JPH05197413A - Ncデータの変換装置 - Google Patents

Ncデータの変換装置

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JPH05197413A
JPH05197413A JP31368092A JP31368092A JPH05197413A JP H05197413 A JPH05197413 A JP H05197413A JP 31368092 A JP31368092 A JP 31368092A JP 31368092 A JP31368092 A JP 31368092A JP H05197413 A JPH05197413 A JP H05197413A
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JP
Japan
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data
code
record
subprogram
function
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JP31368092A
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Inventor
Yasuyuki Nagase
瀬 泰 行 永
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一の処理内容の部分を含むデータをサブプ
ログラムにしたプログラムに変換することにより、NC
データのサイズを小さくする。 【構成】 NCデータの1レコードについてNCコード
と座標値を第1の格納テーブルに格納し、そのレコード
に続くレコードについてNCコードと座標値を第2の格
納テーブルに格納するNCコードおよび座標値格納手段
と、前記第1格納テーブルに格納されたデータと、第2
格納テーブルに格納されたデータの内容が一致している
かをどうかを比較するデータ比較手段と、連続して一致
するレコードのなかからサブプログラムとなり得る部分
を抜出すとともに、この部分をサブプログラム呼出コー
ドとサブプログラム番号に置き換えて挿入するサブプロ
グラム作成手段とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、数値制御工作機械の異
なる機種間でNCデータを共用できるように機種に対応
して自動変換し、また、同じ処理をする部分をサブプロ
グラムとして分離し、その都度サブプログラムをコール
してNCデータに変換するNCデータ変換装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】数値制御工作機械では、予め機械の動作
を指令するNCデータによって設定された加工プログラ
ムに従って加工手順、工具経路、加工条件が制御され
る。機械の加工動作に関するNCデータは、一般に、指
令対象の動作ごとにブロック単位に分けられ、それぞれ
のブロック単位ごとに英字および特殊文字と、数字の組
み合わせからなるコードで表わされている。これらのコ
ードは工作機械の機能、あるいは移動量を所定の座標系
で与えるものである。最近では、マニュアルプログラミ
ングのほか自動プログラミング装置によってもNCデー
タの作成、編集ができるようになっている。従来、この
種のNCデータは、使用する工作機械、数値制御装置の
機能レベルにより異なるため、一機種の工作機械ごとに
決められたフォーマットで作成している。
【0003】一方、多くのCAD/CAMシステムや自
動プログラミング装置でNCデータを作成する場合、同
じ処理を繰り返す部分についてもそのまま記述したデー
タを作成し、その回数だけ同じ処理を含んだNCデータ
をそのまま機械に投入している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は工
作機械ごとにNCデータを作成しているため、ワークを
加工するのに必要な機能が同一である場合に、他の工作
機械に同じNCデータを流用しようとしても、データに
互換性がなく、従ってその工作機械に対応したNCデー
タを再び最初から作成し直さなければならなかった。こ
のため、データ作成に多くの労力、時間がかかる問題が
あった。
【0005】また、繰り返しの処理を多く含むNCデー
タについても、繰り返しのデータの分だけデータが長く
なるので、データを保存する際に紙テープが多く必要に
なったり、フロッピィディスクに記録しておく場合で
も、より多くの容量を必要とするばかりか、NCデータ
をNC機械のメモリに読み込むときに時間がかかるなど
の難点がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記従来技術の
有する問題点を解消し、同一の機能を内容とするNCデ
ータを異なる工作機械間で互換的に利用できるように変
換することができ、また、同一の処理内容の部分を含む
データをサブプログラムにしたプログラムに変換するこ
とのできる変換NC用データ変換装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、各工作機械ごとに作成されたNCデータ
について各コードの機能と変換先のコードを対応づける
機能対照情報と、変換対象のNCデータが格納されたフ
ァイル記憶装置と、変換前後のNCデータが適用される
工作機械の機種名などの情報を入力する入力装置と、入
力された機種名に応じて読み出した変換対象のNCデー
タについて1レコードごとに、コードが文字別に区分さ
れる文字別コード格納情報を作成するNCデータ機能解
析手段と、上記文字別コード格納情報から1ずつ読み出
したコードと、変換後のNCデータが適用される工作機
械に対応する上記機能対照情報とを対比参照して変換先
コードに変換するNCデータ変換手段とを具備すること
を特徴とするものである。
【0008】また、本発明は、前記課題を解決するため
に、数値制御工作機械の動作を指令するNCデータを同
一の処理を含んだ部分がサブプログラムとして分離され
たNCデータに変換する装置であって、NCデータの1
レコードについてNCコードと座標値を第1の格納テー
ブルに格納し、そのレコードに続くレコードについてN
Cコードと座標値を第2の格納テーブルに格納するNC
コードおよび座標値格納手段と、前記第1格納テーブル
に格納されたデータと、第2格納テーブルに格納された
データの内容が一致しているかをどうかを比較するデー
タ比較手段と、連続して一致するレコードのなかからサ
ブプログラムとなり得る部分を抜出すとともに、この部
分をサブプログラム呼出コードとサブプログラム番号に
置き換えて挿入するサブプログラム作成手段とを具備す
るものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、変換対象のN
Cデータから1レコードずつ読み込まれたコードは、コ
ードの文字部分ごとに区分してその数字部分が格納され
る。こうして得た文字別コード格納情報について、1つ
ずつコードを読み込んでいき、このコードと変換先の機
種に対応する機能対照情報のコードとを逐一対比してい
き、一致したコードから機能と変換先のコードを得、こ
のコードを書きだしていく。以上をすべてのNCデータ
について実行することでNCデータが変換される。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、最初にN
Cデータの1レコード目について、第1の格納テーブル
にNCコードと座標値や繰り返し回数等を格納する。次
に、2レコード目についても第2の格納テーブルにNC
コードと座標値や繰り返し数等を格納する。次に、第1
の格納テーブルと第2の格納テーブル同士を比較して、
一致しなければ3レコード目のデータを第2の格納テー
ブルに格納し、第1の格納テーブルの1レコード目のデ
ータと比較する。このようにしてつぎつぎと比較し、一
致するものがない場合には、2レコード目のデータを第
1の格納テーブルに格納し、3レコード目のデータを第
2のテーブルに格納して同様の比較処理を実行する。比
較の途中で一致するものがある場合は、サブプログラム
開始終了レコード格納テーブルの開始の欄に一致したレ
コード番号を格納しその後は、第1の格納テーブルに次
のレコードを格納し、サブプログラム開始終了レコード
格納テーブルの開始の欄にレコード番号の次のレコード
を第2の格納テーブルに格納して比較していく。
【0011】この際、一致しなかったり、例えば開始レ
コードから1レコードしか一致しなかったものについて
は、サブプログラム開始終了レコード格納テーブルの終
了の欄には0を格納しておく。一方、一致する場合に
は、一致しなくなるまで比較を繰り返し、一致しなくな
る1つ前のレコード番号をサブプログラム開始終了格納
テーブルの終了の欄に格納する。そのあとで、サブプロ
グラム開始終了格納テーブルの開始レコード番号と終了
レコード番号の間のデータをサブプログラムとし、その
データにサブプログラム番号とサブプログラム終了コー
ドを付けてNCデータの最後尾に追加する。そのサブプ
ログラムとなった部分には、サブプログラム呼出コード
を挿入しておく。このような処理を繰り返し行っていく
ことで、必要なときにサブプログラム部分をコールする
ことでがきるので、サブプログラムの部分だけデータを
短くすることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明によるNCデータ変換装置の一
実施例について添付の図面を参照して説明する。図1
は、本実施例によるNCデータ変換装置のシステム全体
の構成を表したブロック図で、符号1は中央処理装置、
符号4はNCデータ変換に必要な情報が入っている各種
ファイルを格納するファイル記憶装置、符号5はNCデ
ータの変換にあたって該当するNCデータのファイル名
や変換の対象となる数値制御工作機械の機種名などを中
央処理装置1に入力するキーボードなどの入力装置、符
号6は入力した情報が表示されるCRTなどの表示装置
である。上記中央処理装置1について、その処理機能に
対応する機能ブロックを想定すると、NCデータ機能解
析手段2と、NCデータ変換手段3とから構成されてい
る。上記ファイル記憶装置4には、次のような情報が記
憶されたファイルが格納されている。この場合、符号f
dは変換の対象となるNCデータが記憶されているNC
データファイルである。符号fp1、fp2、…、fp
nは、NCデータの共用可能な各数値制御工作機械ごと
にあらかじめ作成され、NCデータを変換するため対比
参照する機能対照情報が入っている変換パラメータファ
イルである。符号fsは変換された後のNCデータが格
納されるNCデータの格納ファイルである。符号fmは
工作機械の機種名とこれに対応するNCデータファイル
を関係づけるデータが入ったマスタファイルである。
【0013】次に、図5は中央処理装置1の処理機能の
うち、NCデータ機能解析手段2に対応する処理手順の
フローチャートであり、図6はNCデータ変換手段に対
応する処理手順のフローチャートである。以下、この図
5、図6に従って中央処理装置の動作の内容について説
明する。
【0014】まず、ステップS1、ステップS2で、キ
ーボード5からこれから変換するNCデータが入ってい
るNCデータファイルのファイル名と、この変換前のN
Cデータが適用される工作機械の機械名および変換後の
NCデータを適用する工作機械の機械名とが入力される
と、ステップS3に進んで、変換後の対応機械名から指
定される変換パラメータファイルのファイル名をマスタ
ーファイルfmから読み出し、続く、ステップS4で
は、このファイル名によって指定される機能対照情報の
内容を変換パラメータファイルfp1、fp2、…、f
pnのなかから読み出す。
【0015】ステップS6では、先にステップS1で入
力されたNCデータファイルfdのファイル名に基づい
て該当するNCデータを呼び出し、先頭のレコードから
1レコードづつ読んでいく。ここで、図2は、変換すべ
きNCデータの例で、G90、G54のように英字と数
字とを組み合わせたコードの組み合わせによって機械の
制御に必要な情報が表わされている。なお、N000
1、N0002、…はレコードの識別番号である。英字
のG、M、Tなどは、それぞれNC装置の機能を指定す
るアドレスで、例えばアドレスGは、NC装置の種々の
機能の準備の指定をし、このアドレスGに続く2桁の数
字によってそれぞれに具体的な機能が特定されるように
なっている。また、英字X、Y、Z、I、J、K、Pな
どは座標軸を特定し数字は移動先の座標値あるいは現在
位置からの移動量を表している。そこで、ステップS7
では、NCデータファイルから読み込んだ1レコードに
含まれるコードを図3に示すフォーマットのコード格納
テーブルに文字別コード格納情報として格納する。英字
と、数字の間の数字は数字部分の桁数で、データの格納
に際しては各コードごとにこの規定の桁数とのチェック
を行うようになっている。例えば、このステップS7で
読み込んだレコードにG30Y0Z0なるコードが含ま
れていたものとすれば、図3に示すように各コードごと
に文字別に区分されて格納される。この場合、桁数をチ
ェックしているので、1レコードに複数のコードが含ま
れていた場合でも、確実に、コードごとに格納されるこ
とになる。1レコードについて、以上の処理が終了した
ら、ステップS8のNCデータ変換の処理に移行する。
このサブルーチンの具体的に処理内容は、図6のフロー
チャートに表されている。まず、ステップS10で、N
Cデータファイルから一レコードづつ読み込み、そのレ
コードのコードの英字部分がX、Y、Z、I、J、K、
Pなどでかつそのあとが所定の桁数の座標値をもつ移動
量を与える座標値のコードであるかどうかを判別する。
判別した結果、座標値をもつものであれば、ステップS
11に進んで、文字別コード格納情報の桁数のデータと
比較することで読み込んだコードの座標値の桁数を照合
する。座標値が桁数の条件に合致していれば、読み込ん
だコードがまちがいなく移動量の座標値を与えるコード
ということになり、続くステップS12では、そのまま
変換後のNCデータ用の格納ファイルに書き込み、桁数
が違っていれば所定の修正を加えて格納する。
【0016】これに対して、ステップS10での判別の
結果、読み込んたコードがその英字部分がG、Mなどの
工作機械の機能を指定するコードであるときには、ステ
ップS13に進む。このステップS13では、読み込ん
だ機能コードを、図4に表すような機能対照テーブルと
して表わされる機能対照情報と対比参照して変換する。
すなわち、読み込んだ機能コードと、機能対照情報に含
まれる各コードとを比較して上から何番目のコードと一
致するかを検索する、この場合、機能対照情報は、その
コードを、例えば、早送り、切削送り、円弧送り(時計
回り)、円弧送り(反時計回り)、ドウェル、…といっ
たように予め規定された順序にて配列したフォーマット
になっている。従って、読み込んだ機能コードが上から
k番目のコードと一致した場合には、この機能コードは
変換対象の工作機械の場合ではその同じ行の右側の欄の
機能、コードに対応している。こうしてコードを得た
ら、ステップS12進んでこのコードを変換後のNCデ
ータ用の格納ファイルfsに書き込む。
【0017】こうして1レコードに含まれるすべてのコ
ードを変換したら(ステップS14)、図5において、
ステップS5乃至S9の処理をNCデータがなくなるま
で繰り返すことによって、すべてのNCデータが変換さ
れることになる。
【0018】次に、本発明の他の実施例について、図7
乃至図16を参照して説明する。図7は、本発明の機能
ブロック図で、中央処理装置は、NCコードおよび座標
値格納手段10、データ比較手段11、サブプログラム
作成手段12に対応する機能を有しており、入力しては
変換前NCデータ格納ファイル10aと、出力として変
換後NCデータ格納ファイル10bがある。
【0019】ここで、NCデータについて説明すると、
図9に示したように、G90やG54のように英字と数
字を組合わせて一つのコードを形づくり機能を持ったも
のと、X100のような座標値で表されたもので構成さ
れているデータで、この命令によってNC機械を制御す
る。一方、サブプログラムについては、図10に示すよ
うに、例えば、“N1160M98P1001”のレコ
ードに含まれる“M98”というコードがサブプログラ
ムの呼出コードであり、“P1001”は、呼出すサブ
プログラムの番号となる。ここで、呼出されるサブプロ
グラムは“01001”から始まり、“M99”で終わ
る部分となる。ここでの手法は、サブプログラムを含ま
ないNCデータの中に含まれる同じ処理の部分を9図に
示したようなサブプログラムを含んだNCデータに変換
する。
【0020】次に、図14はNCコード及び座標値格納
の処理手順のフローチャートである。まず、変換したい
NCデータのファイル名が入力されると、このNCデー
タファイル10について、そのNCデータに含まれる座
標値をすべて相対座標に変換する(ステップS20)。
この変換が終了したら、変換後のファイルをオープン
し、1レコードづつ読み出していく(ステップS2
1)。このとき、読み出したレコード番号は、記憶して
おく(ステップS22)。
【0021】次に、獲得したレコードがn番目とすれ
ば、このレコードのデータを第1格納テーブル14に格
納する(ステップS23)。この場合、レコードのデー
タは、グループ別に分けて格納する。すなわち、NCデ
ータのレコードは、機能を表すコードと座標値等の数値
データとからなるが、機能を表すコードをコード格納テ
ーブル14a(図11参照)に、座標値等の数値のデー
タを数値格納テーブル14b(図12参照)に格納す
る。 なお、NCコードは、グループというもので分け
られ、一つのレコードの中には、同じグループのコード
は、出現しないものになっている。
【0022】続いて、格納テーブル14に格納したレコ
ードの次のレコード番号n+1のレコードを獲得する
(ステップS24)。もし、このn+1番目のレコード
が存在するのなら(ステップS25のyes)、前記の
第1格納テーブル14とは別の第2格納テーブル15に
機能コードと座標値データとにグループ別に格納する
(ステップS26)。この場合、コードを格納テーブル
15aに、座標等の数値データを数値格納テーブル15
bに格納する。
【0023】しかして、ステップS27では、第1格納
テーブル14のデータと第2格納テーブル15のデータ
を比較する。もしデータが一致したら、ステップS27
の処理に進み、図13に示すようなサブプログラム開始
終了テーブル17を作成してから(ステップS28)、
次のn+2番目のレコードの獲得へとステップS24に
戻る。このサブプログラム開始終了テーブル17の作成
の詳細については次述する。一方、一致しなかったら、
何も処理は行わずにステップS24に進んで、次のn+
2番目のレコードの獲得へと戻る。なお、この比較の際
に、比較対象除外コード格納ファイル16を参照して、
このファイルに格納されているコードが現れたときに
は、サブプログラム開始終了レコード格納テーブル17
に開始レコード番号は格納しないようにしている。
【0024】次に、サブプログラム開始終了レコード格
納テーブル17の作成の仕方について説明する。まず、
n番目のレコードとn+1番目のレコード、n番目のレ
コードとn+2番目のレコード、n番目のレコードとn
+3番目のレコード、…、次々と比較していって、一番
最初に一致したものであれば、比較元の開始レコード番
号nを一番上に、比較先の開始レコード番号を次に格納
する。この後、もし一致したものがあれば、比較先の開
始レコード番号を順次サブプログラム開始レコード番号
格納テーブル17に格納する。これをレコードがなくな
るまで繰り返す。
【0025】一方、レコードがなくなり、もし一致する
レコードが存在しなかったら(ステップS25のn
o)、サブプログラム開始終了レコード格納テーブル1
7にデータが存在するかどうかを確認する(ステップS
29)。データが存在したら、その詳細は後述するデー
タ比較ルーチン(ステップS30)とサブプログラム作
成ルーチン(ステップS31)を実行し、第1格納テー
ブル14に格納したレコードの次のレコードが存在する
かどうかを調べる(ステップS32)。ここで、レコー
ドが存在すればそのレコードを獲得して、獲得したレコ
ード番号を憶えておく処理(ステップS22)に戻り、
以下、今度は、n+1番目のレコードを比較元のレコー
ドとして、順次これとn+2、n+3、…のレコードを
第2格納テーブル15に格納し、さらに比較して、サブ
プログラム終了開始レコード番号格納テーブルを作成す
る処理を同様に繰り返す。
【0026】次に、データ比較ルーチン(ステップS3
0)について、図15のフローチャートを参照して説明
する。このデータ比較ルーチンは、連続して一致するデ
ータが3レコードまでのものはサブプログラムにしない
ようにすることによって、逆に、サブプログラム作成ル
ーチン(ステップS30)の準備として、サブプログラ
ムとなるべき部分を取り出すための処理である。
【0027】まず、データ比較ルーチンに入ると、サブ
プログラムの個数を表すカウンタをi、サブプログラム
を構成するレコード数のカウンタをjとすると、これら
のカウンタiの初期値を1、カウンタjの初期値を2に
初期設定する(ステップS40)。次に、既に作成して
あるサブプログラム開始終了レコード格納テーブル17
に格納されたデータの一つ目の開始レコード番号+i番
目のレコードと、j番目の開始レコード番号+i番目の
レコードの比較を行う(ステップS41)。例えば、図
13において、10番目のレコードと25番目のレコー
ドがサブプログラムとなりえる部分の開始レコードであ
るとすれば、10+i番目と25+i番目のレコードを
比較することによって、連続して一致するレコードが幾
つ続くかを調べる。もし、一致すれば、iの値をカウン
トアップしてこの処理を繰り返す。一致しない場合に
は、iの値が3よりも大きいかを判断する(ステップS
42)。この処理は、3レコードまでのものはサブプロ
グラムにしないようにするための処理である。
【0028】iの値が3以下の場合は、iに1を代入し
てjをカウントアップして、サブプログラム開始終了レ
コード番号格納ファイル17の終了の欄に0を格納す
る。一方、iの値が3よりも大きい場合は、サブプログ
ラムの開始終了レコード番号格納ファイル17の終了の
欄に開始レコード番号+iの値を格納する(ステップS
43)。これにより、開始の欄と終了の欄と番号でサブ
プログラムとなるべき部分を特定することができる。次
いで、jの値をカウントアップして次の開始番号のレコ
ードについて同様の処理を繰り返し(ステップS4
4)、サブプログラム開始終了レコード番号格納テーブ
ル17にデータがなくなるまで続ける。データがなくな
ったら、iの値を2にして処理を抜ける(ステップS4
5)。
【0029】最後に、サブプログラム作成ルーチンにつ
いて、図16のフローチャートに沿って説明する。ま
ず、サブプログラム開始終了レコード番号格納テーブル
17の終了レコード番号の欄が0であるもの以外の開始
レコード番号を獲得する(ステップS50)。次いで、
開始レコード番号の前までの部分をサブプログラム変換
前ファイル10aから読み出してサブプログラム変換後
ファイル10bに格納し(ステップS51)、続けてサ
ブプログラムを特定するためのサブプログラム呼出コー
ドとサブプログラム番号を書込む(ステップS52)こ
とによって、サブプログラム部分のデータを呼出コード
とサブプログラム番号で置き換える。このようにしてサ
ブプログラム開始終了レコード番号格納テーブル17の
最後のデータまで終わったら(ステップS53)、これ
によって、サブプログラムの部分のデータ分だけデータ
量を圧縮することができる。
【0030】続く、ステップS54、S55は、サブプ
ログラムを含んだNCデータに変換するための処理で、
開始レコード番号から終了レコード番号までのサブプロ
グラムとなる部分をサブプログラム変換前ファイル10
aから読み出して、これにサブプログラム番号とサブプ
ログラム終了コードを付加してサブプログラム変換後フ
ァイルに追加することでサブプログラムを含んだNCデ
ータが作成される。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、変換先の工作機械の機種名を指定するだけ
で、自動的にNCデータがその工作機械に適用可能なよ
うに変換されるので、同一機能の内容をもつNCデータ
を互換的に使用できるようになり、NCデータ作成の作
業を大幅に合理化することができる。
【0032】また、本発明によれば、同じ機能を表し繰
り返し出てくる部分をサブプログラムとしてその都度呼
出せる形のデータに変換されるので、NCデータがサブ
プログラムの分だけ圧縮されて短くなり、従って、紙テ
ープを使用する場合に少量の紙テープで済み、保存する
場合も記憶媒体の容量が小さくても大きなデータを保存
することができる。しかも、NC機械にデータを送る場
合も高速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるNCデータ変換装置の一実施例の
構成ブロック図。
【図2】変換対象のNCデータの一例を表した説明図。
【図3】NCデータ機能解析手段によって作成された文
字別コード格納情報を所定のフォーマットで表した説明
図。
【図4】機能対照情報のデータの構造を表した説明図。
【図5】NCデータ機能解析手段の動作を表したフロー
チャート。
【図6】NCデータ変換手段の動作を表したフローチャ
ート。
【図7】請求項2に記載の発明によるNCデータ変換装
置の一実施例の概略構成ブロック図。
【図8】図7のブロック図をさらに詳細に表したブロッ
ク図。
【図9】サブプログラムを含まないNCデータの一例を
示した説明図。
【図10】サブプログラムを含んだNCデータの一例を
示した説明図。
【図11】コード格納テーブルの例を表した説明図。
【図12】座標値格納テーブルの例を表した説明図。
【図13】サブプログラム開始終了レコード格納テーブ
ルの例を表した説明図。
【図14】NCレコードおよび座標値格納の処理の流れ
を表したフローチャート。
【図15】データ比較の処理の流れを表したフローチャ
ート。
【図16】サブプログラム作成の処理の流れを表したフ
ローチャート。
【符号の説明】
1 中央処理装置 2 NCデータ機能解析手段 3 NCデータ変換手段 4 ファイル記憶装置 5 入力装置 6 表示装置 10 NCレコードおよび座標値格納手段 11 データ比較手段 12 サブプログラム作成手段 17 サブプログラム開始終了レコード格納テーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】数値制御工作機械の動作を指令するNCデ
    ータを機種に対応させて変換する装置であって、 各工作機械ごとに作成されたNCデータについて各コー
    ドの機能と変換先のコードを対応づける機能対照情報
    と、変換対象のNCデータが格納されたファイル記憶装
    置と、 変換前後のNCデータが適用される工作機械の機種名な
    どの情報を入力する入力装置と、 入力された機種名に応じて読み出した変換対象のNCデ
    ータについて1レコードごとに、コードが文字別に区分
    される文字別コード格納情報を作成するNCデータ機能
    解析手段と、 上記文字別コード格納情報から1ずつ読み出したコード
    と、変換後のNCデータが適用される工作機械に対応す
    る上記機能対照情報とを対比参照して変換先コードに変
    換するNCデータ変換手段とを具備したことを特徴とす
    るNCデータの変換装置。
  2. 【請求項2】数値制御工作機械の動作を指令するNCデ
    ータを同一の処理を含んだ部分がサブプログラムとして
    分離されたNCデータに変換する装置であって、 NCデータの1レコードについてNCコードと座標値を
    第1の格納テーブルに格納し、そのレコードに続くレコ
    ードについてNCコードと座標値を第2の格納テーブル
    に格納するNCコードおよび座標値格納手段と、 前記第1格納テーブルに格納されたデータと、第2格納
    テーブルに格納されたデータの内容が一致しているかを
    どうかを比較するデータ比較手段と、 連続して一致するレコードのなかからサブプログラムと
    なり得る部分を抜出すとともに、この部分をサブプログ
    ラム呼出コードとサブプログラム番号に置き換えて挿入
    するサブプログラム作成手段とを具備することを特徴と
    するNCデータ変換装置。
JP31368092A 1991-11-22 1992-11-24 Ncデータの変換装置 Pending JPH05197413A (ja)

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