JPH05195661A - 入退室管理装置 - Google Patents

入退室管理装置

Info

Publication number
JPH05195661A
JPH05195661A JP1004892A JP1004892A JPH05195661A JP H05195661 A JPH05195661 A JP H05195661A JP 1004892 A JP1004892 A JP 1004892A JP 1004892 A JP1004892 A JP 1004892A JP H05195661 A JPH05195661 A JP H05195661A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exit
entry
room
entrance
card
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1004892A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenobu Satake
重信 佐竹
Makoto Kamoi
誠 鴨井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP1004892A priority Critical patent/JPH05195661A/ja
Publication of JPH05195661A publication Critical patent/JPH05195661A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】オフラインで迅速な判定処理が可能となり、ま
た、出入口が複数箇所となってもシステム構築が簡単と
なり、よって、上位装置と接続したときも、上位装置の
負荷が軽減される入退室管理装置を提供する。 【構成】入室時、出入口の入口側に設置されたゲート制
御装置4aは、入室者が挿入するICカード5を受入れ
て、そのメモリから入退室条件情報を読取り、入室の可
否を判定し、入室許可であれば上記出入口の扉の電気錠
6aを解放するとともに、このときの通行履歴情報をI
Cカード5のメモリに記録する。退室時、出入口の出口
側に設置されたゲート制御装置4bは、退室者が挿入す
るICカード5を受入れて、そのメモリから通行履歴情
報を読取り、退室の可否を判定し、退室許可であれば上
記出入口の扉の電気錠6aを解放するとともに、このと
きの通行履歴情報をICカード5のメモリに記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、セキュリテ
ィを必要とする部屋への入退室をICカードあるいは無
線カードなどの情報記録媒体を用いて管理する入退室管
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば、セキュリティを必要と
する部屋への入退室を管理する入退室管理装置として、
磁気カードを用いるものが知られている。これは、部屋
の入口側と出口側にそれぞれゲート制御装置を設置し、
それらを一括管理する上位装置としてのホストコンピユ
ータにオンライン接続して構成される。
【0003】このような入退室管理装置は、入退室する
際、入退室者が所有する磁気カードを、部屋の出入口に
設置されたゲート制御装置のカードリーダに挿入するこ
とにより、磁気カードに記録されている入退室条件情報
を読取り、この読取った入退室条件情報により入退室の
可否を判定し、入退室が許可されている磁気カードであ
れば、部屋の出入口に設置された扉(ゲート)の電気錠
を解放するようになっている。
【0004】また、入口側での入室履歴情報をホストコ
ンピユータに伝送し、出口側での退室処理時に、上記入
室履歴情報をチェックすることにより、正当な退室行為
か否かを判定する方式がとられている。
【0005】さらに、出入口が複数箇所存在するような
場合、どの出入口を通行してきたのかといった通行履歴
情報をホストコンピユータ内のメモリに記録し、その通
行履歴情報が、あらかじめ許可された所定のルートにし
たがっているか否かを判断することにより、最終的な入
退室の可否を判定するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の入退室管理装置では、次のような問題があった。す
なわち、各出入口に設置されるゲート制御装置とホスト
コンピユータとの接続がオンライン・リアルタイムとな
り、システムの負荷が大きくなる。また、退室時の判定
をホストコンピユータで行なうか、もしくは、入室時に
即、退室側のゲート制御装置に退室許可者の登録をしな
ければならない。また、1つの部屋で出入口が複数箇所
となる場合、システム構築が複雑になる。さらに、ホス
トコンピユータでは、個人識別情報による個人管理が必
要となる。
【0007】また、出入口が複数箇所となった場合、磁
気カードから読取った情報をホストコンピユータまで伝
送して、そこで一括判定するので、どこかで通信異常な
どのトラブルが発生した場合は、一部のトラブルがシス
テム全体を停止してしまい、特に、システムが大きけれ
ば大きいほど被害も大きくなり、しかも、判定処理に時
間がかかってしまう。
【0008】そこで、本発明は、オフラインで迅速な判
定処理が可能となり、また、出入口が複数箇所となって
もシステム構築が簡単となり、よって、上位装置と接続
したときも、上位装置の負荷が軽減される入退室管理装
置を提供することを目的とする。
【0009】また、本発明は、出入口が複数箇所となっ
た場合、どこかでトラブルが発生してもシステム全体が
停止することはなく、システムの安全性が向上し、か
つ、判定処理が迅速となる入退室管理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の入退室管理装置
は、入退室条件情報が記録されている情報記録媒体から
前記入退室条件情報を読取り、この読取った入退室条件
情報に基づき入退室の可否を判定する入退室管理装置に
おいて、入室時、そのときの通行履歴情報を前記情報記
録媒体に記録する通行履歴情報記録手段と、この通行履
歴情報記録手段による通行履歴情報の記録後、次の入室
時あるいは退室時、前記情報記録媒体に記録された通行
履歴情報に基づき入退室の可否を判定する判定手段とを
具備している。
【0011】また、本発明の入退室管理装置は、入退室
条件情報が記録されている情報記録媒体から前記入退室
条件情報を読取り、この読取った入退室条件情報に基づ
き入退室の可否を判定する入退室管理装置において、入
室時、そのときの通行履歴情報を前記情報記録媒体に記
録する通行履歴情報記録手段と、退室時、前記情報記録
媒体に記録された通行履歴情報に基づき退室の可否を判
定する判定手段とを具備している。
【0012】また、本発明の入退室管理装置は、複数の
出入口を有し、その各出入口において入退室条件情報が
記録されている情報記録媒体から前記入退室条件情報を
読取り、この読取った入退室条件情報に基づき入退室の
可否を判定する入退室管理装置において、先に通行した
出入口において、そのときの通行履歴情報を前記情報記
録媒体に記録する通行履歴情報記録手段と、この通行履
歴情報記録手段による通行履歴情報の記録後、次の出入
口を通行する際、前記情報記録媒体に記録された通行履
歴情報に基づき入退室の可否を判定する判定手段とを具
備している。
【0013】
【作用】本発明の入退室管理装置によれば、出入口にお
いてオフラインで迅速な判定処理が可能となり、また、
出入口が複数箇所となっても、たとえば、退室時の判定
処理方式をオア条件とする(正常な入口を複数箇所、判
定条件として登録する)ことで、容易に実現可能とな
り、システム構築が簡単となる。したがって、上位装置
と接続したときも、上位装置の負荷が軽減される。
【0014】また、出入口が複数箇所となった場合、各
出入口で判定処理できるので、どこかでトラブルが発生
しても、システム全体が停止することはなく、システム
の安全性が向上する。また、各出入口ごとに即時処理を
行なうので、判定処理が迅速となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。まず、第1の実施例について説明する。
【0016】図5は、セキュリティを必要とする部屋の
レイアウトと機器の配置例を示している。図において、
1a,1bはセキュリティを必要とする部屋で、それぞ
れ扉(ゲート)2a,2bを備えた出入口3a,3bを
有している。そして、出入口3a,3bの入口側および
出口側には、それぞれオフライン(あるいは、オンライ
ンバッチ処理)のゲート制御装置4a,4b,4c,4
dが設置されている。ゲート制御装置4a,4b,4
c,4dは、後述するように、携帯可能な情報記録媒体
としてのICカードを用いて入退室処理を行なうように
なっている。
【0017】図1は、システム構成例を示している。図
において、ゲート制御装置4a,4b,4c,4dは、
ICカード5を用いて入退室処理を行ない、扉2a,2
bに設置された電気錠6a,6bを制御する。そして、
ゲート制御装置4a,4b,4c,4dは、それぞれ上
位装置としてのホストコンピユータ7に接続されてい
る。
【0018】図2は、ゲート制御装置4a,4b,4
c,4dの構成例を示している。図において、11はI
Cカード5のメモリに対して情報の読出しおよび書込み
を行なうカードリーダ・ライタ、12は暗証番号などの
情報を入力する操作パネル、13は各種制御のための計
時動作を行なうタイマ、14は各種情報を表示する表示
部(たとえば、液晶表示器)、15は電気錠6a(6
b)を駆動する電気錠駆動部、16は各種情報を記憶す
るためのメモリ、17はホストコンピユータ7との通信
を行なう通信インタフェイス、18は電気錠6a(6
b)の状態を検知する電気錠状態検知部であり、これら
は全体的な制御を司るCPU(セントラル・プロセッシ
ング・ユニット)19に接続されている。
【0019】図3は、ICカード5の構成例を示してい
る。図において、ICカード5は、たとえば、記憶手段
としてのEEPROMなどのメモリ21、このメモリ2
1に対して情報の読出しおよび書込みなどを行なうため
の制御手段としてのCPU22、カードリーダ・ライタ
11との電気的接触を得るためのコンタクト部23から
構成されていて、これらのうちメモリ21およびCPU
22はICチップ化されてカード本体内に埋設されてい
る。
【0020】図4は、メモリ21の構成例を示してい
る。図において、メモリ21は、たとえば、入退室条件
情報が記憶される領域21a、通行履歴情報が記憶され
る領域21b、その他の情報が記憶される領域21cか
ら構成される。ここに、入退室条件情報は、たとえば、
個人識別情報および入室許可コードなどからなり、あら
かじめ記憶されている。また、通行履歴情報は、たとえ
ば、処理したゲート制御装置の番号および処理日時(入
退室した年、月、日、時刻)などからなり、入退室処理
時に記憶される。次に、このような構成において動作を
説明する。
【0021】まず、入室時の処理動作について図6に示
すフローチャートを参照して説明する。たとえば、図5
において、部屋1aに入室する場合を例にとって説明す
る。出入口3aにおいて、入室者が所有しているICカ
ード5をゲート制御装置4aのカードリーダ・ライタ1
1に挿入することにより、カードリーダ・ライタ11
は、ICカード5のメモリ21から入退室条件情報を読
取り、CPU19へ送る。
【0022】CPU19は、ICカード5から読取った
入退室条件情報により入室の可否を判定し、入室許可で
あれば、ICカード5のメモリ21に、このときの通行
履歴情報(たとえば、何処に何時入ったかを示すゲート
制御装置番号および年、月、日、時刻など)を書込む。
なお、年、月、日、時刻などの日時情報はタイマ13か
ら得るようになっている。
【0023】次に、CPU19は、表示部14に入室許
可を案内表示するとともに、カードリーダ・ライタ11
にカード排出命令を送ることにより、ICカード5を排
出し、また、電気錠駆動部15を介して扉2aの電気錠
6aを解放する。これにより、入室者は、排出されたI
Cカード5を受取って部屋1aの中に入る。
【0024】一方、上記判定の結果、入室不許可であれ
ば、CPU19は、表示部14に入室不許可を案内表示
するとともに、カードリーダ・ライタ11にカード排出
命令を送ることにより、ICカード5を排出する。
【0025】次に、退室時の処理動作について図7に示
すフローチャートを参照して説明する。たとえば、部屋
1aに入室した人物が退室する場合を例にとって説明す
る。出入口3aにおいて、退室者が所有しているICカ
ード5をゲート制御装置4bのカードリーダ・ライタ1
1に挿入することにより、カードリーダ・ライタ11
は、ICカード5のメモリ21から通行履歴情報(ゲー
ト制御装置番号および年、月、日、時刻など)を読取
り、CPU19へ送る。
【0026】CPU19は、ICカード5から読取った
通行履歴情報により、前回の処理が正しいゲート制御装
置(この場合は4a)で行なわれているか否かをチェッ
クし、その結果に基づき退室の可否を判定する。すなわ
ち、前回の処理が正しいゲート制御装置で行なわれてい
れば退室許可と判定し、ICカード5のメモリ21に、
このときの通行履歴情報を書込む。
【0027】なお、この場合、入室時と同様に、ICカ
ード5のメモリ21から入退室条件情報をも読取り、こ
の読取った入退室条件情報による退室の可否判定をも同
時に行なってもよい。
【0028】さて、退室許可と判定すると、CPU19
は、表示部14に退室許可を案内表示するとともに、カ
ードリーダ・ライタ11にカード排出命令を送ることに
より、ICカード5を排出し、また、電気錠駆動部15
を介して扉2aの電気錠6aを解放する。これにより、
退室者は、排出されたICカード5を受取って部屋1a
の外に出る。
【0029】一方、上記判定の結果、前回の処理が正し
いゲート制御装置で行なわれていなければ退室不許可と
判定し、CPU19は、表示部14に退室不許可を案内
表示するとともに、カードリーダ・ライタ11にカード
排出命令を送ることにより、ICカード5を排出する。
なお、この場合、イレギュラ発生(室内に閉じ込めたこ
と)をホストコンピュータ7に送信することも可能であ
る。
【0030】具体例をあげて説明すると、たとえば、あ
る人物が部屋1aに入室する前に部屋1bの入退室を行
なっていたとすると、ICカード5のメモリ21には、
部屋1bの出口側のゲート制御装置4dで記録された通
行履歴情報が残っている。この後、同一人物が部屋1a
への入室時に、他人と同行したために入口側のゲート制
御装置4aでのカード操作を怠り、退室時に出口側のゲ
ート制御装置4bで退室処理を行なうと、ICカード5
から前回の通行履歴情報が読出され、この場合、前回の
処理がゲート制御装置4dで行なわれているので、前回
の処理が正しいゲート制御装置で行なわれていないと判
定され、退室不許可と判定される。
【0031】図8は、セキュリティを必要とする部屋の
レイアウトと機器配置の変形例を示すもので、これは図
5の発展形であり、奥に部屋が続く場合である。図にお
いて、1c,1dは部屋、2c,2dは扉、3c,3d
は出入口、4e,4gは出入口3c,3dの入口側に設
置されたゲート制御装置、4f,4hは出入口3c,3
dの出口側に設置されたゲート制御装置である。
【0032】この場合、ゲート制御装置4eでは、前記
入室処理時の判定を行なう。ゲート制御装置4fでは、
退室処理時の判定を行なうものとし、前回の通行履歴情
報は、ゲート制御装置4eまたは4hが正しいゲート制
御装置となる。ゲート制御装置4gも4fと同様であ
る。また、ゲート制御装置4hでは、退室処理時の判定
を行なうものとし、前回の通行履歴情報は、ゲート制御
装置4gが正しいゲート制御装置となる。
【0033】図9も、セキュリティを必要とする部屋の
レイアウトと機器配置の変形例を示すもので、これは図
8の発展形であり、奥に部屋が続き、さらに退室時には
カード操作不要(ゲート制御装置未設置)の場合であ
る。図において、1e,1f,1gは部屋、2e,2
f,2gは扉、3e,3f,3gは出入口、4i,4
j,4kは出入口3e,3f,3gの入口側に設置され
たゲート制御装置である。
【0034】この場合の判定方式は、奥に進んで入って
行くときに途中の入室処理が確実に行なわれているか否
かの判定を行なう方式とする。すなわち、ゲート制御装
置4iでは、前記入室処理時の判定を行なう。ゲート制
御装置4jでは、退室処理時の判定を行なうものとし、
前回の通行履歴情報は、ゲート制御装置4iまたは4j
または4kが正しいゲート制御装置となる。また、ゲー
ト制御装置4kでは、ゲート制御装置4jまたは4kが
正しいゲート制御装置となる。
【0035】このように、第1の実施例によれば、従来
オンラインで行なっていた判定処理がオフラインのゲー
ト制御装置で実現可能であり、しかも、迅速な判定処理
が可能となる。また、1つの部屋で出入口が複数箇所と
なっても、たとえば、退室時の判定処理方式をオア条件
とする(正常な入口を複数箇所、判定条件として登録す
る)ことで、容易に実現可能となり、システム構築が簡
単となる。したがって、上位装置としてのホストコンピ
ュータと接続したときも、ホストコンピュータの負荷が
軽減される。次に、第2の実施例について説明する。
【0036】図11は、セキュリティを必要とする部屋
のレイアウトと機器の配置例を示している。図におい
て、31a,31bはセキュリティを必要とするエリア
であり、これは建物の廊下部分と考えてよい。31c,
31dはセキュリティを必要とする部屋であり、これは
独立した部屋と考えてよい。これらエリア31a,31
bおよび部屋31c,31dは、それぞれ扉32a,3
2b,32c,32dを備えた出入口33a,33b,
33c,33dを有している。なお、この例では、必ず
出入口33aから入室するものとする。
【0037】各出入口33a,33b,33c,33d
の入口側には、それぞれオフラインの読取装置34a,
34b,34c,34dが設置されている。また、各出
入口33c,33dの出口側には、それぞれオフライン
の読取装置34e,34fが設置されている。また、各
出入口33a,33bの出口側には、それぞれオフライ
ンの書込装置35a,35bが設置されている。また、
各出入口33c,33dの扉32c,32dには、それ
ぞれオフラインの書込装置35c,35dが設置されて
いる。また、各出入口33c,33dの入口側には、そ
れぞれオフラインの書込装置35e,35fが設置され
ている。
【0038】読取装置34a,34b,34c,34
d,34e,34fと書込装置35a,35b,35
c,35d,35e,35fとは、それぞれ対応して対
になっており、これらをゲートと呼ぶ。すなわち、読取
装置34aと書込装置35aとの対をゲートA、読取装
置34bと書込装置35bとの対をゲートB、読取装置
34cと書込装置35cとの対をゲートC1、読取装置
34eと書込装置35eとの対をゲートC2、読取装置
34dと書込装置35dとの対をゲートD1、読取装置
34fと書込装置35fとの対をゲートD2と呼ぶ。
【0039】読取装置34a,34b,34c,34
d,34e,34fは、後述するように、携帯可能な情
報記録媒体としての無線カードから無線通信により情報
を読取る。また、書込装置35a,35b,35c,3
5d,35e,35fは、後述するように、無線カード
内のメモリに対して無線通信により情報を書込む。
【0040】図10は、システム構成例を示している。
図において、読取装置34a,34b,34c,34
d,34e,34fは、特定の部屋に入室しようとする
人物が所有する無線カード36から、無線通信により入
退室条件情報および通行履歴情報を読取り、この読取っ
た情報により入室の可否を判定する。また、書込装置3
5a,35b,35c,35d,35e,35fは、特
定の部屋に入室を許可された人物が扉を開けて入室先の
マットスイッチを踏んだ時点で、その部屋に入室したと
いう通行履歴情報を無線通信により無線カード36内の
メモリに書込む。
【0041】電気錠37a,37b,37c,37d
は、それぞれ対応する扉32a,32b,32c,32
dに設置されていて、それぞれ対応する読取装置34
a,34b,34c,34d,34e,34fからの制
御信号によって駆動制御される。
【0042】無線カード36は、たとえば、第1の実施
例におけるICカード5と同様な形状をなしており、そ
のICカード5と同様に、個人識別情報および入室許可
コードなどからなる入退室条件情報が記憶されている領
域、および、通行履歴情報(最後にどのゲートを通行し
てきたかを示す情報、たとえばゲート番号)が記憶され
る領域からなるメモリを内蔵している。
【0043】図12は、ある特定の出入口おいて、入室
しようとする人物が扉を開けて入室し、無線カード36
に通行履歴情報を書込むまでの一連の動作をフローチャ
ートに示したものであり、以下、このフローチャートを
参照して動作を説明する。
【0044】たとえば、外部からエリア31aに入室す
る場合を例にとって説明する。無線カード36を所持し
たカード所持者が、ゲートAの読取装置34aに接近す
ると、読取装置34aは、無線カード36に対して質問
信号を送信する。質問信号を受信した無線カード36
は、内蔵メモリにあらかじめ記憶されている入退室条件
情報、および通行履歴情報を読取装置34aに送信す
る。読取装置34aは、これらの情報を受信し、まず、
入退室条件情報により通行可否の判定を行ない、通行不
許可であれば表示部に通行不許可を表示する。
【0045】上記入退室条件情報による判定の結果、通
行許可であれば、読取装置34aは、次に、通行履歴情
報による通行履歴の検定を行ない、その検定結果に基づ
き通行可否の判定を行ない、通行不許可であれば表示部
に通行不許可を表示する。
【0046】上記通行履歴情報による判定の結果、通行
許可であれば、読取装置34aは、表示部に通行許可を
表示するとともに、扉32aの電気錠37aを解放す
る。これにより、通行許可者が出入口33aの扉32a
を開け、入室先のマットスイッチ38aを踏むことでマ
ットスイッチ38aがオンとなる。このマットスイッチ
38aがオンするタイミングで、ゲートAの書込装置3
5aは、通行許可者が所持する無線カード36に対して
通行履歴情報を送信し、無線カード36内のメモリに書
込む。
【0047】また、たとえば、エリア31aから部屋3
1cに入室する場合を例にとって説明する。無線カード
36を所持したカード所持者が、ゲートC1の読取装置
34cに接近すると、読取装置34cは、無線カード3
6に対して質問信号を送信する。質問信号を受信した無
線カード36は、内蔵メモリにあらかじめ記憶されてい
る入退室条件情報、および通行履歴情報を読取装置34
cに送信する。読取装置34cは、これらの情報を受信
し、まず、入退室条件情報により通行可否の判定を行な
い、通行不許可であれば表示部に通行不許可を表示す
る。
【0048】上記入退室条件情報による判定の結果、通
行許可であれば、読取装置34cは、次に、通行履歴情
報による通行履歴の検定を行ない、その検定結果に基づ
き通行可否の判定を行ない、通行不許可であれば表示部
に通行不許可を表示する。
【0049】上記通行履歴情報による判定の結果、通行
許可であれば、読取装置34cは、表示部に通行許可を
表示するとともに、扉32cの電気錠37cを解放す
る。これにより、通行許可者が出入口33cの扉32c
を開け、入室先のマットスイッチ38cを踏むことでマ
ットスイッチ38cがオンとなる。このマットスイッチ
38cがオンするタイミングで、ゲートC1の書込装置
35cは、通行許可者が所持する無線カード36に対し
て通行履歴情報を送信し、無線カード36内のメモリに
書込む。
【0050】また、たとえば、部屋31cからエリア3
1aに退室する場合を例にとって説明する。無線カード
36を所持したカード所持者が、ゲートC2の読取装置
34eに接近すると、読取装置34eは、無線カード3
6に対して質問信号を送信する。質問信号を受信した無
線カード36は、内蔵メモリにあらかじめ記憶されてい
る入退室条件情報、および通行履歴情報を読取装置34
eに送信する。読取装置34eは、これらの情報を受信
し、まず、入退室条件情報により通行可否の判定を行な
い、通行不許可であれば表示部に通行不許可を表示す
る。
【0051】上記入退室条件情報による判定の結果、通
行許可であれば、読取装置34eは、次に、通行履歴情
報による通行履歴の検定を行ない、その検定結果に基づ
き通行可否の判定を行ない、通行不許可であれば表示部
に通行不許可を表示する。
【0052】上記通行履歴情報による判定の結果、通行
許可であれば、読取装置34eは、表示部に通行許可を
表示するとともに、扉32cの電気錠37cを解放す
る。これにより、通行許可者が出入口33cの扉32c
を開け、退室先のマットスイッチ38eを踏むことでマ
ットスイッチ38eがオンとなる。このマットスイッチ
38eがオンするタイミングで、ゲートC2の書込装置
35eは、通行許可者が所持する無線カード36に対し
て通行履歴情報を送信し、無線カード36内のメモリに
書込む。
【0053】下記表1は、各ゲートA,B,C1,C
2,D1,D2において入室あるいは退室しようとする
際の通行履歴の条件を表にまとめた通行履歴検定条件表
である。あるゲートの前にいるカード所持者の最新の通
行履歴、すなわち、それよりも以前に通行してきた最も
新しい通行履歴がどのゲートであると、それを示す通行
履歴情報が無線カード36に記録されていれば、通行
(入室あるいは退室)が許可されるかを表にまとめたも
のである。たとえば、エリア31aから部屋31cへ入
室しようとする人物は、ゲートAまたはBまたはC2ま
たはD2を最後に通行してここにきたという通行履歴情
報が無線カード36に記録されていないと入室は許可さ
れない。
【0054】
【表1】
【0055】このように、第2の実施例は、通行履歴の
検定をホストコンピュータなどにより集中的に処理する
ものではなく、各ゲートごとに新たに書込装置を設け、
無線通信により無線カードに直接通行履歴情報を書込む
ことによつて、各ゲートでそれぞれ通行履歴の検定を行
なうものである。すなわち、通行履歴の検定をも含めて
通行可否の判定に関してはオフライン処理を行なうもの
である。
【0056】したがって、第2の実施例によれば、無線
カードから読取った情報を各読取装置で通行履歴までも
含めて検定処理できるので、どこかで通信異常が発生し
ても、システム全体が停止することはなく、システムの
安全性が向上する。また、各出入口ごとに即時オフライ
ン処理を行なうので、通行履歴の検定処理に時間がかか
らず、判定処理が迅速となる。
【0057】なお、前記実施例では、情報記録媒体とし
てICカードあるいは無線カードを用いたが、本発明は
これに限定されるものでなく、たとえば、光カードある
いは磁気カードなど、他の情報記録媒体を用いてもよ
い。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、オ
フラインで迅速な判定処理が可能となり、また、出入口
が複数箇所となってもシステム構築が簡単となり、よっ
て、上位装置と接続したときも、上位装置の負荷が軽減
される入退室管理装置を提供できる。
【0059】また、本発明によれば、出入口が複数箇所
となった場合、どこかでトラブルが発生してもシステム
全体が停止することはなく、システムの安全性が向上
し、かつ、判定処理が迅速となる入退室管理装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るシステム構成例を
示すブロック図。
【図2】ゲート制御装置の構成を示すブロック図。
【図3】ICカードの構成を示すブロック図。
【図4】ICカード内のメモリの構成例を示す図。
【図5】セキュリティを必要とする部屋のレイアウトと
機器の配置例を示す図。
【図6】入室時の処理動作を説明するフローチャート。
【図7】退室時の処理動作を説明するフローチャート。
【図8】セキュリティを必要とする部屋のレイアウトと
機器配置の変形例を示す図。
【図9】セキュリティを必要とする部屋のレイアウトと
機器配置の変形例を示す図。
【図10】本発明の第2の実施例に係るシステム構成例
を示すブロック図。
【図11】セキュリティを必要とする部屋のレイアウト
と機器の配置例を示す図。
【図12】処理動作を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1a〜1g……部屋、2a〜2g……扉、3a〜3g…
…出入口、4a〜4k……ゲート制御装置、5……IC
カード(情報記録媒体)、6a,6b……電気錠、7…
…ホストコンピュータ、11……カードリーダ・ライ
タ、15……電気錠駆動部、19……CPU、21……
メモリ、22……CPU、31a,31b……エリア、
31c,31d……部屋、32a〜32d……扉、33
a〜33d……出入口、34a〜34f……読取装置、
35a〜35f……書込装置、36……無線カード(情
報記録媒体)、37a〜37d……電気錠。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入退室条件情報が記録されている情報記
    録媒体から前記入退室条件情報を読取り、この読取った
    入退室条件情報に基づき入退室の可否を判定する入退室
    管理装置において、 入室時、そのときの通行履歴情報を前記情報記録媒体に
    記録する通行履歴情報記録手段と、 この通行履歴情報記録手段による通行履歴情報の記録
    後、次の入室時あるいは退室時、前記情報記録媒体に記
    録された通行履歴情報に基づき入退室の可否を判定する
    判定手段とを具備したことを特徴とする入退室管理装
    置。
  2. 【請求項2】 入退室条件情報が記録されている情報記
    録媒体から前記入退室条件情報を読取り、この読取った
    入退室条件情報に基づき入退室の可否を判定する入退室
    管理装置において、 入室時、そのときの通行履歴情報を前記情報記録媒体に
    記録する通行履歴情報記録手段と、 退室時、前記情報記録媒体に記録された通行履歴情報に
    基づき退室の可否を判定する判定手段とを具備したこと
    を特徴とする入退室管理装置。
  3. 【請求項3】 複数の出入口を有し、その各出入口にお
    いて入退室条件情報が記録されている情報記録媒体から
    前記入退室条件情報を読取り、この読取った入退室条件
    情報に基づき入退室の可否を判定する入退室管理装置に
    おいて、 先に通行した出入口において、そのときの通行履歴情報
    を前記情報記録媒体に記録する通行履歴情報記録手段
    と、 この通行履歴情報記録手段による通行履歴情報の記録
    後、次の出入口を通行する際、前記情報記録媒体に記録
    された通行履歴情報に基づき入退室の可否を判定する判
    定手段とを具備したことを特徴とする入退室管理装置。
JP1004892A 1992-01-23 1992-01-23 入退室管理装置 Pending JPH05195661A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1004892A JPH05195661A (ja) 1992-01-23 1992-01-23 入退室管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1004892A JPH05195661A (ja) 1992-01-23 1992-01-23 入退室管理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05195661A true JPH05195661A (ja) 1993-08-03

Family

ID=11739518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1004892A Pending JPH05195661A (ja) 1992-01-23 1992-01-23 入退室管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05195661A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002530975A (ja) * 1998-11-25 2002-09-17 エイディーシー テクノロジーズ インターナショナル ピーティーイー リミテッド 設備アクセスコントローラのクロスプラットフォーム遠隔制御およびモニタリングを提供する方法およびシステム
JP2005227956A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Mitsubishi Electric Corp 出入管理装置
JP2006283406A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Secom Co Ltd 設定検証装置
JP2006318023A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Shimizu Corp 入退場管理システム
JP2007241336A (ja) * 2006-03-03 2007-09-20 Amano Corp Icカードを用いたセキュリティシステム
JP2007303136A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Dainippon Printing Co Ltd 保管システム、および、その方法
JP2008248547A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Dainippon Printing Co Ltd 入室管理システム
JP2015149083A (ja) * 2004-11-02 2015-08-20 大日本印刷株式会社 管理システム
JP2017079025A (ja) * 2015-10-22 2017-04-27 新日本ウエックス株式会社 入退場管理システム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002530975A (ja) * 1998-11-25 2002-09-17 エイディーシー テクノロジーズ インターナショナル ピーティーイー リミテッド 設備アクセスコントローラのクロスプラットフォーム遠隔制御およびモニタリングを提供する方法およびシステム
JP2005227956A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Mitsubishi Electric Corp 出入管理装置
JP2015149083A (ja) * 2004-11-02 2015-08-20 大日本印刷株式会社 管理システム
JP2006283406A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Secom Co Ltd 設定検証装置
JP4592475B2 (ja) * 2005-03-31 2010-12-01 セコム株式会社 設定検証装置
JP2006318023A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Shimizu Corp 入退場管理システム
JP2007241336A (ja) * 2006-03-03 2007-09-20 Amano Corp Icカードを用いたセキュリティシステム
JP2007303136A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Dainippon Printing Co Ltd 保管システム、および、その方法
JP2008248547A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Dainippon Printing Co Ltd 入室管理システム
JP2017079025A (ja) * 2015-10-22 2017-04-27 新日本ウエックス株式会社 入退場管理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100507951C (zh) 门禁系统
JP2000259869A (ja) 無線式記録媒体と改札システムと取引システム
JPH05195661A (ja) 入退室管理装置
JP4815965B2 (ja) ゲートシステム
JP2006195653A (ja) 自動改札機
JPH0793675A (ja) 入退室管理装置
JP2003196689A (ja) 改札システムおよび改札機
JPH096855A (ja) 通行管理システムおよび通行管理方法
JPH0579231A (ja) 出入管理システム
JP2006031288A (ja) 媒体処理装置及び媒体処理システム
JP2740523B2 (ja) 移動記録装置
JP3368731B2 (ja) ゲート装置
JPH05342213A (ja) 入退室管理システム
JP3700199B2 (ja) 自動改札機、入出場管理システムおよび自動改札システム
KR0184696B1 (ko) 자동개찰 시스템
JP2001323700A (ja) 入退場管理端末、および入退場管理システム
JPH06208562A (ja) 入退室管理装置
JP2001323699A (ja) 入退場管理端末、および入退場管理システム
JP2007241389A (ja) 改札機及び改札方法
JP3068359B2 (ja) 自動改札機
JPH06203241A (ja) 入退室用カード管理装置
JP3637103B2 (ja) 自動改札装置
JPH08339401A (ja) 入場管理システムおよび入場管理方法
JP2000090303A (ja) 自動改札装置及び自動改札システム
JP2000090301A (ja) 自動改札システム