JPH05198143A - ディジタル信号処理回路 - Google Patents

ディジタル信号処理回路

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JPH05198143A
JPH05198143A JP4008227A JP822792A JPH05198143A JP H05198143 A JPH05198143 A JP H05198143A JP 4008227 A JP4008227 A JP 4008227A JP 822792 A JP822792 A JP 822792A JP H05198143 A JPH05198143 A JP H05198143A
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Tetsuya Mizushima
哲也 水島
Yoshio Sakakibara
祥雄 榊原
Yasunori Kawakami
靖程 川上
Kazuo Kawakami
和夫 河上
Akira Iketani
章 池谷
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタルデータを記録再生するディジタル
信号記録再生装置のディジタル信号処理回路に関するも
のであり、ヘッドスイッチ信号と同一ヘッドの1トレー
ス前の再記録タイミングとを利用することにより、再記
録の精度を高めることを目的とする。 【構成】 ITI検出により、インサート用内部基準信
号42を発生し、ITI検出ができなかった場合用に、
同一ヘッドの1トレース前のヘッドスイッチ信号43か
らインサート用内部基準信号42のタイミングを記憶し
ておき、ヘッドスイッチ信号43から記憶時間後にイン
サート用内部基準信号46を出力し、ITI検出時は、
インサート用内部基準信号42を、ITI未検出時はイ
ンサート用内部基準信号46を再記録タイミングの基準
に使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルデータを記
録再生するディジタル信号処理回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ディジタル信号記録再生装置において、
1トラック分の記録信号の構成は、再生時にヘッドのト
ラックパターン上の位置を検出するためのITI領域
と、複数の信号領域とにより構成されている。前記1ト
ラックの記録信号の一例として、ITI領域と、テープ
の走行方向の位置などを示す情報用のIndex領域
と、音声信号用Audio領域と、映像信号用Vide
o領域とから構成される記録信号を考える。各領域は、
1トラック内に複数ヵ所に分かれていてもよい。
【0003】図4に従来例のトラックパターンを示す。
ここで、前記ITI領域は、ブロック化したディジタル
データの始まりを示す同期パターンと、ブロックの順番
を示すIDとIDの誤りを検出するIDパリティとを変
調したパターンとから成る同期ブロック単位で構成され
る。又各信号領域間にはギャップが設けられている。図
5にITIの同期ブロックの構成を示す。図5(a)
は、変調前の同期ブロックの構成であり、同期ブロック
の順番を示すIDとIDの誤りを検出するIDパリティ
とから構成される。パターン(a)を変調し、同期パタ
ーンを付加した同期ブロックの構成を図5(b)に示
す。
【0004】記録されたテープのIndex領域、Au
dio領域、Video領域の何れか又は組合せの領域
のみを記録し直す再記録を行なう場合、ITI領域の同
期ブロックを検出し、同期ブロックのIDによりヘッド
のテープに対する位置を認識することにより、再記録の
タイミングを決定することができる。
【0005】図6に従来例のブロック図を示す。61は
再生ディジタル信号71中のITIの同期ブロックを検
出し、同期ブロックのIDによりテープに対するヘッド
の位置を認識することにより、インサート用内部基準信
号72を発生するインサート用内部基準信号発生回路で
ある。62は、インサート用内部基準信号72にしたが
って再記録タイミングを決定してインサート記録信号7
3を発生する記録信号発生回路である。
【0006】前記構成は、再生ディジタルデータ中のI
TI領域の同期ブロックの位置を検出することにより、
再記録タイミングを決定するため、非常に精度よく再記
録することができた。
【0007】しかしながら、ドロップアウトなどにより
1トラック内でITI領域の同期ブロックが1つも検出
できなかった場合、再記録タイミングを決定することが
できない。
【0008】従来は、前記対策として、ITI領域の同
期ブロックが検出できなかった場合、どのヘッドがテー
プ上をトレースしているかを示すヘッドスイッチ信号を
用いて再記録タイミングを決定していた。図6中のイン
サート用内部基準信号発生回路61は、再生ディジタル
データ71中にITI領域の同期ブロックを検出できな
かった場合、ヘッドスイッチ信号74により、インサー
ト用内部基準信号72を発生する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ディジタル信号処理回路では、ITIの同期ブロックが
検出できなかった場合のヘッドスイッチ信号による再記
録タイミングの決定には、ディジタル信号記録装置間の
互換におけるテープに対するトラックパターンのずれと
いう非常に大きな誤差が存在しており、再記録タイミン
グが信号領域間のギャップ以上にずれて、正常に再記録
できない危険性があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に円筒状のシリンダ上に取り付けられたn(nは1以上
の整数)個のヘッドにより、テープ上の斜めのトラック
として、ブロック化したディジタルデータの始まりを示
す同期パターンを含む同期ブロック単位で構成されるI
TI領域と、1つ以上の信号領域とから構成される信号
を記録または再生するディジタル信号記録再生装置のデ
ィジタル信号処理回路であって、記録されたテープのI
TI領域を検出することにより、1つ以上の信号領域中
の1つ以上の領域を再記録する再記録手段として、記録
されたテープを再生した再生ディジタルデータ中のIT
I領域の同期ブロックが検出された場合、ITI領域の
同期ブロックの検出タイミングを基準として再記録のタ
イミングを作成してインサート用記録データを発生し、
かつ、どのヘッドがテープ上をトレースしているかを示
すヘッドスイッチ信号の変化点から再記録タイミングま
での時間を記憶し、ITI領域が検出されなかった場
合、ヘッドスイッチ信号から同一ヘッドの1トレース前
の記憶時間後に、再記録のタイミングを作成してインサ
ート用記録データを発生するインサート手段により構成
される。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成により、1トラック内で
ITIの同期ブロックが1つも検出できなかった場合で
も、同一ヘッドの1トレース前のヘッドスイッチ信号か
らの再記録タイミングを記憶しておき、現在のヘッドス
イッチ信号タイミングから記憶タイミングを用いて再記
録タイミングを決定することにより、ディジタル信号記
録再生装置間の互換におけるテープに対するトラックパ
ターンのずれという非常に大きな誤差の影響を受けなく
なり、ヘッドスイッチ信号のみで再記録タイミングを決
定するよりも、精度よく再記録することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。本発明のディジタル信号処理回路
は、1トラック分の記録信号の構成が再生時にヘッドの
トラックパターン上の位置を検出するためのITI領域
と、複数の信号領域とにより構成されている場合に有効
である。前記1トラックの記録信号の一例として、従来
の技術で説明した記録信号と同一の記録信号を考える。
記録信号は、ITI領域と、テープの走行方向の位置な
どを示す情報用のIndex領域と、音声信号用Aud
io領域と、映像信号用Video領域とから構成され
る。各領域は、1トラック内に複数ヵ所に分かれていて
もよい。図4に1トラックの記録信号を示す。ここで、
前記ITI領域は、ブロック化したディジタルデータの
始まりを示す同期パターンと、ブロックの順番を示すI
DとIDの誤りを検出するIDパリティとを変調したパ
ターンとから成る同期ブロック単位で構成される。又、
各信号領域間にはギャップが設けられている。図5にI
TIの同期ブロックの構成を示す。図5(a)は、変調
前の同期ブロックの構成であり、同期ブロックの順番を
示すIDとIDの誤りを検出するIDパリティとから構
成される。前記パターン(a)を変調し、同期パターン
を付加した同期ブロックの構成を図5(b)に示す。
【0013】記録されたテープのIndex領域、An
dio領域、Video領域の何れか又は組合せの領域
のみを記録し直す再記録を行なう場合、ITIの同期ブ
ロックを検出し、同期ブロックのIDを認識することに
より、再記録のタイミングを決定することができる。
【0014】図1は本発明の一実施例のディジタル信号
処理回路のブロック図である。31は再生ディジタル信
号41中のITIの同期ブロックを検出し、同期ブロッ
クのIDによりテープに対するヘッドの位置を認識する
ことにより、インサート用内部基準信号42を発生し、
ITIの同期ブロックが1つでも検出できれば1にセッ
トし、n個のヘッドの内、どのヘッドがテープ上をトレ
ースしているかを示すヘッドスイッチ信号43で0にリ
セットするマスク信号44を出力するインサート用内部
基準信号発生回路である。32は、ヘッドスイッチ信号
43からインサート用内部基準信号42が発生するまで
の時間を各々のヘッド毎に記憶し、記憶時間45を出力
する記憶回路である。33は、各ヘッド毎に、ヘッドス
イッチ信号43から記憶時間45後に、ITI検出がで
きなかった場合のインサート用内部基準信号46を発生
するインサート用内部基準信号発生回路である。34
は、マスク信号44が0の場合はインサート用内部基準
信号46をそのまま出力信号47として出力し、マスク
信号44が1の場合はインサート用内部基準信号46を
無効にして出力信号47として出力するマスク回路であ
る。36は、インサート用内部基準信号42とマスク回
路34の出力信号47とのどちらかが発生すればその信
号をインサート用内部基準信号50として出力する論理
和回路である。37は、インサート用内部基準信号50
にしたがって再記録タイミングを決定してインサート記
録信号51を発生する記録信号発生回路である。
【0015】図2,図3にAudio領域のみの再記録
の場合の動作タイミングを示す。図2に示すように、I
TIがインサート用内部基準信号発生回路31で検出さ
れた場合、インサート用内部基準信号42を発生する。
また、1トレース前に記憶回路32に記憶されたヘッド
スイッチ信号43からインサート用内部基準信号42ま
での時間yと、ヘッドスイッチ信号43とによりITI
検出が抜けた場合のインサート用内部基準信号46が発
生する。しかし、インサート用内部基準信号46はマス
ク信号44が1のためマスクされ、インサート用内部基
準信号42が論理和36の出力50となる。また、記憶
回路32でヘッドスイッチ信号43からインサート用内
部基準信号42までの時間xを記憶する。記録信号発生
回路37は、インサート内部基準信号50から、標準記
録パターンのITI領域の終わりからAudio領域の
先頭までの時間であるA時間(回路の信号処理時間も考
慮して)後にAudioデータを出力する。
【0016】図3に示すように、ITIがインサート用
内部基準信号発生回路31で検出されなかった場合、イ
ンサート用内部基準信号42は発生しない。1トレース
前に記憶回路32に記憶されたヘッドスイッチ信号43
からインサート用内部基準信号42までの時間yと、ヘ
ッドスイッチ信号43とによりITI検出が抜けた場合
のインサート用内部基準信号46が発生する。マスク回
路34はマスク信号44が0なので、入力のインサート
用内部基準信号46をそのまま出力する(47)。論理
和回路36の出力50は、インサート用内部基準信号4
7が出力される。また、ヘッドスイッチ信号43からイ
ンサート用内部基準信号42までの時間xは、同一ヘッ
ドの1トレース前の値yが維持される。記録信号発生回
路37は、インサート内部基準信号50から、標準記録
パターンのITI領域の終わりからAudio領域の先
頭までの時間であるA時間(回路の信号処理時間も考慮
して)後にAudioデータを出力する。ITIが検出
できなかった場合、図3に示すように、既に記録されて
いるパターンと再記録パターンとの間に、時間Eの誤差
が生じてしまう。誤差時間Eは、同一ヘッドで記録され
たトラック位置の相対ずれとシリンダの回転速度のずれ
により生じるものであり、ディジタル信号記録再生装置
間に生じるテープに対するトラックパターンのずれに比
べると十分に小さい。
【0017】本発明は、記録トラックが、再生時にヘッ
ドのトラックパターン上の位置を検出するためのITI
領域と、複数の信号領域とにより構成されている場合で
も、有効である。
【0018】
【発明の効果】本発明は上記した構成により、1トラッ
ク内でITIの同期ブロックが1つも検出できなかった
場合でも、記録ヘッドの1トレース前のヘッドスイッチ
信号からの再記録タイミングを記憶しておき、現在のヘ
ッドスイッチ信号タイミングから記憶タイミングを用い
て再記録タイミングを決定することにより、ディジタル
信号記録再生装置間の互換におけるテープに対するトラ
ックパターンのずれという非常に大きな誤差の影響を受
けなくなり、ヘッドスイッチ信号のみで再記録タイミン
グを決定するより、再記録の精度を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のディジタル信号処理回路
【図2】本発明の実施例の動作説明のためのタイミング
【図3】本発明の実施例の動作説明のためのタイミング
【図4】従来の実施例のトラックパターンを示す模式図
【図5】従来のITI領域の同期ブロックを示す模式図
【図6】従来例のディジタル信号処理回路を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
31 内部基準信号発生回路 32 記憶回路 33 内部基準信号発生回路 34 マスク回路 36 論理和 37 記録信号発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/92 H 8324−5C (72)発明者 河上 和夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 池谷 章 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状のシリンダ上に取り付けられたn
    (nは1以上の整数)個のヘッドにより、テープ上の斜
    めのトラックとして、ブロック化したディジタルデータ
    の始まりを示す同期パターンを含む同期ブロック単位で
    構成されるITI領域と、1つ以上の信号領域とから構
    成される信号を記録または再生するディジタル信号記録
    再生装置のディジタル信号処理回路であって、記録され
    たテープの前記ITI領域を検出することにより、前記
    1つ以上の信号領域中の1つ以上の領域を再記録する再
    記録手段として、記録されたテープを再生した再生ディ
    ジタルデータ中の前記ITI領域の前記同期ブロックが
    検出された場合、前記ITI領域の同期ブロックの検出
    タイミングを基準として再記録のタイミングを作成して
    インサート用記録データを発生し、かつ、どのヘッドが
    テープ上をトレースしているかを示すヘッドスイッチ信
    号の変化点から前記再記録のタイミングまでの時間を記
    憶し、前記ITI領域が検出されなかった場合、前記ヘ
    ッドスイッチ信号から前記同一ヘッドの1トレース前の
    前記記憶時間後に、再記録のタイミングを作成してイン
    サート用記録データを発生するインサート手段を備えた
    ことを特徴とするディジタル信号処理回路。
  2. 【請求項2】再記録手段は、記録されたテープを再生し
    た再生ディジタルデータ中のITI領域の同期ブロック
    を検出することにより、前記各領域中の1つ以上の領域
    のみを記録し直す再記録のタイミングの基準となるイン
    サート用内部基準信号1を発生するインサート用内部基
    準信号発生手段1と、n個のヘッドの内、どのヘッドが
    テープ上をトレースしているかを示すヘッドスイッチ信
    号の変化点から前記インサート用内部基準信号1が発生
    するまでの時間を各々のヘッド毎に記憶する記憶手段
    と、各ヘッド毎に前記ヘッドスイッチ信号の変化点から
    前記記憶時間後にITI検出ができなかった場合のイン
    サート用内部基準信号2を発生するインサート用内部基
    準信号発生手段2と、1トラック内で前記ITI領域の
    同期ブロックがまだ検出されていない場合はインサート
    用内部基準信号2をそのまま出力し、前記ITI領域で
    同期ブロックが既に検出されている場合は前記インサー
    ト用内部基準信号2を無効にして出力するマスク手段
    と、前記インサート用内部基準信号1と前記マスク手段
    の出力のどちらかが発生すればその信号をインサート用
    内部基準信号3として出力する論理和手段と、前記イン
    サート用内部基準信号3のタイミングを基準にしてイン
    サート用記録信号を発生する記録信号発生手段とを備え
    たことを特徴とする請求項1記載のディジタル信号処理
    回路。
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