JPH05203073A - 圧延機の油圧制御装置およびそれに用いられるロータリバルブ - Google Patents

圧延機の油圧制御装置およびそれに用いられるロータリバルブ

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JPH05203073A
JPH05203073A JP1369792A JP1369792A JPH05203073A JP H05203073 A JPH05203073 A JP H05203073A JP 1369792 A JP1369792 A JP 1369792A JP 1369792 A JP1369792 A JP 1369792A JP H05203073 A JPH05203073 A JP H05203073A
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JP
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valve body
side plate
casing
valve
supply port
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JP1369792A
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English (en)
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Tadahiko Nogami
忠彦 野上
Ichiro Nakamura
一朗 中村
Hiroyuki Sadamori
博之 貞森
Hironori Shimogama
宏徳 下釜
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ロータリバルブにおいて、弁体と側板の隙間を
適正に保ち、高い制御性能と信頼性を得るとともに、製
作を容易にすること。 【構成】弁体21は側板22、23で挾設され、弁体2
1と側板22、23の間にはスラスト軸受28、29
が、側板22、23の背面には高圧作用部30、31を
設ける。高圧作用部31の方が受圧面積が大きいので、
側板23はケーシング24に押圧され、弁体21は側板
23に向かって押圧される。 【効果】弁体21の両側にはスラスト軸受28、29に
よって定められた隙間が保たれ、良好な制御性と高い信
頼性が得られる。又、側板22、23は弁作用部の高圧
部の圧力およびスラスト軸受から伝わる押し付け力と、
高圧作用部の圧力との差の荷重だけを内力で支えれば良
いので、薄くて済み、小形軽量となる。又、弁体両側の
隙間確保のための厚み合わせ等が不要なので製作も容易
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧延機の油圧制御装置お
よびそれに用いられるロータリバルブに係り、特に、良
好な動作性と高い制御性能および信頼性が得られる圧延
機の油圧制御装置および良好な動作性と高い制御性能お
よび信頼性が得られ小形軽量で、容易に製作できるロー
タリバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のロータリバルブとして
は、例えば特開平3-219173号公報に記載されているよう
に、供給ポートに接続する流路を弁体の両側で異なる形
状とすることにより、弁体両側の流路から弁体に向かっ
て相対向して作用するスラスト力を異なる大きさとして
弁体を一定の方向に押し付け、これをスラスト軸受で支
持する構造が採られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のロータリバル
ブにおいては、両ケーシングの弁体側または弁体の両面
の形状は、設計上は同一であるが、実際には加工誤差が
生ずるため厳密には一致しない。特に、供給ポートや排
出ポートに接続する流路は別の工程で加工せざるを得な
いため、加工誤差が必ず存在する。従って、高圧が作用
する供給ポート側の流路では、弁体から見た両側の流路
部分の受圧面積の大きさが異なるために圧力によって弁
体に両側から対向して作用するスラスト力の大きさが等
しくならず、これら差の力が弁体を一方のケーシングに
押し付けようとする。弁体とケーシングが接触すると、
摺動抵抗が著しく増すために動作性が損なわれ、良好な
制御性が得られなくなってしまう。従って、スラスト支
持機構の優劣がバルブの性能を決定する重要な要因とな
る。特に、極めて忠実な追従性と高い応答性が要求され
るロータリ・サーボバルブでは、この良好な制御性を得
るという課題の解決が一層重要となる。
【0004】しかし、上記従来技術においては、弁体を
挾設するケーシングが一体構造で回動中心軸方向に固定
されているために次のような問題点があった。
【0005】すなわち、従来のロータリバルブでは、弁
体をこれよりも若干厚く成形したスペーサとともに両ケ
ーシングで挾設することによって弁体を回動可能に支持
しているので、弁体の両側のケーシングとの隙間の合計
量は弁体とスペーサの厚み差で決まってしまう。このた
め、上記従来技術のように弁体を一定の方向に押し付け
てしまうと、反対側の隙間が大きくなり、内部漏洩量の
増加や中立点圧力ゲインの低下等、性能低下の原因とな
る。しかも、供給ポートに接続する流路や制御ポートに
接続する円筒孔およびスリーブ等の部分に作用する圧力
によってケーシングが変形するため、弁体とケーシング
の隙間が増大してさらに性能が低下したり、ケーシング
に設けた軸孔が倒れるために弁体とケーシングの間でこ
じりが発生して動作不良に陥ることがあった。また、圧
力によるケーシングの変形を小さく抑えるためにはケー
シングを厚くしなければならないので、弁が大形で重く
なるという問題点もあった。さらに、弁体とスペーサの
厚み差を所定の値にするための合わせ加工が必要であ
り、高度な加工技術を要する上、多くの製作工数がかか
るという問題もあった。
【0006】本発明の第1の目的は、油圧制御装置に用
いられ、小形軽量である上、弁体両側のケーシングとの
隙間が最適に保たれるので良好な動作性と高い制御性能
および信頼性が得られ、しかも、弁体とスペーサの厚み
合わせが不要なので製作も容易にできるロータリバルブ
を実現することにある。
【0007】本発明の第2の目的は、上記のような従来
技術における問題点を解消し、良好な動作性と高い制御
性能および信頼性が得られる圧延機の油圧制御装置を実
現することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るための本発明のロ−タリバルブは、回動可能な弁体と
側板とを収納するケ−シングと該ケ−シングに設けられ
た供給ポートと排出ポートとを備え、前記弁体が側板と
ケ−シングとで両側から挾設されるものであって、前記
弁体の所定の回動位置において少なくとも側板に設けら
れかつ前記供給ポート、排出ポートにそれぞれ連通する
流路と前記弁体に形成された円筒孔とを互いに分離し、
前記弁体が前記側板に対して回動したときに供給ポート
あるいは排出ポートと連通する流路の間でオリフィスを
形成するスリーブを少なくとも側板に設けて前記円筒孔
と前記スリーブの相対運動によって流体の流れを制御す
るロータリバルブにおいて、前記弁体と前記側板との間
および前記弁体と前記ケ−シングとの間にそれぞれスラ
スト軸受を設け、かつ前記側板を前記ケ−シング内で軸
方向に移動可能に構成するとともに、前記側板の背面に
該側板を前記弁体に向かって押し付ける押圧手段を設け
たものである 又、回動可能な弁体と側板とを収納するケ−シングと該
ケ−シングに設けられた供給ポートと排出ポートとを備
え、前記が2つの側板で両側から挾設されるものであっ
て、前記弁体の所定の回動位置において少なくとも一方
の側板に設けられかつ前記供給ポート、排出ポートにそ
れぞれ連通する流路と前記弁体に形成された円筒孔とを
互いに分離し、前記弁体が前記側板に対して回動したと
きに供給ポートあるいは排出ポートと連通する流路の間
でオリフィスを形成するスリーブを少なくとも一方の側
板に設けて前記円筒孔と前記スリーブの相対運動によっ
て流体の流れを制御するロータリバルブにおいて、前記
弁体と前記側板の間にスラスト軸受を設け、かつ前記側
板を前記ケ−シング内で軸方向に移動可能に構成すると
ともに、前記側板の背面に該側板を前記弁体に向かって
押し付ける押圧手段を設けたものである。
【0009】又、回動可能な弁体と側板とを収納するケ
−シングと該ケ−シングに設けられた供給ポートと排出
ポートとを備え、前記弁体が側板とケ−シングとで両側
から挾設されかつ電磁力による回動手段により回動され
るものであって、前記弁体の所定の回動位置において少
なくとも側板に設けられかつ前記供給ポート、排出ポー
トにそれぞれ連通する流路と前記弁体に形成された円筒
孔とを互いに分離し、前記弁体が前記側板に対して回動
したときに供給ポートあるいは排出ポートと連通する流
路の間でオリフィスを形成するスリーブを少なくとも側
板に設けて前記円筒孔と前記スリーブの相対運動によっ
て流体の流れを制御するロータリバルブにおいて、前記
弁体と前記側板との間および前記弁体と前記ケ−シング
との間にそれぞれスラスト軸受を設け、かつ前記側板を
前記ケ−シング内で軸方向に移動可能に構成するととも
に、前記側板の背面に該側板を前記弁体に向かって押し
付ける押圧手段を設け、制御装置により前記回動手段を
制御するものである。
【0010】又、回動可能な弁体と側板とを収納するケ
−シングと該ケ−シングに設けられた供給ポートと排出
ポートとを備え、前記が2つの側板で両側から挾設され
かつ電磁力による回動手段により回動されるものであっ
て、前記弁体の所定の回動位置において少なくとも一方
の側板に設けられかつ前記供給ポート、排出ポートにそ
れぞれ連通する流路と前記弁体に形成された円筒孔とを
互いに分離し、前記弁体が前記側板に対して回動したと
きに供給ポートあるいは排出ポートと連通する流路の間
でオリフィスを形成するスリーブを少なくとも一方の側
板に設けて前記円筒孔と前記スリーブの相対運動によっ
て流体の流れを制御するロータリバルブにおいて、前記
弁体と前記側板の間にスラスト軸受を設け、かつ前記側
板を前記ケ−シング内で軸方向に移動可能に構成すると
ともに、前記側板の背面に該側板を前記弁体に向かって
押し付ける押圧手段を設け、制御装置により前記回動手
段を制御するように構成したものである。
【0011】又、前記回動手段が、ケ−シングに固定さ
れた空隙を有する固定子と、前記弁体の一部に一体的に
結合され、前記固定子の空隙内に回動可能に設けた可動
子とを有する駆動部を備えたものであって、前記可動子
上に発生する電磁力によって前記弁体を直接駆動するよ
うに構成されているものである。
【0012】又、前記押圧手段が、前記側板の背面に形
成された高圧作用部に前記供給ポートから高圧流体を導
びいたものである。
【0013】又、前記高圧作用部が、前記側板の背面で
あって前記供給ポートに連通する流路と前記円筒孔と前
記スリーブを覆うように構成されているものである。
【0014】又、前記2つの側板が前記ケーシング内を
軸方向に移動可能に構成されるものであって、前記2つ
の側板の背面に高圧流体を導いた高圧作用部を設けると
ともに、該両高圧作用部の受圧面積を異なる大きさとな
るように構成し、前記両高圧作用部の受圧面積が大きい
方の側板を他方の側板に押圧したものである。
【0015】又、前記高圧作用部の受圧面積大きい方の
側板に軸孔を設け、該軸孔により前記弁体の回動中心軸
をラジアル軸受支持したものである。
【0016】又、前記弁体が、前記円筒孔と前記スリー
ブと前記供給ポートに連通した流路の全体と、前記排出
ポートに連通した流路の一部とを覆う形状に形成されて
いるものである。
【0017】又、前記スリーブおよび前記円筒孔の内径
部が制御ポートに形成されているものである。
【0018】又、前記駆動部の可動子に一端が、前記駆
動部の固定子に他端が結合されたねじりバネを設け、該
ねじりバネによって前記弁体の位置決めを行うものであ
る。
【0019】又、前記弁体の角変位量を検出する角変位
量検出器が設けられるものであって、該角変位量検出器
が出力する角変位量信号を帰還して前記弁体の位置決め
を行うものである。
【0020】又、上記第2の目的を達成するための本発
明の圧延機の油圧制御装置は、圧延材に圧延荷重を与え
る油圧シリンダと、該油圧シリンダの運動を制御するロ
ータリバルブと、該ロータリバルブに圧油を供給する油
圧源と、前記ロータリバルブに制御指令を与える制御装
置とを備えた圧延機の油圧制御装置において、前記ロ−
タリバルブが回動可能な弁体と側板とを収納するケ−シ
ングと該ケ−シングに設けられた供給ポートと排出ポー
トとを備え、前記2つの側板で両側から挾設されかつ電
磁力による回動手段により回動されるように構成され、
前記弁体の所定の回動位置において少なくとも一方の側
板に設けられかつ前記供給ポート、排出ポートにそれぞ
れ連通する流路と前記弁体に形成された円筒孔とを互い
に分離し、前記弁体が前記側板に対して回動したときに
供給ポートあるいは排出ポートと連通する流路の間でオ
リフィスを形成するスリーブを少なくとも一方の側板に
設けて前記円筒孔と前記スリーブの相対運動によって流
体の流れを制御するように構成され、前記弁体と前記側
板の間にスラスト軸受を設け、かつ前記側板を前記ケ−
シング内で軸方向に移動可能に構成するとともに、前記
側板の背面に該側板を前記弁体に向かって押し付ける押
圧手段を設けられたものであって、前記制御装置により
フィ−ドバックされた前記油圧シリンダ変位量および前
記弁体の角変位量に基づいて前記回動手段を制御するよ
うに構成したものである。
【0021】
【作用】軸方向に移動可能な側板が押圧手段によって一
定の力で弁体に押し付けられるが、これを弁体と側板の
間に設けたスラスト軸受で支持しているので、弁体と側
板の隙間が両側とも適正に保たれる。従って、内部漏洩
量の増加や中立点圧力ゲインの低下等の性能低下や動作
不良等を来すことがなく、良好な動作性と高い制御性能
が得られる。
【0022】また、供給ポートに接続する流路や制御ポ
ートに接続する円筒孔およびスリーブ等に作用する圧力
は、側板を曲げ、かつ、弁体から遠ざけようとするが、
側板の背面に押圧手段を設ければ、側板の曲がりや弁体
からの離反を抑制できるので、側板を薄くすることがで
き、弁の小形、軽量化を実現できる。特に、側板押圧手
段をこれら高圧が作用する部分の背面に設ければ、より
小さな押し付け力でより均一な隙間が得られるのでより
よい性能を得ることができる。
【0023】又、弁体の両側に移動可能な側板を設け
て、両側板背面の高圧作用部の受圧面積を異なる大きさ
とし、受圧面積の大きい方の高圧作用部を有する側板を
他方の側板を収納するケーシングに押圧して軸方向に固
定するように構成しているので、上記の作用が弁体の両
側で得られるのでより高い性能を有するロータリバルブ
を実現することができる。また、弁体と受圧面積の大き
い方の高圧作用部を有する側板との間でラジアル軸受を
形成すれば、側板の変形量が小さいので軸孔の変形も小
さいから、弁体と側板の間のこじり発生がなくなり、良
好な動作性が得られる。この構造は、側板およびケーシ
ングに対して回動方向に固定された固定子の空隙内に、
弁体に対して一体的に結合した可動子を、所定の間隙を
もって回動可能に設けた駆動部を有する直動形のロータ
リバルブに対して特に有効である。なぜならば、弁部に
おける弁体と側板の隙間が数μmから数十μmであるの
に対し、駆動部の空隙内における可動子と固定子の隙間
は数百μmから1mm程度もあるので、側板を収納する
ケーシングの変形量が大きくても駆動部では許容できる
から、側板だけでなくケーシングも薄くでき、一層小形
軽量化できるからである。しかも、ケーシングは空隙の
厚さを減少させる方向に変形するので空隙内の磁束密度
が高まり、駆動部の出力はむしろ大きくなるという効果
もある。
【0024】尚、側板押圧手段を、側板背面に高圧作用
部を設け、ここに高圧流体を導いて押圧する構造として
いるので、押し付け力が均一になり、より良好な隙間を
保つことができる。
【0025】また、側板を弁体に押圧するとともに、ス
ラスト軸受で弁体と側板の隙間を保持しているので、従
来技術のロータリバルブのように所定の厚み差だけ弁体
よりも厚く成形したスペーサを必要としない。従って、
弁体とスペーサの厚み差合わせの加工が不要となるので
製作が容易になる。
【0026】従って、本発明によれば、小形軽量である
上、常に良好な動作性と高い制御性能が得られ、しか
も、製作が容易で、直動形ロータリ・サーボバルブの弁
部に用いるに好適なロータリバルブを実現することがで
きる。
【0027】又、圧延機の油圧制御装置において、前記
ロ−タリバルブが回動可能な弁体と側板とを収納するケ
−シングと該ケ−シングに設けられた供給ポートと排出
ポートとを備え、前記2つの側板で両側から挾設されか
つ電磁力による回動手段により回動されるように構成さ
れ、前記弁体の所定の回動位置において少なくとも一方
の側板に設けられかつ前記供給ポート、排出ポートにそ
れぞれ連通する流路と前記弁体に形成された円筒孔とを
互いに分離し、前記弁体が前記側板に対して回動したと
きに供給ポートあるいは排出ポートと連通する流路の間
でオリフィスを形成するスリーブを少なくとも一方の側
板に設けて前記円筒孔と前記スリーブの相対運動によっ
て流体の流れを制御するように構成され、前記弁体と前
記側板の間にスラスト軸受を設け、かつ前記側板を前記
ケ−シング内で軸方向に移動可能に構成するとともに、
前記側板の背面に該側板を前記弁体に向かって押し付け
る押圧手段を設けられたものであって、前記制御装置に
よりフィ−ドバックされた前記油圧シリンダ変位量およ
び前記弁体の角変位量に基づいて前記回動手段を制御す
るように構成しているので、弁体の角変位量を検出する
ともに油圧シリンダの検出された変位量信号をフィード
バック信号として制御装置に帰還することができ、制御
装置は目標値と主フィードバック信号とを比較し、その
偏差に応じた制御指令をロータリバルブに与え、これを
駆動することができる。そして、ロータリバルブが極め
て忠実な追従性と高い制御性能を有するので、システム
全体の制御性が向上し、圧延製品の品質が向上する。ま
た、ロータリバルブが高い信頼性を有するので、システ
ムの稼働率も向上し、高い生産性を実現することができ
る。
【0028】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図3を
用いて説明する。本実施例では3方弁のロータリバルブ
の場合を示す。図1ないし図3は、中立状態、すなわち
弁が閉じており流体の流れが停止している状態を示す。
【0029】弁体1は側板2とこれを収納するケーシン
グ3、およびケーシング4によって挾設され、側板2は
ケーシング3内で軸方向に移動できるように構成されて
いる。弁体1には一体成形または一体結合された軸5が
設けられており、軸5は、ラジアル軸受の役割をするケ
ーシング4に設けた軸孔6により軸受支持されるととも
に、この軸5が弁体1の回動中心軸を成している。一
方、弁体1と側板2との間および弁体1とケーシング4
との間にはスラスト軸受7および8がそれぞれ設けられ
ている。また、側板2とケ−シング3との間の弁体1と
反対の側には高圧作用部9が設けられており、この高圧
作用部9は、ケ−シング3に設けられた供給ポート10
と連通し、ここに供給圧が導かれるように構成されてい
る。弁体1には円筒孔11と貫通孔12が設けられてお
り、側板2には、弁体1の円筒孔11の内径と同等の外
径に成形され、かつ円筒孔11と同心に設けられたスリ
ーブ13が挿入されている。又、側板2には、スリーブ
13によって互いに分離されるように構成された流路1
4、15が形成されており、流路14には供給ポート1
0が、流路15には排出ポート16が、また、スリーブ
13の内径部には制御ポート17がそれぞれ形成されて
いる。一方、ケーシング4には円筒孔11と同心に設け
られたスリーブ18と、このスリーブ18によって互い
に分離されるように構成された流路19、20が形成さ
れている。従って、図1に示す弁体1の回動状態では、
スリーブ18部分および円筒孔11はともに制御ポート
17に連通し、流路19は弁体1の貫通孔12を介して
供給ポート10に連通する流路14と連通している。ま
た、弁体1の外形は、供給ポート10に連通する流路1
4、19と制御ポート17に連通しているスリーブ1
3、18の部分の全体を覆い、流路15と20について
は一部だけを覆う形状に形成している。流路15と20
とは互いに連通し、ともに排出ポート16に連通してい
る。この状態では、円筒孔11の内縁がスリ−ブ13、
18の外縁と一致しているため、制御ポ−ト17は供給
ポ−ト10、排出ポ−ト16のいずれとも隔てられてお
り、流体の流れは停止している。
【0030】図1に示す状態から弁体1が側板2および
ケーシング4に対して反時計方向に回動すると、円筒孔
11の内縁とスリーブ13、18の外縁により流路14
と19を介して供給ポ−ト10と制御ポ−ト17とが連
通され、供給ポ−ト10から制御ポ−ト17ヘ流体が流
れる。又、図1に示す状態から弁体1が側板2およびケ
−シング4に対して時計方向に回動すると、流路15と
20の内外縁によって囲まれるオリフィスが開口して制
御ポ−ト17から排出ポ−ト16へ流体が流れる。この
ように、オリフィスの開口する位置によって流れの向き
が制御され、また、弁体1の角変位量に比例して流量が
制御される。ここで、弁体1の角変位量を大きくしてい
くにつれて、制御オリフィスの開口面積が、大きくなり
流量が増していくが、これに伴って流路を流れる流体の
流速が増大し次第に制御オリフィスに流速の値に近づい
ていく。このため、流路の部分での圧力損失が増加して
制御オリフィスの前後の圧力差が減少し、次第に制御オ
リフィスによる流量制御効果が充分に得られなくなるの
で弁の流量制御特性が直線的でなくなってしまう。従っ
て、これを防止するため、流路の流路断面積を制御オリ
フィスの開口面積に比して充分大きな値に設定してい
る。
【0031】また、高圧作用部9は供給ポート10に連
通する流路14、19と制御ポート17に連通するスリ
ーブ13、18および円筒孔11の付近を覆うような位
置であってかつ形状に形成されており、かつ流路14、
19およびこれらの流路と円筒孔11の周辺のシールラ
ンドから受ける圧力によって発生するスラスト力と、流
路の加工誤差等によって生じ得るスラスト力を合わせた
力よりも大きなスラスト力を発生するだけの受圧面積を
有している。
【0032】側板2は、その背面に設けられた高圧作用
部9に作用する圧力によって発生するスラスト力と流路
14および流路14と円筒孔11の周辺のシールランド
から受ける圧力によって発生するスラスト力等との差の
力によって弁体1に向かって押し付けられるが、弁体1
と側板2の間にはスラスト軸受7が設けてあるので弁体
1と側板2の隙間は予め設定している所定の値に保たれ
る。さらに、この押し付け力は弁体1をケーシング4に
押し付けようとするが、弁体1とケーシング4の間にも
スラスト軸受8が設けてあるので、この箇所でも隙間は
予め設定している所定の値に保たれる。従って、隙間の
増加による内部漏洩量の増加や中立点圧力ゲインの低下
等の性能低下や弁体1と側板2あるいはケーシング4の
接触による動作性の悪化等が生じることがなく、摺動抵
抗も小さくて、良好な制御性能と高い信頼性が得られ
る。又、ケーシング4は流路19やスリーブ18等に作
用する圧力とスラスト軸受8を介して伝わる押し付け力
等の荷重を全て内力によって支えているのに対し、側板
2は高圧作用部9の圧力と、流路14等に作用する圧力
およびスラスト軸受7を介して伝わる押し付け力の反力
との差の荷重だけを内力で支えればよい。従って、側板
2は変形しにいので、薄くすることができ、弁体1との
間の隙間をより均一に保つことができる。又、弁体1の
両側の隙間はスラスト軸受7、8によって決まるので、
従来技術のロータリバルブように弁体よりも所定の厚み
差だけ厚く成形したスペーサ等を用いる必要がない。よ
って、弁体とスペーサの厚み差合わせの加工が不要とな
り、製作が容易になるという効果もある。
【0033】本発明の他の実施例を図4ないし図6を用
いて説明する。本実施例においては、3方弁のロータリ
バルブにおいて、移動可能な側板を弁体の両側に設けた
場合を示す。図4ないし図6は、中立状態、すなわち弁
が閉じており流体の流れが停止している状態を示す。弁
体21は側板22および23とこれらを収納するケーシ
ング24および25によって挾設され、側板22、23
はそれぞれケーシング24、25内で軸方向に移動でき
るように構成されている。弁体21には一体成形または
一体結合された軸26が設けられており、側板23に設
けた軸孔27がラジアル軸受の役割をし軸26を軸受支
持するとともに、弁体21の回動中心軸を成している。
一方、弁体21と側板22、23の間にはそれぞれスラ
スト軸受28および29が設けられている。また、側板
22、23の弁体21と反対の側にはそれぞれ高圧作用
部30および31が設けられており、高圧作用部30、
31は供給ポート32と連通し、ともに供給圧が導かれ
るように構成されている。弁体21には円筒孔33と貫
通孔34が設けられており、側板22、23には、弁体
21の円筒孔33の内径と同等の外径に成形され、かつ
円筒孔33と同心に設けられたスリーブ35および36
と、スリーブ35、36によって互いに分離されるよう
に構成された流路37、38および39、40が設けら
れている。側板22には、流路37に連通する供給ポー
ト32が、流路38に連通する排出ポート41が、ま
た、スリーブ35の内径部には制御ポート42がそれぞ
れ設けられている。従って、スリーブ35、36および
円筒孔33はともに制御ポート42に連通し、流路39
は弁体21の貫通孔34を介して供給ポート32に連通
する流路37と連通している。また、弁体21の外形
を、供給ポート32に連通する流路37、39と制御ポ
ート42に連通するスリーブ35、36については全体
を覆い、流路38と40については一部だけを覆う形状
に形成しているので、流路38と40も互いに連通し、
ともに排出ポート41に連通している。この状態では、
円筒孔33の内縁がスリ−ブ35、36の外縁と一致し
ているため、制御ポ−ト17は供給ポ−ト32、排出ポ
−ト41のいずれとも隔てられており、流体の流れは停
止している。
【0034】また、高圧作用部30、31はそれぞれ供
給ポート32に接続する流路37、39と制御ポート4
2に接続するスリーブ35、36および円筒孔33の付
近を覆うような位置でかつ形状に形成しており、かつ流
路37、39およびこれらの流路と円筒孔33の周辺の
シールランドから受ける圧力によって発生するスラスト
力と、流路の加工誤差等によって生じ得るスラスト力を
合わせた力よりも大きなスラスト力を発生するだけの受
圧面積をそれぞれ有している。さらに、高圧作用部30
よりも高圧作用部31の方が受圧面積を大きく取ってあ
り、側板23はケーシング24に当たった所で軸方向に
止まるように構成されている。
【0035】以上のように構成した本実施例のロ−タリ
バルブにおいても図1ないし図3に示した実施例と同様
の作用、効果がある。すなわち、側板22は、背面に設
けられた高圧作用部30に作用する圧力によって発生す
るスラスト力と流路37と流路37および円筒孔33の
周辺のシールランドから受ける圧力によって発生するス
ラスト力等の差の力によって弁体21の方に向かって押
し付けられ、同様に、側板23も背面に設けられた高圧
作用部31に作用する圧力によって発生するスラスト力
と流路39と流路39および円筒孔33の周辺のシール
ランドから受ける圧力によって発生するスラスト力等の
差の力によって弁体21の方に向かって押し付けられ
る。しかし、側板22の高圧作用部30よりも側板23
の高圧作用部31の方が受圧面積を大きく取ってあるた
め、側板23側から作用する押し付け力の方が大きいか
ら、側板23はケーシング24に当たった所で止まり、
軸方向に固定される。すなわち、高圧作用部31で発生
する押し付け力は側板23を固定し、かつ、側板23の
変形を抑えるために用いている。従って、側板22側か
ら作用する押し付け力が側板22からスラスト軸受28
を介して弁体21へ、弁体21からスラスト軸受29を
介して側板23へと伝わり、弁体21の両側の隙間は所
定の値に保たれる。しかも、両側板とも、高圧作用部の
圧力と、流路等に作用する圧力およびスラスト軸受を介
して伝わる押し付け力やその反力との差の荷重だけを内
力で支えればよいので、両側板とも変形しにくく、側板
が薄くて済む上、弁体21との間の隙間をより均一に保
つことができる。また、ラジアル軸受を弁体21の軸2
6と変形の小さい側板23に設けた軸孔27とで形成し
ており、軸孔の変形が小さいので、弁体と側板の間でこ
じりが生じたりすることがなく、摺動抵抗が小さくて、
良好な動作性が得られる。従って、より良好な制御性能
と高い信頼性を得ることができる。さらに、弁体21の
両側の隙間はスラスト軸受28、29によって決まるの
で、従来技術のロータリバルブようなスペーサ等を用い
る必要はない。よって、弁体とスペーサの厚み差合わせ
の加工が不要となり、製作が容易になる。
【0036】本発明の他の実施例を図7を用いて説明す
る。本実施例は、4方弁のロータリバルブに適用した場
合であり、図1ないし図3に示した3方弁のロータリバ
ルブの実施例では、弁体の回動によってオリフィスを形
成して弁作用をする円筒孔とスリーブが1組であったの
に対し、本実施例においては円筒孔とスリーブが2組設
けられており4方弁を構成している。
【0037】すなわち、弁体1に円筒孔11aと11b
を設けるとともに、側板2にスリーブ13aと13bを
設け、ケーシング4にもスリーブを2つ設けてある。同
時に、側板2を収納するケーシング3には制御ポート1
7aと17bが設けてあり、それぞれスリーブ13aと
13bの内径部に接続されている。本実施例の4方弁の
弁まわりの構造およびその流体の流れについては、特開
平1-283483号公報に記載されている通りである。又、ス
ラスト軸受等その他の構成は図1ないし図3に示した実
施例のロータリバルブと同様であり、弁体1と側板2の
間および弁体1とケーシング4の間にはスラスト軸受7
および8がそれぞれ設けられ、かつ、側板2の弁体1と
反対の側には供給ポート10と接続されて供給圧が導か
れた高圧作用部9が設けられていて、弁体1に押し付け
力を作用させ、スラスト軸受7、8によって弁体1と側
板2およびケーシング4との間の隙間を所定の値に保つ
ように構成している。
【0038】以上のように構成しているので、本実施例
のロ−タリバルブにおいても前述の実施例と同様の効果
が得られ、摺動抵抗が小さくて、良好な制御性能と高い
信頼性を有する上、製作も容易な4方弁のロータリバル
ブを実現することができる。
【0039】尚、高圧作用部は、図1ないし図3に示し
た実施例のように、供給ポートに接続する流路と内径部
が制御ポートに接続するスリーブとを覆うような位置、
形状としても良い。又、本実施例のように、供給ポート
に接続する流路のみを覆うような位置、形状としても良
い。特に、4方弁の場合は弁体が2つの制御ポートの中
心を通る面について対象の形状となるので、高圧作用部
を供給ポートに接続する流路のみを覆うような位置、形
状としてもバランス良く押し付けることができ、同様の
効果が得られる。また、4方弁のロータリバルブにおい
ても、図4ないし図6に示した実施例と同様に、弁体と
反対の側に高圧作用部を有し回動中心軸方向に移動可能
な側板を弁体の両側に設けて、両高圧作用部の受圧面積
を異なる大きさとし、受圧面積大なる方の高圧作用部を
有する側板を他方の側板を収納するケーシングに押し当
てる構成としても良く、このようにしても同様の効果を
得ることができる。
【0040】又、上述した構成は、弁体の方にスリーブ
と流路を、側板またはケーシングの方に円筒孔を有する
ロータリバルブについても同様に適用することができ
る。
【0041】まず、図8はその一適用例を示した図であ
り、図8において、弁体1にはスリーブ13cが設けら
れており、スリーブ13cの外径と同等の内径に成形さ
れスリーブ13cと同心に設けられた円筒孔11cと1
1dが、側板2とケーシング4にそれぞれ設けられてい
て、スリーブ13cの内径部と円筒孔11c、11dは
ともに制御ポート17に連通されている。また、弁体1
には流路14a、14bと貫通孔12が設けられてお
り、流路14aと14bは貫通孔12を介して互いに連
通し、ともに供給ポート10に連通されている。また、
弁体1には排出ポート側にも流路14a、14bと同様
の流路が設けられている。すなわち、本実施例のロータ
リバルブは図1ないし図3に示した実施例と同様の3方
弁であり、図1ないし図3に示した実施例では固定され
たスリーブと流路に対して円筒孔が回動することにより
円筒孔内縁とスリーブ外縁の相対運動によってオリフィ
スを形成して流れを制御するのに対し、本実施例では円
筒孔の方が固定され、スリーブと流路の方が回動する点
は異なるが、円筒孔内縁とスリーブ外縁の相対運動によ
ってオリフィスを形成して流れを制御する点では同じ作
用である。本実施例のロータリバルブの詳細な弁まわり
の構造およびその流体の流れについては、特開平1-2759
72号公報に記載されている通りである。又、スラスト軸
受等その他の構成は構成は図1ないし図3に示した実施
例のロータリバルブと同じであり、弁体1と側板2の間
および弁体1とケーシング4の間にはスラスト軸受7お
よび8がそれぞれ設けられ、かつ、側板2の弁体1と反
対の側には供給ポート10と接続されて供給圧が導かれ
た高圧作用部9が設けられていて、弁体1に押し付け力
を作用させ、スラスト軸受7、8によって弁体1と側板
2およびケーシング4との間の隙間を所定の値に保つよ
うに構成している。
【0042】従って、本実施例のロ−タリバルブにおい
ても前述の実施例と同様の効果が得られ、摺動抵抗が小
さくて、良好な制御性能と高い信頼性を有する上、製作
も容易なロータリバルブを実現することができる。
【0043】また、図9に示すロ−タリバルブように、
図4ないし図6に示した実施例と同様、弁体と反対の側
に高圧作用部を有し回動中心軸方向に移動可能な側板を
弁体の両側に設けて、両高圧作用部の受圧面積を異なる
大きさとし、受圧面積大なる方の高圧作用部を有する側
板を他方の側板を収納するケーシングに押し当てる構成
としても良い。
【0044】すなわち、弁体21にはスリーブ35aが
設けられており、スリーブ35aの外径と同等の内径に
成形されスリーブ35aと同心に設けられた円筒孔33
aと33bが、側板22と23にそれぞれ設けられてい
て、スリーブ35aの内径部と円筒孔33a、33bは
ともに制御ポート42に接続されている。また、弁体2
1には流路37a、37bと貫通孔34が設けられてお
り、流路37a、37bは貫通孔34を介して互いに連
通し、ともに供給ポート32に接続されている。また、
弁体21には排出ポート側にも流路37a、37bと同
様の流路が設けられている。すなわち、本実施例のロー
タリバルブは図4ないし図6に示した実施例と同様の3
方弁であり、図4ないし図6に示した実施例では固定さ
れたスリーブと流路に対して円筒孔が回動することによ
り円筒孔内縁とスリーブ外縁の相対運動によってオリフ
ィスを形成して流れを制御するのに対し、本実施例では
円筒孔の方が固定され、スリーブと流路の方が回動する
点は異なるが、円筒孔内縁とスリーブ外縁の相対運動に
よってオリフィスを形成して流れを制御する点では同じ
作用である。本実施例のロータリバルブの詳細な弁まわ
りの構造およびその流体の流れについては、特開平1-27
5972号公報に記載されている通りである。又、スラスト
軸受等その他の構成は構成は図4ないし図6に示した実
施例のロータリバルブと同じであり、弁体21と側板2
2および23との間にはスラスト軸受28および29が
それぞれ設けられ、かつ、側板22、23の弁体21と
反対の側には供給ポート32と接続されて供給圧が導か
れた高圧作用部30および31が設けられている。ま
た、高圧作用部31の方が高圧作用部30よりも受圧面
積を大きく取ってあるので、側板23はケーシング24
に当たった所で回動中心軸方向に止まり、高圧作用部3
0で発生する押し付け力によって弁体21に押し付け力
を作用させ、スラスト軸受28、29によって弁体21
と側板22および23との間の隙間を所定の値に保つよ
うに構成している。
【0045】従って、本実施例のロ−タリバルブにおい
ても前述の実施例と同様の効果が得られ、摺動抵抗が小
さくて、良好な制御性能と高い信頼性を有する上、製作
も容易なロータリバルブを実現することができる。
【0046】尚、以上に示した実施例では高圧作用部に
導く圧力を全て供給圧としたが、高圧作用部と供給ポー
トの間に絞りなどの抵抗を設けて減圧した圧力としても
良く、このようにしても同様の効果を得ることができ
る。
【0047】本発明の他の実施例を図10に示す。本実
施例は、直動形ロータリバルブに適用した場合を示す。
本実施例の弁部の構成は、図1ないし図3に示したロー
タリバルブと同様な構成である。ケーシング4には磁石
43が固定されており、これらは磁気回路を構成してい
る。この磁気回路の空隙内には巻線44を有する可動子
45が設けられており、可動子45は弁体1の軸5と一
体的に結合されている。従って、可動子45上の巻線4
4に電流を流す際に発生する電磁力によって弁体1を直
接駆動して回動させる直動形ロータリバルブを構成して
いる。この駆動部の詳細は特開平1-283483号公報に記載
されているものと同様である。本実施例のロ−タリバル
ブによれば、弁体1と側板2の間にはスラスト軸受7を
設けてあり、弁体1とケーシング4の間にもスラスト軸
受8が設けてあるので、弁部の摺動抵抗が小さくて良好
な動作性を有するので、弁体1および可動子45の追従
性が良く、高い制御性能と信頼性を得ることができる。
【0048】本発明の他の実施例を図11に示す。本実
施例では、弁部は図4ないし図6に示したロータリバル
ブの構造のように構成しており、駆動部は図10に示す
構成としている。本実施例によれば、弁体21の両側を
移動可能な側板にしており、弁体21の両側の隙間がよ
り良好に保たれるので、より良好な動作性と制御性能が
得られる。その上、弁部における弁体と側板の隙間が数
μmから数十μmであるのに対し、駆動部の空隙内にお
ける可動子と固定子の隙間は数百μmから1mm程度も
あるので、側板を収納するケーシングの変形量が大きく
ても駆動部では許容できる。従って、側板だけでなくケ
ーシングも薄くでき、小形で軽量な直動形ロータリバル
ブを実現することができる。しかも、弁部の圧力による
ケーシングの変形は空隙の厚さを減少させる方向に生ず
るので空隙内の磁束密度が高まり、駆動部の出力はむし
ろ大きくなるという効果もある。よって、本発明のロー
タリバルブは直動形ロータリバルブおよび後出の直動形
ロータリ・サーボバルブの弁部として用いるのに適して
いる。
【0049】本発明の他の実施例を図12及び図13に
示す。図12に示す実施例は、直動形ロータリ・サーボ
バルブに適用した場合を示しており、図10に示した直
動形ロータリバルブに、ねじりバネ46を設け、一端を
弁体1および可動子45に、他端を磁石43に結合して
いる。従って、制御装置47からの制御指令によって可
動子45上の巻線44に電流が流れ、電磁力が発生して
可動子45および弁体1が回動すると、ねじりバネ46
内に弁体1の角変位量に比例した抵抗モーメントが発生
し、弁体1は駆動力のモーメントとこの抵抗モーメント
およびその他の抵抗力のモーメントの和とがつり合う位
置で停止する。よって、駆動電流に比例した出力流量が
得られ、直動形ロータリ・サーボバルブとして機能す
る。本実施例によれば、弁部の摺動抵抗が小さくて良好
な動作性を有するので、極めて忠実に追従し、高い制御
性能と信頼性を有する直動形ロータリ・サーボバルブを
実現することができる。
【0050】又、図13に示すように、弁部は図4ない
し図6に示したロータリバルブとしても良く、このよう
に構成すれば、より高い制御性能を有する直動形ロータ
リ・サーボバルブを実現することができる。
【0051】本発明のさらに他の実施例を図14及び図
15に示す。図14に示す実施例のロ−タリバルブは、
図10に示した直動形ロータリバルブに、角変位量検出
器48を設けたものである。制御装置49からの制御指
令によって可動子45上の巻線44に電流が流れ、電磁
力が発生して可動子45および弁体1が回動すると、角
変位量検出器48がその角変位量を検出し、これを制御
装置49に帰還する。制御装置49内ではこの角変位量
帰還信号を目標値と比較し、それらの偏差に応じて制御
指令を可動子45上の巻線44に与える。すなわち、位
置サーボを構成して弁体を電気的に位置決めすることに
より、目標値の大きさに比例した流量を出力する直動形
ロータリ・サーボバルブを構成している。本実施例にお
いても、弁部の摺動抵抗が小さくて良好な動作性を有す
るので、極めて忠実に追従し、高い制御性能と信頼性を
有する直動形ロータリ・サーボバルブを実現することが
できる。
【0052】また、図15に示すように、弁部は図4な
いし図6に示したロータリバルブの構造のように構成し
ても良く、このように構成すれば、より高い制御性能を
有する直動形ロータリ・サーボバルブを実現することが
できる。
【0053】尚、以上の実施例では、弁体の角変位量に
比例して流量を制御する流量制御弁の例を示したが、弁
体の角変位量に比例して圧力を制御する圧力制御弁であ
っても良く、圧力制御弁に適用した場合についても同様
の効果が得られる。また、以上の実施例に示した側板の
押圧手段は高圧流体を導いた高圧作用部としたが、バネ
等を用いた機械的な押圧手段を用いても良い。
【0054】図16に、本発明の他の実施例を示す。本
実施例では、直動形ロータリ・サーボバルブを用いた圧
延機の油圧制御装置の一例を示す。圧延機50には圧延
材51に圧延荷重を与える油圧シリンダ52が設けられ
ており、この油圧シリンダ52と油圧源53の間には油
圧シリンダ52に供給あるいは排出する圧油の流れを制
御するための直動形ロータリ・サーボバルブ54が設け
られている。この直動形ロータリ・サーボバルブ54
は、図14または図15に示した実施例の直動形ロータ
リ・サーボバルブを用いており、角変位量を検出・帰還
することによって弁体を位置決めを行っている。また、
油圧シリンダ52には変位量検出器55が設けられてお
り、ここで検出された変位量信号は主フィードバック信
号として制御装置56に帰還されている。そして、制御
装置56は目標値と主フィードバック信号とを比較し、
その偏差に応じた制御指令を直動形ロータリ・サーボバ
ルブ54に与え、これを駆動する。本実施例のように直
動形ロータリ・サーボバルブを圧延機の油圧制御装置に
用いた場合は、直動形ロータリ・サーボバルブ54が極
めて忠実な追従性と高い制御性能を有するので、システ
ム全体の制御性が向上し、圧延製品の品質が向上する。
また、直動形ロータリ・サーボバルブ54は高い信頼性
を有するので、システムの稼働率も向上し、高い生産性
を実現することができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のロータリ
バルブによれば、回動中心軸方向に移動可能な側板が押
圧手段によってスラスト軸受を介して弁体に適度に押し
付けられ、弁体と側板の間に常に適正な隙間を保つの
で、良好な動作性と高い制御性能および信頼性を実現す
ることができる。
【0056】しかも、側板は、供給ポートや制御ポート
に接続する弁作用部の高圧部から作用する圧力およびス
ラスト軸受を介して伝わる押し付けの反力と、背面に設
けた押し付け手段としての高圧作用部からの圧力との差
の分の荷重だけを内力で支えれば良いので、側板は薄い
もので済み、弁の小形軽量化を図ることができる。
【0057】特に、弁体の両側に移動可能な側板を設け
て、両側板背面にそれぞれ高圧作用部を設ければ、弁体
の両側の隙間がともに適正にた持たれるので、上記の効
果がより大きく得られる。
【0058】従って、本発明のロータリバルブは高い制
御性と信頼性が求められる直動形ロータリバルブや直動
形ロータリ・サーボバルブの弁部に用いるに好適であ
る。
【0059】又、本発明のロータリバルブを弁部に用い
た直動形ロータリ・サーボバルブを圧延機の油圧制御装
置に適用すれば、直動形ロータリ・サーボバルブの高い
制御性能と信頼性によって圧延製品の品質向上と稼働率
向上による生産性の向上を実現することができる。
【0060】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す3方弁形のロータリバ
ルブの横断面図である。
【図2】図1のロータリバルブのA−B線断面図であ
る。
【図3】図1のロータリバルブのA−C線断面図であ
る。
【図4】本発明の他の実施例を示す3方弁形のロータリ
バルブの横断面図である。
【図5】図4のロータリバルブのE−F線断面図であ
る。
【図6】図4のロータリバルブのE−G線断面図であ
る。
【図7】本発明の他の実施例を示す4方弁形のロータリ
バルブの横断面図である。
【図8】本発明の他の実施例を示すロータリバルブの縦
断面図である。
【図9】本発明の他の実施例を示すロータリバルブの縦
断面図である。
【図10】本発明の他の実施例を示す直動形ロータリバ
ルブの縦断面図である。
【図11】本発明の他の実施例を示す直動形ロータリバ
ルブの縦断面図である。
【図12】本発明の他の実施例を示すねじりバネを用い
た直動形ロータリバルブの縦断面図である。
【図13】本発明の他の実施例を示すねじりバネを用い
た直動形ロータリバルブの縦断面図である。
【図14】本発明の他の実施例を示す角変位量検出器を
用いた直動形ロータリバルブの縦断面図である。
【図15】本発明の他の実施例を示す角変位量検出器を
用いた直動形ロータリバルブの縦断面図である。
【図16】本発明の直動形ロータリバルブを圧延機の油
圧制御装置に適用した実施例を示す図である。
【符号の説明】
1、21…弁体、2、22、23…側板、4、24、2
5…ケーシング、9、30、31…高圧作用部、7、
8、28、29…スラスト軸受。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下釜 宏徳 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回動可能な弁体と側板とを収納するケ−シ
    ングと該ケ−シングに設けられた供給ポートと排出ポー
    トとを備え、前記弁体が側板とケ−シングとで両側から
    挾設されるものであって、前記弁体の所定の回動位置に
    おいて少なくとも側板に設けられかつ前記供給ポート、
    排出ポートにそれぞれ連通する流路と前記弁体に形成さ
    れた円筒孔とを互いに分離し、前記弁体が前記側板に対
    して回動したときに供給ポートあるいは排出ポートと連
    通する流路の間でオリフィスを形成するスリーブを少な
    くとも側板に設けて前記円筒孔と前記スリーブの相対運
    動によって流体の流れを制御するロータリバルブにおい
    て、前記弁体と前記側板との間および前記弁体と前記ケ
    −シングとの間にそれぞれスラスト軸受を設け、かつ前
    記側板を前記ケ−シング内で軸方向に移動可能に構成す
    るとともに、前記側板の背面に該側板を前記弁体に向か
    って押し付ける押圧手段を設けたことを特徴とするロー
    タリバルブ。
  2. 【請求項2】回動可能な弁体と側板とを収納するケ−シ
    ングと該ケ−シングに設けられた供給ポートと排出ポー
    トとを備え、前記が2つの側板で両側から挾設されるも
    のであって、前記弁体の所定の回動位置において少なく
    とも一方の側板に設けられかつ前記供給ポート、排出ポ
    ートにそれぞれ連通する流路と前記弁体に形成された円
    筒孔とを互いに分離し、前記弁体が前記側板に対して回
    動したときに供給ポートあるいは排出ポートと連通する
    流路の間でオリフィスを形成するスリーブを少なくとも
    一方の側板に設けて前記円筒孔と前記スリーブの相対運
    動によって流体の流れを制御するロータリバルブにおい
    て、前記弁体と前記側板の間にスラスト軸受を設け、か
    つ前記側板を前記ケ−シング内で軸方向に移動可能に構
    成するとともに、前記側板の背面に該側板を前記弁体に
    向かって押し付ける押圧手段を設けたことを特徴とする
    ロータリバルブ。
  3. 【請求項3】回動可能な弁体と側板とを収納するケ−シ
    ングと該ケ−シングに設けられた供給ポートと排出ポー
    トとを備え、前記弁体が側板とケ−シングとで両側から
    挾設されかつ電磁力による回動手段により回動されるも
    のであって、前記弁体の所定の回動位置において少なく
    とも側板に設けられかつ前記供給ポート、排出ポートに
    それぞれ連通する流路と前記弁体に形成された円筒孔と
    を互いに分離し、前記弁体が前記側板に対して回動した
    ときに供給ポートあるいは排出ポートと連通する流路の
    間でオリフィスを形成するスリーブを少なくとも側板に
    設けて前記円筒孔と前記スリーブの相対運動によって流
    体の流れを制御するロータリバルブにおいて、前記弁体
    と前記側板との間および前記弁体と前記ケ−シングとの
    間にそれぞれスラスト軸受を設け、かつ前記側板を前記
    ケ−シング内で軸方向に移動可能に構成するとともに、
    前記側板の背面に該側板を前記弁体に向かって押し付け
    る押圧手段を設け、制御装置により前記回動手段を制御
    するように構成したことを特徴とするロータリバルブ。
  4. 【請求項4】回動可能な弁体と側板とを収納するケ−シ
    ングと該ケ−シングに設けられた供給ポートと排出ポー
    トとを備え、前記が2つの側板で両側から挾設されかつ
    電磁力による回動手段により回動されるものであって、
    前記弁体の所定の回動位置において少なくとも一方の側
    板に設けられかつ前記供給ポート、排出ポートにそれぞ
    れ連通する流路と前記弁体に形成された円筒孔とを互い
    に分離し、前記弁体が前記側板に対して回動したときに
    供給ポートあるいは排出ポートと連通する流路の間でオ
    リフィスを形成するスリーブを少なくとも一方の側板に
    設けて前記円筒孔と前記スリーブの相対運動によって流
    体の流れを制御するロータリバルブにおいて、前記弁体
    と前記側板の間にスラスト軸受を設け、かつ前記側板を
    前記ケ−シング内で軸方向に移動可能に構成するととも
    に、前記側板の背面に該側板を前記弁体に向かって押し
    付ける押圧手段を設け、制御装置により前記回動手段を
    制御するように構成したことを特徴とするロータリバル
    ブ。
  5. 【請求項5】前記回動手段が、ケ−シングに固定された
    空隙を有する固定子と、前記弁体の一部に一体的に結合
    され、前記固定子の空隙内に回動可能に設けた可動子と
    を有する駆動部を備えたものであって、前記可動子上に
    発生する電磁力によって前記弁体を直接駆動するように
    構成されている請求項3又は4に記載のロータリバル
    ブ。
  6. 【請求項6】前記押圧手段が、前記側板の背面に形成さ
    れた高圧作用部に前記供給ポートから高圧流体を導びい
    たものである請求項1から5のいずれかに記載のロータ
    リバルブ。
  7. 【請求項7】前記高圧作用部が、前記側板の背面であっ
    て前記供給ポートに連通する流路と前記円筒孔と前記ス
    リーブを覆うように構成されている請求項6に記載のロ
    ータリバルブ。
  8. 【請求項8】前記2つの側板が前記ケーシング内を軸方
    向に移動可能に構成されるものであって、前記2つの側
    板の背面に高圧流体を導いた高圧作用部を設けるととも
    に、該両高圧作用部の受圧面積を異なる大きさとなるよ
    うに構成し、前記両高圧作用部の受圧面積が大きい方の
    側板を他方の側板に押圧した請求項2又は4に記載のロ
    ータリバルブ。
  9. 【請求項9】前記高圧作用部の受圧面積大きい方の側板
    に軸孔を設け、該軸孔により前記弁体の回動中心軸をラ
    ジアル軸受支持した請求項8に記載のロータリバルブ。
  10. 【請求項10】前記弁体が、前記円筒孔と前記スリーブ
    と前記供給ポートに連通した流路の全体と、前記排出ポ
    ートに連通した流路の一部とを覆う形状に形成されてい
    る請求項1から9のいずれかに記載のロータリバルブ。
  11. 【請求項11】前記スリーブおよび前記円筒孔の内径部
    が制御ポートに形成されている請求項1から10のいず
    れかに記載のロータリバルブ。
  12. 【請求項12】前記駆動部の可動子に一端が、前記駆動
    部の固定子に他端が結合されたねじりバネを設け、該ね
    じりバネによって前記弁体の位置決めを行う請求項5に
    記載のロータリバルブ。
  13. 【請求項13】前記弁体の角変位量を検出する角変位量
    検出器が設けられるものであって、該角変位量検出器が
    出力する角変位量信号を帰還して前記弁体の位置決めを
    行う請求項3、4又は5に記載のロータリバルブ。
  14. 【請求項14】圧延材に圧延荷重を与える油圧シリンダ
    と、該油圧シリンダの運動を制御するロータリバルブ
    と、該ロータリバルブに圧油を供給する油圧源と、前記
    ロータリバルブに制御指令を与える制御装置とを備えた
    圧延機の油圧制御装置において、 前記ロ−タリバルブが回動可能な弁体と側板とを収納す
    るケ−シングと該ケ−シングに設けられた供給ポートと
    排出ポートとを備え、前記2つの側板で両側から挾設さ
    れかつ電磁力による回動手段により回動されるように構
    成され、前記弁体の所定の回動位置において少なくとも
    一方の側板に設けられかつ前記供給ポート、排出ポート
    にそれぞれ連通する流路と前記弁体に形成された円筒孔
    とを互いに分離し、前記弁体が前記側板に対して回動し
    たときに供給ポートあるいは排出ポートと連通する流路
    の間でオリフィスを形成するスリーブを少なくとも一方
    の側板に設けて前記円筒孔と前記スリーブの相対運動に
    よって流体の流れを制御するように構成され、前記弁体
    と前記側板の間にスラスト軸受を設け、かつ前記側板を
    前記ケ−シング内で軸方向に移動可能に構成するととも
    に、前記側板の背面に該側板を前記弁体に向かって押し
    付ける押圧手段を設けられたものであって、前記制御装
    置によりフィ−ドバックされた前記油圧シリンダ変位量
    および前記弁体の角変位量に基づいて前記回動手段を制
    御するように構成したことを特徴とする圧延機の油圧制
    御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105605009A (zh) * 2015-11-18 2016-05-25 沈自辉 一种旋塞式换向阀
CN111664270A (zh) * 2020-06-16 2020-09-15 孙龙 一种陶瓷密封三通阀

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