JPH05194567A - 有機リン化合物の製造法 - Google Patents

有機リン化合物の製造法

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JPH05194567A JP4215152A JP21515292A JPH05194567A JP H05194567 A JPH05194567 A JP H05194567A JP 4215152 A JP4215152 A JP 4215152A JP 21515292 A JP21515292 A JP 21515292A JP H05194567 A JPH05194567 A JP H05194567A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有機ホスフィン類を高い収率で且つ工業的に
安全な方法で製造する。 【構成】 C1〜C4のα−オレフィン、シクロオレフィ
ン、ポリシクロアルケニル類、アリルアルコール、ビニ
ルホスホン酸のエステル類などのオレフィン類とホスフ
ィン類とを、遊離ラジカル開始剤の存在下に周囲圧で反
応させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機リン化合物、特に
有機ホスフィン類の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術および課題】文献記載のホスフィンのアル
キル置換誘導体をベースとする有機ホスフィン類の可能
な用途は幅広く、且つ数多い。例えば、トリオクチルホ
スフィンは過酸化水素溶液により酸化され、通常トリオ
クチルホスフィンオキサイド(TOPO)として知られ
る化合物:(C8173P=Oを形成する。この生成物
は二種の異なる抽出法、即ち第1はリン酸からウラニウ
ム(VI)の抽出、第2はセルロースの製造又はアセトア
ルデヒドの製造から生ずる流出液から希薄酢酸の抽出に
使用される。
【0003】トリブチルホスフィンはアルキル又はアリ
ールハライド類と反応して、対応するホスホニウムハラ
イド類、例えば(C493+−RHal-を形成す
る。これらの化合物は極性が高く、安定であり、相間移
動触媒、殺生物剤(特に、防汚ペイントの成分とし
て)、塩状溶媒、植物成長調節剤、カルボニル化反応の
促進剤、およびP410とアルコール類との反応用触媒
としての用途が見いだされている。
【0004】他の重要な例は、PH3とシクロオクタジ
エンとの反応生成物およびPH3とジイソブテン−1と
の反応生成物である。前者は、(i)エイコセンにより
対応する第3級ホスフィンに転換することができ、該ホ
スフィンはC12/C14直鎖オレフィンのコバルト触媒に
よるヒドロホルミル化のリガンドとして使用される、対
応する第3級ホスフィンに転換することができ、(ii)
酢酸ホスフィンのニッケル錯体に転換し、それによりエ
チレンのオリゴマー化プロセスの重要な触媒に提供しう
る。PH3と2,4,4−トリメチルペンテン−1との反
応により生成する第2級ホスフィンの酸化により得られ
るビス−(2,4,4−トリメチルペンテン−1)ホス
フィン酸は、Co/Ni抽出分離に用いられる。
【0005】このような有機ホスフィン類の合成は従来
技術として知られており、(工業的適用の見地から)好
ましい方法は、遊離ラジカル開始剤によるホスフィンと
オレフィン類の付加である。予測できない量での副生物
を形成する、PCl3とアルキルマグネシウムハライド
からの“グリニア法”のような別法と比較して、遊離ラ
ジカル開始剤による方法は、所望の有機ホスフィンを得
るためのプロセスコントロールにより、大きな選択率を
与える。
【0006】しかしながら、この方法においては、従来
からオレフィンとホスフィンの反応に加温及び高い圧力
を使用する必要があると考えられていた。PCT/US
84/0084およびUSP−4,613,399には、80℃
及びそれ以上(例えば、100℃)の温度が記載されて
おり、Rauhutらは液相中のホスフィンの溶解度を増大す
るために加圧での実施を開示している(J. Org. Chem,
26 5138)。典型的には、オレフィンとホスフィンのラ
ジカル開始剤付加によるアルキルホスフィン類の工業的
製造は高圧反応器で実施されている。従って、圧力下で
のPH3の自然燃焼性及び高い毒性の見地から、多くの
安全性の危険を克服しなければならない。このことは、
この方法から誘導される多くの有用な有機ホスフィン類
があるが、この方法の商業的使用は、PH3に付随する
取り扱い及び処理の問題のために、まだかなり制限され
ることを意味する。
【0007】従来必要であった圧力及び温度よりも低い
圧力及び温度で操作できることが明らかに望ましいこと
である。従来技術によれば、周囲温度及び圧力でのオレ
フィンとホスフィンのラジカル開始剤付加は、オレフィ
ンが高い反応性モノマーである酢酸ビニルのようなアル
ケニルカルボキシレートである場合のみ意図されてい
た。これについては、GB−1,492,514に記載されてい
る。このアイデアは、特に不活性オレフィン(例えば、
非官能性直鎖アルファオレフィン及び環状オレフィン
類)を用いた場合には、上記したようなより強い条件の
実施のために採用されないことを、次の教示が示してい
る。不活性オレフィンは、上記した比較的少ない工業的
且つ商業的に重要な有機ホスフィン類の望ましい先駆体
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、最近の従
来技術の教示に反して、遊離ラジカル付加により、周囲
温度及び大気圧にてオレフィン類をホスフィン類と反応
させ、高収率で有機ホスフィンを製造することができる
ことを見いだした。これは、予期し難いことであり、さ
らに、高圧力及び/又は高温度合成に伴う危険性のため
に、実用可能性が現在未探索である化合物の製造の、安
全で商業的に育成可能な方法を提供するものである。
【0009】かくして、本発明は、(1) ホスフィンと、
(2) エチレン性不飽和の脂環式炭化水素、脂肪族炭化水
素又はアルコール、またはビニルホスホン酸エステルと
を、遊離ラジカル開始剤の存在下に反応させることを特
徴とする有機ホスフィン類の製造法を提供するものであ
る。また、本発明は該製造法により製造される有機ホス
フィンを提供するものである。
【0010】典型的には、該ホスフィン(1)は一般
式:R12PH(式中、R1およびR2は、水素、アルキ
ル、アリール、シクロアルキル又はアルアルキルを表
し、同一または異なっていてもよい)を有する。好まし
くは、R1及びR2は水素である。エチレン性不飽和の脂
環式炭化水素、脂肪族炭化水素又はアルコールの例とし
ては、4以上の炭素原子を有する直鎖α−オレフィン
類、例えばブテン−1、ヘキセン−1及びオクテン−
1、分枝オレフィン、例えばジイソブテン−1、6以上
の炭素原子を有する環状オレフィン、例えばシクロヘキ
セン、シクロオクタジエン、多環アルケニル類、例えば
ジシクロペンタジエン、ノルボルネン及びノルボナジエ
ン、およびこれらのヒドロキシ又はシアノ誘導体、例え
ばアリルアルコール及びビニルホスホン酸のエステル類
が含まれる。
【0011】本発明の方法に使用される、それ自体公知
の遊離ラジカル開始触媒としては、ペルオキシラジカル
形成剤およびアゾ化合物、例えばジターシャリーブチル
ペルオキシドおよびアゾビスイソブチロニトリルが含ま
れる。アゾビスジメチルバレロニトリルが特に好まし
い。
【0012】反応は、例えば熱的に、又は波長300〜
400nM、例えば365nMの紫外線の照射により、
ラジカル開始剤を分解することにより開始される。好ま
しくは、紫外線ランプを反応器に対して適当に配置する
ことである。
【0013】紫外線照射を使用する場合は、反応器内の
温度を典型的には−50〜+60℃の範囲にするが、こ
れは存在するエチレン性不飽和炭化水素の性質及び反応
性に依存するものである。好ましくは、反応は周囲温度
で紫外線を照射することにより行われる。かわりに、遊
離ラジカル源の(熱分解による)活性化及び反応の触媒
化のために、反応器を加熱(例えば、80℃)してもよ
い。
【0014】望むならば、反応は比較的不活性の、通常
液体の溶媒中で行うことができ、該溶媒としてはトルエ
ン又はキシレンのような芳香族炭化水素が好ましい例で
ある。典型的には、ホスフィンはエチレン性不飽和炭化
水素又はアルコールを含有する溶液へバブリングされ
る。そのようにして得られた有機ホスフィン生成物は、
次いで溶媒を蒸発することにより単離され、残査として
有機ホスフィン生成物が残り、次いで仕上げられる。
【0015】通常、モノ−、ジ−及びトリ−有機置換ホ
スフィンの混合物が生成され、生成物の分布はエチレン
性不飽和炭化水素又はアルコールの構成に依存するが、
本発明が特別な理論に関しての解釈をするつもりはな
い。
【0016】前記生成物分布を有機置換基の多い有機ホ
スフィン類へ傾けること、例えば主に第三級有機ホスフ
ィン類からなる混合物を与えることを望む場合は、反応
は二段階で行うことができ、典型的には第1段階で上記
したようにして生成物に導き、さらに遊離ラジカル源の
存在下且つホスフィンの不存在下に上記した条件で、適
当なエチレン性不飽和炭化水素又はアルコールと反応さ
せて有機ホスフィンを生成させ、これを上記したように
して単離することができる。
【0017】
【実施例】本発明の好ましい実施態様を、以下の実施例
により説明する。 実施例1トリオクチルホスフィン及びTOPOの合成 オクテン−1(500ml=360g)を撹拌された1L反応器
に入れ、反応系を窒素でパージした。ホスフィンを大気
圧で、18℃で良く撹拌された溶液へ、初期速度450
ml/minで、溶液が飽和されるまで導入した。反応の割合
がバランスするようにホスフィンを供給しながら、2,
2−ジアゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)
(アゾ開始剤)1gの10ml-オクテン溶液を加え、3
65nMで最高照射を有する黒光紫外線ランプからの光を
照射し、アゾ開始剤を分解した。溶液を冷却して、25
〜30℃の温度に維持した。
【0018】2.5時間後に、31P−NMRによる反応
物の一部の分析は、オレフィンの大部分がトリオクチル
ホスフィンへ転換していることを示した。アゾ開始剤
(10mlオクテン中1g)を加え、28℃でさらに3時
間反応を続け、その後窒素を流通して未反応の溶解した
ホスフィンの大部分を除去した。この段階における分析
では、リンW/W基準で、トリオクチルホスフィン97
%、ジオクチルホスフィン2.3%、及びモノオクチル
ホスフィン0.7%であった。
【0019】オクテン−1(80ml=58g)を加え、周
囲温度で1時間照射を続け、その後分析は、ジオクチル
ホスフィン1%以下を有するトリオクチルホスフィンを
示した。水(30ml)及びメチル化スピリット(150
ml)を良く撹拌した溶液に加え、冷却により30℃以下
の温度に保ちながら、30%過酸化水素をゆっくり加え
てホスフィンを酸化した。仕上げして、無色固体の、F
P:47.0℃のトリオクチルホスフィンオキサイドが365
g、使用オクテン当たり75%の収率で得られた。
【0020】実施例2トリオクチルホスフィンの合成 オクテン−1(700ml=505g)を撹拌された1L反応器に
入れ、−20℃に冷却し窒素でフラッシュした。溶液
を、大気圧で、200ml/minにて20分間PH3ガスを
供給することにより、ホスフィンで飽和させた。2,2
−ジアゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1g
の10ml-オクテン−1溶液を加えた。吸収速度をバラ
ンスさせるためにPH3を供給し且つ冷却して−10℃
以下の温度に維持しながら、溶液に実施例1と同様の紫
外線を照射した。2時間後の分析は、トリオクチルホス
フィン61.5g、ジオクチルホスフィン61g及びモ
ノオクチルホスフィン30.4gの存在を示した。3.
5時間後の分析は、トリオクチルホスフィン147g、
ジオクチルホスフィン65g及びモノオクチルホスフィ
ン28.5gを示した。
【0021】反応温度を2時間かけてゆっくりと18℃
に上げた。ホスフィン供給及び紫外線照射を止め、窒素
を夜通しかけてゆっくりと供給して、溶解したホスフィ
ンを除去した。分析はトリオクチルホスフィン362
g、ジオクチルホスフィン44.5g及びモノオクチル
ホスフィン8.5gを示した。オクテン−1(100ml)
及びアゾ開始剤(1g)を加え、溶液を16℃で2時間
照射した。仕上げして。NMR分析により1.1%(m/
m)ジオクチルホスフィンを含有するトリオクチルホス
フィン430gを得た。
【0022】実施例3トリスルホキシプロピルホスフィンオキサイドの合成 アリルアルコール(425g)を周囲温度で撹拌された
1L反応器に入れ、装置及びアリルアルコールを窒素で
フラッシュした。周囲圧力で1時間PH3ガスを供給す
ることにより該アルコールをホスフィンで飽和させた。
2,2’−ジアゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)1gの10ml-アリルアルコール溶液を加え、吸収
速度をバランスさせるためにPH3を供給しながら、2
0〜25℃で、該溶液に実施例1と同じ紫外線を照射し
た。さらに2.5時間後に、開始剤(1g)を加えた。
4.5時間後、PH3の供給を止め、ゆっくりした流れ
の窒素で置換した。さらに4時間照射を続けた。
【0023】31P−NMRは、生成物が−29.7ppm
(65.5%m/m)の化学シフトを有するトリスヒドロ
キシプロピルホスフィン、−67.3ppm(3%m/m)の
ビスヒドロキシプロピルホスフィン及び(31.5%m/
m)の低重合第3級ホスフィンからなることを示した。
過酸化水素にて酸化して、堅い固体に結晶化したホスフ
ィンオキサイド270gを得た。この混合生成物をイソ
プロパノール(400ml)で再結晶して、31P−NMR:+
60.5ppm、融点:109℃の無色固体のトリスヒドロ
キシプロピルホスフィンオキサイド96gを得た。実測
値:P−13.3%、計算値:P−13.9%。
【0024】実施例4トリブチルホスフィンとテトラブチルホスホニウムブロ
マイドの合成 ブテン−1(600ml)を、窒素が満たされ、冷却され
た、アルコール/固体CO2コンデンサー及び磁気撹拌機
付1L反応器中に凝縮させた。この混合物を、100ml
/minで30分間PH3ガスを供給することにより、飽和
させた。2,2’−ジアゾビス(2,4−ジメチルバレ
ロニトリル)2gの8ml-トルエン溶液を加え、これを
6.5時間紫外線照射した。この間に、反応温度を−1
0℃で3時間維持し、次いで−5℃にゆっくり上げた。
ホスフィンを、僅かな流れが維持されるように、6時間
溶液に通し、次いで窒素流で置換した。さらに、1.5
時間の後アゾ開始剤(4mlトルエン中の1g)の添加を
行った。溶液を周囲温度(12℃)に夜通し温め、その
間に未反応のPH3及びブテン−1の一部を除去した。
溶液の一部の分析は、Bu3P:65g、 Bu2PH:1
6.5g及びBuPH2:5.2gを示した。
【0025】アゾ開始剤(0.5g)を加え、溶液を1
0〜15℃で5時間照射し、Bu2PH1.3%(m/
m)、ジ−n−ブチルホスフィン0.86%(m/m)及び
ジ−n−ブチル−sec-ブチルホスフィン0.27%(m/
m)を含有するトリブチルホスフィンを得た。トルエン
(200ml)及びブチルブロマイド(150g)を加
え、溶液を加熱してリフラックスさせた。仕上げして、
テトラブチルホスホニウムブロマイド147gを得た。
【0026】実施例5トリヘキシルホスフィンの製造 ヘキセン−1(252g,3モル)をホスフィンで飽和
する前に、2時間窒素でパージした。トルエン(2ml)
中の2,2’−ジアゾビス(2,4−ジメチルバレロニ
トリル)(1.0g,4mmol)を加え、その溶液にホスフ
ィンを6時間供給した。溶液の温度を20℃に維持し、
365nmの黒光水銀蒸気ランプから紫外線を照射し、
アゾ開始剤を分解した。さらに、トルエン中の開始剤の
1gを90分ごとに加えた。反応の終わりに、ホスフィ
ンを窒素により系内からフラッシュした。さらにアゾ開
始剤を添加し、3時間紫外線を照射して、生成物を熟成
し、ヘキシルホスフィン及びジヘキシルホスフィンを、
目的とするトリヘキシルホスフィンへ反応させた。トリ
ヘキシルホスフィンを真空蒸留し、まず揮発成分を除去
して、140℃、0.9mmHgで沸騰する留分を収集し
た。生成物は244gで、出発原料オレフィンの転化率
は88%であった。この生成物は、31P−NMRは−3
0.7ppm及び期待構造の13C−NMRを有する透明な
流動性油状であった。
【0027】実施例6ヘキシル/オクチル/デシル混合ホスフィン酸化物の製
ヘキセン−1(84g,1mol)、オクテン−1(112g,1mo
l)及びデセン−1(140g,1mol)を、2時間窒素を通す
ことにより脱酸素した。トルエン(3ml)中の2,2’
−ジアゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(1.
0g,4mmol)を加え、反応温度を20℃に維持し且つ3
65nmの紫外線を照射しながら、ホスフィンを6時間
溶液に通した。さらに、トルエン(3ml)中のアゾ開始剤
(1.0g,4mmol)を90分ごとに加えた。(実施例5と同
様に)生成物を熟成する前に、3時間ホスフィンを窒素
により溶液からパージした。真空下に揮発分を除去した
後、ヘキシル/オクチル/デシル混合ホスフィンの収量
は332gであり、出発原料オレフィンの転化率は90
%であった。過酸化水素による酸化後に仕上げし、透
明、流動性油状のヘキシル/オクチル/デシルホスフィ
ンオキサイドが得られた。31P-NMR:49.4ppm 計算値:P%=7.82%,実測値:P%=8.03%
【0028】実施例7ジノルボルニルホスフィンの製造 ノルボルネン(194g,2.06mol)及びトルエン(100ml)
を、2時間窒素を溶液に通すことにより脱酸素した。次
いでホスフィンを3時間溶液に通し、2,2’−ジアゾ
ビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(0.5g,2mmo
l)を反応開始時及び50分ごとにに加えた。反応混合
物を365nmの紫外線で照射し、ホスフィンを300ml
/minまで吸収させて反応を終了した。未反応ホスフィン
を除去するために窒素でパージした後、生成溶液を−2
0℃に冷却し、さらにノルボルネン(20g,212mmol)及
びアゾ開始剤(0.5g,2mmol)を加え、さらに2時間照射
して生成物を熟成し、第1級ホスフィンを目的の第2級
ホスフィンへ反応させた。この段階での生成物の31P−
NMRは、生成物がジノルボルニルホスフィン90%
(m/m)及びトリノルボルニルホスフィン10%(m/m)
を含有することを示した。これらの帰属はG.C.M.Sによ
り確認された。生成物を真空蒸留してまず揮発成分を除
去し、118〜122℃(0.2mmHg)のジノルボルニル
ホスフィン留分を収集した。0℃に冷却して結晶する透
明粘稠油状のジノルボルニルホスフィンの収量は176
g、出発原料オレフィン当たり77%であり、期待構造
のG.C.M.S.、31P−NMR及び13C−NMRを示した。
【0029】実施例8液状トリオクチルホスフィンオキサイドの合成 ヘキセン−1(105g,1.25mol)、オクテン−1(140g,
1.25mol)及びデセン−1(175g, 1.25mol)を1L四
つ口フラスコに供給し、2時間窒素を通して脱酸素し
た。得られた溶液を65℃に加熱し、6時間ホスフィン
を通した。トルエン(3ml)中の2,2’−ジアゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)(1.0g,4mmol)を
ホスフィン添加開始時に加え、ついで1時間ごとにトル
エン(2ml)中のアゾ開始剤0.5gを添加した。ホス
フィンは終了前4時間で約75ml/min吸収された。生成
溶液を冷却し、5時間窒素でパージして系から未反応ホ
スフィンを除去した。次いで生成物をアゾ開始剤0.5
gの存在下に、さらに3時間65℃に再加熱して生成物
を熟成し、残こっている第1級及び第2級ホスフィンを
目的の第3級ホスフィン生成物へ反応させた。ヘキシル
/オクチル/デシル混合ホスフィン生成物を、蒸留水
(1l)とトルエン(250ml)の混合物に加え、注意深く
過酸化水素(130g, 1.15mol)を添加することにより酸
化した。仕上げ後、期待構造の31P−NMR及び13C−
NMRを示す、無色油状の生成物が得られた。収量は3
63.5g(0.94mol)、出発オレフィンの添加率
は75.3%であった。実測値:P%=7.39%,計
算値:P%=8.03%。
【0030】実施例9トリオクチルホスフィンオキサイド(TOPO)の製造 オクテン−1(560g, 5mol)を1Lの容器に供給し、2
時間窒素を通すことにより脱酸素した。溶液を70℃に
加熱し、ホスフィンで飽和し、トルエン(4ml)中の
2,2’−ジアゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)(1.0g,4mmol)を加え、6.5時間ホスフィンを通
した。さらにトルエン(2ml)中のアゾ開始剤(0.5g, 2
mmol)を50分ごとに加えた。溶液は最初の4時間で約
100 ml/minのホスフィンを吸収した。反応終了時
に、生成物を窒素でパージして未反応ホスフィンを除去
し、実施例8に記載のように、3時間生成物を熟成し
た。このようにして得られた粗トリオクチルホスフィン
を過酸化水素(1.5mol)で酸化した後、仕上げを行っ
た。トリオクチルホスフィンオキサイドの収量は523
g(1.35モル)、出発オレフィン当たり81.3%
であった。融点=47.5〜48.5℃。実測値:P%
=7.80%,計算値:P%=8.03%
【0031】実施例10ホスフィンとノルボルネンとの反応 ノルボネルン(188g, 2mol)とトルエン(60g)を2時
間窒素を通すことにより脱酸素した後、70℃に加熱
し、ホスフィンで飽和した。トルエン(2ml)中の2,
2’−ジアゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)
(0.5g,2mmol)を加え、溶液にホスフィンを3.5時間
通し、さらにアゾ開始剤を50分ごとに添加した。反応
終了時に、生成溶液を冷却し、窒素でパージして残留ホ
スフィンを除去した後、生成物を真空蒸留した。ジノル
ボニルホスフィンが118〜122℃(0.2mmHg)で沸
騰する透明粘稠油として得られた。収量は146g、出
発オレフィン当たり66%であった。154℃(0.2mmH
g)にて留出する第2留分としてトリノルボニルホスフ
ィンが得られた。これを冷却下に結晶化して、白色固体
物が得られた。収量は55.4g、25.9%。ジノル
ボニルホスフィンはジチオホスフィン酸としての特徴を
有していた。31P−NMR=85.8ppm 及び86.0
ppm(ジアステレオマー)。融点=99〜100℃.実
測値:P%=10.64%、計算値:10.80%.ト
リノルボニルホスフィンは硫化ホスフィンとしての特徴
を有していた。 融点=299〜301℃.実測値:P%=8.86%、
計算値:P%=8.90%。
【0032】実施例11ホスフィンとジシクロペンタジエンの反応 (p−tert−ブチルカテコール200ppmで重合防止した)
ジシクロペンタジエン(264g, 2mol)及びトルエン(60
ml)を、2時間窒素を通すことにより脱酸素した。得ら
れた溶液を70℃に加熱し、2,2’−ジアゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)(0.5g,2mmol)を
加え、溶液にホスフィンを通した。さらにアゾ開始剤
(0.5g, 2mmol)を50分ごとに加えた。30分の誘導
期の後、溶液は90分で100〜200ml/minのホスフ
ィンを吸収し、反応終了の仕上げを行った。残留ホスフ
ィンを窒素により反応生成物からパージし、真空で揮発
分をストリップした。ジシクロペンタジエニルホスフィ
ン生成物が、粘稠油状物として得られ、収量は266.
4g、出発オレフィンの転化率は93%。該生成物の31
P−NMRは、−38〜−27ppmで共鳴を示すコンプ
レックスであった。この共鳴は、プロトンカップル31
−NMRスペクトルにおける1P-Hスプリットを示さな
かったが、これは生成物の全てが第3級ホスフィンであ
ることを意味するものである。13C−NMRおよび1
−NMRは、生成物が未反応の二重結合を幾つか有して
いることを示した。生成物のホスフィンオキサイドのリ
ン分析では、リン=9.44%であり、リン当たり平均
2.1のジシクロペンタジエン付加物であった。
【0033】実施例12ホスフィンとシクロオクタジエンとの反応 ジシクロオクタジエン(234g, 3mol)を、3時間窒素を
通すことにより脱酸素し、70℃に加熱し、溶液に1
5.5時間ホスフィンを通した。2,2’−ジアゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)を1時間ごとに
0.5〜1.0gを加えた。ホスフィンがゆっくりと
(約20ml/min)吸収され、反応終了時にシクロオクタ
ジエンが約65%反応した。生成物を31P−NMRによ
り調べたところ、生成物は表1に示すように第2級と第
3級ホスフィンの混合物を含有していた。
【0034】
【表1】
【0035】実施例13トリス−ホスホノエチルホスフィンの合成 トルエン(200ml)中のビニルジイソプロピルホスホネ
ート(128g)の溶液を撹拌した500mlフラスコに入
れ、5℃で45分、大気圧でPH3ガスを通してホスフ
ィンをフラッシュしながら5℃に冷却した。トルエン
(10ml)中の2,2’−ジアゾビス(2,4−ジメチル
バレロニトリル)1g溶液を加え、ホスフィンガスを規
則的に流しながら、溶液を紫外線ランプ(実施例1と同
じ)で照射した。反応は発熱反応であり、温度を冷却し
て16℃以下に維持した。ホスフィン吸収を3.5時間
後に止め、ついで溶液を窒素でフラッシュして、溶解し
たホスフィンを除去した。31P−NMRは、生成物がこ
の段階では下記のものからなることを示した。
【0036】
【化1】
【0037】さらに、ビニルジイソプロピルホスホネー
ト6gを加え、溶液を再び紫外線で照射して、モノ−及
びジ−ホスフィンの反応を完結させた。トリス−付加物
31P−NMRによる特徴を有していた。
【0038】
【化2】
【0039】PI:PIIの相対インテグラルは1:3で
あった。濃塩酸(100ml)を加え、溶液を10時間撹拌
してリフラックスさせ、トルエンおよびイソプロパノー
ルを留去した。反応容積を維持するために水を加えた。
トリス−ホスホノエチルホスフィンを含有する水溶液を
ロータリーエバポレータでストリップして、粘稠油状の
生成物を得た。水/酢酸から結晶化し、白色結晶物質と
して目的生成物を得た。
【0040】実測値:当量(Na2HPO4水性緩衝液中での
ヨウ素滴定):356 計算値:(P[CH2CH2PO323として):35
【0041】実測値:C 19.68% H 4.98% P 34.0 % 計算値:C 20.1 % H 5.02% P 34.6 %
【0042】
【化3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェイムズ・ウィリアム・エリス イギリス国、ワーリック、ウッドローズ・ パーク、カービー・アベニュー 66

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1) ホスフィンと、(2) エチレン性不飽
    和の脂環式炭化水素、脂肪族炭化水素又はアルコール、
    またはビニルホスホン酸エステルとを、遊離ラジカル開
    始剤の存在下に周囲圧で反応させることを特徴とする有
    機ホスフィン類の製造法。
  2. 【請求項2】 ホスフィン(1)が一般式:R12PH
    (式中、R1およびR2は、水素、アルキル、アリール、
    シクロアルキル又はアルアルキルを表し、同一または異
    なっていてもよい)を有するものである請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 前記一般式におけるR1およびR2が共に
    水素である請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記炭化水素又はアルコール(2)が、オ
    クテン−1、ヘキセン−1、ブテン−1、イソブテン、
    アリルアルコール、ビニルホスホン酸のエステル類、ノ
    ルボルネン、ノルボナジエン、シクロヘキセン、ジシク
    ロペンタジエン、ジイソブテン−1又はシクロオクタジ
    エンである請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記開始剤がペルオキシラジカル形成剤
    又はアゾ化合物である請求項1〜4のいずれか1項に記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 前記開始剤がアゾビスジメチルバレロニ
    トリルである請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記反応が紫外線照射のより開始される
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記反応が−50〜+60℃の範囲の温
    度で行われる請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記反応が60〜140℃の温度で外部
    加熱により開始される請求項1〜6のいずれか1項に記
    載の方法。
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