JPH0520548A - 商品販売処理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】売場面積の使用効率を向上し、カゴを不要に
し、かつ精算処理のスムーズ化を図る。 【構成】バーコードスキャナー、キー入力部、無線通信
手段を設けた無線ハンディターミナル２1 〜２m と、こ
のハンディターミナルと無線通信を行う中央無線装置３
と、商品情報に応じて対応する商品を立体倉庫から外部
に搬出する自動棚卸し装置４と、この自動棚卸し装置及
び中央無線装置を制御し、ハンディターミナルからの商
品コードを中央無線装置を介して取込むとともにハンデ
ィターミナルから中央無線装置を介して終了信号を取込
むと自動棚卸し装置に対して該当商品を搬出させるため
の商品情報を供給するホストコンピュータ５とからな
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、無線ハンディターミナ
ル、自動棚卸し装置を備えた商品販売処理システムに関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来、スーパマーケット等においては、
商品棚に多数の商品をそれぞれ複数個並べ、顧客がカゴ
持って売り場を歩きながら購入したい商品を商品棚から
取ってカゴに入れ、最後にカゴ内の商品を会計所に持っ
ていき精算していた。会計所では顧客が持参したカゴか
ら商品を１つ１つ取ってバーコードスキャナーによるバ
ーコードの読取りやキー入力を行い、最後に登録の締め
を行って合計金額を表示し、顧客と金銭の授受、釣銭の
返却を行うようになっていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このような一連のシス
テムでは商品棚には１つの商品について多数陳列する必
要があるため商品棚占める面積が大きくなって売場面積
の使用効率が悪く、また常に少なくなった商品を管理し
て補充しなければならない面倒があった。また顧客は商
品を多数入れたカゴを持ち歩かなければならず、特に混
雑時には煩わしい問題があった。さらに会計所では精算
に手間かが係り混雑時には長時間並んで待たなければな
らない問題があった。

【０００４】そこで本発明は、売場面積の使用効率を向
上でき、またカゴを不要にでき、さらに精算処理がスム
ーズにできる商品販売処理システムを提供しようとする
ものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１対応の発明は、
商品に付されたバーコードを読取るバーコードスキャナ
ー、商品コード等を入力するためのキー、終了信号を送
信するための終了キー等を設けた操作部、無線通信手段
を設けた無線ハンディターミナルと、このハンディター
ミナルと無線通信を行う中央無線装置と、入力される商
品情報に応じて対応する商品を商品収納部から外部に搬
出する自動棚卸し装置と、この自動棚卸し装置及び中央
無線装置を制御し、ハンディターミナルからの商品コー
ドを中央無線装置を介して取込むとともにハンディター
ミナルから中央無線装置を介して終了信号を取込むと自
動棚卸し装置に対して該当商品を搬出させるための商品
情報を供給するホストコンピュータとを設けたものであ
る。

【０００６】請求項２対応の発明は、商品に付されたバ
ーコードを読取るバーコードスキャナー、商品コード等
を入力するためのキー、終了信号を送信するための終了
キー等を設けた操作部、価格情報に応じて金額表示を行
うとともに終了キー操作に応じて合計金額表示を行う表
示器、完了信号に応じて報知動作を行う報知手段、無線
通信手段を設けた無線ハンディターミナルと、このハン
ディターミナルと無線通信を行う中央無線装置と、入力
される商品情報に応じて対応する商品を商品収納部から
外部に搬出するとともに搬出要求のあった一連の商品の
搬出が終了すると完了通知を送信する自動棚卸し装置
と、この自動棚卸し装置及び中央無線装置を制御し、ハ
ンディターミナルからの商品コードを中央無線装置を介
して取込むとその商品の価格情報を中央無線装置を介し
てハンディターミナルに送信し、ハンディターミナルか
ら中央無線装置を介して終了信号を取込むと自動棚卸し
装置に対して該当商品を搬出させるための商品情報を供
給し、かつ自動棚卸し装置から完了通知を取込むと中央
無線装置を介してハンディターミナルに完了通知を送信
するホストコンピュータとを設けたものである。

【０００７】請求項３対応の発明は、商品に付されたバ
ーコードを読取るバーコードスキャナー、商品コード等
を入力するためのキー、終了信号を送信するための終了
キー、宅配指示キー等を設けた操作部、価格情報に応じ
て金額表示を行うとともに終了キー操作に応じて合計金
額表示を行う表示器、完了信号に応じて報知動作を行う
報知手段、無線通信手段を設けた無線ハンディターミナ
ルと、このハンディターミナルと無線通信を行う中央無
線装置と、入力される商品情報に応じて対応する商品を
商品収納部から外部に搬出するとともに搬出要求のあっ
た一連の商品の搬出が終了すると完了通知を送信し、か
つ宅配指示信号を入力すると通常販売商品と区別して外
部に搬出する自動棚卸し装置と、この自動棚卸し装置及
び中央無線装置を制御し、ハンディターミナルからの商
品コードを中央無線装置を介して取込むとその商品の価
格情報を中央無線装置を介してハンディターミナルに送
信し、ハンディターミナルから中央無線装置を介して終
了信号を取込むと自動棚卸し装置に対して該当商品を搬
出させるための商品情報を供給し、かつ自動棚卸し装置
から完了通知を取込むと中央無線装置を介してハンディ
ターミナルに完了通知を送信するホストコンピュータと
を設けたものである。

【０００８】

【作用】このような構成の本発明においては、無線ハン
ディターミナルにおいてバーコードスキャナーにより商
品に付されたバーコードを読取るか操作部から商品コー
ドを入力するとハンディターミナルからの商品コードが
無線で中央無線装置に送信され、中央無線装置から受信
した商品コードがホストコンピュータに転送される。こ
うしてホストコンピュータが１又は複数の商品コードを
受信した状態で無線ハンディターミナルにおいて終了キ
ーが操作されて終了信号がホストコンピュータに入力さ
れると、ホストコンピュータは入力された商品コードに
該当する商品を搬出させるための商品情報を自動棚卸し
装置に供給する。これにより自動棚卸し装置は商品収納
部から該当する商品を自動的に取出して外部に搬出させ
る。

【０００９】また本発明においては、ホストコンピュー
タは中央無線装置から商品コードを受信すると、該当す
る価格情報を中央無線装置を介して無線ハンディターミ
ナルに送信する。これによりハンディターミナルは表示
器に価格表示を行う。またハンディターミナルは終了キ
ーの操作があると入力された商品コードに対応する合計
金額を表示器に表示させる。自動棚卸し装置はホストコ
ンピュータから搬出要求のあった一連の商品の搬出が終
了すると完了信号をホストコンピュータに送信する。こ
れによりホストコンピュータは中央無線装置を介してハ
ンディターミナルに完了信号を送信する。ハンディター
ミナルは完了信号を受信すると報知手段を動作して知ら
せる。こうして操作者は購入した商品の搬出が完了した
ことを知る。

【００１０】さらに本発明においては、ハンディターミ
ナルにおいて宅配指示キーが操作されるとハンディター
ミナルから中央無線装置を介してホストコンピュータに
宅配指示信号が送信される。そして終了信号受信時にホ
ストコンピュータから商品情報とともに宅配指示信号が
自動棚卸し装置に送信されると、自動棚卸し装置は該当
する商品を宅配商品として判断し、通常販売商品と区別
して外部に搬出する。

【００１１】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。

【００１２】図１はシステム全体の構成を示すもので、
１1,１2 ，…１n は各種見本の商品を１個ずつ陳列して
いる商品棚、２1 ，２2 ，…２m は顧客がそれぞれ手に
持つ無線ハンディターミナルである。

【００１３】３は前記各無線ハンディターミナル２1 〜
２m と無線通信を行う中央無線装置、４は自動棚卸し装
置、５は前記中央無線装置３及び自動棚卸し装置４を制
御するホストコンピュータである。

【００１４】前記自動棚卸し装置４には商品を外部に搬
出させるための複数のベルトコンベア６1 ，６2 ，…６
k が設けられ、その先端部にはそれぞれ会計所７1 ，７
2 ，…７k が設置されている。

【００１５】前記各無線ハンディターミナル２1 〜２m
は図２に示すように、制御部本体を構成するマイクロコ
ンピュータ１１を設け、このマイクロコンピュータ１１
に無線送信部１２、無線受信部１３、操作部としてのキ
ー入力部１４、液晶表示器１５、報知手段としてのブザ
ー装置１６、バーコードスキャナー１７がそれぞれ接続
されている。

【００１６】前記マイクロコンピュータ１１は情報送信
を行うときには前記無線送信部１２を制御して情報を前
記中央無線装置３に対してアンテナ１８を介して送信
し、前記中央無線装置３からの送信情報をアンテナ１８
を介して前記無線受信部１３が受信したときにはその受
信情報を取込むようになっている。

【００１７】前記各無線ハンディターミナル２1 〜２m
は図４に示すように、筐体１０の上部に前記キー入力部
１４、液晶表示器１５及びブザー装置１６を配置し、筐
体１０の側部にコード１９を介してペン式の前記バーコ
ードスキャナー１７を接続している。なお、バーコード
スキャナー１７としては筐体１０の側部に読取り面が固
定されているタッチ式のものであってもよい。

【００１８】前記キー入力部１４には商品コード、個数
を入力するためのテンキー１４ａ、テンキー入力が商品
コードであることを指定する品番キー１４ｂ、テンキー
入力が個数であることを指定する個数キー１４ｃ、登録
の締めに使用される終了キー１４ｄ、宅配指定に使用さ
れる宅配キー１４ｅ、入力データの取消しに使用される
取消しキー１４ｆ、金額表示を指示する金額表示キー１
４ｇ等が設けられている。前記中央無線装置３、自動棚
卸し装置４及びホストコンピュータ５は図３に示すよう
に構成されている。

【００１９】前記中央無線装置３は制御部本体を構成す
るマイクロコンピュータ３１を設け、このマイクロコン
ピュータ３１に無線送信部３２及び無線受信部３３を接
続し、前記マイクロコンピュータ３１は情報送信を行う
ときには前記無線送信部３２を制御して情報を前記各無
線ハンディターミナル２1 〜２mに対してアンテナ３４
を介して送信し、前記各無線ハンディターミナル２1〜
２m からの送信情報をアンテナ３４を介して前記無線受
信部３３が受信したときにはその受信情報を取込むよう
になっている。

【００２０】前記自動棚卸し装置４は、商品収納部を構
成する立体倉庫４１と前記ホストコンピュータ５からの
商品情報に基づいて前記立体倉庫４１を駆動制御する制
御コンピュータ４２を設けている。前記立体倉庫４１に
おいては商品を収納する搬送用カゴが自動搬送され、該
当商品が収納されている位置にて商品をカゴ内に自動投
入し、入力された商品情報に基づく一連の商品のカゴ内
への投入が終了すると、任意のベルトコンベアにカゴを
搬出させる動作を行うようになっている。自動棚卸し装
置４における各ベルトコンベア６1 〜６k のうちベルト
コンベア６1 は宅配専用のベルトコンベアで、残りのベ
ルトコンベア６2 〜６k は通常の販売処理用のベルトコ
ンベアとなっている。

【００２１】前記ホストコンピュータ５は、データ処理
制御部５１とＣＲＴ表示器５２を設け、前記データ処理
制御部５１には商品コードに対応して商品名、価格がプ
リセットされたファイルと、商品コードに対応して売上
点数及び売上金額を累計登録する登録メモリが設けられ
ている。

【００２２】前記各無線ハンディターミナル２1 〜２m
のマイクロコンピュータ１１は図６に示す制御を行うよ
うにプログラム設定されている。すなわちバーコードス
キャナー１７によって商品に付されたバーコードを読取
ることによって、あるいはキー入力部１４のテンキー１
４ａと品番キー１４ｂによって商品コードが入力される
と、その入力された商品コードを前記中央無線装置３に
送信する。また商品コードの入力後にキー入力部１４の
宅配キー１４ｅの入力があると宅配指示信号を前記中央
無線装置３に送信する。また商品コードの入力後にキー
入力部１４の終了キー１４ｄの入力があると終了信号を
前記中央無線装置３に送信する。さらに商品コードの入
力後にキー入力部１４の取消キー１４ｆの入力があると
取消信号を前記中央無線装置３に送信する。

【００２３】また前記中央無線装置３から価格情報及び
商品名を受信すると、その価格情報及び商品名を前記液
晶表示器１５に表示させるようにしている。また前記中
央無線装置３から完了通知を受信すると、その旨を前記
液晶表示器１５に表示させるとともに前記ブザー装置１
６を一定時間動作させるようにしている。

【００２４】前記ホストコンピュータ５のデータ処理制
御部５１は図７に示す制御を行うようにプログラム設定
されている。すなわち前記中央無線装置３から商品コー
ドの入力があると、ファイルを参照して該当する商品の
商品名及び価格情報を呼出す。そして商品コードととも
に呼出した商品名及び価格情報を顧客別、すなわちハン
ディターミナル別に分けて前記ＣＲＴ表示器５２に表示
させる。さらに呼出した商品名及び価格情報を前記中央
無線装置３に送信するようになっている。

【００２５】また前記中央無線装置３から宅配指示信号
の入力があると、その宅配指示信号を前記自動棚卸し装
置４に送信するとともに、前記ＣＲＴ表示器５２に表示
されている該当商品に宅配マークを付すようになってい
る。

【００２６】また前記中央無線装置３から終了信号の入
力があると、同一のハンディターミナルからそれまでに
入力された商品コードに基づく価格、個数の情報を登録
メモリに累計登録し、さらに前記自動棚卸し装置４に該
当商品を搬出させるための商品情報を送信するようにな
っている。

【００２７】さらに前記中央無線装置３から取消信号の
入力があると、該当商品のクリア処理を行い、前記自動
棚卸し装置４から完了通知の入力があると、その完了通
知を前記中央無線装置３に送信するようになっている。

【００２８】前記自動棚卸し装置４の制御コンピュータ
４２は図８に示す制御を行うようにプログラム設定され
ている。すなわち前記ホストコンピュータ５から商品情
報を受信し宅配指示が無ければ、立体倉庫４１を駆動し
て該当する商品を検索して該当個数通常販売用カゴ内に
投入する。また宅配指示が有れば立体倉庫４１を駆動し
て該当する商品を検索して該当個数宅配用カゴ内に投入
する。

【００２９】そして前記ホストコンピュータ５からの指
示による一連の商品のカゴ内への投入が終了すると、完
了を判断し通常販売用カゴについてはベルトコンベア６
2 〜６k のうちの任意のベルトコンベアへ搬出し、また
宅配用カゴについては宅配用ベルトコンベア６1 に搬出
する。

【００３０】そして図５に示すような同期符号、ハンデ
ィターミナルを指示する端末識別番号、搬出したベルト
コンベアを指定する情報等を入れたデータからなる完了
通知を前記ホストコンピュータ５に送信するようになっ
ている。

【００３１】このような構成の実施例においては、顧客
は任意の無線ハンディターミナル２m を所持して各商品
棚１1 〜１n を回り、購入したい商品があればその商品
に付されたバーコードをバーコードスキャナー１７によ
って読取る。また商品コードをテンキー１４ａと品番キ
ー１４ｂとで直接入力する。これによりハンディターミ
ナル２m から中央無線装置３を介してホストコンピュー
タ５に商品コードが送信される。

【００３２】ホストコンピュータ５ではファイルを参照
して該当する商品名及び価格情報を呼出してＣＲＴ表示
器５２に表示させる。また商品名及び価格情報を中央無
線装置３を介して該当するハンディターミナル２m に送
信する。これによりハンディターミナル２m は受信した
商品名及び価格情報を液晶表示器１５に表示させる。こ
うして顧客は入力した商品が購入すべき商品となってい
るか否か、また値段が確認できる。

【００３３】またハンディターミナル２m において再度
商品コードの入力操作を行うと前記同様に中央無線装置
３を介してホストコンピュータ５に商品コードが送信さ
れる。そしてホストコンピュータ５ではファイルを参照
して該当する商品名及び価格情報を呼出してＣＲＴ表示
器５２に表示させる。また商品名及び価格情報を中央無
線装置３を介して該当するハンディターミナル２m に送
信する。これによりハンディターミナル２m は受信した
商品名及び価格情報を液晶表示器１５に表示させる。こ
うしてＣＲＴ表示器５２及び液晶表示器１５のいずれに
も顧客が購入したすべての商品の商品名及び価格が表示
されることになる。

【００３４】この状態で顧客がハンディターミナル２m
において終了キー１４ｄを操作すると、液晶表示器１５
に合計金額が表示されるとともにホストコンピュータ５
は自動棚卸し装置４に対してハンディターミナル２m に
より入力された２つの商品を搬出させる情報を送信す
る。

【００３５】こうして自動棚卸し装置４は制御コンピュ
ータ４２により立体倉庫４１を駆動して該当する２つの
商品を通常販売用のカゴに投入させ、任意のベルトコン
ベア６k を指定して搬出させる。このときハンディター
ミナル２m を指定する端末識別番号及び指定したベルト
コンベア６k を知らせる情報を含む完了通知をホストコ
ンピュータ５に送信する。こうして任意のベルトコンベ
ア６k によりカゴが対応する会計所７k に向かって搬送
される。

【００３６】またホストコンピュータ５は完了通知を中
央無線装置３を介して該当するハンディターミナル２m
に送信する。これによりハンディターミナル２m は搬出
完了及び指定したベルトコンベア６k を知らせる情報を
液晶表示器１５に表示させるとともに、ブザー装置１６
を動作させる。以上の信号のやり取りを示せば図９に示
すようになる。

【００３７】こうして顧客は自分が購入した商品の搬出
が終了したことを知り、かつ表示されているベルトコン
ベア６k を知らせる情報に基づいて該当する会計所７k
の設置場所へ行く。そして液晶表示器１５に表示されて
いる合計金額に基づいて支払いを行い商品を受け取る。

【００３８】このように顧客は無線ハンディターミナル
を持参して各商品棚１1 〜１n を回り該当商品の商品コ
ードを入力すればよいので、各商品棚１1 〜１n に陳列
する商品は各種１個あればよく、それだけ多くの商品棚
を配置することが可能となり売り場面積の使用効率を向
上できる。また顧客は買い物カゴを持つ必要がなく、煩
わしさはない。

【００３９】また会計所では自動棚卸し装置４から搬出
されたカゴの商品を単に袋詰めし、すでに算出されてい
る合計金額に基づいて顧客と金銭の授受及び釣銭の支払
いを行えばよく、混雑時においても長時間待つようなこ
とはない。すなわち精算処理がスムーズにできることに
なる。

【００４０】また無線ハンディターミナル２1 〜２m に
おいて商品コードが入力された後に宅配キー１４ｅの操
作が行われると、その商品についての宅配が指示され
る。これにより自動棚卸し装置４では立体倉庫４１の商
品を宅配用カゴに入れて宅配用ベルトコンベア６1 に搬
出される。こうして宅配用商品は通常販売用の商品とは
区別して会計処理されることになる。また一旦入力した
商品の情報をクリアするときには取消キー１４ｆを操作
する。これにより一旦入力した商品の情報がクリアされ
る。

【００４１】なお、自動棚卸し装置４が一旦完了して完
了信号が送出された後に商品の取消しキー入力が行われ
たときにはその例えば液晶表示器１５において白、黒反
転表示で知らせる。そしてこの表示に基づいて会計所で
取消しに該当する商品を抜けばよい。

【００４２】

【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、売
場面積の使用効率を向上でき、またカゴを不要にでき、
さらに精算処理がスムーズにできる商品販売処理システ
ムを提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すシステム全体のブロッ
ク図。

【図２】同実施例における無線ハンディターミナルの構
成を示すブロック図。

【図３】同実施例における中央無線装置、ホストコンピ
ュータ、自動棚卸し装置の要部構成を示すブロック図。

【図４】同実施例における無線ハンディターミナルの外
部構成を示す図。

【図５】同実施例における完了通知のフォーマットを示
す図。

【図６】同実施例における無線ハンディターミナルの要
部処理を示す流れ図。

【図７】同実施例におけるホストコンピュータの要部処
理を示す流れ図。

【図８】同実施例における自動棚卸し装置の要部処理を
示す流れ図。

【図９】同実施例における通信シーケンスの一例を示す
図。

【符号の説明】

２1 〜２m …無線ハンディターミナル、３…中央無線装
置、４…自動棚卸し装置、５…ホストコンピュータ。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 商品に付されたバーコードを読取るバー
   コードスキャナー、商品コード等を入力するためのキ
   ー、終了信号を送信するための終了キー等を設けた操作
   部、無線通信手段を設けた無線ハンディターミナルと、
   このハンディターミナルと無線通信を行う中央無線装置
   と、入力される商品情報に応じて対応する商品を商品収
   納部から外部に搬出する自動棚卸し装置と、この自動棚
   卸し装置及び前記中央無線装置を制御し、前記ハンディ
   ターミナルからの商品コードを前記中央無線装置を介し
   て取込むとともに前記ハンディターミナルから前記中央
   無線装置を介して終了信号を取込むと前記自動棚卸し装
   置に対して該当商品を搬出させるための商品情報を供給
   するホストコンピュータとからなることを特徴とする商
   品販売処理システム。
2. 【請求項２】 商品に付されたバーコードを読取るバー
   コードスキャナー、商品コード等を入力するためのキ
   ー、終了信号を送信するための終了キー等を設けた操作
   部、価格情報に応じて金額表示を行うとともに前記終了
   キー操作に応じて合計金額表示を行う表示器、完了信号
   に応じて報知動作を行う報知手段、無線通信手段を設け
   た無線ハンディターミナルと、このハンディターミナル
   と無線通信を行う中央無線装置と、入力される商品情報
   に応じて対応する商品を商品収納部から外部に搬出する
   とともに搬出要求のあった一連の商品の搬出が終了する
   と完了通知を送信する自動棚卸し装置と、この自動棚卸
   し装置及び前記中央無線装置を制御し、前記ハンディタ
   ーミナルからの商品コードを前記中央無線装置を介して
   取込むとその商品の価格情報を前記中央無線装置を介し
   て前記ハンディターミナルに送信し、前記ハンディター
   ミナルから前記中央無線装置を介して終了信号を取込む
   と前記自動棚卸し装置に対して該当商品を搬出させるた
   めの商品情報を供給し、かつ前記自動棚卸し装置から完
   了通知を取込むと前記中央無線装置を介して前記ハンデ
   ィターミナルに完了通知を送信するホストコンピュータ
   とからなることを特徴とする商品販売処理システム。
3. 【請求項３】 商品に付されたバーコードを読取るバー
   コードスキャナー、商品コード等を入力するためのキ
   ー、終了信号を送信するための終了キー、宅配指示キー
   等を設けた操作部、価格情報に応じて金額表示を行うと
   ともに前記終了キー操作に応じて合計金額表示を行う表
   示器、完了信号に応じて報知動作を行う報知手段、無線
   通信手段を設けた無線ハンディターミナルと、このハン
   ディターミナルと無線通信を行う中央無線装置と、入力
   される商品情報に応じて対応する商品を商品収納部から
   外部に搬出するとともに搬出要求のあった一連の商品の
   搬出が終了すると完了通知を送信し、かつ宅配指示信号
   を入力すると通常販売商品と区別して外部に搬出する自
   動棚卸し装置と、この自動棚卸し装置及び前記中央無線
   装置を制御し、前記ハンディターミナルからの商品コー
   ドを前記中央無線装置を介して取込むとその商品の価格
   情報を前記中央無線装置を介して前記ハンディターミナ
   ルに送信し、前記ハンディターミナルから前記中央無線
   装置を介して終了信号を取込むと前記自動棚卸し装置に
   対して該当商品を搬出させるための商品情報を供給し、
   かつ前記自動棚卸し装置から完了通知を取込むと前記中
   央無線装置を介して前記ハンディターミナルに完了通知
   を送信するホストコンピュータとからなることを特徴と
   する商品販売処理システム。