JPH021840Y2 - - Google Patents

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JPH021840Y2
JPH021840Y2 JP9042281U JP9042281U JPH021840Y2 JP H021840 Y2 JPH021840 Y2 JP H021840Y2 JP 9042281 U JP9042281 U JP 9042281U JP 9042281 U JP9042281 U JP 9042281U JP H021840 Y2 JPH021840 Y2 JP H021840Y2
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JP
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capacitor
circuit
charging
thyristor
resistor
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JP9042281U
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JPS57201799U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、田畑等を荒らす猪等の害獣の撃退を
目的として設置される電気牧柵器における漏電警
報装置に関するものである。
電気牧柵器は、田畑等の周囲に張りめぐらせた
柵線(裸電線)に衝撃電流を流すことにより、そ
の柵線に触れた猪等が電撃を受け、以後は柵線に
近付かないということを利用して農作物を害獣か
ら防護するようにしたものであり、衝撃電流とし
ては波高値が高くて幅の短いパルスが用いられて
いる。柵線は、一定間隔で立設された柵に、碍子
を介して張設されるが、柵線に草木が触れたり柵
線が弛んだりしてアースすると衝撃電流が大地に
漏電するので電気牧柵器としての効果が弱くな
る。従つて所期の効果を得るためには、牧柵器側
で漏電の有無を検知することが必要となる。
従来の漏電検出器は、衝撃電流発生回路とは別
に設けられていたのでその分、回路構成が複雑化
する上に漏電検出器作動用の電力を要し、そのた
め牧柵器用の電源である乾電池の寿命を早めると
いう欠点があつた。
本考案は、このような従来の欠点を解消し、衝
撃電流発生回路自体に漏電警報回路を組み込むこ
とにより従来、ジユール熱として消費されていた
電力を警報回路の駆動電力として用い、回路の複
雑化及び消費電力の増加を防止することのできる
漏電警報装置を提供することを目的とするもので
ある。
この考案は直流電源に接続されたインバータの
直流出力端子と衝撃電流出力用のトランスの1次
巻線とを、ブザー回路を構成素子の全部又は一部
とする抵抗回路及び充放電用コンデンサの直列回
路を介して接続し、抵抗回路と充放電用コンデン
サの接続点にはアースラインとの間にサイリスタ
を接続し、前記直流電源には当該サイリスタを周
期的に導通させるトリガパルス発生回路を接続
し、かつ前記抵抗回路には瞬時的な充放電用コン
デンサの充電電流をバイパスさせるバイパスコン
デンサを並列に接続したことを特徴とする電気牧
柵器における漏電警報装置に係るものである。
以下、本考案を図面に基いて説明すれば、第1
図は基本回路図であり、乾電池のような直流電源
1によつて駆動されるトランジスタQ1,Q2及び
昇圧トランスT1よりなるマルチバイブレータ型
のインバータ2の出力電流を整流器Dにより整流
し、平滑用コンデンサCで平滑して直流となし、
抵抗器R及び充放電用コンデンサC0を介して出
力用トランスT2の1次巻線に加える。一方、ト
リガパルス発生回路3は、一定周期の幅の短いパ
ルスを発生し、高速型のサイリスタTHYを導通
させる。
なお、前記の抵抗器中の抵抗値はサイリスタ
THYの保持電流以下になるように、且つコンデ
ンサC0の充電時定数が衝撃電流の周期よりも短
くなるように設定される。出力用トランスT2
2次巻線の非接地側端子には柵線4が接続され、
柵線4は杭5に取り付けた碍子6によつて支持、
張設される。前記抵抗器Rには並列に圧電ブザー
7及びバイパスコンデンサC1が接続されるが、
回路の基本動作をわかり易くするために圧電ブザ
ー7及びバイパスコンデンサC1を接続しない場
合についてまず説明する。
今、トリガパルス発生回路3によつて発生した
トリガパルスによりサイリスタTHYが導通する
と、今までE0(インバータ2の出力の整流電圧)
に充電されていたコンデンサC0の電荷がサイリ
スタTHY及び出力用トランスT2の1次巻線を介
して放電されるが、出力用トランスT2の負荷、
即ち棚線4と大地間の抵抗が∞もしくは高抵抗の
場合には、出力用トランスT2の一次側より見た
インピーダンスが高いため、前記のサイリスタ
THYが導通した直後の出力用トランスT2の一次
側巻線のインダクタンスによる逆起電力でサイリ
スタTHYは瞬時にオフする。サイリスタTHY
の導通から逆起電力発生までの時間は非常に短い
ため、ターンオフタイムが短い高速型サイリスタ
を用いる。従つて、充放電用コンデンサC0はそ
の電荷を放電する間もなく両端電圧はE0に復帰
し、次のトリガパルスで再び上記の動作を繰り返
す。この時のa点の電圧及び抵抗器Rの両端電圧
を第2図のa及びbに示す。
次に、柵線4に草木が接触したり、柵線4が弛
んだりして負荷抵抗が零もしくは低抵抗になる
と、出力用トランスT2の1次側より見たインピ
ーダンスは低くなるので、サイリスタTHYが導
通した直後には逆起電力は生じず、従つてサイリ
スタTHYと出力用トランスT2の1次巻線を通し
てコンデンサC0の電荷は放電されつくし、サイ
リスタTHYはその時点でオフする(抵抗器Rよ
りの充電電流はサイリスタTHYの保持電流以下
に選んであるのでコンデンサC0の両端電圧が零
になつたときサイリスタTHYはオフする。)。サ
イリスタTHYがオフになると、コンデンサC0
抵抗器Rを流れる電流により充電され、コンデン
サC0の両端電圧はE0に復帰する。次にトリガパ
ルスが発生するとサイリスタTHYが導通して上
記の動作を繰り返す。この時のa点の電圧及び抵
抗器Rの両端電圧を第3図のa及びbに示す。
上記のように、抵抗器Rの両端電圧は負荷の高
低により短いパルス状の電圧になつたり鋸歯状波
になつたりする。そこで、抵抗器Rの代りにブザ
ー(圧電ブザー)7を接続し、またバイパス用の
コンデンサC1を並列に接続する。すると、ブザ
ー7が抵抗器Rの代用として作用し、負荷が高抵
抗の場合の短いパルスはコンデンサC1によつて
バイパスされ、ブザー7は鳴らず、負荷が零また
は低抵抗となつた時は鋸歯状波の電圧がブザー7
に掛るため、サイリスタTHYの周期(例えば1
Hz)の断続音でブザー7が鳴り、草木が柵線4に
接触した場合などの状態を知ることができる。
このように、極めて簡単な構成で警報音を発生
することができ、そのための特別の電力を必要と
しない。即ち従来の回路において抵抗器Rで消費
されていたジユール熱をブザー7の警報音のエネ
ルギーに変換することになる。
一般に、圧電ブザーは入力インピーダンスが大
きいため、実際にはブザー7に並列に抵抗器を接
続し、全体としてコンデンサC0の充電時定数を
得ることができる合成抵抗値とする。
第4図に示すのは実際の実施回路例であり、第
1図の回路構成と対応する部分は同一符号で示し
た。同図中D1は圧電ブザー7に逆電圧が掛らな
いようにするための逆流阻止ダイオード、8は圧
電ブザー7の発音と同様に出力用トランスT2
負荷抵抗が高いときは点灯せず、負荷抵抗が零ま
たは低くなつた時に点滅するネオンランプ、9は
倍電圧整流回路、10は出力表示用ネオンラン
プ、C2は出力表示用ネオンランプ10を点灯さ
せるためのコンデンサを示す。
また、出力用トランスT2の一次側に並列に接
続されているダイオードD2は、コンデンサC0
充電する電流が流れるときに、その充電電流が出
力用トランスT2の一次巻線に流れないようにす
るためのものである。このダイオードD2として
は、出力用トランスT2の負荷が∞又は高抵抗の
場合に一次巻線に瞬間的に誘起される逆起電力が
短絡されて消滅しないように、サイリスタTHY
が高速型であるのに対して低速型のものを用い
る。
上述したように本考案によれば、害獣撃退用の
衝撃電流発生回路自体に圧電ブザーを組み込んだ
ので、その回路自体で従来消費されたジユール熱
の全部又は一部を圧電ブザー駆動用のエネルギー
として用いることができ、従つて回路構成が簡素
化されると共に、そのための特別の電力を要せず
電池寿命を長くすることができるなどの効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の基本回路構成を示す回路図、
第2図は高負荷時における回路動作を示す波形
図、第3図は低負荷時における回路動作を示す波
形図、第4図は本考案の実施例を示す回路図であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直流電源に接続されたインバータの直流出力端
    子と衝撃電流出力用のトランスの1次巻線とを、
    ブザー回路を構成素子の全部又は一部とする抵抗
    回路及び充放電用コンデンサの直列回路を介して
    接続し、抵抗回路と充放電用コンデンサの接続点
    にはアースラインとの間にサイリスタを接続し、
    前記直流電源には当該サイリスタを周期的に導通
    させるトリガパルス発生回路を接続し、かつ前記
    抵抗回路には瞬時的な充放電用コンデンサの充電
    電流をバイパスさせるバイパスコンデンサを並列
    に接続したことを特徴とする電気牧柵器における
    漏電警報装置。
JP9042281U 1981-06-18 1981-06-18 Expired JPH021840Y2 (ja)

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JP9042281U JPH021840Y2 (ja) 1981-06-18 1981-06-18

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JP9042281U JPH021840Y2 (ja) 1981-06-18 1981-06-18

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Publication Number Publication Date
JPS57201799U JPS57201799U (ja) 1982-12-22
JPH021840Y2 true JPH021840Y2 (ja) 1990-01-17

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