JPH0520610A - 磁界発生装置 - Google Patents

磁界発生装置

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JPH0520610A
JPH0520610A JP3195062A JP19506291A JPH0520610A JP H0520610 A JPH0520610 A JP H0520610A JP 3195062 A JP3195062 A JP 3195062A JP 19506291 A JP19506291 A JP 19506291A JP H0520610 A JPH0520610 A JP H0520610A
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magnetic
magnetic field
field generating
recording
thin film
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JP3195062A
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English (en)
Inventor
Norifumi Makino
憲史 牧野
Toru Matsuda
徹 松田
Mitsuhiro Hasegawa
光洋 長谷川
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄膜成形技術を駆使することで、コイルおよ
び磁気ヨ−クを特異な構成として、相互干渉の少ない複
数の磁界発生部を得ることができるようにし、高周波駆
動に適し、マルチビ−ム記録に対応できる光磁気記録用
などの磁界発生装置を提供する。 【構成】 記録媒体に平行に対向した非磁性基板(1)
の面上に複数の磁界発生素子が、薄膜技術で形成されて
いる磁界発生装置において、上記各磁界発生素子は、そ
れぞれ、独立した薄膜コイル(17、19)、磁気ヨ−
ク(24、25)および磁極(P3 、P5 )を具備し、
上記各磁極(P3 、P5 )は、対応する磁気ヨ−ク(1
7、19)の一端から基板(1)の面上方に突出するよ
うに形成されており、各磁界発生素子の磁極同士が互い
に隣接するように配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録媒体に対し
てレ−ザビ−ムを照射するとともに、反対側から磁界を
印加して光磁気的に情報の記録、消去を行う光磁気記録
装置などの磁界発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の光磁気式記録装置において、情
報の記録、消去を行う場合、光学ヘッドを用いて半導体
レ−ザから出射したレ−ザビ−ムを、例えばディスク状
の光磁気媒体に対して照射するとともに、その照射位置
に対応して、上記光磁気記録媒体に垂直方向からの外部
磁界を印加している。上記磁界発生機構は、例えば、図
8に示すように浮上式のもので、ディスク状の光磁気記
録媒体の上方に位置して、下側の光学ヘッド(図示せ
ず)と対向した状態で配設されている。ここでは浮上力
を得るためのスライダ−81は非磁性材料で構成され、
両側に2本の滑面82、83を有し、一方の滑面の空気
流出部(即ち、光磁気記録媒体の走行方向の空気流が出
る部分)には垂直磁界発生用のコア84を埋設してい
る。上記スライダ−81の後端部に切れ込みを付けるこ
とで、巻線窓85が形成してあり、この巻線窓85を介
して上記コア84にはコイル86が捲装されている。そ
の結果、上記コア84の端部には磁路が開放されて、磁
極P1 及びP2 が光磁気記録媒体(図9には符号93で
示す)に対向するスライダ−81の面に配置された形と
なる。そして、公知のように、上記コイルへの信号電圧
によって、上記記録媒体の記録層に垂直磁界を印加する
ことになる。
【0003】一方、図9に示されるように、半導体レ−
ザからの光束91が対物レンズ92を介して、上記記録
層94に焦点Sを結ぶ。この時、上述のコア84はこれ
に対向して記録媒体93の反対側に位置され、磁極P1
から垂直磁界を上記記録層94に印加する。通常、上記
焦点Sは光学ヘッドの移動無しに、光磁気記録媒体の半
径方向に約±250μm程度、移動されるのであって
(トラッキング)、上記コア84の磁極P1 はその有効
垂直磁界の幅が、ほぼ上記焦点の移動範囲をカバ−する
大きさに設定される。
【0004】更に、上記コア84は磁界の効率的な発生
のため、磁路を開放するようにコ字形を成しており、図
8にみられるように、磁極P1 とは反対磁性の磁界を発
生する磁極P2 も、滑面83側に出ており、磁極P1 、
P2 の間隔は十分な巻線窓85の面積を得るために比較
的広く、数100μm程度になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コア8
4と対物レンズ92の位置合せ調整誤差を含めると、光
磁気ディスクの半径方向(トラック方向と直交する方
向)におけるコア84の軸は約±300μm となり、ま
た、トラック方向の長さも±100μm 程度は必要であ
る。一方、上記コアが発生する有効垂直磁界の範囲と、
その時の磁気ヘッドの最高変調周波数との関係は図10
に示される反比例関係にある。即ち、磁気ヘッドの有効
磁界の範囲は、コアの磁極の断面積に対応するので、磁
極P1 の断面積は0.6mm ×0.2mm = 0.12mm2にほぼ一致
することになり、最高変調周波数は約2.5MHZである。
【0006】しかるに、光磁気記録装置における特性
は、年々、高速化に向けて要求を高めており、当然、最
高変調周波数もより高く設定することが望まれていて、
上述の2.5MHZでは不十分である。また、2つの磁極P1
、P2 の間隔が数100μmと、広いため、2つの磁
極間において磁路を形成する磁気抵抗が高く、垂直磁界
を効率的にかつ十分に発生できない。
【0007】そこで、磁気ヘッドにおけるコアを小型化
し、複数配列した構成が提唱されている。即ち、図11
に示すように、ここでは小型化したコア111、113
を備えていて、これらにそれぞれコイル112、114
を捲装していて、各コイルを独立して駆動するのであ
る。先述のような1つのコアの場合に比較して、上記の
コア111、113の場合には必要な有効垂直磁界の範
囲を約2分の1とすることが可能なため、ほぼ2倍の高
周波化が得られることになる。しかし、この場合にも、
以下に述べるような別の問題がある。
【0008】即ち、図11の下側のグラフに示されるよ
うに、コア111に巻かれた巻線112に電流を流し、
上向きの磁界+H(矢印115)を発生させたときの、
コア下部端面から数10μm離れた水平方向の位置xに
対する磁界の強さを実線117で示すと、コア111か
ら隣接するコア113への磁束の漏れ成分が大きいため
に、隣接コア113の端面においても磁界115と同相
の磁界が得られるが、コア端面から上記位置xが離れる
にしたがって、発生磁界は弱くなり、隣りのコア113
との中間位置では記録媒体に対する記録に必要な垂直磁
界200[0e]より小さくなってしまう。従って、2
つのコア111、113の中間点において必要な磁界を
得るためには、コイルに流す電流を大きくしなければな
らず、高周波駆動には不利となり、コアを小型化したこ
とによる高周波化の利益が、失われてしまう。
【0009】更に、光磁気情報記録装置の高速化の要求
を満たすため、マルチビ−ム記録を行うとき、記録媒体
に複数の光ビ−ムを照射して、所定の位置にスポットを
形成するのに、記録情報によって変調される変調磁界を
独立に印加させる必要がある。ここでは、コア113に
巻かれているコイル114に、コア111に巻かれてい
るコイル112とは逆向きの磁界を発生するように電流
を流す。この時、コア113で発生する磁界は下向きの
発生磁界−H(矢印116で示す)となり、上述と同様
に水平位置xに対する磁界の強さが実線118のように
なり、2つのコア111、113が発生するそれぞれの
磁界117、118に対して実際に記録媒体に印加され
る垂直磁界は点線119に示すようになってしまい、そ
れぞれのコア111、113の記録媒体に対する中心位
置x111 、x113 においても、記録に必要な±200
[Oe]以上の垂直磁界が得られなくなり、マルチビ−
ム記録ができなくなる。しかし、この2つのコアの相互
干渉の影響を避けるために2つのコアを離すことは1つ
の光学ヘッドにおいて複数の光ビ−ムを大きく離すこと
になり、実施面において困難で、実現できない。
【0010】また、3ケ以上のマルチビ−ムに対応し
て、3つ以上の独立した変調磁界を得るように磁気コア
を構成することは、更に、困難である。
【0011】
【発明の目的】本発明は、上記事情に基いてなされたも
ので、薄膜成形技術を駆使することで、コイルおよび磁
気ヨ−クを特異な構成として、相互干渉の少ない複数の
磁界発生部を得ることができるようにし、高周波駆動に
適し、マルチビ−ム記録に対応できる光磁気記録用など
の磁界発生装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
記録媒体に平行に対向した非磁性基板の面上に複数の磁
界発生素子が、薄膜技術で形成されている磁界発生装置
において、上記各磁界発生素子は、それぞれ、独立した
薄膜コイル、磁気ヨ−クおよび磁極を具備し、上記各磁
極は、対応する磁気ヨ−クの一端から基板の面上方に突
出するように形成されており、各磁界発生素子の磁極同
士が互いに隣接するように配設されている。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を以下に説明する。
図1は、磁界発生装置を浮上スライダの構成として示し
たものであり、これは、Al2 O3 −TiCなどの非磁
性基体1の上に複数の、例えば、図1の拡大部分に示す
ように、4つの磁界発生素子を配置している。上記磁界
発生素子は、磁気ヨ−ク2、磁界集中および発生のため
の磁極3およびコイル4から構成され、それぞれ、薄膜
成形技術によって、上記基体1をウェハとして、形成さ
れている。
【0014】上記スライダに対し、記録媒体は、図1の
y方向へ回転走行し、この時、上記記録媒体と上記スラ
イダとの距離(z方向)が数μm〜数10μmの微小な
間隔を保って浮上走行されるように、配置・構成され
る。上記スライダには、上記浮上走行を具合良く行なう
ために、レ−ルおよびテ−パ部、更に、外部とコイルと
を接続するための端子部が形成されている。
【0015】次に、図2を参照して、磁界発生素子につ
いて詳述する。図2に示すものは、磁界発生素子が2個
の場合であり、平面視、およびA−A’位置での断面で
示されている。ここでは、高飽和磁束密度合金膜によ
り、基板1上に2個の磁気ヨ−ク24、25を形成した
後、絶縁材料を介して2つの薄膜コイル17および19
をそれぞれスパイラル状に形成している。なお、上記コ
イルは多層スパイラルに形成しても良い。また、図では
各タ−ンにコイルを分離して描いてはいない。そして、
次に、高飽和磁束密度合金膜により、磁極P3 およびP
5 をヨ−ク部に接続し、基板面より上部へ突出させて形
成する。これら磁極は記録媒体面に垂直な磁界を有効に
印加するために必須なものである。なお、この時、同時
にスパイラルコイル中心部のヨ−ク24’を増設しても
良い。磁気ヨ−クは磁界を効率よく磁極に導くためのも
ので、コイル側より磁極側へ近くなるにしたがい先細り
の形状にしてある。磁極はトラッキング幅方向の長さ
(図中x方向)が光ヘッドのファイントラッキング範囲
を含むように60μm程度あるのが望ましく、トラック
方向(図中y方向)の長さは、光ヘッドと磁界発生素子
との位置合せ精度などから約20μm以上あるのが望ま
しい。従って、磁気ヨ−クは効率の点から数10μmの
厚さが望まれる。
【0016】次に、図3により、磁界発生素子とその周
辺の構成について説明する。上記磁極P3 、P5 により
形成される有効垂直磁界の範囲に対応して、記録媒体
(光磁気ディスク)56の反対側には、対物レンズ57
が半径方向へ移動可能に配列してあって、マルチ記録を
行うための半導体レ−ザ(LD−A)59及び(LD−
B)62から与えられた光束60、63を、光磁気ディ
スク内の光磁気記録層55に収束し、焦点61、64を
結んでいる。なお、上記レ−ザ光源は同一チップ上に構
成されたマルチ発光レ−ザ素子でもよく、あるいは2つ
の別のレ−ザ素子でも光学的に等価なものであれば良
い。また、上記半導体レ−ザ59、62はその発光点の
間隔がレ−ザ製作上の制約から、約100μm程度離れ
ているが、そこから出射した光束60、63はコリメ−
タレンズ58で平行光束とされ、対物レンズ57で上述
のように記録層に収束される時、適正な焦点間隔、例え
ば、約40μmにすることができる。
【0017】上記コイル17は記録情報(A)53の極
性に応じた磁界を発生させるための磁気ヘッド駆動回路
51で駆動され、従って、磁極P3 からは記録情報53
に対応した垂直磁界が上記焦点61に対して印加され
る。また、コイル19は記録情報(B)54の極性に応
じた磁界を発生させるための磁気ヘッド駆動回路52で
駆動され、従って、磁極P5 からは記録情報54に対応
した垂直磁界が上記焦点64に対して印加される。
【0018】ここで、焦点61および64は、トラック
方向に約40μm離れて位置しているので、磁極P3 お
よびP5 の間隔は磁極の長さを25μmとすると、約1
5μmとなる。
【0019】次に、図4を用いて、上記磁界発生素子に
おいて一方のコイル17に電流を流した場合の発生磁界
分布を説明する。図の曲線は、有限要素法の数値計算結
果の一例で、磁極上のZ方向に10μm離れた位置の磁
界分布を示しており、y方向に25μmの長さを持った
磁極P3 を+Hに励磁した場合、磁極P3 上部の磁界に
比べ、隣接磁極P5 の上部ではその発生磁界が非常に小
さく、両素子を独立して駆動できることを示している。
なお、この時の磁極P3 とP5 との間隙は、図中に示さ
れているように、15μmである。このように、独立し
て駆動できるのは、薄膜構成のために、隣接する磁極の
対向面積が小さく、磁束の漏れが少ないことに主たる理
由がある。
【0020】このような構成では、磁路が小さくて、高
周波駆動に適するとともに、複数の素子間のクロスト−
クが小さく、独立して駆動可能な、接近した垂直磁界を
得ることができ、マルチビ−ムに対応したマルチ記録、
特に3ビ−ム以上のマルチ記録も可能となり、高速記録
が実現できる。
【0021】図5は、本発明の別の実施例であり、その
磁界発生素子の断面を示す。ここでは、上述のように、
コイル17を平面スパイラル状に巻くのではなく、磁気
ヨ−ク24をセンタ−コアとした扁平ソレノイド状に構
成している。このようなコイルの形状を薄膜プロセスで
構成するには、磁気ヨ−ク24の下側コイル部分と、上
側のコイル部分とを、各タ−ンにおいて接続すれば良
い。
【0022】この実施例では、先の実施例と異なり、素
子の厚み、層の構成が、共に増えており、より高度の製
造技術が必要となるが、磁界発生効率が5割以上増加す
るので、タ−ン数を減らし、磁気回路を小さく構成で
き、更に、励磁電流を抑制できるから、励磁回路の負担
を軽減できる。更に、後述するように、磁極上方のZ方
向に10μm以上離れた位置においても、隣接コアの磁
界発生(クロスト−ク分)が少なく、独立駆動すること
が可能となり、スライダの浮上量を大きくできるため、
記録媒体とのクラッシュを避けるなどの安全度を高めら
れる。
【0023】図6には、本発明の更に別の実施例が示さ
れている。ここでは、コイルが平面スパイラル状に巻い
てあるが、磁気ヨ−ク24をコイル上面の磁極近傍にま
で延長し、リタ−ン磁路としてより閉磁路に近い構成に
なっている。このため、やはり、素子の厚み、層の構成
が、共に増しているが、磁界発生効率は、最初の実施例
に比べ、倍以上に増大している。しかし、設計上、次の
点に留意する必要がある。
【0024】すなわち、上述の各実施例における2つの
磁界発生素子が隣接した時の漏れ磁界の割合が、図7に
比較して示してあり(図は、前述同様に、有限要素法に
よる数値計算で得られる)、その縦軸には、図4におい
て左側の素子を励磁した時に励磁側磁極上の発生磁界の
平均値に対する隣接側磁極上の磁界平均値の比(ここで
は「クロスト−ク」と称する)が示されており、また、
横軸には、磁極からZ方向の距離(スペ−ス)が示され
ていて、この場合のクロスト−クのスペ−ス依存性が、
曲線で示されている。なお、ここでは、磁極間隔などの
パラメ−タは各実施例で共通に取っている。そして、最
初の実施例では、スペ−ス約8μmの位置でクロスト−
ク分がほぼ零になるのに対し、次の実施例ではスペ−ス
約18μmの位置でクロスト−クが零になる。一方、三
番目の実施例では、磁極直上(スペ−スが零)において
も、クロスト−クが零にならず、励磁磁界と同相の磁界
を発生してしまうことがわかる。これは、励磁側磁極か
ら発生した磁束が励磁側リタ−ン磁路へ戻るため、磁極
上部をUタ−ンして、隣接側磁極へ戻る逆相成分が小さ
くなるためである。従って、クロスト−クは、図6にお
ける磁極とリタ−ン磁路とのギャップgに依存すること
がわかる。
【0025】なお、図7の実施例では、g=25μmの
場合を示しているが、ギャップgを広げることにより、
クロスト−クを減少させることができ、最初の実施例の
曲線に近ずいて行く。一方、gを大きくすると、効率が
低下するので、上記ギャップgの最適設計を探る必要が
ある。また、励磁側の発生磁界の、コア上のy方向位置
による強度変化も、先の2つの実施例の場合より大きい
点に注意する必要がある。
【0026】なお、上記実施例の全ては、記録媒体の回
転にともなってその上で浮上するスライダ形式の記録装
置について説明したが、記録媒体の微妙な上下運動に追
従できる制御機構を持った磁界発生素子の構成にしても
よい。この場合の記録媒体面と磁界発生部端面との距離
は、通常、数μmから数十μmの間の一定値に保たれ
る。
【0027】また、二番目の上記実施例のコイル構成
と、三番目の上記実施例の磁気ヨ−クの構成とを組合わ
せると、更に、高効率化が図れる。なお、上記実施例で
は2素子の構成のみについて説明しているが、最初の実
施例のように、多素子の構成とすることもできる。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したように構成され
るので、隣接コアへの磁束の漏れを抑制でき、各コアを
独立して駆動できるから、マルチ記録による記録の高速
化が可能となり、薄膜技術の採用で、小さい磁路構成が
できるため、高周波変調が容易となり、例えば、200
(Oe)以上の変調記録にも十分な垂直磁界を得ること
ができ、その磁界有効範囲も、光ヘッドのファイントラ
ッキングをカバ−できるように幅の広い範囲が得られる
などの効果がある。特に、本発明では、3つ以上の磁界
発生素子を並設し、磁界発生部の並びピッチを約50μ
m程度にしても、独立駆動が可能となるため、3ビ−ム
以上のマルチ記録に対応でき、記録の高速化が達成でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示すスライダ−の部分拡大
を含む斜視図である。
【図2】上記実施例の2素子の場合の平面図および断面
図である。
【図3】上記実施例の磁界発生装置周辺の構成図であ
る。
【図4】上記実施例の2素子の場合の磁界分布の説明図
である。
【図5】本発明の別の実施例を示す素子の断面図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施例を示す素子の断面図であ
る。
【図7】上記各実施例におけるクロスト−ク比較グラフ
である。
【図8】従来例の斜視図である。
【図9】上記従来例における光磁気記録の説明図であ
る。
【図10】磁界範囲と変調周波数との関係を示すグラフ
である。
【図11】従来例における2つのコアを使用した時の磁
界分布説明図である。
【符号の説明】
1 基板 24、25 磁気ヨ−ク 17、19 コイル 3、P3 、P5 磁極

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 記録媒体に平行に対向した非磁性基板の
    面上に複数の磁界発生素子が、薄膜技術で形成されてい
    る磁界発生装置において、上記各磁界発生素子は、それ
    ぞれ、独立した薄膜コイル、磁気ヨ−クおよび磁極を具
    備し、上記各磁極は、対応する磁気ヨ−クの一端から基
    板の面上方に突出するように形成されており、各磁界発
    生素子の磁極同士が互いに隣接するように配設されてい
    ることを特徴とする磁界発生装置。
JP3195062A 1990-03-20 1991-07-10 磁界発生装置 Pending JPH0520610A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3195062A JPH0520610A (ja) 1991-07-10 1991-07-10 磁界発生装置
US08/331,148 US5485435A (en) 1990-03-20 1994-10-28 Magnetic field generator in which an end face of a magnetic material member projects from man end face of magnetic field generating cores

Applications Claiming Priority (1)

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JP3195062A JPH0520610A (ja) 1991-07-10 1991-07-10 磁界発生装置

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