JPH05193008A - 光造形レーザ走査方法 - Google Patents

光造形レーザ走査方法

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JPH05193008A
JPH05193008A JP728692A JP728692A JPH05193008A JP H05193008 A JPH05193008 A JP H05193008A JP 728692 A JP728692 A JP 728692A JP 728692 A JP728692 A JP 728692A JP H05193008 A JPH05193008 A JP H05193008A
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JP
Japan
Prior art keywords
laser scanning
pulse
scanning method
laser
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP728692A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanori Shigematsu
隆典 重松
Takehiko Terasaki
武彦 寺崎
Masayoshi Takiguchi
政義 滝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP728692A priority Critical patent/JPH05193008A/ja
Publication of JPH05193008A publication Critical patent/JPH05193008A/ja
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ光の1パルスによって光硬化性樹脂が
固化する最小固化単位形状の一部が所定外形寸法線より
外側にはみ出すことなく、積層造形物を加工することの
できる積層造形レーザ走査方法を提供する。 【構成】 積層立体モデルの各層毎に設計形状データを
スライスデータ1として作成し、上記各層の曲線部を直
線近似して直線近似コンタ2を求め、この直線近似コン
タ2の端点4、5、8、9より成る近似平面10を求
め、レーザ光の1パルスによって光硬化性樹脂が固化す
る最小固化単位となる半球体11の円的放物面12が上
記近似平面10に接するようにレーザビームの中心位置
14を上記直線近似コンタ2に沿って求めるようにした
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光硬化性樹脂にレーザ
光を照射することにより立体モデルを積層造形して作成
するときに利用する光造形レーザ走査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光造形とは、液状の光硬化性樹脂がレ−
ザ光などの光エネルギ−により硬化して、三次元の立体
モデルを水平に薄くスライスした一層目を造形し、順次
これを積層することによって実物の立体モデルを作成す
る工法である。光造形法によれば、手作業による木型作
成やNC工作機械加工に比べて短時間に低コストで実物
の立体モデルを作成できるため、デザイン評価モデルと
か機能評価モデルの作成には非常に有効なものとなって
いる。
【0003】従来の光造形レーザ走査方法について説明
する。図5は下層に比べて上層の外形寸法が大きくなる
ような形状の立体モデル21の断面図を示している。図
6は図5におけるA部の拡大断面図であり、22はレー
ザ光の1パルスによって液状の光硬化性樹脂が固化する
際の最小固化単位となる半球体である。23は設計上の
所定外形寸法線(1点鎖線で示した線)である。24は
光硬化性樹脂の層を示しており、レーザ照射によって下
方より一層づつ順次積層される。
【0004】次に、従来の光造形レーザ走査方法につい
て説明する。各層において半球体22の最大径の部分が
所定の外形寸法線23に一致するように、レ−ザ光の中
心位置を外形位置よりレーザビームの半径(R)だけオ
フセットしてレーザ光が照射されて造形される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の積層造形レーザ走査方法では、図6に示すように、設
計上の所定外形寸法線23の傾斜角度によっては、半球
体22の円的放物面の部分が所定外形寸法線23より立
体モデル21の外側にはみ出すことになり、積層された
立体モデル21の外形寸法は設計上の所定外形寸法より
大きくなるという問題があった。
【0006】本発明はこのような従来の問題を解決する
ものであり、半球体の円的放物面の部分が所定外形寸法
線より外側にはみ出すことなく、寸法精度の高い積層造
形物を加工することのできる優れた光造形レーザ走査方
法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、積層立体モデルの各層毎に設計形状データ
をスライスデータとして作成し、上記各層の曲線部を直
線近似し、この近似直線の端点より成る近似平面を求
め、レーザ光の1パルスによって光硬化性樹脂が固化す
る最小固化単位となる半球体の円的放物面が上記近似平
面に接するようにレーザビームの中心位置を上記近似直
線に沿って求めるように構成したものである。
【0008】
【作用】したがって本発明によれば、積層立体モデルの
各層毎に設計形状データより近似して求められた近似平
面に、レーザ光の1パルスによって光硬化性樹脂が固化
する最小固化単位となる半球体の円的放物面が接するよ
うにレーザを走査して立体モデルを積層するようにした
ものであり、半球体の円的放物面の部分が所定外形寸法
線より外側にはみ出すことが無くなるため、寸法精度の
高い積層造形物を加工することができる。
【0009】
【実施例】図1〜図4は本発明の一実施例における光造
形レーザ走査方法を示したものである。図1および図2
において、1は設計形状データである立体形状寸法を2
次元的に(水平に)スライスして作った断面データ(以
下スライスデータという)であり、積層される立体モデ
ルの各層毎に作られる。2はスライスデータの曲線部を
直線近似したものであり、以下直線近似コンタという。
3はレーザビームの中心位置を示すレーザ走査軌跡であ
る。4、5は直線近似コンタ2の端点である。6はスラ
イスデータ1の下の層のスライスデータである。7はス
ライスデータ6の直線近似コンタであり、8、9は直線
近似コンタ7の端点である。10は端点4、5、8、9
より構成される近似平面である。図2において、11は
レーザ光の1パルスによって光硬化性樹脂が固化する最
小固化単位となる半球体であり、この半球体11の円的
放物面12が近似平面10に点13において接してい
る。14はレーザビームの中心位置を示す半球体11の
上面の中心点である。
【0010】次に上記実施例の動作について説明する。
図1および図2において、設計上の立体形状寸法に基づ
くスライスデータ1より、指定された精度にある直線近
似コンタ2を求める。直線近似コンタ2の端点4より一
層下の層の直線近似コンタ7の端点8を求める。直線近
似コンタ2の端点5についても、同様にして直線近似コ
ンタ7の端点9を求める。次に、端点4、5、8、9よ
り構成される近似平面10を求め、この近似平面10に
対して、半球体11の円的放物面12が接するように中
心点14を求める。接点13が近似平面10の範囲に無
い場合には、スライスデータ6の更に下の層の直線近似
コンタの端点で構成される近似平面と円的放物面12と
が接点を持つまで繰り返し求める。以上の動作を直線近
似コンタ2に沿って繰り返してレーザ走査軌跡3を求
め、スライスデータ1よって一層の全体を造形する。さ
らに、以上の動作を繰り返すことにより、各層のスライ
スデータによって立体モデルを下層より順次積層する。
【0011】図3は図2におけるAA断面を示してい
る。図3に示すように、設計上の所定外形寸法位置より
Pだけオフセットした位置に半球体11の中心点14が
あり、半球体11の円的放物面12が近似平面10に接
した状態で積層される。これにより、半球体11の円的
放物面12が設計上の所定外形寸法線より外側にはみ出
すことなく、寸法精度の高い積層造形物を加工すること
のできる。
【0012】なお、上記実施例においては、レーザ光の
1パルスによって光硬化性樹脂が固化する最小固化単位
の形状を半球体11としているが、図4に示すように、
レーザ光の出力値を変化させることにより、レーザ光の
1パルスによって光硬化性樹脂が固化する最小固化単位
を半楕円球体15として、この半楕円球体15の楕円的
放物面16が近似平面10に接するようにレーザビーム
の中心位置を求めるようにしてもよい。この場合にはさ
らに、一層の厚さ寸法が半球体に比べて大きくなり、積
層回数の減少により短時間に立体モデルが積層できると
いう効果を有する。
【0013】さらに、上記実施例においては、レーザ光
の1パルスによって光硬化性樹脂が固化する最小固化単
位の形状を半球体11としているが、2次曲線の回転体
もしくは最小固化単位は円錐であっても同様の効果を得
られるものである。
【0014】
【発明の効果】本発明は上記実施例より明らかなよう
に、レーザ光の1パルスで光硬化性樹脂が固化する最小
固化単位となる半球体の円的放物面が、設計上の所定外
形寸法に近似した近似平面に接するという条件でレーザ
走査軌跡を求めて積層造形することにより、寸法精度の
高い積層造形物を加工することのできるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における光造形レーザ走査方
法を示す図
【図2】同実施例の要部拡大図
【図3】同実施例の積層状態を示す断面図
【図4】本発明の他の実施例における積層状態を示す断
面図
【図5】従来の光造形レーザ走査方法による立体モデル
の断面図
【図6】従来の光造形レーザ走査方法による積層状態を
示す断面図
【符号の説明】
1 スライスデータ 2 直線近似コンタ 3 レーザ走査軌跡 4 端点 5 端点 6 スライスデータ 7 直線近似コンタ 8 端点 9 端点 10 近似平面 11 半球体 12 円的放物面 13 接点 14 中心点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層立体モデルの各層毎に設計形状デー
    タをスライスデータとして作成し、上記各層の曲線部を
    直線近似し、この近似直線の端点より成る近似平面を求
    め、レーザ光の1パルスによって光硬化性樹脂が固化す
    る最小固化単位となる半球体の円的放物面が上記近似平
    面に接するようにレーザビームの中心位置を上記近似直
    線に沿って求めてレーザ走査軌跡を決定するようにした
    光造形レーザ走査方法。
  2. 【請求項2】 レーザ光の1パルスによって光硬化性樹
    脂が固化する最小固化単位は半楕円球体であり、この半
    楕円球体の楕円的放物面が近似平面に接するようにレー
    ザビームの中心位置を求めるようにした請求項1記載の
    光造形レーザ走査方法。
  3. 【請求項3】 レーザ光の1パルスによって光硬化性樹
    脂が固化する最小固化単位の形状は、2次曲線の回転体
    もしくは円錐である請求項1記載の光造形レーザ走査方
    法。
JP728692A 1992-01-20 1992-01-20 光造形レーザ走査方法 Pending JPH05193008A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107599380A (zh) * 2017-09-29 2018-01-19 共享智能铸造产业创新中心有限公司 一种带有斜面结构产品的fdm打印方法
US10324454B2 (en) 2016-03-17 2019-06-18 Ricoh Company, Ltd. Information processing apparatus, modeling system, and information processing method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04169221A (ja) * 1990-11-02 1992-06-17 Mitsubishi Corp 高精度光固化造形装置

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