JPH0520280U - 零挿入力コネクタとプリント基板の接続構造 - Google Patents

零挿入力コネクタとプリント基板の接続構造

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JPH0520280U
JPH0520280U JP7561291U JP7561291U JPH0520280U JP H0520280 U JPH0520280 U JP H0520280U JP 7561291 U JP7561291 U JP 7561291U JP 7561291 U JP7561291 U JP 7561291U JP H0520280 U JPH0520280 U JP H0520280U
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JP
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contact
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insertion force
zero insertion
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JP7561291U
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Inventor
由美子 鈴木
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 零挿入力コネクタとプリント基板との位置ず
れに起因する接触不良を解消する。 【構成】 零挿入力コネクタのコンタクト13の接触部
をプリント板側に凸となる半球状に形成する。プリント
板1に、絶縁材によって形成された櫛状部材11を取付
けた。櫛状部材11の櫛の歯12をフィンガー端子2ど
うしの間に位置づけると共に、櫛の歯12の側面12a
を傾斜面とした。フィンガー端子2がコンタクト13に
対して位置ずれを起こすと、コンタクト13が前記側面
12a上を滑るようにしてフィンガー端子2側へ移動し
てずれを修正する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、通信機器装置等に使用する零挿入力コネクタとプリント基板の接続 構造に関し、特にプリント基板の電極形成部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、零挿入力コネクタとしては、コネクタ本体にスライダを挿抜させること によってコネクタ内蔵のカムとコンタクトが連動し、接触部が開閉するように構 成されたものがある。この種の零挿入力コネクタを図3ないし図5によって説明 する。
【0003】 図3は従来の零挿入力コネクタとプリント板の接続構造を示す斜視図、図4は 従来の零挿入力コネクタの断面図で、同図(a)はスライダ挿入初期の状態を示 し、同図(b)はスライダが挿入されてコンタクトが閉じた状態を示す。図5は 従来の零挿入力コネクタに使用するスライダを示す斜視図である。これらの図に おいて、1はプリント板で、このプリント板1の一端部(電極形成部分)の表裏 には電極としてのフィンガー端子2が多数、等間隔おいて並設されている。
【0004】 3は零挿入力コネクタで、この零挿入力コネクタ3は、上方に開口するコンタ クト収容空間が設けられたコネクタ本体4と、前記コンタクト収容空間に嵌挿さ れてコネクタ本体4に上下動自在に支持されたフロート5と、下部が前記コネク タ本体4に支持されると共に上部がフロート5のコンタクト設置溝5aに介入さ れたコンタクト6と、前記フロート5を押し上げるためのスライダー7等とから 構成されている。なお、3aはコネクタ本体4に対してスライダー7を挿抜させ るためのスライダー挿入口、3bはプリント板1を挿入するためのプリント板挿 入溝である。
【0005】 前記コンタクト6は図4に示すように略へ字状に曲げ形成され、コネクタ本体 4に二列に多数本立設されている。また、この二列に並べられたコンタクト6は 、折曲げ部分をプリント板挿入位置において対向させるようにしてコネクタ本体 4に支持されており、下部直線部が前記フロート5の貫通孔5bに挿通されてい る。すなわち、フロート5が下側位置に位置しているときには図4(a)に示す ようにコンタクト6は初期状態であるが、フロート5が上方に移動すると、図4 (b)に示すように各コンタクト6の上部がフロート5によって押圧されること になり、互いに対向するコンタクト6どうしが接近することになる。
【0006】 なお、以下において図4(a)に示す状態をコンタクト6が開いた状態といい 、図4(b)に示す状態をコンタクト6が閉じた状態という。
【0007】 また、スライダー7は挿入方向前部に傾斜カム面7aが形成され、このスライ ダー7をコネクタ本体4のスライダー挿入口3aに挿入することによって前記傾 斜カム面7aがフロート5の下部に係接するように構成されている。すなわち、 このスライダー7をコネクタ本体4に対して挿抜させることで、フロート5が上 下動することになる。
【0008】 このように構成された従来の零挿入力コネクタ3では、スライダー7を抜いた 状態でプリント板1がコネクタ本体4のプリント板挿入溝3bに挿入される。こ のときには図4(a)に示すようにフロート5が下側位置に位置しているために コンタクト6は開いた状態である。
【0009】 プリント板挿入後、スライダー7をコネクタ本体4に挿入してフロート5を上 側へ押上げ、図4(b)に示すようにコンタクト6を閉じる。このようにすると 、各コンタクト6の折曲げ部分がプリント板1のフィンガー端子2に圧接されて 両者が電気的に接続される。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、上述したように構成された従来の零挿入力コネクタ3では、図6に 示すように、コンタクト6の接点部とプリント板1のフィンガー端子2とがある 許容値以上位置ずれを発生することによって、接触不良や、振動を与えることな どに起因して不接触となるようなレーズコンタクトと呼ばれる状態となりやすい という問題があった。
【0011】 図6はコンタクトとフィンガー端子との接触状態を示す断面図である。同図に おいて最も左側に位置するコンタクト6は位置ずれを起こさずにフィンガー端子 2と接触する状態を、中央や右側に位置するコンタクト6はフィンガー端子2に 対して位置ずれを起こした状態を示す。
【0012】 従来の零挿入力コネクタ3では、コンタクト6はフロート5のコンタクト設置 溝5aにより位置決めされ、フロート5はコネクタ本体4によって位置決めされ る構造である。すなわち、コンタクト6のコネクタの長さ方向における位置精度 は、コネクタ本体4の仕上がり精度に大きく支配される。
【0013】 このとき、コネクタ本体4の長さが例えば200mm程度とすれば、その長さ精 度は全長の1/1000に相当する0.2mm程度が限界である。一方、プリント 板1の長さ精度はその材質がガラスエポキシ樹脂等であると、全長の1/500 にあたる0.4mm程度が通常である。したがって、コネクタ本体4とプリント板 1の誤差を合計した0.6mm程度を両接点の位置ずれとして見込む必要がある。 そのことにより、接点幅はその3倍の1.8mm程度が必要となる。
【0014】 しかし、そのようにしたのではコンタクトピッチはせいぜい接点幅の2倍で3 .6mmとせざるを得ない。現在では、コンタクトピッチが2.54mmで設計され るのが最低条件であるが、さらに狭いピッチ1.27mm,1mmといったピッチへ の構成が不可能であるという欠点をもっていた。
【0015】 また、プリント板1をプリント板挿入溝3bに挿入するとき、コンタクト設置 溝5a中のコンタクト6とプリント板1のフィンガー端子2とを手操作によって 正確に合わせなくてはならないという欠点もあった。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る零挿入力コネクタとプリント基板の接続構造は、コンタクトの接 触部をプリント基板側へ向かうにしたがって次第に幅狭に形成してその接触面を 凸曲面とし、かつプリント基板の電極形成部に、絶縁材によって形成されかつ薄 板状突片が間隔をおいて複数並設された櫛状部材を取付けてなり、この櫛状部材 の薄板状突片を、プリント基板の電極どうしの間に位置づけると共に、プリント 基板から突出するにしたがって次第に幅狭に形成して前記電極側の側面を傾斜面 としたものである。
【0017】
【作用】
プリント基板の電極がコンタクトに対して位置ずれを起こすと、コンタクトの 接触部が櫛状部材の薄板状突片に係接するようになり、薄板状突片の側面上を滑 るようにしてプリント基板の電極側へ移動する。
【0018】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1および図2によって詳細に説明する。 図1は本考案に係る零挿入力コネクタとプリント基板の接続構造の要部を拡大 して示す斜視図、図2は本考案に係る零挿入力コネクタとプリント基板の接続構 造によって接続されるコンタクトとフィンガー端子との接触状態を示す断面図で ある。これらの図において前記図3ないし図6で説明したものと同一もしくは同 等部材については、同一符号を付し詳細な説明は省略する。なお、図2において 最も左側に位置するコンタクトは位置ずれが生じていない場合の状態を示し、中 央および右側のコンタクトはフィンガー端子との位置がずれた場合の状態を示す 。
【0019】 これらの図において、11は本考案の主要部を構成する櫛状部材で、この櫛状 部材11は、全体が絶縁材によって薄板状に形成されており、プリント板1にお ける電極形成部分の表裏両面に本実施例ではねじ止めされている。
【0020】 この櫛状部材11の櫛の歯12は、プリント板1に等間隔おいて並設されたフ ィンガー端子2の間隔と等しい間隔をおいて複数並設されており、それぞれが細 長い板状に形成されている。また、各櫛の歯12は、フィンガー端子2の間とな る位置に位置づけられている。さらに、その長さは、櫛の歯12と櫛状部材11 の本体部分とで、プリント板1の電極形成部分におけるフィンガー端子2以外の 部分が覆われるような寸法に設定されている。
【0021】 すなわち、この櫛状部材11をプリント板1に取付けると、プリント板1の電 極形成部分にはフィンガー端子2のみが露呈することになる。
【0022】 さらに、この櫛状部材11の櫛の歯12は、フィンガー端子2側の側面12a が傾斜面とされている。この側面12aは、櫛の歯12をプリント板1から突出 するにしたがって次第に幅狭なるように形成することによって傾斜面とされてい る。
【0023】 本考案の接続構造に使用する零挿入力コネクタは、コンタクトの接触部の形状 が異なる以外は、従来のものと略同等な構造のものが採用される。コンタクトの 接触部は、図2に示すように形成されている。
【0024】 図2において13は零挿入力コネクタ用コンタクトで、このコンタクト13の 接触部は、プリント板1側へ向かうにしたがって次第に幅狭に形成されて接触面 が凸曲面とされている。本実施例ではこの接触部はプリント板1側に凸となる半 球状に形成されている。
【0025】 また、図1において14はプリント板1を零挿入力コネクタに対して位置決め するための突起である。この突起14は前記櫛状部材11の側端部に一体に設け られており、その突出高さは、コネクタ本体のプリント板挿入口の幅より大きく なるような寸法に設定されている。
【0026】 この突起14を櫛状部材11に設けることによって、プリント板挿入口にプリ ント板1が挿入されたとき、突起14がコネクタ本体の挿入口側部分に当接する から、プリント板1のフィンガー端子2がコネクタ側のコンタクト13に正確な 位置をもって位置決めされることになる。
【0027】 上述したように構成された接続構造によれば、零挿入力コネクタにプリント板 1が挿入されてコンタクト13が閉じられたときに、コンタクト13の接触部が 仮にフィンガー端子2の幅寸法の1/2以上ピッチずれを起こしたとすると、こ のコンタクト13の接触部は櫛状部材11の櫛の歯12に係接するようになる。
【0028】 このような状態となると、櫛の歯12の側面12aが傾斜面であり、しかも、 コンタクト13の接触部が断面半円状であるから、コンタクト13の接触部は櫛 の歯12の側面12aを滑り降りるようにして櫛の歯12どうしの間に、換言す ればフィンガー端子2側に移動するようになる。
【0029】 したがって、位置ずれはコンタクト13の移動動作によって修正されることに なる。
【0030】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る零挿入力コネクタとプリント基板の接続構造 は、コンタクトの接触部をプリント基板側へ向かうにしたがって次第に幅狭に形 成してその接触面を凸曲面とし、かつプリント基板の電極形成部に、絶縁材によ って形成されかつ薄板状突片が間隔をおいて複数並設された櫛状部材を取付けて なり、この櫛状部材の薄板状突片を、プリント基板の電極どうしの間に位置づけ ると共に、プリント基板から突出するにしたがって次第に幅狭に形成して前記電 極側の側面を傾斜面としたため、プリント基板の電極がコンタクトに対して位置 ずれを起こすと、コンタクトの接触部が櫛状部材の薄板状突片に係接するように なり、薄板状突片の側面上を滑るようにしてプリント基板の電極側へ移動する。
【0031】 したがって、位置ずれはコンタクトの移動動作によって修正されることになる から、接触部が確実に接触されるようになって信頼性の高い接続構造が得られる 。また、プリント基板に櫛状部材を追加すると共にコンタクトの形状を変えると いう簡単な構成であるから、コネクタ本体およびプリント基板の製造コストを低 く抑えつつ狭いピッチの零挿入力コネクタを実現できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る零挿入力コネクタとプリント基板
の接続構造の要部を拡大して示す斜視図である。
【図2】本考案に係る零挿入力コネクタとプリント基板
の接続構造によって接続されるコンタクトとフィンガー
端子との接触状態を示す断面図である。
【図3】従来の零挿入力コネクタとプリント板の接続構
造を示す斜視図である。
【図4】従来の零挿入力コネクタの断面図で、同図
(a)はスライダ挿入初期の状態を示し、同図(b)は
スライダが挿入されてコンタクトが閉じた状態を示す。
【図5】従来の零挿入力コネクタに使用するスライダを
示す斜視図である。
【図6】コンタクトとフィンガー端子との接触状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 プリント板 2 フィンガー端子 11 櫛状部材 12 櫛の歯 12a 側面 13 コンタクト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 零挿入力コネクタの各コンタクトが、プ
    リント基板端部に複数並設された電極にコンタクト作動
    機構によってそれぞれ圧接される零挿入力コネクタとプ
    リント基板の接続構造において、前記コンタクトの接触
    部をプリント基板側へ向かうにしたがって次第に幅狭に
    形成してその接触面を凸曲面とし、かつプリント基板の
    電極形成部に、絶縁材によって形成されかつ薄板状突片
    が間隔をおいて複数並設された櫛状部材を取付けてな
    り、この櫛状部材の薄板状突片を、プリント基板の電極
    どうしの間に位置づけると共に、プリント基板から突出
    するにしたがって次第に幅狭に形成して前記電極側の側
    面を傾斜面としたことを特徴とする零挿入力コネクタと
    プリント基板の接続構造。
JP7561291U 1991-08-28 1991-08-28 零挿入力コネクタとプリント基板の接続構造 Pending JPH0520280U (ja)

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JPH0520280U true JPH0520280U (ja) 1993-03-12

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JP (1) JPH0520280U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014010966A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Japan Aviation Electronics Industry Ltd ハウジングレスコネクタ
JP2015152678A (ja) * 2014-02-12 2015-08-24 株式会社オートネットワーク技術研究所 基板内蔵コネクタ、光電変換コネクタ、光電変換ユニットおよび光電変換ユニットの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014010966A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Japan Aviation Electronics Industry Ltd ハウジングレスコネクタ
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