JPH052051U - 衝撃試験装置 - Google Patents
衝撃試験装置Info
- Publication number
- JPH052051U JPH052051U JP2057591U JP2057591U JPH052051U JP H052051 U JPH052051 U JP H052051U JP 2057591 U JP2057591 U JP 2057591U JP 2057591 U JP2057591 U JP 2057591U JP H052051 U JPH052051 U JP H052051U
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- Japan
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- specimen
- impact
- case
- impact test
- crane
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- Pending
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- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 供試体を水面に落下させ、着水・入水時の抵
抗で衝撃加速度を得ることにより、衝撃印加時間を長
く、また衝撃波形も自在に得られることを目的とする。 【構成】 供試体2を供試体収納ケース10に収納し、
供試体吊り上げクレーン12によって所定の高さまで吊
り上げる。次いで供試体落下用フック13を引いて供試
体2、供試体収納ケース10を落下させる。液体を貯え
る槽14の液体から受ける着水時の抵抗によって衝撃を
得る。
抗で衝撃加速度を得ることにより、衝撃印加時間を長
く、また衝撃波形も自在に得られることを目的とする。 【構成】 供試体2を供試体収納ケース10に収納し、
供試体吊り上げクレーン12によって所定の高さまで吊
り上げる。次いで供試体落下用フック13を引いて供試
体2、供試体収納ケース10を落下させる。液体を貯え
る槽14の液体から受ける着水時の抵抗によって衝撃を
得る。
Description
【0001】
この考案は印加時間の長い衝撃を受ける機器の衝撃試験に関する。
【0002】
図5は例えば従来の衝撃試験装置の構成図であり、図において、1は供試体固
定台、2は供試体、3は落下距離調整器、4は落下スイッチ、5はパッド、6は
再落下防止機構である。また、図6も従来の衝撃試験装置の構成図であり、図に
おいて、7は発射機、8は回収装置である。
【0003】
次に動作について説明する。図5において、供試体2は供試体固定台1にしっ
かりと固定される。次に供試体固定台1は落下距離調整器3により所定の高さま
で上げられる。次いで落下スイッチ4をONにすると供試体2と供試体固定台1
が垂直に落下する。落下した際、供試体固定台1はパッド5に衝突し、反発する
。この時、パッド5から鉛直上向きに作用する力によって供試体2並びに供試体
固定台1に衝撃加速度が発生する。再落下防止機構6は、はねかえった供試体固
定台1、及び供試体2が繰り返しパッド5に衝突するのを防ぐために設けられて
おり、初めの衝突直後に供試体固定台1の運動を停止するブレーキである。
【0004】
また、図6において発射機7にセットされた供試体2は、発射される際に衝撃
を受ける。発射された供試体2は回収装置8に射ち込まれて回収される。
【0005】
従来の衝撃試験は以上のような方法で行われており、図5に示す衝撃試験装置
において高衝撃を得るために、パッドは硬質の材料が用いられており、そのため
衝突時の接触時間が非常に短かく、また砲弾の発射衝撃のような特殊な衝撃波形
が作れないなどの問題点があった。図6に示すような実発射による衝撃試験では
、射出速度が速くなるため、回収時に逆方向の衝撃を受けるため、1方向だけの
衝撃試験とならないなどの問題点があった。
【0006】
この考案は上記のような問題点を解消するためになされたもので、高い衝撃で
長時間の印加が与えられるだけでなく変則的な波形も印加できる方法を得ること
を目的としている。また、減速による衝撃試験とすることにより、安全に回収で
きることも目的としている。
【0007】
この考案に係る衝撃試験装置は、任意の高度から供試体を落下させ、着水の際
に液体から受ける抗力によって衝撃を得るものであり、減速の衝撃を印加するた
め安全に回収できるものである。
【0008】
また、衝撃を得るために粘性の高い固体、例えば粘土を用いることにより、よ
り大きな抗力が得られ、衝撃レベルの高い試験を行うことができる。
【0009】
さらに供試体ケースの頭部形状を先鋭とすることにより衝撃の印加時間を長く
するようにしたものである。
【0010】
また供試体に推進機能を設け、限界速度を速くしたものである。
【0011】
この考案における衝撃試験は、任意の高さから落下した供試体が着水時に受け
る抗力により衝撃加速度を得るため、供試体収納ケースの形状により印加時間、
衝撃波形が選択できる。
【0012】
また、減速による衝撃加速度を与えているため、衝撃印加後、供試体は十分速
度を失っているため安全に、かつ確実に回収できる。
【0013】
また、抗力を得るために粘性の高い固体、例えば粘土を用いることにより、大
きな衝撃を発生させることができるだけでなく、粘土を貯える槽は不要であり、
試験の設定も容易となる。また、供試体は上方から落下させるだけでなく、側方
から衝突させることによっても同様の作用が得られる。
【0014】
また、供試体ケースの頭部形状を先鋭とすることにより、供試体ケースの受け
る抵抗を先端の角度によって調整することができる。先端を鋭くする程、抵抗が
小さくなり、衝撃の印加時間が長くなる。
【0015】
また、供試体ケースに推進機能を設けることにより、着水前の速度を速くする
ことができる。自由落下の場合、空気抵抗と自重のつり合う速度が限界となるが
、推進機能を有することにより、限界速度が速くなり衝撃レベルのより高い試験
が可能となる。
【0016】
実施例1.
以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1において、10は供試
体収納ケース、11はフラット頭部、12は供試体吊り上げクレーン、13は供
試体落下用フック、14は液体を貯える槽、15は液体である。
【0017】
前記のように構成された衝撃試験装置において、供試体2を供試体収納ケース
10に収納し、供試体吊り上げクレーン12によって所定の高さまで吊り上げる
。次いで、供試体落下用フック13を引いて供試体2と供試体収納ケース10を
槽14に落下させる。供試体収納ケース10は、着水時及び侵入時に液体から鉛
直上向きの抗力を受ける。供試体2及び供試体収納ケース10は、この抗力によ
って衝撃加速度を得る。衝撃加速度は数1により求められるもので、数1におい
てCpは頭部形状及び供試体収納ケース10の水中侵入部長さによって決まる抵
抗係数、Sは供試体収納ケース10の断面積、Pは液体の密度、Vは供試体収納
ケース10の速度、mは供試体2と供試体収納ケース10の合計質量である。
【0018】
【数1】
【0019】
実施例2.
また、図2において10は供試体収納ケース、11はフラット頭部、12は供
試体吊り上げクレーン、13は供試体落下用フック、16は粘性の高い固体、例
えば粘土、である。
【0020】
前述のように構成された衝撃試験装置において、供試体2を供試体収納ケース
に収納し、供試体吊り上げクレーン12から落下させ、粘性の高い固体16に衝
突させることにより、実施例1と同様の効果を奏するだけでなく、供試体を側方
から衝突させても同様の効果を奏する。
【0021】
実施例3.
また、上記実施例では、フラット頭部11を用いていたが、フラット頭部の代
わりに図3に示すような先鋭頭部17を用いることにより長い衝撃印加時間が得
られ、上記実施例と同様の効果を奏するだけでなく、先端の角度によって衝撃印
加時間を調整することが可能となる。例えば、先端を鋭くする程、衝撃印加時間
が長くなる効果を奏する。
【0022】
実施例4.
また、上記実施例では、自由落下しているが、図4に示すように供試体ケース
10に加速機18をつけることにより、自由落下の終端速度を超える速度で液体
に衝突させることができ、より大きな衝撃が得られ、上記実施例と同様の効果を
奏する。
【0023】
以上のように、この考案によれば衝撃加速度を流体侵入時の抗力によって得る
ようにしたので、供試体収納ケースの形状によって衝撃波形と衝撃印加時間が自
在に調整できる効果がある。
【0024】
また、減速による衝撃加速度を与えるため、供試体の回収が安全でかつ確実で
ある。
【図1】この考案の実施例1を示す外観図である。
【図2】この考案の実施例2を示す外観図である。
【図3】この考案の実施例3を示す外観図である。
【図4】この考案の実施例4を示す外観図である。
【図5】従来の衝撃試験装置例1を示す外観図である。
【図6】従来の衝撃試験装置例2を示す外観図である。
1 供試体固定台
2 供試体
3 落下距離調整器
4 落下スイッチ
5 パッド
6 再落下防止機構
7 発射機
8 回収装置
10 供試体収納ケース
11 フラット頭部
12 供試体吊り上げクレーン
13 供試体落下用フック
14 液体を貯える槽
15 液体
16 粘土質の固体
17 先鋭頭部
18 加速機
Claims (4)
- 【請求項1】 高衝撃を受ける電子機器の耐環境性を確
認するための衝撃試験装置において、供試体を収納する
ケース、このケースを任意の高さに吊り上げるクレー
ン、上記ケースを上記クレーンから分離させる分離機
構、上記クレーンにより吊り上げられた供試体の鉛直下
に位置し、液体を貯える槽とを備えたことを特徴とする
衝撃試験装置。 - 【請求項2】 高衝撃を受ける電子機器の耐環境性を確
認するための衝撃試験装置において、供試体を収納する
ケース、このケースを任意の高さに吊り上げるクレー
ン、上記ケースを上記クレーンから分離させる分離機
構、上記クレーンに吊り上げられた供試体の鉛直下に位
置する粘性の大きな固体とを備えたことを特徴とする衝
撃試験装置。 - 【請求項3】 ケースの頭部形状が先鋭であることを特
徴とする請求項第1項又は第2項記載の衝撃試験装置。 - 【請求項4】 ケースに加速機能を備えたことを特徴と
する請求項第1項又は第2項記載の衝撃試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2057591U JPH052051U (ja) | 1991-04-01 | 1991-04-01 | 衝撃試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2057591U JPH052051U (ja) | 1991-04-01 | 1991-04-01 | 衝撃試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH052051U true JPH052051U (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=12031005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2057591U Pending JPH052051U (ja) | 1991-04-01 | 1991-04-01 | 衝撃試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH052051U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011215115A (ja) * | 2010-04-02 | 2011-10-27 | Komatsu Ltd | 回転衝撃試験方法及び回転衝撃試験装置 |
JP2011215116A (ja) * | 2010-04-02 | 2011-10-27 | Komatsu Ltd | 回転衝撃試験装置 |
KR101328656B1 (ko) * | 2012-04-30 | 2013-11-14 | 부산대학교 산학협력단 | 자유 낙하형 충격시험장치 |
KR101514931B1 (ko) * | 2014-12-10 | 2015-04-23 | 서울대학교산학협력단 | 슬로싱 충격 구현용 낙하실험 장비 |
-
1991
- 1991-04-01 JP JP2057591U patent/JPH052051U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011215115A (ja) * | 2010-04-02 | 2011-10-27 | Komatsu Ltd | 回転衝撃試験方法及び回転衝撃試験装置 |
JP2011215116A (ja) * | 2010-04-02 | 2011-10-27 | Komatsu Ltd | 回転衝撃試験装置 |
KR101328656B1 (ko) * | 2012-04-30 | 2013-11-14 | 부산대학교 산학협력단 | 자유 낙하형 충격시험장치 |
KR101514931B1 (ko) * | 2014-12-10 | 2015-04-23 | 서울대학교산학협력단 | 슬로싱 충격 구현용 낙하실험 장비 |
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