JPH05204389A - 音声規則合成用ユーザー辞書登録システム - Google Patents

音声規則合成用ユーザー辞書登録システム

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Publication number
JPH05204389A
JPH05204389A JP4010356A JP1035692A JPH05204389A JP H05204389 A JPH05204389 A JP H05204389A JP 4010356 A JP4010356 A JP 4010356A JP 1035692 A JP1035692 A JP 1035692A JP H05204389 A JPH05204389 A JP H05204389A
Authority
JP
Japan
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accent
word
type
candidate
registering
Prior art date
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Application number
JP4010356A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuriko Suruga
由里子 駿河
Kiyo Hara
紀代 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4010356A priority Critical patent/JPH05204389A/ja
Publication of JPH05204389A publication Critical patent/JPH05204389A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】音声合成装置における、正確且つ容易なユーザ
ー辞書登録装置を提供すること。 【構成】文章入力部1から入力されたユーザー辞書8に
新しく登録する単語とその品詞情報は、ユーザー辞書8
の中のバッファに蓄えられる。またそのバッファの内容
をもとにアクセント候補作成部19において、品詞毎の
アクセント規則110に従ってアクセント候補が作成さ
れる。アクセント候補作成部19において作成されたア
クセント候補は、表示部111で画面に表示されると同
時に、音響処理部4、合成処理部5を経て音声出力端6
から合成音声で呈示される。ユーザーが画面表示と音声
呈示によって示されたアクセント型候補の中からアクセ
ント選択指令1Bによってアクセントを決定し、その内
容はバッファへ蓄えられる。最後にユーザーは登録指令
Aを送ることによってその単語をユーザ辞書8に登録す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声を合成する装置に
用いられる辞書の登録を行う音声規則合成用ユーザー辞
書登録システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の音声規則合成用ユーザー辞書登録
システムの例を図6に示す。文章入力部1はキーボード
等の文章を入力するため手段である。音声規則合成部2
であり、言語処理部3、音響処理部4、合成処理部5か
ら構成されている。言語処理部3は辞書7とユーザー辞
書7を用いて処理を行う。登録システム9は新しい単語
をユーザー辞書8に登録するためのシステムである。音
声出力端6は、スピーカ・ヘッドホン等の音声を出力す
るための出力である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、音声規則合
成装置を用いて音声を合成する場合、その用途や各ユー
ザーに応じて入力される単語及び文章は様々である。従
って、文章をスムーズに音声に変換する為には、上記ユ
ーザー辞書の登録が必要である。しかし現在の登録シス
テムでは、ユーザー自身が、アクセント型や結合アクセ
ント型の入力から、活用語の場合は語幹のみでの登録、
活用型の入力などを行わなければならず、登録方法に慣
れていないユーザーの場合や、文法的知識があまり無い
ユーザーの場合、ユーザー辞書の登録は大変困難なもの
であった。
【0004】本発明は、かかる従来の音声規則合成装置
の課題を考慮し、より正確に、またより容易に行えるユ
ーザー辞書登録システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、新しい単語を
登録する際、登録する単語の読み・品詞をもとにアクセ
ント規則に従って複数のアクセント候補を作成するアク
セント候補作成手段と、その内容を音声で出力する音響
処理手段と合成処理手段と音声出力端と、その候補内容
を画面に表示する表示手段と、その中から1つの候補を
選択するアクセント選択指令と、ユーザー辞書にその単
語を登録する登録指令とを備えた音声規則合成用ユーザ
ー辞書登録システムである。
【0006】また、本発明は、新しい単語を登録する
際、登録する単語が名詞で、結合アクセント型がわから
ない場合、複合単語として使用する場合を仮定して、規
則に従って複数の結合アクセント型候補を作成する結合
アクセント型候補作成手段と、その内容を音声で出力す
る音響処理手段と合成処理手段と音声出力端と、その中
から1つの候補を選択する結合アクセント型登録指令
と、ユーザー辞書にその単語を登録する登録指令とを備
えた音声規則合成用ユーザー辞書登録システムである。
【0007】また、本発明は、新しい単語を登録する
際、登録する単語が活用語であった場合、終止形で入力
すれば、その活用型から語幹を作成する語幹作成手段
と、その語幹を画面に表示しユーザーに語幹作成の要領
を学習させる表示手段と、ユーザー辞書にその単語を登
録する登録指令とを備えた音声規則合成用ユーザー辞書
登録システムである。
【0008】また、本発明は、新しい単語を登録するに
あたって現在登録されている辞書内容を参照する際、活
用語に関してはその語幹と活用型から終止形を作成する
終止形作成手段と、その内容を出力する出力手段とを備
えた音声規則合成用ユーザー辞書登録システムである。
【0009】また、本発明は、新しい単語を登録する
際、登録する単語(動詞)の活用型が分からない場合に
は、その終止形を入力すれば全ての活用型の未然形を作
成する活用型候補作成手段と、その候補を画面に表示す
る表示手段と、その中から活用型を選択し登録できる活
用型選択指令と、ユーザー辞書にその単語を登録する登
録指令とを備えた音声規則合成用ユーザー辞書登録シス
テムである。
【0010】
【作用】本発明では、登録する単語のアクセントが分か
らない場合、アクセント候補作成手段によって、登録し
たい単語の品詞のアクセント規則に従って、アクセント
候補が作成される。それらは音響処理手段・合成処理手
段・音声出力手段等の手段によって音声でユーザーに呈
示されると共に、画面に表示され、ユーザーはそれらの
候補の中から正当なアクセントの候補を選択し、アクセ
ント選択指令・登録指令によって、ユーザー辞書に正確
にかつ容易に登録を行うことができる。
【0011】また、本発明では、登録する単語の結合ア
クセントが分からない場合、結合アクセント候補作成手
段によって、様々なアクセントの複合単語が作成され
る。それらは音響処理手段・合成処理手段・音声出力手
段等の手段によって音声でユーザーに呈示されると共に
画面に表示され、ユーザーはそれらの候補の中から正当
な結合アクセントの候補を選択し、ユーザー辞書に正確
にかつ容易に登録を行うことができる。
【0012】また、本発明では、登録する活用語(動
詞)の語幹が分からない場合でも、活用語を終止形で入
力し活用型を設定すると、語幹作成手段によってその活
用型から自動的に語幹を作成することができ、ユーザー
辞書に正確に語幹での登録を行うことができる。またそ
の語幹を表示手段によって画面に表示することによっ
て、ユーザーは活用語の語幹作成の方法を学習すること
ができる。
【0013】また、本発明では、現在登録されている辞
書の出力指令が入った場合、終止形作成手段によって、
活用語は全て終止形に直して出力手段により出力され
る。これにより見やすい活用語の辞書内容を得ることが
できる。
【0014】また、本発明では、登録する活用語(動
詞)の活用型が分からない場合、活用型候補作成手段に
よって、終止形から全ての活用型に対する未然形の候補
を作成して表示手段によって画面に表示し、ユーザーは
それらの候補の中から正当な活用型の候補を選択し、ユ
ーザー辞書に正確にかつ容易活用語の登録を行うことが
できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0016】実施例1 図1は、請求項1記載の本発明の実施例のブロック図で
ある。ユーザー辞書8に単語を登録する際、ユーザーが
その単語のアクセントのみわからない場合の登録方法を
例にとって説明する。図6の場合と同様に、1は文章入
力部、2は、言語処理部3、音響処理部4、合成処理部
5から構成されている音声規則合成部、7は、辞書、8
はユーザー辞書である。ユーザー辞書8の中には新しく
単語を登録するためのバッファを備えている。アクセン
ト候補作成部19はユーザ辞書8に蓄えられた新しい単
語と品詞名の情報をもとにアクセント候補を作成する手
段である。アクセント候補作成部19は、品詞毎のアク
セント規則が設定されているアクセント規則110に従
って候補を作成する。表示部111はアクセント候補作
成部19で作成されたアクセント候補を画面に表示する
手段である。さらに、アクセント候補作成部19で作成
されたアクセント候補は、音響処理部4、合成処理部5
を経て音声出力端6から音声呈示される。1Bはユーザ
ーがアクセントを選択するアクセント選択指令であり、
Aは新しく入力された単語を登録する登録指令である。
【0017】次に各処理の詳細について具体例を用いて
説明する。「献血」という名詞をユーザー辞書8に登録
する場合について考える。文章入力部1により「献血」
という単語の表記とその読み(ケンケツ)、品詞名(名詞)
という情報が入力されると、その情報はユーザー辞書8
の中のバッファに保管される。またアクセント候補作成
部19において、以下に示すアクセント規則110の中
の名詞に対するアクセント規則「すべて可」が適用され
以下のようなアクセント候補が作成され、これらの候補
は表示部111によって画面に表示される。なお、アク
セントの無い(平板型)は、最後の音節にアクセントが
ある(尾高型)の候補と、単語単位では区別が出来ない
ため尾高型のみ候補にあげる。 品詞別アクセント規則 名詞 すべて可 動詞 平板型または(モーラ数−2)型 形容詞 2モーラ :頭高型 3モーラ以上:平板型または(モーラ数−1)型 副詞 2モーラ :頭高型 3モーラ :頭高型または平板型 4モーラ :平板型または2型 「献血」のアクセント候補 1.ケ*ンケツ 2.ケン*ケツ 3.ケンケ*ツ 4.ケンケツ* (*の前の音節にアクセントがある。) さらにアクセント候補作成部19では、音響処理部4へ
これらの候補を送るために、ローマ字・アクセント記号
のデータが以下のように作成され、音響処理部4と合成
処理部5を経て音声出力端6からそれぞれの候補が音声
呈示される。 1.ke1 nn ke tu 2.ke nn1 ke tu 3.ke nn ke1 tu 4.ke nn ke tu1 ( 1 の付いた音節にアクセントがある。) ユーザーは、表示部111において表示されたアクセン
ト候補を見ると同時に、合成音声でそれらのアクセント
を確認しながら正しいアクセント5(尾高型)をアクセ
ント選択指令1Bで選択する。ここで、アクセント候補
作成部19では尾高型が選択された場合に限り、その単
語が「尾高型」か「平板型」かを判断するために、再度
表示部111において以下の2つの候補を画面に表示
し、「献血」を用いた短文を作って音響処理部4と合成
処理部5を経て音声出力端6からそれぞれ音声呈示され
る。
【0018】「献血」の尾高型・平板型の判断 1.ケンケツ* 2.ケンケツ 「献血に行きます。」 音声呈示する文章は「献血に行きます。」という文章
で、2つのアクセント型を用いて音声呈示するものとす
る。ユーザーは、ここでまたアクセント選択指令Bで2
の(平板型)を選択し、その情報はアクセント候補作成
部19からユーザー辞書8の中のバッファに入り、最後
にユーザーが登録指令Aを送ることにより「献血」とい
う単語のバッファに入った情報がユーザー辞書8に登録
される。
【0019】このように、ユーザー辞書に単語を登録す
る際アクセントがわからない場合でも、アクセント候補
の表示とそれらの音声呈示によって、より正確に容易に
登録を行うことができる。
【0020】実施例2 図2は、請求項2記載の本発明の実施例のブロック図で
ある。ユーザー辞書8に単語を登録する際、ユーザーが
その単語の結合アクセント型のみわからない場合の登録
方法を例にとって説明する。図1の場合と同様に、1は
文章入力部であり、キーボード等を示す。2は音声規則
合成部であり、言語処理部3、音響処理部4、合成処理
部5から構成されている。言語処理部3では辞書7とユ
ーザー辞書8が用いられるが、ユーザー辞書8の中には
新しく単語を登録するためのバッファを備えている。結
合アクセント型候補作成部29はユーザー辞書8に蓄え
られた新しい単語と品詞名・アクセントの情報をもとに
結合アクセント型の候補を作成する手段であり、表示部
210は結合アクセント型候補作成部29で作成された
結合アクセント型候補を画面に表示する手段である。さ
らに、結合アクセント型候補作成部29で作成された結
合アクセント型候補は、音響処理部4、合成処理部4を
経て音声出力端6からそれぞれ音声呈示される。2Bは
ユーザーが結合アクセント型を選択する結合アクセント
型選択指令であり、Aは新しく入力された単語を登録す
る登録指令である。
【0021】次に各処理の詳細について具体例を用いて
説明する。「案内」という名詞をユーザー辞書8に登録
する場合について考える。文章入力部1により「案内」
という単語の表記とその読み(アンナイ)、品詞名(名詞)
・アクセント型(3型)の情報が入力されると、その情
報はユーザー辞書8の中のバッファに保管される。また
結合アクセント型候補作成部29において、「案内」の
前に「○○(マルマル)」という単語を結合させて、
「○○案内」という複合名詞にして以下のような結合ア
クセント型候補が作成され、これらの候補は表示部21
0によって画面に表示される。 「案内」の結合アクセント型候補 1.○○ア*ンナイ 2.○○アン*ナイ 3.○○アンナ*イ 4.○○アンナイ (*の前の音節にアクセントがある。) さらに結合アクセント型候補作成部29では、音響処理
部4へこれらの候補を送るために、ローマ字・アクセン
ト記号のデータが以下のように作成され、音響処理部4
と合成処理部5を経て合成音声がユーザーに呈示され
る。 1.ma ru ma ru a1 nn na i 2.ma ru ma ru a nn1 na i 3.ma ru ma ru a nn na1 i 4.ma ru ma ru a nn na i ( 1の付いた音節にアクセントがある。) ユーザーは、表示部210において表示された結合アク
セント型候補を見ると同時に、合成音声でそれぞれのア
クセントを確認しながら正しい結合アクセント型候補
(1)を結合アクセント型選択指令Bで選択する。次
に、結合アクセント型候補作成部29で、選択された結
合アクセント型候補(1)とユーザー辞書8の中のバッ
ファに入っている「案内」のアクセント(3型)とが比
較され、以下に示す「結合規則」に従って、この場合に
は、「特殊型」の情報が結合アクセント型としてユーザ
ー辞書8のバッファに入る。 結合規則(複合単語の場合) 1.後部が平板型 → 後部単語の一拍目まで高い (一般型) 2.後部が起伏型 → 後部単語のアクセントを用いる ( 〃 ) 3.1.2.両方 → 全体を平板化させる (平板型) (なお、上記以外の場合は、(特殊型)という。) 最後にユーザーが登録指令Aを送ることにより「案内」
という単語のバッファに入った情報がユーザー辞書8に
登録される。このように、ユーザー辞書8に単語を登録
する際、結合アクセント型がわからない場合でも結合ア
クセント型候補の表示とそれらの音声呈示によって、よ
り正確に容易に登録を行うことができる。
【0022】実施例3 図3は、請求項3記載の本発明の実施例のブロック図で
ある。ユーザー辞書8に活用語を登録する際、ユーザー
がその活用語の終止形及び活用型がわかっている場合の
登録方法を例にとって説明する。図1の場合と同様に、
1は文章入力部であり、キーボード等を示す。2は音声
規則合成部であり、言語処理部3、音響処理部4、合成
処理部5から構成されている。言語処理部3では辞書7
とユーザー辞書8が用いられるが、ユーザー辞書8の中
には新しく単語を登録するためのバッファを備えてい
る。語幹作成部39はユーザー辞書8に蓄えられた活用
語の終止形と活用型の情報をもとに、語幹を作成する手
段であり、表示部310は語幹作成部39で作成された
語幹を画面に表示する手段であり、語幹の表示と同時に
ユーザー辞書8のバッファに入っている新しい活用語の
情報とともにその語幹が保管される。Aはそのバッファ
の活用語をユーザー辞書に登録する登録指令である。
【0023】次に各処理の詳細について具体例を用いて
説明する。「走る」という活用語をユーザー辞書8に登
録する場合について考える。文章入力部1により「走
る」という活用語(終止形)と活用型(ラ行五段)が入
力されると、その情報はユーザー辞書8の中のバッファ
に保管されると同時に語幹作成部39に入り、「走」と
いう語幹が作成される。作成された語幹はユーザー辞書
8のバッファに保管されると同時に、表示部310によ
って画面に表示され、ユーザーはそれによって語幹の作
成要領を学習することができる。最後にユーザーが登録
指令Aを送ることにより「走」という活用語のバッファ
に入った情報がユーザー辞書8に登録される。このよう
に、ユーザー辞書8に活用語を登録する際、ユーザーは
活用語の語幹のみの入力ではなく、終止形と活用型を入
力することによって正しい語幹が自動的に作成されるこ
とから、語幹での登録ミスを無くし、より正確に活用語
のユーザー辞書登録を行うことができる。
【0024】実施例4 図4は、請求項4記載の本発明の実施例のブロック図で
ある。ユーザー辞書8に活用語を登録するにあたって現
在登録されている辞書内容を参照する場合の出力方法を
例にとって説明する。図1の場合と同様に、1は文章入
力部であり、キーボード等を示す。2は音声規則合成部
であり、言語処理部3、音響処理部4、合成処理部5か
ら構成されている。言語処理部3では辞書7とユーザー
辞書8が用いられるが、ユーザー辞書8の中には新しく
単語を登録するためのバッファを備えている。Bは辞書
7やユーザー辞書8のプリントアウトまたは画面表示を
行う出力指令であり、終止形作成部49は辞書7、8の
中の活用語の内容をそれぞれ語幹と活用型から終止形を
作成する手段であり、出力部410はその内容を出力す
る手段である。
【0025】次に各処理の詳細について具体例を用いて
説明する。辞書をプリントアウトせよという出力指令4
Bが入ってくると、辞書7、ユーザー辞書8の中の活用
語の内容は終止形作成部39によってそれぞれ語幹と活
用型の情報から終止形が作成され、出力部410から画
面やプリンターにその内容が出力される。 語幹での出力内容 終止形での出力内容 あ あう (ワ行五段) あ → あく (カ行五段) あ ある (ラ行五段) ・ ・ ・ ・ このように活用語の語幹表示を終止形に直して出力する
ことにより、活用語の辞書の参照をより容易にすること
ができる。
【0026】実施例5 図5は、請求項5記載の本発明の実施例のブロック図で
ある。ユーザー辞書8に活用語を登録する際、ユーザー
がその活用語の活用型がわからない場合の登録方法を例
にとって説明する。図1の場合と同様に、1は文章入力
部であり、キーボード等を示す。2は音声規則合成部で
あり、言語処理部3、音響処理部4、合成処理部5から
構成されている。言語処理部3では辞書7とユーザー辞
書8が用いられるが、ユーザー辞書8の中には新しく単
語を登録するためのバッファを備えている。活用型候補
作成部59はユーザー辞書8に蓄えられた新しい活用語
の終止形と品詞(動詞)の情報をもとにその活用語の全
ての活用型の未然形を作成するであり、表示部510は
活用型候補作成部59で作成された活用型候補を画面に
表示する手段である。5Bはユーザーが表示部510で
表示された未然形の中から1つを選択する活用型選択指
令であり、活用型候補作成部59に入った活用型の情報
はユーザー辞書8のバッファの中に保管される。Aは新
しく入力された活用語を登録する登録指令である。
【0027】次に各処理の詳細について具体例を用いて
説明する。「走る」と「見る」という活用語の活用型が
わからずにユーザー辞書8に登録する場合についてそれ
ぞれ考える。まず「走る」という単語を登録する場合に
ついて述べる。文章入力部1から「走る」という活用語
(終止形)と品詞名(動詞)の情報が入力されると、そ
の情報はユーザー辞書8の中のバッファに保管されると
同時に活用型候補作成部59に入り、以下のように全て
の活用型に対する未然形(活用型候補)が作成され、表
示部510によってそれらは画面に表示される。 「走る」の活用型候補(未然形) 1.走ない 2.走かない 3.走さない 4.走たない 5.走なな い 6.走まない 7.走らない 8.走わない 9.走がない 10.走ば ない なお、それぞれの活用型は以下の通りである。 1.一段動詞 2.カ行五段 3.サ行五段 4.タ行五段 5.ナ行五 段 6.マ行五段 7.ラ行五段 8.アワ行五段 9.ガ行五段 10.バ行 五段 ユーザーは、表示部510において表示された活用型候
補(未然形)を見て、正しいと思われるものを選択す
る。この場合、「走る」については7「走らない」を活
用型選択指令5Bによって選択する。活用型候補作成部
59に入った選択結果、活用型候補7番から(ラ行五
段)の情報がユーザー辞書8の中のバッファに入る。最
後にユーザーが登録指令Aを送ることによりバッファに
ある「走る」という活用語の情報がユーザー辞書に登録
される。このように、ユーザー辞書8に活用語を登録す
る際、活用型がわからない場合でも、活用型候補(未然
形)を表示することによって、より正確に容易に登録を
行うことができる。
【0028】次に「見る」という単語を登録する場合に
ついて述べる。文章入力部1から「見る」という活用語
(終止形)と品詞名(動詞)の情報が入力されると、そ
の情報はユーザー辞書8の中のバッファに保管されると
同時に活用型候補作成部59に入り、以下のように全て
の活用型に対する未然形(活用型候補)が作成され、表
示部510によってそれらは画面に表示される。 「見る」の活用型候補(未然形) 1.見ない 2.見かない 3.見さない 4.見たない 5.見なな い 6.見まない 7.見らない 8.見わない 9.見がない 10.見ば ない なお、それぞれの活用型は以下の通りである。 1.一段動詞 2.カ行五段 3.サ行五段 4.タ行五段 5.ナ行五 段 6.マ行五段 7.ラ行五段 8.アワ行五段 9.ガ行五段 10.バ行 五段 ユーザーは、表示部510において表示された活用型候
補(未然形)を見て、正しいと思われるものを選択す
る。この場合、「見る」については1「見ない」を活用
型選択指令5Bによって選択する。活用型候補作成部5
9に入った選択結果は、活用型候補1番から(一段動
詞)の情報がユーザー辞書8の中のバッファに入る。最
後にユーザーが登録指令Aを送ることによりバッファに
ある「見る」という活用語の情報がユーザー辞書8に登
録される。このように、ユーザー辞書8に活用語を登録
する際、活用型がわからない場合でも、活用型候補(未
然形)を表示することによって、より正確に容易に登録
を行うことができる。
【0029】なお、上記各種指令は、それら各種指令内
容を指令できる指令手段によって行われる。
【0030】また、本発明の各手段は、コンピュータを
利用してソフトウェア的に実現しても、それら各機能を
有する専用のハード回路を用いて実現してもかまわな
い。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、音声規
則合成用ユーザー辞書登録を行う際、アクセント候補や
結合アクセント型候補を作成して画面に表示し、音声呈
示を行ったり、また活用語の語幹や活用型候補を作成し
て画面に表示するので、ユーザーは選択するだけでより
正確に、そしてより容易にユーザー辞書の登録を行うこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における音声規則合成用
ユーザー辞書登録システムのブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例における音声規則合成用
ユーザー辞書登録システムのブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施例における音声規則合成用
ユーザー辞書登録システムのブロック図である。
【図4】本発明の第4の実施例における音声規則合成用
ユーザー辞書登録システムのブロック図である。
【図5】本発明の第5の実施例における音声規則合成用
ユーザー辞書登録システムのブロック図である。
【図6】従来の音声規則合成用ユーザー辞書登録システ
ムのブロック図である。
【符号の説明】
1 文章入力(手段) 2 音声規則合成(手段) 3 言語処理(手段) 4 音響処理(手段) 5 合成処理(手段) 6 音声出力端(スピーカ・ヘッドホン等) 7 辞書 8 ユーザー辞書 19 アクセント候補作成(手段) 110 アクセント規則 111 表示(手段) A 登録指令 1B アクセント選択指令 29 結合アクセント型候補作成(手段) 210 表示(手段) 2B 結合アクセント型選択指令 39 語幹作成(手段) 310 表示(手段) 311 終止形作成(手段) 312 出力(手段) 3B 出力指令 49 終止形作成(手段) 410 出力(手段) 4B 出力指令 59 活用型候補作成(手段) 510 表示(手段) 5B 活用型選択指令

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】新しい単語を登録する際、入力された登録
    する単語の読み・品詞をもとに予め用意されたアクセン
    ト規則に従って複数のアクセント候補を作成するアクセ
    ント候補作成手段と、そのアクセント候補の内容を音声
    で出力する処理手段と、その中から1つの候補を選択す
    るアクセント選択指令手段と、ユーザー辞書にその単語
    を登録させる登録指令手段とを備えたことを特徴とする
    音声規則合成用ユーザー辞書登録システム。
  2. 【請求項2】新しい単語を登録する際、入力された登録
    する単語が名詞で、結合アクセント型がわからない場
    合、複合単語として使用する場合を仮定して、予め用意
    された規則に従って複数の結合アクセント型候補を作成
    する結合アクセント型候補作成手段と、その結合アクセ
    ント型候補の内容を音声で出力する処理手段と、その中
    から1つの候補を選択する結合アクセント型登録指令手
    段と、ユーザー辞書にその単語を登録する登録指令とを
    備えたことを特徴とする音声規則合成用ユーザー辞書登
    録システム。
  3. 【請求項3】新しい単語を登録する際、入力された登録
    する単語が活用語であった場合、終止形で入力すれば、
    その活用型から語幹を作成する語幹作成手段と、その語
    幹を画面に表示しユーザーに語幹作成の要領を学習させ
    る表示手段と、ユーザー辞書にその単語を登録する登録
    指令手段とを備えたことを特徴とする音声規則合成用ユ
    ーザー辞書登録システム。
  4. 【請求項4】新しい単語を登録するにあたって、現在の
    登録されている辞書内容を参照する際、活用語に関して
    はその語幹と活用型から終止形を作成する終止形作成手
    段と、その終止形の内容を出力する出力手段とを備えた
    ことを特徴とする音声規則合成用ユーザー辞書登録シス
    テム。
  5. 【請求項5】新しい単語を登録する際、入力された登録
    する単語(動詞)の活用型が分からない場合には、その
    終止形を入力すれば全ての活用型の未然形を作成する活
    用型候補作成手段と、その候補を画面に表示する表示手
    段と、その中から活用型を選択し登録できる活用型選択
    指令手段と、ユーザー辞書にその単語を登録する登録指
    令手段とを備えたことを特徴とする音声規則合成用ユー
    ザー辞書登録システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100464019B1 (ko) * 2000-12-29 2004-12-30 엘지전자 주식회사 음성 인식기의 발음 사전 편집시 발음열 디스플레이 방법
KR100467590B1 (ko) * 2002-06-28 2005-01-24 삼성전자주식회사 발음 사전 갱신 장치 및 방법
US7292980B1 (en) 1999-04-30 2007-11-06 Lucent Technologies Inc. Graphical user interface and method for modifying pronunciations in text-to-speech and speech recognition systems
JP2009301038A (ja) * 2009-06-12 2009-12-24 Casio Comput Co Ltd 音声表示出力制御装置、画像表示制御装置、および音声表示出力制御処理プログラム、画像表示制御処理プログラム

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