JPH05196805A - アレイ型レンズの製造方法 - Google Patents

アレイ型レンズの製造方法

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JPH05196805A
JPH05196805A JP740492A JP740492A JPH05196805A JP H05196805 A JPH05196805 A JP H05196805A JP 740492 A JP740492 A JP 740492A JP 740492 A JP740492 A JP 740492A JP H05196805 A JPH05196805 A JP H05196805A
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JP
Japan
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lens
array type
lenses
array
type lens
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP740492A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Yoshimoto
直人 吉本
Kenji Kono
健治 河野
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication of JPH05196805A publication Critical patent/JPH05196805A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アレイを構成する各レンズ間の光軸方向の寸
法誤差を低減し、アレイ型素子との結合効率の高いアレ
イ型レンズを実現する。 【構成】 アレイ型素子にそれぞれ結合される複数のレ
ンズを有するアレイ型レンズの製造方法において、先球
GR1Nロッドレンズ12をV溝基板11のV溝11b
に配置すると共に揃え治具13の穴13bに先端部を挿
入してレンズ12の先端を揃えた後、各レンズ12をV
溝基板11と平板13とで挾持し且つ止め具15を嵌合
して固定し、その後、レンズ12の他端を一括研磨す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アレイ型レンズの製造
方法に係り、アレイ型素子との結合効率が高いアレイ型
レンズの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大規模マトリクス光スイッチング
の研究の進展に伴い、スイッチング素子の性能は飛躍的
に高まりつつある。したがって、この素子の性能を十分
に引き出すために、モジュール化によって付与されるア
レイ型レンズ等にも高性能の要求が強まってきている。
そして、この要求に答えるには、スイッチング素子の入
出射アレイ型光導波路とアレイ型レンズとの結合効率を
高めなければいけない。
【0003】図6には、光スイッチモジュール内のアレ
イ型光導波路,アレイ型レンズ及びアレイ型仮想(Vi
rtual)ファイバの構成例を示す。同図に示すよう
に、アレイ型レンズ1は、複数のロッドレンズ2をシリ
コンV溝などの基板3に固定したものであり、アレイ型
レンズ1の一方側にはアレイ型光導波路4が、他方側に
はアレイ型仮想ファイバ5が配置されている。このよう
な構成では、アレイ型光導波路4の各導波路とアレイ型
仮想ファイバ5の各光ファイバとはアレイ型レンズ1の
各ロッドレンズ2を介してそれぞれ光結合される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のアレイ型レンズ
1は個別に研磨した各レンズ2を基板3に固定したもの
である。したがって、各レンズ2には長手方向の寸法に
かなりのばらつきが存在し、アレイ型光導波路4とアレ
イ型仮想ファイバ5との結合効率を低減させていた。
【0005】図7は、焦点距離が極めて短い微小レンズ
系において、レンズが光軸方向にずれた場合の結像を示
す。図中、(A)はレンズが正規の位置にある場合の結
像を示し、(B)はレンズが正規の位置から光軸方向に
αずれた場合を示す。また、図中、fはレンズの焦点距
離,Δzはαのずれによる結像点のずれ量,w1 ,w 2
はスポットサイズを示す。
【0006】ここで、像倍率m(=w2 /w1 )とする
と、αとΔzとの間には、 Δz=m2 α ・・・・・・・(1) の関係がある。したがって、レンズの固定時に各々のレ
ンズが光軸方向に±1μm程度ばらつけば、像倍率m=
10とすると、ビームの結像率は±100μmと大きく
ばらつくことになる。そして、このビームの結像点のず
れによる結合効率は次式で表される。なお、λは波長で
1.55μm,wはスポットサイズである。 η=4/(4+(λΔz/πw2 2 )・・・・(2)
【0007】したがって、式(1)と(2)より、レン
ズアレイを構成する各レンズの光軸方向のずれ量αと、
当該レンズ及び仮想ファイバの結合効率との関係がわか
る。そして、この関係を示したのが図8である。これに
よると、上述したアレイ型レンズ1内の各々のレンズ2
の光軸方向のばらつきに基づく仮想ファイバ5と各レン
ズ2との結合効率は、スポットサイズwを仮想ファイバ
5において13μmと大きくしたとしても、αが5μm
程度あると、場合によっては10dβも損失するところ
が出でくる。
【0008】なお、以上は光軸方向のずれのみを考慮し
ただけであって、実際にはアレイ型レンズ1を構成する
レンズ2の角度ばらつきも存在するため、実際にはさら
に損失が増えていることになる。
【0009】本発明はこのような事情に鑑み、アレイを
構成する各レンズ間の光軸方向の寸法誤差を低減し、ア
レイ型素子との結合効率が高いアレイ型レンズを製造す
る方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明に係るアレイ型レンズの製造方法は、アレイ型素子に
それぞれ結合される複数のレンズを有するアレイ型レン
ズの製造方法において、前記複数のレンズを固定用部材
に配置すると共に揃え治具により各レンズの一端を揃え
た後、各レンズと前記固定用部材とを固定し、その後、
各レンズの他端を一括して研磨することを特徴とする。
【0011】
【作用】前記構成の製造方法によると、アレイを構成す
る各レンズは一端を揃えた状態で固定用部材に固定され
た後、他端が一括して研磨されるので、光軸方向の寸法
誤差がない。
【0012】
【実施例】以下、本発明を一実施例に基づいて説明す
る。
【0013】図1は一実施例に係る製造工程において、
レンズを研磨治具に固定した状態を示す斜視図、図2は
その平面図であり、図3〜5は研磨治具に固定するまで
の工程を示す。
【0014】まず、レンズ固定用部材として図3に示す
V溝基板11を準備する。このV溝基板11はシリコン
単結晶11aに4本のV溝11bを形成したものであ
り、V溝11bはシリコン単結晶11aのウェットエッ
チングの異方性を利用して形成した。
【0015】次に、図4に示すように、V溝基板11の
V溝11bに先球GR1Nロッドレンズ12を載置し、
揃え治具13を用いて先球GR1Nロッドレンズ12を
先端位置を揃える。揃え治具13は、平板13aにV溝
11bと同じピッチで、同じ高さの位置に、先球GR1
Nロッドレンズ12の直径よりは少し小径で且つ同径の
穴部13bを4つ形成したものである。この揃え治具は
V溝基板11の一端面と平行に配置して各穴13bに先
球GR1Nロッドレンズ12の先端を挿入した状態でレ
ンズ先端部と穴13bの開口部とを当接することによ
り、先球GR1Nロッドレンズ12の位置を揃えること
ができるものであり、先球GR1Nロッドレンズ12の
先端部を傷つけることがないように工夫したものであ
る。
【0016】このように、V溝基板11上の先球GR1
Nロッドレンズ12の先端部側を揃えた状態で各V溝1
1bに接着剤を流し込み、その後、図5に示すように固
定部材として平板14を先球GR1Nロッドレンズ12
上に載せて平板14とV溝基板11とを挾持する止め具
15を側方から嵌め込み、しっかりと固定する(図1参
照)。そして、接着剤が固定した後、各先球GR1Nロ
ッドレンズ12の他端(平端面)側を研磨材で一括研磨
し、4本の先球GR1Nロッドレンズ12の長さを揃え
る。
【0017】研磨後、止め具15,平板14及び揃え治
具13を外し、アレイ型レンズとする。このようにして
製造したアレイ型レンズは、先球GR1Nロッドレンズ
12の長手方向(光軸方向)の長さに従来のようにばら
つきが生じていないので、アレイ型素子の光結合に用い
た場合、結合効率を低減させることはない。
【0018】以上は、本発明の一実施例を示したもので
あり、本発明を限定するものではない。例えば、レンズ
として、先球GR1Nロッドレンズを用いたが、本発明
は他のいかなる種類のレンズにも適用できる。また、ア
レイを構成するレンズは何本であっても差し支えない。
さらに、固定用部材も特に限定されず、レンズを位置決
め配置し、固定できるものであればよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による製造
方法によるとアレイを構成する各々のレンズの光軸方向
の寸法のばらつきを低減することができ、アレイ型素子
との高い結合効率を有するアレイ型レンズを実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例においてレンズを研磨治具で固定した
状態を示す斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】一実施例の作業工程を示す説明図である。
【図4】一実施例の作業工程を示す説明図である。
【図5】一実施例の作業工程を示す説明図である。
【図6】従来のアレイ型光結合率を示す説明図である。
【図7】レンズのずれによる結合点のずれを示す説明図
である。
【図8】レンズの光軸方向のずれと結合損失との関係を
示すグラフである。
【符号の説明】
11 V溝基板 11a シリコン単結晶 11b V溝 12 先球GR1Nロッドレンズ 13 揃え治具 14 平板 15 止め具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アレイ型素子にそれぞれ結合される複数
    のレンズを有するアレイ型レンズの製造方法において、
    前記複数のレンズを固定用部材に配置すると共に揃え治
    具により各レンズの一端を揃えた後、各レンズと前記固
    定用部材とを固定し、その後、各レンズの他端を一括し
    て研磨することを特徴とするアレイ型レンズの製造方
    法。
JP740492A 1992-01-20 1992-01-20 アレイ型レンズの製造方法 Withdrawn JPH05196805A (ja)

Priority Applications (1)

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JP740492A JPH05196805A (ja) 1992-01-20 1992-01-20 アレイ型レンズの製造方法

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JP740492A JPH05196805A (ja) 1992-01-20 1992-01-20 アレイ型レンズの製造方法

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JPH05196805A true JPH05196805A (ja) 1993-08-06

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ID=11664942

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JP740492A Withdrawn JPH05196805A (ja) 1992-01-20 1992-01-20 アレイ型レンズの製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107003494A (zh) * 2014-12-18 2017-08-01 奥林巴斯株式会社 光学单元和内窥镜

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107003494A (zh) * 2014-12-18 2017-08-01 奥林巴斯株式会社 光学单元和内窥镜
CN107003494B (zh) * 2014-12-18 2020-06-12 奥林巴斯株式会社 光学单元和内窥镜

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