JPH05198856A - ジョセフソン・ゲートの直列構造体及びこれを用いたデジタル・アナログ変換器 - Google Patents

ジョセフソン・ゲートの直列構造体及びこれを用いたデジタル・アナログ変換器

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JPH05198856A
JPH05198856A JP4008533A JP853392A JPH05198856A JP H05198856 A JPH05198856 A JP H05198856A JP 4008533 A JP4008533 A JP 4008533A JP 853392 A JP853392 A JP 853392A JP H05198856 A JPH05198856 A JP H05198856A
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josephson
gate
terminal
series
gates
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JP4008533A
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Inventor
Juichi Nishino
壽一 西野
Haruhiro Hasegawa
晴弘 長谷川
Hideyuki Nagaishi
英幸 永石
Koji Nakahara
宏治 中原
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】動作の安定性が良く、誤動作のないジョセフソ
ン・ゲートの直列構造体とそれを用いた高集積化可能で
高速のD/A変換器を提供する。 【構成】少なくとも2つdc−SQUIDを含んで構成
したジョセフソン・ゲート101〜104と一定の大き
さ以上のインダクタンス111〜115とを交互に配置
して、ジョセフソン・ノイズを減衰させ、隣接するジョ
セフソン・ゲートのdc−SQUIDが電圧状態にノイ
ズによって遷移して、回路が誤動作するのを防止した。
さらに、これを用いて4ビット以上の高速D/A変換器
を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジョセフソン・ゲート
を用いた大規模な集積回路を構成する際に、回路の動作
を安定化させることのできるジョセフソン・ゲートの直
列構造体と、これを用いたデジタル数値を電流値または
電圧値で表されるアナログ量に変換するためのデジタル
・アナログ変換器の特性向上を計るための改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来技術における、ジョセフソン接合素
子あるいはジョセフソン接合素子を用いたジョセフソン
・ゲートを直列に接続したジョセフソン・ゲートの直列
構造体およびこの構造体を含んだジョセフソン接合素子
を使ったデジタル・アナログ変換器は、特開平3−91
322号に詳細に開示されている。この従来技術におけ
るデジタル・アナログ変換器の構成図を図11に示す。
従来技術においては、最小分解能を決定する基準電圧そ
のものにジョセフソン接合901〜904に発生するギ
ャップ電圧を利用している。また、このデジタル・アナ
ログ変換器は、ジョセフソン・スイッチング・ゲートを
複数個直列に接続して成るゲート・アレイ回路と、この
ジョセフソン接合901〜904よりなるジョセフソン
・スイッチング・ゲートのうちの特定のゲートのみをス
イッチングさせるための制御電流供給用デコーダ回路9
50とによって構成されていた。図11において、デジ
タル信号931〜934はデコーダ回路950を介して
入力信号911〜914に変換され、ジョセフソン接合
素子901〜904に印加される。ジョセフソン接合素
子901〜904がスイッチすると、負荷抵抗930に
電流が流れ端子923に電圧が出力されるというのがこ
のデジタル・アナログ変換器の動作である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術におけ
るジョセフソン・ゲートの直列構造体およびこの構造体
を含んだデジタル・アナログ変換器は、複数のジョセフ
ソン接合素子あるいは、前記の公開特許公報に開示され
たるところによると、複数のSQUID(超電導量子干
渉計)を直列に接続して、その一部分のみを制御信号に
よって電圧状態にスイッチングさせて動作させる。この
従来技術の第1の課題は、こうした多数のジョセフソン
接合素子あるいはSQUIDの直列接続の中の、特定の
ジョセフソン接合素子あるいはSQUIDのみを安定に
電圧状態に保ち、そのほかのジョセフソン接合素子ある
いはSQUIDを安定に超電導状態に保つことは、一般
には容易でなく、このためデジタル・アナログ変換器の
出力値の安定性が実用上十分でないという点である。第
2の課題は、前記の多数のジョセフソン接合素子あるい
はSQUIDの直列接続の中の、特定のジョセフソン接
合素子あるいはSQUIDのみを電圧状態にスイッチさ
せるための制御電流供給用デコーダ回路を含む必要があ
るが、一般にジョセフソン素子を用いたデコーダ回路は
多数のジョセフソン素子を用いて構成する必要があり、
回路が複雑となり高集積化が望めないという問題であ
る。第3の課題は、上記のデコーダ回路での信号遅延が
アナログ・デジタル変換器全体の動作速度を規定してし
まう点である。従って、この方式のアナログ・デジタル
変換器の動作周波数の上限は上記デコーダ回路での信号
遅延によって決まり、これ以上の高速化は回路方式の変
更無しには困難であるという問題がある。
【0004】本発明の第1の目的は、これら従来技術の
持つ問題点を解決して、安定に動作するジョセフソン・
ゲートの直列構造体を提供することにある。本発明の第
2の目的は、回路の構成が簡単で高集積化が可能で、し
かも高速動作が可能なデジタル・アナログ変換器を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明においては、少なくとも2つのジョセ
フソン接合素子とインダクタンスによって構成されたd
c−SQUIDを少なくとも2個含んで成るジョセフソ
ン・ゲートと、超電導インダクタンスとを交互に繰返し
て配置して直列接続し、その一端をゲート電流供給用の
直流電源に接続して成るジョセフソン・ゲートの直列構
造体とする。また、上記の超電導インダクタンスが、こ
れと直列に接続された直列抵抗をともなって配置され
て、これがジョセフソン・ゲートと交互に繰返して直列
接続されている構成の直列構造体とする。さらに、上記
ジョセフソン・ゲートとして、第1の端子と第2の端子
の間にゲート電流を流した状態で第3の端子と第4の端
子の間に制御電流を流すことにより上記第1の端子と第
2の端子の間を零電圧状態から電圧状態に遷移せしめる
第1と第2のdc−SQUIDと、第1と第2の負荷抵
抗を含み、第1のSQUIDの第1の端子と第1の負荷
抵抗の一方の端子とが第1の節点に接続され、第2のS
QUIDの第1の端子と第2の負荷抵抗の一方の端子と
が第2の節点に接続され、第1のSQUIDの第2の端
子と第2のSQUIDの第2の端子と回路インダクタン
スの一方の端子とが第3の節点に接続され、第1の負荷
抵抗の他方の端子と第2の負荷抵抗の他方の端子と回路
インダクタンスの他方の端子とが第4の節点に接続さ
れ、第1の節点と第2の節点との間にゲート電流を流
し、第1のSQUIDの制御電流を入力信号とし、第2
のSQUIDの制御電流をリセット信号とし、回路イン
ダクタンスに流れる電流を出力とする直流駆動フリップ
・フロップ回路を用いる直列構造体とする。
【0006】第2の目的を達成するために、上記したジ
ョセフソン・ゲート直列構造体と、外部からのデジタル
入力に対応させて上記ジョセフソン・ゲートの直列構造
体に含まれる複数のジョセフソン・ゲートのうちのあら
かじめ定められている個数のジョセフソン・ゲートにの
み制御電流を供給しジョセフソン・ゲートをスイッチさ
せる制御手段と、このスイッチしたジョセフソン・ゲー
トからの出力電流に重みをつけて検出する手段とを含ん
で成るデジタル・アナログ変換器とする。
【0007】
【作用】本発明によるジョセフソン・ゲートの直列構造
体においては、従来技術においてジョセフソン接合素子
あるいはSQUIDを直列に接続したジョセフソン・ゲ
ートの直列構造体を使用していたのに対して、これらジ
ョセフソン接合素子あるいはSQUIDに代えて少なく
とも2個のジョセフソン接合と超電導インダクタンスに
よって構成されたdc−SQUIDを少なくとも2個含
んで構成したジョセフソン・ゲートと超電導インダクタ
ンスとを交互に繰返して配置し、さらにその一端からゲ
ート電流を供給した。従来技術のジョセフソン・ゲート
の直列構造体において、どれかひとつのジョセフソン・
ゲートが制御信号によって電圧状態になるとジョセフソ
ン素子から交流ジョセフソン効果によって発生する高周
波の電圧、いわゆるジョセフソン・ノイズによって、直
列に接続されている他のジョセフソン・ゲートのゲート
電流にノイズ電流が重畳することがわかった。このため
ジョセフソン・ゲートの臨界ジョセフソン電流に対する
ゲート電流の割合を上げて、回路の高速化を図ろうとす
ると、制御信号の入力されていないジョセフソン・ゲー
トも電圧状態にスイッチしてしまい、これが誤動作の原
因であることが判明した。このような誤動作が生じる頻
度は、ジョセフソン・ゲートの直列構造体に含まれるジ
ョセフソン・ゲートのうちで電圧状態にスイッチしてい
るゲートの割合が多いほど高くなる。
【0008】このような、ジョセフソン・ゲートの直列
構造体の誤動作は、上記のジョセフソン・ノイズが電圧
状態にスイッチした隣接するジョセフソン・ゲートに流
れ込まないか、あるいは流れ込んでも隣接するジョセフ
ソン・ゲートの動作にほとんど影響しない程度に小さく
すれば良い。この条件は、ジョセフソン・ゲートと、超
電導体よりなるインダクタンスもしくは抵抗体と直列に
接続された超電導体よりなるインダクタンスとを交互に
繰返して配置し、その一端からゲート電流を供給すれば
実現できる。より具体的には、ジョセフソン・ゲートの
出力電圧が0.1mV以上であるとすれば、これ以上の
電圧に対応する周波数を持つジョセフソン・ノイズを減
衰させるためには、本発明に開示した如くジョセフソン
・ゲートに含まれるジョセフソン・ゲートの負荷抵抗あ
るいは直列抵抗の値Rと超電導インダクタンスの値Lと
の比のR/Lの値を1×1010よりも小さくすれば良
い。これによって、10GHz以上の周波数を持つノイ
ズを遮断することができるので、ジョセフソン・ノイズ
による隣接するジョセフソン・ゲートの誤動作を防止し
て、安定に動作するジョセフソン・ゲートの直列構造体
を実現できる。
【0009】図2は、負荷抵抗の値Rが6Ωのときに、
超電導インダクタンスLを変化させて負荷抵抗の値Rと
超電導インダクタンスの値Lとの比のR/Lの値を変え
たときの、誤動作無しに直列に接続できる本発明による
ジョセフソン・ゲートの直列構造体に含まれるジョセフ
ソン・ゲートの個数との関係を示している。この関係は
負荷抵抗あるいは直列抵抗Rの一般の値について成り立
つ。この結果から明らかなように、実用上重要な4ビッ
ト以上の超高速アナログ・デジタル変換器を実現するた
めに必要な4個以上のジョセフソン・ゲートを誤動作無
しに直列に接続するためには、R/Lの値を1×1010
よりも小さくすればよいことがわかる。特に、負荷抵抗
の値Rはジョセフソン接合素子のトンネル抵抗値と常伝
導薄膜抵抗体の作製の再現性の観点からの下限と考えら
れる0.3Ωとすれば、超電導インダクタンスLは30
pH以上とすれば良いことがわかる。
【0010】さらに本発明によれば、ジョセフソン・ゲ
ートの直列構造体と、外部からのデジタル入力に対応さ
せて前記のジョセフソン・ゲートの直列構造体に含まれ
る複数のジョセフソン・ゲートのうちのあらかじめ定め
られている個数のジョセフソン・ゲートにのみ制御電流
を供給しジョセフソン・ゲートをスイッチさせ、このス
イッチしたジョセフソン・ゲートからの出力電流に重み
をつけて検出する手段とを含んでデジタル・アナログ変
換器を構成したので、従来技術におけるデジタル・アナ
ログ変換器において使用されていたジョセフソン・スイ
ッチング・ゲートのうちの特定のゲートのみをスイッチ
ングさせるための制御電流供給用デコーダ回路を使用す
る必要が無い。より具体的には、本発明では前記のスイ
ッチしたジョセフソン・ゲートからの出力電流に重みを
つけて検出する手段としては、信号出力用のdc−SQ
UIDの超電導リングにこの出力電流を導く超電導配線
を磁気的に結合させ、重みはこの超電導配線が超電導リ
ングと結合するインダクタンス巻線の長さあるいは結合
の回数を変化させることによって実現した。これによっ
てジョセフソン・スイッチング・ゲートのうちの特定の
ゲートのみをスイッチングさせるための制御電流供給用
デコーダ回路を無くすことが可能になった。このため、
回路の構成が簡単になり高集積化が可能になる。この事
実は、単に集積回路の小型化による生産性やコストの低
減をもたらすばかりでなく、以下の2つの理由によっ
て、デジタル・アナログ変換器の動作速度の向上をもた
らす。
【0011】第1に、回路を小型化することができれば
デジタル信号およびアナログ信号の配線の長さを短くす
ることができる。その結果、デジタル信号のビットの数
を増やした場合でも、信号間の遅れによって生じるデジ
タル・アナログ変換器の応答速度の上限を改善できる。
【0012】第2に、本発明では制御電流供給用デコー
ダ回路を使用していないので、従来技術のアナログ・デ
ジタル変換器の動作周波数の上限と考えられる2GHz
程度を超えることが可能になる。具体的には、本発明の
ジョセフソン・ゲートの直列構造体に含まれるジョセフ
ソン・ゲートの動作速度によって、本発明のアナログ・
デジタル変換器の動作周波数の上限は決まり、その値は
20GHz程度であって従来技術に比べて約10倍の改
善を行うことが可能になる。
【0013】
【実施例】(実施例1)図1(a)に本発明の第1の実
施例によるジョセフソン・ゲートの直列構造体の構成図
を、図1(b)に、同じく第1の実施例によるジョセフ
ソン・ゲートの回路図を示す。4個のジョセフソン・ゲ
ート101〜104と5個のインダクタンス111〜1
15が、交互に直列に接続されている。両端のインダク
タンス111と115に端子121と端子126が接続
されており、端子121は電流源に接続され、端子12
6は接地されている。各々のジョセフソン・ゲートは、
入力信号130〜133によってスイッチさせる。ま
た、各ジョセフソン・ゲートのリセットは、リセット信
号140〜143によって行う。これらの信号はいずれ
も電流信号である。図1(b)において、ジョセフソン
・ゲート101は、ジョセフソン接合素子1の2個とイ
ンダクタンス2を含み、端子160と端子161の間に
ゲート電流を印加した状態で端子171から端子172
に制御電流を流すことにより端子160と端子161の
間を零電圧状態から電圧状態に遷移せしめる第1のdc
−SQUIDと、端子164と端子165の間にゲート
電流を流した状態で端子173から端子174に制御電
流を印加することにより端子164と端子165の間を
零電圧状態から電圧状態に遷移せしめる第2のdc−S
QUIDと、負荷抵抗4を含み、第1のdc−SQUI
Dの端子160と負荷抵抗4の一方端子とが節点168
に接続され、第2のdc−SQUIDの端子165と負
荷抵抗4の一方端子とが節点170に接続され、第1の
dc−SQUIDの端子161と第2のdc−SQUI
Dの端子164と回路インダクタンス60の一方の端子
が節点163に接続され、二つの負荷抵抗4の他方の端
子と回路インダクタンス60の他方の端子が節点169
に接続され、端子122と端子123との間に直流のゲ
ート電流190を流す。このジョセフソン・ゲートは第
1および第2のdc−SQUIDの制御電流である入力
信号130とリセット信号140を入力とし、回路イン
ダクタンス60に流れる電流を出力とするフリップ・フ
ロップ回路を構成している。本実施例において、ジョセ
フソン接合素子1としては、トンネル型の素子を用いる
ことが望ましい。
【0014】このジョセフソン・ゲートは上述のよう
に、直流電源で動作するので、従来技術において、ゲー
ト・アレイのリセットのために不可欠であった超高周波
の交流電源を使用する必要がなくなり、回路の高速動作
が簡単に実現出来るようになる利点がある。図1(a)
で、超電導体よりなるインダクタンス111〜115の
各値は100pHとした。これによって、ジョセフソン
・ゲートを4個あるいはそれ以上直列接続した場合であ
っても、誤動作することのないジョセフソン・ゲートの
直列構造体を実現することができる。
【0015】図2は、負荷抵抗が6オームのときの抵抗
Rと超電導インダクタンスLの比と誤動作なしに直列接
続できるジョセフソン・ゲートの個数の関係を示す図で
ある。この図からわかる様に、比R/Lの値が10
10(1/s)を越えて大きい場合には直列に接続して安
定に動作し得ないか、あるいはせいぜい2個を直列に接
続できる程度であって、実用上ビット数の多いデジタル
・アナログ変換器やその他の複雑な論理を構成すること
は不可能であることがわかる。これに対して、比R/L
の値が1010(1/s)以下の場合には、実用上有用な
4ビット以上のデジタル・アナログ変換器やその他の複
雑な論理を構成し安定に動作させることが可能になるこ
とがわかる。図2に示した結果は、一般の負荷抵抗の値
について成立ち、従って、6ビットのデジタル・アナロ
グ変換器を構成するためにはR/Lの値を5×10
9(1/s)以下とする必要があり、8ビットのデジタ
ル・アナログ変換器を構成するためにはR/Lの値を3
×109(1/s)以下とする必要があることがわか
る。
【0016】(実施例2)図3に本発明の第2の実施例
のジョセフソン・ゲートの直列構造体の構成図を示す。
4個のジョセフソン・ゲート101〜104と5個のイ
ンダクタンス111〜115および直列抵抗116〜1
20が、交互に直列に接続されている。両端のインダク
タンス111と直列抵抗120に端子121と端子12
6が接続されており、端子121は電流源に接続され、
端子126は接地されている。各々のジョセフソン・ゲ
ートは、入力信号130〜133によってスイッチさせ
る。また、各ジョセフソン・ゲートのリセットは、リセ
ット信号140〜143に電流を流すことによって行
う。図3に示した本実施例の構成は、図1(a)に示し
た第1の実施例とは、超電導体よりなるインダクタンス
111〜115に直列にそれぞれ直列抵抗116〜12
0が接続されている点が異なっている。この場合には直
列抵抗がジョセフソン・ノイズに対する負荷抵抗として
働くので、実施例1において述べた抵抗Rとインダクタ
ンスLの比と誤動作なしに直列接続できるジョセフソン
・ゲートの個数の関係を、Rを直列抵抗の値として本実
施例の場合にもあてはめることが可能になる。
【0017】さらに、本実施例では、超電導体よりなる
インダクタンスの値が全て同じではない点で第1の実施
例とは異なっている。超電導体よりなるインダクタンス
111、113、115の値は30pHとし、超電導イ
ンダクタンス112、114の値は100pHとした。
このように、超電導体よりなるインダクタンスの値は必
ずしも一定である必要は無く、そのためジョセフソン・
ゲート間の配線の設計を自由に行うことができるほか、
部分的にジョセフソン・ゲート間の配線を短くして超電
導インダクタンスを小さくし、回路の動作速度を向上さ
せることができる。
【0018】(実施例3)図4に本発明の第3の実施例
のジョセフソン・ゲートの直列構造体の構成図を示す。
4個のジョセフソン・ゲート101〜104と4個のイ
ンダクタンス111、112、114、115および4
個の直列抵抗116、117、119、120が、交互
に直列に接続されている。両端のインダクタンス111
と直列抵抗120に端子121と端子126が接続され
ており、端子121は電流源に接続され、端子126は
接地されている。各々のジョセフソン・ゲートは、入力
信号130〜133によってスイッチさせる。また、各
ジョセフソン・ゲートのリセットは、リセット信号14
0〜143に電流を流すことによって行う。図4に示し
た本実施例の構成は、ジョセフソン・ゲートと超電導イ
ンダクタンスを交互に繰返して配置したジョセフソン・
ゲートの直列構造体を2つ直列に接続した例である。回
路動作上支障のない範囲で、本発明の主旨を生かしつ
つ、本実施例の様に、ジョセフソン・ゲートの直列構造
体を分割して構成することは、本発明の目的を達成する
ための一つの好ましい実施形態である。
【0019】(実施例4)図5に本発明の第4の実施例
のジョセフソン・ゲートの直列構造体の構成図を示す。
4個のジョセフソン・ゲート105〜108と5個のイ
ンダクタンス111〜115および直列抵抗116〜1
20が交互に直列に接続されている。両端のインダクタ
ンス111と直列抵抗120に端子121と端子126
が接続されており、端子121は電流源に接続され、端
子126は接地されている。各々のジョセフソン・ゲー
トは、入力信号130〜133によってスイッチさせ
る。また、各ジョセフソン・ゲートにはタイミング用の
クロック信号150〜153が加えられている。本実施
例の構成は、図1(a)、図3、図4の実施例とは、ジ
ョセフソン・ゲートに外部から入力したタイミング信号
に同期してデータを保持することができるレジスタ・ゲ
ートを使用した点が異なっている。
【0020】図6にレジスタ・ゲートの構成を示す。そ
れぞれが2つのジョセフソン素子1とインダクタンス2
から成る4つのdc−SQUIDと負荷抵抗4と超電導
体よりなるインダクタンス60、およびインダクタンス
2に磁気的に結合したインダクタンス61〜72を図6
に示す如くに接続する。端子76からの入力信号130
は端子77からのクロック信号150のタイミングによ
って取り込まれる。図1(b)のジョセフソン・ゲート
においては、信号のタイミングに関係無く、電流信号が
入力されるとジョセフソン・ゲートがスイッチして出力
信号に影響を与えるが、本実施例においてはクロック信
号のタイミングと同期して各ビットの情報を取り入れる
ので、データの遅れや回路のジッタによる誤動作をなく
すことができる。
【0021】(実施例5)図7に、本発明におけるデジ
タル・アナログ変換器の第1の実施例の構成図を示す。
図1(b)に示した構成を持つ2個のジョセフソン・ゲ
ート101および102と3個のインダクタンス111
〜113と直列抵抗116〜118が、交互に直列に接
続されている。両端のインダクタンス111と直列抵抗
118に端子121と端子126が接続されており、端
子121は電流源に接続され、端子126は接地されて
いる。各々のジョセフソン・ゲートは、入力信号130
と131によってスイッチさせる。また、各ジョセフソ
ン・ゲートのリセットは、リセット信号140、141
に電流を流すことによって行う。入力信号130によっ
てジョセフソン・ゲート101がスイッチすると、端子
6と7の間に接続されたインダクタンス501に流れる
超電導電流の向きが逆に変化する。インダクタンス50
1は電流検出用のdc−SQUIDに含まれたインダク
タンス511と磁気的に結合している。同様にして、デ
ジタルの入力信号131によってジョセフソン・ゲート
102がスイッチすると、インダクタンス502と50
3に流れる超電導電流の向きが逆に変化する。インダク
タンス502と503は電流検出用のdc−SQUID
に含まれたインダクタンス512と磁気的に結合してお
り、ジョセフソン・ゲート102がスイッチしたことに
よる出力の変化はジョセフソン・ゲート101のそれに
比較して2倍の超電導電流をdc−SQUIDのインダ
クタンスに誘起する。ジョセフソン接合520と521
の最大ジョセフソン電流よりもわずかに大きいゲート電
流190を流した状態で、デジタルの入力信号130と
131の0と1に対応させて(0,0)(0,1)
(1,0)(1,1)のときの端子550の出力電圧を
示したのが図8である。この図からわかるように、デジ
タルの入力信号に対応してアナログの出力電圧が変化し
ていることがわかる。これにより、本発明のジョセフソ
ン・ゲートの直列構造体とそれを用いたデジタル・アナ
ログ変換器を実現できる。
【0022】(実施例6)図9に、本発明におけるデジ
タル・アナログ変換器の第2の実施例の構成図を示す。
図6に示した構成を持つレジスタ・ゲートからなるジョ
セフソン・ゲート105、106と3個のインダクタン
ス111〜113および直列抵抗116、117、11
8が、交互に直列に接続されている。両端のインダクタ
ンス111と直列抵抗118に端子121と端子126
が接続されており、端子121は電流源に接続され、端
子126は接地されている。各々のジョセフソン・ゲー
トは、入力信号130と131によってスイッチさせ
る。デジタルの入力信号130によってジョセフソン・
ゲート105がスイッチすると、端子6と7の間に接続
されたインダクタンス501に流れる超電導電流の向き
が逆に変化する。インダクタンス501は電流検出用の
dc−SQUIDに含まれたインダクタンス511と磁
気的に結合している。各々のジョセフソン・ゲート10
5と106は、デジタルの入力信号130と131によ
ってスイッチさせる。本実施例の構成は、図7に示した
第1の実施例とは、ジョセフソン・ゲートに外部から入
力したクロック信号に同期してデータを保持することが
できるレジスタ・ゲートを使用した点が異なっている。
レジスタ・ゲートは、4つのdc−SQUIDと6つの
抵抗と2つの超電導体よりなるインダクタンスを図6に
示す如くに接続して構成した。入力データ130はクロ
ック信号150のタイミングによって取り込まれる。図
7の第1の実施例においては、信号のタイミングに関係
無く、電流信号が入力されるとジョセフソン・ゲートが
スイッチして出力信号に影響を与えるが、図9の本実施
例においてはクロック信号のタイミングと同期して各ビ
ットの情報を取り入れるので、データの遅れや回路のジ
ッタによる誤動作をなくすことができる。
【0023】(実施例7)図10に、本発明におけるデ
ジタル・アナログ変換器の第3の実施例の構成図を示
す。図1(b)に示した構成を持つ2個のジョセフソン
・ゲート101、102と3個のインダクタンス111
〜113および直列抵抗116〜118が、交互に直列
に接続されている。両端のインダクタンス111と直列
抵抗118に端子121と端子126が接続されてお
り、端子121は電流源に接続され、端子126は接地
されている。
【0024】本実施例の構成は、基本的には図7に示し
た第1の実施例の構成と同じである。ただし、図7では
インダクタンス502と503はともに電流検出用のd
c−SQUIDに含まれたインダクタンス512と磁気
的に結合しているのに対して、本実施例においてはイン
ダクタンス502は電流検出用のdc−SQUIDに含
まれたインダクタンス512と磁気的に結合し、インダ
クタンス503は電流検出用のdc−SQUIDに含ま
れたインダクタンス513と磁気的に結合している。こ
のような構成においても、本発明の目的を達することが
できた。
【0025】
【発明の効果】以上、詳述したごとく本発明の第1の効
果は安定に動作するジョセフソン・ゲートの直列構造
体、および電流あるいは電圧の出力値の安定性が良いデ
ジタル・アナログ変換器を提供することができる点にあ
る。さらに、本発明の第2の効果は、回路の構成が簡単
で高集積化が可能なデジタル・アナログ変換器を提供で
きることである。さらに、本発明の第3の効果は、高速
度動作が可能なデジタル・アナログ変換器を提供できる
ことにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示し、(a)はジョセ
フソン・ゲートの直列構造体の構成図、(b)はジョセ
フソン・ゲートの回路図。
【図2】負荷抵抗が6オームのときの抵抗Rとインダク
タンスLとの比R/Lと、誤動作なしに直列接続できる
ジョセフソン・ゲートの個数との関係を示す図。
【図3】直列構造体の第2の実施例を示す構成図。
【図4】直列構造体の第3の実施例を示す構成図。
【図5】直列構造体の第4の実施例を示す構成図。
【図6】ジョセフソン・ゲートの第2の実施例を示す回
路図。
【図7】本発明によるデジタル・アナログ変換器の第1
の実施例を示す回路図。
【図8】図7に示したデジタル・アナログ変換器の入力
・出力関係図。
【図9】デジタル・アナログ変換器の第2の実施例を示
す回路図。
【図10】デジタル・アナログ変換器の第3の実施例を
示す回路図。
【図11】従来例を示す回路図。
【符号の説明】
1、520、521…ジョセフソン接合素子 4、74…負荷抵抗 60…回路インダクタンス 101〜108…ジョセフソン・ゲート 111〜115、501〜503、511、512…イ
ンダクタンス 116〜120…直列抵抗 130〜133…入力信号 140〜143…リセット信号 150〜153…クロック信号 190…ゲート電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中原 宏治 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2つのジョセフソン接合素子と
    インダクタンスによって構成されたdc−SQUIDを
    少なくとも2個含んで成るジョセフソン・ゲートと、超
    電導インダクタンスとを交互に繰返して配置して直列接
    続し、その一端をゲート電流供給用の直流電源に接続し
    たことを特徴とするジョセフソン・ゲートの直列構造
    体。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の超電導インダクタンス
    は、これと直列に接続された直列抵抗をともなって配置
    されていることを特徴とするジョセフソン・ゲートの直
    列構造体。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のジョセフソン・
    ゲートは、第1の端子と第2の端子の間にゲート電流を
    流した状態で第3の端子と第4の端子の間に制御電流を
    流すことにより上記第1の端子と第2の端子の間を零電
    圧状態から電圧状態に遷移せしめる第1と第2のdc−
    SQUIDと、第1と第2の負荷抵抗を含み、第1のS
    QUIDの第1の端子と第1の負荷抵抗の一方の端子と
    が第1の節点に接続され、第2のSQUIDの第1の端
    子と第2の負荷抵抗の一方の端子とが第2の節点に接続
    され、第1のSQUIDの第2の端子と第2のSQUI
    Dの第2の端子と回路インダクタンスの一方の端子とが
    第3の節点に接続され、第1の負荷抵抗の他方の端子と
    第2の負荷抵抗の他方の端子と回路インダクタンスの他
    方の端子とが第4の節点に接続され、第1の節点と第2
    の節点との間にゲート電流を流し、第1のSQUIDの
    制御電流を入力信号とし、第2のSQUIDの制御電流
    をリセット信号とし、回路インダクタンスに流れる電流
    を出力とする直流駆動フリップ・フロップ回路であるこ
    とを特徴とするジョセフソン・ゲートの直列構造体。
  4. 【請求項4】請求項2または3において、前記直列抵抗
    あるいは負荷抵抗の抵抗値Rは、前記ジョセフソン・ゲ
    ートと交互に配置される超電導インダクタンスの値Lと
    の比R/Lが、1×1010よりも小さくなるように選定
    されていることを特徴とするジョセフソン・ゲートの直
    列構造体。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかにおいて、前記超
    電導インダクタンスのうちの少なくとも一つの超電導イ
    ンダクタンスの値Lは30pH以上であることを特徴と
    するジョセフソン・ゲートの直列構造体。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかにおいて、前記ゲ
    ート電流はジョセフソン・ゲートの直列構造体の一方の
    端から供給され、他方の端部から電源へ戻ることを特徴
    とするジョセフソン・ゲートの直列構造体。
  7. 【請求項7】請求項1または2に記載のジョセフソン・
    ゲートの直列構造体と、外部からのデジタル入力に対応
    させて上記ジョセフソン・ゲートの直列構造体に含まれ
    る複数のジョセフソン・ゲートのうちのあらかじめ定め
    られている個数のジョセフソン・ゲートにのみ制御電流
    を供給しジョセフソン・ゲートをスイッチさせる制御手
    段と、このスイッチしたジョセフソン・ゲートからの出
    力電流に重みをつけて検出する手段とを含んで成ること
    を特徴とするデジタル・アナログ変換器。
  8. 【請求項8】請求項7に記載のジョセフソン・ゲートの
    直列構造体を構成するジョセフソン・ゲートは、請求項
    3に記載の直流駆動フリップ・フロップ回路であること
    を特徴とするデジタル・アナログ変換器。
  9. 【請求項9】請求項7に記載のジョセフソン・ゲートを
    スイッチさせる制御手段は、タイミングのためのクロッ
    ク信号と外部からのデジタル入力信号とを入力するため
    に、前記dc−SQUIDに磁気的に結合させて設けた
    超電導配線であることを特徴とするデジタル・アナログ
    変換器。
  10. 【請求項10】請求項7〜9のいずれかにおいて、前記
    スイッチしたジョセフソン・ゲートからの出力電流に重
    みをつけて検出する手段は、少なくとも2つのジョセフ
    ソン接合と、前記スイッチしたジョセフソン・ゲートか
    らの出力電流を導く配線と磁気的に結合した超電導イン
    ダクタンスとによって構成されたdc−SQUIDであ
    って、前記の重みは上記磁気的結合を持つ部分の超電導
    インダクタンスの巻線の長さあるいは結合の回数を変え
    て実現したことを特徴とするデジタル・アナログ変換
    器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07202703A (ja) * 1993-12-21 1995-08-04 Trw Inc 二重接合ソリッドフリップフロップを使用した高性能超電導デジタル・アナログコンバータ
JP2010187240A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology 高精度化d/a変換器
JP2021192550A (ja) * 2016-05-03 2021-12-16 ディー−ウェイブ システムズ インコーポレイテッド 超伝導回路及びスケーラブルな計算において使用される超伝導デバイスのためのシステム及び方法

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