JPH05205665A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH05205665A
JPH05205665A JP1004592A JP1004592A JPH05205665A JP H05205665 A JPH05205665 A JP H05205665A JP 1004592 A JP1004592 A JP 1004592A JP 1004592 A JP1004592 A JP 1004592A JP H05205665 A JPH05205665 A JP H05205665A
Authority
JP
Japan
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anode
electron
electrons
phosphor
projection
Prior art date
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Pending
Application number
JP1004592A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinsuke Yura
信介 由良
Kazutoshi Morikawa
和敏 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP1004592A priority Critical patent/JPH05205665A/ja
Publication of JPH05205665A publication Critical patent/JPH05205665A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子の広がりを抑えるためになされたもの
で、アノード/カソード間の距離を現在の5〜10倍に
することにより、絶縁破壊をおこさずに2〜5kVのア
ノード電圧をかけることを可能にするとともに、高輝度
でカラーの画像表示を可能にする。アノ−ド電圧を上
げ、青赤の螢光体の発光を良くする。 【構成】 画素に対応する電子源の周囲を画素サイズと
同程度の厚みの導電体で囲み、この導電体に負のバイア
ス電圧をかけるとともに、アノード電極の画素の中心に
突起を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子源と蛍光体をそな
え、静止画、動画、図、文字などを表示する平面型CR
Tに関するものである。
【0002】
【従来の技術】平面型CRTについては、文献(DIS
PLAYS,JAN.1987 P.37)にある電界
放射素子を面電子源とするものが提案されている。以下
この装置を図6により説明する。8はガラス基板で、こ
の上にカソード電極11、ゲート電極2がX,Yに配列
されている。これらの電極の各交点には多数の電界放射
素子1が形成されている。また、この基板8に対向して
透明導膜からなるアノード4及びこの上に画素を構成す
る蛍光体5を塗布したガラス基板7が設けられている。
これら2つの基板間の間隔は200μmで、2つのガラ
ス基板はその周囲をフリットガラスで密閉してあり、2
つの基板間は真空に保たれ、アノード/カソード間は4
00Vの電圧がかけられている。本装置で画像を表示す
るときには、発光させたい画素に対応するカソード電
極、ゲート電極間に電子の放出されるしきい値以上の電
圧をかける。するとこれに対応する電界放射素子から電
子が放出される。これがアノード電圧により加速され蛍
光体に衝突し、その画素を発光させる。ゲート電極にか
ける電圧レベルを変えることにより輝度を変化させるこ
ともできる。また、赤・青・緑の3種の蛍光体を組み合
わせればカラーの画像を写すことも可能である。8、7
のガラス基板は1mm厚でその間隔はわずか200μm
なので、約2mm厚の平面CRTを構成することができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は以上のよ
うにカラー表示も可能であるが、赤・青の輝度が弱いと
いう問題点がある。これはアノード電圧が400Vと比
較的低電圧で充分な輝度の出せる赤・青の蛍光体がない
からで、また、赤・青色で充分な輝度が得られるアノー
ド電圧は数kVであるが、この装置で数kVのアノード
電圧をかけると、その電界は、107 V/mとなり今度
はアノード/カソート間で絶縁破壊がおこりやすくな
る。これを防ぐにはアノード/カソート間の距離を20
0μmから1mmに増やせばよいが、こうすると今度は
電子源から発生した電子がアノードに衝突するまでに広
がってしまい、隣接する画素を発光させてしまうように
なる。
【0004】この発明は、上記のような電子の広がりを
抑えるためになされたもので、アノード/カソード間の
距離を現在の5〜10倍にすることにより、絶縁破壊を
おこさずに2〜5kVのアノード電圧をかけることを可
能にするとともに、高輝度でカラーの画像表示を可能に
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像表示
装置は、画素に対応する電子源の周囲を画素サイズと同
程度の厚みの導電体で囲み、この導電体に負のバイアス
電圧をかけるとともに、アノード電極の画素の中心に突
起を設けたものである。
【0006】
【作用】この発明における画像表示装置は、電子源から
発生した電子を収束させる。また、アノ−ド電極の画素
の中心に設けられた突起は、この画素の中心に収束する
電界を発生させ、電子が隣接する画素へ向かわないよう
にする。このように電子軌道の広がりを抑えることによ
り、アノ−ド/カソ−ド電極間の距離を大きくしても隣
接画素を光らすことが無いようにすることが可能であ
る。
【0007】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の一実施例による表示装置を示
す。1は基板8に設けられた電子放出素子、2はその電
子放出素子の電子引き出し電極、3は電子引き出し電極
2を取り囲む電子軌道を制御するための制御グリッドで
ある。また、透明フロントパネル7上には電子収束用の
円柱状の突起6が設けられている。本表示装置では、ア
ノードとなるフロントパネル7と基板8の間隔は1mm
である。電子放出素子1は直径100μmの領域に形成
された電界放射素子アレイである。電子放出素子1を中
心として内径200μmの土手形状の制御グリッド3が
囲んでいて、制御グリッドの厚みは100μmである。
また、アノードは円柱状突起6の上に蛍光体5、アルミ
膜4の順に形成されている。円柱状突起6は直径100
μm、高さ100μmである。1画素は直径300μm
の大きさである。
【0008】エミッタを0Vとして、引き出し電極2に
100V、制御グリッド3に−50V、アノード6に2
kVの電圧がかけられている。エミッタ引き出し電極に
100Vの電圧をかけると素子からは電子が放出され
る。放出された電子は、制御グリッド間の空間を通過し
て外部にとび出す。このとき電界は制御グリッドにより
中心部に向かうようになっており、電子は再び収束を受
ける。このため放出された電子は、対向する画素の螢光
体のみを発光させることになる。このような電子収束の
作用がないと、例えばエミッタ先端より基板に垂直な方
向から30°の角度範囲で電子は放出されるため、計算
により200μm外側に光は広がることになる。画素の
サイズは直径300μmなので隣接する画素を光らせて
しまう。
【0009】電子放射素子及び表示装置の製造方法につ
いては、文献(DISPLAY JAN.1987
P.37,IEEE TRANS ON ELECTRO
N DEV.VOL36 No.1 JAN 198
9)等に詳しく述べられている。ここでは、制御グリッ
ド3の製造方法を図5により説明する。まず、図5
(a)に示すような素子の形成された基板上8に、フォ
トレジストの100μm厚の膜を形成する。これは例え
ば、50μmの厚みのドライフィルムを2回基板に貼り
つければよい。ドライフィルムでは電子放射素子の穴の
中に入ったレジストがとれないという問題は起こらな
い。このドライフィルムを露光現像し制御グリッドを形
成する部分だけ除く。(図5(b))この後絶縁膜9を
3μmめっき下地膜を2000オングストローム蒸着す
る。絶縁膜はSiO2 ,SiO,Al23等の酸化膜、
めっき下地層はCr,Fe,Ni等の金属膜でよい。
【0010】次に図4(d)に示すように制御グリッド
3を電気めっきで形成する。ここではNiを用いた。下
地層21は、レジスト上と基板上とで電気的に完全に分
離されているので基板上の下地層を陰極にすることによ
り、レジストのない部分のみでめっき膜を成長させるこ
とができる。最後にレジストを有機溶剤で剥離してしま
えば制御グリッドが残る(図5(e))。また、フロン
トパネル7の突起6は、フロントパネルを感光性ガラス
でつくることにより実現できる。例えばコーニング社の
フォトフォームを用いれば、1mmのフロントガラスの
板厚で100μmのみエッチングすることが可能で、フ
ォトエッチングにより6のような円柱形状ができる。こ
れに3種の蛍光体を塗布し、Alの電極を蒸着する。本
表示装置ではカソードとアノード間が1mmの距離では
あるが、制御グリッド、アノードの突起が図1のような
ポテンシャル31を形成するため、電子ビームは広がっ
て隣接する画素の蛍光体を光らすことはない。
【0011】実施例2.実施例1ではアノードの突起を
円筒形状にしたが、多角形でもよいし先端が尖った錐状
でもよい。また、突起の側面は図4に示すように傾斜を
もっていてもよい。先端が尖っている方がむしろ電界の
収束はよいし、側面に傾斜をつければ蛍光体の表面積を
有効的に広げることが可能である。また、蛍光体の塗布
や蒸着による電極形成が容易である。
【0012】実施例3.実施例1では、制御グリッド3
の穴形状を円形としたが、四角形、六角形など多角形で
もよい。また、制御グリッドの高さを100μmとした
がもっと高くてもよい。また、隣接する画素との間で制
御グリッドを分離してもよい。
【0013】実施例4 上記実施例では制御グリッド3をNiの電気めっき膜を
適用したが、Ti,Mo,Taなどのめっき膜を用いて
もよい。これらの金属は、気体分子を化学吸着しやすい
特性を持つ。真空中に放出され加速された電子が、これ
らの気体をイオン化すると、イオンは負の電圧のかかる
制御グリッドに向かう。この時イオンはこの制御グリッ
ドに吸着される。このため絶縁破壊やエミッタの汚染の
原因となる気体分子を除く効果がある。
【0014】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、各画素
に対応する電源の周囲を負のバイアスのかかった導電膜
で囲むとともに、アノード電極の画素の中心に突起を設
けることにより、電子源からアノードに向かう電子軌道
を収束させることができる。このためアノード/カソー
ド間の距離を大きくでき、さらにアノード電圧をあげ、
赤・青色の輝度を大きくでき、これによりカラーの画像
表示装置を得ることができる。また、特にカソード/ア
ノード間に新たにゲートを加える必要がないため装置の
構造は簡単になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像装置の断面図である。
【図2】本発明による画像装置の制御グリッドの斜視図
である。
【図3】本発明による画像装置のアノード電極の突起の
斜視図である。
【図4】本発明による画像装置のアノード電極の突起の
斜視図である。
【図5】本発明による画像装置の制御グリッドの製造方
法を示す工程図である。
【図6】従来の画像表示装置の原理図である。
【符号の説明】
1 電子放出素子のエミッタの引き出し 2 電子放出素子のエミッタの引き出し電極 3 制御グリッド 4 アノード金属蒸着膜 5 蛍光体 6 アノード電極の突起 7 前面パネル 8 基板 9 絶縁膜 11 カソード電極 12 絶縁膜 20 レジスト膜 21 めっき下地膜 31 ポテンシャル 32 電子軌道

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面基板に配列された電子源と、これに
    対向して平面上に配列された画素から成る発光面をそな
    えて、各画素の電子源に対向する発光面上に一個以上の
    突起を設けたことを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】上記電子源の周囲を画素ごとに導電体で囲
    み、その導電体に負のバイアスをかけることを特徴とす
    る請求項1記載の画像表示装置。
JP1004592A 1992-01-23 1992-01-23 画像表示装置 Pending JPH05205665A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1004592A JPH05205665A (ja) 1992-01-23 1992-01-23 画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1004592A JPH05205665A (ja) 1992-01-23 1992-01-23 画像表示装置

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JPH05205665A true JPH05205665A (ja) 1993-08-13

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ID=11739426

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JP1004592A Pending JPH05205665A (ja) 1992-01-23 1992-01-23 画像表示装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006024461A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Hidetoshi Saito 高輝度発光装置
KR101064367B1 (ko) * 2004-06-30 2011-09-14 삼성에스디아이 주식회사 전자방출 표시장치용 애노드기판 및 이의 제조방법

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