JPH0520216U - リードスイツチおよび抵抗切換器 - Google Patents

リードスイツチおよび抵抗切換器

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JPH0520216U
JPH0520216U JP7561391U JP7561391U JPH0520216U JP H0520216 U JPH0520216 U JP H0520216U JP 7561391 U JP7561391 U JP 7561391U JP 7561391 U JP7561391 U JP 7561391U JP H0520216 U JPH0520216 U JP H0520216U
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resistance
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leads
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JP7561391U
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Inventor
井上  徹
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日本電気エンジニアリング株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動作上の信頼性が高く、接触抵抗の小さいリ
ードスイッチを得る。また、必要最小限の部品点数によ
る簡単な構造によって、四種類の抵抗値を任意に可変可
能な抵抗切換器を得る。 【構成】 ガラス管容器2内でその両端の溶融封止端を
貫通した二つの磁性リード3,4を、互いの基端部寄り
の部分で対向させる。各リードの片端に、接点5,6を
設け、これに対向する相手側の基端部寄りに接点20,
21を設けることで、リードスイッチ1を構成する。ま
た、二つの磁性リードとして同一または異なる電気抵抗
値を有するものを用いる。さらに、ガラス管容器の両端
側に各磁性リードの各接点対を選択的に接触させる二つ
の励磁手段22,23を設け、四種類の抵抗値を得る抵
抗切換器10を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高信頼性および接触抵抗の小さいリードスイッチと、外部電圧の印 加によって電気抵抗値を任意に可変可能な抵抗切換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来一般的なリードスイッチ1は、図5および図6に示すように、両端を溶融 封止したガラス管容器2と、このガラス管容器2の異なる溶融封止端を貫通しそ れぞれの片端が対向する二つの磁性リード3,4と、これらのリード3,4の対 向する片端にそれぞれ設けた二つの接点5,6を有している。また、ガラス管容 器2の周囲には、励磁手段として容器2を取り巻くようにして巻回された励磁コ イル7が設けられ、このコイル7には電池8からの電圧が選択的に印加されるよ うになっている。
【0003】 このような従来のリードスイッチ1の動作を、図5および図6により説明する と、リードスイッチのガラス管容器2を取り巻くようにして巻回されたコイル7 に電池8を繋いで電圧を印加すると、コイル7の発生する磁気に反応して二つの 磁性リード3,4は、磁気抵抗を減ずるように共に反り、その結果として図6に 示すように、リード3,4の各片端が対向して設けた接点5,6が接触する。し たがって、リード3,4は接点5,6を介して電気的に導通された状態となる。 一方、電池8からの電圧印加を除くと、コイル7の磁気は消え、それぞれのリー ド3,4は、リード3,4の有する剛性により元の直線状態に戻り、二つの接点 5,6は離れ、電気的に非導通となるものであった。
【0004】 また、従来の複数種類の抵抗値を任意に切換え選択できる抵抗切換器10は、 図7に示した等価回路図と図8に示した実体配線図から明かなような構成とされ ていた。これを簡単に説明すると、図中11,12は二つの抵抗器で、この抵抗 切換器10はこれら二つの抵抗器11,12を用いて抵抗値を四種類に切換え可 能に構成されている。すなわち、この抵抗切換器10は、これらの図から明らか なように、抵抗器11と抵抗器12のそれぞれの一端をリード線13に並列接続 されている。また、抵抗器11,12の他端は、それぞれリレー15,16のメ ーク接点に接続される。そして、これらのリレー15,16のコモン接点がそれ ぞれリード線14に並列接続されている。 なお、図6では、リレー15,16として、DIP型のリードリレーを用いた 場合を示している。
【0005】 以上の構成による抵抗切換器10は、次のようにして動作される。 まず、両方のリレー15,16のコイル端子へ電圧を加えない場合は、リレー 15,16のメーク接点とコモン接点は開状態にあり、リード線13,14の間 の抵抗は無限大となっている。 次に、図6に示されるように、一方のリレー16のコイルに電池8の電圧を印 加すると、このリレー16のメーク接点とコモン接点との間が閉状態となり、そ の結果リード線13,14間の抵抗値は、抵抗器12による抵抗値となる。 同様にして、他方のリレー15のコイルのみに電圧が印加された場合は、リー ド線13,14間の値の抵抗値は、抵抗器11による抵抗値となる。 また、二つのリレー15,16のコイルに同時に電圧が印加されると、リード 線13,14間の抵抗値は、抵抗器11,12の並列接続時の抵抗値となる。 そして、このような構成による抵抗切換器10によれば、上述したようにして 二つのリレー15,16への電圧の印加状態によって四種類の抵抗値を任意に選 択し得るものであった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来構造によるリードスイッチ1では、磁性リード3 ,4の片端に設けた一対の接点5,6のみでスイッチ動作を行わせているので、 スイッチ動作の信頼性に乏しく、また接点5,6の接触時における電気抵抗が大 きいという欠点があり、リードスイッチ1においてこのような問題点を解決し得 る何らかの対策を講じることが望まれている。
【0007】 また、上述した従来の抵抗切換器10によれば、二つの抵抗器11,12、二 つのリレー15,16、さらにリード線13,14というように構成部品点数が 多く、しかも各リード線13,14の長さが長くなり、その結果として高周波特 性が悪いという欠点があり、抵抗切換器10においてこのような問題点を一掃し 得る何らの対策を講じることも望まれている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような要請に応えるために本考案に係るリードスイッチは、両端を溶融封 止したガラス管容器と、このガラス管容器の異なる溶融封止端を貫通しそれぞれ の片端が互いに反対側の溶融封止端近傍で相手側の基端部側に対向するように配 置された二つの磁性リードと、これら各磁性リードの片端にそれぞれ設けた二つ の接点と、これらの接点に対向して前記相手側の磁性リードの基端部側に設けた 二つの接点と、前記磁性リードにおける二対の接点を選択的に接触させるための 励磁手段とによって構成したものである。
【0009】 また、本考案に係る抵抗切換器は、上述したリードスイッチ構造において、二 つの磁性リードとして同一または異なる電気抵抗値を有するものを用いるととも に、前記ガラス管容器の両端側に各磁性リードにおけるそれぞれの接点対を選択 的に接触させるための二つの励磁手段を設けたものである。
【0010】
【作用】
本考案に係るリードスイッチによれば、励磁手段に電圧を印加することで発生 する磁気の影響によって、対をなす磁性リードが共に反り、それぞれのリードの 片端と基端部側とに設けた二対の接点が接触し、電気的導通を得られ、また電圧 印加を解除することで、各磁性リードが元に戻り、接点は互いに離れて電気的に 非導通となる。
【0011】 また、本考案に係る抵抗切換器によれば、二つの励磁手段を選択的に励磁する ことにより、二つの磁性リードによるいずれかの接点対または両方の接点対を選 択的に接触させて導通させることができ、これにより四種類の抵抗値を得ること が可能でなる。
【0012】
【実施例】
図1ないし図2は本考案に係るリードスイッチの一実施例を示すものであり、 これらの図において、前述した図5および図6と同一または相当する部分には同 一番号を付してその詳細な説明は省略する。 まず、図1を用いて本考案を特徴づけるリードスイッチ1を簡単に説明すると 、このリードスイッチ1は、両端を溶融封止したガラス管容器2と、このガラス 管容器2の異なる溶融封止端を貫通しそれぞれの片端が互いに相手側の基端部寄 りの部分に対向する二つの磁性リード3,4と、これら各磁性リード3,4の片 端にそれぞれ設けた二つの接点5,6とを備えている。そして、これらの接点5 ,6に対向して前記各リード3,4の基端部寄りの部分に設けた二つの接点20 ,21を設け、これによって得られる二対の接点5,20;6,21を選択的に 接触させて電気的導通を取れるように構成したところに特徴を有している。
【0013】 このような構成による本考案に係るリードスイッチ1によれば、図2に示した ように、リードスイッチ1のガラス管容器2を取り巻くようにして巻回されたコ イル7に電池8から電圧が印加されることで発生する磁気によって、図1と図2 から明らかなように、対をなす磁性リード3,4が共に反って、それぞれのリー ド2,3の片端と基端部側とに設けた二対の接点5,20;6,21が接触する 。したがって、リード3,4は、接点5,20と6,21とを通して電気的に導 通された状態となる。 また、電圧の印加が解除されると、コイル7の磁気は消え、それぞれのリード 3,4は、これらのリード3,4の有する剛性によって元の直線状態に戻り、図 1に示すように、四つの接点5,20;6,21は互いに離れ、電気的に非導通 となる。
【0014】 そして、上述した構成によれば、二つのリード3,4の対向する部分を最大に 取ることにより、二対の接触点(接点5,20;6,21による)を有すること ができるので、動作上での信頼性を高めることが可能となるとともに、接触抵抗 を小さくすることができるという利点を奏する。
【0015】 図3および図4は本考案に係る抵抗切換器の一実施例を示すものであり、これ らの図において、前述した図1、図2や図5以下と同一または相当する部分には 同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【0016】 さて、本考案に係る抵抗切換器10によれば、上述した図1および図2で示し たリードスイッチ1による構造を巧みに利用し、二つの磁性リード3,4として 同一または異なる電気抵抗値を有するものを用いるとともに、ガラス管容器2の 両端側に各磁性リード3,4におけるそれぞれの接点対(5,20;6,21) を選択的に接触させるための二つの励磁手段としての励磁コイル22,23を、 図3および図4に示すように、ガラス管容器2に巻き付けるように巻回した状態 で設けたところに特徴を有している。
【0017】 そして、このような構成による抵抗切換器10によれば、二つの励磁コイル2 2,23を選択的に励磁することにより、二つの磁性リード3,4によるいずれ かの接点対または両方の接点対(5,20;6,21)を選択的に接触させて導 通させることができ、これにより四種類の抵抗値を得ることが可能でなる。
【0018】 すなわち、このような構成において、図3および図4を用いて本考案に係る抵 抗切換器10の動作を説明する。 まず、二つのコイル22,23に電圧を加えない場合には、両リード3,4間 の抵抗は無限大となる。 次に、図示されるように、コイル22のみに電圧を加えた場合は、リード3の 基端部の接点21とリード4の片端の接点6が接触し、両リード3,4間の抵抗 値はリード4の抵抗値となる。そして、電源を除くとリード4は自己の剛性で元 に戻る。 同様にコイル23にのみ電圧を加えた場合は、両リード3,4間の抵抗値は、 リード3の抵抗値となる。 両方のコイル22,23に同時に電圧を加えた場合は、両リード3,4の有す る各抵抗値を並列接続した抵抗値となる。 このように二つのコイル22,23への電圧の加え方により四種類の抵抗値を 任意に切換えて選択し得るものである。
【0019】 そして、このような構成によれば、二つの磁性リード3,4に電気抵抗を持た せることにより、一つの部品として抵抗切換器10を構成できるとともに、従来 のようなリード線は皆無なので、高周波特性を著しく改善できるという効果を奏 する。
【0020】 なお、本考案は上述した実施例構造には限定されず、リードスイッチ1、抵抗 切換器10における各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得ることは言うまで もない。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係るリードスイッチによれば、両端を溶融封止し たガラス管容器と、このガラス管容器の異なる溶融封止端を貫通しそれぞれの片 端が互いに反対側の溶融封止端近傍で相手側の基端部側に対向するように配置さ れた二つの磁性リードと、これら各磁性リードの片端にそれぞれ設けた二つの接 点と、これらの接点に対向して前記相手側の磁性リードの基端部側に設けた二つ の接点と、前記磁性リードにおける二対の接点を選択的に接触させるための励磁 手段とによって構成したので、二つの磁性リードの対向する部分を最大に取り、 二対の接触点を持たせることができるので、動作上での信頼性を高めることが可 能となるとともに、接触抵抗を小さくすることができるという実用上優れた効果 がある。
【0022】 また、本考案に係る抵抗切換器によれば、上述したリードスイッチ構造におい て、二つの磁性リードとして同一または異なる電気抵抗値を有するものを用いる とともに、前記ガラス管容器の両端側に各磁性リードにおけるそれぞれの接点対 を選択的に接触させるための二つの励磁手段を設けるようにしたので、二つの磁 性リードに電気抵抗を持たせ、かつ二つの励磁手段を利用することにより、四種 類の抵抗値を得る抵抗切換器を一つの部品として構成できるとともに、従来のよ うなリード線が皆無なので、高周波特性を著しく改善できるという優れた効果を 奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るリードスイッチの一実施例を示す
要部断面図である。
【図2】図1に示したリードスイッチの動作を説明する
ための概略図である。
【図3】本考案に係る抵抗切換器の一実施例を示す要部
断面図である。
【図4】図3に示した抵抗切換器の動作を説明するため
の概略図である。
【図5】リードスイッチの従来例を説明するための要部
断面図である。
【図6】図5に示したリードスイッチの動作を説明する
ための概略図である。
【図7】抵抗切換器の従来例を説明するための等価回路
図である。
【図8】図7を実際に構成する場合の実体配線状態を示
す概略図である。
【符号の説明】
1 リードスイッチ 2 ガラス管容器 3 リード 4 リード 5 接点 6 接点 7 励磁コイル 8 電池 10 抵抗切換器 20 接点 21 接点 22 励磁コイル 23 励磁コイル

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端を溶融封止したガラス管容器と、こ
    のガラス管容器の異なる溶融封止端を貫通しそれぞれの
    片端が互いに反対側の溶融封止端近傍で相手側の基端部
    側に対向するように配置された二つの磁性リードと、こ
    れら各磁性リードの片端にそれぞれ設けた二つの接点
    と、これらの接点に対向して前記相手側の磁性リードの
    基端部側に設けた二つの接点と、前記磁性リードにおけ
    る二対の接点を選択的に接触させるための励磁手段とを
    備えてなることを特徴とするリードスイッチ。
  2. 【請求項2】 両端を溶融封止したガラス管容器と、こ
    のガラス管容器の異なる溶融封止端を貫通しそれぞれの
    片端が互いに反対側の溶融封止端近傍で相手側の基端部
    側に対向するように配置されるとともに同一または異な
    る電気抵抗値を有する二つの磁性リードと、これらの各
    磁性リードの片端にそれぞれ設けた二つの接点と、これ
    らの接点に対向して前記相手側の磁性リードの基端部側
    に設けた二つの接点と、前記ガラス管容器の両端側に配
    設され前記各磁性リードにおけるそれぞれの接点対を選
    択的に接触させる二つの励磁手段とを備えてなることを
    特徴とする抵抗切換器。
JP7561391U 1991-08-28 1991-08-28 リードスイツチおよび抵抗切換器 Pending JPH0520216U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117133592A (zh) * 2023-10-27 2023-11-28 嘉准传感科技(湖南)有限公司 一种磁感接近开关

Cited By (2)

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CN117133592A (zh) * 2023-10-27 2023-11-28 嘉准传感科技(湖南)有限公司 一种磁感接近开关
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