JPH05200040A - 外科用レトラクタ - Google Patents

外科用レトラクタ

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JPH05200040A
JPH05200040A JP4209270A JP20927092A JPH05200040A JP H05200040 A JPH05200040 A JP H05200040A JP 4209270 A JP4209270 A JP 4209270A JP 20927092 A JP20927092 A JP 20927092A JP H05200040 A JPH05200040 A JP H05200040A
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retractor
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    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/02Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for holding wounds open; Tractors
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ハウジングの遠位端に接続された折りたたみ可
能なレトラクタ組立体とを含んでいる外科用レトラクタ
を提供する。 【構成】ハンドル組立体は、ハウジング110を介して
折りたたみ可能なレトラクタ組立体62を操作するため
の作動機構と協働する固定ハンドルを含む。ハウジング
110は、外部管内に軸線方向に配置された内部管を有
している管状の構造を含む。外部管は、外部管を通過す
る内部管を有し、かつ作動構造に連結された固定ハンド
ルに固定される。レトラクタ組立体62は、ハウジング
110の遠位端に取付けられ、そして複数の折りたたみ
可能な綴じ込み式レトラクタブレードに相互連結された
相互ヨーク組立体を含む。ヨーク組立体の一方の要素は
代表的には固定的に維持され、他方の要素は綴じ込み式
レトラクタブレードを扇子形状に展開するため軸線方向
に往復動可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的に外科器械に関
し、そしてさらに詳細には、体腔内の検査または外科処
置を行なう場合に内視鏡または腹腔鏡装置に使用するた
めの展開可能なブレードを有している外科用レトラクタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】殆んどの内視鏡または腹腔鏡処置は、近
位端および遠位端を備えた比較的細い径を有している細
長いカニューレ構造を備えているを特徴としている。遠
位端を周りの組織を通して、外科処置または検査を行う
べき体腔内に入れ、かくして外科器械の挿入のための導
管を設ける。所定の処置中に同時に種々の器械の操作を
可能にするため、複数のカニューレ構造を使用してもよ
い。
【0003】従来の外科処置では、アクセスおよび観察
を容易にするため与えられた部位の組織および器官を保
持する機能は、代表的にレトラクタによって達成されて
いる。この器械は通常、ハンドルに取付けた広いパドル
構造または多くのフィンガの形状である。しかし乍ら、
この構造は、レトラクタが、カニューレ構造を通り、手
術体腔内に挿入可能であるには大きすぎるので、内視鏡
処置に使用できない。
【0004】折りたたみ内腔エキスパンダーまたはレト
ラクタは、体腔に入れるとき相互に拡がるように作動可
能であるラジアルフィンガの形をとってきた。たとえ
ば、米国特許第4,654,028号(スマ)、第4,
459,978号(ユツァニス)参照。この型式の拡張
器もまた公知である。たとえば、米国特許第1,32
8,624号(グラハム)および第972,983号
(アーサー)。各々の場合、一旦開創または拡張機能が
終ると、フィンガは圧縮され引き出される。他の折たた
み可能なレトラクタ構造は、弾性材料でできたウェブに
よって接合された折たたみ可能な1対のフィンガを含
み、これはカニューレ構造を挿入のとき、開創構造を形
成するように拡張できる。たとえば、米国特許第4,1
90,042号(ジンライヒ)参照されたい。
【0005】大きく改良されたレトラクタ構造が開発さ
れ、そして1990年12月7日に出願の、共同譲渡さ
れた同時係属中の特許出願第071634,482号に
記載されている。その構造は、管状ハウジング内に取付
けた複数の綴じ込み式レトラクタブレードを有してい
る。これ等のブレードは、カニューレを通り挿入および
展開の容易さを促進するように綴じ込み式位置と開いた
位置との間で可動である。展開可能な綴じ込み式レトラ
クタブレードを有している他の外科装置は、ソビエトの
文献に記載されている。たとえば、反対の端でマニピュ
レータにより一端で作動する複数のブレードを備えた細
長いハウジングを有している器械について記載している
SU第736−949号と、ある隔りで操作できない、
したがって内視鏡または腹腔鏡処置に不適切である複数
の綴じ込み式ブレードを有している器械について記して
いるSU第1360708−A(メデイ)とを参照され
たい。
【0006】
【発明のが解決しようとする課題】本発明の目的は、従
来技術のレトラクタに関連した欠点および欠陥を克服す
る外科用レトラクタを提供することである。
【0007】本発明のもう1つの目的は、内視鏡および
腹腔鏡処置に使用するようになっている外科用レトラク
タを提供することである。
【0008】本発明のさらに別の目的は、開創機能を与
えるため体腔内で容易に展開可能である外科用レトラク
タを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、内視鏡および
腹腔鏡外科処置および検査に有利な所定の用途を有して
いる新規な外科用レトラクタを提供する。この外科用レ
トラクタは、ハンドル組立体と、ハウジング手段と、ハ
ウジング手段の遠位端に連結された折りたたみ可能なレ
トラクタ組立体とを含む。
【0010】ハンドル組立体は、作動構造とハンドルと
の間の相対的運動に応答して、ハウジング手段を介して
折りたたみ可能なレトラクタ組立体を操作するための作
動構造と協働するハンドルを含む。このハンドル組立体
は、パーム(palm)グリップ、ピストルグリップ、軸グ
リップ、リンググリップ等の種々の形状に形造られるこ
とができる。
【0011】最も基本的実施例におけるハウジング手段
は、外部管内に軸線方向に配置された内部管を有してい
る細長い管状構造を具備している。外部管は典型的に内
部管が外科管を通し、そして作動構造に連結されている
固定ハンドルに固定される。この構成の逆、すなわち内
部管が固定ハンドルに固定され、外部管が作動構造に連
結されている構成も同様に有効である。管状ハウジング
の独立回転が望まれる場合には、外部管または内部管
は、固定ハンドルに回転可能に取付けられてもよい。
【0012】ハウジング手段の遠位端にはレトラクタ組
立体が取付けられており、レトラクタ組立体は複数の折
りたたみ可能な綴じ込み式レトラクタブレードに相互連
結された相互ヨーク組立体を含む。ヨーク組立体の1方
の要素は、通常固定状態に維持され、他方の要素は、綴
じ込み式レトラクタブレードを扇子形状に展開するため
軸線方向に往復可能である。
【0013】別の実施例では、内部管および外部管を囲
んで囲み管が設けられている。綴じ込み式レトラクタブ
レードを展開するため、ブレードは最初に囲い管の遠位
端の外に移動される。
【0014】本発明の好ましい実施例では、レトラクタ
組立体は、複数のレトラクタブレードを含み、各々が細
長い平らなボデイ部分と、ボデイ平面に対して0度と9
0度との間の角度にボデイ部分の平面から角度を付けて
下方に下っている遠位のヘッド部分とを含む。好ましく
は、遠位のヘッド部分は、約45度の角度でボデイ部分
から下方に下っている。
【0015】レトラクタ組立体は、中央レトラクタブレ
ードと、上部レトラクタブレードと、下部レトラクタブ
レードとを含み、各々のブレードはピンによって互に枢
着連結されている。カム作用手段が、上部および下部レ
トラクタブレードに作動的に連結されており、そして管
状部分の遠位端に隣接する器械の管状部分に固定し取付
けられる対応する上部および下部カムビームを含む。上
部カムビームは、その中に構成された上部カム作用スロ
ットを含み、一方下部カムビームは、その中に構成され
た対応する下部カム作用スロットを有している。レトラ
クタ組立体の扇子状の展開を容易にするため、これ等の
スロットは互に対称に配置されている。カム作用ピン
は、カム作用スロットに対する運動のため上部および下
部カムブレードに関連づけられている。ロッド部材が、
中央レトラクタブレードをハンドル組立体に作動的に連
結するために設けられている。
【0016】本発明の好ましい実施例では、ハンドル組
立体は、ハンドル組立体に対して取付けられた回転可能
な駆動スクリューと、駆動スクリューにねじて関連づけ
られている軸線方向に可動なスリーブ部材とを具備する
操作手段を含む。駆動スクリューの回転が、スリーブ部
材の対応する軸線方向の運動を生ずる。好ましくは、ス
リーブ部材は、スリーブ部材の運動がレトラクタ組立体
の操作を行なうように、ロッド部材によって中央レトラ
クタブレードに連結される。あるいはまた、操作手段
は、スリーブのノブ部材の回転に応答してハンドル組立
体に対する軸線方向の並進運動のために取付けられた駆
動スクリューを具備してもよい。
【0017】
【実施例】同様な参照番号が類似のまたは同一の要素を
示している図面を詳細に参照すると、図1ないし図3
は、全体的に60で示された外科用レトラクタの好まし
い実施例を例示している。レトラクタ60は、レトラク
タ組立体62と、細長い管状ハウジング手段64と、ハ
ンドル手段66とに分解することができる。図1ないし
図3の実施例は、内視鏡または腹腔鏡処置に適応し、特
にそれに有用である、この場合外科用レトラクタ60の
少くとも内視鏡部分が、カニューレ(図示せず)を通り
手術患部に挿入される。
【0018】レトラクタ組立体62は、一般的に、綴じ
込み式扇子形状(図2)を形成するため、積み重ねた関
係に配置されており、かつ近位端の周りに枢軸で展開可
能である複数の綴じ込み式細長いブレード68を具備す
る。この扇子形状は、ブレード68の数またはサイズ、
あるいはそれぞれの展開角度を変えることによって、異
なる形状および用途に容易に適合できる。閉じて重ねた
位置では、ブレード68は互に軸線方向に整合してたた
まれる(図3および図4)。図1ないし図3の実施例で
は、レトラクタ組立体62は、以下に詳細に論述されて
いるように、展開前に(図3)、囲い管70内に入れら
れている。
【0019】図5ないし図11を参照すると、ブレード
(全体的に68と呼ぶ)の各々は、その近位端に固定ピ
ボット穴72を備えている。カム作用スロット74がピ
ボット穴72の遠位の方におかれており、そしてレトラ
クタ組立体62の正しい展開を行なうための所定の角度
に形成されている。図1ないし図5の実施例では、たと
えば、中央ブレード76は、ブレードを固定軸線方向に
維持するため軸線方向に整合したカム作用スロットを備
えている。中央ブレード76に隣接して位置づけされた
ブレードは、すなわちブレード78、80は、中央ブレ
ード76の長手方向平面に対して所定の角度まで反対方
向に外方にカム作動する。同様に、最外方のブレード、
すなわち82、84はカム作用スロットを有し、これが
ブレード82、84をブレード78および80よりも大
きい所定の角度まで反対方向に移動せしめて、それぞれ
中央ブレード76から外方に展開した扇子形状を形成す
るようになっている。
【0020】ブレード68は、ピボットヨーク88(図
6ないし8)と、スライドヨーク90(図9ないし1
1)とを含んでいるユニークな相互ヨーク組立体86
(図5ないし11)によって互いに連結されている。図
5ないし図8を参照すると、ピボットヨーク88は、そ
の遠位端にトランスバース孔94を含んでいる1対の平
行な軸線方向に延びているアーム92を含む。ピン96
がトランスバース孔94と、ブレード68の遠位端に形
成された固定ピボット穴72の各々とを通り延びてい
る。したがって、ブレード68は、ピボットヨーク88
のピン96の周りに自由に枢軸旋回できる。
【0021】スライドヨーク90は、1対の軸線方向に
延びている平行なアーム98を含み、その各々がその遠
位端に形成されたトランスバース孔100を有してい
る。各々の平行なアーム98はさらに、ピボットヨーク
88の平行アーム92を中に収容するように形造られた
長手方向のチャンネル102を備えている。ピン104
は、トランスバース孔100と、ブレード68のカム作
用スロット74とを通って延びている。ピボットヨーク
88およびスライドヨーク90が、チャンネル102内
を互に移動すると、カム作用スロット74内のピン10
4の運動がブレード68の展開及び閉鎖を行なう。
【0022】図1ないし図3および図5を参照すると、
細長い管状ハウジング手段64は、ガイド管108内に
配置された中央ロッド106を含む。本実施例では、囲
い管70は、組合せた中央ロッド106およびガイド管
108を少くとも部分的に囲むのに役立っている。スラ
イドヨーク90は、中央ロッド106の遠位端を固定収
容するための軸線方向の孔110を備えている。ピボッ
トヨーク88は、中央ロッド106によりピボットヨー
ク88に対してスライドヨーク90を相互に移動可能に
するため、孔110に整合した軸線方向の孔112を有
している。ピボットヨーク88は、ガイド管108(図
5)の遠位端に固定され、そしてブレード68を所定の
位置に枢軸保持するのに役立っている。
【0023】図5および図12ないし図15を参照する
と、ハンドル手段66は、近位端114から遠位端11
6に延びている中央孔112を有している軸線方向に整
合した、実質的にシリンダー状のハウジング110を具
備する。近位端において、旋回カム作用面118は、一
体のストッピングタブ120を備えている。図12ない
し図14参照。所望により、中間の溝112は、レトラ
クタ組立体62の展開のときの逐次ストップを設けるよ
うに螺旋状カム作用面118に形成されてもよい。図1
4参照。
【0024】展開ノブ124(図15)は、環状チャネ
ル126内に少くとも部分的に入っている螺旋状カム作
用面118を有しているシリンダー状ハウジング110
の遠位端116内にぴったりはめ込まれている。中央の
突起128は、中央ロッド106の近位端132を収容
し固定するための空洞130を含む。キャッピング要素
134が端部132に取付けられ、そして展開ノブ12
4を回転可能にし乍ら、空洞130内に確実に保持され
るようになっている。横のカム作用ピン125が展開ノ
ブ124に取付けられていて、環状チャネル126内に
延びているピン125の1部分が螺旋カム作用面118
に係合するようになっている。
【0025】クラスプノブ136が外部ブッシング13
8に固定されており、そして囲い管70を伸縮するのに
役立っている。クラスプノブ136も外部ブッシング1
38も固い管70に固定されており、そして相互に一緒
に移動してレトラクタ組立体62をカバーし、かつ露出
する。クラスプノブ136は、横に可撓性な係止部材1
40を備えており、それにフック状係止タブ142が取
付けられている。この係止タブ142は、ハウジング1
10のフランジ144によって横にカム作用し、当接
し、そしてフランジ144の内面146に係合するよう
になっている。図2、図3および図5参照。
【0026】外部ブッシング138は、入れ子式に内部
ブッシング148に係合し、かつ内部ブッシング148
に沿って軸線方向に可動である。内部ブッシング148
および外部ブッシング138の双方を収容するためのハ
ウジング110内にシリンダー状の空洞150が形成さ
れている。内部ブッシング148は、近位端にフランジ
152を備えており、そのフランジ152が、ハウジン
グ110の近位端の空洞154内を軸線方向に移動す
る。伸縮ばね156がフランジ152と展開ノブ124
の中央突起128との間の空洞154内に配置されてい
る。この伸縮ばね156は、内部ブッシング148のフ
ランジ152に軸線方向に遠位の力を加えるのに役立
ち、その力がフランジを介して展開ノブ124の中央突
起128に伝えられる。この軸線方向の遠位の力が、螺
旋カム118に対するカム作用ピン125への圧力を維
持する。セットスクリュー158がハウジング110に
設けられていて、空洞154内のフランジ152の移動
を制限する。
【0027】本発明のこの実施例のレトラクタ組立体6
2を綴じ込み式位置(図3)から展開するため、フック
状係止タブ142が丁度フランジ144に当接するま
で、クラスプノブ136が近位に移動される。この位置
で、外部ブッシング138の近位端が内部ブッシング1
48のフランジ152に当接し、そして横に可撓性の係
止部材140のフック状係止タブ142がフランジ14
4の内面146に係合し、したがって引っ込んだ位置に
囲み管70をロックする。図2参照。
【0028】その後、展開ノブ124が回転され、横の
カム作用ピン125を、シリンダー状ハウジング110
の近位端114に形成された螺旋カム作用面118に沿
って駆動する。この作用が、展開ノブ124をシリンダ
ー状ハウジング110に対して近位に動かし、そして中
央ロッド106をガイド管106に対して近位方向に引
く。中央ロッド106が近位方向に移動するにしたがっ
て、ピボットヨーク86がスライドヨーク90のチャン
ネル102内に引っ込み、ピン96をレトラクタブレー
ド68のカム作用スロット74内にカム作用せしめ、こ
のブレード68は同時にスライドヨーク90のピン10
4の周りに所定の形状に枢軸旋回する。
【0029】レトラクタ組立体62の閉鎖は、ブレード
68を重なり合った綴じ込み式位置にするため、単に展
開ノブ124を反対方向に回転することによって達成さ
れる。横に可撓性の係止部材140が押されて、フック
状係止タブ142をフランジ144の内面146から外
す。その後、囲い管70が閉じたレトラクタ組立体62
の少くとも1部分をカバーするまで、横に可撓性の係止
タブ142が遠位の方に移動される。図3参照。
【0030】図16ないし図18を参照すると、図1な
いし図16の外科用レトラクタの実施例の1つの変形が
示されている。全体的に160で示された外科用レトラ
クタは、レトラクタ組立体62、細長い管状ハウジング
手段64およびハンドル手段66を含んでいる上述と同
じ基本的サブグループを含む。
【0031】レトラクタ組立体62および細長い管状ハ
ウジング手段64は、構造および作動において、前述の
外科用レトラクタ60と実質的に類似している。しかし
乍ら、ハンドル手段66は、いくつかの構造面で異なっ
ている。近位端164および遠位端166を有し、そこ
を通る中央の孔168を備えているシリンダー状ハウジ
ング162が設けられている。孔168は、ハウジング
162の遠位端166の近くで大きさを制限されてお
り、そして近位端164において実質的に開放してい
る。図18参照。1対の環状フランジ170、172
が、ハウジング162の遠位端166に軸線方向に逐次
に配置されており、各々のそのようなフランジが、それ
ぞれの内面174、176を構成している。それぞれ内
部および外部ブッシング、148および138が構成さ
れており、そして図1ないし図15に関して前述したの
と実質的に同じ作動をする。しかし乍ら、中央ロッド1
06は、ディスク178に固定されており、このディス
ク178が、セットスクリュー180、182によって
ハウジング162の近位端164の開口180に固定さ
れている。圧縮ばね156が内部ブッシング148のフ
ランジ152とディスク178との間に配置されてお
り、そして圧縮されたとき、遠位の方に軸線方向の力を
与えて、クラスプノブ136および取付けた囲い管70
を遠位の方に移動する。フランジ152は、フランジ1
52の外縁から軸線方向スロット186内に横に延びて
いるピン184によって軸線方向の運動を制限されてい
る。
【0032】この外科用レトラクタ160のレトラクタ
組立体62を閉じた位置から展開するため、クラスプノ
ブ136は、レトラクタ組立体62を露出する近位方向
に移動される。横の可撓性係止部材140のフック状係
止タブ142が、最も遠位の環状フランジ170の内面
174に係合して、囲い管70をその最も近位の位置に
有効にロックする。クラスプノブ136の近位方向の運
動を続けて、外部ブッシング138を内部ブッシング1
48に係合せしめ、そして内部ブッシングを中央ロッド
106に関して近位の方に移動する。この運動が、図1
ないし図15の実施例に関して前述したのと実質的に同
じ方法で、レトラクタ組立体62を展開せしめる。その
最近位の位置で、横の可撓性係止部材140のフック状
係止タブ142は、最近位の環状フランジ172の内面
176に係合し、したがってブレード68を展開した扇
子形状にロックする。
【0033】次に図19ないし図22を参照すると、図
1ないし図15の好ましい実施例のハンドル手段のさら
に他の変形が示されている。ハンドル手段188は、近
位端192と遠位端194とを有し、そこを通る中央の
孔196を備えたシリンダー状のハウジング190を含
む。外部ブッシング138および囲い管70に取付けら
れたクラスプノブ136は、前述と実質的に同じ方法で
囲い管の近位および遠位への運動を行なうのに役立って
いる。内部ブッシング148は、ガイド管108に連結
しており、そしてその中に配置された軸線方向の孔19
8を有していて、中央ロッド106の通過を可能にして
いる。可動ブロック200が、制限された軸線方向の相
互運動のため、中央ロッド106の近位端に係合し、そ
れを保持している。横のカム作用ピン202が可動ブロ
ック200を通り延びており、そしてシリンダー状ハウ
ジング190内に形成されたスロット204、206内
を軸線方向に移動する。
【0034】レトラクタ組立体62の展開は、遠位端の
フランジ210と、ドライブ管214によって互に連結
された近位端のバレルカムスロット212とを有してい
る扇子調整カラー208によって達成される。バレルカ
ムスロット212は、スムースな進行(図20)を備え
てもよい、あるいは、ブレード68が展開するとき中間
のストップを与えるため中間溝216(図22)を利用
してもよい。このシステムに予荷重をかけ、かつ囲い管
70の遠位方向の運動を助けるために、内部ブッシング
148と可動ブロック200との間に圧縮ばね218が
配置されている。
【0035】作動において、横の可撓性係止部材140
のフック状係止タブ142は、タブ142が扇子調整カ
ラー208内のフランジ210の後の所定の位置に係合
し、ロックするまで、近位方向に移動される。この位置
では、囲い管70はその最近位位置に置かれていてレト
ラクタ組立体62を露出している。扇子調整カラー20
8はそれからシリンダー状ハウジング190に対して回
転されて、横のカム作用ピン202を、スロット20
4、206のバレルカムスロット212によって軸線方
向に遠位の方に駆動せしめる。この相対的軸線方向の遠
位の方の運動が、ブレード68を扇子形状に展開する。
【0036】レトラクタを閉じるため、扇子調整カラー
208が反対方向に回転されてブレード68を一緒に動
かす。横の可撓性係止部材140が押されて、フック状
係止タブ142をフランジ210から外す。圧縮ばね2
18が囲い管70の遠位の方への運動を助ける。それか
らクラスプノブは、囲い管70がレトラクタ組立体62
の少くとも1部分を囲んでいるその最近位位置にあるま
で、遠位の方に移動される。
【0037】図25ないし図29は、ピストルグリップ
型ハンドル手段222と、短縮したレトラクタ組立体2
24とを利用している、全体的に220で示された外科
用レトラクタを例示している。ハンドル手段222は、
ハウジング226と一体に形成された下方に下っている
フィンガグリップ228を有している固定ハウジング2
26と、近位端で下方に下っているフィンガグリップ2
32を有している枢軸で旋回するアーム230と、遠位
端に形成されラック234とを含む。枢軸旋回アーム2
30は、ピボットピン236によって固定ハウジング2
26に取付けられている。固定ハウジング226の下方
に下っているフィンガグリップ228も、枢軸旋回アー
ム230の下方に下っているフィンガグリップ232
も、その上にそれぞれ相補的な内方に面しているラック
230、240を備えており、その歯242は漸次互に
ロックして、枢軸旋回アーム230を、固定ハウジング
226に対して所定の角度方向に保持する。
【0038】ボルト組立体246の長手方向の相互運動
に適合するように、長手方向の空洞244が固定ハウジ
ング226の上部部分に設けられている。このボルト組
立体は、中央ロッド252を固定保持するための遠位方
向の取付ブロック250に続いて近位方向に取付けられ
たシリンダー状のピニオン248を具備する。ガイド管
取付ブロック254は、遠位方向に取付ブロック250
に取付けられており、かつガイド管取付ブロック254
に固定したボルトハンドル256を含み、そのハンドル
256は固定ハウジング226内に形成されたスロット
258によって軸線方向の運動のとき案内される。ガイ
ド管取付ブロック254は、そこを通る軸線方向の孔2
60を備えていて、以下に説明するように、ラック23
4と、シリンダー状ピニオン248との相互作用によ
り、中央ロッド252を遠位方向に駆動可能にする。
【0039】内視鏡の囲い管262は、固定ハウジング
226に固定されており、そしてレトラクタ組立体22
4が閉じられ、引っ込んでいるとき、レトラクタ組立体
224を囲み、保護するのに役立つ。ガイド管264
は、ガイド管取付ブロック254から延びており、囲い
管262を通り、前述のようにピボットヨーク組立体9
0に取付けられている。中央ロッド252は取付ブロッ
ク250から延びており、軸線方向の孔260およびガ
イド管264を通りスライドヨーク組立体88に取付け
られている。回転ノブ265は、固定ハウジング226
に回転可能に取付けられており、そしてレトラクタ組立
体224の直接回転を可能にするようにガイド管264
に係合している。
【0040】短縮したレトラクタ組立体224は、レト
ラクタ組立体62に関して前述したと類似の方法で作動
し、かつ近位端で中央ロッド252に連結した軸線方向
のブレード266(図29)を含む。鋸歯状の長手方向
の側部縁272、274を有する1対の角度的に展開可
能なブレード268、270が軸線方向のブレード26
6と協働して、レトラクタ機能を助ける。軸線方向のブ
レード266はその平面276に沿ってテクスチャー化
されていて、組織の把持および開創を助けている。ブレ
ード268、270は近位端にピボット穴278と、ピ
ボット穴278の遠位端の方に配置されたカム作用スロ
ット280とを備えている。ピボットヨーク組立体88
に取付けられたピボットピン282は、ピボット穴27
8を通過しており、そしてブレード268および270
のためのピボット点として作用する。カム作用ピン28
4は、軸線方向のブレード266(図29)に横に取付
けられており、そしてカム作用スロット280上に載っ
ていて、軸線方向のブレード266がピボットヨーク組
立体88に対して相互に移動されるとき、ブレード26
8および270を角度的に展開する。軸線方向のスロッ
ト283が、横のカム作用ピン284に対して近位の方
に、軸線方向のブレード266に設けられている。この
スロット283は、軸線方向のブレード266をピボッ
トピン282に対して相互に移動可能にする。圧縮ばね
286が、軸線方向のブレード266の遠位端とピボッ
トヨーク組立体88との間に配置されており、そしてレ
トラクタ組立体224の展開のとき圧縮される。この圧
縮力は、その力が開放されたとき、ブレード268、2
70の閉鎖を助ける。
【0041】外科用レトラクタ220を作動するとき、
ボルトハンドル256はスロット258内を遠位の方に
移動される、したがってボルト組立体246を前方に移
動する。この作用が、短縮したレトラクタ組立体224
を囲い管262の遠位端から外に移動し、そして同時に
ラック234とシリンダー状ピニオン248とを係合す
る。図26参照。フィンガグリップ228、232がピ
ボットピン236を中心にして接近すると、ラック23
4がシリンダー状ピニオン248を近位の方向に駆動せ
しめて、軸線方向のブレード266をピボットヨーク組
立体88に対して近位の方に引く。したがってブレード
268および270はカム作用スロット280のカムピ
ン284の運動によって展開される。相補的なラック2
38および240がインターロックして、ブレードを展
開した姿勢に維持する。
【0042】レトラクタ220を閉じるため、ラック2
38、242の歯242が外され、そして圧縮ばね28
6の助けをかりて、フィンガグリップ228、232
は、ラック234がシリンダー状ピニオン248から外
されるまで、離れる方に動かされる。それからボルト組
立体246が近位の方に引かれて、閉じたブレード組立
体を囲い管262内に引っ込ませる。
【0043】図23、図24および図30ないし図4
0、そして特に図30を参照すると、外科用レトラクタ
288が、本発明の簡単化した実施例によって示されて
いる。この外科用レトラクタ288は、遠位端に形成さ
れたブレード貯蔵空洞294を備えたハウジング部材2
92を有しているレトラクタ組立体290を含む。横の
孔296がハウジング部材292の近位端に形成されて
おり、そしてその中にピボットピン298を保持するの
に役立っている。図23および図24を参照すると、ス
ライドヨーク組立体300は、中央ロッド106の遠位
端に互に連結し、かつ1対の脚302内に形成された整
合した横の孔304と、整合した軸線方向のスロット3
06とを備えた1対の軸線方向の脚302を含む。可動
ピン308が横の孔304内に配置され、そして軸線方
向のスロット306はピボットピン298を囲むのに役
立ち、かつピボットピン298と相対的にスライドヨー
ク組立体300の軸線方向の相互運動を可能にする。
【0044】ブレード組立体310は、レトラクタ組立
体290内に配置されており、そして1対の内部ブレー
ド312と、1対の外部ブレード314とを含む。前記
ブレード312、314の各々は、近位端に形成ささた
ピボット孔316と、ピボット孔316に対し遠位の方
に位置づけされたカムスロット318とを含む。図30
の実施例では、ブレード312、314の外部縁は、レ
トラクタ機能を助けるため鋸歯状部320を備えてい
る。テクスチャー化したコーティング、研磨面等を含む
他の変更も利用でき、それ等は本発明の範囲内にある。
【0045】ブレード312、314は、ピボット孔3
16内に位置づけされたピボットピン298によってブ
レード貯蔵空洞294内に保持される。スライドヨーク
組立体300の可動ピン308は、ハウジング部材29
4と相対的なスライドヨーク組立体300の相互軸線方
向運動が可動ピン308をカムスロット318内で移動
せしめて、ピボットピン298の周りにブレード31
2、314を展開または収縮する。
【0046】細長い管状のハウジング組立体322は、
レトラクタ組立体290に連結されており、かつ中央ロ
ッド106と、ガイド管108とを含む。中央ロッド1
06は、ガイド管108を通り延びており、かつ遠位端
においてスライドヨーク組立体300に連結され、そし
て近位端においてハンドル手段324に連結されてい
る。ガイド管108は、遠位端においてハウジング部材
292に取付けられ、そして近位端においてハンドル手
段324に取付けられている。外科用レトラクタ288
のこの実施例では、ガイドロッド106は、ハンドル手
段324に軸線方向に固定される。中央ロッド106
は、ガイド管108内で軸線方向の往復運動をするよう
になっている。
【0047】ハンドル手段324は、固定ハンドル32
6と、枢軸旋回するハンドル328とを含む。フィンガ
ーループ330、332は、それぞれハンドル326お
よび328の下方端に設けられている。所望により、ラ
ック329、331は、レトラクタ組立体290を所定
の展開度にロックするため、前述のように、ハンドル3
26、328に備えられてもよい。
【0048】枢軸で旋回するハンドル328はピボット
ピン334によって固定ハンドル326に対して枢軸に
より取付けられている。各々が互にディスク338に相
互に係合する連結手段を有している1対のディスク33
8を具備しているピボットブッシング336は、中央ロ
ッド106の近位端にとらえられていて、その軸線方向
の運動を制御する。このピボットブッシング336は、
ロッド106を自由にその中で回転可能にしながら、中
央ロッド106の近位端を保持し、かつロッド106
を、枢軸旋回ハンドル328の全運動範囲に亘ってガイ
ド管108と軸線方向に整合して維持する。
【0049】好ましい実施例では、図30に示したよう
に、レトラクタ組立体290および細長い管状ハウジン
グ組立体322は、固定ハンドル326に取付けた回転
ノブ340により軸線方向に回転可能である。この回転
ノブ340は、ガイド管108に取付けたブッシング3
42に係合する。回転ノブ340は、使用者の親指また
は指による容易な操作を考慮に入れて、好ましくはぎざ
ぎざを付けるか、またはリッジを設ける。同様に、ブッ
シング342は、所定の回転ストップを設けるように固
定ハンドル326内に形成された対応する面と協働する
多角形断面の角度面を備えてもよい、この場合、レトラ
クタ組立体290は、ハンドル手段324に対して、与
えられた角度方向に維持される。
【0050】外科用レトラクタ288のレトラクタ組立
体290を展開するため、枢軸旋回ハンドル328が初
期の位置(図30の仮想線で示された)から、ピボット
ブッシング336が固定ハンドル326の近くに遠位の
方に移動されている最終位置まで動かされる。この運動
が中央ロッド106を遠位の方にガイド管108を介し
て駆動し、それによってブレード312、314内のカ
ムスロット318を介してピン308を移動してスライ
ド組立体300を駆動する。ガイド管108に対する中
央ロッド106の遠位の方への運動の程度によって、ブ
レード312、314は、ピボットピン298の周りに
扇子形状に展開せしめられる。図30参照。レトラクタ
組立体290を閉じるため、ハンドル326および32
8が接近されて、ピボットブッシング336をピボット
ピン334に対して近位の方に移動せしめる。この近位
の方への運動が中央ロッド106を引き、したがってピ
ン308を近位の方向に移動して、ブレード312、3
14をブレード貯蔵空洞294内に重なり合った綴じ込
み式形状に動かす。
【0051】さて次に図31ないし図41を参照する
と、レトラクタ組立体のための種々のハウジング部材形
状が示されている。図31では、ハウジング部材292
は、ブレード貯蔵空洞294を保護するため、遠位端に
取付けられた流線形の取外し可能な先端部分346を含
む。
【0052】図32および図33は、ガイド管108と
一体に形成されたハウジング部材344を示している、
この場合、遠位端は、ブレード貯蔵空洞294に対し遠
位の方に鈍い長方形端部348を形成するように縁曲げ
される。横の孔304が、固定ピボットピン298を収
容するため、ハウジング部材344内に形成されてい
る。開口350はブッシング342のための取付点とし
て役立っており、回転ノブ340によってガイド管10
8の回転を可能にする。同様に、図34および図35
は、鈍いシリンダー形状内に形成された遠位端352を
備えたガイド管108と一体に形成されたハウジング3
44を示している。横の孔304がブレード貯蔵空洞2
94に接近して形成され、そして開口350がガイド管
108をブッシング342に相互に連結している。
【0053】図36および図37は、長方形横断面を備
えた丸い遠位端356を有している閉じた端のハウジン
グ部材354を示している。丸い遠位部分356の近位
で、ハウジング部材354の上下面358、360は実
質的に偏平であり、それから、ガイド管108と直径お
よび断面が一致するように傾斜して高くなっている。横
の孔304が、その中にピボットピン298を収容する
ため、ブレード貯蔵空洞294の近位に、ハウジング部
材354内に形成されている。ブレード364は、前述
のように閉じた位置(図36)と展開した位置(図3
6)との間にピボットピン298の周りに旋回する。
【0054】図38および図39は、流線型の先端部分
346がハウジング部材364と一体に形成されている
ことを除いて、図31のハウジングと外観が多少類似し
ている形状を有している流線型の閉じた端部のハウジン
グ部材364を示している。そ他に、この実施例は、前
述の閉じた端部のハウジング部材354の作動に類似し
ている。
【0055】図40および図41を参照すると、遠位端
368において開放しているブレード貯蔵空洞294を
有している開放端部のハウジング部材366が示されて
いる。上、下面370、372の双方とも、カニューレ
(図示せず)内へのスムースな挿入を容易にするため丸
くなっている。図36および図37の実施例の場合のよ
うに、ハウジング部材366の上、下面370、372
は、遠位端の近くで実質的に偏平であり、そしてガイド
管108の直径および断面に一致するように傾斜して高
くなっている。その他、この実施例は上記のハウジング
部材354および364の作動に類似している。
【0056】さて次に図42を参照すると、本発明の外
科用レトラクタの他の実施例400が例示されている。
外科用レトラクタ400は、反対の近位および遠位端、
404および406を有しているハンドル部分402
と、ハンドル部分402の遠位端406から延びている
細長い内視鏡部分408と、内視鏡部分408の遠位端
412と作動的に関連しているレトラクタ組立体410
とを具備している。使用者がハンドル部分に対して長手
方向の軸線の周りに内視鏡部分408を回転できるよう
に、ローテイターカフ409がハンドル部分402の遠
位端406に隣接する内視鏡部分408上に設けられて
いる。レトラクタ組立体410は、中央ブレード414
と、上部ブレード416と、下部ブレード418とを含
んでいる複数のブレード部材を含む。これ等のレトラク
タブレードは以下に詳述する。
【0057】図43を参照すると、外科用レトラクタ4
00のハンドル部分402は、半部420および422
を有している2部分のハンドルを含む。組立てたとき、
半部420および422が、ハンドル部分402を通り
延びている段のある軸線方向の孔424を構成する。軸
線方向の孔424は、その中に構成された近位のチャン
バ426と、中位のチャンバ428と、遠位のチャンバ
430とを有している。周辺の溝432が遠位のチャン
バ430内に設けられている。ハンドル部分402は、
レトラクタ組立体410を操作する駆動組立体434を
入れる。
【0058】駆動組立体434は、回転可能な駆動スク
リュー436と、軸線方向に可動なスリーブ部材438
とを具備する。駆動スクリュー436はテイル部分44
0と、細長いボデイ部分442と、ねじを切ったヘッド
部分444とを含む。テイル部分440は、1対のねじ
型式のファスナー452および454によってノブ部材
450の収容部分448内に取付けられる。駆動スクリ
ュー436のボデイ部分442は、ハンドル部分422
の軸線方向の孔424の近位チャンバ426内に維持さ
れる。駆動スクリュー436のヘッド部分444はスリ
ーブ部材438にねじ係合される。さらに詳細には、ス
リーブ部材438は、実質的にその長さに沿って延びて
いるねじを切った内部通路456で形成されている。使
用する場合、駆動スクリュー436の回転が、軸線方向
の孔424内のハンドル部分402に対しスリーブ部材
438の対応する並進運動を生ずる。駆動組立体434
のスリーブ部材438はさらに、1対の直径方向に反対
のフランジ458および460を含み、これ等のフラン
ジ458および460は、ハンドル部分402内の軸線
方向の孔424の中位チャンバ428に設けられた対応
する長手方向の進路462および464に係合するよう
に大きさおよび形状を定められている。対向するフラン
ジ458および460は、駆動スクリュー436の作動
回転に応答してスリーブ部材438の回転を妨げる作用
をする。ノッチ462がスリーブ部材438の遠位端に
設けられており、そして細長いロッド466の端に係止
係合するように形造られている。特に、ロッド部材46
6の近位端468は全体的にL形状であり、そしてスリ
ーブ部材438内のノッチ462に係止係合するように
形造られている。ロッド部材466とスリーブ部材43
8との間のこの連結は、スリーブ部材438の軸線方向
の運動を、内視鏡部分408の遠位端412に配置され
ているレトラクタ組立体410に実質的に移すように機
能する。
【0059】外科用レトラクタ400の内視鏡部分40
8は、近位端470を有し、これにフランジリング47
2を維持するための周辺スロット472が形成されてい
る。軸線方向の貫通孔478と、後部フランジ480と
を有しているプラグ部材476が内視鏡部分408の近
位端470に取付可能である。一旦プラグ部材476が
内視鏡408の近位端470に取付けられると、後部フ
ランジ480がフランジリング474を周辺スロット4
72内に維持する働きをする。内視鏡部分408は、フ
ランジリング474が周辺溝432内に維持されるよう
に軸線方向の孔424の遠位チャンバ430内に取付け
られる。さらに、ボデイ空洞から通過する通気ガスの出
るのを妨止するため、O−リングシール475が内視鏡
部分408の近位端470に配置される。同様に、手術
部位から通気ガスの出るのを妨げるため、O−リングシ
ール477が内視鏡408の遠位端412に配置され
る。内視鏡部分408の近位端412は直径の方向に対
向する長手方向に延びているスロット482および48
4を有し、これ等のスロット482および484は、レ
トラクタ組立体410の作動的展開に適合するように設
けられている。留め部材488を収容するため、開口4
86が内視鏡部分408の遠位端412に隣接して形成
されている。留め部材488は、内視鏡部分408の通
路492内に、その遠位端412に隣接してカップリン
グ部材493を固定するため設けられている。カップリ
ング部材490は、レトラクタ組立体410が作動する
ベースを形成する。
【0060】図44を参照すると、カップリング部材4
90は、シリンダー状ボデイ部分492と、長方形のプ
ラットフォーム部分494とを具備する。シリンダー状
のボデイ部分492は、外科用レトラクタ400の内視
鏡部分408の内径よりもわずかに小さい直径を有して
いる。留め部分488(図43)を収容するため、横の
開口496がボデイ部分492を通り延びている。ロッ
ド部材466の遠位端500を収容するため、長手方向
の通路498がボデイ部分492およびプラットフォー
ム部分494を通り延びている。プラットフォーム部分
494は、1対の間隔をへだてた横の取付ポート502
および504を備えており、これ等のポートはそれぞれ
1対のセットピン506および508を収容するためプ
ラットフォーム部分を通り延びている。さらに詳細に
は、セットピン506および508は、上部および下部
カムビーム510および512をカップリング部材49
0のプラットフォーム部分494に取付けている。
【0061】上部カムビーム510は、1対の開口51
4および516を有し、そして下部カムビーム512が
1対の開口518および520を有しており、これ等の
開口は、セットピン506および508を収容するため
のポート502および504に対応している。上部カム
ビーム510は、カム従動子524が移動する径路を構
成するカム作用スロット522を形成されている。カム
作用スロット522は、カムビーム510の長手方向の
軸線に平行に配置されている近位の部分526と、カム
作用スロット522の近位の部分526に対して角度を
付けて配置されている遠位の部分528とを含む。同様
に、下部カムビーム512は、カム従動子532が移動
する径路を構成するカム作用スロット530を形成され
ている。カム作用スロット530は、カムビーム512
の長手方向の軸線に平行に配置されている近位の部分5
34と、カム作用スロット522の近位の部分526に
対して角度を付けて配置されている遠位の部分536と
を含む。カム作用スロット522の遠位の部分536お
よびカム作用スロット530の遠位の部分528は、レ
トラクタ組立体の扇子状展開形状を容易にするように相
互に対称に配置されている。
【0062】簡単に上述したように、レトラクタ組立体
410は、上部および下部レトラクタブレード416お
よび418と、中央レトラクタブレード414とを具備
する。中央ブレード414は、細長いボデイ部分538
と、手術部位における器械の開創能力を増加するための
パドル状構造を構成するためのボデイ部分538から角
度をつけて下方に下っている。全体的にT形状の溝54
2が中央ブレード414のボデイ部分438の近位端に
形成されている。このT形状の溝542は、ロッド部材
466の遠位端500に形成されたスロット付きヘッド
544に係合するように寸法および形状が定めれらてい
る。(図43)。ピボットピン548を収容するため、
開口546がT形状スロット542から前方に設けられ
ている。
【0063】上部レトラクタブレード416は、ボデイ
部分550と、好ましくは0度と90度との間の角度に
ボデイ部分550から角度を付けて下方に下っている遠
位のヘッド部分552とを有している。開口554がボ
デイ部分550の近位端に設けられており、これはピボ
ットピン548を収容するための中央レトラクタブレー
ド414内の開口546に対応している。さらに、第2
の開口が開口554から前方に設けられており、これは
カム従動子524を非対称に取付けるためのブレード部
材416の側部縁558に隣接して配置されている。上
部レトラクタブレード416は、たとえば図44に示し
たように、中央レトラクタブレード414のための追加
の操作スペースを与えるため、その遠位のヘッド部分5
52に隣接するベンド555をオプションとして含むこ
とができる。下部レトラクタブレード418は、ボデイ
部分560と、ボデイ部分560から角度を付けて下方
に下っている遠位のヘッド部分562とを有している。
開口564がボデイ部分560の近位端に設けらてお
り、これはピボットピン548を収容するための中央ブ
レード414内の開口546に対応している。さらに、
第2の開口566が開口564から前方に設けられてい
おり、これはカム従動子532を非対称に取付けるた
め、その側部縁568に隣接して配置されている。レト
ラクタ組立体510はさらに、1対の反対のスタビライ
ザーヘッド570および572を含み、これ等のヘッド
は遠位端412における内視鏡部分408の通路492
に係合するように形造られている。図44を参照する
と、レトラクタ組立体410のレトラクタブレードの各
々は、オプションとして、使用中に組織の外傷を減少す
るためより鈍い先端を与えるため、レトラクタの遠位の
ヘッド部分に位置づけされた成型したプラスチックカバ
ー部材563を含んでもよい。
【0064】さて次に図45ないし図47を参照する
と、作動の場合に、外科用レトラクタ400のレトラク
タ組立体410は、ノブ部材450をハンドル部分40
2に対して指示矢印「A」の方向に回転することにより
閉じた位置から展開できる。ノブ450が回転される
と、それにしたがって駆動スクリュー436が回転され
る。駆動スクリュー436の回転が、図46の指示矢印
「X」の方向にスリーブ部材438の軸線方向の並進運
動を生ずる。その結果、ロッド部材466を遠位の方に
動かし、レトラクタ組立体410の中央レトラクタブレ
ード414を押して、遠位の方向に移動する。中央ブレ
ード414の最初の運動の時点から、図46に示したよ
うに、レトラクタ組立体410が部分的に展開した位置
にある中間時点まで、ブレード414、416および4
18は、その長手方向の軸線を平行に整合して、単一体
として移動する。レトラクタ組立体410のこの初期の
単一的運動は、それぞれカム作用スロット522および
530の近位の平行な部分内のカム従動子ピン524お
よび532の並進によって達成される。
【0065】ノブ部材450の回転が指示矢印「A」の
方向に続けられるにしたがって、スリーブ部材438
は、ハンドル部分402内に構成された遠位のチャンバ
428内を遠位の方向に移動し続ける。したがって、ス
リーブ部材438に連結されているロッド部材466
は、中央レトラクタブレード414を前方に押し、そし
てさらにカム従動子ピン524および532を、それぞ
れカム作用スロット522および530内でほぼ遠位の
方向に連続して移動せしめる。しかし乍ら、カム従動子
ピン524および532がカム作用スロット522およ
び530の近位の部分526および536を出て、そし
てカム作用スロット522および530のそれぞれの遠
位の部分528および536に入ると、レトラクタ組立
体410の上部ブレード416および下部ブレード41
8は、ピン548の周りに対称的に旋回して、中央ブレ
ード414に対して扇子状に外方に展開して始める。上
部および下部レトラクタブレード416および418の
外方への展開は、カム従動子ピン524および532
が、それぞれカム作用スロット522および530内の
最遠位の位置にあるまで続く。
【0066】さて次に図48を参照すると、外科用レト
ラクタ400の駆動組立体434は、協働ラチェット部
材580および582より成っている位置指示器機構を
設けることができる。この機構は、スリーブ部材438
が軸線方向の孔424の中位のチャンバ428内の最遠
位または最近位の位置に達したという検出可能な指示を
使用者に与える。ラチェット部材580は、中央通路5
84と、鋸歯状の遠位の表面領域586とを有するリン
グを構成している。ラチェット部材580をハンドル部
分402の最遠位のチャンバ426内に形成された第1
の周辺チャンバ592内に維持するために、直径方向に
対向するフランジ588および590がラチェット部材
580の周囲から延びている。ラチェット部材582
は、細長いボデイ部分594を有し、これがノブ部材4
50の収容ポート448内に係合可能である。周辺のヘ
ッド部分595がボデイ部分594の遠位端に形成され
ており、これがラチェット部材580上の鋸歯状の歯5
86と協働する鋸歯状の面596を有している。軸線方
向の通路597は、駆動組立体434の駆動スクリュー
436を収容するためラチェット部材582を通り延び
ている。第2の周辺の溝598が、ラチェット部材58
2のヘッド部分595を使用するために周辺の溝592
に隣接するハンドル部分402内に設けられている。
【0067】図49を参照すると、本発明の外科用レト
ラクタの他の実施例が例示されており、そして全体的に
参照番号600によって示されている。外科用レトラク
タ600は、反対の近位端および遠位端、604および
606を有しているハンドル部分602と、ハンドル6
02の遠位端606から延びている細長い内視鏡部分6
08と、内視鏡部分608の遠位端612と、作動的に
関連したレトラクタ組立体610とを具備する。
【0068】レトラクタ600のハンドル部分602
は、その近位端604から遠位端606に長手方向に延
びている段のある軸線方向の孔614を含む。軸線方向
の孔614は、その中に構成された近位のチャンバ61
6と、中位のチャンバ618と、遠位のチャンバ620
とを有している。駆動組立体622は、ハンドル部分6
02と関連しており、そしてレトラクタ組立体610を
作動するための軸線方向の孔614内に取付けられてい
る。駆動組立体622は、ノブ部材624と、駆動スク
リュー626とを含む。ノブ部材624は、近位の把持
部分628と、中間の空洞部分630と、遠位のねじ部
分632とを具備する。ノブ部材624は、そのねじ部
分632が軸線方向の孔614の近位のチャンバ616
内に維持されるように、ハンドル部分602の軸線方向
の孔614内に取付可能である。一旦取付けられると、
ノブ部材624は、ハンドル部分602の長手方向の軸
線に対して回転可能である。駆動スクリュー部材626
は、ねじ付きボデイ部分638と、遠位の係合部分64
0とを含む。横のボルト642が遠位の係合部分640
に形成され、一方長手方向の孔642がまたその中に形
成される。横の孔642は、第1の部分646と、第2
の部分648とを有している2部片の単一クリップを維
持するため設けられており、そして前記の第1の部分お
よび第2の部分は、ロッド部材654の近位端652に
溝付きテイル650を維持し、係合するように形造られ
ている。
【0069】駆動部材626は、ハンドル部分602の
ノブ部材624内に取付けるように寸法および形状が定
められている。特に駆動部材626のねじ付きボデイ部
分638は、ノブ部材624のねじ付き孔部分632に
係合可能である。レトラクタ600の操作中のノブ部材
624の回転が、ハンドル部分602の長手方向の軸線
と相対的に駆動部材626の対応する軸線方向の運動を
生ずる。中位のチャンバ618は、駆動部材626のね
じ付き部分638がノブ部材624の回転に応答してハ
ンドル部分602内を遠位の方向に駆動されるとき、駆
動部材626のねじ付き部分638の軸線方向の並進運
動に適合するように寸法を定められた直径を有してい
る。
【0070】外科用レトラクタ600の内視鏡部分60
8は、プラグ部材650によってハンドル部分602の
遠位端606に取付けられる。さらに詳細には、プラグ
部材650は、シリンダー状ボデイ部分652と、近位
の周辺フランジ部分654とを含む。軸線方向の通路6
56は、ロッド部材654の遠位端658の通路を可能
にするためボデイ部分652を通り延びている。ハンド
ル部分602に内視鏡部分608を取付けるため、プラ
グ部材650のシリンダー状ボデイ部分652は、プラ
グ部材650のフランジ部分654が内視鏡部分608
の遠位端660に当接するように、内視鏡部分608の
遠位端660内に挿入される。したがって、内視鏡部分
608は、ハンドル部分602の軸線方向の孔614の
最遠位のチャンバ620内に取付可能であり、そして中
位のチャンバ618と遠位のチャンバ620との間に形
成された壁662に対して当接するプラグ部材650の
フランジ部分654によってその中に維持される。内視
鏡部分608の遠位端612は、レトラクタ組立体61
0を収容するため、直径方向に対向する長手方向に延び
ているスロット664および665を備えている。
【0071】外科用レトラクタ600のレトラクタ組立
体610は、近位の部分670と、中位の周辺の溝部分
672と、1対の直径方向に対向するプラットフォーム
676および678を有するスロットしたヘッド部分6
74とを有しているカップリング部材668を含む。軸
線方向の通路680は、ロッド部材654の遠位端65
8の延長部の通過を可能にするため、カップリング部材
668を通り延びている。カップリング部材668のヘ
ッド部分674における下部プラットフォーム678は
間隔をへだてたノッチ682および684を含み、一方
上部プラットフォーム676は間隔をへだてたノッチ6
86および688を含む。セッピン690および692
が、対向するプラットフォーム676および678内に
形成されたこれ等のノッチ内に取付け可能である。カッ
プリング部材668は、軸線方向の孔694内に取付け
可能であり、そして内視鏡部分608の領域に形成され
ていて、かつカップリング部材が内視鏡部分内に一旦取
付けられるとカップリング部材668の周辺の溝672
に係合するクリンプ696によって内視鏡部分内に維持
される。
【0072】レトラクタ組立体610はさらに、上部お
よび下部カムビーム698および700を含む。上部カ
ムビーム698は、その近位端706に形成されてお
り、セットピン692および690に係合し、したがっ
てカムビーム698をカップリング部材668に堅固に
維持するための1対の間隔をへだてたノッチ702およ
び704を有している。同様に、カムビーム700は、
その近位端712に隣接して設けられた1対の間隔をへ
だてたノッチ708と、710とを含み、これ等がまた
セットピン690および692と共に取付けのため用意
されており、したがってカムビーム700をカップリン
グ部材668に対して固定位置に保持する。カム作用ス
ロット714が上部カムビーム698に形成されてい
て、カム従動子716が並進する径路を構成しいてる。
カム作用スロット714は、カムビーム698の長手方
向の軸線に対して角度をもって配置されている。同様
に、カムビーム700は、カム従動子720が並進する
径路を構成しているカム作用スロット718を備えてい
る。カム作用スロット718は、カム作用ビーム700
の長手方向の軸線に対して角度をもって配置されてお
り、かつカムビーム698のカム作用スロット714に
対して対称に配置されている。カム作用スロット714
および718の配置は、レトラクタ組立体610の扇子
状の展開を容易にする。
【0073】外科用レトラクタ600のレトラクタ組立
体610はさらに、中央レトラクタブレード722と、
上部レトラクタブレード724と、レトラクタ下部ブレ
ード726とを含む複数のレトラクタブレード部材を含
む。中央レトラクタブレード722は、細長いボデイ部
分728と、手術部位の開創能力を増加するため舌片構
造を構成するようにボデイ部分728から離れる方に角
度を付けて下方に下っているヘッド部分730とを有し
ている。実質的にI形状のスロット732が中央レトラ
クタブレード722の近位端734に形成されている。
このI形状のスロットは、ロッド部材654の遠位端6
58に形成されている溝付ヘッド部分736に係合する
ように形造られている。ピボットピン738を取付ける
ため、開口736がI形状のスロット732から前方に
設けられている。
【0074】上部レトラクタブレード724は、細長い
ボデイ部分740と、ボデイ部分740から離れる方に
角度を付けて下方に下っている遠位のヘッド部分742
とを含む。開口744がボデイ部分740に設けられて
おり、これは中央レトラクタブレード722のピボット
ピン取付け開口736に対応している。さらに、開口7
46が開口744から間隔をへだててボデイ部分740
に設けられており、かつボデイ部分の側部縁748に隣
接して配置されている。開口746は、カム従動子71
6を取付け、維持するために設けられている。下部レト
ラクタブレード726は、ボデイ部分750と、舌片状
構造を構成するためボデイ部分750から角度を付けて
下方に下っている遠位のヘッド部分752とを含む。開
口754がボデイ部分750に設けられており、これは
ピボットピン738を取付けるための中央レトラクタブ
レード722の開口736および上部レトラクタブレー
ド724の開口746の対応している。追加の開口75
6が、下部レトラクタブレード726のボデイ部分75
0に設けられており、そして開口754から前方に、か
つボデイ部分の側部縁758に隣接して配置されてい
る。開口756は、カム従動子720を取付け、維持す
るために設けられている。レトラクタ組立体610はさ
らに、スタビライザーヘッド760および762を含
み、これは内視鏡部分の遠位端612に隣接する内視鏡
部分608の補助通路694内に取付けるように形造ら
れている。
【0075】さて次に図50ないし図52を参照する
と、作動の場合、外科器械600のレトラクタ組立体6
10は、ノブ部材624を、ハンドル部分602に対し
て指示矢印「C」の方向に回転することによって、閉じ
た位置から展開できる。ノブ部材624が回転されるに
したがって、駆動スクリュー626がハンドル部分60
2に対して軸線方向に並進させられる。それから、駆動
スクリュー部材626の遠位の係合部分640が、ハン
ドル部分602の中位のチャンバ618内を軸線方向に
移動する。したがって、遠位の方向の駆動スクリュー6
26の軸線方向の運動が、ロッド部材654の対応する
軸線方向の運動を生ずる。その結果、レトラクタ組立体
610の中央レトラクタブレード722を遠位の方向に
移動せしめられる。中央ブレード722が、その長手方
向の軸線を内視鏡部分608の長手方向の軸線と平行関
係に維持し乍ら遠位の方向に移動するにしたがって、上
部および下部レトラクタブレード724および726
は、遠位の運動のときピボットピン738の周りに対称
に旋回して、中央ブレード722に対し外方に除々に展
開する。上部および下部レトラクタブレード724およ
び726の外方への展開は、対応するカ作用スロット7
14および718内のカム従動子716および720の
並進運動によって制御される。
【0076】本発明の外科用レトラクタは、外科医が一
方の手で器械を使用でき、したがって他方の手を手術中
に他の器械の操作に使用できる内視鏡外科処置中に必要
な多くの特徴を含んでいるコンパクトな、軽量な、使用
し易い器械である。本レトラクタは従来技術の装置で遭
遇した多くの欠点を克服し、かつ取扱が容易であり、製
造の簡単な精密器械を提供する。
【0077】本発明について、特に、その好ましい実施
例を参照して説明し図示したけれども、本発明の範囲お
よび精神から逸脱することなく、形状および細部の種々
の変更を行ない得ることは当業者に明らかであろう。し
たがって上述のような、しかしそれに限定しない変更
は、本発明の範囲に含まれると考えられるべきである。
【0078】本発明の上記の課題および特徴は、実施例
の1部分を形成している添付図面と共に行った好ましい
実施例の下記の詳細な説明によってより容易に明らかと
なり、理解されるであろう。
【0079】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の好ましい実施例の斜視図であ
る。
【図2】図2は、リトラクターブレードが扇子形状に展
開したときの本発明の好ましい実施例の断面側面図であ
る。
【図3】図3は、レトラクタブレードが折りたたまれ、
囲い管によって囲まれたときの本発明の好ましい実施例
の断面側面図である。
【図4】図4は、図1ないし図3の外科用レトラクタの
ためのレトラクタブレードおよび相互ヨーク組立体の側
面図である。
【図5】図5は、本発明の好ましい実施例の分解斜視図
である。
【図6】図6は、本発明の好ましい実施例のためのピボ
ットヨーク組立体の頂部図である。
【図7】図7は、図6の7−7線を通り切断したときの
ピボットヨーク組立体の側面図である。
【図8】図8は、図7の8−8線を通り切断したときの
ピボットヨーク組立体の端部図である。
【図9】図9は、本発明の好ましい実施例のためのスラ
イドヨーク組立体の頂部図である。
【図10】図10は、図9の10−10線を通り切断し
たときのスライドヨーク組立体の側面図である。
【図11】図11は、図10の11−11線を通り切断
したときの側部ヨーク組立体の端部図である。
【図12】図12は、本発明の好ましい実施例によるハ
ンドルの頂部図である。
【図13】図13は、図12の13−13線に沿って切
断したハンドルの側面図である。
【図14】図14は、カム作用面の漸進ストップを含ん
でいる図12のハンドルの近位端の展開端部図である。
【図15】図15は、回転ノブの断面側面図である。
【図16】図16は、本発明の好ましい実施例による外
科用レトラクタの断面側面図である。
【図17】図17は、図16の外科用レトラクタによる
ハンドルの頂部図である。
【図18】図18は、図17の18−18線に沿って切
断したハンドルの側面図である。
【図19】図19は、本発明の好ましい実施例によるハ
ンドル組立体の断面側面図である。
【図20】図20は、図19のハンドル組立体に使用す
るためのバレルカム構造の側面図である。
【図21】図21は、21−21線に沿って切断した図
20のバレルカムの端部図である。
【図22】図22は、カム作用面に形成された漸進スト
ップを有しているバレルカム構造の側面図である。
【図23】図23は、本発明の好ましい実施例によるピ
ボットヨークの側面図である。
【図24】図24は、図23の24−24線に沿って切
断したてピボットヨークの頂部図である。
【図25】図25は、本発明による閉じた外科用レトラ
クタの好ましい実施例の部分断面側面図である。
【図26】図26は、展開した位置におけるレトラクタ
ブレードを有している図25の外科用レトラクタの部分
断面側面図である。
【図27】図27は、本発明に使用するめたのレトラク
タブレードの好ましい実施例を示している。
【図28】図28は、本発明に使用するめたのレトラク
タブレードの好ましい実施例を示している。
【図29】図29は、本発明に使用するめたのレトラク
タブレードの好ましい実施例を示している。
【図30】図30は、本発明による開いた外科用レトラ
クタの好ましい実施例の部分的断面側面図である。
【図31】図31は、閉じた位置における図30の外科
用レトラクタのレトラクタ組立体の側面図である。
【図32】図32は、鈍い端部を有しているレトラクタ
組立体の頂部図である。
【図33】図33は、33−33線を通る図32のレト
ラクタ組立体の側面図である。
【図34】図34は、中空端部を有しているレトラクタ
組立体の側面図である。
【図35】図35は、35−35線を通り切断した図3
4のレトラクタ組立体の頂部図である。
【図36】図36は、閉じた位置におけるレトラクタ組
立体の好ましい実施例の斜視図である。
【図37】図37は、展開した位置における図36のレ
トラクタ組立体の斜視図である。
【図38】図38は、閉じた位置におけるレトラクタ組
立体の好ましい実施例の斜視図である。
【図39】展開した位置における図38のレトラクタ組
立体の斜視図である。
【図40】図40は、閉じた位置におけるレトラクタ組
立体の好ましい実施例の斜視図である。
【図41】図41は、本発明による外科用レトラクタの
他の好ましい実施例の斜視図である。
【図42】図41は、本発明による外科用レトラクタの
好ましい実施例の斜視図である。
【図43】図43は、図42の外科用レトラクタの分解
斜視図である。
【図44】図44は、図43のレトラクタ組立体の拡大
した分解斜視図である。
【図45】図45は、レトラクタ組立体が閉じた位置に
あるときの図42の外科用レトラクタの部分断面斜視図
である。
【図46】図46は、レトラクタ組立体が部分的に展開
したときの図42の外科用レトラクタの部分断面斜視図
である。
【図47】図47は、レトラクタ組立体が完全に展開し
た位置にあるときの、図42の外科用レトラクタの部分
断面斜視図である。
【図48】図48は、図42の外科用レトラクタに使用
するためのハンドル組立体の拡大分解斜視図である。
【図49】図49は、本発明による外科用レトラクタの
他の好ましい実施例の分解斜視図である。
【図50】図50は、レトラクタ組立体が閉じた位置に
あるときの、図49の外科用レトラクタの部分断面斜視
図である。
【図51】図51は、レトラクタ組立体が部分的に展開
した位置にあるときの、図49の外科用レトラクタの部
分断面斜視図である。
【図52】図52は、レトラクタ組立体が完全に展開し
た位置にあるときの図49の外科用レトラクタの部分断
面斜視図である。
【0079】
【符号の説明】
(01)、(62) レトラクタ組立体(02)、(6
6) ハンドル手段(03)、(68) ブレード(0
4)、(70) 囲い管(05)、(74) カム状ス
ロット(06)、(76) 中央ブレード(07)、
(82、84) ブレード(08)、(88) ピボッ
トヨーク(09)、(92) アーム(10)、(9
4) トランスバース孔(11)、(106) 中央ロ
ッド(12)、(108) ガイド管(13)、(11
0) ハウジング(14)、(112) 中央孔(1
5)、(118) 螺旋カム作用面(16)、(12
4) 展開ノブ(17)、(126) 環状チャネル
(18)、(136) クラスプノブ(19)、(13
8) 外部ブッシング(20)、(142) フック状
係止タブ(21)、(148) 内部ブッシング(2
2)、(150) シリンダー状空洞(23)、(15
6) 伸縮ばね(24)、(160) 外科用レトラク
タ(25)、(200) 可動ブロック(26)、(2
04、206) スロット(27)、(252) 中央
ロッド(28)、(265) 回転ノブ(29)、(2
66) ブレード(30)、(292) ハウジング部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スタンリー エイチ レミゼウスキー アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 01740ボントン スペクタクル ヒル ロ ード 89 (72)発明者 エイチ ジョナサン トヴィー アメリカ合衆国 コネチカット州 06460 ミルフォード ロジャース アベニュー 56ディー

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動構造を含むハンドル手段と、前記ハ
    ンドル手段の前記作動構造に取付けられているハウシン
    グ手段とを具備し、前記ハウジング手段は、少なくとも
    1つの中央要素を有し、前記中央要素はこの中央要素と
    相対的往復運動が可能なガイド要素に隣接して配置され
    ており、前記中央要素およびガイド要素は近位端および
    遠位端を有しており、ストライドヨーク手段とピボット
    ヨーク手段とを有している相互ヨーク組立体と、ピボッ
    トピンで互いに連結された複数の綴じ込み式レトラクタ
    ブレードとを含むレトラクタ組立体を更に具備し、前記
    スライドヨーク手段および前記ピボットヨーク手段は、
    前記中央要素と前記ガイド要素の相対的相互軸線方向運
    動が前記綴じ込み式レトラクタブレードを閉じた位置と
    開いた位置との間で移動させるのに役立つように前記ハ
    ウジング手段と協働していることを特徴とする外科用レ
    トラクタ。
  2. 【請求項2】 前記レトラクタ組立体は、近位端が前記
    ガイド要素の前記遠位端に連結され、遠位端が前記綴じ
    込み式レトラクタブレードの前記ピボットピンに連結さ
    れた固定ヨーク手段と、近位端が前記中央要素の前記遠
    位端に連結され、遠位端が前記綴じ込み式レトラクタブ
    レードに構成されたカム作用スロットに連結されている
    スライドヨーク手段とを具備し、前記スライドヨーク手
    段が前記固定ピボットヨーク手段に対して軸線方向に可
    動であることを特徴とする請求項1に記載の外科用レト
    ラクタ。
  3. 【請求項3】 前記レトラクタ組立体の前記ブレードが
    前記閉じた位置にあるとき、前記レトラクタ組立体の少
    くとも一部分を囲むための囲い管を具備していることを
    特徴とする請求項1に記載の外科用レトラクタ。
  4. 【請求項4】 前記ハウジング手段が、細長い中央要素
    で形成された細長い管状構造と、管状ガイド要素とを具
    備し、前記ハウジング手段の少くとも遠位端が前記外科
    用レトラクタの内視鏡部分を形成していることを特徴と
    する請求項1に記載の外科用レトラクタ。
  5. 【請求項5】 前記ハンドル手段が、軸線方向のシリン
    ダーとして、あるいは少くとも1つの旋回ハンドルを有
    しているピストルグリップとして形造られていることを
    特徴とする請求項1または4に記載の外科用レトラク
    タ。
  6. 【請求項6】 前記レトラクタ組立体がさらに、前記ガ
    イド要素に連結されたブレード貯蔵空洞を具備し、前記
    ブレード貯蔵空洞がその遠位端において開放されてお
    り、かつ先端部分と、底部部分と、背部部分とによって
    のみ構成されていることを特徴とする請求項1または4
    に記載の外科用レトラクタ。
  7. 【請求項7】 前記綴じ込み式レトラクタブレードが、
    対称的な扇子形状に、あるいは非対称の扇子形状に展開
    されることを特徴とする請求項1または4に記載の外科
    用レトラクタ。
  8. 【請求項8】 前記ハンドル手段に対して前記レトラク
    タ組立体の回転を可能にする回転手段を更に具備してい
    ることを特徴とする請求項1または4に記載の外科用レ
    トラクタ。
  9. 【請求項9】 前記綴じ込み式レトラクタブレードを、
    前記開いた位置と前記閉じた位置との間の中間展開位置
    に保持するため前記作動構造に係合する逐次ストップ手
    段を具備していることを特徴とする請求項1または4に
    記載の外科用レトラクタ。
  10. 【請求項10】 前記作動構造が、前記中央要素の近位
    端に連結されており、かつ前記中央要素を前記ガイド要
    素に対して軸線方向に移動させるようになっている展開
    ノブを具備することを特徴とする請求項1または4に記
    載の外科用レトラクタ。
  11. 【請求項11】 前記ブレードの少くとも1つが、複数
    のぎざぎざまたはテクスチャー化した表面の形態ののレ
    トラクタ増進手段を備えていることを特徴とする請求項
    1または4に記載の外科用レトラクタ。
  12. 【請求項12】 前記レトラクタブレードが、前記中央
    要素に対して180度以下の角度に展開されることを特
    徴とする請求項1または4に記載の外科用レトラクタ。
  13. 【請求項13】 前記レトラクタ組立体が少くとも3つ
    のレトラクタブレードを具備することを特徴とする請求
    項1または4に記載の外科用レトラクタ。
  14. 【請求項14】 作動手段と;前記作動手段から延びて
    いる内視鏡の管状部分と;前記管状部分の遠位端部分に
    関連しており、かつ互いに枢着連結されている複数の綴
    じ込み式レトラクタブレードとを含んでおり、前記レト
    ラクタブレードの各々が、細長い平らなボディ部分と、
    前記ボディの平面から角度を付けて下方に下っているヘ
    ッド部分とを有しているレトラクタ組立体と、前記複数
    のレトラクタブレードを閉じた位置と開いた位置との間
    で操作するため前記作動手段に関連している手段とを具
    備することを特徴とする外科用レトラクタ。
  15. 【請求項15】 前記レトラクタブレードの前記ヘッド
    部分が、前記ボディ部分の平面に対して約0度と90度
    との間の角度で前記ボディ平面から下方に下っているこ
    とを特徴とする請求項14に記載の外科用レトラクタ。
  16. 【請求項16】 前記複数のレトラクタブレードが、中
    央ブレードと、少くとも1つの上部ブレードと、少くと
    も1つの下部ブレードとを含むことを特徴とする請求項
    14に記載の外科用レトラクタ。
  17. 【請求項17】 前記レトラクタ組立体がさらに、前記
    複数のレトラクタブレードに作動的に連結されているカ
    ム作用手段を含み、前記カム作用手段が、前記管状部分
    の遠位端に隣接して前記管状部分内に固定的に取付けら
    れた上部および下部カムビームを含み、前記上部カムビ
    ームがその中に構成された上部カム作用スロットを有
    し、前記下部カムビームがその中に構成された下部カム
    作用スロットを有し、前記上部カム作用スロットおよび
    前記下部カム作用スロットが互いに対称的に配置されて
    いることを特徴とする請求項15に記載の外科用レトラ
    クタ。
  18. 【請求項18】 前記少くとも1つの上部レトラクタブ
    レードが、前記上部カム作用スロットに対して運動可能
    なカム従動子を含み、前記少くとも1つの下部レトラク
    タブレードが、前記下部カム作用スロットに対して運動
    可能なカム従動子を含むことを特徴とする請求項17に
    記載の外科用レトラクタ。
  19. 【請求項19】 前記上部カム作用スロットおよび前記
    下部カム作用スロットが各々、前記カム従動子の各々に
    対する所定の移動径路を構成するために、長手方向の部
    分と、角度的に偏向した部分とを有し、前記所定の径路
    が、前記複数のレトラクタブレードを最初まとまって距
    離を移動可能にし、そしてその後、前記少くとも1つの
    上部ブレードおよび前記少くとも1つの下部ブレードを
    中央ブレードに対して外方に展開可能にすることを特徴
    とする請求項18に記載の外科用レトラクタ。
  20. 【請求項20】 前記少くとも1つの上部ブレードおよ
    び前記少くとも1つの下部ブレードが扇子状の形状に対
    称に展開可能であることを特徴とする請求項18に記載
    の外科用レトラクタ。
  21. 【請求項21】 前記レトラクタ組立体がさらに、前記
    複数のレトラクタブレードの少くとも1つの前記操作手
    段に取付けるように形造られているロッド部材を含み、
    前記操作手段が、前記作動手段に対して回転可能に取付
    けられた駆動スクリューと、前記駆動スクリュー部材の
    回転に応答して、前記作動手段の長手方向の軸線に対し
    て軸線方向に並進する前記駆動スクリュー部材とねじで
    関連しているスリーブ部材とを含むことを特徴とする請
    求項18に記載の外科用レトラクタ。
  22. 【請求項22】 前記操作手段が、前記作動手段に対し
    て回転可能に取付けられたノブ部材と、前記ノブ部材の
    回転に応答して前記作動手段の長手方向の軸線に対し軸
    線方向に並進するため前記ノブ部材とねじで関連してい
    る駆動スクリュー部材とを含むことを特徴とする請求項
    14に記載の外科用レトラクタ。
  23. 【請求項23】 可聴または触覚信号を作ることによっ
    て前記レトラクタブレードの位置を指示するための手段
    が前記操作手段と関連づけられている請求項14に記載
    の外科用レトラクタ。
  24. 【請求項24】 前記作動手段に対して管状部分の長手
    方向の軸線の周りに前記管状部分を回転させるための手
    段が前記管状部分を関連していることを特徴とする請求
    項23に記載の外科用レトラクタ。
  25. 【請求項25】 管状部分を通る通気ガスが流出するの
    を防止するため前記管状部分をシールするための手段が
    設けられていることを特徴とする請求項14に記載の外
    科用レトラクタ。
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