JPH05203540A - 内燃機関の偶力測定方法および装置 - Google Patents

内燃機関の偶力測定方法および装置

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JPH05203540A
JPH05203540A JP4243288A JP24328892A JPH05203540A JP H05203540 A JPH05203540 A JP H05203540A JP 4243288 A JP4243288 A JP 4243288A JP 24328892 A JP24328892 A JP 24328892A JP H05203540 A JPH05203540 A JP H05203540A
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combustion engine
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Gilles Jehanno
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Regie Nationale des Usines Renault
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L3/00Measuring torque, work, mechanical power, or mechanical efficiency, in general
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M15/00Testing of engines
    • G01M15/04Testing internal-combustion engines
    • G01M15/11Testing internal-combustion engines by detecting misfire

Abstract

(57)【要約】 【目的】内燃機関の平均ガス偶力の絶対値を計算する。 【構成】フライホイールに設けられた歯車(12)およ
びエレクトロニックス点火エンジンのために使用される
検知器のような、可変リラクタンス検知器(22)に結
び付いたエレクトロニックス・ユニット(10)を含ん
でいる。歯(14−16)の通過の瞬間的な長さdi
作成(26−30−32−34)、信号diから出発し
て、燃焼周期に対応するフライホイールの回転の数分の
一の長さT4を計算(36)、記憶(38)、燃焼の周期
へのフライホイールの角度方向の速度の交互に変る成分
の投影を表わす量D'4を計算(40−42)する。計算
段(44)は、シリンダ中の混合ガスの各燃焼について
の平均ガス偶力の測定信号を作り出すために、(T4
D'4)をエンジンの種類に固有の定数AおよびBと組み
合わせる。 【効果】エンジンの調節と燃焼不調の検出を可能にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の偶力測定方法
および装置、より正確には、特にそれが乗用車または産
業用車輌に取付けられるとき、各燃焼の途中でそのよう
な機関によって作り出される、燃焼サイクル毎の平均ガ
ス偶力の測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関においては、発生する偶力は多
くのパラメータの合成であり、調節の適合性を反映す
る。それは複合した動的システムの出力の大きさを構成
する。その測定は比較的簡単であり、テスト用ベンチで
日常行なわれているが、測定費用は比較的高い。その
上、通常の測定ベンチは、安定化された動作における偶
力のいくつかのサイクルに亘って平均値しか与えない。
多くの燃焼に亘っての平均値のこのような測定は、多く
の点で、例えば内燃機関のいくつかの調節を最適化する
ため、またはその動作のいくつかの欠陥を診断するため
には不十分である。これらの欠陥の中で、燃焼不調が注
目されるだろう。その検出および統計的な評価は新しい
国際規則によって用意されている。
【0003】これらの最後の目的を達成するために、内
燃機関の異なったシリンダの中での混合ガスの燃焼によ
って作り出される燃焼毎の平均ガス偶力の定量的な分析
が是非必要である。このような分析は、現在まで、実験
室で、または非常に大きな出力の内燃機関でのみ行なわ
れており、一般に燃焼室の中での圧力の読み取りに頼っ
ていた。この技術は、圧力検知器の導入を可能にするよ
うに考案された(または特別に変更された)内燃機関で
しか実施することができないという主要な不都合を持っ
ている。そのうえ、それは、明らかに、車輌に大量生産
で取り付けられる内燃機関には直ちには適用できず、さ
らに信頼性、価格、寿命、および圧力検知器の実施の便
利さが自動車工業の経済的な絶対必要条件に合致しない
限り長くそのままであろう。
【0004】本発明の対象は、下記の特性、すなわち内
燃機関の全回転速度範囲および全負荷での優れた精度、
高い信頼性、長い寿命、取付けの容易さ、車輌に設置さ
れる多くの内燃機関での即座の使用、小さな占有体積お
よび低いコストを持った内燃機関の燃焼当りの平均ガス
偶力の測定装置に関する。
【0005】モトロ−ラ社(Motorola In
c.)によって出願されたPCT特許出願、第WO90
/07051号には内燃機関の動作のエレクトロニック
ス管理システムが記載されている。このシステムでは、
内燃機関のフライホイールに固定された測定クラウン歯
車の歯の固定の検知部の通過の周期の瞬間的な値は内燃
機関のシリンダの各々の中で相ついで作り出される瞬間
的な出力測定に対応するようになされる。検知器によっ
てこのようにして作り出される信号は次に処理される。
その処理は、(1)検知器の前のクラウン歯車の歯の通
過の瞬間的な周期diを測定し、それらのシリンダの各
々に帰属する歯の周期diに欠陥すなわち出力の低下の
ような内燃機関の特定の動作判断基準に対応する1組に
付属する定った重み係数Pi(これらの係数の決定方法
は記載されない)をそれぞれ掛け、(3)各シリンダに
ついて得られた結果di・Piの和を作り、(4)その和
を基準として採られた特定の値と比較し、(5)必要な
場合には、その比較結果から一つのシリンダの欠陥の存
在、または他に対する一つのシリンダの出力の不平衡を
導き出し、(6)その結果空気−燃料混合ガスのシリン
ダへの供給を修正することから成っている。
【0006】このように記載されたシステムの目的は、
内燃機関のシリンダの中の各種欠陥を除去し、および/
またはその各々によって供給される瞬間的な出力を平衡
させることである。このため、得られる中間の各種の量
の絶対値は求められもしないし、見出されもしない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】それに反して、本発明
の目的は、内燃機関の全体的な動作の特性である、たゞ
一つの特定の量、すなわち、そのような内燃機関のシリ
ンダの各々の中の混合ガスの各燃焼当りに作り出される
平均ガス偶力Cgの絶対値を計算するために、内燃機関
のフライホイールの測定クラウン歯車に関連する検知器
によって作り出される信号を利用することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、内燃機
関のフライホイールに固定されたクラウン歯車に設けら
れた測定マ−ク、該マ−クについて、フライホイールの
1回転当りの、またはカム・シャフトの1回転当りの指
数化の基準を定義するための手段、クラウン歯車の近傍
に固定して取り付けられた、マ−クの通過検知器、検知
器の前のマ−クの各々の通過を表わす1次信号を作り出
すための手段を含む形式の、内燃機関の単数または複数
のシリンダの中での混合ガスの各燃焼当りに発生させら
れる平均ガス偶力を表わす電気的な値または信号を作り
出すための装置にして、さらに、その1次信号を処理
し、そのようにして、それぞれ内燃機関の中での燃焼の
1周期の途中でのマ−クの上の平均角速度Ωm、および
燃焼の同じ周期について、内燃機関の中での燃焼の周波
数でのマ−クの瞬間的な角速度Ωiの交互に変る成分E
の、内燃機関のそれぞれのシリンダの中での燃焼にそれ
ぞれ付随するマ−クの群の位相基準線の上の投影Ecos
Φを表わす二つの2次信号を作り出すための手段、文字
aおよびbを実験的に決定される定数として、
【0009】
【数16】
【0010】にしたがってそれらの二つの2次信号を組
合わせ、そのようにして求めている信号を作り出すため
の手段、を含むことを特徴とする装置が提供される。
【0011】ボ・デゥ・ロシャ(Beau de Roc
has)のサイクルに従って動作する4衝程4シリンダ
のガソリン・内燃機関の特別の場合においては、そのサ
イクルの四つの衝程(吸入、圧縮、燃焼−膨脹、排気)
の各々が内燃機関のクランク軸に固定されたフライホイ
ールの特定の半回転の途中で発生する。関係するシステ
ム(クランク軸、フライホイールおよび交互に変る質
量)によって得られる運動学的エネルギは、内燃機関の
動作サイクルのそれぞれの衝程の各々の間それに及ぼさ
れる正および負の瞬間的な偶力の結果である。
【0012】上記特定の場合における半回転毎に計算さ
れる偶力Cgは相隣接する燃焼における二つのシリンダ
の中にそれぞれ閉じ込められる混合ガスの圧縮および燃
焼−膨脹の相の間に発生させられる。内燃機関は、考え
ている場合においては、四つのシリンダを備えており、
二つのシリンダは吸入および排気の相にあり、第1近似
として、投影cosΦの故にそれらがCgの値に介入し
ないことを示すことができる。圧縮の相は燃焼−膨脹の
相よりも少なく変化、分散を受けるから、呈示の明瞭さ
のために、半回転について計算されるCgの値は燃焼し
ているシリンダに関する値であるということができる。
偶力Cgは、同じ、したがって同じ混合ガスを閉じ込め
るシリンダの、圧縮および燃焼−膨脹の二つの相につい
ての平均ガス偶力の評価であることもいうことができ
る。
【0013】内燃機関が何であっても、Cgは一方では
通常正であり、他方では内燃機関の回転慣性、内燃機関
内部の各種の摩擦、他のシリンダの吸入の減圧および排
気の昇圧、そして勿論負荷、すなわち車輌に加えられる
有効な偶力の変化から来る対抗する平均偶力の和によっ
て平衡させられる。
【0014】運動学的なエネルギの定理は、一つのシス
テムの運動学的なエネルギの微少変化はそれが受ける偶
力の微少仕事に等しいことを教えている。この定理を今
主として取り扱っているシステム、すなわちクランク軸
−フライホイールを含む交互に変る質量に適用し、クラ
ンク軸−フライホイールが変形しないと仮定し、得られ
た結果の調和分析を行ない、フライホイールの下流に設
けられた負荷が、考慮されている周波数について完全に
結合を外されていると考えれば、内燃機関の燃焼周波数
におけるガス偶力の交互に変る成分はフライホイールの
平均的な角速度Ωm、および内燃機関の燃焼の周波数に
おけるフライ・ホイールの瞬間的な角速度Ωiの交互に
変る成分Eの位相の基準線上の投影と、
【0015】
【数17】
【0016】によって関連づけられていることが示され
る。式(17)において、a1およびb1は二つの定数項
であり、aは内燃機関の回転慣性に比例し、bは交互に
変る質量の慣性モーメントの関数およびある測定の場合
には測定クラウン歯車のマ−クの位置の不規則性の関数
である。
【0017】なお、複数の内燃機関のテスト・ベンチに
おける実験的な研究は、ガス偶力の平均値Cgと同じガ
ス偶力の交互に変る成分Caの比Cg/Caが当該内燃
機関の動作の各種の回転速度範囲および各種の負荷につ
いて少ししか変化せず、混合ガスの濃度(r)が一定で
あるか、または1よりも大きいかあるいはそれに等しい
だけ、益々そうであることを示した。
【0018】したがって、変化しないクランク軸−フラ
イホイールのシステムについての実験および計算は、内
燃機関の低回転速度範囲についての本発明による測定装
置の起源にある関係式、
【0019】
【数18】
【0020】を確立することを可能にした。
【0021】しかしながら、内燃機関の動作の高回転速
度範囲の場合においては、この基礎の関係式は修正が必
要である。実際、高回転速度範囲では、存在する捩り弾
性的な結合、特にクランク軸と内燃機関のフライホイー
ルの間の結合は内燃機関の中での燃焼の周波数fiにお
けるフライホイールの瞬間的な角速度の基本的な交互に
変化する成分を表すベクトルEを変える、周波数の伝達
関数を表わす。この結合は無視できる程小さい減衰の項
を持っているから、その伝達関数はz=1+(fi
r)と書くことができ、こゝで、項fiはフライホイー
ルの回転周波数fvに比例する燃焼の周波数(fi=fv
・2k/t)である。実際には、周波数frは内燃機関
のヘルツを単位として表わした最大回転周波数の4ない
し乃至6倍に等しく、その結果、項z=(fi/fr)が
燃焼周波数fiに対して屡々小さく、計算されたCgの
価をクランク軸−フライホイールの捩り効果を補正する
ために、簡単な補正係数(1−z)が前に述べた目標と
する基礎の関係式の定数“a”に適用されることができ
るようになっている。
【0022】実際、フライホイールに固定され歯を切ら
れた測定クラウン歯車および、順次エレクトロニックス
点火を持った内燃機関で実際に使用される、それに関連
する可変リラクタンス検知器は良好に作動する。しかし
ながら、この点でホール効果検知器も測定クラウン歯車
と一緒に利用されることができること、および測定クラ
ウン歯車のマ−クが光を反射する切子面であり、それと
組み合わされる検知器がオプトエレクトロニックスの種
類のものであることができることには注意しなければな
らない。
【0023】そのようにして、本発明による偶力Cgの
測定装置に固有な素子は通常の種類のものであり、小さ
な占有体積を有する、信号処理および計算のエレクトロ
ニックス回路となり、それは全く簡単に既存の器材(検
知器)と接続され、内燃機関または車輌のエレクトロニ
ックスの管理の計算機を備えるマイクロプロセッサまた
は複数のマイクロプロセッサとは別であったり、あるい
は少なくとも部分的にその中に内蔵されることができ
る。そのうえ、問題になっている回路の機能に関して、
今日以降、フライホイールの前に設けられた固定の検知
器によって供給される初期の測定信号の簡単な処理は特
別の困難なしに1次の価または信号diおよび本発明に
よって予想される2次の価または信号ΩmおよびEを作
り上げることを可能にすることには注意しなければなら
ない。
【0024】本発明による装置によって、以降技術的に
かつ経済的に、大量生産の乗用車および大量生産の工業
用車輌の大部分に内燃機関のシリンダの中の混合ガスの
各燃焼当り発生させられる平均ガス偶力Cgの測定手段
を備え、内燃機関の動作を連続的に改善し、その欠陥を
監視し、そのようにして排気ガスの組成および排気ガス
に関する診断に関する新しい規格の実施を容易にするた
めに、それらを利用することが可能となる。そのような
偶力測定の搭載された装置はメーカの大部分によって数
年来求められている目標であったが今日まで経済的な仕
方では達成されなかった。
【0025】本発明はまた、内燃機関のフライホイール
に固定されたクラウン歯車に設けられた測定用マ−ク、
それらのマ−クの指数化の基準を定義するための手段、
およびクラウン歯車の近傍に固定して取付けられた、マ
−クの通過検知器、を含む形式の、内燃機関のシリンダ
の中での混合ガスの各燃焼当り発生させられる平均ガス
偶力を表わす値を作り出すための方法にして、さらに
(a)検知器の前のマ−クの各々の通過の長さdiを表
わす1次の価の作成、(b)それぞれ内燃機関の中での
燃焼の1周期の途中でのマ−クの上の平均角速度、およ
び内燃機関の中での燃焼の周波数でのマ−クの瞬間的な
角速度Ωの交互に変る成分Eの燃焼の角周期に付随する
位相基準線の上の投影EcosΦを表わす二つの2次信号
を作り出すための上記1次の価diの処理、(c)文字
aおよびbを実験的に決定される定数として、
【0026】
【数19】
【0027】に従ってそれらの二つの2次信号を組合わ
せ、そのようにして求めている信号を得ること、を含む
ことを特徴とする方法を提供する。
【0028】Cgが数値であり、内燃機関が動作サイク
ル当りt衝程およびkシリンダをもって動作し、実際の
または潜在の測定マ−クの数がnである場合に、操作
(b)は、(b1)nc個の1次の数値diから出発し
て、
【0029】
【数20】
【0030】を使って、内燃機関の中での燃焼の角周期
に付随する、各列のn個のマ−クの検知器の前の通過の
全長さを表わす第1の2次の数値Tの計算、(b2)n
c個の1次の数値diおよび重み係数cos(i.2π/nc
から出発して、
【0031】
【数21】
【0032】を使って、内燃機関の中での燃焼の周波数
での測定マ−クの検知器の通過の瞬間的な長さdiの交
互に変る成分の振幅の、燃焼の角周期の原点に対応する
マ−クの位相の基準線上への投影を表わす2次の第2の
数値DkcosΦ'kの計算を含む。
【0033】そのうえ、操作(c)は低回転速度範囲で
動作する内燃機関について、(c1)一つの2次の数値
DcosΦ'およびTおよび実験的に決定され、記録された
二つの定数AおよびBから出発して、
【0034】
【数22】
【0035】によって定義される、求めている数値を計
算すること、から成っている。
【0036】さらに、その方法は、特に燃料の濃度r、
排気ガスの再循環率、内燃機関の高回転速度範囲または
遷移範囲の関数として補正を行なうための補足的な操作
を持つことができる。
【0037】本発明の特徴および利点は、図面を参照し
て、限定的ではなく例示としてなされる、本発明の特定
の実施の態様の記載からより正確に示される。
【0038】
【作用】
【0039】
【実施例】たゞ一つの図面によれば、フライホイールに
固定された、歯を切られた測定クラウン歯車12、例え
ば、エレクトロニックス点火のエンジンの上に取り付け
られた標準型のクラウン歯車を備えた4衝程(t=4)
及び4シリンダ(k=4)の内燃機関の中での混合ガス
の各燃焼当りに作り出される平均ガス偶力Cgの測定回
路10が示されている。
【0040】例として、クラウン歯車12はその周囲
に、引用番号14および16で示されているような同一
の38の歯を持っている。それらは、引用番号18およ
び20で示されているような二つの基準の歯によって分
離された2列の歯19に分布させられており、それらの
基準の歯は直径方向に反対であり、他の歯の幅の3倍の
幅を持っている。実際、クラウン歯車は、同じモジュー
ルの実際のまたは潜在の歯と呼ばれる、等間隔のn=2
×19+2×3=44のマ−クを持っており、それらの
うちの二つは基準、または歯に番号を打つこと、特に以
下に決定される歯d0を決定することを可能にする指数
化の原点の役をするため、直径方向に反対である。
【0041】クラウン歯車12には、歯の通過速度に比
例する、すなわちフライホイールの瞬間的な速度に比例
する周波数の交流信号24を供給するように作られた、
例えば可変リラクタンス形式の固定の検知器22が結合
されている。
【0042】ピストンが上死点にある瞬間に指数化の歯
18に対するその検知器22の角度方向の位置は知られ
ているか又は読み取られ、そのことが、燃焼の上死点に
関係してシリンダのピストンの通過中検知器の前を通る
歯であるとして、歯d0を決定することを可能にする。
検知器22によって供給される信号は、急峻な立上りを
持ち、入ってくる信号24の瞬間的な周期diに等しい
長さの信号28を供給するように作られた整形回路26
の入力に印加される。指数iは、歯が検知器の前を通過
するにつれて、0から21まで変化する。このようにし
て作り出される信号の各周期diは検知器22の前の、
1本の歯の実質的な部分と間隙部分との通過の長さに対
応する。指数化の歯18によって作り出される入力信号
に関して整形回路26は、それらを同じ方法で急峻な立
上りを持って他の歯(14、16)に属する信号の長さ
の実質上3倍の長さの信号に変換する。それらの信号2
8は検知器22の前の測定クラウン12の歯の実質的な
部分と間隙部分との通過の瞬間的な周期diの測定およ
び計算段30に印加が行われる。
【0043】このため、段30の実施の例示として、計
数器が例えば石英時計32によって作り出される高い周
波数(例えば1から20MHzまで)の時計パルスを連続
的な仕方で受けて、出力に計数されたクロック(時計)
パルスの数、従って、整形段26によって作り出され
る、急峻な立上りを持った信号の空詰りの各遷移のデー
タ(計数器のオーバフロー・モジュール)を表わす数値
を供給する。その計数器は、それが第1のレジスタに含
む“データ”ti-1と第2のレジスタにおける次のデー
タtiを交互に伝送する。それらの二つのレジスタに
は、指数iの歯の長さdi=(ti−ti-1)を計算し、
バッファ・メモリ34にその結果をアドレスするように
作られた計算段が後に続いている。そのようにして、各
クロック・パルスは失われず、長さdiの測定誤差は最
小化される。
【0044】記載される例の枠の中で、指数化の長い歯
18,20の一つによって作り出される各信号28の処
理については、その価は3で割られ、結果は、必要な場
合には残りを考慮にいれて、対応する潜在する三つの歯
に割り当てられる。そのようにして、周期diの測定お
よび計算段30は、バッファ・メモリ34にROM41
の中に含まれ、関係する実際のまたは潜在する歯の順位
iによって定義されるn/2の重み係数にそれぞれ結び
付いたnc=n/2(すなわち記載された例の場合には
22個)の数値diの相連続する列をアドレスする。
【0045】例示する4衝程4シリンダを持ったエンジ
ンの場合には、フライホイールの各半周期毎にバッファ
・メモリ34の中に含まれる数値は更新される。このよ
うにして34に記憶される価diは(記載された例にお
いて)燃焼−膨脹の半回転の終りに、
【0046】
【数23】
【0047】に従ってフライホイールの各半回転の長さ
4(指数4はサイクル当り4燃焼に対応する)を計算
するように作られた計算段36に印加される。
【0048】段36で計算された最後の数値T4はバッ
ファ・メモリ38に印加されそれがつぎの計算値によっ
て置き換えられるまでそこに止まる。終ったばかりの燃
焼−膨脹相でのフライ・ホイールの平均角速度はΩm
π/T4である。
【0049】メモリ34に記憶された価diはまた、与
えられたシリンダに割り当てられたn/2=22の歯の
列の指数i=0の第1の歯、すなわちd0によって構成
される相の基準位置に関係ずけられたd1の基本的な交
互に変る項のD4・cosΦ'4と書かれた投影の同期の角度
検出を数値の形で実現するように作られた他の一つの計
算段40にも印加される。そのために、段40は
【0050】
【数24】
【0051】を計算し、それをバッファ・メモリ42に
印加するように作られている。
【0052】以上目指された表現のn/2個の重みの指
数(すなわち記載された例においては22)は、関係し
ている歯の階位iが0から10まで、更に11から21
まで変化するとき、相ついで2回採られるが、符号が異
なっている11個の価、すなわち項(cosiπ/11)
によって構成される。これらの価は計算段40に結び付
けられたROM41に記憶される。項δΘは測定クラウ
ン12の歯の定格の角度方向のピッチで、(この記載さ
れた例においてδΘ=π/22)、フライホイールの瞬
間的な角速度ΩiはΩi=δΘ/diである。Ωiの基本の
交互に変る成分E4の基準軸の上に投影された価は、つ
ぎの式により示される。
【0053】
【数25】
【0054】ΩiをδΘ/diで置き換え、この例におい
ては、diが、その平均値dm=T4/22の囲りで少し
しか変化しないことを考慮にいれれば、
【0055】
【数26】
【0056】
【数27】
【0057】が成立することが示される。
【0058】歯(δΘi)が、クラウン歯車の上に規則
正しく配列されていない場合にはE4cosΦ4の中にΩ
mに比例する項が現れるが、この項は邪魔にはならな
い。Cgの中のその影響はΩmの2乗に比例し、係数b
の価を変更することによって保証されることができるで
あろうからである。
【0059】そのようにして、二つの項diおよびΩi
フーリエ級数に分解し、基本的な交互に変る成分の投影
の同期検出を数値の形で行なえば、二つの従属変数であ
るDcosΦ’およびEcosΦを得るだろう。4衝程
シリンダの、すなわちフライホイール1回転当り2燃
焼、したがって使用される指数4で生ずるエンジンの動
作の1サイクル当り4燃焼のエンジンの記載された例に
おいては、Ωiの価E4・cosΦ4の交互に変る成分は、
【0060】
【数28】
【0061】によってdiの価D4cosΦ'4の交互に変る
成分に結び付いている。
【0062】前に述べた実験的研究が示したように、エ
ンジンの低回転速度範囲については、E'4=E4cosΦ4
およびD'4=D4cosΦ'4と置いて、
【0063】
【数29】
【0064】となる。
【0065】Ωm=π/T4であるから、
【0066】
【数30】
【0067】が成立し、それは
【0068】
【数31】
【0069】および
【0070】
【数32】
【0071】とともに求めている表現である。項Aおよ
びBは関係しているエンジン、すなわちその種類のすべ
てのエンジンに固有な定数である。
【0072】実際に、定数AおよびBは二つの特定の点
におけるエンジンの偶力の測定により、または場合によ
っては、本発明による偶力計のモデルが当てられている
一連のエンジンに合致する基準のエンジンで実験室で行
なわれる沢山の測定の統計的な分析(最小自乗法)によ
って決定される。
【0073】以上の結果、記載の例の枠の中で、計算段
36および40の中でそれぞれ作成される量T4および
D'4はエンジンのフライホイールの各半回転の終りにそ
れらの二つの入力量T4およびD'4および、そのために
記憶された定数AおよびBから出発してCgを作成する
計算段44に印加されるエンジンのサイクル当り、少な
くとも一つの指数化の歯によって同期化される。項Aは
エンジンの高回転速度範囲に適用できるために使用の前
に予め補正される。
【0074】このため、前に述べたように、以上の関係 Cg=A・D'4/T4 3+B/T4 2は、完全に厳密には、
エンジンの低回転速度範囲でのみ成り立つ。高回転速度
範囲については、項Aの補正が必要である。それを行な
うために、フライホイールに固定されたクラウン歯車1
2の場合には、補足の計算段48が備えられ、それがR
OM46の中に蓄えられたAの価、バッファ・メモリ3
8によって供給される価T4(記載された実施例におい
ては、fi=1/T4=半回転周波数)および、同様にメ
モリ46の中に蓄えられた項fr、すなわちクランク軸
−フライホイール結合の捩りの共振周波数、から出発し
て、z=(fi/fr)2を使い項Ac=A(1−z)を作
る。補正された項Acは計算機44に印加され、それは
バッファ・メモリ38からT4、ROM50からB、バ
ッファ・メモリ42からD'4を受け、エンジンの全回転
速度範囲で、
【0075】
【数33】
【0076】によって半回転について有効な平均ガス偶
力を計算する。
【0077】Cgのより正確な評価を得る目的で、係数
AおよびBはエンジン動作領域毎に同定されることがで
きる。それらはまた、エンジンの調節、例えば濃度rに
依存するようにさせられることもできる。
【0078】しかしながら、他の一つの仕方はAおよび
Bを一定に維持することである。そのことはCgの生の
第1の価を得ること、ついで(加算型の)補正グラフ処
理法を介入させるか、Cgの価を仕上げるように補正項
を加えることを可能にする。補正の実際的ないくつかの
例を以下に記載する。
【0079】一定でないrを持った希薄(燃料/空気濃
度、r<1)な混合ガスで作動するエンジンの場合、C
gを供給する計算段44には、必要な場合には付加の計
算段52が続き、r<1のとき、それがその濃度rの関
数としてCgの補正された価を計算する。この場合、エ
ンジンの回転速度範囲の関数としてのrの価、T4から
導き出される価、および発生させられる偶力Cgの価は
このために設けられた検知器を使って測定され、あるい
は実験室で読み取られることができ、関係するエンジン
の種類(特にディーゼルなど)についてそのマップがR
OM54の中に蓄えられることができる。メモリ54に
アドレスして加えられる価T4および Cgの関数とし
て、保持されなければならない価rは、r<1であれ
ば、計算段52に入力される。まず、+0.5に近いp1
を使用して、補正係数Q1=[1+p1(r−1)]を決
定し、ついで、r<1のとき混合ガスの濃度rの関数と
して、係数Q<1によって補正された値(Cg)r=Cg
・Qを作り出すように作用する。
【0080】たゞ一つの図面に関連して記載された種々
の計算段は、その過程の中への介入に応じて、このため
に開発され、ROM50の中に含まれる応用の論理回路
Lに依存して動作するマイクロプロセッサによって構成
される。他の一つの仕方は、勿論、予想される動作の少
なくとも一部を、各種の段階がそれぞれ特定の機能を保
証するアナログ電子計算機を使って実現することであ
る。
【0081】図示の回路の全体は、解決しなければなら
ない問題に特有の集積回路またはハイブリッド回路の形
で実現されることができる。
【0082】以上述べられたことに加えて、クランク軸
/フライホイールの弾性的な結合がエンジンの高回転速
度範囲で彎曲誤差を生ずる。実際、高回転速度範囲にお
いてその理論的な回転軸に対するフライホイールの重心
の避けることができない偏芯は検出器のヘッドと可変リ
ラクタンス22および測定クラウン12の歯の間にある
間隙の幅の無視することができない周期的な変化が生ず
る。この場合、検知器22によって供給される交流信号
24は変化し、整形段26の状態変化の閾値はもはやそ
れらの歯の定められた角度方向の位置に対応しない。こ
のことはフライホイールの各回転の途中における長さd
iの付加的な変化を生ずる。このような変化を保証する
ために、複数の解決方法を利用することができる。
【0083】その一つは、ホール効果検知器またはオプ
トエレクトロニックス検知器のようなこの彎曲にそれ程
感じない検知器を使用することである。
【0084】他の一つは、可変リラクタンス検知器を現
に備えている多くの車輌によって条件づけられ、グラフ
処理を行なうことである。
【0085】さらに他の一つは、フライホイールの1回
転当り二つの燃焼を有するエンジンの場合、最初の検知
器22と同一であり、それとは直径方向に反対の補償検
知器60を取付けることである。この場合には、それら
の二つの検知器によって供給されるアナログ信号は、望
ましくは整形段26に印加される前に段62で加算され
る。
【0086】他の一つの解決方法はそれらの可変リラク
タンス検知器によってこのようにして供給される信号を
別々に処理し、その操作の処理の最後に、得られた結果
Cgの平均を作ることである。
【0087】以上記載された例において、関係するエン
ジンは4衝程4シリンダのガソリンエンジンであり、測
定クラウン歯車の実際のおよび潜在のマ−クの数は44
である。本発明は、勿論、この特別な例に限られない。
実際、本発明は、種類が何であっても、4衝程であって
も、2衝程であっても、ガソリンでも、ガスオイル(デ
ィーゼル)でもあらゆる他の燃料でも、またnc≧2の
条件の下でシリンダの数、あるいは測定クラウンの目印
しの数が何であっても、あらゆる内燃機関に関する。t
でエンジンの動作サイクル当りの衝程の数、kでそのシ
リンダの数、nでフライホイールの測定クラウンの実際
のまたは潜在の目印しの数を表わせば、エンジンの中で
の燃焼の角度方向の周期(πt/k)の各々に対応し、
燃焼の周波数における瞬間的な角度方向の速度の同期角
度検出のために考慮にいれられる目印しの数はnc
(n・t)/(2・k)である。このことは、燃焼毎に、
したがってシリンダ毎に、
【0088】
【数34】
【0089】を与える。
【0090】これらの条件の下で、前に目指された、
【0091】
【数35】
【0092】は下記の一般化された形に書かれる。
【0093】
【数36】
【0094】そのうえ、可変リラクタンス検知器を備え
た、動作サイクル当りt衝程、kシリンダのエンジンの
場合には、クランク軸−フライホイールの弾性的な結合
の、エンジンの高回転速度範囲における周期的な彎曲に
起因する測定誤差を保証するための一つの可能性では、
それらの検知器の総数はM=2k/tである。これらの
検知器は実質上同一であり、クラウン歯車12の囲りに
規則正しく設けられる。それらの出力信号は、第1の実
施の態様においては、このため、整形段26への印加の
前に備えられた回路62において加算される。
【0095】例えば、クランク軸の1回転当りたゞ一つ
の指数化の歯を持った測定クラウン歯車の場合に必須な
第2の実施の態様においては、検知器の各々によって供
給される信号は測定回路10によって処理され、得られ
た結果は補正された測定信号Cgを供給するために平均
される。そのような解決方法は、検知器60の出力信号
の装置10と同様な装置10’に印加して、その装置1
0’の出力の価C'gを、そのほかに検知器22に対応
する価Cgを受ける算術平均回路72に印加することに
よってたゞ一つの図面に表わされる。
【0096】これらの二つの解決方法の一方あるいは他
方は、可変リラクタンス検知器の間隙の変化、クランク
軸フライホイール結合の彎曲によって高回転速度範囲で
発生させられる変化の結果生ずる誤差を補償することを
可能にすることには注意しなければならない。
【0097】エンジンの動作のエレクトロニックス管理
を最適化するために、測定用マ−クの数nは比較的大き
くすることができる。この場合、DkcosΦ'kを計算する
ためにこれらのマ−クの各々を個々に考慮にいれること
は関係する計算段のための数学的操作の大きな数に導
き、したがって比較的強力なマイクロプロセッサを必要
とする。正弦波の信号を定義する周期的なサンプリング
の最小数、すなわち2サンプリング、についてのシャノ
ン(Shannon)の定理の応用では、その最小数プラス1
または2に等しいエンジンの燃焼の1周期についていろ
いろなマ−クの通過の長さdiを整数のグル−プに再グ
ループ化することが興味深い。
【0098】最も一般的な再グループ化の場合に、計算
段30はもはや検知器の前のマ−クの各々の通過の長さ
iではなく、構成されるマ−クのパケートの各々の通
過の長さdpを計算する機能を持つだろう。このこと
は、例えばm=4に等しいグル−プの有効数を使って、
マ−クの数が比較的大きいとき、
【0099】
【数37】
【0100】を書くことを可能とする。項pはこゝでは
一つのグル−プが整数または分数のマ−クを含むことが
できるということを了解して、考慮しなければならない
マ−クのグル−プの階位である。マ−クiから成るグル
−プのこの再グループ化でグル−プp=0は歯d0、す
なわち上死点を含むグル−プである。
【0101】各種の変形および特別の補正手段とともに
以上記載されたエンジンのシリンダの中での混合ガスの
燃焼当りの平均ガス偶力の測定装置はエンジンの安定化
した回転速度範囲について満足できる結果を供給する。
【0102】遷移範囲の場合には、回路10の段40に
よって計算される項DkcosΦ'kの表現に、その作用を及
ぼす動的な誤差を考慮にいれるために、補足的な補正が
必要である。この誤差は、測定クラウン歯車の歯の数が
大きければ大きい程それだけ小さい。遷移が余り激しく
ないとき、記載された44の歯のクラウン歯車を使って
優れた結果が得られる。
【0103】強い遷移の場合においては、特に無負荷エ
ンジンの加速について、それらの結果は前に定義された
(DkcosΦ'k)の表現に加えられる補正項の助けで改善
されることができる。勿論、この項は安定化した回転速
度範囲の場合に平均ゼロであり、エンジンのk個のシリ
ンダの中での燃焼の周期Tkの計算された最後の二つの
値、すなわちTk,eとTk,(e-1)にそのようにして、Dkc
osΦ'kの余弦が現れないようにして、
【0104】
【数38】
【0105】となる。その補正は、燃焼の角度方向の周
期πt/k当り、歯の数ncまたはマ−クのグル−プの
数mが小さければ小さいほど、それだけ大きい。
【0106】(D'k)(補正された)の計算は、そのため
にプログラムされた計算段40によって行なわれる。
【0107】本発明は以上記載されたDkcosΦ'kの計算
方法に限定されない。その方法では、diは角M・θi
余弦によって重みずけされ、θiはそのマ−クの開始位
置(歯の開始または急峻な立上り)であり、次式のよう
になる。
【0108】
【数39】
【0109】M=2k/t,Θi=i・2π/nおよび
c=(n・t)/(2・k)であることを知って、次式
が得られる。
【0110】
【数40】
【0111】そのマ−ク(または歯)の内部にあるどの
ような角度方向の点でも選択することができ、これか
ら、0≦ε<1 として、より一般的な式
【0112】
【数41】
【0113】が導かれる。
【0114】前に記載された回転速度範囲の遷移の補正
は、εがゼロとは異なるとき、定数εの選択に適合され
ていなければならないことには注意しなければならな
い。定数ε=0.5は、行なわなければならない回転速
度範囲の補正がないという利点を持っている。回転速度
範囲の遷移によって発生させられるベクトルδΩkは、
そのとき、DkcosΦ'kの計算のために使用される投影軸
に垂直であるからである。
【0115】この特徴は、小さな数のマ−クを備えたク
ラウン歯車の場合、またはグル−プによるマ−クの再グ
ループ化の場合、強い遷移での使用のための補正の計算
を避けることを可能にする。
【0116】重みcos(i・2π/nc)は、
【0117】
【数42】
【0118】の平均値が、ゼロであるというたゞ一つの
拘束を持ってDkcosΦ'kの精度に何の結果も残さない
で、メモリ41の中で8個の2進数(8ビット)でコー
ド化されることには注意しなければならない。
【0119】本発明は記載された例の特徴に限られな
い。一つの変形例は測定クラウン歯車12の指数化の歯
(18−20)をフライホイール、クランク軸またはカ
ム軸に固定された何等かの種類のマ−クによって置き換
えることから成る。他の一つの変形例では測定クラウン
歯車12をクランク軸に固定する。例えば歯を切られた
目標が弁装置側に取り付けられる。
【0120】さらに他の一つの変形例では、測定回路1
0の数値計算機能を保証するマイクロプロセッサを個別
化せず、車輌の一般的なエレクトロニックス管理システ
ムの数値計算の機能を行う、比較的強力な一つのまたは
複数のマイクロプロセッサか又はエンジン計算機のマイ
クロプロセッサの援助を受ける。アナログ回路26につ
いては、一般に使用されている市販のマイクロプロセッ
サの外にあるが、それらのマイクロプロセッサの特に適
合させられた(顧客注文による)変形では、それは勿論
その中に内蔵させることができる。
【0121】本発明が、中間変数di、T4およびD'4
助けをもとめ、di、T4およびD'4の計算が数値的な仕
方で行なわれるが、Cgの計算が古典的なアナログ回路
によっても実現されることができる特定の実施例に関連
して記載された。
【0122】そのようにして、周波数が速度の変化Ωに
よって変調される1次信号24は周波数fiをもったベ
クトルEを含んでいる。ベクトルEおよびより正確には
その投影EcosΦを抽出するために、適当な位相を持っ
た周波数fiの角度方向の同期検出が後に続いた周波数
−電圧変換器を使用しなければならない。ついで、
【0123】
【数43】
【0124】を計算する。
【0125】本発明が一つの装置を参照して記載された
が、次の主要な操作を含む方法にしたがって実施される
こともできる。
【0126】(a)検知器の前のマ−クの各々の通過の
長さdiを表わす1次の値の作成、(b)エンジンの中
での燃焼の周波数でのマ−クの瞬間的な角速度Ωの交互
に変る成分Eの、それぞれエンジンの中での燃焼の1周
期の途中でのマ−クの上の平均角速度、および燃焼の角
周期に付随する位相基準線の上の投影EcosΦを表わす
二つの2次信号を作り出すための上記1次の値(di
の処理、(c)文字aおよびbを実験的に決定される定
数として
【0127】
【数44】
【0128】にしたがったそれらの二つの2次信号を組
合わせ、の操作を含み、そのようにして求めている信号
を得る。
【0129】そのうえ、Cgが数値である場合には、操
作(b)は下記から成る、(b1)nc個の1次の数値
(di)から出発して、
【0130】
【数45】
【0131】を使って、エンジンの中での燃焼の角周期
に付随する、各列の(nc)個のマ−クの検知器の前の
通過の全長さを表わす第1の2次の数値(Tk)の計
算、(b2)nc個の1次の数値diおよび重み係数cos
(i.2π/nc)から出発して、
【0132】
【数46】
【0133】を使って、エンジンの中での燃焼の周波数
での測定マ−クの検知器の前の通過の瞬間的な長さ(d
i)の交互に変る成分の振幅の、燃焼の角周期の原点に
対応するマ−クの位相の基準線上への投影を表わす2次
の第2の数値DkcosΦ'kの計算。
【0134】そのうえ、操作(c)は(c1)二つの2
次の数値DkcosΦ'kおよびTkおよび実験的に決定さ
れ、記録された二つの定数AおよびBから出発して、
【0135】
【数47】
【0136】によって定義される、求めている数値(C
g)を計算することから成っている。
【0137】本発明による方法のその他の操作、特に歯
のグループ化、エンジンの動作のいくつかの特徴の関数
としての値Cgの補正、およびいろいろな変形に対応す
る操作は装置の記載から明白であり、したがって再説し
ない。
【0138】
【発明の効果】各種の内燃機関について、平均ガス偶力
の絶対値を計算することが可能となされ、乗用車または
工業用車輌のエンジンの最適化された調節が可能とな
り、及び燃焼不調の検出を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置のいろいろの構成要素を表わ
す図である。
【符号の説明】
10…平均ガス偶力測定回路 12…測定クラ
ウン 14、16…歯 18,20…基
準の歯 22…検知器 24…交流信号 26…整形回路 28…急峻な立
上りを持った信号 30…測定および計算段 32…時計 34…バッファ・メモリ 36…計算段 38…バッファ・メモリ 40…他の計算
段 41…ROM 42…バッファ
・メモリ 44…計算機 52…付加の計
算段 54…ROM 60…補償検知
器 62…加算段 72…算術平均
計算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 370 B 7536−3G

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関のフライホイールまたはクランク
    ・シャフトに固定されたクラウン(12)の上に設けら
    れた測定マ−ク(14−16)、 それらのマ−クの指数化の基準を定義するための手段
    (18−20)、 クラウン(12)の近傍に固定して取付けられた、該マ
    −クの通過を検知する通過検知器(22)、 を含む種類の、内燃機関のシリンダの中での混合ガスの
    各燃焼当り発生させられる平均ガス偶力Cgを表わす値
    を作り出すための装置において、さらにその検知器の前
    のマ−クの各々の通過の長さdiを表す1次の値を作り
    出すための手段(26−30−32)、 その1次の値diを処理し、それにより、それぞれ内燃
    機関の中での燃焼の1周期の途中でのマ−ク(14−1
    6)の上の平均角速度Ωm、および内燃機関の中での燃
    焼の周波数でのマ−クの瞬間的な角速度Ωmの交互に変
    る成分Eの燃焼の角度方向の周期に付随する前記マ−ク
    の群の燃焼の位相基準線上の投影EcosΦを表す二つの
    2次的な値を作り出す手段(36−40−41)文字a
    およびbを実験的に決定される定数として、 【数1】 に従ってそれらの二つの2次的な値を組合わせ、そのよ
    うにして求めている信号を作り出すための手段(4
    4)、 を含むことを特徴とする測定装置。
  2. 【請求項2】内燃機関のフライホイールまたはクランク
    ・シャフトに固定されたクラウン(12)に設けられた
    実際のまたは潜在のn個の測定マ−ク(14−16)、 マ−ク(14−16)の少なくとも一つの指数化の基準
    を定義するための手段(18−20)、 クラウン(12)の近傍に固定して取り付けられた、マ
    −クの通過の検知器(22)を含む種類の、動作サイク
    ル当りt衝程およびkシリンダを持った、低回転速度範
    囲で動作する内燃機関の中の混合ガスの各燃焼当り発生
    させられる、平均ガス偶力を表わす平均値Cgを作り出
    すための装置にして、さらに実際のまたは潜在のマ−ク
    (14−16)の各々の検知器(22)の前の通過の瞬
    間的な長さを表わす1次の数値diを作り出すための計
    算手段(26−30−32)、 特に、計算ユニット(36−40−44)、適用論理回
    路(L)、ROM(41−46−50)およびバッファ
    ・メモリ(34−38−42)を含む、1次の数値di
    の数値処理手段を含み、 それらの計算手段および数値処理手段の全体は適切な時
    に下記を構成するように組織され、 1次の数値diから出発して、 【数2】 および 【数3】 を使用して、該内燃機関の中での燃焼の角周期に付随す
    る各列のnc個のマ−クの検知器(22)の前の通過の
    全長さを表わす第1の2次の数値Tkの計算を行なうた
    めの計算手段(36)、 1次の数値diおよびROM(41)の中に蓄えられた
    重み係数cos(i・2π/nc)から出発して、 【数4】 を使用して、該内燃機関の中での燃焼の周波数での測定
    マ−ク(14−16)の検知器(22)の前の通過の瞬
    間的な長さdiの交互に変る成分の振幅の、燃焼の角周
    期の原点に対応する測定マ−ク(14−16)の位相の
    基準線上への投影を表わす第2の2次の数値Dk・cos
    Φ'kを作り出すための計算手段(40)二つの2次の数
    値Dk・cosΦ'kおよびTkおよび実験的に決定され、R
    OM(46−50)の中に蓄えられた二つの定数Aおよ
    びBから出発して、関係式 【数5】 によって定義される、求めている数値Cgを作り出すた
    めの計算手段(44)、 を含むことを特徴とする測定装置。
  3. 【請求項3】クラウン(12)がフライホイールに固定
    されている場合に、低回転速度範囲においても高回転速
    度範囲においても動作する内燃機関に取り付けられるよ
    うに作られた請求項1または請求項2のいづれか一方に
    記載の測定装置において、内燃機関の回転速度範囲の関
    数として、使用前に、定数aまたはAの値を補正し、そ
    のようにして、燃焼周波数fi、およびROM(46)
    の中に蓄えられた、関係する内燃機関の種類に固有のク
    ランク・シャフト−フライホイールの弾性的な結合の捩
    りの共振周波数frを使って、z=(fi/fr2とし
    て、項ac=a(1−z)またはAc=A(1−z)を作り
    出すための手段(48)を含むことを特徴とする測定装
    置。
  4. 【請求項4】必要な場合には、内燃機関の中の燃焼の角
    度方向の周期に付随するnc個の測定マ−ク(14−1
    6)の各列に対応する1次の値diを整数または分数の
    マ−クを含む整数m(mは2よりも大)のグル−プに再
    グループ化するため、および1次の数値dpを作り出す
    ように検知器(22)の前のそれらのグル−プの各々の
    通過の長さを計算するための手段(30)が備えられて
    いること、および手段(40)が、 【数6】 の計算を実現し、重み係数cos(p・2π/m)がR
    OM(41)の中に蓄えられていることを特徴とする、
    請求項2または請求項3のいづれか一方に記載の測定装
    置。
  5. 【請求項5】特にシリンダの中の燃料−空気の希薄な混
    合ガスの各燃焼当りに作り出される平均ガス偶力の測定
    のための、請求項1ないし請求項4のいづれか1項に記
    載の測定装置にして、必要な場合に、r<1のときに混
    合ガスの濃度(r)の関数として値Cgを補正し、その
    ために、p1を0.5に近い定数、rを混合ガスの濃度
    の値として、補正係数Q1=[1+p1(r−1)]を作
    り出し、補正された数値の測定信号(Cg)r=Q1・C
    gを供給するために、測定信号Cgにこの係数Q1を印
    加するための計算手段(52)を含むことを特徴とする
    測定装置。
  6. 【請求項6】与えられた種類の内燃機関に関連する混合
    ガスの濃度rの値が、発生させられる偶力CgおよびT
    kから導き出される内燃機関の回転速度範囲の関数とし
    て測定されまたはグラフ処理され、ついで計算手段(5
    2)に結び付けられたROM(54)の中に蓄えられる
    ことを特徴とする、請求項5に記載された測定装置。
  7. 【請求項7】内燃機関の遷移回転速度範囲でなされた測
    定を補正することを可能にするために、前記計算手段
    (40)が、燃焼周期Tkの計算された最後の二つの値
    である、Tk,eおよびTk,e-1を使って補正された値とし
    て、 【数7】 を作成することを特徴とする、請求項2ないし請求項6
    のいづれか1項に記載の測定装置。
  8. 【請求項8】内燃機関の遷移回転速度範囲でなされた測
    定を補正することを可能にするために、計算手段(4
    0)が、ε=0.5を使って補正された値として、 【数8】 を作成し、重み係数cos(i・2π/nc+ε・2π/
    c)がメモリ(41)の中に蓄えられることを特徴と
    する、請求項2ないし請求項6のいづれか1項に記載の
    測定装置。
  9. 【請求項9】測定マ−ク(14−16)が強磁性材料で
    作られた歯であり、検知器(22)が可変リラクタンス
    の形式である場合に、クランク・シャフト−フライホイ
    ールの弾性的な結合の内燃機関の高回転速度範囲におけ
    る周期的な彎曲によって惹起される誤差を補正するため
    に、同一の付加的の検知器(60)が備えられ、可変リ
    ラクタンス検知器の総数Mが2k/tに等しく、それら
    のM個の検知器がクラウン歯車(12)の囲りに規則正
    しく配置され、それらの出力アナログ信号が1次の値d
    iを作り出すように作られた手段(26−30−32)
    に印加される前に、このために備えられた回路(62)
    の中で加算されるようになっていることを特徴とする、
    請求項1または請求項3の一方に記載の測定装置。
  10. 【請求項10】測定マ−ク(14−16)が強磁性材料
    で作られた歯であり、検知器(22)が可変リラクタン
    スの形式である場合に、クランク・シャフト−フライホ
    イールの弾性的な結合の内燃機関の高回転速度範囲にお
    ける周期的な彎曲によって惹起される誤差を補正するた
    めに、同一の付加の検知器(60)が備えられ、可変リ
    ラクタンス検知器の総数Mが2k/tに等しく、その数
    Mが測定マ−クおよびCgのM個の値を得るように付加
    的な検知器に結合される測定および計算手段(10,1
    0')の対象性に対応せず、上記M個のCgの値が算術
    平均計算手段(72)に印加されることを特徴とする、
    請求項3に記載の測定装置。
  11. 【請求項11】フライホイールまたはクランク軸に固定
    されたクラウン歯車(12)に設けられた測定マ−ク
    (14−16)、 それらのマ−クの指数化の基準を定義するための手段
    (18−20)、 クラウン歯車(12)の近傍に固定して取付けられた、
    マ−クの通過検知器(22)、を含む形式の、内燃機関
    のシリンダの中での混合ガスの各燃焼当り発生させられ
    る平均ガス偶力を表わす値を作り出すための方法におい
    て、さらに、 (a)検知器の前のマ−クの各々の通過の長さdiを表
    わす1次の値の作成、 (b)内燃機関の中での燃焼の周波数でのマ−クの瞬間
    的な角速度Ωiの交互に変る成分Eの、それぞれ内燃機
    関の中での燃焼の1周期の途中での前記マ−クの上の平
    均角速度、および燃焼の角周期に付随する位相基準線の
    上の投影EcosΦを表わす二つの2次信号を作り出すた
    めの上記1次の値diの処理、 (c)文字aおよびbを実験的に決定される定数とし
    て、 【数9】 に従ってそれらの二つの2次信号の組合わせ、の操作を
    含み、そのようにして求めている信号を得ることを特徴
    とする方法。
  12. 【請求項12】内燃機関が動作サイクル当り衝程数tお
    よびシリンダ数kをもって動作しており、実際のまたは
    潜在の測定マ−クの数がnである場合に、その内燃機関
    の数値Cgを得るための請求項11記載の方法におい
    て、その操作(b)が(b1)nc個の1次の数値di
    ら出発して、 【数10】 を使用して、内燃機関の中での燃焼の角周期に付随す
    る、各列のnc個の前記マ−ク(14−16)の検知器
    (22)の前の通過の全長さを表わす第1の2次の数値
    Tkの計算、(b2)nc個の1次の数値diおよび重み
    係数cos(i.2π/nc)から出発して、 【数11】 を使用して、内燃機関の中での燃焼の周波数での測定マ
    −ク(14−16)の検知器(22)の前の通過の瞬間
    的な長さdiの交互に変る成分の振幅の、燃焼の角周期
    の原点に対応する前記マ−ク(14−16)の位相の基
    準線上への投影を表わす2次の第2の数値DkcosΦ'k
    計算、 を含むことを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の方法にして、操作
    (c)が(c1)二つの2次の数値DkcosΦ'kおよびT
    kが実験的に決定され、記録された二つの定数Aおよび
    Bから出発して、 【数12】 によって定義される、数値を計算することから成る、 ことを特徴とする、請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】測定クラウン歯車(12)がフライホイ
    ールに固定されている場合に、低回転速度範囲において
    も高回転速度範囲においても動作する内燃機関に取り付
    けられるように作られた、請求項11ないし請求項13
    のいづれか1項に記載の方法にして、さらに、 (d)内燃機関の回転速度範囲の関数として、使用前
    の、定数aまたはAの値の補正(48)、そのようにし
    て、燃焼周波数fi、および関係するエンジンの種類に
    固有のクランク・シャフト−フライホイールの弾性的な
    結合の捩りの共振周波数frを使用して、z=(fi/f
    r2として、項aをa=a(1−z)、またはAc=A
    (1−z)を作り出すための操作、 を含むことを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】請求項11ないし請求項13のいづれか
    1項に記載の方法にして、操作(a)が、 (a1)mを2よりも大として、該内燃機関の中の燃焼
    の角度方向の周期に付随するnc個の測定マ−ク(14
    −16)の各列に対応する、1次の値diを整数または
    分数のマ−クを含む整数mのグル−プに再グループ化
    し、かつ、m個の1次の数値dpを作り出すように検知
    器(22)の前のそれらのグル−プの各々の通過の長さ
    を計算することからなること、及び操作(b)が、
    (b'2) 【数13】 を計算することからなることを特徴とする、請求項11
    ないし請求項13のいづれか1項に記載の方法。
  16. 【請求項16】特にシリンダの中の燃料−空気の希薄な
    混合ガスの各燃焼当りに作り出される平均ガス偶力の測
    定のための、請求項11ないし請求項15のいづれか1
    項に記載の方法にして、さらに、 (d)r<1のときに混合ガスの濃度rの関数として値
    Cgを補正するための計算(52)の操作を含み、上記
    操作(d)が、 (d1)p1を実験的に決定される0.5に近い定数、
    rを混合ガス濃度の値とし、r≦1のとき、補正係数Q
    1=[1+p1(r−1)]を作り出し、 (d2)補正された数値の値(Cg)r=Q1・Cgを供
    給するために、 r≦1のとき、値Cgにこの係数Q1を印加する操作を
    含む、 ことを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】与えられた形式の内燃機関に付随する混
    合ガスの濃度rの値が、発生させられる偶力Cgおよび
    kから導き出される内燃機関の回転速度範囲の関数と
    して測定またはグラフ処理の結果として生ずることを特
    徴とする、請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】内燃機関の遷移回転速度範囲でなされた
    測定を補正することを可能にするために、さらに、 (f)燃焼周期Tkの計算された最後の二つの値である
    k,eおよび、Tk,e-1を使って補正された値として、 【数14】 の計算操作、 を含むことを特徴とする、請求項12ないし請求項17
    のいづれか1項に記載の方法。
  19. 【請求項19】内燃機関の遷移回転速度範囲でなされた
    測定を補正することを可能にするために、さらに、 (g)ε=0.5を使って補正された値として、 【数15】 の計算操作、を含むことを特徴とする、請求項12ない
    し請求項17のいづれか1項に記載の方法。
  20. 【請求項20】測定マ−ク(14−16)が強磁性材料
    で作られた歯であり、検知器(22)が可変リラクタン
    スの形式である場合に、クランク・シャフト−フライホ
    イールの弾性的な結合の内燃機関の高回転速度範囲にお
    ける周期的な彎曲によって惹起される誤差を補正するた
    めに、さらに、 クラウン歯車(12)の囲りの規則正しい配置にしたが
    って、総数 M =2k/tの同一の可変リラクタンス検
    知器(22−60)の設置、 1次の値の測定に使用される上記彎曲に依存しない信号
    を得るために、M個の検知器によって供給される信号の
    追加(62)、の操作を含むことを特徴とする、前記請
    求項11ないし請求項19のいづれか1項に記載の方
    法。
  21. 【請求項21】測定マ−ク(14−16)が強磁性材料
    で作られた歯であり、検知器(22)が可変リラクタン
    スの形式である場合に、クランク・シャフト−フライホ
    イールの弾性的な結合の内燃機関の高回転速度範囲にお
    ける周期的な彎曲によって惹起される誤差を補正するた
    めに、さらに、 数Mが測定マ−クの対象性に対応せず、クラウン歯車
    (12)の囲りの規則正しい配置に従って総数M=2k
    /tの同一の可変リラクタンス検知器(22−60)の
    設置、 上記同一の検知器(22−60)によって供給される信
    号から出発するM個のCgの値の計算(10,1
    0')、 M個のCgの値の算術平均値の計算、の操作を含むこと
    を特徴とする、前記請求項11ないし請求項19のいづ
    れか1項に記載の方法。
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