JPH052021Y2 - - Google Patents

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JPH052021Y2
JPH052021Y2 JP1513587U JP1513587U JPH052021Y2 JP H052021 Y2 JPH052021 Y2 JP H052021Y2 JP 1513587 U JP1513587 U JP 1513587U JP 1513587 U JP1513587 U JP 1513587U JP H052021 Y2 JPH052021 Y2 JP H052021Y2
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agricultural
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は農作業機連結装置に係り、トラクタに
農作業機を連結するものに関する。
(従来の技術) 従来、この種の農作業機連結装置としては、た
とえば、連結フレームを山形状に形成し、この頂
部には、トラクタのトツプリンク及び農作業機の
トツプマストを連結する連結機構を設けるととも
に、その両側下部には、上記トラクタの左右のロ
ワリンクを連結するロワピン及び上記農作業機の
左右のロワアームを連結するヒツチを設けた構造
が知られている。しかして、この種の農作業機連
結装置は、トラクタのトツプリンク及び左右のロ
ワリンクと農作業機との間に介在してその相互を
連結するようにしたものである。
一方、近時において小規模営農、小区画圃場な
どに対応すべく小型のトラクタが開発されている
が、この小型のトラクタは、上記大型のトラクタ
のように、トツプリンク及び左右のロワリンクを
用いずに農作業機をその連結部に直接連結するよ
うにした構造が採られている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記小型のトラクタの連結部に農作業機を連結
する場合には、その相互間の連結空間が狭いため
に連結に手数を要し、また接地長が比較的長い農
作業機の場合には連結部の地上高などが低いため
に連結に手数を要するのみならずトラクタによつ
て連結部の高さが異なるのでこれに農作業機を連
結しても農作業機に望ましい作業姿勢が得られな
いことがあり、さらには、これらのことに対処す
るためには農作業機毎に専用の連結部材を用意し
なければならず、これでは連結部材の種類が多く
なり生産コストが上り不経済であるなどの問題を
有している。
そこで、本考案はこのような点に鑑みなされた
もので、トラクタの左右の連結部に連結する左右
のヒツチを当該左右の連結部の高さに応じて可変
調節できるようにし、これにより小型の各種トラ
クタに各種農作業機を簡単に連結できるととも
に、各種農作業機を望ましい作業姿勢で連結で
き、かつ、各種農作業機の連結に共用し得る経済
的な農作業機連結装置を提供することを目的とし
たものである。
(考案の構成) (問題点を解決するための手段) 本考案の農作業機連結装置は、前後方向に延在
した左右の連結体を平行に配設するとともに、こ
の左右の連結体を保持枠にて連結固定し、上記左
右の連結体の先端部にトラクタの連結部に着脱自
在に連結するヒツチを設けるとともにこの左右の
連結体の後側部に農作業機の取付部を着脱自在に
取付ける取着部を設け、この左右の連結体の中間
部に上記トラクタのリフトロツドを着脱自在に係
止する係止部を設け、上記先端部の左右のヒツチ
を上記トラクタの連結部の高さに応じて上下方向
位置調節自在としたものである。
(作用) 本考案の農作業機連結装置は、左右の連結体の
先端部の左右のヒツチをトラクタの連結部の高さ
に応じて上下動調節して所定の位置に固定し、こ
の左右のヒツチをトラクタの連結部に連結すると
ともに、この左右の連結体の中間部の係止部を上
記トラクタのリフトロツドに連結する。これによ
り左右の連結体はトラクタに連結され、かつ所定
の高さ位置に吊持される。また左右の連結体の後
側部の取着部に農作業機の取付部を取着する。こ
れにより、トラクタに農作業機連結装置を介して
所望の作業目的をもつた農作業機が簡単に連結さ
れ、かつ、この農作業機は望ましい作業姿勢で連
結される。
なお、左右のヒツチの上下動調節は、左右の連
結体の取着部を農作業機の取付部に取着した後に
これを連結するトラクタの左右の連結部の高さに
対応して行うようにしてもよい。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添附図面に基づいて説
明する。
まず、第1図ないし第3図に示すものにおい
て、1はトラクタAと農作業機Bとを着脱自在に
連結する連結装置で、この連結装置1は、前後方
向に延在した左右の連結体としての連結板2,2
が平行に配設されているとともに、この左右の連
結板2,2の後部が保持枠3にて連結固定されて
いる。また上記左右の連結板2,2の先端部には
トラクタAの連結部としての左右のヒツチバー
4,4に着脱自在に連結するヒツチとしての前方
を開口したヒツチ金具5,5が上下方向位置調節
自在に取着されているとともに、この左右の連結
板2,2の後側下部には上記農作業機Bの左右の
取付部6,6を着脱自在に取付ける取着部として
の取着孔7,7を有するコ字形状の取着金具8,
8が固着されている。また上記左右の連結板2,
2の中間部には上記トラクタAの左右のリフトロ
ツド9,9を着脱自在に連結係止する係止部とし
ての係止ピン10,10が突設されている。
上記左右の連結板2,2の左右のヒツチ金具
5,5は、ヒツチアーム11,11の先端部に固
着され、この左右のヒツチアーム11,11の前
後部には挿通孔12,12が形成されている。ま
た上記左右の連結板2,2の先端部には前後方向
及び上下方向にそれぞれ所定の間隔をおいて多数
の調節孔13,13が形成されている。そしてこ
の選択位置の各調節孔13,13とこれに連通す
る上記ヒツチアーム11,11の前後の挿通孔1
2,12とは複数のボルト・ナツト14,14に
て着脱自在に固着するようになつており、これに
より、左右のヒツチ金具5,5は、左右の連結板
2,2の先端部に対して上下方向位置調節自在に
取着されている。
また上記保持枠3は、上記左右の連結板2,2
の後端上部に突設された取付板部15,15間に
連結杆16が固着され、この連結杆16の中間部
に一対の連結片17,17が熔接によつて一体に
立設され、この左右の連結片17,17の上端部
間に支軸18を介して上記農作業機Bの姿勢を可
変調節する調節機構19が設けられている。この
調節機構19は、上記支軸18に回動自在に支持
された支持体20の前方部にハンドル21が突設
されているとともに、この支持体20の後方部に
ねじ杆22が延在して突出され、このねじ杆22
はねじ筒23内に進退調節自在に螺着され、この
ねじ筒23の基端部は上記農作業機Bの左右の支
持枠24,24間に支軸25を介して回動自在に
横架された連杆26に固着されている。
また上記リフトロツド9,9の上端部は、上記
トラクタAのリフトアーム27,27に回動自在
に軸着され、このリフトアーム27,27はトラ
クタA油圧駆動機構によつて上下回動されるよう
になつており、なお、図中28はトラクタAの動
力取出軸である。
上記農作業機Bは、前後方向に延在した相対す
る主フレーム29,29の中間部間に入力軸30
を前方に回動自在に突設したミツシヨン31が設
けられているとともに、この主フレーム29,2
9の中間部に上記左右の支持枠24,24が固着
されている。また上記左右の主フレーム29,2
9の前側下部にロータリー32及び残耕処理刃3
3が設けられ、このロータリー32及び残耕処理
刃33の後方部にローラ34を介して左右のデス
クロータリー35,35及びゲージ輪36,36
が設けられている。そして、上部前部のロータリ
ー32及び後部左右のデスクロータリー35,3
5は上記ミツシヨン31の動力伝達機構37を介
して回動自在に連結されている。なお、図中38
はジヨイトカバー、39,39は左右のデスクロ
ータリー35,35の上部に設けた左右のガー
ド、40は上記左右のデスクロータリー35,3
5を支持したリヤフレームである。しかして、こ
の農作業機Bは、ロータリー32及びデスクロー
タリー35,35などを備えたものはその一例
で、各種対土作業機構を備えたものも含むもので
ある。
つぎに、上記構造の作用を説明する。
トラクタAに所望の農作業を行う農作業機Bを
連結する場合には、左右の連結板2,2の先端部
の左右のヒツチ金具5,5をトラクタAの左右の
ヒツチバー4,4の高さに応じて、第3図に示す
ように、左右の連結板2,2の先端部に形成され
た多数の調節孔13,13中において、たとえ
ば、その左右の調節孔13の上段a、左右の調節
孔13の中段b、左右の調節孔13の下段c、中
段bの右側の調節孔13を中心として上段aの左
側の調節孔13との上向き傾斜dまたは下段の左
側の調節孔13との下向き傾斜eのようにこれの
組合せを選択し、この選択した調節孔13,13
にヒツチアーム11,11の挿通孔12,12を
連通し、この相互を複数のボルト・ナツト14,
14によつて固着する。これによつて、左右のヒ
ツチ金具5,5は連結すべきトラクタAの左右の
ヒツチバー4,4の高さに対応した位置に設定さ
れる。
つぎに、トラクタAの左右のヒツチバー4,4
に連結装置1の左右の連結板2,2のヒツチ金具
5,5をその前方の開口部から回動自在に嵌合す
るとともに、このヒツチ金具5,5の上下の係止
孔41,41内にヒツチピン42,42を挿着係
止する。また左右の連結板2,2の中間部の係止
ピン10,10にトラクタAの左右のリフトロツ
ド9,9の下端部を回動自在に連結係止する。こ
れにより、トラクタAに連結装置1の左右の連結
板2,2が上下回動自在に連結され、かつ、この
連結装置1の左右の連結板2,2はトラクタAに
所定の高さ位置に吊持される。
また左右の連結板2,2の後側部の左右の取着
金具8,8内に農作業機Bの取付部6,6を挿入
するとともに、この取着金具8,8の取着孔7,
7と取付部6,6の連通孔43,43とを横軸4
4,44を介して回動自在に連結する。
また調節機構19のねじ筒23の基端部におけ
る連杆19を農作業機Bの左右の支持枠24,2
4に支軸25を介して回動自在に連結する。
さらに、トラクタAの動力取出軸28に図示し
ない相互にスライド可能でかつ回動方向一体の内
筒と外筒とからなる動力伝達軸の一端部をユニバ
ーサルジヨイントを介して連結するとともに、こ
の動力伝達軸の他端部をユニバーサルジヨイント
を介して農作業機Bの入力軸30に連結する。こ
れにより、トラクタAに連結装置1を介して所望
の作業目的をもつた農作業機Bが簡単に連結され
る。
つぎに、農作業機Bを接地状態で上記のように
トラクタAに連結した連結時姿勢から農作業機B
を所定の耕深の作業姿勢に移行する場合には、ト
ラクタAの油圧駆動機構の作動によつてリフトア
ーム27,27を下降回動するとリフトロツド
9,9を介して連結装置1の左右の連結板2,2
がそれぞれのヒツチバー4,4を中心として下降
回動されるとともに、この連結装置1に連結され
た農作業機Bもヒツチバー4,4を中心として下
降され、そして所定の耕深に設定される。この場
合、農作業機Bは、接地時においてトラクタAに
対して連結した連結時姿勢に比べ所定の耕深に設
定された作業時姿勢が変化するので、すなわちヒ
ツチバー4,4を中心としたた連結装置1の下降
傾斜角度に応じた角度だけ作業時姿勢が前後方向
に変化し、そのロータリー32、残耕処理刃3
3、左右のデスクロータリー35,35の対土姿
勢に水平度が失われ前部のロータリー32が比較
的高く、後部の左右のデスクロータリー35,3
5が低くなる傾向がある。
このような場合には、連結装置1の調節機構1
9におけるハンドル21を回動してそのねじ杆2
2の雄ねじをねじ筒23の雌ねじに対して進退回
動すると、農作業機Bは取付部6,6の横軸4
4,44を中心として上下回動されて角度調節さ
れるとともに、このロータリー32、残耕処理刃
33及び左右のデスクロータリー35,35が姿
勢制御されてこれらの前後方向における水平度が
確保され、望ましい作業姿勢に簡単に修正設定さ
れる。これによりトラクタAから独立してすなわ
ち連結装置1のヒツチバー4,4を中心とする傾
斜角度に影響されることなく農作業機Bは独立し
て対土姿勢を容易に変換設定することができる。
またトラクタAの動力取出軸28と農作業機Bの
入力軸30とは略同一平面上において一致させる
ことができる。なお、ゲージ輪36,36は必要
に応じて上下動調節する。
つぎに、第4図に示す実施例は、ヒツチ金具
5,5の他の実施例を示すもので、これはヒツチ
アーム11,11がく字形状に折曲形成され、そ
の一方側の連結板部45,45の先端部に前記実
施例と同様のヒツチ金具5,5が固着されている
ととも他方側の連結板部46,46の前後に挿通
孔12,12が穿設されたものである。これによ
り、左右のヒツチアーム11,11を、たとえ
ば、調節孔13,13の上段aあるいは下段bに
ボルト・ナツト14,14にて固着することによ
りそれぞれの場合のヒツチ金具5,5は上向きに
あるいは下向きに設定され、トラクタAの左右の
ヒツチバー4,4の高さ位置に対応することがで
きるものである。
そしてこの実施例及び上記実施例はともに連結
板2,2の先端部においてヒツチ金具5,5を上
下方向位置調節自在に設定する場合の実施例を示
しているものである。
つぎに、第5図ないし第9図は左右のヒツチ金
具5,5を連結板2,2の後側部において上下方
向位置調節自在に設定する場合の実施例を示すも
のである。そしてその第5図に示す実施例は、左
右の連結板2,2の後側部の略扇形状の取付板部
15,15の下端近傍部に取着部としての取着ピ
ン47,47が突設され、この取着ピン47,4
7を中心として上側左右部に複数の調節孔48,
48が所定の間隔をおいて相対して穿設されてい
る。また保持枠3の連結杆16の両端部に相対す
る左右の支持板49,49の上端部が固着され、
この左右の支持板49,49の下端部に穿設され
た回動孔50,50が上記取着ピン47,47の
内端部に突出した突出軸部51,51に回動自在
に軸着され、この左右の支持板49,49の中間
部に上記各調節孔48に連通する係止孔52,5
2が穿設されている。そして、保持枠3の左右の
支持板49,49を取着ピン47,47の突出軸
部51,51を中心として前後方向に回動し、そ
の係止孔52,52を所望位置の調節孔48,4
8に連通させ、この選択設定された係止孔52,
52と前記調節孔48,48とを挿脱自在の連結
ピン53,53にて挿通連結する。そして、これ
により保持枠3の左右の垂直状の支持板49,4
9に対して左右の連結板2,2が水平状態、上方
傾斜状態あるいは下方傾斜状態に連結固定される
とともに、この左右の連結板2,2の先端部のヒ
ツチ金具5,5がこれに応じて上下方向位置調節
自在に設定されるものである。
また第6図に示す実施例は、保持枠3の連結杆
16の中間部上に矩形状の一対の調節板54,5
4が所定の間隔をおいて相対して垂直状に固着さ
れ、この一対の調節板54,54に相対して上端
近傍部、前端近傍部及び後端近傍部にそれぞれ調
節孔55,55が穿設され、この各位置の調節孔
55,55の1つを選択して、その選択位置の調
節孔55,55に対して調節機構19の支持体2
0を着脱自在の支軸18を介して回動自在に軸着
したものである。これにより調節機構19の軸着
した各調節孔55,55の位置によつて左右の連
結板2,2が水平状態、上方傾斜状態あるいは下
方傾斜状態に連結固定されるとともに左右のヒツ
チ金具5,5がそれに応じて上下方向位置調節自
在に設定される。
また第7図に示す実施例は、連結杆16に対し
て調節機構19を取着した一対の連結片17,1
7を回動調節自在に固着するようにしたものであ
る。この場合、一対の連結片17,17の下端部
に上記連結杆16上に係合する係合凹部56を有
する取付板57が固着され、この取付板57に連
結杆16の下部に係止する係止凹部58を有する
挟持板59を複数のボルト・ナツト60にて連結
されれたものである。そして、複数のボルト・ナ
ツト60を弛緩し連結杆16に対して取付板57
及び挟持板59を回動調節しその設定傾斜角度位
置において複数ボルト・ナツト60にて取付板5
7及び挟持板59を締着固定する。これにより左
右の連結板2,2のヒツチ金具5,5が上下方向
位置調節自在に設定される。
なお、農作業機Bによつては一対の連結片1
7,17を他の連結部材と着脱交換するようにし
てもよい。
さらに第8図に示す実施例は、調節機構19の
ねじ筒23を角度調節自在に設けて左右のヒツチ
金具5,5を上下方向位置調節自在に設定するよ
うにしたものである。この場合、ミツシヨン31
の上部に調節板61が一体に立設され、この調節
板61の下端近傍の中間部に支軸62が横方向に
突設され、この支軸62を中心として外周部に多
数の独立した調節孔63が円弧状に穿設され、上
記支軸62に上記調節孔61を介して左右に配設
した一対の回動アーム64,64の下端部が前後
方向に回動自在に軸着され、この一対の回動アー
ム64,64の中間部に上記各調節孔63に連通
する係止孔65,65が穿設され、この一対の回
動アーム64,64の上端部間にねじ筒23の基
端部が支軸25を介して回動自在に軸着され、そ
して、上記支軸62を中心として回動される一対
の回動アーム64,64の係止孔65,65と上
記調節板61の選択した位置の調節孔63とを挿
脱自在の係止ピン66にて着脱自在に連結するよ
うにしたものである。このように一対の回動アー
ム64,64の選択係止された傾斜角度によつて
左右のヒツチ金具5,5の位置が調節設定される
ようになつているものである。
また第9図に示す実施例は、調節機構19のね
じ筒23を伸縮自在に設けて左右のヒツチ金具
5,5を上下方向位置調節自在に設定するように
したものである。この場合、ミツシヨン31の上
部に一体に突設した取付片67に支軸68を介し
て中空の連結パイプ69の基端部が上下方向回動
自在に軸着され、この連結パイプ69の前後部に
複数の調節孔70が貫通して形成され、この連結
パイプ69内にその一端部において上記調節孔7
0の1つに選択的に連通する係止孔71を有する
ねじ筒23が進退自在に挿通され、そして上記連
結パイプ69の選択した位置の調節孔70と上記
ねじ筒23の係止孔71とを挿脱自在の連結ピン
72にて連結するようにしたものである。このよ
うに連結パイプ69に対するねじ筒23の伸縮操
作によつて左右のヒツチ金具5,5の位置が調節
設定されるようになつているものである。
〔考案の効果〕
本考案によれば、左右のヒツチを上下方向位置
調節自在としたので、この左右のヒツチを小型の
トラクタの左右の連結部の高さに応じて可変調節
することによつて小型の各種トラクタに各種農作
業機を簡単に連結することができ、かつまた各種
農作業機を望ましい作業姿勢に連結することがで
きる。また各種農作業機は連結時と作業時との取
付姿勢を容易に選択設定することができる。した
がつてトツプリンク及び左右のロワリンクを有し
ない小型の各種トラクタに各種農作業機を簡便に
連結できるとともに各種農作業機の連結に共用で
きることにより経済的な農作業機連結装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すもので、第1図は農
作業機連結装置を用いてトラクタに農作業機を連
結した状態を示す側面図、第2図は同上平面図、
第3図は同上農作業機連結装置の分解斜視図、第
4図は他の実施例を示すヒツチの側面図、第5図
ないし第7図は実施例を示す農作業機連結装置の
斜視図、第8図及び第9図は更に他の実施例を示
す農作業機連結装置の側面図である。 1……連結装置、2……連結体、3……保持
枠、4……連結部、5……ヒツチ、6……取付
部、8……取着部、9……リフトロツド、10…
…係止部、19……調節機構、A……トラクタ、
B……農作業機。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 前後方向に延在した左右の連結体を平行に配
    設するとともに、この左右の連結体を保持枠に
    て連結固定し、上記左右の連結体の先端部にト
    ラクタの連結部に着脱自在に連結するヒツチを
    設けるとともにこの左右の連結体の後側部に農
    作業機の取付部を着脱自在に取付ける取着部を
    設け、この左右の連結体の中間部に上記トラク
    タのリフトロツドを着脱自在に係止する係止部
    を設け上記先端部の左右のヒツチを上記トラク
    タの連結部の高さに応じて上下方向位置調節自
    在としたことを特徴とする農作業機連結装置。 (2) 保持枠は、山形状に形成されその両側下部に
    左右の連結体の後部が一体に固着されていると
    ともに、その頂部には左右の連結体に取着され
    た農作業機の姿勢を可変調節する調節機構を備
    えていることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の農作業機連結装置。 (3) 左右のヒツチは、左右の連結体の先端部にお
    いて上下方向位置調節自在に設けられているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    または第2項記載の農作業機連結装置。 (4) 左右のヒツチは、左右の連結体の後側部にお
    いて上下方向位置調節自在としたことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項または第2
    項記載の農作業機連結装置。
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