JPH0519390Y2 - - Google Patents

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JPH0519390Y2
JPH0519390Y2 JP1985177980U JP17798085U JPH0519390Y2 JP H0519390 Y2 JPH0519390 Y2 JP H0519390Y2 JP 1985177980 U JP1985177980 U JP 1985177980U JP 17798085 U JP17798085 U JP 17798085U JP H0519390 Y2 JPH0519390 Y2 JP H0519390Y2
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bucket
scooping
pressure
cylinder
bucket cylinder
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、ローダの掬い力増大装置に関し、バ
ケツトの掬い力が不足する時に、増大器により掬
い力を大きくして作業を容易にできるようにした
ものである。
〈従来の技術〉 トラクタ装着型等のフロントローダにおいて
は、実開昭56−36766号公報その他で既に周知の
如く、ブームの先端部に枢着されたバケツトを操
作するバケツトシリンダを備え、このバケツトシ
リンダの収縮時にバケツトが枢軸廻りに掬い動作
を行なうようにしている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 この種のフロントローダにおいて、バケツトの
先端を地中に突込んで掘削作業を行なう場合、ブ
ームの持上力も必要であるが、それ以上にバケツ
ト側の掬い力の大きいことが作業を容易にする第
一条件である。
しかしながら、掬い動作の時にバケツトシリン
ダを収縮させる形式であつて、バケツトシリンダ
のピストンロツド側に圧力油を入れるため、ピス
トンロツドの面積分だけ掬い力が弱くなり、硬い
土地条件の時には十分に掘削できない欠点があつ
た。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、このような従来の問題点を解決する
ことを目的として提供されたものであつて、その
ための手段として、ブーム12の先端部に枢着さ
れたバケツト14を枢軸13廻りに掬い動作方向
とダンプ動作方向とに回動操作するバケツトシリ
ンダ16を備え、このバケツトシリンダ16の収
縮時にバケツト14が掬い動作を行うようにした
ローダにおいて、バケツトシリンダ16とこれを
伸縮制御する制御弁19との間の掬い側回路25
に、バケツト14の掬い動作時における圧力を検
出する圧力スイツチ22とバケツトシリンダ16
に高圧油を送るためのシリンダ型の増圧器26と
を設け、バケツト14の掬い動作時で圧力スイツ
チ22が所定圧力以上の圧力上昇を感知した時に
増圧するため及びバケツト14のダンプ動作時に
増圧を戻すため前記掬い側回路25中に増圧器2
6を介在させる弁35を設けたものである。
〈作用〉 バケツト14の先端を地中に突込んだ後、バケ
ツトシリンダ16を収縮させてバケツト14を枢
軸13廻りに掬い動作させる場合、土が硬く或い
は石等で抵抗が大であれば、掬い側回路25の圧
力が上昇して圧力スイツチ22が働き、電磁弁3
5が切換わつて増圧器26を掬い側回路25に介
在する。従つて、この増圧器26によつて増圧さ
れた圧力油がバケツトシリンダ16のピストンロ
ツド23側のシリンダ室24に供給されるため、
バケツトシリンダ16によつてバケツト14側に
大きな掬い力が作用し、バケツト14が枢軸13
廻りに掬い方向に回動する。
バケツト14をダンプ動作させる場合にも、電
磁弁35が増圧器26を掬い側回路25に介在す
る。このためシリンダ型の増圧器26はバケツト
シリンダ16の伸長に伴なつて戻される。
〈実施例〉 以下、図示の実施例について本考案を詳述する
と、第2図及び第3図において、1はトラクタ車
体で、前輪2及び後輪を有する。トラクタ車体1
の前端部両側には前部取付台3が、前後方向の中
央部両側には後部取付台4が夫々設けられてお
り、これらを介してトラクタ車体1にフロントロ
ーダ5が脱着自在に取付けられている。前部取付
台3には固定ピン6が挿抜自在に挿入されてい
る。後部取付台4は前面及び上面が開放した箱状
であり、その左右側板に固定の係合ピン7と挿抜
自在な固定ピン8とが設けられている。
フロントローダ5は左右一対の縦方向のマスト
9と、これらマスト9の上端部間を連結するコネ
クタ10と、マスト9から前方に派出する左右一
対のブレイス11と、マスト9の上端部に枢支さ
れた左右一対のブーム12と、ブーム12の先端
部に枢軸13により枢支されたバケツト14と、
ブーム12を昇降操作する左右一対のブームシリ
ンダ15と、バケツト14を操作するバケツトシ
リンダ16とを備えて成る。マスト9は係合ピン
7に上方から係脱自在に係合する係合部17を下
端に有し、この係合部17が係合ピン7に係合し
た状態で固定ピン8により後部取付台4に取付け
られている。ブレイス11は前端で固定ピン6に
より前部取付台3に取付けられている。
第1図は油圧回路を示し、18はブームシリン
ダ15の制御弁、19はバケツトシリンダ16の
制御弁であり、これら制御弁18,19は1本の
操作レバー20の前後、左右操作により操作でき
るようになつている。21はトラクタ車体1の後
部に装着された作業機昇降用の制御弁装置であ
る。22は圧力スイツチで、制御弁19とバケツ
トシリンダ16のピストンロツド23側のシリン
ダ室24とを結ぶ掬い側回路25の圧力を検出す
るように、バケツトシリンダ16の近傍側に設け
られている。なお、この圧力スイツチ22は通常
の掬い力以上の掬い力を必要とする時に働くよう
になつている。26はシリンダ型の増圧器で、シ
リンダ27、ピストン28、ピストンロツド2
9、戻しバネ30及びロツド保護カバー31から
成り、これは第3図の如く一方のマスト9の内側
に上下方向に取付けられている。増圧器26のシ
リンダ27の両端部にはピストン28によつて動
作する最短スイツチ32と最長スイツチ33とが
設けられている。34は操作レバー20のダンプ
操作を検出するダンプスイツチである。35は電
磁弁で、ソレノイド36を有し、このソレノイド
36が消磁状態にある時には掬い側回路25を短
絡し、ソレノイド36が励磁状態の時に増圧器2
6の大シリンダ室37を制御弁19側に、小シリ
ンダ室38をバケツトシリンダ16側に夫々接続
して、バケツトシリンダ16のシリンダ室24に
高圧油を送り掬い力を大にするようになつてい
る。
第4図は電磁弁35のソレノイド36を駆動す
る駆動回路を示し、各スイツチ22,32,3
3,34の他、NOT回路39,40、AND回路
41,42、OR回路43及びスイツチング素子
44等により構成されている。
上記構成において、フロントローダ5のバケツ
ト14を地中に突込んで掘削作業を行なう場合に
は、バケツト14が地中に入つた後、操作レバー
20を掬い側に操作し、制御弁19から掬い側回
路25を介してバケツトシリンダ16に圧力油を
送り、このバケツトシリンダ16を収縮させてバ
ケツト14を枢軸13廻りに上方側へと矢印方向
に掬い動作させるのである。
この場合、バケツト14に対する掘削抵抗が大
であれば、掬い側回路25の内圧が上昇するが、
バケツトシリンダ16により十分な掬い力が発揮
できない。そこで、圧力スイツチ22で掬い側回
路25が所定圧力以上に圧力上昇したことを検出
して、電磁弁35のソレノイド36を励磁させ、
増圧器26を介して増圧した圧力油をバケツトシ
リンダ16のシリンダ室24に送ることにより、
掬い力を大にしてバケツト14を掬い動作させ
る。
即ち、最長スイツチ33及びダンプスイツチ3
4がオフの時に、圧力スイツチ22がオンする
と、NOT回路39を介してAND回路41の全入
力が“H”となり、このAND回路41が開くた
め、OR回路43を介してスイツチング素子44
がオンする。これによつてソレノイド36が励磁
して電磁弁35が開側に切換わり、増圧器26が
掬い側回路25に介在される。従つて、制御弁1
9からの圧力油が増圧器26の大シリンダ室37
に入り、小シリンダ室38側の高圧に加圧された
圧力油がバケツトシリンダ16のシリンダ室24
へと送られ、バケツトシリンダ16が大きな掬い
力でバケツト14を枢軸13廻りに掬い方向に回
動させる。
増圧器26のピストン28が限界まで移動する
と、最長スイツチ33がオンするため、AND回
路41が閉じ、ソレノイド36が消磁して電磁弁
35が閉となり、増圧器26を掬い側回路25か
ら切り離す。しかし、特に大きな掬い力を必要と
するのは、バケツト14の掬い動作の開始から一
定範囲であるので、作業上、別段支障はない。
ブーム12を持上げた後、操作レバー20をダ
ンプ側に操作すると、制御弁19がダンプ側に切
換わりバケツトシリンダ16が伸長してバケツト
14が枢軸13廻りにダンプ動作するが、この時
に最長状態にある増圧器26が最短状態まで戻
る。即ち、操作レバー20をダンプ側に操作すれ
ば、ダンプスイツチ34がオンし、NOT回路4
0を介してAND回路42の入力が“H”となる
ので、AND回路42が開き、OR回路43を介し
てスイツチング素子44がオンとなる。従つて、
電磁弁35が開となり、増圧器26が再度掬い側
回路25に介装され、バケツトシリンダ16のシ
リンダ室24の油が増圧器26の小シリンダ室3
8に入り、大シリンダ室37の油が制御弁19を
介してタンクに戻されて行く。そして、増圧器2
6が最短になれば、最短スイツチ32がオンし、
AND回路42が閉じ、電磁弁35が閉となつて
増圧器26が掬い側回路35から切り離される。
〈考案の効果〉 本考案によれば、バケツトシリンダとこれを伸
縮制御する制御弁との間の掬い側回路に、バケツ
トの掬い動作時における圧力を検出する圧力スイ
ツチとバケツトシリンダに高圧油を送るためのシ
リンダ型の増圧器とを設け、バケツトの掬い動作
時で圧力スイツチが所定圧力以上の圧力上昇を感
知した時に増圧するため及びバケツトのダンプ動
作時に増圧を戻すため前記掬い側回路中に増圧器
を介在させる弁を設けたのでバケツトの掬い力を
十分に増大させることができ、従つて、バケツト
による掘削等の作業が行ない易く、作業能率が著
しく向上する。また圧力スイツチが動作しない時
には、増圧器が掬い側回路から切り離されている
ため、通常の作業時にはバケツトシリンダが高速
で動作し、能率的に作業を行なえる。
また増圧器にシリンダ型のものを使用する一
方、バケツトのダンプ動作時に、この増圧器を弁
により掬い側回路に介在させるようにしているの
で、増圧器がシリンダ型の簡単なものであるにも
拘らず、バケツトのダンプ動作時にバケツトシリ
ンダにより増圧器を戻すことができる。従つて、
簡単な構造で安価に実施できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は油圧
回路図、第2図はフロントローダの側面図、第3
図はフロントローダ取付部の背面図、第4図は電
気回路図である。 5……フロントローダ、12……ブーム、14
……バケツト、16……バケツトシリンダ、19
……制御弁、22……圧力スイツチ、25……掬
い側回路、26……増圧器、35……電磁弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブーム12の先端部に枢着されたバケツト14
    を枢軸13廻りに掬い動作方向とダンプ動作方向
    とに回動操作するバケツトシリンダ16を備え、
    このバケツトシリンダ16の収縮時にバケツト1
    4が掬い動作を行うようにしたローダにおいて、
    バケツトシリンダ16とこれを伸縮制御する制御
    弁19との間の掬い側回路25に、バケツト14
    の掬い動作時における圧力を検出する圧力スイツ
    チ22とバケツトシリンダ16に高圧油を送るた
    めのシリンダ型の増圧器26とを設け、バケツト
    14の掬い動作時で圧力スイツチ22が所定圧力
    以上の圧力上昇を感知した時に増圧するため及び
    バケツト14のダンプ動作時に増圧を戻すため前
    記掬い側回路25中に増圧器26を介在させる弁
    35を設けたことを特徴とするローダの掬い力増
    大装置。
JP1985177980U 1985-11-19 1985-11-19 Expired - Lifetime JPH0519390Y2 (ja)

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JPS6285557U JPS6285557U (ja) 1987-06-01
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52107102A (en) * 1976-03-04 1977-09-08 Komatsu Mfg Co Ltd Device for automatically operating ripper
JPS5478802A (en) * 1977-12-03 1979-06-23 Hitachi Construction Machinery Oil pressure circuit of oil pressure shovel

Patent Citations (2)

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JPS52107102A (en) * 1976-03-04 1977-09-08 Komatsu Mfg Co Ltd Device for automatically operating ripper
JPS5478802A (en) * 1977-12-03 1979-06-23 Hitachi Construction Machinery Oil pressure circuit of oil pressure shovel

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JPS6285557U (ja) 1987-06-01

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