JPH0519369A - プリント写真作成方法及びこれに用いる写真フイルムパトローネ及びカメラ並びに写真プリンタ - Google Patents

プリント写真作成方法及びこれに用いる写真フイルムパトローネ及びカメラ並びに写真プリンタ

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JPH0519369A
JPH0519369A JP19711991A JP19711991A JPH0519369A JP H0519369 A JPH0519369 A JP H0519369A JP 19711991 A JP19711991 A JP 19711991A JP 19711991 A JP19711991 A JP 19711991A JP H0519369 A JPH0519369 A JP H0519369A
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忠好 柴田
Hisao Oi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1本のフイルムから、アスペクト比が異なる
種々のプリント写真を得るプリント写真作成方法を提供
する。 【構成】 写真フイルム13には、予めプレ露光によ
り、画像露光部27のうちで短辺だけを変えてアスペク
ト比を異ならせた種々のトリミング範囲の位置にマーク
29,30が記されている。カメラは、撮影時に選択さ
れたトリミング情報を写真フイルムに記録する。写真プ
リンタは、前記カメラで撮影された現像済フイルムから
トリミング情報を読み出して、アスペクト比の値にかか
わらず印画紙の幅方向のプリント範囲を一定に維持した
まま、倍率を変化させてアスペクト比を異ならせた種々
のプリント写真を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント写真作成方法
及びこれに用いる写真フイルムパトローネ及びカメラ並
びに写真プリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の35ミリフルサイズコンパクトカ
メラの中には、本出願人から販売されている「カルディ
ア・トラベルミニ」(商品名)のように、パノラマプリ
ントサービスを受けることができるようにしたものがあ
る。このようなカメラは、フイルムに対する露光範囲を
規制するアパーチュアのサイズが35ミリフルサイズ相
当の「24mm×36mm」(アスペクト比1.5)となっ
ており、通常ではこのアパーチュアを通して撮影を行う
が、パノラマプリントを意図するときにはアパーチュア
の上下からマスク板を挿入し、「13mm×36mm」(ア
スペクト比約2.8)の横長の露光範囲で撮影すること
ができるようになっている。そして、このようなカメラ
を用いて横長の露光範囲で撮影されたフイルムからは、
アスペクト比が約2.9となった画面サイズ89mm×2
54mmの横長のパノラマプリント写真が得られる。
【0003】上記したような写真システムの普及に伴
い、一般ユーザーの間にはプリント写真のサイズに対す
る様々な需要が喚起されてきている。特に、プリント写
真のアスペクト比を大きくした場合には、写真画像に大
きな広がりと奥行きとを与えることができ、これまでの
画一的なアスペクト比のプリント写真では得られなかっ
た写真画像を楽しむことができるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような背景を考慮
したとき、前述したようなカメラではアスペクト比が
「1.4」の通常のプリント写真か、あるいはアスペク
ト比が「2.9」のパノラマプリント写真のいずれしか
得ることができなかった。このため、撮影されたシーン
によっては、通常のプリント写真ではアスペクト比が小
さく、またパノラマプリント写真ではアスペクト比が大
き過ぎるという不都合が生じていた。もちろん、プリン
ト依頼時に特別に注文すれば、ある程度は満足し得るア
スペクト比のプリント写真を得ることは原理的に可能で
はあるが、このような方法では様々なアスペクト比のプ
リント写真を広く一般に提供することは困難であり、ま
たコスト的にも高くなってしまう。
【0005】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、アスペクト比が異なる種々のプリント写真を1本の
写真フイルムから得られるようにしたプリント写真作成
方法を提供するとともに、この方法に用いる写真フイル
ムパトローネ及びカメラ並びに写真プリンタとをローコ
ストで提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のプリント写真作成方法は、撮影時に
選択されたアスペクト比に対応するトリミング情報を写
真フイルムに記録しておき、プリント時に現像後の写真
フイルムから前記トリミング情報を読み取り、前記アス
ペクト比の値にかかわらず印画紙の幅方向のプリント範
囲を一定に維持したまま、倍率を変化させて前記アスペ
クト比のプリント写真を作成するものである。
【0007】また、請求項2記載の写真フイルムパトロ
ーネには、フイルムの長手方向に沿って整列して、各々
の画像露光部位置決め用の穴が設けられ、また各々の画
像露光部の中心に対しフイルムの幅方向の両側で、且つ
画像露光範囲外の位置に、複数種類のトリミング範囲を
表示する各々一対のマークが予めプレ露光された写真フ
イルムを収納している。
【0008】請求項3記載のカメラには、写真フイルム
の露光範囲を規定するアパーチャーと、前記露光範囲で
撮影された画面の全域をプリントするプリントモードあ
るいは露光範囲で撮影された画面の短辺側の長さを短く
したアスペクト比でプリントする複数のトリミングプリ
ントモードのいずれかを選択するプリントモード設定手
段と、前記露光範囲に対応したファインダーの視野範囲
をその対向し合う2つの長辺側から入り込んで、前記プ
リントモード設定手段の操作により選択されたプリント
モードに応じた視野範囲に画定するファインダー変更手
段と、前記プリントモード設定手段の操作により選択さ
れたプリントモードに応じた情報を、前記写真フイルム
の各々の露光範囲外に記録するプリントモード記録手段
とが備えられている。
【0009】請求項4記載の写真プリンタには、カメラ
によってトリミング情報が記録された現像済写真フイル
ム上の画像を、光源から放射される光によって印画紙に
プリントする写真プリンタに、前記トリミング情報を読
み取る読取装置と、この読取装置から得られる情報に応
じて、印画紙のプリント範囲をその長辺側から画定する
マスク手段と、前記読取装置から得られる情報に応じ
て、画定された現像済フイルム上の画像を引き伸ばす倍
率を可変させる手段とが備えられている。
【0010】
【実施例】本発明に係る写真フイルムパトローネを示す
図1において、この写真フイルムパトローネ10は、パ
トローネ本体11に、幅35mmである帯状の写真フイル
ム(以下、「フイルム」と称す)13と、これを巻回す
るスプール14とが光密に収納されている。フイルム1
3の両端側には、その長手方向に沿って整列した複数の
パーフォレーション25が設けられ、また各々の画像露
光部27の中心に対しフイルム13の幅方向の両側で、
且つ各画像露光部27の間に、複数種類のトリミング範
囲を表示する各々一対の線29及び番号30が予めプレ
露光されている。パーフォレーション25a,25b
は、カメラ及び写真プリンタに用いたときの位置決め用
の穴であり、各々の画像露光部27の長さに応じて2個
ずつ、約38mmピッチで各々フイルム先端から配列して
いる。このようなパーフォレーション25の配列により
各々の画像露光部27は、画面サイズ約24mm×36mm
(アスペクト比約1.5)であるライカ判のネガサイズ
で露光できる。
【0011】前記一対の線29a〜29dは、プリント
時に画像露光部27の長辺側からネガマスクが入り込む
マスキング位置を示す。これらの一対の線29a〜29
dの間隔を短辺とした画像露光部27の範囲がプリント
時にプリントされる。前記一対の線29aは、画像露光
部27の中心に対し、フイルム13の幅方向の両側にそ
れぞれ12mmとなった位置に記されており、この上に
「1」となった番号30aが記されている。また、前記
一対の線29bは、画像露光部27の中心に対し、フイ
ルム13の幅方向の両側にそれぞれ10mmとなった位置
に記されており、この上に「2」となった番号30bが
記されている。
【0012】さらに前記一対の線29cは、画像露光部
27の中心に対し、フイルム13の幅方向の両側にそれ
ぞれ7.8mmとなった位置に記されており、この上に
「3」となった番号30cが記されている。そして前記
一対の線29dは、画像露光部27の中心に対し、フイ
ルム13の幅方向の両側にそれぞれ6.25mmとなった
位置に記されており、この上に「4」となった番号30
dが記されている。なお、前記一対の線29及び番号3
0のうち一対の線29a及び番号30aは、画像露光部
27の全画面をプリントする範囲を示すものであるか
ら、プレ露光しておかなくてもよい。
【0013】前述した写真フイルムパトローネ10を用
いるカメラの外観を示す図2において、カメラ本体30
の前面の中央部には撮影レンズ31が設けられ、その上
方中央部にファインダ32,上方左方部に測距窓33
a,33b,上方右方部にストロボ発光部34が設けら
れている。カメラ本体30の上部にはシャッタボタン3
5の他に、撮影時にL,H,C,Pの4段階のトリミン
グモードを選択するトリミング選択スイッチ36が設け
られている。
【0014】トリミング選択スイッチ36のスライド操
作により、トリミングモードがL、H、及びCの3段階
で選択できる。Lは、プリント時にフイルム各コマの露
光範囲のうちで、24mm×36mm(アスペクト比1.
5)の範囲でトリミングを行う標準サイズモード、H
は、プリント時にフイルム各コマの露光範囲のうちで、
20mm×36mm(アスペクト比1.8)の範囲でトリミ
ングを行うHDTVサイズモード、さらに、Cは、プリ
ント時に各コマの露光範囲のうちで、15.6mm×36
mm(アスペクト比2.3)の範囲でトリミングを行うシ
ネマスコープサイズモード、さらにまたPは、プリント
時に各コマの露光範囲のうちで、12.5mm×36mm
(アスペクト比2.9)の範囲でトリミングを行うパノ
ラマサイズモードに対応している。なお、HDTVサイ
ズモードとは、高精細度テレビジョンに対応した画面サ
イズとほぼ同等なアスペクト比(約1.8)でトリミン
グするモードのことである。
【0015】図3に示すように、カメラ本体30の裏蓋
を開くとカートリッジ収納室38が露呈され、ここに写
真フイルムパトローネ10をそのスプール14の軸方向
から装填する。パトローネ収納室38には、スプール1
4に係合するカップリング38aが設けられている。送
り出されたフイルム13は、その先端がアパーチャー3
9を通過してフイルム巻き取り室40のリール40aに
巻き取られる。このカメラのアパーチャー39は、24
mm×36mmの露光画面サイズとなっており、その長手方
向をフイルム移送方向に合わした状態で配置されてい
る。アパーチャー39の上方には、フイルム13のパー
フォレーション25を検知するフォトセンサ42が設け
られている。このフォトセンサ42から得られる信号に
より、カメラはパーフォレーション25を検知して各々
の画像露光部27をアパーチャー39にセットする。
【0016】このカメラのファインダー32には、前記
選択されたトリミングモードに応じて、ファインダー3
2の視野範囲を変更する手段が設けられている。このカ
メラのファインダー32は、図4に示すように逆ガリレ
オファインダーとなっており、対物レンズ46と接眼レ
ンズ47との間にLCD45が設けられている。カメラ
の制御部48は、トリミング選択スイッチ36から得ら
れるトリミングモードに応じた信号により、LCDドラ
イバー49を介してLCD45に、複数からなるライン
状の遮光表示45a,45bを発生させる。この遮光表
示45a,45bは、全視野範囲の対向し合う2つの長
辺側から狭めてゆき、トリミングモードに応じてアスペ
クト比が「2.9」、「2.3」、「1.8」及び
「1.5」となる4段階の視野範囲に変更する。即ち、
トリミング選択スイッチ36をL、H、Cと順に操作す
ると、ファインダー32の視野範囲が標準サイズ、HD
TVサイズ、シネマスコープサイズ、及びパノラマサイ
ズと同等のアスペクト比である視野範囲に順に変更され
る。これにより撮影者は、ファインダー32を覗きなが
ら意図するトリミング範囲を確認しながら撮影を行うこ
とができる。
【0017】さらに、このカメラは、前記トリミングモ
ードに応じた情報を、撮影毎にアパーチャー39にセッ
トされたフイルム13の画像露光部27の範囲外に記録
する。図5に示すように裏蓋37にはトリミング情報記
録部が組み込まれている。このトリミング情報記録部
は、カメラの制御部48がシャッタレリーズの信号を受
けると、LEDドライバー50を介してLED51を点
灯させ、ミラー52を介してLCD53を照明する。こ
のLCD53には、前記トリミングモードに応じた番号
及びバーコードとをLCDドライバー54を介して発生
させる。これにより、フイルム13には、番号56とバ
ーコード58とが、図6に示す位置にLCD53を透過
した光によりフイルム13の裏面から露光される。
【0018】即ち、トリミング選択スイッチ36をLに
合わせて撮影すると、トリミング範囲を標準サイズで指
定したことになり、「1」となった番号56aと、これ
に応じたバーコード58aとが記録される。また、トリ
ミング選択スイッチ36をHに合わせて撮影すると、ト
リミング範囲をHDTVサイズで指定したことになり、
「2」となった番号56bと、これに応じたバーコード
58bとが記録される。さらに、トリミング選択スイッ
チ36をCに合わせて撮影すると、トリミング範囲をシ
ネマスコープサイズで指定したことになり、「3」とな
った番号56cとこれに応じたバーコード58cとが記
録される。さらにまた、トリミング選択スイッチ36を
Pに合わせて撮影すると、トリミング範囲をパノラマサ
イズで指定したことになり、「4」となった番号56d
と、これに応じたバーコード58dとが記録される。
【0019】このように撮影毎に記録された番号56
は、フイルム13上に予めプレ露光された一対の番号3
0に対応している。これにより、撮影者は、現像済フイ
ルム上の画像を見ながら、撮影時に意図したトリミング
範囲を確認できる。さらにバーコード58は、後述する
写真プリンタに、各々の露光画面部のトリミング情報を
読み取らせるためのものである。
【0020】前述したカメラにより撮影された写真フイ
ルムパトローネ10は現像所に提出される。現像所で
は、この写真フイルムパトローネ10からフイルム13
を取出して現像処理する。現像済フイルムは図7に示す
写真プリンタの所定部にセットされる。この写真プリン
タは、トリミング情報が記録された現像済フイルム13
の各の画像を、光源ユニット61から放射される光によ
り、印画紙62の焼き付け幅を一定にするように倍率を
可変させてアスペクト比が異なった種々のプリント写真
を作成する。
【0021】写真プリンタの構成は、フイルム搬送部6
5、印画紙搬送部66、光学系67、プリンタの制御部
68、及び情報入力部69とから構成されている。フイ
ルム搬送部65は、制御部68からの信号によりドライ
バー70を介してモータ71を制御し、現像済フイルム
13を搬送する。印画紙搬送部66は、制御部68から
の信号によりドライバー70を介してモータ73を制御
し、印画紙62を搬送する。光学系67は、引き伸ばし
倍率を約3〜7倍に可変できるようになっている。
【0022】さらに、フイルム搬送部65には、図8に
示すようにプリント光路内の所定位置に現像済フイルム
13の各画像を位置決めするためのフォトセンサ74
a,74bが2つ設けられており、前記所定位置の直前
にバーコード読取センサ75が設けられている。これら
から得られる信号は情報入力部69に送られ、これから
写真プリンタの制御部68に送出される。制御部68
は、現像済フイルム13のパーフォレーション25を2
つ同時に検出した信号を得ると、フイルム搬送部65を
制御し、現像済フイルム13の搬送を停止させるととも
に、先に読み取ったトリミング情報に応じてモータ77
を制御し、前記所定位置に設けられたフイルムマスク7
8a,78bを可変させる。これらのフイルムマスク7
8a,78bは、現像済フイルム13の画像範囲の対向
し合う2つの長辺側から入り込んで、トリミング情報に
応じたマスキングを行う。さらに制御部68は、トリミ
ング情報に応じてモータ79を制御し、印画紙マスク8
0a,80bを可変させる。この印画紙マスク80a,
80bは、プリント範囲の対向し合う2つの短辺側から
入り込んでトリミング情報に応じたマスキングを行う。
その後、制御部68は、トリミング情報に応じて光学系
67の倍率を可変させ、焼き付けを実行する。実行が行
われた後に制御部68は、先のトリミング情報に応じて
印画紙搬送部66を制御し、印画紙62の送り量を制御
する。
【0023】このような写真プリンタにより、図6に示
すネガフイルム13からプリントを行うと、図9に示す
ように短辺が一定なサイズでアスペクト比が異なったプ
リント写真が得られる。即ち、ネガフイルム13に標準
サイズのトリミング情報が記録された画像27aから
は、図10(A)に示すように89mm×127mm(アス
ペクト比1.5)のサイズとなったプリント写真が得ら
れ、また、ネガフイルム13にHDTVサイズのトリミ
ング情報が記録された画像27bからは、図10(B)
に示すように89mm×158mm(アスペクト比1.8)
のサイズとなったプリント写真が得られる。さらに、ネ
ガフイルム13にシネマスコープサイズのトリミング情
報が記録された画像27cからは、図10(C)に示す
ように89mm×205mm(アスペクト比2.3)のサイ
ズとなったプリント写真が作成され、さらにまたネガフ
イルム13にパノラマサイズのトリミング情報が記録さ
れた画像27dからは、図10(D)に示すように89
mm×254mm(アスペクト比2.9)のサイズとなった
プリント写真が作成される。
【0024】以上のように本実施例では、従来の135
フイルムと同じ幅のフイルムを用いており、また、印画
紙も従来と同じ幅のものを用いているため、従来のカメ
ラや写真プリンタを大幅に改良することなく、容易に1
本のフイルムからアスペクト比の異なる種々のプリント
写真を得ることができる。また、本実施例では、フイル
ムに記録されたトリミング情報に応じ、各コマからアス
ペクト比の異なる種々のプリント写真を得る例とした
が、前記トリミング情報を無視して同一コマからアスペ
クト比の異なる種々のプリント写真を得ることもでき
る。
【0025】さらに、前述した写真フイルムパトローネ
の実施例では、フイルムに予めプレ露光した一対のマー
クを線29及び番号30としたが、本発明ではこれに限
らず、トリミング範囲に応じた文字又は記号、さらにこ
れらの組み合わせで構成したものでよい。また、パーフ
ォレーション25を各々の画像露光部27に対し、2個
ずつ設けた例としたが、本発明ではこれに限らす、パー
フォレーション25を各々の画像露光部27に対し1個
ずつでもよいし、また3個以上でもよい。
【0026】また、カメラの実施例では、ファインダー
32の視野を変更するために、逆ガリレオファインダー
にLCD45を設けた例としたが、本発明ではこれに限
らず、図10に示すようにトリミング選択ダイヤル90
と、一対のファインダー視野変更マスク91a,91b
とを機械的に連動させて、ファインダー32の全視野範
囲の長辺側から入り込んで、選択されたトリミングモー
ドに応じた視野範囲に変更させるものでもよい。さら
に、本発明に係るカメラは、特開昭64−544号公報
に記載されているレンズ付きフイルムユニットのような
安価なカメラにも適用することができる。
【0027】さらに、本実施例のカメラでは、トリミン
グ情報記録手段をLCDの表示に光を照明してフイルム
13の裏側から記録する例としたが、本発明ではこれに
限らず、LEDの点灯や撮影レンズを通過した光によ
り、選択されたトリミング情報を記録する記録手段でも
よい。また、このトリミング情報の記録は、トリミング
範囲を示す位置に記録してもよい。この場合には、マー
ク29,30をフイルム13に予めプレ露光しておかな
くてもよい。
【0028】さらにまたカメラの実施例では、選択され
たトリミング情報を磁気記録ヘッドにより磁気記録する
例でもよい。この場合には、フイルム13にほぼ透明な
磁気記録層を設ける必要がある。また、パトローネ11
にICメモリチップを設け、また、カメラには、ICメ
モリチップに選択されたトリミング情報を撮影毎にメモ
リする記録手段を設けた例でもよい。さらに、実施例に
挙げたアスペクト比の数値や画面サイズに限定されない
のは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプリント
写真作成方法では、1本のフイルムからアスペクト比が
異なる種々のプリント写真が作成できるため、プリント
写真のサイズに対する様々な需要が喚起できるようにな
る。また、本発明に係る写真フイルムパトローネでは、
複数種類のトリミング範囲を表示する各々一対のマーク
がプレ露光されているため、撮影時に指定したトリミン
グ範囲を現像済フイルムから簡単に確認することができ
る。また本発明に係るカメラには、プリントモード設定
手段と、ファインダー変更手段とが設けられているか
ら、撮影者の意図するトリミング範囲を確認しながら指
定でき、その情報を確実に現像所に伝達できる。さら
に、本発明に係る写真プリンタは、印画紙の焼き付け幅
を一定にしながらアスペクト比が異なる種々のプリント
写真をプリントすることができるとともに、従来の写真
プリンタをローコストで改良することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の写真フイルムパトローネに収納された
写真フイルムを示す平面図である。
【図2】本発明のカメラの外観を示す斜視図である。
【図3】本発明のカメラの背面を示す斜視図である。
【図4】本発明のカメラのファインダーの構造を示す概
略説明図である。
【図5】本発明のカメラのトリミング情報記録部を示す
概略説明図である。
【図6】本発明のカメラで撮影された露光済フイルムを
示す説明図である。
【図7】本発明の写真プリンタを示す概略説明図であ
る。
【図8】写真プリンタの要部を示す概略説明図である。
【図9】写真プリンタから得られるプリント写真を示す
説明図である。
【図10】カメラのファインダー変更手段の別の実施例
を示す説明図である。
【符号の説明】 10 写真フイルムパトローネ 13 写真フイルム 14 スプール 25 パーフォレーション 29,30 一対のマーク 30 カメラ本体 36 トリミング選択スイッチ 45 53 LCD 58 バーコード 62 印画紙 78 一対のフイルムマスク 80 一対の印画紙マスク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影時に選択されたアスペクト比に対応
    するトリミング情報を写真フイルムに記録しておき、プ
    リント時に現像後の写真フイルムから前記トリミング情
    報を読み取り、前記アスペクト比の値にかかわらず印画
    紙の幅方向のプリント範囲が一定になるように、倍率を
    変化させて前記アスペクト比のプリント写真を作成する
    ことを特徴とするプリント写真作成方法。
  2. 【請求項2】 フイルムの長手方向に沿って整列して、
    各々の画像露光部位置決め用の穴が設けられ、また各々
    の画像露光部の中心に対しフイルムの幅方向の両側で、
    且つ画像露光範囲外の位置に、複数種類のトリミング範
    囲を表示する各々一対のマークが予めプレ露光された写
    真フイルムを収納していることを特徴とする写真フイル
    ムパトローネ。
  3. 【請求項3】 写真フイルムの露光範囲を規定するアパ
    ーチャーと、前記露光範囲で撮影された画面の全域をプ
    リントするプリントモードあるいは前記露光範囲で撮影
    された画面の短辺を短くしたアスペクト比でプリントす
    る複数のトリミングプリントモードのいずれかを選択す
    るプリントモード設定手段と、前記露光範囲に対応した
    ファインダーの視野範囲をその対向し合う2つの長辺側
    から入り込んで、前記プリントモード設定手段の操作に
    より選択されたプリントモードに応じた視野範囲に画定
    するファインダー変更手段と、前記プリントモード設定
    手段の操作により選択されたプリントモードに応じた情
    報を、前記写真フイルムの各々の露光範囲外に記録する
    プリントモード記録手段とを備えたことを特徴とするカ
    メラ。
  4. 【請求項4】 カメラによりトリミング情報が記録され
    た現像済写真フイルム上の画像を、光源から放射される
    光によって印画紙にプリントする写真プリンタにおい
    て、前記トリミング情報を読み取る読取装置と、この読
    取装置から得られる情報に応じて、印画紙のプリント範
    囲をその長辺側から画定するマスク手段と、前記読取装
    置から得られる情報に応じて、画定された現像済フイル
    ム上の画像を印画紙の焼き付け幅に一定に合わせるよう
    に引き伸ばす倍率を可変させる手段とを備えたことを特
    徴とする写真プリンタ。
JP3197119A 1991-07-11 1991-07-11 カメラ Expired - Fee Related JP2728991B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63285529A (ja) * 1987-05-18 1988-11-22 Canon Inc 写真プリント方法
JPH01282533A (ja) * 1988-05-09 1989-11-14 Canon Inc プリントの縦横比自動変更可能な焼付装置

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