JPH0520614U - 傘 - Google Patents

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Publication number
JPH0520614U
JPH0520614U JP7769191U JP7769191U JPH0520614U JP H0520614 U JPH0520614 U JP H0520614U JP 7769191 U JP7769191 U JP 7769191U JP 7769191 U JP7769191 U JP 7769191U JP H0520614 U JPH0520614 U JP H0520614U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
cloth
umbrella
fabric
repellent
Prior art date
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Pending
Application number
JP7769191U
Other languages
English (en)
Inventor
啓義 石井
Original Assignee
株式会社パワーエンジニアリング
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社パワーエンジニアリング filed Critical 株式会社パワーエンジニアリング
Priority to JP7769191U priority Critical patent/JPH0520614U/ja
Publication of JPH0520614U publication Critical patent/JPH0520614U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生地にデザインされた各種の図柄に従って、
その部分だけを特定的に撥水することにより、雨水等で
濡れた表面上に各種図柄が浮出るようにした。 【構成】 洋傘10の生地10aに各種の図柄12を撥
水性インキにより施しておき、該生地10aが雨等で濡
れた場合に、前記撥水加工で施した図柄12の部分と雨
等で濡れた撥水処理を施していない部分とに色調の変化
を生じさせて、視覚的に前記図柄12の部分を他の生地
部分に対して浮出させるようにしてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、雨等の水分が傘の生地に付着して濡れることにより、生地表面上 に各種のデザインされた図柄が浮出て見えるようにした傘に関するものである。
【0002】
【従来技術】
洋傘は、使用者の用途や趣向に応じて、各種のデザインを凝らしたものが多数 製造されている。この洋傘に使用される生地の材質としては、綿糸等の天然繊維 からナイロンやアクリル繊維等の合成繊維まで広く及んでいる。これらの繊維は 、平織、綾織等の手法に従ってきめ細かく編込まれ、またこれらの生地には、各 種のデザインが一般に施されている。従って使用者は、これらの傘の中から自分 の好みに合ったものを購入し、洋服の生地等と合わせて適宜傘も使い分けること がファッションの一つとなっている。なお、前述した生地の材質の内、ナイロン 等の合成繊維は主に男性用として、また木綿や麻の天然繊維あるいはこれと前記 合成繊維との混紡したものは、主に女性用して利用されるのが一般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
これらの洋傘は、前述した如く、近年の彩飾指向に伴って傘そのものの材質を 変えたり、布地の彩りを鮮やかにすることにより、顧客の購買意欲を起こさせる 傾向にある。例えば透明の合成樹脂を使用したり、明るい色調で構成された所謂 パステルカラーの製品がこれに相当する。また機構的には、ハンドル部近傍に配 設されたボタンを押すことにより、傘部が弾性的に開放するものや、傘の収納時 において、中棒の上端部から放射状に枢支されたリブが、ろくろ(ランナー)に接 続された受骨(ストレッチャー)との接合部分で折れ曲がることによって、コンパ クトに持運びあるいは収納し得るようにしたもの等がある。そしてこれらの製品 は、何れも使用者が傘を購入する際の選択の幅をより広いものにしている。しか しこれまで乾いた状態では無地の生地そのままであって、雨等で生地が濡れるこ とにより、生地に施されている各種図柄が浮出ると云ったものは存在しなかった 。従って現在のような多様性の時代にあって、この種のものが、目先の変わった 傘として要請されている。
【0004】
【考案の目的】
この考案は、前述したように洋傘の変遷に応じて提案されたものであって、生 地にデザインされた各種の図柄に従って、その部分だけを特定的に撥水加工する ことにより、雨水等で濡れた表面上に各種図柄が浮出るようにした傘を提供する ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題に従って、所期の目的を達成するため本考案は、布製生地の表面に各 種図柄を無色の撥水性インキでもって施し、雨水等により生地が濡れた際に、前 記撥水加工を施した図柄の部分と雨水により濡れている他の生地部分との間に色 調変化を生じさせることにより、前記図柄を前記生地の表面で視認させるように したことを特徴とする。
【0006】
【実施例】
次に、本考案に係る傘につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しなが ら以下説明する。図1は、洋傘本体を示す外観斜視図、図2は雨水等で濡れた状 態を示す生地の平面図である。この洋傘10は、生地10aに各種の図柄12を 撥水性インキにより施しておき、該生地10aが雨等により濡れた場合に、前記 の撥水加工で施した図柄12の部分と雨等で濡れた撥水処理を施していない部分 とに色調の変化を生じさせて、視覚的に前記図柄12の部分を他の生地部分に対 して浮出させるようにしたものである。なお、この撥水加工には、パラフィン防 水、アルミニウムセッケン防水、パラフィン・アルミニウム防水およびケイ素樹 脂(シリコーン)防水等が知られている。このうち処理を施した後でも、疎水性が 長時間に亘って保持されると共に、繊維の通気性にも悪影響を与えないケイ素樹 脂防水が好適に使用される。例えばこの撥水加工は、ケイ素樹脂の油を有機溶剤 に溶かすか、または水中に分散し、これに布を浸して吸収させた後、該水溶液を 布地と共に約150℃で5分程煮沸することによりケイ素樹脂を固着させるもの である。
【0007】 本実施例に示す洋傘の場合、生地10aの表側となる部分に、前述したケイ素 樹脂の撥水性インキを使用して前記図柄12を印刷その他捺染等の手段により施 しておく。このとき、図柄12が撥水加工により施される部分以外の生地部分に は、この撥水加工は施さないでおく。なお生地10aの裏側には、全面的に撥水 加工を施しておくのが好ましい。
【0008】 この洋傘10は、図2に示すように、生地10aに例えば花等の図柄12を付 す場合、この図柄12の部分に前記撥水加工が施される。そして洋傘10が乾燥 している場合、図1に示すように、無地となっている生地10aの表面に図柄1 2は全く浮出ないようになっている。従ってこの傘10を雨の日に使用すると、 生地10aが雨水で濡れることになるが、図柄12の部分は撥水加工がなされて いるので、この部分だけが乾いた状態での色調を保持する。また生地10aにお ける該図柄12以外の部分には、雨水が含浸することにより乾燥している時に比 して濃い色調に変化する。すなわち生地10aの表面におけるコントラストの発 生により、該模様部12が視覚的にクッキリと浮出た状態となる。なお生地10 aの材質としては、例えば綿糸等の水分を含み易い前記天然繊維が好適に使用さ れるが、該生地10aにある程度の疎水性を持たせるために天然繊維と前記合成 繊維との混紡であってもよい。また色調としては、水が付着した際に、濃い色に 変化する緑色あるいは青色系統のものが好適に使われる。また図柄12のデザイ ンは、前述した花柄以外であってもよいことは勿論である。
【0009】
【考案の効果】
以上説明した如く、本考案に係る洋傘によれば、雨等の水分が付着することに より、生地の表面に図柄が浮出るため、これまでとは違った趣を楽しむことがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の好適な実施例に係る洋傘を示す外観斜
視図である。
【図2】本考案の好適な実施例に係る洋傘であって、そ
の表面が雨等で濡れることにより図柄が浮出た状態を示
す平面図である。
【符号の説明】
10 洋傘 10a 生地 12 図柄

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布製生地(10a)の表面に各種図柄(12)を
    無色の撥水性インキでもって施し、雨水等により生地(1
    0a)が濡れた際に、前記撥水加工を施した図柄(12)の部
    分と雨水により濡れている他の生地部分との間に色調変
    化を生じさせることにより、前記図柄(12)を前記生地(1
    0a)の表面で視認させるようにしたことを特徴とする
    傘。
JP7769191U 1991-08-30 1991-08-30 Pending JPH0520614U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7769191U JPH0520614U (ja) 1991-08-30 1991-08-30

Applications Claiming Priority (1)

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JP7769191U JPH0520614U (ja) 1991-08-30 1991-08-30

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JPH0520614U true JPH0520614U (ja) 1993-03-19

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ID=13640919

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JP7769191U Pending JPH0520614U (ja) 1991-08-30 1991-08-30

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JP (1) JPH0520614U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180000462U (ko) * 2016-08-08 2018-02-20 (주)포티스 색변 우산

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