JPH0520583U - 鳥おどし装置 - Google Patents
鳥おどし装置Info
- Publication number
- JPH0520583U JPH0520583U JP074810U JP7481091U JPH0520583U JP H0520583 U JPH0520583 U JP H0520583U JP 074810 U JP074810 U JP 074810U JP 7481091 U JP7481091 U JP 7481091U JP H0520583 U JPH0520583 U JP H0520583U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 騒音を発生せず、しかも、風の影響を受けな
い鳥おどし装置を得る。 【構成】 チャージチョークL、ダイオードD2、導線
10、コンデンサC4、抵抗R6を12VのバッテリB
に直列に接続し、導線10〜抵抗R6の間をサイリスタ
SCRでバイパスする。サリスタのゲートにパルス発生
回路21を接続する。導線10は鳥を遠ざけるべき場所
に展張する。
い鳥おどし装置を得る。 【構成】 チャージチョークL、ダイオードD2、導線
10、コンデンサC4、抵抗R6を12VのバッテリB
に直列に接続し、導線10〜抵抗R6の間をサイリスタ
SCRでバイパスする。サリスタのゲートにパルス発生
回路21を接続する。導線10は鳥を遠ざけるべき場所
に展張する。
Description
【0001】
この考案は、周囲の磁界に変化を与えて鳥を近づかないようにする鳥おどし装 置に関し、農作物を鳥から守るのに好適なものである。
【0002】
従来の鳥おどし装置として、爆発音を生ずるものがよく知られているが、住宅 地の近くで騒音公害を引き起こす欠点がある。
【0003】 他に、風車にマグネットを固定し、風車といっしょにマグネットが回転して、 周りの磁界に変化を起こすようにしたものがある。鳥類は磁界に敏感な性質があ り、鳥の帰巣本能もこの性質に基づくものと考えられている。磁界に大きな変化 が起こると、これを嫌って鳥が装置の周囲に近づかない。このものは、騒音がな く、動力も必要ないという利点があるが、効果の及ぶ範囲が狭く、また、風のな いとき効果がなくなってしまう欠点がある。
【0004】
この考案は、騒音を発生せず、しかも、風の影響を受けない鳥おどし装置を提 供することを目的とする。
【0005】
この考案の鳥おどし装置は、鳥を近づけたくない場所に導線を展張し、これに 、電流供給源からパルス状の電流を繰り返し流すようにしたものである。パルス 電流は間欠的に流すよい。 電流供給源は、チャージチョークおよび該導線を介して電源から充電されるコ ンデンサと、該コンデンサに溜まった電荷を該導線を介して放電させるサイリス タと、該サイリスタのゲートにトリガパルスを送るパルス発生回路から構成する ことができる。
【0006】
導線にパルス電流を周期的に流すと、導線の周りに電流の強さに比例した変動 磁界が発生する。鳥類は変動する磁界で方向感覚が混乱し、これを嫌って導線に 近づかない。パルス電流を間欠的に流すと、鳥はおどしの効果がさらに高くなる 。
【0007】
図1において、符号10は導線、符号20は導線10に電流を供給する電流供 給源である。導線10は何本かの果樹30に渡って展張されている。
【0008】 図2は電流供給源20を示したものであり、チャージチョークL、ダイオード D2、導線10、コンデンサC4、抵抗R6を12VのバッテリBに直列に接続 する。そして、導線10〜抵抗R6の間をサイリスタSCRでバイパスする。
【0009】 符号21はサリスタSCRのゲートにトリガパルスを送るパルス発生回路であ る。このパルス発生回路は、2つの集積回路22,22とタイミング用のRCか らなっていて、抵抗R2とコンデンサC2はトリガパルスのパルスとパルスの時 間間隔を、抵抗R3とコンデンサC3はパルス幅をそれぞれ規定している。集積 回路22,23への電源は、バッテリ電源Bを抵抗R1、コンデンサC1で降圧 して供給される。
【0010】 図3を参照しながらこの回路の動作を説明すると、電源スイッチSW1を入れ ると、バッテリBからチョークコイルLを通ってコンデンサC4に充電電流が流 れる。コンデンサC4の電圧が上昇し、それが最大になったとき、パルス発生回 路21からサイリスタSCRにトリガパルスが送られ、サイリスタが導通する。 すると、コンデンサC4に蓄積された電荷はサイリスタSCRを通って一挙に放 電し、このとき、導線10に大電流が流れる。
【0011】 コンデンサC4の電荷が減少し、サイリスタSCRを流れる電流が小さくなる と、サイリスタがoffになり、再びコンデンサC4に充電電流が流れる。 チョークコイルLとコンデンサC4は直流共振回路を形成しており、理論上、 コンデンサC4は最大で電源電圧の2倍まで充電される。このようにコンデンサ C4が電源電圧以上に充電された場合、ダイオードD2はコンデンサC4から電 源側に電流が逆流するのを阻止する。
【0012】 サイリスタSCRと並列に、ダイオードD3と抵抗R5からなるリバース回路 を組み込まれているが、これは、コンデンサに逆電圧が印加されるのを防止する ためである。
【0013】 果樹30に渡した導線10にこうして大きな放電電流が流れると、導線の周囲 の磁界が激しく変動し、これを嫌って鳥が近づかない。 実地テストでは、導線10に最大放電電流が約1A、放電周期が10Hzで電 流を流し、からすを果樹から遠ざけるのに成功した。すずめを追い払うのにも効 果があった。
【0014】 さらに大きな電流を導線に流すために、図2に鎖線で示すように、チョークL の手前にDC−DCコンバータ25を置き、電源電圧を数倍に昇圧するようにし てもよい。
【0015】 鳥は夜間活動しないので、タイマーを組み込んで、昼間だけ装置の電源スイッ チが自動的に入るようにすると、バッテリの消耗が少なく好ましい。
【0016】 図4は電流供給源の変形例を示したものであり、図2のパルス発生回路21と サイリスタSCRの間に、長周期発振器26(発振周波数は例えば1Hz)、モ ードスイッチSW2、ゲート回路27が置かれている。
【0017】 この回路では、モードスイッチSW2を(1)側に入れると、パルス発生回路 21の出力はそのままサイリスタSCRのゲートに送られ、図2の場合と同じに 働く。 モードスイッチを(2)側に入れると、図5に示すように、長周期発振器26 の出力がoffのときだけパルス発生回路21の出力がゲート回路27の出力側 から取り出され、これでサイリスタSCRが点弧され、導線10にパルス電流が 間欠的に流れる。このようにして導線に間欠的に電流を流すと、鳥おどしの効果 が増大する。もちろん、バッテリの消耗も少なくなる。 長周期発振器26の出力パルスのデューティ比はポテンショメータVRで調整 可能である。
【0018】
請求項1の鳥おどし装置は、導線にパルス状の電流を流すようにしたものであ り、導線の周りに変動磁界が作り出されるので、これを嫌って鳥が近づかない。 特に、パルス状の電流を繰り返し流すようにしたので、小さなエネルギで大きな 電流を流すことができる効果がある。
【0019】 請求項2の装置は、パルス電流を間欠的に流すようにしたものであり、鳥おど しの効果が高く、消費電力も小さい。 請求項3の装置は、チョークコイルとコンデンサとで共振回路を形成し、電源 電圧より高い電圧までコンデンサに充電できるようにしたので、バッテリ駆動す る場合も導線に大電流を流すことができる。
【図1】鳥おどし装置の使用状態説明図である。
【図2】電流供給源の回路図である。
【図3】電流供給源のタイミング図である。
【図4】電源供給源の変形例の回路図である。
【図5】図4の回路のタイミング図である。
10 導線 20 電流供給源 21 パルス発生回路 B 電源 L チャージチョーク C4 コンデンサ SCR サイリスタ
Claims (3)
- 【請求項1】 鳥を遠ざけるべき場所に展張される導線
(10)と、この導線にパルス状の電流を繰り返し流す
電流供給源(20)からなる鳥おどし装置。 - 【請求項2】 該電流供給源が、周期的パルス電流を間
欠的に該導線に流すものである請求項1に記載の鳥おど
し装置。 - 【請求項3】 該電流供給源が、電源(B)と、チャー
ジチョーク(L)と、該チョークおよび該導線を介して
該電源から充電されるコンデンサ(C4)と、該コンデ
ンサに溜まった電荷を該導線を介して放電させるサイリ
スタ(SCR)と、該サイリスタのゲートにトリガパル
スを送るパルス発生回路(21)からなる請求項1に記
載の鳥おどし装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991074810U JPH0741355Y2 (ja) | 1991-08-24 | 1991-08-24 | 鳥おどし装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991074810U JPH0741355Y2 (ja) | 1991-08-24 | 1991-08-24 | 鳥おどし装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0520583U true JPH0520583U (ja) | 1993-03-19 |
JPH0741355Y2 JPH0741355Y2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=13558038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991074810U Expired - Lifetime JPH0741355Y2 (ja) | 1991-08-24 | 1991-08-24 | 鳥おどし装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0741355Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021191248A (ja) * | 2020-06-05 | 2021-12-16 | 中国電力株式会社 | 鳥獣忌避装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0163386U (ja) * | 1987-10-19 | 1989-04-24 | ||
JPH01108090U (ja) * | 1988-01-13 | 1989-07-21 | ||
JPH01312954A (ja) * | 1988-06-07 | 1989-12-18 | Walthoff Juergen | 鳩を追い払う方法および装置 |
-
1991
- 1991-08-24 JP JP1991074810U patent/JPH0741355Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0163386U (ja) * | 1987-10-19 | 1989-04-24 | ||
JPH01108090U (ja) * | 1988-01-13 | 1989-07-21 | ||
JPH01312954A (ja) * | 1988-06-07 | 1989-12-18 | Walthoff Juergen | 鳩を追い払う方法および装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021191248A (ja) * | 2020-06-05 | 2021-12-16 | 中国電力株式会社 | 鳥獣忌避装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0741355Y2 (ja) | 1995-09-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |