JPH0519998B2 - - Google Patents

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JPH0519998B2
JPH0519998B2 JP61239470A JP23947086A JPH0519998B2 JP H0519998 B2 JPH0519998 B2 JP H0519998B2 JP 61239470 A JP61239470 A JP 61239470A JP 23947086 A JP23947086 A JP 23947086A JP H0519998 B2 JPH0519998 B2 JP H0519998B2
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JP
Japan
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laser
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Saburo Yamamoto
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Priority to DE87308888T priority patent/DE3788841T2/de
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Description

【発明の詳細な説明】 〈技術分野〉 本発明は共振端面近傍にレーザ光に対する非吸
収領域を設けた高出力半導体レーザの素子構造に
関するものである。
〈従来技術〉 従来の半導体レーザ素子を光導波原理で分類す
ると利得導波型と屈折率導波型とに分類される
が、実用面で重要な横モード安定性の点からは屈
折率導波型の方が断然有利であり、様々な構造の
屈折率導波路を有する半導体レーザが開発され
た。この代表的な例としてBH(Buried
Heterostru−cture)レーザ及びVSIS(V−
channeled Substrate Inner Stripe)レーザが周
知である。
第2図Aに示すBHレーザは基板1上にレーザ
発振用活性層3を両面からクラツド層2,4で挾
設したダブルヘテロ接合構造を積層した後、メサ
型にエツチングし、このメサ型構造の両側を低屈
折率物質14で埋め込んでいるので完全な屈折率
導波作用に基くレーザ発振動作を示し、しきい値
電流が10mA以下の非常に小さい値になるという
利点を有する。しかしながら、低屈折率物質の埋
め込み層14の屈折率及びメサ型構造の幅に相当
する導波路幅wを適当に選択しないと高次横モー
ドで発振し易いという欠点がある。従つて、製作
条件に制約が多く、しかも基本横モードで発振さ
せるには導波路幅wを2μm以下にする必要がある
ので、レーザ端面が比較的低出力でも破壊し易く
なる。また、メサ側面には深さ数1000オングスト
ロームのがたつきがあり、そこで光が散乱される
結果素子の光学的特性に悪影響を与えている。例
えば、遠視野像や発振スペクトルが乱れやすい。
図中8,9はn側及びp側電極である。
一方、第2図Bで示すVSISレーザは基板1上
に電流阻止層6を層設し、電流阻止層6より基板
1に達する深さのストライプ状V字溝7を形成し
て電流通路を開通させ、その上に平坦な活性層3
をクラツド層2,4で挾設したダブルヘテロ接合
構造を積層したもので、V字溝7の幅に相当する
導波路幅wは4〜7μmに広く設定しても高次横モ
ードが発生しないという利点を有している。これ
は、導波路の外側の光がV字溝7の電流阻止層6
左右両肩部より電流阻止層6及び該電流阻止層6
を介して基板1に吸収されるため、高次モード利
得が抑制されるからである。しかし、しきい値電
流が40〜60mA程度になり、上記BHレーザに比
べて非常に高いという欠点がある。この理由は、
電流が電流阻止層6による内部ストライプ構造に
よつて狭窄されているが活性層3内に注入された
キヤリアは活性層3の両側方向へ拡散する結果、
レーザ発振に対して無効となるキヤリアが増大す
るためである。この無効キヤリアは不必要な自然
放出光及び発熱に消費され、しきい値電流の増加
を招くと同時に、レーザ素子の信頼性に悪影響を
与える。
上述のBHレーザとVSISレーザのそれぞれの
問題点を解決するために、第3図に示すように、
VSISレーザのV−チヤネル溝の両側のダブルヘ
テロ構造をn−GaAs電流阻止層6に達するまで
エツチングにより除去し、その除去した部分を活
性層よりも禁制帯幅の大きい結晶11,12,1
3で埋め込むBH−VSISレーザと呼ばれる半導
体レーザが提案されている。このレーザ素子構造
は活性層内キヤリアの横方向拡散が埋め込み層1
1によつて阻止されているのでしきい値電流が小
さく、しかも導波路幅を広くしても高次モード利
得が抑制されるので基本横モード発振をするとい
う利点がある。しかし、端面破壊出力はVSISレ
ーザと同様に20〜30mWである。
〈発明の目的〉 本発明はBH−VSISレーザの端面近傍をレー
ザ光に対する非吸収領域とすることにより、低し
きい値を保つたまま高出力化を図ることのできる
レーザ素子構造を提供することを目的とする。
〈構成及び効果の説明〉 本発明者はBH−VSISレーザのメサ幅WをV
−チヤネル幅wとほとんど同じ(Ww)にした
時の発振波長λが、W≫wとした時又は通常の
VSISレーザのそれよりも20.0nm〜30.0nmだけ長
波長となることを発見した。例えばV−チヤネル
幅w=5μmを有する830nm帯VSISレーザをW=
5.5μmとして埋め込んだ時、発振波長λは
855nmと前設定値よりも長波長化した。この原因
は、活性層で発生する光がV字溝の電流阻止層左
右両肩部よりに吸収される割合が小さい(接合方
向での光閉じ込め係数がΓが大きい)ので、しき
い値利得gthが小さくなるための思われる。gth
が小さいと、活性層へ蓄積されるキヤリア量が減
少するので、伝導帯の電子フエルミレベルの上昇
(バンドフイリング効果)が起らないままレーザ
発振が開始される結果、発振波長は長波長とな
る。
本発明はこの現象を利用することにより、端面
近傍をレーザ発振波長に対して非吸収領域とした
端面窓構造半導体レーザを現実したものである。
〈実施例〉 第1図Aに本発明の1実施例である半導体レー
ザの平面図を示す。同Bには模式図、同Cには内
部領域の断面図を示す。wはV−チヤネル幅、W
は埋め込まれるメサの幅である。このWの幅を端
面近傍ではW≫wとし、内部領域ではWwとし
たことに特徴がある。上述したように、内部領域
ではΓが大きくしかも、活性層内キヤリアの拡散
が小さいので低しきい値及び長波長で発振する。
一方、端面近傍ではΓが小さく、キヤリアの拡散
が大きいので、しきい値電流が高くなる。従つ
て、このレーザ素子に電圧を印加して電流を流し
た時、内部領域が先に発振を開始し、端面近傍の
活性層ではキヤリアが蓄積するのみである。この
ようにして、端面近傍ではフエルミレベルの上昇
により、内部領域のレーザ光の波長に対して非吸
収となる、即ち窓が形成される。
第1図に於て、1はP−GaAs基板、2はP−
GaAAs クラツド層、3は活性層、4はn−
GaAAs クラツド層、5はn−GaAsキヤツプ
層、6はn−GaAs電流阻止層、7はV−チヤネ
ル、8はn側電極、9はp側電極、10はメサ部
である。また、11は第1埋込み層i、12は第
2埋込み層p、13は第3埋込み層nである。
以下、上記実施例の半導体レーザの製作工程に
ついて説明する。
p形GaAs基板を使つたVSISレーザのV−チ
ヤネル幅を5μmとし、ダブルヘテロ構造成長後、
キヤツプ層5の表面からn−GaAs電流阻止層に
達するまでメサエツチし、そのメサ幅Wを内部領
域(長さ200μm)では5.5μmとし、窓領域(両端
面からそれぞれ25μm)では8μmとする。
次に、液相エピタキシヤル成長(LPE)法に
より、第1、第2、第3の3層からなる埋込み層
としてi−Ga0.20.8As層11,P−Ga0.8
0.2As層12,n−GaAs層13を順次成長させ
る。
第1埋込層i11と第2埋込層p12は成長時
間が短いのでキヤツプ層5の表面には成長されな
い。第3埋込層n13は成長時間を長くして、キ
ヤツプ層5上にも成長させ、素子表面が平坦にな
るようにする。
本実施例の半導体レーザのしきい値電流は
20mA前後であり、従来のVSISレーザの約半分
であつた。発振成長は850nmであり、端面破壊出
力は端面コートなしCW(連続発振)動作で
70mWであつた。遠視野像はVSISレーザの基本
構造と全く同じように、基本横モード発振を示
し、従来のBHレーザのような乱れは全く観察さ
れなかつた。
尚、本発明の半導体レーザ素子は上述した
GaAs−GaAAs系に限定されず、InP−
InGaAsP系やその他のヘテロ接合レーザ素子に
も適用することができる。また成長方法はLPE
(液相エピタキシヤル)法以外にも、MO(有機金
属)−CVD法、VPE(気相成長)法、MBE(分子
線エピタキシヤル)法等を利用しても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本発明の端面窓構造埋め込みレーザ
の埋め込み幅Wを示す平面図、同Bはその模式
図、同Cは内部領域の断面図である。第2図Aは
従来の埋め込みレーザの概略断面図、同Bは従来
のVSISレーザの模式図である。第3図は従来の
埋め込みVSISレーザの模式図である。 1……GaAs基板、2,4……GaAAsクラツ
ド層、3……GaAAs活性層、5……GaAsキヤ
ツプ層、6……GaAs電流阻止層、7……V−チ
ヤネル溝、8,9……電極,10……メサ部、1
1……第1埋込層、12……第2埋込層、13…
…第3埋込層、14……埋込層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基板上に層設された電流阻止層より前記基板
    に達するストライプ溝を形成し、少なくとも前記
    ストライプ溝上に、活性層を第1、第2クラツド
    層により挟設したメサ型のダブルヘテロ接合構造
    を積層し、前記ストライプ溝の電流阻止層左右両
    肩部より前記活性層から発生した光を吸収するこ
    とにより実効屈折率分布に基づく光導波路を形成
    するとともに、前記ダブルヘテロ接合構造のメサ
    部両側を前記活性層よりも禁制帯幅の大きい埋込
    層により埋め込んだ埋込型半導体レーザ素子にお
    いて、 前記メサ部の幅はレーザ共振端面近傍で広く、
    レーザ共振中央部では前記ストライプ溝の幅に可
    及的に近接する程度に狭く設定され、前記共振端
    面近傍は、前記レーザ共振中央部で発振されるレ
    ーザ光の波長に対して非吸収領域となる窓を構成
    してなることを特徴とする埋込型半導体レーザ素
    子。
JP23947086A 1986-07-10 1986-10-08 埋込型半導体レ−ザ素子 Granted JPS6393182A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23947086A JPS6393182A (ja) 1986-10-08 1986-10-08 埋込型半導体レ−ザ素子
EP87308888A EP0264225B1 (en) 1986-10-07 1987-10-07 A semiconductor laser device and a method for the production of the same
US07/105,945 US4868838A (en) 1986-07-10 1987-10-07 Semiconductor laser device
DE87308888T DE3788841T2 (de) 1986-10-07 1987-10-07 Halbleiterlaservorrichtung und Verfahren zur Herstellung derselben.

Applications Claiming Priority (1)

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JP23947086A JPS6393182A (ja) 1986-10-08 1986-10-08 埋込型半導体レ−ザ素子

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JPS6393182A JPS6393182A (ja) 1988-04-23
JPH0519998B2 true JPH0519998B2 (ja) 1993-03-18

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5691490A (en) * 1979-12-25 1981-07-24 Sharp Corp Semiconductor laser element
JPS5957486A (ja) * 1982-09-27 1984-04-03 Nec Corp 埋め込み形半導体レ−ザ
JPS60163486A (ja) * 1984-02-03 1985-08-26 Nec Corp 半導体レ−ザ

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JPS6393182A (ja) 1988-04-23

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