JPH0520166U - 車載用スピードメータ - Google Patents

車載用スピードメータ

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JPH0520166U
JPH0520166U JP6812991U JP6812991U JPH0520166U JP H0520166 U JPH0520166 U JP H0520166U JP 6812991 U JP6812991 U JP 6812991U JP 6812991 U JP6812991 U JP 6812991U JP H0520166 U JPH0520166 U JP H0520166U
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JP
Japan
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screw
vehicle
set screw
pointer
dial
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Withdrawn
Application number
JP6812991U
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English (en)
Inventor
幸雄 松原
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Publication date
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  • Measurement Of Distances Traversed On The Ground (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】車載用スピードメータにおいて、積算計の累積
表示される過去の走行距離数をごまかす改ざんを防ぐこ
とを目的としている。 【構成】止めネジ29の先端部のネジ山を塑性変形させ
ているので、止めネジ29をドライバーにより回転さ
せ、文字板10を取り外そうとしても、ネジ山の塑性変
形させた部分29aがネジ孔41aに噛みつき、ネジ山
がネジ孔41aにならわず止めネジ29を緩めて外すこ
とができない。よって、文字板10を取り外すことがで
きなくなる。また、止めネジ29を強引に回転して外し
た場合、組付け、復元後に容易に外観異状がわかるか、
または復元することができなくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、積算計からなる走行距離計を一体に備える車載用スピードメータに 関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車載用スピードメータは規格により走行距離計を一体に備えることに なっており、従来、図3乃至図6に示すものが知られている。同図において、車 載用スピードメータ1は、各々が回転自在に設けた複数個の数字車23を有し、 過去の全走行距離を累積表示するオドメータ2と、リセットレバー31により任 意に走行距離表示を帰零操作できるトリップメータ3とを備えている。
【0003】 図示の例では、車載用スピードメータ1は、動力伝達手段を介してトランスミ ッションより回転力を受け取り、車速に応じた回転数で回転されるマグネット5 と、このマグネット5から電磁誘導により回転力を受け取る誘導板6と、誘導板 6にその回転力に抗する方向に抗力を与えるひげゼンマイ7とを有する電磁誘導 型のムーブメントにより構成されている。
【0004】 上記誘導板6に設けられた指針軸8には、指針9が圧入され固着されており、 マグネット5を所定の車速に応じた回転速度で回転させ、電磁誘導作用により誘 導板6が受ける回転力とひげゼンマイ7との抗力がバランスする位置まで誘導板 6を所定角度回転させる。
【0005】 また、マグネット5及び誘導板6を回転自在に支持しているフレーム4には、 その上板のネジ孔に止めネジを螺合することにより、フレーム4の上面と指針9 との間に位置するように、指針9と協動してスピードを表示する文字板10が取 り付けられている。
【0006】 文字板10の取り付けは、より詳細には、図5に示すように、文字板10に指 針軸孔10cを挟んで対向して形成された取り付け孔10dと、文字板10とフ レーム4の上板4aとの間に挟まれるスペーサ28に形成された挿入孔28aと に挿入した止めネジ29の先端を、フレーム4の上板4aに形成されたネジ孔4 1aに螺合することによって行われる。
【0007】 オドメータ2及びトリップメータ3は、指針軸8を挟んで上下2段に並設して フレーム4に取り付けられており、文字板10の窓孔10a,10bを通じてそ の距離表示を視認することができるようになっている。
【0008】 なお、最下位桁の数字車23を駆動する図示しない駆動ギヤは、スピードメー タ1を駆動するため動力伝達手段を介してトランスミッションより受け取る回転 力を分岐した回転力によって回転される。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の車載用スピードメータでは、指針9を指針軸8から引き抜 くと共に、ドライバーにより文字板止めネジ29を回転して外すことにより文字 板10を取り外すことができるので、図6に示すように、オドメータ2の数字車 23の表面を指先で触れることができるようになる。
【0010】 従って、指先により過大な外力を数字車23の一部に作用させて強制回動させ ることができるようになる。このことによって、数字車23の表面を損傷させる ことなく数字車23を任意に回動させて任意の表示値を表示させることができる ようになる。この他、上記取り外し時と逆手順で組付け、復元すると外観異状が ないように累積表示されるオドメータ2の過去の走行距離数を改ざんできてしま う。このような改ざんが行われると、実際には非常に長い距離を走行した車であ っても、僅かしか走行していないようにごまかすことができ、中古車購入者は長 距離を走行していてエンジン等の部品損耗の激しい車を高価で購入してしまうこ とがあるという問題があった。
【0011】 よって本考案は、上述した従来の問題点に鑑み、積算計の累積表示される過去 の走行距離数をごまかす改ざんを防ぐことのできる車載用スピードメータを提供 することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本考案により成された車載用スピードメータは、車速 に応じて指針軸を回転駆動するムーブメントと、前記指針軸に固定された指針と 、前記ムーブメントと前記指針との間において、ネジ孔に止めネジを螺合するこ とによって取り付けられ、前記指針と協動して車速を表示する文字板と、前記ム ーブメントの一側に設けられ、回転自在に配列した複数個の数字車を有し、車両 走行に応じて入力される回転力により回転される下位桁の数字車の回転を上位桁 の数字車へと順次伝達して走行距離数を表示する積算計からなる走行距離計とを 備えた車載用スピードメータにおいて、前記ネジ孔から突出する前記止めネジの 先端部のネジ山を塑性変形させたことを特徴としている。
【0013】
【作用】
上記構成により、止めネジの先端部のネジ山を塑性変形させているので、止め ネジをドライバーにより回転させ、文字板を取り外そうとしても、ネジ山の塑性 変形させた部分がネジ孔に噛みつき、ネジ山がネジ孔にならわず止めネジを緩め て外すことができない。よって、文字板を取り外すことができなくなる。また、 止めネジを強引に回転して外した場合、組付け、復元後に容易に外観異状がわか るか、または復元することができなくなる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1を用いて説明する。この図において、図3乃至図 6について上述した従来のものと同一部分には同一の符号を付してその詳細な説 明を省略する。
【0015】 図において、止めネジ29による文字板10のフレーム4への取り付け後、止 めネジ29のネジ孔41aから突出した部分の先端のネジ山をペンチ,万力等の 工具を用いて圧縮して、塑性変形部29aとする。
【0016】 以上の構成により、ドライバーにより止めネジ29を回転させることにより文 字板10を取り外そうとしても、塑性変形部29aがネジ孔41aに噛みつき、 ネジ山がネジ孔41aにならわず、止めネジ29を緩めて文字板10を取り外す ことができなくなるので、指先で数字車23の表面に触れることができず、オド メータ2の累積表示される過去の走行距離数をごまかす改ざんを防ぐことができ る。
【0017】 また、ドライバーにより止めネジ29を強制回転し、文字板10を取り外し、 数字車23を強制回動させてオドメータ2の過去の走行距離数を改ざんしようと しても、文字板10の表面と同色の黒色塗装が施されているネジ頭29bの黒色 塗装が剥がれたり、ネジ頭29bがとんでしまったりするので、組付け、復元し た後、容易に外観異状がわかるか、又は復元することができなくなってしまう。 よって、オドメータ2の累積表示される過去の走行距離数をごまかす改ざんを防 ぐことができる。
【0018】 更に、構成部品を何ら変更することなく、ペンチ,万力等の簡単な工具により 変形工程を止めネジ29に施すのみですむので、実施が容易であり、ほとんどコ ストアップになることがない。なお、止めネジ29の径はデザインの観点から小 さい程望ましく、例えば、径が2〜2.3mmの小ネジが用いられており、この 範囲の径の止めネジ29を塑性変形させることは周知の工具,工法により容易に できる。
【0019】 更にまた、本実施例では、ペンチ,万力等の工具で圧縮することにより止めネ ジ29に塑性変形部29aを形成しているが、図2に示すように、止めネジ29 のネジ孔41aから突出した部分のネジ山をペンチ等の工具で曲げ変形させて塑 性変形部29aを形成しても同様な効果が得られる。
【0020】
【考案の効果】
以上述べたように本考案に係る車載用スピードメータでは、止めネジの先端部 のネジ山を塑性変形させているので、止めネジをドライバーにより回転させ、文 字板を取り外そうとしても、ネジ山の塑性変形させた部分がネジ孔に噛みつき、 ネジ山がネジ孔にならわず止めネジを緩めて外すことができない。よって、文字 板を取り外すことができなくなる。また、止めネジを強引に回転して外した場合 でも、組付け、復元後に容易に外観異状がわかるか、または復元することができ なくなるので、積算計の累積表示される過去の走行距離数をごまかす改ざんを防 ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による車載用スピードメータの一実施例
の要部を示す断面図である。
【図2】本考案による車載用スピードメータの他の実施
例の要部を示す断面図である。
【図3】従来の車載用スピードメータの全体を示す側面
図である。
【図4】車載用スピードメータの正面図である。
【図5】従来の車載用スピードメータの要部を示す断面
図である。
【図6】車載用スピードメータの積算計の外観を示す図
である。
【符号の説明】
1 車載用スピードメータ 2 オドメータ 23 数字車 8 指針軸 9 指針 10 文字板 29 止めネジ 29a 塑性変形部 41a ネジ孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車速に応じて指針軸を回転駆動するムー
    ブメントと、前記指針軸に固定された指針と、前記ムー
    ブメントと前記指針との間において、ネジ孔に止めネジ
    を螺合することによって取り付けられ、前記指針と協動
    して車速を表示する文字板と、前記ムーブメントの一側
    に設けられ、回転自在に配列した複数個の数字車を有
    し、車両走行に応じて入力される回転力により回転され
    る下位桁の数字車の回転を上位桁の数字車へと順次伝達
    して走行距離数を表示する積算計からなる走行距離計と
    を備えた車載用スピードメータにおいて、 前記ネジ孔から突出する前記止めネジの先端部のネジ山
    を塑性変形させたことを特徴とする車載用スピードメー
    タ。
JP6812991U 1991-08-27 1991-08-27 車載用スピードメータ Withdrawn JPH0520166U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6812991U JPH0520166U (ja) 1991-08-27 1991-08-27 車載用スピードメータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6812991U JPH0520166U (ja) 1991-08-27 1991-08-27 車載用スピードメータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0520166U true JPH0520166U (ja) 1993-03-12

Family

ID=13364833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6812991U Withdrawn JPH0520166U (ja) 1991-08-27 1991-08-27 車載用スピードメータ

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Effective date: 19951102