JPH05203880A - 顕微鏡照明装置 - Google Patents

顕微鏡照明装置

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JPH05203880A
JPH05203880A JP4013966A JP1396692A JPH05203880A JP H05203880 A JPH05203880 A JP H05203880A JP 4013966 A JP4013966 A JP 4013966A JP 1396692 A JP1396692 A JP 1396692A JP H05203880 A JPH05203880 A JP H05203880A
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half mirror
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、検鏡法の切換え操作の簡略化を図
る。 【構成】落射明視野を含む各種検鏡法を切換え可能な顕
微鏡照明装置であって、各照明光学系の選択に連動して
落射照明のためのハーフミラーユニット42を観察光路
に対して挿脱する連動手段65を具備するものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体,液晶等の検査
に用いられる工業用顕微鏡の照明装置に係り、特に各種
の検鏡法を切換えながら使用する顕微鏡の照明装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に用いられている顕微鏡装置の検鏡
法には、落射明視野,落射暗視野,透過(明視野)等が
ある。
【0003】落射明視野照明は、図15に示すように構
成された照明光学系が用いられる。すなわち、レボルバ
1上部の鏡筒2に、光源部3を有する落射投光管4を取
付け、その落射投光管4に対応する観察光路上にハーフ
ミラー5aを有するハーフミラーユニット5を配置す
る。
【0004】この照明光学系では、光源部3から発した
照明光が、ハーフミラーユニット5により観察光路に入
射し対物レンズ6を通って標本上に投射される。また標
本から反射して対物レンズ6に入射した観察光は、ハー
フミラーユニット5を通過して、例えば接眼レンズ7へ
導かれる。
【0005】また落射暗視野照明は、図16に示すよう
に構成された照明光学系が一般に用いられている。この
照明光学系は、レボルバ上部の観察光路上に配置するミ
ラーユニット8に、環状ミラー9を備え、落射投光管4
からの照明光のうち周辺部だけを環状ミラー9により落
射する。そして対物レンズ10の先端部に設けられた反
射ミラー(不図示)により、標本に対して傾斜させた照
明を行っている。これにより、標本の段差,きず,ゴミ
等の検査を行うことができる。
【0006】また透過照明は、最近需要が高くなってい
る液晶検査に好適な照明法である。この照明法は、図1
7に示すように構成された照明光学系により、例えば顕
微鏡本体に外付けされた光源部11からの照明光を、標
本下方の対物光軸上に配置したミラー12で垂直に上方
へ反射させて、この光束をコンデンサレンズ13で集光
して標本を下方から照明するものである。
【0007】ところで、半導体,液晶等の標本に応じて
検鏡法をいくつかのパターンに別けることができる。ウ
エハ観察等の場合には、主に落射照明、あるいは蛍光照
明が使用され透過照明はあまり用いられない。また液
晶,マスク等を観察する場合には、落射照明及び透過照
明を中心にした照明が行われる。
【0008】以上の記載では各検鏡法の照明光学系を異
なる図面を用いて別々に説明したが、実際の観察におい
ては各検鏡法を頻繁に切換えて使用する要請が高いの
で、実際の顕微鏡では上記各検鏡法を切換え可能に構成
している。
【0009】例えば、ハーフミラーユニット5とミラー
ユニット8とを一体のユニット(以下、単に「ハーフミ
ラーユニット」と呼ぶ)で形成して、観察光路に対して
挿脱可能に設け、さらに落射照明用の光源部3と透過照
明用の光源部11とをそれぞれ独立に点灯可能に構成し
ている。
【0010】この様に構成することにより、落射明視野
照明と落射暗視野照明との相互間で切換えを行う場合に
は、ハーフミラーユニットを切換える。また落射照明と
透過照明との相互間で切換えを行う場合には、光源部
3,11を切換え、さらに必要に応じてハーフミラーユ
ニットを切換える。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た装置は、切換える検鏡法によっては煩雑な操作を伴う
場合があり、操作性の改善が望まれていた。
【0012】例えば、落射明視野照明から透過照明に切
換える場合には、落射照明用の光源部3を消して透過照
明用の光源部11を点灯させ、さらにハーフミラー5a
による光量損失を防ぐために、ハーフミラーユニットを
環状ミラー9に切換える操作が必要になる。
【0013】また、特願平2−257105号、特願平
3−77881号には、明るさ及び照明ラム等の点で優
れている照明方法が示されている。この照明方法は、図
18に概略を示すように、レボルバ14内に環状光源1
5を備え、外部の光源16からの照明光を光ファイバー
17を介して上記環状光源15へ導く。そして、環状光
源15から標本に対して照明光を投射する。
【0014】この照明法は、明るさ及び照明ラム等に関
して優れていると共に、光源16を顕微鏡本体から容易
に遠ざけることができるので、光源16の熱が顕微鏡本
体に影響を与えないといった利点がある。
【0015】この様な照明法も切換え可能に構成した場
合、落射明視野照明から環状光源15による落射暗視野
照明に切換える際には、光源部の切換え操作と共に、ハ
ーフミラーユニットを環状ミラー9に切換える操作も必
要となる。なぜならば、ハーフミラーユニットを環状ミ
ラー9に切換えなければ、せっかくの明るい落射暗視野
照明が生かされなくなるからである。
【0016】なお、ハーフミラーユニットの切換操作を
マニュアルで行う場合には、標本上にゴミが落下する可
能性が高いため、そのような操作はできる限り避けるこ
とが望ましい。
【0017】本発明は以上のような実情に鑑みてなされ
たもので、照明光学系の切換えに応じて光学部材を適当
な位置に自動的に配置でき、検鏡法の切換えに伴う操作
を簡略化した顕微鏡照明装置を提供することを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の顕微鏡照明装置は、観察光路上に配置され
るハーフミラーユニットによって光源からの照明光を当
該観察光路に入射する第1の落射照明光学系を備え、対
物レンズを前記観察光路上に配置するレボルバ内に設け
られた環状光源から落射暗視野用の照明光を発生させる
第2の落射照明光学系、あるいは透過照明を行う透過照
明光学系の少なくとも一方を備えた顕微鏡照明装置に、
前記各照明光学系の選択に連動して、前記ハーフミラー
ユニットを前記観察光路に対して挿脱する連動手段を具
備するものとした。
【0019】また本発明の顕微鏡照明装置は、ハーフミ
ラーユニットが前記観察光路から脱した状態のとき前記
観察光路上に配置されて前記光源からの照明光のうちの
周辺光を受け、かつ観察光を透過させる落射暗視野照明
用の環状ミラーを、前記ハーフミラーユニットに備える
ものとした。
【0020】さらに、本発明の顕微鏡照明装置は、前記
連動手段に、前記各照明光学系の選択動作とは独立して
前記ハーフミラーユニットの挿脱動作を実行する機能を
備えるものとした。
【0021】
【作用】本発明の顕微鏡照明装置では、所定の照明光学
系を選択すると、その選択操作に連動してハーフミラー
ユニットが観察光路に対して挿脱される。例えば落射明
視野用の照明光学系が選択されたならばハーフミラーユ
ニットを観察光路に挿入し、第2の落射照明光学系また
は透過照明光学系が選択されたならばハーフミラーユニ
ットを観察光路から脱するように連動手段が動作する。
【0022】また本発明の顕微鏡照明装置では、連動手
段によってハーフミラーユニットが観察光路から脱した
状態のときには、落射暗視野照明用の環状ミラーが観察
光路上に配置される。従って、第1の落射照明光学系に
より明視野と暗視野の選択が可能になり、落射明視野、
落射暗視野及び環状光源による落射暗視野或いは透過照
明の切換えが最小限の操作で達成される。
【0023】さらに本発明の顕微鏡照明装置では、連動
手段により照明光学系の選択動作とは独立してハーフミ
ラーユニットが切換えられる。これにより、特に照明光
学系を選択しなくても照明光学系の切換えが可能にな
る。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1には、本発明の第1実施例に係る顕微鏡
照明装置が示されている。
【0025】本実施例の顕微鏡照明装置は、顕微鏡本体
の上部アーム20内に、落射照明用のハーフミラーユニ
ット21及びこのハーフミラーユニット21に照明光を
導くための落射用投光管(不図示)が設けられている。
ハーフミラーユニット21は、不図示の電動機構によっ
て観察光路に対して挿脱可能になっている。また落射用
投光管は、上部アーム20の背面からハーフミラーユニ
ット21にかけて連通しており、背面側からコレクタレ
ンズ22,リレーレンズ23,24が配置されている。
【0026】一方、顕微鏡本体のベース25内には、上
記観察光路と同心状をなす対物光軸位置に入射光を垂直
に上方へ反射させる反射ミラー26と、この反射ミラー
26へ照明光を導くための透過照明用の投光管(不図
示)とが設けられている。透過照明用の投光管は、ベー
ス25の背面から反射ミラー26にかけて連通してお
り、背面側からコレクタレンズ27,リレーレンズ2
8,29がそれぞれ配置されている。
【0027】上記2つの投光管の背面側端部には、光フ
ァイバー31,32の一端がそれぞれ接続されていて、
両光ファイバー31,32の他端はランプハウス33に
接続されている。このランプハウス33内には、一方の
光ファイバー31に落射用の照明光を入射するランプA
と、他方の光ファイバー32に透過照明用の照明光を入
射するランプBとが備えられている。
【0028】本実施例では、ランプA,光ファイバー3
1,落射用投光管,ハーフミラーユニット21などから
落射明視野照明光学系を構成し、ランプB,光ファイバ
ー32,透過照明用の投光管,反射ミラー26などから
透過照明光学系を構成している。
【0029】また、ベース25上に設けられたステージ
37よりも下方に、切換スイッチ34が設けられてい
る。この切換スイッチ34は、操作者が検鏡法の切換え
指令を入力する部分である。
【0030】さらに、ハーフミラーユニット21を駆動
する電動機構、ランプハウス33のランプA,B、及び
切換スイッチ34は、制御部(不図示)に接続されてい
る。この制御部は、ランプAが選択されたならばハーフ
ミラーユニット21を観察光路に挿入し、ランプBが選
択されたならばハーフミラーユニット21を観察光路か
ら脱するように、電動機構を制御する機能を有する。な
お、ランプA,Bの選択は、切換スイッチ34にて行わ
れ、ランプの点灯及び消灯も合わせて行われるようにな
っている。上記制御部,電動機構,切換スイッチ34等
から連動手段を構成している。
【0031】以上のように構成された本実施例では、落
射明視野照明を行う場合には、図2(a)に示すよう
に、ランプAを選択する。切換スイッチ34からランプ
Aの選択信号が入力されると、この選択に連動してラン
プAを点灯すると共に上記電動機構を制御してハーフミ
ラーユニット21を観察光路に挿入する。
【0032】この結果、ランプAからの照明光が、光フ
ァイバー31を介して顕微鏡本体へ導かれ、さらに落射
用投光管および観察光路上に配置されたハーフミラーユ
ニット21に入射して落射明視野照明される。
【0033】また、切換スイッチ34でランプBが選択
されると、ランプAを消灯させると共にランプBを点灯
し、上記電動機構を制御してハーフミラーユニット21
を観察光路から外す。これにより、透過照明に係る光学
系の配置が完了する。そしてランプBからの照明光が、
光ファイバー32,透過照明用の投光管などを介して標
本を下方から照明する。この透過照明による観察光は、
対物レンズに入射してハーフミラーユニット21位置を
通過するが、このときハーフミラーユニット21は光路
上にないので光量損失を生じることが無い。
【0034】この様に本実施例によれば、ランプA,B
の切換えにより落射明視野照明光学系と透過照明光学系
とのいずれか一方を選択するようにし、その選択に連動
してハーフミラーユニット21を、観察光路に対して図
2に示すモードにて挿脱するようにしたので、切換スイ
ッチ34によるランプA,Bの切換えといった極めて簡
単な操作で、所望とする検鏡法の準備を完了させること
ができ、いずれの検鏡法でも光学性能を犠牲にすること
無く明るい照明を実現できる。図3には本発明の第2実
施例に係る顕微鏡照明装置の構成が示されている。な
お、図1に示す第1実施例と同一機能を有する部分には
同一符号を付している。
【0035】本実施例の顕微鏡照明装置は、ハーフミラ
ーユニット21を用いた落射明視野と、暗視野用レボル
バ35内に設けられる環状光源を用いた落射暗視野とを
切換可能に構成されている。なお、レボルバ内に環状光
源を有する顕微鏡の構成は、前記した特願平2−257
105号に詳述されている。
【0036】暗視野用レボルバ35は、図18に示すレ
ボルバ14と同様に構成されていて、レボルバ内の環状
光源(不図示)が光ファイバー36を介してランプハウ
ス33に接続されている。そしてランプハウス33内の
ランプBの照明光が、光ファイバー36に入射されるよ
うに構成されている。
【0037】また、切換スイッチ34によるランプA,
Bの選択に連動させてハーフミラーユニット21を観察
光路に挿脱させるための構成は、前記第1実施例と同様
である。
【0038】この様に構成された本実施例では、図4
(a)に示すように切換スイッチ34によりランプAを
選択すると、その選択に連動して、前記第1実施例と同
様に、ハーフミラーユニット21が自動的に観察光路に
挿入されて、落射明視野照明の準備が完了する。
【0039】また、図4(b)に示すように切換スイッ
チ34によりランプBを選択すると、その選択に連動し
て、前記第1実施例と同様に、ハーフミラーユニット2
1が自動的に観察光路から除外され、かつランプAを消
灯して代わりにランプBが点灯される。これにより、ラ
ンプBからの照明光は、光ファイバー36を通って暗視
野用レボルバ35へ入射し、レボルバ内の環状光源より
発せられた環状照明光により標本が暗視野照明される。
【0040】そして標本から反射して対物レンズに入射
した観察光が、直接に接眼レンズ側へ入射する。すなわ
ち、レボルバ内に環状光源を設けることにより実現され
る優れた光学特性を損なうことなく、明るくしかも照明
ラムの少ない落射暗視野照明が行われる。
【0041】この様に本実施例によれば、ハーフミラー
ユニット21を用いた落射明視野と、暗視野用レボルバ
35内に設けられる環状光源を用いた落射暗視野との切
換操作が簡略化され、しかも光量損失が生じない照明装
置が実現される。次に、本発明の第3実施例に係る顕微
鏡照明装置について説明する。
【0042】図5には、第3実施例である顕微鏡照明装
置の概略的な構成が示されている。なお図1に示す第1
実施例と同一機能を有する部分には同一符号を付してい
る。本実施例の顕微鏡照明装置は、落射明視野,落射暗
視野,透過照明を切換可能に構成されている。本実施例
では、暗視野用レボルバ41の上部の観察光路に、落射
明視野及び落射暗視野のためのハーフミラーユニット4
2が設けられている。
【0043】ハーフミラーユニット42の概略が図6に
示されている。同図に示すように、ハーフミラーユニッ
ト42は、落射明視野キューブ(ハーフミラーを有する
もの)43と落射暗視野キューブ(環状ミラーを有する
もの)44とを備えていて、両キューブ43,44が電
動機構45により観察光路に挿脱自在に支持されてい
る。図7(a)(b)に電動機構45の具体的な構成が
示されている。
【0044】同図に示す電動機構45は、観察光軸と直
交する方向にガイド溝が形成された固定ガイド51を備
え、この固定ガイド51のガイド溝に可動ガイド52が
摺動自在に取付けられている。そして可動ガイド52に
形成されたアリ溝に、落射明視野キューブ43,落射暗
視野キューブ44が各々の嵌合凸部を挿入して取付け固
定されている。
【0045】可動ガイド52には、断面U字状をなす支
持部材53の一端面が固定され、この支持部材53の他
端面にはラック54が形成されている。そしてモータ5
5の回転軸に取付けられたピニオン56が、上記ラック
54に噛合している。
【0046】また、支持部材53にはセンサ片57が設
けられ、このセンサ片57の移動方向に沿ってフォトイ
ンタプラタからなるセンサ58a,58bがそれぞれ設
けられている。センサ58aは、落射明視野キューブ4
3が観察光路に配置されたときセンサ片57がセンサ5
8aと交差する位置に設けられ、センサ58bは、落射
暗視野キューブ44が観察光路に配置されたときセンサ
片57がセンサ58bと交差する位置に設けられてい
る。
【0047】またベース25のステージ37下方には、
図8に示す構成の切換スイッチ59が設けられている。
この切換スイッチ59は、ランプAの選択を指示するス
イッチボタン61、ランプBの選択を指示するスイッチ
ボタン62、落射明視野キューブ43の選択を指示する
スイッチボタン63、落射暗視野キューブ44の選択を
指示するスイッチボタン64を備えている。図9には電
気制御系の構成が示されている。
【0048】切換スイッチ59から入力する選択信号及
びセンサ58a,58bから出力される検出信号が、C
PUからなる制御部65にそれぞれ入力している。制御
部65は、図10に示すテーブルに基づいて各種処理を
実行するように設定されている。すなわち、ランプA,
Bの選択に連動してハーフミラーユニット42を制御す
ると共に、さらにランプA,Bの選択動作とは独立して
ハーフミラーユニット42のみの操作も可能になってい
る。
【0049】以上のように構成された本実施例では、ラ
ンプAを選択することにより落射明視野照明に切換えら
れ、さらに落射暗視野キューブ44を選択することによ
り、落射暗視野に切換えられる。また、ランプBを選択
することにより透過照明に切換えられる。
【0050】すなわち、切換スイッチ59からランプA
を選択する選択信号が入力されると、制御部65がリレ
ー67をオンさせてランプAを点灯させる。これと同時
に、センサ58aから検出信号が出力されるまでモータ
ドライバ66を制御してモータ55を所定方向へ回転さ
せる。
【0051】固定されているモータ55側のピニオン5
6が回転すると、このピニオン56に噛合しているラッ
ク54側が移動して支持部材53と共に可動ガイド52
が固定ガイド51に案内されて移動する。この結果、可
動ガイド52に取付けられているハーフミラーユニット
42が移動し、落射明視野キューブ43が観察光路上に
来たところで、センサ片57がセンサ58aと交差し、
その時に検出信号が出力される。制御部65は、センサ
58aから検出信号が入力すると、モータ55の駆動を
停止させ、落射明視野照明用の光学系配置を終了する。
【0052】ランプAが選択されている状態で、さらに
切換スイッチ59のスイッチボタン64を選択すると、
制御部65は再びモータドライバ66を介してモータ5
5を上記した場合とは逆方向に回転させて、センサ58
bから検出信号が入力した時点で停止させる。この動作
により、落射暗視野キューブ44が観察光路上に配置さ
れる。落射明視野と落射暗視野の切換えは頻繁に行われ
るものであり、両検鏡法の切換えがステージ下方で極め
て簡単かつ迅速に行われる。
【0053】一方、ランプBが選択されると、リレー6
7をオフし、リレー68をオンさせてランプBに切換え
ると共に、センサ58bから検出信号が入力するまで所
定方向へモータ55を回転させて落射暗視野キューブ4
4を観察光路上に配置させる。なお、前回の検鏡法が落
射暗視野であり、落射暗視野キューブ44が既に観察光
路上に配置されている場合には、ハーフミラーユニット
42の動作は省略される。
【0054】また、ランプBが選択されている状態で、
さらに切換スイッチ59のスイッチボタン63を選択す
ると、制御部65は再びモータドライバ66を介してモ
ータ55を駆動し、落射明視野キューブ43が観察光路
上に配置するような制御を行う。
【0055】この様に本実施例によれば、落射明視野,
落射暗視野,透過照明の代表的な3種類の検鏡法を、光
学性能を損なうことなく最小限の操作で切換えることが
できる。
【0056】また、検鏡法の切換え操作の際に従来はス
テージの上で行われていた作業を、ステージ下方で行う
ことができるので、標本上にゴミが落下するなどの不都
合を解消できる利点もある。
【0057】さらに、落射蛍光,偏光等の特殊なハーフ
ミラーユニットと上記ハーフミラーユニット42との互
換性を持たせ、電気制御系を図14に示すように構成す
ることにより、各照明光源と各種ハーフミラーユニット
とのあらゆる組合わせを、非常に簡単な操作で実現し得
るユニバーサル照明システムを構築できる。
【0058】図11及び図12には、本発明の第4実施
例の顕微鏡照明装置の構成が示されている。尚、本実施
例は第3実施例を、落射照明と透過照明の各照明光を一
つのランプから取入れるように変形したものである。前
記第3実施例と同一機能を有する部分には同一符号を付
し詳しい説明は省略する。
【0059】本実施例の顕微鏡照明装置は、顕微鏡本体
背面の透過照明用の投光管端部に相当する位置にランプ
ハウス71を取付け、このランプハウス内に一つのラン
プ72を備えている。そして透過照明用の投光管の入射
部に、回動ミラー73が設けられている。
【0060】回動ミラー73は、オン時には図11に実
線で示す状態まで起き上がり、ランプハウス71からの
照明光を垂直上方へ反射させ、オフ時には図11に点線
で示す状態(透過照明光軸から外れた状態)になり、ラ
ンプハウス71からの照明光を透過照明光学系に入射す
る。
【0061】一方、落射照明投光管の入射部には、固定
ミラー74が配置されていて、上記回動ミラー73で反
射された照明光を落射照明投光管へ入射する働きをす
る。すなわち、回動ミラー73の動作により落射照明と
透過照明の切換えを可能にしている。
【0062】また、顕微鏡本体のステージ下方に切換ス
イッチ75が設けられている。この切換スイッチ75
は、前記第3実施例で用いられている切換スイッチのス
イッチボタン61,62(ランプA,B)を、落射照明
用と透過照明用にそれぞれ割り付けたものである。
【0063】電気制御系は、図12に示すように、切換
スイッチ75及びセンサ58a,58bからの信号を制
御部76に入力して、回動ミラー73を付勢するソレノ
イドコイル77の励磁を制御するように構成されてい
る。
【0064】本実施例では、落射照明が選択された場合
には制御部76からの指令によりソレノイドコイル77
が励磁されて、回動ミラー73がオン状態に立ち上げら
れる。これにより、照明光が回動ミラー73,固定ミラ
ー74を介してハーフミラーユニット42に入射する。
【0065】また、透過照明を選択した場合には、ソレ
ノイドコイル77への通電を停止させて回動ミラー73
をオフ状態にする。これにより、ランプハウス71から
の照明光はそのまま直進して、反射ミラー26で垂直に
上へ向けられ標本に投射される。なお、ハーフミラーユ
ニット42の制御は前記第3実施例と同様である。この
ような本実施例によれば、前記第3実施例と同様の作用
効果を奏することができ、さらにランプを一つにするこ
とができる。
【0066】また、図13に示すように、2つの光源装
置78,79を、落射及び透過の各投光管の端部に直接
取付け、前記第3実施例で説明した電気制御系によっ
て、検鏡法の切換えに応じたハーフミラーユニット4
2,光源の動作を制御させることができる。
【0067】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、照
明光学系の切換えに応じて光学部材を適当な位置に自動
的に配置でき、検鏡法の切換えに伴う操作を簡略化した
顕微鏡照明装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る顕微鏡照明装置の全
体的な構成図。
【図2】第1実施例の顕微鏡照明装置において各検鏡法
での動作状態を示す図。
【図3】本発明の第2実施例に係る顕微鏡照明装置の全
体的な構成図。
【図4】第2実施例の顕微鏡照明装置において各検鏡法
での動作状態を示す図。
【図5】本発明の第3実施例に係る顕微鏡照明装置の全
体的な構成図。
【図6】第3実施例の顕微鏡照明装置に備えたハーフミ
ラーユニットの概略図。
【図7】図6に示すハーフミラーユニットの上面及び側
断面図。
【図8】第3実施例の顕微鏡照明装置に備えた切換えス
イッチの平面図。
【図9】第3実施例の顕微鏡照明装置の電気制御系の構
成図。
【図10】図9に示す制御部が有するテーブルの構成
図。
【図11】本発明の第4実施例に係る顕微鏡照明装置の
全体的な構成図。
【図12】第4実施例の顕微鏡照明装置の電気制御系の
構成図。
【図13】ランプハウスとの接続方法を変えた変形例の
構成図。
【図14】検鏡法を拡張した場合の電気制御系の構成
図。
【図15】従来の落射明視野照明を示す図。
【図16】従来の落射暗視野照明を示す図。
【図17】従来の透過照明を示す図。
【図18】レボルバ内の環状光源を用いた落射暗視野照
明を示す図。
【符号の説明】
21,42…ハーフミラーユニット、31,32,36
…光ファイバー、33,71…ランプハウス、59,7
5…切換えスイッチ、43…落射明視野キューブ、44
…落射暗視野キューブ、65…制御部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察光路上に配置されるハーフミラーユ
    ニットによって光源からの照明光を前記観察光路に入射
    する第1の落射照明光学系を備え、対物レンズを前記観
    察光路上に配置するレボルバ内に設けられた環状光源か
    ら落射暗視野用の照明光を発生させる第2の落射照明光
    学系、あるいは透過照明を行う透過照明光学系の少なく
    とも一方を備えた顕微鏡照明装置において、 前記各照明光学系の選択に連動して、前記ハーフミラー
    ユニットを前記観察光路に対して挿脱する連動手段を具
    備したことを特徴とする顕微鏡照明装置。
  2. 【請求項2】 前記ハーフミラーユニットは、前記観察
    光路から脱した状態のとき、前記観察光路上に配置され
    て前記光源からの照明光のうちの周辺光を受け、かつ観
    察光を透過させる落射暗視野照明用の環状ミラーを備え
    たことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡照明装置。
  3. 【請求項3】 前記連動手段は、前記各照明光学系の選
    択動作とは独立して前記ハーフミラーユニットの前記観
    察光路に対する挿脱動作を実行する機能を備えたことを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の顕微鏡照明装
    置。
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