JPH05198163A - 半導体記憶装置におけるアドレスポインタ - Google Patents

半導体記憶装置におけるアドレスポインタ

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JPH05198163A
JPH05198163A JP4221316A JP22131692A JPH05198163A JP H05198163 A JPH05198163 A JP H05198163A JP 4221316 A JP4221316 A JP 4221316A JP 22131692 A JP22131692 A JP 22131692A JP H05198163 A JPH05198163 A JP H05198163A
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circuit
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signal
address pointer
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JP4221316A
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English (en)
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Shinichi Masuda
真一 増田
Masatoshi Kimura
雅俊 木村
Tetsuya Matsumura
哲哉 松村
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Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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    • G11C8/04Arrangements for selecting an address in a digital store using a sequential addressing device, e.g. shift register, counter

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シーケンシャルアクセスメモリのアクセス動
作を高速化するとともにその構成要素の規則性を維持す
る。 【構成】 カウンタ1は、クロック信号φをカウント
し、そのカウント数がメモリセルアレイ4の行数または
列数と一致したときに行カウント一致信号RSOまたは
列カウント一致信号CSOを発生して、それぞれシフト
レジスタからなる行アドレスポインタ2および列アドレ
スポインタ3のシフト入力RSIおよびCSIに与え
る。行アドレスポインタ2および列アドレスポインタ3
はこのシフト入力RSIおよびCSIへ与えられた入力
をクロック信号φおよびCφに応答して順次シフトして
メモリセルアレイ4の行選択線または列選択線を順次選
択状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体記憶装置におけ
るアドレスを指定するためのアドレスポインタに関し、
特に、アドレスがシーケンシャルに指定される半導体記
憶装置におけるアドレスポインタに関する。より特定的
には、シーケンシャルにアクセス可能な半導体記憶装置
における行アドレスをシーケンシャルに指定するための
アドレスポインタの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】TV受像器、ファクシミリ送受信器、お
よびコピー機など画像情報をデジタル的に処理する用途
では、バッファメモリとして半導体記憶装置がよく用い
られる。この場合、画像情報は静止画像情報および動画
情報にかかわらず順次バッファメモリへ与えられる。半
導体記憶装置は、与えられた情報を順次記憶する。この
ような用途に用いられる半導体記憶装置では、高速にア
クセスするために、アドレス指定をするためのアドレス
ポインタとしてカウンタが用いられることが多い。アド
レスがシーケンシャルな順序で選択される半導体記憶装
置は、シーケンシャルアクセスメモリ(以下、SAMと
称す)と呼ばれる。
【0003】図22は従来のSAMの全体の構成を概略
的に示す図である。図22を参照して、SAMは、行お
よび列からなるマトリックス状に配列された複数のメモ
リセルを含むメモリセルアレイ4と、このメモリセルア
レイ4の1行のメモリセルを選択するための行アドレス
ポインタ10と、このメモリセルアレイ4の一列のメモ
リセルを選択状態とするための列アドレスポインタ11
とを含む。ここで、メモリセルアレイ4では、1ワード
が複数ビット備える場合、列アドレスポインタ11から
の列選択信号は1ワードを選択状態とする。SAMはさ
らに、リセット信号RSTに応答して内部リセット信号
を発生するバッファ回路20を含む。バッファ回路20
は、リセット信号RSTを反転する相補内部リセット信
号/RSTを発生するインバータ回路20aと、リセッ
ト信号RSTをバッファ処理する2段の縦続接続された
インバータ回路20bおよび20cを含む。
【0004】行アドレスポインタ10は、バッファ回路
20からの相補内部リセット信号/RSTを受けるノー
ドRHと、バッファ回路20からの内部リセット信号R
STを受けるノードRLと、メモリセルアレイ4の行選
択タイミングを与える行選択クロック信号Rφを受ける
ノードRφと、この行選択クロック信号Rφに応答して
順次選択状態となる出力ノードRO(0)〜RO(N−
1)を含む。
【0005】この行アドレスポインタ10の出力ノード
RO(0)〜RO(N−1)はメモリセルアレイ4の各
行に対応して設けられる。より具体的に言えば、この行
アドレスポインタ10の出力ノードRO(0)〜RO
(N−1)はメモリセルアレイ4において1行のメモリ
セルを選択状態とするための行選択信号線に対応して設
けられる。行アドレスポインタ10は、この行選択クロ
ック信号Rφに応答して順次その出力ノードRO(0)
〜RO(N−1)を選択状態とし、これによりメモリセ
ルアレイ4の対応の行を選択状態とする。
【0006】行アドレスポインタ10はさらにこの出力
ノードRO(N−1)が選択状態となった後にシフトク
ロックCφOを出力するノードCφOを含む。このシフ
トクロックCφOは列アドレスポインタ11のクロック
信号入力ノードCφIへ与えられる。
【0007】列アドレスポインタ11は、メモリセルア
レイ4の各列対応に設けられる出力ノードCO(0)〜
CO(N−1)と、バッファ回路20からの相補内部リ
セット信号/RSTおよび内部リセット信号RSTをそ
れぞれ受けるリセットノードRHおよびRLを含む。列
アドレスポインタ11は、そのクロック入力ノードCφ
Iへクロック信号が与えられるごとにその出力ノードを
1つずつシフトさせて選択状態とする。
【0008】この図22に示すSAMは、1チップで構
成されてもよく、また他のデータ処理装置と同一チップ
上に集積化されて構成されてもよい。この場合、リセッ
ト信号RSTおよび行選択クロック信号Rφはこの同一
チップ上に設けられた制御回路から伝達される。次に動
作について簡単に説明する。まずリセット信号RSTは
“L”イネーブルの信号であり、活性状態となったと
き、行アドレスポインタ10および列アドレスポインタ
11を初期設定する。すなわち、リセット信号RSTが
“L”となったとき、行アドレスポインタ10および列
アドレスポインタ11はそれぞれの出力ノードR0
(0)およびCO(0)を選択状態とする。
【0009】行選択クロック信号Rφが与えられるごと
に、行アドレスポインタ10はその出力ノードを1つず
つシフトさせて選択状態とする。これにより、同一列に
おいて異なる行のメモリセルが順次選択状態とされ、選
択されたメモリセルへの情報の書込/読出が実行され
る。行アドレスポインタ10において最後の出力ノード
RO(N−1)が選択状態となると、次いでシフトクロ
ック信号CφOが発生され、列アドレスポインタ11へ
与えられる。
【0010】列アドレスポインタ11は、この行アドレ
スポインタ10の出力ノードRO(N−1)の非選択状
態への移行と同期してその出力ノードを1つずらして選
択状態とする。これにより次の列の第1行のメモリセル
から再び順次選択され、選択されたメモリセルへのアク
セスが実行される。以降、この動作がクロック信号Rφ
が与えられる限り続けられる。このようにSAMは、メ
モリセルアレイ4における行および列の選択が行選択ク
ロック信号Rφおよびシフトクロック信号CφOに応答
して実行されるため、アドレスを取込むための制御信号
(ロウアドレスストローブ信号/RAS、コラムアドレ
スストローブ信号/CAS、チップセレクト信号/C
S)などを必要としないため、高速でアクセスすること
が可能となり、これにより高速で画像情報の処理を実行
することができる。
【0011】このメモリセルアレイ4において順次選択
されたメモリセルへはデータ入出力回路21を介してデ
ータの書込/読出が実行される。
【0012】図23は図22に示すメモリセルアレイ4
の構成の一例を示す図である。図23において、メモリ
セルアレイ4は、行および列からなるマトリックス状に
配列された複数のメモリセルを含む。図23において
は、ワード単位で2行2列に配列されたメモリセルを代
表的に示す。行選択線ROには1行のメモリセルが対応
して設けられ、1本の列選択線COに対しては1列のメ
モリセル(ワード単位)が関連付けられる。各ワード単
位のメモリセルに対しては、行選択線上の行選択信号と
列選択線上の列選択信号を受けるAND回路が設けられ
る。すなわち、行選択線RO(i)と列選択線CO
(j)およびCO(j+1)との交点にそれぞれAND
回路AN1およびAN2が設けられる。行選択線RO
(i+1)と列選択線CO(j)およびCO(j+1)
との交差部には、AND回路AN3およびAN4が設け
られる。
【0013】AND回路AN1は、対応の行選択線RO
(i)および列選択線CO(j)が選択状態となったと
き、対応の1ワードのメモリセルMWijを選択状態と
する。AND回路AN2は行選択線RO(a)および列
選択線CO(j+1)が選択状態となったときに1ワー
ドのメモリセルMWi(j+1)を選択状態とする。
【0014】同様にAND回路AN3およびAN4は、
行選択線RO(i+1)と列選択線CO(i)およびC
O(j+1)が選択状態となったとき1ワードのメモリ
セルMW(i+1)jおよびMW(i+1)(j+1)
を選択状態とする。
【0015】行選択線ROと列選択線COとの各交差部
にAND回路を設けることにより、確実に1ワードのメ
モリセルのみを選択状態とすることができ、誤ったデー
タの書込/読出を防止することができる。
【0016】ここに含まれるメモリセルの構造はダイナ
ミック型メモリセルであってもよく、またスタティック
型メモリセルが用いられてもよい。選択された1ワード
のメモリセルは、内部データ線IOa,IObおよびI
Ocへ接続される。内部データ線IOa〜IOcは入出
力回路21へ接続される。
【0017】図23に示すように、1ワード単位でメモ
リセルへのアクセスが実行される場合、図24に示すよ
うにこのメモリセルアレイ4のアドレスの割付が実現さ
れる。
【0018】図24を参照して、メモリセルアレイ4は
N行M列に配列されたメモリセルを含む。行と列の交差
部には1ワードのメモリセルが接続される。このような
配置の場合、メモリセルアレイ4においては、まずアド
レス(0,0)のメモリセルから始まってアドレス
(1,0)…(N−1,0)のメモリセルが順次選択さ
れる。この第0列のメモリセル(ワード単位)の選択が
すむと次いで第1列目の第0行のメモリセルからのアク
セスが実行される。最終的に第(N−1)行第(M−
1)列のメモリセル(1ワード)がアクセスされた後再
び第0行第0列のメモリセルへのアクセスが実行され
る。
【0019】
【0020】図25は図22に示す行アドレスポインタ
の構成を示すブロック図である。図19において行アド
レスポインタ10は、N段の縦続接続されたシフトレジ
スタ9A、および9B1〜9B(N−1)を含む。初段
のシフトレジスタ9AはリセットノードRHおよびRL
へ与えられるリセット信号に応答して、“1”にリセッ
トされる。シフトレジスタ9B(N−1)はリセット信
号RLに応答して“0”にリセットされる。ここで、以
下の説明においては、ノードとそのノードに与えられる
信号とは同一の符号を用いる。
【0021】シフトレジスタ9A、9B1〜9B(N−
1)はそれぞれ入力ノードSIと、出力ノードSOと、
クロック入力ノードφおよび/φを含む。各シフトレジ
スタ9A、9B1〜9B(N−1)はそれぞれ2相のク
ロック信号Rφおよび/Rφに応答してシフト動作を実
行する。すなわち、クロック信号Rφに応答して与えら
れた信号を取込み、かつクロック信号/Rφに応答して
ラッチした信号を出力する。シフトレジスタ9A、9B
1〜9B(N−1)の出力ノードSOからそれぞれ行選
択線RO(0)〜RO(N−1)を選択状態とする行選
択信号が出力される。
【0022】この行アドレスポインタ10の最終段のシ
フトレジスタ9B(N−1)の出力ノードSOは偶数段
のドライブ回路DV1およびDV2、…を介して初段の
シフトレジスタ9Aの入力ノードSIへ結合される。こ
のリング構成により、メモリセルアレイの行が繰返し順
次選択される。ドライブ回路DV1およびDV2はそれ
ぞれこの最終段のシフトレジスタ9B(N−1)から初
段のシフトレジスタ9Aへの信号伝達の遅延を少なくす
るために設けられており、それぞれの駆動能力が異なっ
ている。具体的にいえば、ドライブ回路DV2の駆動能
力はドライブ回路DV1の駆動能力よりも大きい。最終
段のシフトレジスタ9B(N−1)からまたシフトクロ
ック信号CφOが発生され、列アドレスポインタ11へ
与えられる。
【0023】行アドレスポインタ10はまたクロック入
力ノードRφIへ与えられる行選択クロック信号Rφに
応答して内部クロック信号Rφおよび/Rφを発生する
インバータ回路IV1、IV2およびIV3を含む。イ
ンバータ回路IV1およびIV2が縦続接続され、クロ
ック信号Rφを発生する。インバータ回路IV3はこの
ノードRφIへ与えられたクロックを反転し相補クロッ
ク信号/Rφを生成する。
【0024】図26は、図22に示す列アドレスポイン
タの構成例を示す図である。図26において列アドレス
ポインタ11は図25に示す行アドレスポインタ10と
類似する構成を備えており、M段の縦続接続されたシフ
トレジスタを含む。このシフトレジスタ9A、9B1〜
9B(M−1)の構成はそれぞれ図25に示すシフトレ
ジスタ9Aおよび9B1〜9B(N−1)と同様であ
る。異なっているのは、クロック入力ノードφ,/φへ
与えられるクロック信号が信号Rφ,/Rφではなく、
行アドレスポインタ10からのシフトクロック信号Cφ
Oに応答して発生されるクロック信号Cφ、/Cφであ
ることである。シフトレジスタ9A、9B1〜9B(M
−1)の出力ノードSOからそれぞれ列選択線を選択状
態とする列選択信号CO(0)〜CO(M−1)が発生
される。
【0025】列アドレスポインタ11においても最終段
のシフトレジスタ9B(M−1)の出力ノードSOは2
段の縦続接続されたドライブ回路DV3およびDV4を
介して初段のシフトレジスタ9Aの入力ノードSIへ結
合される。このドライブ回路DV3およびDV4はイン
バータ回路であり、高速で最終段のシフトレジスタ9B
(M−1)の出力を初段のシフトレジスタ9Aの入力S
Iへ伝達する機能を備える。
【0026】列アドレスポインタ11はさらに、クロッ
ク入力ノードCφIへ与えられるシフトクロック信号C
φOに応答して2相のクロック信号Cφおよび/Cφを
発生するインバータ回路IV4、IV5およびIV6を
含む。インバータ回路IV4およびIV5は縦続接続さ
れ、クロック信号Cφを発生する。インバータ回路IV
6は、入力ノードCφIへ与えられた信号を反転し、相
補クロック信号/Cφを生成する。次にこの図25およ
び図26に示す行および列アドレスポインタの動作をそ
の動作波形図である図27を参照して説明する。
【0027】まずリセット信号RSTが発生され、行ア
ドレスポインタ10の初段のシフトレジスタ9Aの初期
値が“1”に、残りのシフトレジスタ9B1〜9B(N
−1)の初期値が“0”に設定される。この行アドレス
ポインタ10の初段のシフトレジスタ9Aに初期設定さ
れた“1”の値は行選択クロックRφの立ち下がりに応
答して出力される。このクロック信号Rφの立ち下がり
に応答してまず行選択信号R(0)が発生される。一
方、列アドレスポインタ11においても同様にリセット
信号RSTが与えられており、その列アドレスポインタ
の初段のシフトレジスタ9Aの初期値が“1”に、残り
のシフトレジスタ9B1〜9B(M−1)の初期値が
“0”に設定される。したがって、列アドレスポインタ
11においては、行選択線CO(0)のみが選択状態と
なる。
【0028】この列アドレスポインタ11のクロック信
号は行アドレスポインタ10からのシフトクロック信号
CφOで与えられる。したがって、この行アドレスポイ
ンタ10からシフトクロック信号CφOが発生されるま
で列アドレスポインタ11においてはシフト動作が行な
われず、列選択線CO(0)が選択状態となる。この第
0列のすべての行が選択状態とされると、シフトクロッ
ク信号CφOが行アドレスポインタ10の最終段のシフ
トレジスタ9B(N−1)から発生される。このシフト
クロック信号CφOは列アドレスポインタ11へ与えら
れ、列アドレスポインタ11がシフト動作を、このシフ
トクロック信号CφOの立ち下がりに応答して実行し、
隣接する列選択線CO(1)が選択状態となる。以降こ
の動作を繰返すことにより、最終的に列選択線CO(N
−1)が選択状態となる。
【0029】行アドレスポインタ10の最終段の出力が
“1”から“0”へ変化すると、列アドレスポインタ1
1における初段のシフトレジスタ9Aの出力CO(0)
が“0”となり、一方、次段のシフトレジスタ9B1の
出力CO(1)が“1”となる。この動作が繰返し実行
されることにより、メモリセルアレイ4の各ワードが順
次選択される。
【0030】なお図26に示す列アドレスポインタ11
においては、シフトクロック信号Cφ、/Cφは、行ア
ドレスポインタ10からのシフトクロック信号Cφoに
応答して発生されている。シフトクロック信号Cφo
は、行アドレスポインタ10の一列のすべての行を選択
したとき、すなわちこの行アドレスポインタ10の最終
段のシフトレジスタ9B(N−1)の出力RO(N−
1)が発生されたとき発生される。この場合、列アドレ
スポインタ11においては、初期状態においてリセット
信号RH,RLに応答して列選択線CO(0)が選択状
態とならないことが考えられる(行アドレスポインタ1
0と列アドレスポインタ11とが同一構成の場合)。初
期状態において確実に列選択線CO(0)を選択状態と
するための構成について次に説明する。
【0031】図28は、列選択線を初期状態に確実に選
択状態とするための構成を示す図である。図28におい
て、クロック信号CφIを発生するための回路は、リセ
ット信号RSTの立下がりのみを遅延するための遅延回
路400と、遅延回路400の出力とクロック信号Rφ
との論理積をとるAND回路402と、AND回路40
2の出力とシフトクロック信号CφOとの論理和をとる
OR回路404を含む。
【0032】遅延回路400は、リセット信号RSTを
遅延するための2段の縦続接続されたインバータ回路4
10および412と、インバータ回路412の出力とリ
セット信号RSTとを受けるOR回路414を含む。O
R回路414の出力がAND回路402の一方入力へ与
えられる。次にこの図28に示す回路の動作についてそ
の動作波形図である図29を参照して説明する。
【0033】リセット信号RSTはその立下がりのみが
遅延回路400により遅延される。すなわち、リセット
信号RSTはインバータ回路410および412により
遅延される。OR回路414は、その少なくとも一方の
入力に“H”(1)の信号が与えられたときに“1”の
信号を発生する。したがって、遅延回路400からはリ
セット信号RSTの立下がりのみが遅延された信号が出
力される。この立下がり遅延リセット信号(OR回路4
14の出力)の活性状態期間(“1”の期間)が最初の
シフトクロック信号Rφの発生時(“1”状態時)と重
なり合う期間を有するように適当に遅延回路400にお
ける遅延時間が設定されたならば、AND回路402は
初期設定時においてクロック信号Rφに応答してイネー
ブル状態となり、OR回路400からシフトクロックC
φIを発生することができる。これにより初期状態時に
おいて確実に列選択線CO(0)を選択状態とすること
ができる。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、シフト
レジスタの出力を行選択用および列選択用の信号として
用いることにより、メモリセルアレイの各ワードをシー
ケンシャルに高速でアクセスすることができる。このシ
ーケンシャル動作を実現するために、行アドレスポイン
タ10および列アドレスポインタ11の各々の最終段の
シフトレジスタ9B(N−1)および9B(M−1)の
出力はドライブ回路DV1,DV2、およびDV3,D
V4を介して初段のシフトレジスタ9Aへ戻されてい
る。
【0035】ドライブ回路DV1〜DV4は、以下の理
由で設けられる。半導体記憶装置が大記憶容量となる
と、メモリセルアレイの行および列の数が増大する。行
アドレスポインタ10および列アドレスポインタ11
は、各々メモリセルアレイ4の行および列と同数のシフ
トレジスタ段を含む。したがって、半導体記憶装置の大
容量化に伴い、行(列)アドレスポインタの最終段のシ
フトレジスタと初段のシフトレジスタとの距離が長くな
る。これは、行(列)アドレスポインタの最終段のシフ
トレジスタの出力を初段のシフトレジスタの入力へフィ
ードバックする信号線を長くし、そこを伝達される信号
に対するR(配線抵抗)およびC(配線容量)による信
号遅延を与もたらす。
【0036】このようなフィードバック用の信号線にお
けるRC遅延による信号伝播遅延を最小とするために、
ドライブ回路DV1〜DV4が設けられる。ドライブ回
路DV1〜DV4は、各々、駆動能力の大きい(トラン
ジスタサイズの大きい)インバータ回路で構成される。
メモリセルアレイの行および/または列の数が多くなる
と、アドレスポインタの最終段のシフトレジスタの出力
と初段のシフトレジスタの入力との距離が応じて長くな
るため、ドライブ回路DV1〜DV4の駆動能力もそれ
に応じて大きくされる。
【0037】ドライブ回路は、一般に、低消費電力性か
らMOS(絶縁ゲート型)トランジスタを用いて構成さ
れる。ドライブ回路の駆動能力を大きくするためにトラ
ンジスタサイズを大きくすると、入力ゲート容量(ゲー
トとソース/ドレインとの間の容量等)が大きくなる。
大きな入力ゲート容量を高速で駆動するためには、行
(列)アドレスポインタの最終段のシフトレジスタの駆
動能力を多くする必要がある。このため、行(列)アド
レスポインタの最終段のシフトレジスタとそれ以外のシ
フトレジスタとは異なるサイズのトランジスタを用いる
必要がある。これは、半導体記憶装置の構成における規
則性を損なう。一般に、半導体装置の構成において、構
成要素の規則性が損なわれると、効率的に構成要素を配
置することができず、面積利用効率が低下する。以下、
この規則性が損なわれる問題について具体的に説明す
る。
【0038】図30に、行アドレスポインタとメモリセ
ルとの対応関係を示す。図30に示すように、実際に
は、行アドレスポインタ10は、メモリセルアレイ4の
中央部に配置される。これは、行選択線を短くし、行選
択信号を高速で選択された行選択線終端まで伝達するた
めである。行アドレスポインタ10は2列に配列される
シフトレジスタを含む。図においては、4つのシフトレ
ジスタ9B(N−4)〜9B(N−1)を示す。2行の
メモリセルのピッチに対し1つのシフトレジスタが配置
される。
【0039】最終段のシフトレジスタ9B(N−1)の
トランジスタサイズが他のシフトレジスタ9B(N−
4)〜9B(N−2)より大きくなると、この最終段の
シフトレジスタ9B(N−1)が半導体記憶装置に割り
当てられた領域端Aからはみ出し、この領域端は図30
の領域端Bまで延びることになり、半導体記憶装置の占
有面積が大きくなる。
【0040】ドライブ回路の入力ゲート容量を小さくす
ることは、このドライブ回路の段数を4段以上とし、そ
れぞれのトランジスタサイズを入力段から出力段へと順
次大きくすることにより実現可能である。(一般に、あ
る比率でドライブ回路の駆動能力を増加させることによ
り駆動を高速化することが知られている)。この状態を
図25および図26において各ドライブ回路DV1,D
V3とドライブ回路DV2およびDV4とのサイズを異
ならせて表わしている。
【0041】しかしながら、この状態においても、行
(列)アドレスポインタの最終段のシフトレジスタから
初段のシフトレジスタ9Aへのフィードバックにおける
遅延時間を0とすることはできない。また、行(列)ア
ドレスポインタの最終段のシフトレジスタ9B(N−
1)または9B(M−1)はドライブ回路を駆動すると
ともに、行(列)選択信号を発生し、行(列)選択線を
駆動するため,この最終段のシフトレジスタ9B(N−
1)、9B(M−1)の駆動能力を残りのシフトレジス
タよりも大きくすることが必要とされ、半導体記憶装置
の構成における規則性を維持することが困難である。
【0042】それゆえ、この発明の目的は、半導体記憶
装置が大記憶容量となっても、高速でメモリセルをアク
セスすることのできるアドレスポインタを提供すること
である。
【0043】この発明の他の目的は、メモリセルアレイ
の行および/または列の数が増加しても、最終段のシフ
トレジスタの出力から初段のシフトレジスタの入力への
信号伝達における配線抵抗/容量に起因する伝播遅延が
生じることのないアドレスポインタを提供することであ
る。
【0044】この発明のさらに他の目的は、半導体記憶
装置の構成における規則性を損なうことのないアドレス
ポインタを提供することである。
【0045】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる半導体
記憶装置におけるアドレスポインタは、クロック信号を
カウントし、そのカウント数がメモリセルアレイの行の
数と一致するごとにカウント一致信号を出力するカウン
ト手段と、このカウント手段からのカウント一致信号を
順次シフトするシフト手段とを含む。
【0046】このシフト手段は、メモリセルアレイの行
選択線対応に設けられる複数のステージを含む。各ステ
ージは、カウント一致信号が与えられたとき対応の行選
択線を選択状態とする。
【0047】
【作用】カウント一致信号は、メモリセルアレイのある
列における最終行の選択時に発生される。シフト手段は
カウント手段からのカウント一致信号を順次シフトす
る。シフト手段の各ステージはこのカウント一致信号が
与えられたとき、対応の行選択線を選択状態にする。列
変更時において、次の列の第1行はカウント手段からの
カウント一致信号により選択状態とされる。最終段から
初段へのフィードバック信号は存在しない。したがっ
て、最終段から初段へのフィードバック信号の遅延の問
題は存在せず、高速で行選択線をシーケンシャルに選択
状態とすることができる。
【0048】
【実施例】
[実施例1]図1は、この発明の一実施例である半導体
記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。図1に
おいて、半導体記憶装置は、行および列からなるマトリ
ックス状に配置される複数のメモリセルを含むメモリセ
ルアレイ4と、メモリセルアレイ4の選択されたメモリ
セルへ/からのデータの書込/読出を行なうデータ入出
力回路21を含む。
【0049】メモリセルアレイ4の構成としては、図2
3に示す構成が用いられてもよい。また、メモリセルア
レイ4は、ダイナミック型メモリセルまたはスタティッ
ク型メモリセルを含んでもよい。さらに、メモリセルア
レイ4は、1ワードが複数ビットの構成を備えてもよ
く、また1ワードが1ビットの構成を備えてもよい。デ
ータ入出力回路2は複数ビット並列にデータの入出力を
行なう構成であってもよく、また1ビット単位でデータ
の入出力を行なう構成であってもよい。半導体記憶装置
はシーケンシャルにアクセスされるものであればよい。
【0050】半導体記憶装置は、さらに、クロック信号
φをカウントし、そのカウント数がメモリセルアレイ4
の行および列の数と同じになるごとに行カウント一致信
号RSOおよび列カウント一致信号CSOを出力するカ
ウント手段としてのカウンタ1と、カウンタ1からの行
カウント一致信号を順次シフトして行選択信号ROを発
生する行シフト手段としての行アドレスポインタ2と、
カウンタ1からの列カウント一致信号CSOを順次シフ
トして列選択信号COを発生する列シフト手段としての
列アドレスポインタ3を含む。
【0051】カウンタ1は、行についてのカウント数を
設定するための行数設定入力(プリロード入力)DR
(0)〜DR(n−1)と、列についてのカウント数を
設定するための列数設定入力(プリロード入力)DC
(0)〜DC(n−1)と、クロック信号φを受ける入
力ノードφと、行および列のカウント値をそれぞれリセ
ットするための行リセット入力RCおよび列リセット入
力CCと、行および列のカウント数をそれぞれ初期設定
するための行ロード信号RLおよび列ロード信号CLを
それぞれ受けるロード信号入力ノードRLおよびCLを
含む。ここで、各入力ノードとそこへ与えられる信号と
は同一の符号で示す。
【0052】カウンタ1は、さらに、カウント一致信号
RSOおよびCSOをそれぞれ出力する出力ノードRS
OおよびCSOと、列アドレスポインタ3のシフト動作
を制御する列クロック信号Cφを出力する出力ノードC
φを含む。ここでも、出力ノードとそこから出力される
信号とは同一符号で示す。
【0053】行アドレスポインタ2は、カウンタ1から
の行カウント一致信号RSOを受ける入力ノードRSI
と、行カウントリセット信号RCを受ける入力ノードR
Cと、クロック信号φを受けるクロック入力ノードRφ
と、メモリセルアレイ4の各行選択線対応に設けられる
出力ノードRO(0)〜RO(N−1)を含む。行アド
レスポインタ2は、入力ノードRSIへ与えられた行カ
ウント一致信号をクロック入力ノードRφへ与えられた
クロックφに応答して順次シフトし、その出力ノードR
O(0)〜RO(N−1)を順次選択状態とする。
【0054】列アドレスポインタ3は、カウンタ1から
の列カウント一致信号CSOを受ける入力ノードCSI
と、カウンタ1からの列クロック信号Cφを受けるクロ
ック入力ノードCφと、列カウントリセット信号CCを
受けるリセット入力ノードCCと、メモリセルアレイ4
の各列対応に設けられる出力ノードCO(0)〜CO
(M−1)を含む。列アドレスポインタ3は、入力ノー
ドCSIへ与えられた列カウント一致信号CSO(CS
I)を列クロック信号Cφに応答して順次シフトし、そ
の出力ノードCO(0)〜CO(M−1)を選択状態と
する。
【0055】図2は、図1に示すカウンタ1の具体的構
成の一例を示す図である。図2において、カウンタ1
は、行アドレスに対するカウント動作を実行する行カウ
ント回路5と、列アドレスのためのカウント動作を実行
する列カウント回路6を含む。行カウント回路5は、プ
リロードデータDR(0)〜DR(n−1)を受けるプ
リロード入力D(0)〜D(n−1)と、ロード信号R
Lを受けるロード入力Lと、行カウントリセット信号R
Cをインバータ回路53を介して受けるクリア入力C
と、クロック入力φに与えられたクロックφをカウント
し、該カウント値を出力する出力ノードQ(0)〜Q
(N−1)を含む。この行カウント回路5は、クロック
φをカウントし、そのカウント値を表示する。この行カ
ウント回路5が所定の数(メモリセルアレイの行の数)
をカウントしたときその出力ノードQ(0)〜Q(n−
1)はすべて“1”の信号を出力する。
【0056】列カウント回路6は、行カウント回路5と
同様の構成を備えており、プリロートデータDC(0)
〜DC(m−1)を受けるプリロード入力D(0)〜D
(m−)、列初期値ロード信号CLを受けるロード入力
Lおよびリセット信号CCをインバータ回路62を介し
て受けるリセット入力Cと、クロック入力φへ与えられ
たクロックCφをカウントし該カウント値を出力する出
力ノードQ(0)〜Q(m−1)を含む。
【0057】カウンタ1はさらに、行カウント回路5の
出力Q(0)〜Q(n−1)を受けるAND回路51
と、AND回路51の出力とクロックφを受けるAND
回路52と、列カウント回路6の出力Q(0)〜Q(m
−1)を受けるAND回路61を含む。AND回路51
から行カウント一致信号RSOが発生される。AND回
路52から列シフトクロック信号Cφが発生される。A
ND回路61から列カウント一致信号CSOが発生され
る。
【0058】この図2に示すカウント回路は、それぞれ
nビットおよびmビットのカウンタ回路であり、その出
力ノードQ(0)〜Q(n−1)またはQ(0)〜Q
(m−1)がカウントクロック数に応じて活性状態とな
り、このカウント値が最大値に達したときにAND回路
51および61からカウント一致信号が出力される。
【0059】この図2に示すカウンタ回路の構成に代え
て、プリセット機能を備えかつキャリ発生能力を備える
カウンタ回路が用いられてもよい。次に、この図1およ
び2に示すカウンタ回路1の動作について図3に示す動
作波形図を参照して説明する。図3に示す動作波形図
は、メモリセルアレイ4が4行4列の構成を有する場合
の動作を示している。
【0060】まず、リセット信号RCおよびCCが発生
される。これにより、カウンタ1(カウンタ回路5およ
び6)と行アドレスポインタ2および列アドレスポイン
タ3がそれぞれリセット状態とされる。今、カウンタ1
のプリロードデータDR(0)〜DR(n−1)および
DC(0)〜DC(m−1)はすべて0であるとする。
【0061】行アドレスポインタ2および列アドレスポ
インタ3においては、このそれぞれのクロック入力ノー
ドRφおよびCφへ与えられるクロック信号φおよびC
φに応答してそれぞれの出力ノードRO(0)およびC
O(0)が“1”となる。これにより、メモリセルアレ
イ4において第0行第0列のメモリセルが選択状態とな
る。リセット後続いてクロック信号Cφが立ち上がって
いくが、これについては後に詳細に説明する。
【0062】クロック信号φが次いで立ち下がると行カ
ウンタ回路5のカウント値が1インクリメントされ、そ
の出力ノードQ(0)およびQ(1)の出力が“1”と
なる。まだ行カウント一致信号RSOが発生されていな
いため、列シフトクロックCφは発生されない。したが
って、この列カウント回路6のカウント動作は実行され
ない。
【0063】行アドレスポインタ2および列アドレスポ
インタ3においては、この行カウント回路5および列カ
ウント回路6の出力クロックRSO,CSOのシフト動
作が実行される。この行アドレスポインタ2および列ア
ドレスポインタ3はそれぞれ与えられたクロック信号R
φ,Cφに従って選択状態とされる出力ノードを1つず
つずらしシフトしていく。この状態においては、行アド
レスポインタ2の出力ノードRO(1)が選択状態とな
る。列アドレスポインタ3においては、シフト動作はま
だ実行されないため、その出力ノードCO(0)が選択
状態である。
【0064】行カウント回路5がクロックφを4カウン
トすると、その出力ノードQ(0)〜Q(3)がすべて
“1”となり、AND回路51の出力が“1”となる。
これにより、AND回路52からは、クロック信号φに
同期する列シフトクロックCφが発生される。列カウン
ト回路6のカウント値が1インクリメントされ、その出
力ノードQ(1)の出力が“1”となる。
【0065】行アドレスポインタ2は、この行カウント
一致信号RSOをその入力ノードRSIに受ける。行ア
ドレスポインタ2においてはその出力ノードRO(0)
がクロック信号φの立ち下がりに応答して再び“1”と
なり、残りの出力ノードRO(1)〜RO(3)が
“0”となる。このとき、同様に列アドレスポインタ3
においても列シフトクロックCφに応答してそのカウン
ト値が1インクリメントされており、出力ノードCO
(1)が“1”出力状態となっている。この状態では第
1列第0行のメモリセルが指定される。この動作が第1
列第3行のメモリセルに対してまで繰返される。以降こ
の動作を繰返すことにより第3列第3行のメモリセルが
最終的に指定される。第3行第3列のメモリセルが指定
されると、列カウント回路6の出力ノードQ(0)〜Q
(3)の出力はすべて“1”であり、AND回路61の
出力CSOが“1”となっている。この列カウント回路
6の列カウント一致信号CSOは列アドレスポインタ3
の入力ノードCSIへ与えられている。したがって、こ
のとき列アドレスポインタ3においては、次のクロック
信号φの立ち下がりに応答してその出力ノードCO
(0)が再び選択状態となる。
【0066】上述のように、クロック信号φの各立ち下
がりに応答して行アドレスポインタ2の出力ノードRO
(0)〜RO(3)が順次選択状態とされ、対応の行選
択線が選択される。
【0067】一方、列アドレスポインタ3の1つの出力
ノードが4クロックの間選択状態とされ、4クロック周
期でその出力ノードCO(0)〜CO(3)の選択位置
が順次シフトされる。
【0068】上述のように、カウンタ1において、行カ
ウント一致信号RSOおよび列カウント一致信号CSO
をそれぞれ発生しシフトレジスタ構成の行アドレスポイ
ンタ2および列アドレスポインタ3の入力段へそれぞれ
与える構成とすることにより、各行および列アドレスポ
インタ2および3の最終段の出力RO(N−1)および
CO(M−1)を初段の入力へフィードバックする必要
がなくなる。これにより、メモリセルアレイ4の行およ
び列の数が増加しても、信号遅延の問題が何ら生じるこ
とがなく高速で行および列を順次選択状態とするアドレ
スポインタを得ることができる。
【0069】次に、行および列カウント回路の具体的構
成について説明する。この行カウント回路5および列カ
ウント回路6は同じ構成を備える。そこに含まれる出力
ノードの数および初期値を設定するためのプリロード入
力ノードの数が異なっているだけである。図4には、行
カウント回路の構成を示す。
【0070】図4において、行カウント回路5は、クロ
ック信号φ,/φをカウントする非同期型nビット二進
カウンタ700と、二進カウンタ700の初期値を設定
するリセット/ロード設定回路800と、クロック入力
ノードφへ与えられたクロック信号φをバッファ処理し
て相補クロック信号φ,/φを生成するクロックバッフ
ァ500を含む。二進カウンタ700は、n段の縦続接
続された二進カウント回路7−1〜7−(n−1)を含
む。初段の二進カウント回路7−0のクロック入力φ,
/φへはクロックバッファ500からのクロック信号
φ,/φが与えられる。残りの二進カウント回路7−0
〜7−(n−1)のそれぞれのクロック入力へは、前段
の二進カウント回路の出力Q,/Qが与えられる。二進
カウント回路7−0〜7−(n−1)のそれぞれのQ出
力から出力Q(0)〜Q(n−1)が出力される。
【0071】図5に、二進カウンタ700の動作波形図
を示す。図5においては、4ビット二進カウンタ(n=
4の場合)の動作が示される。以下に簡単に図5を参照
してこの非同期型二進カウンタ700の動作について説
明する。
【0072】初段の二進カウント回路7−0のクロック
入力へは相補クロック信号φ,/φが与えられる。この
二進カウント回路7−0の出力Qはクロック信号φの立
ち下がりに応答して変化する。この二進カウント回路7
−0の出力/Qは出力Q(Q(0))と相補な信号を出
力する。次段の二進カウント回路7−1はこの初段の二
進カウント回路7−0の出力Q(Q(0))の立ち下が
りに応答してその出力Q(Q(1))を変化させる。以
下この動作が順次次段の二進カウント回路7−2、およ
び7−3において繰返される。
【0073】すなわち、出力Q(0)はクロック信号φ
の立ち下がりごとに変化し、出力Q(1)はクロック信
号の2つめの立ち下がりごとに変化し、出力Q(2)は
クロック信号φの4つめの立ち下がりごとに変化し、か
つ出力Q(3)はクロック信号φの8つめの立ち下がり
ごとに変化する。したがって、クロック信号φが15個
カウントされたときに行カウント一致信号RSOが発生
し、16個目のクロック信号φの立ち下がりに応答して
再び出力Q(0)が選択状態とされる。これにより、1
5本の行選択線を順次選択状態とすることが可能とな
る。
【0074】この図5に示す動作波形図では、二進カウ
ント回路はクロック信号φを2n −−1カウントしたと
きに行カウント一致信号RSOを発生している。この場
合、クリア信号RCに応答してこの二進カウント回路7
−0〜7−(n−1)の出力値Qをすべて“1”にリセ
ットする構成とすれば、この二進カウンタ700のカウ
ント数は、2n とすることができる。この構成を実現す
るために、図4に示すリセット/ロード設定回路800
が設けられる。このリセット/ロード設定回路800の
構成を説明する前に、二進カウンタ700に含まれる二
進カウント回路7−0〜7−(n−1)の具体的構成に
ついて説明する。
【0075】図6は、図4に示す二進カウント回路の具
体的構成の一例を示す図である。図6において、二進カ
ウント回路7(二進カウント回路7−0〜7−(n−
1)を総称的に示す)は、マスタ・スレーブ型フリップ
・フロップで構成される。マスタ段は、クロック信号φ
の立ち上がりに応答して導通状態となるCMOS(相補
MOS)トランスミッションゲートTG1と、トランス
ミッションゲートTG1の出力をその一方入力に受け、
その他方入力にリセット信号Rを受けるNAND回路N
G1と、NAND回路NG1の出力とロード信号Lとを
受けるNAND回路NG2と、NAND回路NG2の出
力をクロック信号φの立ち下がりに応答してNAND回
路NG1の一方入力へフィードバックするCMOSトラ
ンスミッションゲートTG2を備える。
【0076】スレーブ段は、クロック信号φの立ち下が
りに応答して導通状態となり、NAND回路NG2の出
力を伝達するCMOSトランスミッションゲートTG3
と、トランスミッションゲートTG3の出力をその一方
入力に受けかつその他方入力にリセット信号Rを受ける
NAND回路NG3と、NAND回路NG3の出力とロ
ード信号Lを受けるNAND回路NG4と、クロック信
号φの立ち上がりに応答してNAND回路NG4の出力
をNAND回路NG3の一方入力へフィードバックする
CMOSトランスミッションゲートTG4を含む。NA
ND回路NG3から出力Qが発生され、NAND回路N
G4から相補出力/Qが発生される。NAND回路NG
3の出力はまたトランスミッションゲートTG1の入力
部へ伝達される。
【0077】この図6に示す二進カウント回路7におい
ては、トランスミッションゲートTG1とトランスミッ
ションゲートTG4が同時に導通状態となる。トランス
ミッションゲートTG2とトランスミッションゲートT
G3が同時に導通状態となる。トランスミッションゲー
トTG1とトランスミッションゲートTG2は相補的に
導通状態となる。次に動作について簡単に説明する。
【0078】通常動作時では、リセット信号Rおよびロ
ード信号Lはともに“H”にある。この場合、NAND
回路NG1、NG2、NG3およびNG4はインバータ
回路として動作する。クロック信号φが“H”の間、ト
ランスミッションゲートTG1およびTG4が導通状
態、トランスミッションゲートTG2およびTG3が非
導通状態である。この場合、出力Qがトランスミッショ
ンゲートTG1を介してNAND回路NG2の出力にま
で伝達される。出力/QはトランスミッションゲートT
G4を介してNAND回路NG3の一方入力へフィード
バックされている。したがって、出力Q,/Qはこの状
態では変化しない。
【0079】クロック信号φが“L”へ立ち下がると、
トランスミッションゲートTG1およびTG4が非導通
状態、トランスミッションゲートTG2およびTG3が
導通状態となる。これにより、NAND回路NG2の出
力(出力Q)がトランスミッションゲートTG3を介し
てNAND回路NG3へ出力される。NAND回路NG
3は今インバータ回路として機能しており、したがって
出力Qが反転する。一方、NAND回路NG2の出力が
トランスミッションゲートTG2を介してNAND回路
NG1の一方入力へフィードバックされているため、こ
のマスタ段はラッチ状態となる。
【0080】上述のように、クロック信号φの立ち下が
りごとに、出力Qの状態が変化する。この出力Qおよび
/Qは次段の二進カウント回路へクロック信号φ,/φ
として伝達される。したがって、先に述べたカウント動
作が実現される。
【0081】図7は、この図6に示す二進カウント回路
の初期値を設定するためのリセット信号Rおよびロード
信号Lを発生する構成を示す図である。すなわち、この
図7に示すリセット/ロード回路8は、図4に示すリセ
ット/ロード回路8−0〜8−(n−1)の構成を示
す。図7において、リセット/ロード回路8(リセット
/ロード回路8−0〜8−(n−1)を総称的に示す)
は、プリロードデータDを受けるインバータ回路VG1
と、ロード指示信号LD(RL,CL)とインバータ回
路VG1の出力を受けるAND回路AG1と、AND回
路AG1の出力とリセット信号C(/RC,/CC)を
受けるNOR回路NOG1と、プリロードデータDとロ
ード指示信号LDを受けるNAND回路NG5を含む。
【0082】次に、図8に示す動作波形図を参照して、
図6および図7に示す回路の動作について説明する。ま
ず、二進カウント回路(図6)のリセット動作について
説明する。カウント回路7がクロック信号φのカウント
動作を実行しているときにリセット動作が行なわれた場
合、まず、リセット信号Cが“H”となる。これによ
り、NOR回路NOG1から発生されるリセット信号R
が“L”となる。ロード指示信号LDは“L”であるた
め、NAND回路NG5の出力であるロード信号Lは
“H”である。この場合、NAND回路NG1およびN
G3(図6)の出力が“H”となり、NAND回路NG
2およびNG4の出力が“L”となる。この状態はクロ
ック信号φの状態にかかわらず設定され、クロック信号
φが“H”の間この状態が維持される。クロック信号φ
が次いで“L”へ立ち下がるときに、この出力Qの
“H”(論理“1”)が“L”(論理“0”)へ変化す
る。
【0083】この二進カウント回路7におけるリセット
動作はカウンタ700においてすべて同時に実行され
る。したがって、この場合カウンタ700からの出力Q
(0)〜Q(n−1)の出力はすべてリセット信号Cに
応答して“H”に設定される。このリセット信号Cに応
答してカウンタ700の出力Q(0)〜Q(n−1)を
すべて“1”に設定することにより、図9に示すよう
に、二進カウンタ700のカウント(数)を16すなわ
ち2n とすることができる。
【0084】ここで図9においては、二進カウンタ70
0が4ビットの出力を備えている場合が示される。すな
わち、リセット信号Cが発生されると、出力Q(0)〜
Q(3)がすべて“1”となり、行カウント回路5の出
力を受けるAND回路51の出力RSOが“H”とな
る。また、AND回路52の出力Cφが“H”となる。
これにより、行アドレスポインタ2および列アドレスポ
インタ3の初期値をそれぞれR0(0)およびCO
(0)に設定することができ、クロック信号φの立ち下
がりに応答してそれぞれメモリセルアレイ4における第
0行第0列が選択される。
【0085】再び図8に戻って、プリロードデータDを
対応の二進カウンタ回路へ設定する動作について説明す
る。今、プリロードデータDは“1”(レベル“H”)
であるとする。データをプリロードする場合、ロード指
示信号LDが発生される。この場合、ロード指示信号L
が“0”へ立ち下がる。一方、リセット信号Rは、リセ
ット信号Cが“L”であるため、“H”のレベルにある
(インバータ回路VG1およびAND回路AG1の出力
はともに“0”)。この場合、二進カウント回路7に含
まれるNAND回路NG2およびNG4の出力が“1”
となる。クロック信号φの状態に応じてトランスミッシ
ョンゲートTG3またはトランスミッションゲートTG
4の一方が導通状態となる。NAND回路NG1および
NG3は今インバータ回路として動作する。したがっ
て、このトランスミッションゲートTG3およびTG4
の状態にかかわらず、このロード指示信号LDが発生さ
れると、二進カウント回路Qの出力は“0”となる。次
いで、クロック信号φが“L”へ立ち下がると、この出
力Qの状態が変化し、二進カウント回路7の出力Qは
“1”となる。
【0086】プリロードデータDが“0”の場合、リセ
ット/ロード回路8に含まれるNAND回路NG5の出
力Lが“1”であり、リセット動作時と同様の動作が行
なわれ、このロード指示信号LDに応答して二進カウン
ト回路7の出力Qが“1”に立ち上がり、クロック信号
φの次の立ち下がりに応答してこの出力Qが“0”へ変
化する。
【0087】上述のように、行カウント回路および列カ
ウント回路にプリロードデータを設定するプリセット機
能を設けることにより、行カウント回路および列カウン
ト回路のクロックカウント数をメモリセルアレイの行お
よび列の数にそれぞれ一致させることが可能となり、任
意の構成のメモリセルアレイに対して高速で順次行およ
び列を選択状態とするアドレスポインタを得ることがで
きる。
【0088】プリロードデータは、ヒューズ素子または
ボンディングワイヤなどにより固定的に設定されてもよ
く、またレジスタなどの記憶装置に、図示しない制御装
置により設定されてもよい。プリロードデータDは行カ
ウント回路および列カウント回路のカウント初期値を設
定する。行(列)カウント回路5(6)は、プリロード
値から最大カウント値までカウントする。この場合、行
(列)カウント回路5(6)は、カウント動作の各周期
ごとにプリロード値へ復帰する必要がある。行(列)カ
ウント回路5(6)として、図4および図6に示すよう
な非同期型カウンタを用いた場合、クロック信号の変化
に応じて各二進カウント回路7の出力状態が変化するだ
けであり、プリロード値へ復帰するためには、カウント
動作の各周期ごとにロード指示信号Lを発生する必要が
ある。このカウント動作の各周期ごとにロード指示信号
を発生するための構成を図10に示す。
【0089】図10において、カウンタ1は、図2に示
す構成に加えて、行プリロード信号RLと行カウント一
致信号RSOを受けるOR回路55と、列プリロード指
示信号CLと列カウント一致信号CSOを受けるOR回
路65とを含む。OR回路55の出力は行カウント回路
5のロード入力Lへ与えられる。OR回路65の出力は
列カウント回路6のロード入力Lへ与えられる。この構
成においては、プリロード時および行(列)カウンタ一
致信号RSO(CSO)が発生されるごとに、行(列)
カウント回路5(6)のカウント値はプリロード値へ復
帰する。この構成により、たとえ非同期型の二進カウン
タを用いたとしても、確実にその初期値をプリセットす
ることができ、そのカウント数を任意の値に設定するこ
とができる。
【0090】図11に、カウンタ1に、あるプリロード
データをプリロードした場合の動作波形図を示す。図1
1においては、行カウント回路5および列カウント回路
6がそれぞれ4ビットの出力ノードを備えており、また
それぞれのプリロード値が“1100(12;10
進)”および“1101(13;10進)”に設定され
た場合を示す。また図11においては、行カウント回路
5の出力をQRO(0)〜QRO(3)で示し、列カウ
ント回路6の出力をQCO(0)〜QCO(3)で示
す。行および列カウント回路5および6の最下位ビット
はそれぞれQRO(0)およびRCO(0)である。次
に、図10および図11を参照して動作について説明す
る。
【0091】行カウント回路5および列カウント回路6
はそれぞれ4ビットの出力QRO(0)〜QRO(3)
およびQCO(0)〜QCO(3)を備える。この場
合、行および列カウント回路5および6の最大カウント
値は“1111”となる。行カウント回路5にはプリロ
ード値“1100”が設定され、列カウント回路6には
プリロード値“1101”が設定される。この場合、ロ
ード信号LDの後の最初のクロック信号φの立ち下がり
に応答して、行および列カウント回路5および6の出力
値がそれぞれプリロード値に等しくなる。行カウント回
路5は、クロックを4つ数えるごとにプリロード値に復
帰する。これにより、出力4ビットの行カウント回路を
用いてカウント数4のカウンタ回路を得ることができ
る。
【0092】一方、列カウント回路6においては、行カ
ウント回路の行カウント一致信号RSOを3つ数えるご
とにプリロード値に戻り、4行3列のメモリセルアレイ
における行および列を順次シーケンシャルにアクセスす
る構成が得られる。
【0093】上述の説明においては、プリロード信号L
Dとリセット信号RCおよびCCとは異なるタイミング
で発生されるように示している。これは同一のタイミン
グで発生されてもよい。
【0094】次に、行アドレスポインタ2および列アド
レスポインタ3の具体的構成について説明する。行アド
レスポインタ2および列アドレスポインタ3は同じ構成
を備える。図12に、行アドレスポインタの全体の構成
をブロック図で示す。この図12に示す行アドレスポイ
ンタは、N段の互いに縦続接続されたシフトレジスタ9
A、9B1〜9B(N−1)を含む。初段のシフトレジ
スタ9Aの入力SIへは、行カウント回路5からの行カ
ウント一致信号RSOが入力ノードRSIを介して与え
られる。最終段のシフトレジスタの出力SOからは行選
択信号RO(N−1)が発生される。最終段のシフトレ
ジスタ9B(N−1)の出力と初段のシフトレジスタ9
Aの入力SIとの間にはフィードバック経路は設けられ
ていない。
【0095】この行アドレスポインタ2はさらに、シフ
トクロック信号Rφ(φ)から2相のシフトクロックR
φ,/Rφを生成するクロックバッファ200と、リセ
ット信号RCから相補なリセット信号RC,/RCを生
成するバッファ回路201を含む。初段のシフトレジス
タ9Aはリセット信号RC,/RCをそのリセット入力
RH,RLに受ける。シフトレジスタ9B1〜9B(N
−1)はリセット信号/RCをそのリセット入力RLに
受ける。このシフトレジスタ9A、9B1〜9B(N−
1)はクロック信号Rφ,/Rφに応答してシフト動作
を実行する。
【0096】図13は、図12に示す行アドレスポイン
タの初段のシフトレジスタ9Aの構成を示す図である。
列アドレスポインタ3は、初段のシフトレジスタとして
この図13に示すシフトレジスタ9Aを含む。図13を
参照して、初段のシフトレジスタ9Aは、クロック信号
φ(Rφ)に応答して導通状態となり、入力ノードSI
へ与えられた行カウント一致信号RSOを通過させるC
MOSトランスミッションゲートTG10と、トランス
ミッションゲートTG10の出力をその一方入力に受
け、その他方入力にノードRHを介してリセット信号R
Cを受けるNOR回路G10と、NOR回路G10の出
力を反転するインバータ回路G11と、クロック信号φ
の立ち下がりに応答して導通状態となり、インバータ回
路G11の出力をNOR回路G10の一方入力へフィー
ドバックするCMOSトランスミッションゲートTG1
1を含む。
【0097】シフトレジスタ9Aはさらに、クロック信
号φの立ち下がりに応答してインバータ回路G11の出
力を伝達するCMOSトランスミッションゲートTG1
2と、トランスミッションゲートTG12の出力をその
一方入力に受け、その他方入力にノードRLを介して相
補リセット信号/RCを受けるNAND回路G12と、
NAND回路G12の出力を反転するインバータ回路G
13と、クロック信号φの立ち上がりに応答してインバ
ータ回路G13の出力をNAND回路G12の一方入力
へ伝達するCMOSトランスミッションゲートTG13
を含む。インバータ回路G13から次段のシフトレジス
タへの出力SO(SOA)が発生される。
【0098】CMOSトランスミッションゲートTG1
0とCMOSトランスミッションゲートTG13が同時
に導通状態となり、CMOSトランスミッションゲート
TG11とCMOSトランスミッションゲートTG12
が同時に導通状態となる。CMOSトランスミッション
ゲートTG10とCMOSトランスミッションゲートT
G11とは相補的に導通状態となる。
【0099】図14は、図12に示す行アドレスポイン
タ2の2段目以降のシフトレジスタ9Bの構成を示す図
である。列アドレスポインタ4も、その2段目以降のシ
フトレジスタとして図14に示すシフトレジスタ9Bを
含む。このシフトレジスタ9Bは、NOR回路G10が
リセット信号として信号/RCをノードRLを介して受
けるNAND回路G20で置き換えられていることを除
いて図13に示すレジスタの構成と同じ構成を備える。
図14において、図13に示すシフトレジスタの構成要
素と対応する部分には同一の参照番号を付している。次
にこの図13および図14に示すシフトレジスタの動作
をその動作波形図である図15を参照して説明する。ま
ず、通常動作すなわちシフト動作について説明する。
【0100】クロック信号φが“H”の間、トランスミ
ッションゲートTG10およびTG13が導通状態、ト
ランスミッションゲートTG11およびTG12が非導
通状態となる。通常動作時においては、ノードRHへ与
えられる信号RCは“L”、ノードRLへ与えられる信
号/RCは“H”レベルである。NOR回路G10およ
びNAND回路G12はともにインバータ回路として機
能する。したがって、この場合、入力ノードSIへ与え
られた信号がインバータ回路G11の出力部にまで伝達
される。一方、出力SOはトランスミッションゲートT
G13を介してNAND回路G12の一方入力へフィー
ドバックされている。したがってこの状態において出力
状態は変化しない。
【0101】クロック信号φが“L”へ立ち下がると、
トランスミッションゲートTG10およびTG13が非
導通状態、トランスミッションゲートTG11およびT
G12が導通状態となる。この状態では、インバータ回
路G11の出力がトランスミッションゲートTG12、
NAND回路G12およびインバータ回路G13を介し
て出力SOとして出力される。インバータ回路G11の
出力はまたトランスミッションゲートTG11を介して
NOR回路G10(またはNAND回路G20)の一方
入力へ与えられている。これにより、インバータ回路G
11の出力はラッチ状態とされ、持続的にクロック信号
φの“H”の間に入力ノードSIへ与えられた信号が出
力される。すなわち、図13および図14に示すシフト
レジスタは、クロック信号φの立ち上がりに応答して入
力ノードSIへ与えられた信号を取込み、この取込んだ
信号をクロック信号φの立ち下がりに応答して出力して
いる。次にリセット動作について説明する。
【0102】リセット時においては、図15に示すよう
に、ノードRHへ与えられる信号RCが“H”、ノード
RLへ与えられる信号/RCが“L”となる。この場
合、NAND回路G12の出力は“H”となり、出力S
O(SOAおよびSOB)は“L”となる。NOR回路
G10の出力は“L”となり、インバータ回路G11の
出力が“H”となる。
【0103】一方、2段目以降のシフトレジスタ9Bに
おいては、NAND回路G20の出力が“H”であり、
インバータ回路G11の出力は“L”である。この状態
はクロック信号φの状態にかかわらずリセット信号R
C,/RCに応答して設定される。クロック信号φが
“H”となると、この状態は出力段のNAND回路G1
2、G13およびトランスミッションゲートT13によ
り保持され、出力状態はこのリセット状態を維持する。
クロック信号φが立ち下がると、ゲート回路G11の出
力がNAND回路G12の一方入力へ伝達される。この
とき、すでにリセット信号RC、/RCはそれぞれ定常
状態に復帰している。これにより、初段のシフトレジス
タ9Aの出力SOAは“H”(論理1”)となり、一
方、2段目以降のシフトレジスタ9Bにおいては、その
出力はNAND回路G20の出力に従って、“L(論理
“0”)となる。この初段のシフトレジスタ9Aの出力
SOAは次段のシフトレジスタ9B1の入力SIへ伝達
される。2段目以降のシフトレジスタ9Bのトランスミ
ッションゲートTG10はクロック信号φの“H”への
立ち上がりに応答してその入力ノードSIへ与えられる
信号を取込みラッチする。したがってこの場合、2段目
のシフトレジスタ9B1においてのみ“H”の信号が保
持される。次のクロック信号φの立ち下がりに応答して
この2段目のシフトレジスタ9B1から、このラッチさ
れた“H”の信号が出力される。以降この動作が順次繰
返されることにより、アドレスポインタの出力RO
(1)…RO(N−1)が順次活性状態の“H”の電位
に設定される。
【0104】上述の実施例においては、行アドレスポイ
ンタ2、列アドレスポインタ3、行カウント回路5およ
び列カウント回路6の出力状態は、クロック信号φ(R
φ,Cφ)の立ち下がりに応答して変化している。この
各回路の出力状態の変化はクロック信号φの立ち上がり
に応答して行なわれるように構成してもよい。この構成
は、各トランスミッションゲートに与えられるクロック
信号の極性を反転することにより実現される。
【0105】また、行カウント回路5および列カウント
回路6はカウントアップ動作を実行しているが、これは
カウントダウン動作を実行するように構成されてもよ
い。
【0106】さらに、上記実施例においては、行カウン
ト回路および列カウント回路はリセット信号RC,CC
が発生されたときにその出力状態はいったんすべて
“H”に初期設定されている。この場合、初期設定時に
おいて、シフトクロック信号を列カウント回路へ発生す
ることができる。しかしながら、プリロード時において
は、そのプリロードデータに応じて、列カウント回路へ
クロック信号φ(Cφ)が与えられないことも考えられ
る。この場合、ロード信号に応答してワンショットのパ
ルスを発生し、このワンショットパルスに応答してクロ
ック信号φを通過させるゲート回路を設け、このゲート
回路の出力と図2に示すAND回路52の出力のORを
とった信号が列カウント回路6のクロック入力φへ与え
られる構成が用いられればよい。この場合、確実に列カ
ウント回路へシフトクロック信号Cφ(およびφ)を発
生することができ、このクロック信号φの立ち下がりに
応答してその出力状態を所望の状態に設定することがで
きる。 [実施例2]上述の実施例においては、行および列アド
レスポインタの初段のシフトレジスタを駆動するための
駆動信号(シフトクロック信号)はカウンタ(非同期2
進カウンタ)を用いて発生されている。しかしながら、
このようなカウンタを用いることなく行および列アドレ
スポインタを高速で駆動することもできる。以下この構
成について説明する。
【0107】図16はこの発明の第2の実施例である記
憶装置の全体の構成を概略的に示すブロック図である。
【0108】図16において、記憶装置は、行シフトク
ロック信号Rφに応答してメモリセルアレイ4のワード
線を順次駆動する(選択状態とする)行アドレスポイン
タ302と、行シフトクロック信号Rφに応答して行ア
ドレスポインタ302を駆動するための行ポインタドラ
イバ304を含む。行アドレスポインタ302は第1の
実施例の構成と同様、メモリセルアレイ4における各ワ
ード線(行)に対応して縦続接続態様で設けられたN段
のシフトレジスタを含む。行ポインタドライバ304
は、ワード線を駆動するための出力ノードを有しないこ
とを除いて行アドレスポインタ304と同じ構成を備え
る。行ポインタドライバ304のシフトインノードSI
およびシフトアウトノードSOは行アドレスポインタ3
02のシフトアウトノードSOおよびシフトインノード
SIにそれぞれ接続される。ドライバ304およびポイ
ンタ302は、したがって、巡回型リングポインタを構
成する。
【0109】初期設定時において、ドライバ304の初
段のシフトレジスタおよび行アドレスポインタ302の
初段のシフトレジスタのみが“1”へ設定される。この
論理“1”のデータが、シフトクロック信号Rφに従っ
て順次シフトされる。行アドレスポインタ302は図1
6の上から下へとこのデータをシフトし、一方、ドライ
バ304はこのデータを図の下から上方向へとシフトす
る。
【0110】記憶装置はさらに、列シフトクロック信号
Cφに応答して順次メモリセルアレイ4における列を選
択するための信号を発生する列アドレスポインタ306
と、列シフトクロック信号Cφに応答して列アドレスポ
インタ308を駆動するための列ポインタドライバ30
8を含む。ドライバ308とポインタ306は同じ構成
を備えており、縦続接続されたM段のシフトレジスタを
含む。列ポインタドライバ308は、そのシフトインノ
ードSIおよびシフトアウトノードSOが列アドレスポ
インタ306のシフトアウトノードSOおよびシフトイ
ンノードSIにそれぞれ接続される。列アドレスポイン
タ306および列ポインタドライバ308は巡回型リン
グポインタを形成する。
【0111】初期設定時において、このドライバ308
およびポインタ306の初段のシフトレジスタのみが
“1”に設定される。列アドレスポインタ306は、図
の左から右方向に沿って順次この論理“1”のデータを
転送し、一方、ドライバ308は、図の右方向から左方
向に沿って初期設定されたデータを転送する。
【0112】行シフトクロック信号Rφは縦続接続され
たインバータ回路を含むバッファ310によりクロック
信号φから生成され、列シフトクロック信号Cφは、こ
のクロック信号φを1/N分周する分周器312により
生成される。
【0113】図17は、行ポインタドライバの具体的構
成を示す図である。図17において、行アドレスポイン
タ302は、初段のシフトレジスタ90Aと(N−1)
個の縦続接続されたシフトレジスタ90B1ないし90
B(N−1)を含む。このシフトレジスタ90Aおよび
90B1ないし90B(N−1)はそれぞれ出力ノード
Ro(0)ないしRo(N−1)を介して対応の行(ワ
ード線)をそれぞれ駆動する。行ポインタドライバ30
4も、行アドレスポインタ302と同様に、縦続接続さ
れたシフトレジスタ90Aおよび90B1ないし90B
(N−1)を含む。
【0114】行アドレスポインタ302の最終段のシフ
トレジスタ90B(N−1)の出力は行ポインタドライ
バ304の初段のシフトレジスタ90AへノードSOお
よびSIを介して伝達される。行アドレスポインタ30
2の初段のシフトレジスタ90Aは、行ポインタドライ
バ304の最終段のシフトレジスタ90B(N−1)の
出力をノードSOおよびSIを介して受ける。
【0115】行アドレスポインタ306および列ポイン
タドライバ308は図17に示す行アドレスポインタ3
02および行ポインタドライバ304と同じ構成を備え
る。そこに含まれるシフトレジスタの段数がNではなく
Mである点が異なっているだけである。
【0116】図18は、図17に示すポインタおよびド
ライバにおける2段目以降のシフトレジスタの具体的構
成を示す図である。図18において、シフトレジスタ9
0B(シフトレジスタ90B1ないし90B(N−1)
または90B(M−1)を総称的に示す)は、シフトク
ロック信号/φS(信号/Rφまたは/Cφに対応す
る)に応答して、与えられた信号を伝達するトランスミ
ッションゲート330と、トランスミッションゲート3
30から伝達された信号をラッチするためのインバータ
回路331および332と、リセット信号RC(または
CC)に応答してインバータ回路331の出力ノードを
“H”レベルにリセットするためのリセットスイッチ3
35を含む。インバータ回路331はその入力および出
力がインバータ回路332の出力および入力にそれぞれ
接続される。
【0117】シフトレジスタ90Bはさらに、クロック
信号φS(信号RφまたはCφに対応する)応答して、
インバータ回路331の出力を伝達するトランスミッシ
ョンゲート334と、トランスミッションゲート334
の出力をラッチするためのインバータ回路336および
337を含む。インバータ回路336はその入力がイン
バータ回路337の出力に接続され、その出力がインバ
ータ回路337の入力に接続される。
【0118】インバータ回路336は、このシフトレジ
スタ90Bが行または列アドレスポインタにおいて用い
られる場合には、対応の行Ro(j)または列Co
(j)を駆動する。シフトレジスタ90Bが行または列
ポインタドライバにおいて用いられる場合には、インバ
ータ回路336は、行または列を駆動することを要求さ
れないためこのような行または列を駆動するための信号
線は設けられない。
【0119】シフトレジスタ90Bは、クロック信号φ
Sの立下がりに応答して与えられた信号をラッチし、こ
のラッチ信号をクロック信号φSの立上がりに応答して
出力する(隣接シフトレジスタへ伝達する)。
【0120】図19は、図17に示すポインタおよびド
ライバに用いられる初段のシフトレジスタの具体的構成
を示す図である。図19において、この初段のシフトレ
ジスタ90Aは、図18に示すシフトレジスタ90Bと
同様の構成を備えるが、シフトレジスタ90Aにおいて
リセット信号RC(またはCC)に応答して動作するリ
セットスイッチ339がインバータ回路331の出力ノ
ードをこのリセット信号RC(またはCC)に応答して
“L”レベルへリセットする点が異なっているだけであ
る。図19に示すシフトレジスタ90Aと図18に示す
シフトレジスタ90Bの対応する部分には同一の参照番
号を付している。
【0121】図20は、図17ないし図19に示す回路
構成の動作を示す信号波形図である。以下、この図17
ないし図19に示す回路の動作を図20を参照して説明
する。
【0122】初期設定時においては、リセット信号RC
およびCCが発生され、リセットスイッチ335および
339がオン状態となる。シフトレジスタ90Bにおい
てはインバータ回路331の出力ノードが“H”に初期
設定され、また、シフトレジスタ90Aにおいてはイン
バータ回路331の出力ノードが“L”に初期設定され
る。クロック信号φが次に立上がると、シフトクロック
信号RφおよびCφが発生され、トランスミッションゲ
ート334がオン状態となる。これによりインバータ回
路336を介して、メモリセルアレイにおける第0行R
o(0)および第0列Co(0)が選択状態とされる。
【0123】クロック信号φの立下がりに応答して、行
アドレスポインタ302および行ポインタドライバ30
4においてはシフトレジスタ90Aおよび90Bにおけ
るトランスミッションゲート330がオン状態となり、
またトランスミッションゲート334がオフ状態とな
る。これにより行アドレスポインタ302および行ポイ
ンタドライバ304においてシフトレジスタ間でのデー
タ転送が行なわれる。この状態においては、トランスミ
ッションゲート334がオフ状態であるため、各シフト
レジスタの出力状態は変化しない。
【0124】クロック信号φの次の立上がりに応答し
て、行シフトクロック信号Rφが立上がり、トランスミ
ッションゲート334がオン状態となり、これにより隣
接する行Ro(1)が選択状態となる。
【0125】列アドレスポインタ306および列ポイン
タドライバ308においては、シフトクロック信号Cφ
は依然“H”の状態を維持しており、第0列Co(0)
が依然選択状態にある。クロック信号φまたはRφがN
回発生されると、行アドレスポインタ302は“H”の
信号を行ポインタドライバ304の最終段のシフトレジ
スタ90B(N−1)からその初段のシフトレジスタ9
0Aに受ける。また同様にして、行ポインタドライバ3
04の初段のシフトレジスタ90Aは、行アドレスポイ
ンタ302の最終段のシフトレジスタ90B(N−1)
の出力(“H”レベル)を受ける。
【0126】クロック信号φまたはRφの(N+1)回
目の立上がりに応答して、再び第0行Ro(0)が選択
状態とされる。このとき、列シフトクロック信号Cφが
立上がり、第1列Co(1)が選択状態となる。シフト
クロック信号Cφはクロック信号φを1/N分周してい
るため、クロック信号φがN回発生されると再び立上が
るためである。この上述の動作はメモリセルアレイ4の
メモリセルへ所望のデータの書込みおよび読出しがすべ
て実行されるまで繰返される。上述のように、行アドレ
スポインタおよび列アドレスポインタと同じ段数を備え
るシフトレジスタを用いてリングポインタを構成するこ
とにより、2進カウンタを用いることなく高速で行およ
び列を選択状態とすることができる。
【0127】図21は、この発明の第2の実施例におけ
る行アドレスポインタおよび行ポインタドライバの動作
を示す図である。以下、図21を参照して、この行アド
レスポインタおよび行ポインタドライバにおけるデータ
“1”のシフト動作について説明する。
【0128】まず図21(A)おいて、初期設定時にお
いては、行アドレスポインタ302および行ポインタド
ライバ304の初段のシフトレジスタが“1”に設定さ
れ、第0行Ro(0)が選択状態とされる。
【0129】図21(B)に示す第2サイクルにおいて
は、このシフトレジスタ段においてデータ“1”が隣接
シフトレジスタへシフトされ、行アドレスポインタ30
2は第1行Ro(1)選択状態となる。このとき、行ポ
インタドライバ304においても同様にデータ“1”の
シフト動作が実行されている。
【0130】図21(C)に示す第Nサイクルにおいて
は、行アドレスポインタ302において最終段のシフト
レジスタの出力が選択状態であり、第(N−1)行が選
択状態となる。このとき、行ポインタドライバ304に
おいても最終段のシフトレジスタがデータ“1”を保持
している。
【0131】図21(D)において、この図21(C)
に示す第(N−1)行の選択サイクル中に、行ポインタ
ドライバ304の最終段のシフトレジスタに格納されて
いたデータ“1”が行アドレスポインタ302の初段の
シフトレジスタへ転送され、また同様に、行アドレスポ
インタ302の最終段のシフトレジスタに格納されてい
たデータ“1”が行ポインタドライバ304の初段のシ
フトレジスタへ転送され、これにより第(N−1)行の
選択サイクル完了後第0行Ro(0)が選択状態とな
る。この動作が必要なデータの書込みおよび読出しが完
了するまで繰返される。図21(A)ないし図21
(D)に示すデータの転送動作はまた列アドレスポイン
タ306および列ポインタドライバ308においても同
様に実行される。
【0132】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、カウ
ンタ回路のカウント数がメモリセルアレイの行数と一致
したときに行カウント一致信号を発生し、その行カウン
ト一致信号を行アドレスポインタを介して順次シフトさ
せて応答的にメモリセルアレイの行を順次選択状態とす
るように構成したので、信号遅延が生じることなく高速
でメモリセルアレイの行を選択することができる。
【0133】また、行アドレスポインタの最終段の出力
をその入力段へフィードバックする必要がなくなるた
め、その構成要素の規則性が損なわれることがなく、面
積利用効率の優れた半導体記憶装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である半導体記憶装置の全
体の構成を概略的に示す図である。
【図2】図1に示すカウンタ回路の構成を概略的に示す
図である。
【図3】図1および図2に示す行および列アドレスポイ
ンタとカウンタの動作を示す信号波形図である。
【図4】図2に示す行カウント回路および列カウント回
路の構成を概略的に示すブロック図である。
【図5】図4に示すnビット二進カウンタ700の動作
を示す信号波形図である。
【図6】図4に示す二進カウント回路の構成を示す図で
ある。
【図7】図4に示すリセット/ロード回路の構成を示す
図である。
【図8】図6および図7に示す回路の動作を示す信号波
形図である。
【図9】図4に示す二進カウンタ回路のリセット後の動
作を示す信号波形図である。
【図10】図2に示すカウンタ回路の他の構成例を示す
図である。
【図11】図10に示すカウンタ回路のプリロード時の
動作を示す信号波形図である。
【図12】図1に示す行(列)アドレスポインタの構成
を示す図である。
【図13】図12に示す初段のシフトレジスタの構成を
示す図である。
【図14】図12に示す2段目以降のシフトレジスタの
構成を示す図である。
【図15】図13および図14に示すシフトレジスタの
動作を示す信号波形図である。
【図16】この発明の第2の実施例である半導体記憶装
置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図17】図16に示すアドレスポインタおよびポイン
タドライバの構成を示す図である。
【図18】図17に示す2段目以降のシフトレジスタの
具体的構成例を示す図である。
【図19】図17に示す初段のシフトレジスタの構成を
示す図である。
【図20】図16ないし図19に示す回路構成の動作を
示す波形図である。
【図21】この発明の第2の実施例におけるアドレスポ
インタおよびポインタドライバの具体的動作を例示する
図である。
【図22】従来の半導体記憶装置の全体の構成を概略的
に示す図である。
【図23】図22に示すメモリセルアレイおよび入出力
回路の構成の一例を示す図である。
【図24】図22に示すメモリセルアレイと行選択線お
よび列選択線との対応関係を示す図である。
【図25】図22に示す行アドレスポインタの構成を示
す図である。
【図26】図22に示す列アドレスポインタの構成を示
す図である。
【図27】図22に示す行アドレスポインタおよび列ア
ドレスポインタの動作を示す信号波形図である。
【図28】図26に示す列シフトクロックCφIを発生
するための回路構成の変更例を示す図である。
【図29】図28に示す回路の動作を示す信号波形図で
ある。
【図30】従来のアドレスポインタの問題点を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1 カウンタ回路 2 行アドレスポインタ 3 列アドレスポインタ 4 メモリセルアレイ 21 データ入出力回路 5 行カウント回路 6 列カウント回路 7 1ビット二進カウント回路 8 1ビットのリセット/ロード回路 302 行アドレスポインタ 304 行ポインタドライバ 306 列アドレスポインタ 308 列ポインタドライバ 700 nビット非同期二進カウンタ 800 nビットリセット/ロード設定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 雅俊 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社エル・エス・アイ研究所内 (72)発明者 松村 哲哉 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社エル・エス・アイ研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行列状に配列された複数のメモリセルを
    含むメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイの各行
    に対応して設けられ、対応の行のメモリセルを選択する
    ための複数の行選択線とを含む半導体記憶装置における
    アドレスポインタであって、 与えられたクロック信号をカウントし、該カウント数が
    前記メモリセルアレイの前記行の数と一致するごとにカ
    ウント到達信号を出力するカウント手段、および前記カ
    ウント到達信号を順次シフトさせるためのシフト手段を
    備え、前記シフト手段は前記複数の行選択線各々に対応
    して設けられる互いに縦続接続された複数のステージを
    含み、各前記ステージは伝達されたカウント到達信号を
    対応の行選択線を選択するための行選択線選択信号とし
    て出力する手段を含む、半導体記憶装置におけるアドレ
    スポインタ。
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