JPH05199842A - チューインガムの製造方法 - Google Patents

チューインガムの製造方法

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JPH05199842A
JPH05199842A JP4032962A JP3296292A JPH05199842A JP H05199842 A JPH05199842 A JP H05199842A JP 4032962 A JP4032962 A JP 4032962A JP 3296292 A JP3296292 A JP 3296292A JP H05199842 A JPH05199842 A JP H05199842A
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JP
Japan
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chewing gum
taste
herb
added
flavor
Prior art date
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Pending
Application number
JP4032962A
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English (en)
Inventor
Rikiya Kuwabara
理貴哉 桑原
Junko Igarashi
順子 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiji Seika Kaisha Ltd
Original Assignee
Meiji Seika Kaisha Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薬草成分に基づく味の持続性と質感および嗜
好性を向上させることができるチューインガムの製造方
法を提供すること。 【構成】 チューインガムの製造工程において、チュー
インガム製造用の原材料に、少なくとも1種類以上の薬
草を添加して混合し、この混合物を成形するチューイン
ガムの製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チューインガムの製造
方法に関するものであり、詳しくはチューインガムの製
造工程において薬草を添加混合するチューインガムの製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】薬草成分をチューインガムに添加配合し
てその成分の効果をもたらすチューインガムの製造方法
が従来から実施されている。この従来の方法は、薬草か
ら薬草エキスを調製してそのエキスを添加する方法が一
般的である。即ち、特開昭61−229827号に開示
されているように、各種の薬用植物エキスをガムベース
に加えるのである。そして薬用植物エキスの例として
は、朝鮮人参、クコ、甘草、ハト麦、桂皮、甘茶づる等
のエキスを用いるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの方法によって
製造されるチューインガムは、その添加した薬草エキス
成分の味となる。しかしながら、官能的には味の持続性
と質感の点で問題がある。即ち、味の持続性について
は、薬草成分がもたらす味の低下が早く、長時間味を楽
しむことができない。また質感については、薬草エキス
を添加配合したものは、官能的に重い味となり、チュー
インガムの爽快な食感に欠けるために、好まれないとい
う問題がある。
【0004】このような味の欠点を改良するために、味
の持続性については薬草エキスの他に薬草フレーバーを
併せて添加して混合したり、あるいはミントフレーバー
等を添加して、見かけ上持続させたりする方法が実施さ
れている。しかしながら、前者の方法では薬草フレーバ
ーの出来不出来が品質を左右してしまい、また後者の方
法では添加できるメントール量に限りがあり、強すぎる
と薬草成分の味が相対的に低くなってしまう。
【0005】つぎに味の質感を改良するために、例えば
レモンフレーバーのような柑橘系のフレーバーを併用す
る方法もある。この方法は、薬草の味に欠ける軽い味を
付与する方法であるが、本質的に薬草の味を楽しむとい
うものではない。
【0006】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、薬草成分に基づく味の持続性と
質感および嗜好性を向上させることができるチューイン
ガムの製造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用】本発明者
は、上記の目的を達成せんとして薬草成分に基づく味の
持続性と質感について種々検討した結果、薬草をそのま
まチューインガムに添加混合することによって両者の問
題点が解決されることを見いだした。
【0008】即ち本発明は上記の知見に基づくものであ
って、その要旨はチューインガムの製造工程において、
チューインガム製造用の原材料に、少なくとも1種類以
上の薬草を添加して混合し、この混合物を成形すること
を特徴とするチューインガムの製造方法である。
【0009】本発明において使用する薬草は、特に限定
されるものではなく、目的とするチューインガムに応じ
て種々の薬草類の花、葉その他の部位等を用いることが
できる。そして薬草は乾燥したものを使用することが望
ましいが、必要に応じて生のまま使用することもでき
る。さらにガムベースに添加する薬草の大きさは、20メ
ッシュ以上の細粉状にしたものから薬草そのままの大き
さまで使用することができる。
【0010】本発明に係るチューインガムの製造工程
は、特に限定されるものではなく常法のチューインガム
の製造工程をいうものである。即ちその1例として、ガ
ムベース、粉糖、グルコース、水飴等をミキサーに投入
して混合したところに、薬草を添加して混合し、この混
合物を押し出し成形ノズルを通し、圧延ロールで圧延し
た後に適宣の大きさに切断する方法等によるものであ
る。そして薬草の添加は、フレーバー、酸、色素等を添
加するときに同時に添加して混合することが望ましい。
【0011】
【実施例】以下実施例等に基づいて本発明を説明する。 実施例1.表1に示す配合割合からなるチューインガム
製造の原材料のうち、粉糖、ガムベース、グルコース、
水飴をミキサーに投入してよく混合したところに、除湿
した空気に一週間曝して生から乾燥させたローズピンク
の花、ラベンダーの花、ペパーミントの葉をそのままの
大きさで投入して均一に混合した。その後この混合物を
押し出し成形ノズルを通し、さらに圧延ロールにより暑
さ1.9mmに圧延した後、長さ72mm、幅19mmの寸法
で切断し、板状のチューインガムを製造した。
【0012】実施例2.表2に示す配合割合からなるチ
ューインガム製造の原材料のうち、粉糖、ガムベース、
グルコース、水飴をミキサーに投入してよく混合したと
ころに、乾燥していないローズピンクの花、ラベンダー
の花、ペパーミントの葉をカッターで20メッシュ程度に
切断したものを投入して均一に混合した。その後この混
合物を押し出し成形ノズルを通し、さらに圧延ロールに
より暑さ1.9mmに圧延した後、長さ72mm、幅19mm
の寸法で切断し、板状のチューインガムを製造した。
【0013】
【表1】 原材料の配合割合 原材料 重量部 粉糖 56 ガムベース 20 グルコース 15 水飴 8 ローズピンク 0.5 ラベンダー 0.25ペパーミント 0.25 合計 100
【0014】
【表2】 原材料の配合割合 原材料 重量部 粉糖 47 ガムベース 20 グルコース 15 水飴 8 ローズピンク 5 ラベンダー 2.5ペパーミント 2.5 合計 100
【0015】比較例.表3に示す配合割合からなるチュ
ーインガム製造の原材料のうち、粉糖、ガムベース、グ
ルコース、水飴をミキサーで攪拌して混合し、これにロ
ーズピンクのエキスとフレーバー、ラベンダーのエキス
とフレーバー、ペパーミントフレーバーを添加して均一
に混合した。その後この混合物を実施例1と同じ要領で
成形し、同じ寸法に切断してチューインガムを調製し
た。
【0016】
【表3】 原材料の配合割合 原材料 重量部 粉糖 56.3 ガムベース 20 グルコース 15 水飴 8 ローズピンクエキス 0.20 ローズピンクフレーバー 0.10 ラベンダーエキス 0.10 ラベンダーフレーバー 0.05ペパーミントフレーバー 0.25 合計 100
【0017】実施例並びに比較例でそれぞれ調製したチ
ューインガムについて、専門家30人により官能評価を
した結果を表4〜表7に示した。すなわち味の持続性を
表4と表5に、味の質感については表6と表7にそれぞ
れ示した。そして味の持続性については、咀嚼後5分経
過した時点で持続性のある方を選択し、質感については
咀嚼後の印象を3段階に分けて評価した。すなわち、爽
快な薬草の味がするものを「軽い」、爽快な味に欠ける
ものを「重い」、どちらともいえないものを「普通」と
し評価した。同時に好き嫌いの評価を行い、本発明の効
果を確かめた。
【0018】
【表4】 味の持続性
【0019】
【表5】 味の持続性
【0020】
【表6】 味の質感
印象(人) 好き 軽い 普通 重い (人) 実施例1 25 3 2 30 比較例 8 10 12 0
【0021】
【表7】 味の質感
印象(人) 好き 軽い 普通 重い (人) 実施例2 24 4 2 30 比較例 8 10 12 0
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、薬草の葉や花等を乾燥
するかまたは生のままでチューインガムに配合すること
で、その薬草成分に基づく味の持続性と質感および嗜好
性を向上させることができる。即ち、薬草エキスを添加
するチューインガムに比べて、長時間チューインガムの
爽快な食感を楽しむことができ、フレーバーの併用等に
よる問題も生じないので、その実用上の効果は著大なる
ものがある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューインガムの製造工程において、チ
    ューインガム製造用の原材料に、少なくとも1種類以上
    の薬草を添加して混合し、この混合物を成形することを
    特徴とするチューインガムの製造方法。
  2. 【請求項2】 薬草が乾燥物または生の物のいずれかで
    あって、そのままの大きさまたは20メッシュ以上の細
    粉状のものである請求項1に記載のチューインガムの製
    造方法。
  3. 【請求項3】 薬草の添加が、チューインガムの製造工
    程におけるフレーバー、酸、色素を添加する際に添加し
    て混合する請求項1に記載のチューインガムの製造方
    法。
JP4032962A 1992-01-24 1992-01-24 チューインガムの製造方法 Pending JPH05199842A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104904985A (zh) * 2015-05-26 2015-09-16 湖南中医药大学 一种能除口臭的保健口香糖
CN104904984A (zh) * 2015-05-26 2015-09-16 湖南中医药大学 一种能提高食欲的保健口香糖

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104904985A (zh) * 2015-05-26 2015-09-16 湖南中医药大学 一种能除口臭的保健口香糖
CN104904984A (zh) * 2015-05-26 2015-09-16 湖南中医药大学 一种能提高食欲的保健口香糖

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