す構成図である。
【図3】ジッタ発生時のタイムチャートである。
【図4】ジッタが発生してから3クロック後のジッタキ
ャンセル回路12のブロック図である。
【図5】従来のエコーキャンセラのブロック図である。
【符号の説明】
11 エコーキャンセル回路 12 ジッタエコーキャンセル回路 13 ジッタエコーキャンセル回路入力信号発生回路 14 フレームパターン発生回路 15 フレームパターン挿入回路 16 タイミング制御回路 17,18 加算器 19 乗算器 20 タイミング信号 31 コーダ回路 32 ドライバ回路 33 ハイブリッド回路 34 エコーキャンセル回路 35 加算器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加入者線を利用した双方向ディジタル伝
    送装置の送信部と受信部との間に接続され、送信信号と
    誤差信号とから疑似エコーを作成し、送信部から受信部
    に回り込むエコーをキャンセルするエコーキャンセラで
    あって、 フレームパターンを発生するフレームパターン発生手段
    と、 前記フレームパターンを所定の周期で前記送信信号に挿
    入するフレームパターン挿入手段と、 前記フレームパターンが挿入された送信信号と前記誤差
    信号とから疑似エコーを作成するエコーキャンセル手段
    と、 受信信号から前記フレームパターン発生手段、前記フレ
    ームパターン挿入手段、前記エコーキャンセル手段を制
    御するタイミング信号を抽出するとともに、前記タイミ
    ング信号に発生するジッタの発生が位相の進み方向か、
    遅れ方向の情報である位相信号を出力するタイミング制
    御手段と、 前記誤差信号と前記位相信号とから疑似ジッタエコーを
    作成するジッタエコーキャンセル手段と、 受信伝送信号に前記疑似エコーを加算する第1の加算手
    段と、 該第1の加算手段の出力に前記疑似ジッタエコーを加算
    して前記受信信号を出力する第2の加算手段と、 前記受信信号に所定の値を乗算して前記誤差信号を出力
    する乗算手段とを有し、 前記タイミング制御手段は、前記タイミング信号に発生
    するジッタが前記フレームパターンの挿入が行われた直
    後に生じるように前記タイミング信号を制御するエコー
    キャンセラ。
  2. 【請求項2】 前記エコーキャンセル手段と前記ジッタ
    エコーキャンセル手段とがいずれも適応型ディジタルフ
    ィルタを含む請求項1のエコーキャンセラ。
JP23022192A 1991-08-29 1992-08-28 エコーキャンセラ Pending JPH05206900A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23022192A JPH05206900A (ja) 1991-08-29 1992-08-28 エコーキャンセラ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-218999 1991-08-29
JP21899991 1991-08-29
JP23022192A JPH05206900A (ja) 1991-08-29 1992-08-28 エコーキャンセラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05206900A true JPH05206900A (ja) 1993-08-13

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ID=26522864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23022192A Pending JPH05206900A (ja) 1991-08-29 1992-08-28 エコーキャンセラ

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JP (1) JPH05206900A (ja)

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