JPH05192320A - 放射線画像の照射野検出方法 - Google Patents

放射線画像の照射野検出方法

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JPH05192320A
JPH05192320A JP4007219A JP721992A JPH05192320A JP H05192320 A JPH05192320 A JP H05192320A JP 4007219 A JP4007219 A JP 4007219A JP 721992 A JP721992 A JP 721992A JP H05192320 A JPH05192320 A JP H05192320A
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JP
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radiation
image
reading
signal
irradiation field
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JP4007219A
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English (en)
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Hideya Takeo
英哉 武尾
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1枚の記録シートを分割して放射線画像が記
録されている場合を含む、照射野の検出方法において、
予め分割パターンを規定したり、検出能力の高い分割認
識を必要としない分割照射野領域を検出する。 【構成】 照射野絞りを使用して分割撮影がなされた記
録シートから、デジタル画像データを求める。記録シー
ト上に放射線画像内に位置する可能性の高い複数の基準
点を設定し、各基準点に基づきデジタル画像データを使
用してエッジ候補点を求め、このエッジ候補点で囲まれ
る領域を検出する。求められた各領域の共通の領域を照
射野とし、共通領域がない場合は、各領域を照射野とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射線画像情報が記録
された記録シートから放射線画像情報を読み取る際に、
上記シートにおける放射線照射野を検出する方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】記録された放射線画像を読み取って画像
データを得、この画像データに適切な画像処理を施した
後、画像を再生記録することは種々の分野で行なわれて
いる。たとえば、後の画像処理に適合するように設計さ
れたガンマ値の低いX線フィルムを用いてX線画像を記
録し、このX線画像が記録されたフィルムからX線画像
を読み取って電気信号に変換し、この電気信号(画像デ
ータ)に画像処理を施した後コピー写真等に可視像とし
て再生することにより、コントラスト,シャープネス,
粒状性等の画質性能の良好な再生画像を得ることのでき
るシステムが開発されている(例えば特公昭61-5193 号
公報参照)。
【0003】また本願出願人により、放射線(X線,α
線,β線,γ線,電子線,紫外線等)を照射するとこの
放射線エネルギーの一部が蓄積され、その後可視光等の
励起光を照射すると蓄積されたエネルギーに応じて輝尽
発光を示す蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、
人体等の被写体の放射線画像を一旦シート状の蓄積性蛍
光体に撮影記録し、この蓄積性蛍光体シートをレーザー
光等の励起光で走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られ
た輝尽発光光を光電的に読み取って画像データを得、こ
の画像データに基づき被写体の放射線画像を写真感光材
料等の記録材料、CRT等に可視像として出力させる放
射線画像記録再生システムがすでに提案されている(特
開昭55-12429号,同56-11395号,同55-163472 号,同56
-104645号,同55- 116340号等)。
【0004】このシステムは、従来の銀塩写真を用いる
放射線写真システムと比較して極めて広い放射線露出域
にわたって画像を記録しうるという実用的な利点を有し
ている。すなわち、蓄積性蛍光体においては、放射線露
光量に対して蓄積後に励起によって輝尽発光する発光光
の光量が極めて広い範囲にわたって比例することが認め
られており、従って種々の撮影条件により放射線露光量
がかなり大幅に変動しても、蓄積性蛍光体シートより放
射される輝尽発光光の光量を読取ゲインを適当な値に設
定して光電変換手段により読み取って電気信号に変換
し、この電気信号を用いて写真感光材料等の記録材料、
CRT等の表示装置に放射線画像を可視像として出力さ
せることによって、放射線露光量の変動に影響されない
放射線画像を得ることができる。
【0005】上記システムにおいて、蓄積性蛍光体シー
トに照射された放射線の線量等に応じて最適な読取条件
で読み取って画像データを得る前に、予め低レベルの光
ビームにより蓄積性蛍光体シートを走査してこのシート
に記録された放射線画像の概略を読み取る先読みを行な
い、この先読みにより得られた先読画像データを分析
し、その後、上記シートに上記先読みの際の光ビームよ
りも高レベルの光ビームを照射して走査し、この放射線
画像に最適な読取条件で読み取って、画像データを得る
本読みを行うように構成されたシステムもある(特開昭
58-67240号,同58-67241号,同58-67242号等)。
【0006】ここで読取条件とは、読取りにおける輝尽
発光光の光量と読取装置の出力との関係に影響を与える
各種の条件を総称するものであり、例えば入出力の関係
を定める読取ゲイン,スケールファクタあるいは、読取
りにおける励起光のパワー等を意味するものである。
【0007】また、光ビームの高レベル/低レベルと
は、それぞれ、上記シートの単位面積当りに照射される
光ビームの強度の大/小、もしくは上記シートから発せ
られる輝尽発光光の強度が上記光ビームの波長に依存す
る(波長感度分布を有する)場合は、上記シートの単位
面積当りに照射される光ビームの強度を上記波長感度で
重みづけした後の重みづけ強度の大/小をいい、光ビー
ムのレベルを変える方法としては、異なる波長の光ビー
ムを用いる方法、レーザ光源等から発せられる光ビーム
の強度そのものを変える方法、光ビームの光路上にND
フィルター等を挿入,除去することにより光ビームの強
度を変える方法、光ビームのビーム径を変えて走査密度
を変える方法、走査速度を変える方法等、公知の種々の
方法を用いることができる。
【0008】また、この先読みを行うシステムか先読み
を行なわないシステムかによらず、得られた画像データ
(先読画像データを含む)を分析し、画像データに画像
処理を施す際の最適な画像処理条件を決定するようにし
たシステムもある。この画像データに基づいて最適な画
像処理条件を決定する方法は、蓄積性蛍光体シートを用
いるシステムに限られず、たとえば従来のX線フィルム
等の記録シートに記録された放射線画像から画像データ
を得るシステムにも適用されている。
【0009】上記画像データ(先読画像データを含む)
を分析して最適な読取条件、画像処理条件を求める方法
は種々提案されているが、その方法の一つとして、画像
データのヒストグラムを作成する方法が知られている
(例えば、特開昭60-156055 号)。
【0010】画像データのヒストグラムを求めることに
より、たとえば画像データの最大値,最小値や、頻度が
最大となる点の画像データの値等を知ることができ、こ
れらの各値から蓄積性蛍光体シート,X線フィルム等の
記録シートに記録された放射線画像の特徴を把握するこ
とができる。そこでこのヒストグラムに基づいて最適な
読取条件,画像処理条件を求めることにより、観察適正
のすぐれた放射線画像を再生出力することが可能とな
る。
【0011】一方、記録シートに放射線画像を撮影記録
するに際しては、被写体の観察に必要の無い部分に放射
線を照射しないようにするため、あるいは観察に不要な
部分に放射線を照射するとその部分から観察に必要な部
分に散乱線が入り画質性能が低下するため、放射線が被
写体の必要な部分および記録シートの一部にのみ照射さ
れるように放射線の照射域を制限する照射野絞りを使用
して撮影を行うことも多い。
【0012】ところが、前述のようにして画像データを
分析して読取条件,画像処理条件を求めるにあたって、
分析に用いた画像データが、照射野絞りを用いて撮影し
た記録シートから得られた画像データである場合、この
照射野の存在を無視して画像データを分析しても撮影記
録された放射線画像が正しく把握されず、誤った読取条
件、画像処理条件が求められ観察適正の優れた放射線画
像が再生記録されない場合が生ずる。
【0013】これを解決するためには、読取条件,画像
処理条件を求める前に、照射野を認識し、照射野内の画
像データに基づいて読取条件,画像処理条件を求める必
要がある。
【0014】照射野を認識する方法には各種の方法があ
るが、そのうち、放射線照射野が不規則な形状をしてい
ても正確に照射野を認識することのできる汎用性のある
方法として、例えば、照射野内に含まれる所定の点とシ
ート端部とを結ぶ放射状の複数の線分上に沿った各画素
に対応する画像データに基づいて、照射野の輪郭上にあ
ると考えられる輪郭点を上記各線分について求め、これ
らの輪郭点に沿った線で囲まれる領域を照射野と認識す
る、円形照射野検出とも言える方法が、本出願人により
既に提案されている(特開昭63-259538 号)。
【0015】ところで、前述した記録シートに放射線画
像情報を蓄積記録(撮影)する場合、いわゆる分割撮影
がなされることも多い。この分割撮影とは、記録シート
の記録領域を予め定められた所定の複数区画に分割し、
各区画毎に前記蓄積記録のための放射線を照射するよう
にした撮影法である。この分割撮影によれば、例えば大
きな記録シートに小さな部位を撮影するような場合、1
枚の記録シートに複数部位の記録が可能となって経済的
であるし、また放射線画像情報記録および読取りの処理
速度も向上する。
【0016】また、記録シートに記録されている放射線
画像の分割パターンを自動的に認識する方法として、本
出願人により多数の方法が提案されている(例えば、特
開昭63-257879 号、特開平1-212065号、特開平1-238654
号、特開平2-267679号、特開平2-272530号、特開平2-27
2532号、特開平2-275429号、特開平2-275432号、特開平
2-275435号、特開平2-296235号等)。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記のような
分割撮影を行う際に前述の照射野絞りも実行されると、
各照射野は互いに分離した状態となる。このような方法
では分割パターンを認識すると照射野も誤って認識され
てしまうため検出能力の高い分割認識が必要である。
【0018】さらに、照射野を認識する際に、記録シー
ト上の分割パターンを示す情報を照射野認識装置にマニ
ュアル入力して各分割パターンを規定すれば、各パター
ンについて1つの照射野を求める処理を行なえばよいこ
とになるから、照射野認識のアルゴリズムが非常に複雑
化するという問題は回避できる。しかし、記録シートか
らの放射線画像情報読取りを行う際に、上記分割パター
ンを逐一マニュアル操作で入力した分割パターンを規定
するのは大変面倒である。
【0019】本発明は上記事情に鑑み、分割パターンを
規定する必要がなく、さらに検出能力の高い分割認識を
必要としない放射線画像の照射野検出方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明による放射線画像
の照射野検出方法は、照射野絞りを使用して、全体に1
つの放射線画像が記録された記録シート、または全体が
2つ以上の部分に分割されて、該各部分毎に放射線画像
が記録された記録シートから前記放射線画像を担持する
画像信号を得る際に、前記画像信号から前記記録シート
上の各位置におけるデジタル画像データを求め、前記記
録シート上の前記1つまたは2つ以上の全ての放射線画
像内に位置する可能性のある複数の点を基準点として設
定し、該各基準点から前記記録シートの端部に向かう放
射状の複数の方向に沿った前記画像データに基づいて前
記記録シート上の放射線照射野のエッジ部分であると考
えられるエッジ候補点を前記各基準点毎に求め、該各基
準点毎に、前記エッジ候補点に沿った線で囲まれる領域
を検出し、該各領域に共通する領域が存在する場合は、
該共通する領域のうち最も多くの前記各領域が共通する
領域を照射野とし、前記各領域に共通する領域が存在し
ない場合は、該各領域を照射野とすることを特徴とする
ものである。
【0021】ここで、照射野エッジ候補点は、デジタル
画像データの量子レベルが高いレベルから低いレベルへ
と下がっているとともに前述した基準点を連続して囲む
ように存在する点のみを意味するものとする。
【0022】放射線照射野のエッジ部分であると考えら
れるエッジ候補点は例えば微分処理によって求めること
ができる。この微分の方法は、1次元の1次微分でも高
次の微分でもよいし、また2次元の1次微分や高次の微
分でもよい。また、離散的に標本化された画像の場合、
微分するとは近傍に存在する画像データ同志の差分を求
めることと等価である。
【0023】また、先に述べたようなデジタル画像デー
タの値は、蓄積性蛍光体シートに入射した放射線のエネ
ルギーの大きさに対応するので、照射野外の画像データ
は一般に低い量子レベルとなり、照射野内の画像データ
は一般に高い量子レベルとなる。したがって、照射野の
輪郭が位置する部分(エッジ部分)の画像データ同志の
差分は他の部分の画像データ同志の差分よりも一般に大
きい量子レベルとなるので、この差分に基づいて照射野
エッジ候補点を検出することができるのである。
【0024】
【作用】本発明による放射線画像の照射野検出方法は、
上述したように記録シート上の1つまたは2つ以上の全
ての放射線画像内に位置する可能性のある複数の点を基
準点として設定し、各基準点から記録シートの端部に向
かう放射状の複数の方向に沿った画像データに基づいて
エッジ候補点を求め、このエッジ候補点に沿った線で囲
まれる領域を各基準点毎に検出し、次いで、各領域に共
通する領域が存在する場合は、この共通する領域のうち
最も多くの各領域が共通する領域を照射野とするように
した。このため、照射野野絞りを使用して分割撮影がな
された記録シートから画像信号を得る際に、分割パター
ンを規定したり、検出能力が高い分割認識を行う必要が
なくなる。
【0025】また、基準点が照射野の中心とずれている
場合においても、エッジ候補点を求めることができるた
め、誤って照射野を検出することがなくなる。
【0026】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を
詳細に説明する。
【0027】図1は本発明の方法によって放射線照射野
を認識するようにした放射線画像情報記録再生システム
を示すものである。この放射線画像情報記録再生システ
ムは基本的に、放射線画像撮影部20、先読み用読取部3
0、本読み用読取部40、および画像再生部50から構成さ
れている。放射線画像撮影部20においては、例えばX線
管球等の放射線源100 から被写体101 に向けて、放射線
102 が照射される。この被写体101 を透過した放射線10
2 が照射される位置には、先に述べたように放射線エネ
ルギーを蓄積する蓄積性蛍光体シート103 が配置され、
この蓄積性蛍光体シート103 に被写体101 の透過放射線
画像情報が蓄積記録される。なお放射線源100 と被写体
101 との間には、放射線102 の照射野を絞る絞り104 が
配されており、1回の撮影につき蓄積性蛍光体シート10
3 の約半分が用いられ、他の半分は放射線が照射されな
いように放射線を遮蔽する遮蔽物で覆われる。このよう
な撮影を蓄積性蛍光体シート103 の左右についてそれぞ
れ行うことにより、1枚の蓄積性蛍光体シート103 上に
2つの放射線画像が形成される。
【0028】このようにして被写体101 の放射線画像情
報が記録された蓄積性蛍光体シート103 は、移送ローラ
等のシート移送手段110 により、先読み用読取部30に送
られる。先読み用読取部30において先読み用レーザ光源
201 から発せられたレーザ光202 は、このレーザ光202
の励起によって蓄積性蛍光体シート103 から発せられる
輝尽発光光の波長領域をカットするフィルター203 を通
過した後、ガルバノメータミラー等の光偏向器204 によ
り直線的に偏向され、平面反射鏡205 を介して蓄積性蛍
光体シート103 上に入射する。ここでレーザ光源201
は、励起光としてのレーザ光202 の波長域が、蓄積性蛍
光体シート103 が発する輝尽発光光の波長域と重複しな
いように選択されている。他方、蛍光体シート103 は移
送ローラ等のシート移送手段210 により矢印206 の方向
に移送されて副走査がなされ、その結果、蛍光体シート
103 の全面にわたってレーザ光202 が照射される。ここ
で、レーザ光源201 の発光強度、レーザ光202 のビーム
径、レーザ光202 の走査速度、蓄積性蛍光体シート103
の移送速度は、先読みの励起光(レーザ光202 )のエネ
ルギーが、後述する本読み用読取部40で行なわれる本読
みのそれよりも小さくなるように選択されている。
【0029】上述のようにレーザ光202 が照射される
と、蓄積性蛍光体シート103 は、それに蓄積記録されて
いる放射線エネルギーに対応した光量の輝尽発光光を発
し、この発光光は先読み用光ガイド207 に入射する。輝
尽発光光はこの光ガイド207 内を導かれ、射出面から射
出してフォトマルチプライヤー等の光検出器208 によっ
て受光される。該光検出器208 の受光面には、輝尽発光
光の波長域の光のみを透過し、励起光の波長域の光をカ
ットするフィルターが貼着されており、輝尽発光光のみ
を検出し得るようになっている。検出された輝尽発光光
は蓄積記録情報を担持する電気信号に変換され、増幅器
209 により増幅される。増幅器209 から出力された信号
はA/D変換器211 によりデジタル化され、先読み画像
信号Spとして本読み用読取部40の本読み制御回路314
に入力される。この本読み制御回路314 は、先読み画像
信号Spが示す蓄積記録情報に基づいて、読取ゲイン設
定値a、収録スケールファクター設定値b、再生画像処
理条件設定値cを決定する。また上記先読み画像信号S
pは、後に詳述する照射野検出回路220 にも入力され
る。
【0030】以上のようにして先読みを完了した蓄積性
蛍光体シート103 は本読み用読取部40へ移送される。本
読み用読取部40において本読み用レーザ光源301 から発
せられたレーザ光302 は、このレーザ光302 の励起によ
って蓄積性蛍光体シート103から発せられる輝尽発光
光の波長領域をカットするフィルター303 を通過し
た後、ビームエクスパンダー304 によりビーム径の大き
さが厳密に調整され、ガルバノメータミラー等の光偏向
器305 によって直線的に偏向され、平面反射鏡306 を介
して蓄積性蛍光体シート103 上に入射する。光偏向器30
5 と平面反射鏡306 との間にはfθレンズ307 が配さ
れ、蓄積性蛍光体シート103 上を走査するレーザ光302
のビーム径が均一となるようにされている。他方、蓄積
性蛍光体シート103 は移送ローラなどのシート移送手段
320 により矢印308 の方向に移送されて副走査がなさ
れ、その結果、蓄積性蛍光体シート103 の全面にわたっ
てレーザ光が照射される。このようにレーザ光302 が照
射されると、蓄積性蛍光体シート103はそれに蓄積記録
されている放射線エネルギーに対応した光量の輝尽発光
光を発し、この発光光は本読み用光ガイド309 に入射す
る。本読み用光ガイド309 の中を全反射を繰返しつつ導
かれた輝尽発光光はその射出面から射出され、フォトマ
ルチプライヤー等の光検出器310 によって受光される。
光検出器310 の受光面には、輝尽発光光の波長域のみを
選択的に透過するフィルターが貼着され、光検出器310
が輝尽発光光のみを検出するようになっている。
【0031】蓄積性蛍光体シート103 に記録されている
放射線画像を示す輝尽発光光を光電的に検出した光検出
器310 の出力は、前記制御回路314 が決定した読取ゲイ
ン設定値aに基づいて読取ゲインが設定された増幅器31
1 により、適正レベルの電気信号に増幅される。増幅さ
れた電気信号はA/D変換器312 に入力され、収録スケ
ールファクター設定値bに基づいて、信号変動幅に適し
た収録スケールファクターでデジタル信号に変換されて
信号処理回路313 に入力される。上記デジタル信号は、
この信号処理回路313 において、観察読影適性の優れた
放射線画像が得られるように再生画像処理条件設定値c
に基づいて信号処理(画像処理)され、出力される。
【0032】信号処理回路313 から出力された読取画像
信号(本読み画像信号)Soは、画像再生部50の光変調
器401 に入力される。この画像再生部50においては、記
録用レーザ光源402 からのレーザ光403 が光変調器401
により、上記信号処理回路313 から入力される本読み画
像信号Soに基づいて変調され、走査ミラー404 によっ
て偏向されて写真フィルム等の感光材料405 上を走査す
る。そして感光材料405 は上記走査の方向と直交する方
向(矢印406 方向)に走査と同期して移送され、感光材
料405 上に、上記本読み画像信号Soに基づく放射線画
像が出力される。放射線画像を再生する方法としては、
このような方法の他、前述したCRTによる表示等、種
々の方法を採用することができる。
【0033】次に、図2に示すように蓄積性蛍光体シー
ト103 が分割され、かつ照射野が使用されている場合に
も、前記読取ゲイン設定値a、収録スケールファクター
設定値b、画像処理条件設定値cが適正に決定される仕
組みについて、図3を参照して説明する。この図3に示
されるように前記制御回路314 は、信号抽出部350 、ヒ
ストグラム解析部351 、読出部352 および記憶部353 か
らなる。先読み画像信号Spは上記信号抽出部350 に入
力され、該信号抽出部350 において、後述するようにし
て指定される領域のみについての先読み画像信号Sp′
が抽出される。この信号抽出部350 から出力される先読
み画像信号Sp′はヒストグラム解析部351 に入力され
る。ヒストグラム解析部351 は先読み画像信号Sp′の
ヒストグラムを作成し、例えばその最大値、最小値、最
大頻度値等を求め、それらの値を示す情報Srを読出部
352 に送る。記憶部353 にはこれら最大値、最小値等に
対応する最適の読取ゲイン設定値a、収録スケールファ
クター設定値bおよび画像処理条件設定値cが記憶され
ており、読出部352 は上記情報Srに対応する設定値
a、b、cを記憶部353 から読み出して、前述のように
それぞれ増幅器311 、A/D変換器312 および信号処理
回路313 に送る。
【0034】次に信号抽出部350 における信号抽出につ
いて説明する。照射野検出回路220は微分処理部221 、
エッジ候補点信号検出部222 、および演算部223 からな
る。この照射野検出回路220 においては、図4に示すよ
うに蓄積性蛍光体シート103の放射線画像内にある可能
性の高い位置に予め設定された4つの基準点P1 〜P4
に基づいて照射野の検出が行われる。本実施例におい
て、これらの基準点を図4に示す位置に4点設定したの
は、通常分割撮影は蓄積性蛍光体シートの上下、左右等
の4以下の分割がほとんどであり、4点設定しておけ
ば、ほとんどの場合に対応できるからである。先読み画
像信号Spはこの照射野検出回路220 において、微分処
理部221 とエッジ候補点信号検出部222 とに入力され
る。微分処理部221 はデジタル化されているこの先読み
画像信号Spを、まず図4に示す方向D1 に沿って微分
処理し、以下同様に方向D2 、D3 ……Dn に沿って微
分処理する。これら複数の方向D1 〜Dn は、蓄積性蛍
光体シート103 の放射線画像内にある可能性の高い基準
点P1 からシート端部に向かう放射状の方向であり、本
例では各方向D1 〜Dn が互いに等角度間隔に設定され
ている。またこのような放射状の方向D1 〜Dn は、例
えば蓄積性蛍光体シート103 のサイズが半切サイズ(25
6 ×192 mm)の場合、64方向程度設定される。このよう
な微分処理を行うことにより、前述した差分が求められ
る。この差分に関する情報Sm は、エッジ候補点信号検
出部222 に送られる。このエッジ候補点信号検出部222
は上記差分を示す情報Sm から、蓄積性蛍光体シート10
3 上の放射線照射野103 Aのエッジ部分であると考えら
れるエッジ候補点を求める。すなわち照射野103 A内に
ついての画像信号のレベルは、照射野103 A外の領域に
ついての画像信号のレベルに比べて明らかに高い値をと
るので、ある方向Di に沿った先読み画像信号Spの値
は、図5(a)に示すような分布を示す。したがって上
記差分の値は図5(b)に示すように、照射野エッジ部
分において特異的に大きく変化する。そこでエッジ候補
点信号検出部222 は、例えばこの差分の絶対値が最大値
をとる点、あるいはこの差分が所定のしきい値を超える
すべての点、さらにはこのしきい値を超える点のうちで
最も基準点P1 に近い(あるいは遠い)点を検出する等
して、エッジ候補点を求める。
【0035】なお、本発明において、照射野エッジ候補
点はデジタル画像データの量子レベルが高いレベルから
低いレベルと下がっているとともに、基準点を連続して
囲むように存在する点のみを検出するため、基準点P1
に基づいてエッジ候補点を求める場合は照射野103 Bの
エッジ候補点を求めることはない。
【0036】次いでエッジ候補点信号検出部222 は、こ
うして求めたエッジ候補点についての先読み画像信号S
pを抽出し、その抽出された各先読み画像信号Spに対
応する画素位置を求め、その画素位置を示す情報Seを
演算部223 に送る。上述のようにして抽出された先読み
画像信号Spは、大部分が蓄積性蛍光体シート103 上の
放射線照射野103 A(図2参照)のエッジ部分を担う画
像信号、つまりエッジ候補点信号となる。本例におい
て、上記画素位置は図2に示すように、蓄積性蛍光体シ
ート103 上のx−y直交座標系で表わされる。
【0037】以上述べたようにしてエッジ候補点を求め
た後、これらの点に沿った線を求める。このエッジ候補
点に沿った線は、例えばそれらの点を平滑化処理した後
残った点を連結する方法、局所的に最小二乗法を適用し
て複数の直線を求め、それらを連結する方法、スプライ
ン曲線等を当てはめる方法等によって求めることができ
るが、本例において演算部223 は、特にHough変換を利
用してエッジ候補点に沿った複数の直線を求めるように
構成されている。以下、この直線を求める処理について
詳しく説明する。
【0038】演算部223 は上記情報Seが示す画素位置
(エッジ候補点)の座標を(x0 ,y0 )としたとき、
これらのx0 、y0 を定数として ρ=x0 cosθ+y0 sinθ で表わされる曲線を、すべてのエッジ候補点座標
(x0 ,y0 )について求める。この曲線は第6図に示
すようなものとなり、エッジ候補点座標(x0 ,y0
の数だけ存在する。
【0039】次いで演算部223 は、上述の複数の曲線の
うちの所定数Q以上の曲線が互いに交わる交点(ρ0
θ0 )を求める。なおエッジ候補点座標(x0 ,y0
の誤差等のため、多数の曲線が厳密に一点で交わること
は少ないので、実際には例えば2本の曲線の交点が互い
に微小所定値以下の間隔で存在するとき、それらの交点
群の中心を上記交点(ρ0 ,θ0 )とする。次に演算部
223 は、交点(ρ0 ,θ0 )から前記x−y直交座標系
において次式 ρ0 =x cosθ0 +y sinθ で規定される直線を求める。この直線は、複数のエッジ
候補点座標(x,y0 )に沿って延びる直線とな
る。なお放射線照射野B内において急激に濃度が変化す
る骨辺縁部等も、上記エッジ候補点として検出されるこ
とがある。したがって図2にも示すように、このような
エッジ候補点と照射野輪郭部のエッジ候補点とを結ぶ直
線Lが求められる可能性があるが、前述の所定数Qを十
分に大きく(例えば20本以上等)設定しておけば、上
記のような直線Lは求められない。つまり多数のエッジ
候補点に沿う、照射野輪郭を示す直線のみが求められ
る。
【0040】上記直線は、エッジ候補点が図2に示すよ
うに分布している場合、図7に示すようなものとなる。
演算部223 は次に、こうして求めた複数の直線L1 、L
2 、L3 …Ln によって囲まれる領域を求める。この領
域は、詳しくは例えば以下のようにして求められる。演
算部223 は蓄積性蛍光体シート103 の隅部と中心Gとを
結ぶ線分M1 、M2 、M3 …Mm (蓄積性蛍光体シート
103 が矩形の場合は4本)を記憶しており、この各線分
1 〜Mm と上記各直線L1 〜Ln との交点の有無を調
べる。この交点が存在した場合、演算部223 は上記直線
によって2分される平面のうち、シート隅部を含む側の
平面を切り捨てる。この操作をすべての直線L1 〜Ln
、線分M1 〜Mm に関して行うことにより、直線L1
〜Ln によって囲まれる領域が残される。
【0041】以上のようなエッジ候補点に沿った線で囲
まれる領域の検出を、他の基準点P2 〜P4 についても
同様に行う。この結果、基準点P1 に基づいて検出され
た領域は図8(a)に示す領域103 A′となり、基準点
2 に基づいて検出された領域も領域103 A′に示すも
のとなる。また、基準点P3 およびP4 に基づいて検出
された領域は、図8(b)に示す領域103 B′に示すも
のとなる。
【0042】本実施例においては、基準点P1 と基準点
2 とに基づいて検出された領域103 A′が共通し、基
準点P3 と基準点P4 とに基づいて検出された領域103
B′が共通する。したがって、演算部223 は図8(a)
および(b)に示した領域103 A′と103 B′とが放射
線照射野103 Aおよび103 Bとして検出される。
【0043】演算部223 は以上のようにして検出された
放射線照射野103 A,103 Bを示す情報Stを、制御回
路314 の信号抽出部350 に送る。信号抽出部350 は先読
み画像信号Spから、この情報Stが示す領域について
の信号のみを抽出してヒストグラム解析部351 に送る。
したがって該ヒストグラム解析部351 におけるヒストグ
ラム解析は、蓄積性蛍光体シート103 上の実際に放射線
が照射された領域のみに関して行なわれることになるの
で、前述の設定値a、bおよびcは、実際の蓄積記録情
報に対して最適のものとなる。
【0044】上記実施例においては、蓄積性蛍光体シー
ト103 を2分割し、照射野絞りを使用して蓄積性蛍光体
シート103 上に2つの放射線画像を形成した場合につい
て説明したが、とくにこれに限定されるものではない。
例えば、蓄積性蛍光体シート103 を分割しないで被写体
の撮影を行い、前述した基準点P1 〜P4 が全て照射野
内に存在する場合は、図9に示すように基準点P1 〜P
4 に基づいて求められた全ての共通領域103 Aが検出さ
れるため、この領域103 Aが照射野として検出される。
【0045】また、小さな照射野を使用して撮影を行
い、基準点P1 〜P4 のうちの少なくとも1つが照射野
内に存在する場合(例えば基準点P1 のみが照射野内に
存在する場合)は、まず基準点P1 に基づいて図10(a)
に示す領域103 Aが検出される。基準点P2 〜P4 に基
づいて検出される領域は図10(b) に示すように蓄積性蛍
光体シート103 全体を表す領域103 Bとなる。このよう
にして、基準点P1 〜P4 に基づいて検出された領域10
3 Aと領域103 Bとの共通の領域は領域103 Aとなるた
め、この領域103 Aが放射線照射野として検出される。
【0046】さらに蓄積性蛍光体シート103 を4分割し
て照射野絞りを使用して撮影を行い、基準点P1 〜P4
が各照射野内に1つずつ存在する場合、各基準点P1
4 に基づいて図11に示すような領域103 A〜103 Dが
検出される。この検出された領域103 A〜103 Dは共通
する領域が存在しないため、各領域103 A〜103 Dが放
射線照射野として検出される。
【0047】また、蓄積性蛍光体シート103 を3分割し
て照射野絞りを使用して撮影を行い、基準点P1 〜P3
が各照射野内に1つずつ存在し、基準点P4 のみが照射
野外に存在する場合、基準点P1 〜P3 に基づいて図12
(a) に示すような領域103 A〜103 Cが検出される。ま
た、基準点P4 に基づいて検出される領域は図12(b)に
示すように蓄積性蛍光体シート103 全体を表す領域103
Dとなる。このようにして、基準点P1 〜P3 に基づい
て検出された領域103 A〜103 Cと、基準点P4 に基づ
いて検出された領域103 Dとの共通の領域は領域103 A
〜103 Cとなるため、これらの領域103 A〜103 Cが放
射線照射野として検出される。
【0048】さらに、上記実施例においては、予め設定
された4つの基準点Pに基づいて照射野検出回路220 に
おいて照射野検出を行うようにしているが、基準点の数
と位置はこれに限定されるものではなく、複数の分割パ
ターンを認識できれば、いかなる位置に何点設定するよ
うにしてもよい。
【0049】また、上記実施例においては、予め設定さ
れた基準点に基づいて照射野検出回路220 において照射
野検出を行うようにしているが、照射野検出回路220 内
の微分処理部221 の前に基準点設定手段を設けて、分割
パターンや照射野の形状に応じて基準点の数と位置とを
適宜設定するようにしてもよい。
【0050】また上記実施例では、微分処理の方向D1
〜Dn を基準点のまわりに等角度間隔で設定している
が、これらの方向は特に等角度間隔に設定されなくても
構わない。例えば図13に示すように蓄積性蛍光体シート
103 の辺部に等距離間隔の点を複数設定し、照射野103
A内の基準点P1 からそれらの点に向かう各方向D1
Dn を微分処理の方向とするようにしてもよい。
【0051】また図14に示すように、照射野103 A内の
基準点P1 からエッジ候補点Eまでの距離gがさほど変
化しない所では微分処理の方向Dを比較的粗く設定し
(図中h1 の範囲)、上記距離gがかなり変化するよう
になったら微分処理の方向Dを比較的精細に設定する
(図中h2 の範囲)ようにしてもよい。
【0052】なお以上説明したような「先読み」は、通
常「本読み」におけるよりも粗い画素単位で行なわれ
る。前述の微分処理は、このような比較的粗い読取り操
作によって得られた画像データそのものに対して行なっ
てもよいし、これらの画像データを補間してより精細な
画像データを得てからそれらの画像データに対して行な
ってもよい。さらには、前述した通り、複数画素の画像
信号を平均した画像データに対して上記微分処理を行う
ようにしても構わない。
【0053】なお蓄積性蛍光体シート103 上の放射線照
射野が絞られていない場合、演算部223 から出力される
情報Stは当然蓄積性蛍光体シート103 の全域を示すも
のとなるから、この場合も設定値a、bおよびcは適正
に設定される。しかしこの際は照射野検出回路220 にお
いて、いわば無用の処理がなされることになるので、こ
のようなことを回避するため、照射野検出回路220 の作
動をON、OFFするスイッチを設けるとともに、該照
射野検出回路220 がOFF状態のときは信号抽出部350
が全先読み画像信号Spを通過させるようにしておくの
が好ましい。そうすれば、照射絞りがかけられていない
蓄積性蛍光体シート103 からの読取りであることが予め
分かっている場合には、マニュアル操作などにより素早
く全先読み画像信号Spをヒストグラム解析部351 に入
力できるようになる。
【0054】また照射野検出回路220 が求めた放射線照
射野Bを示す情報Stに基づいて、本読み用読取部40に
おける読取領域を制御するようにしてもよい。そうすれ
ば、蓄積性蛍光体シート103 上の放射線照射野のみにつ
いて本読みがなされるようになり、読取処理の高速化が
達成される。
【0055】さらに図1に示される装置は、本読み用読
取部と先読み用読取部とを個別に有しているが、例えば
特開昭58ー 67242号に示されるように本読み用読取系と
先読み用読取系とを兼用し、先読みが終了したならばシ
ート移送手段により蓄積性蛍光体シートを読取系に戻し
て本読みを行ない、先読み時には励起光エネルギー調整
手段により、励起光エネルギーが本読み時のそれよりも
小さくなるように調整してもよく、本発明方法はそのよ
うな装置によって放射線画像情報読取りを行う場合にお
いても適用可能である。
【0056】さらに、以上述べた実施例においては、先
読み画像信号から放射線照射野を検出するようにしてい
るが、本読み画像信号を利用して本発明方法により放射
線照射野を検出することも勿論可能である。このような
場合は、検出した照射野情報を、例えば画像処理条件設
定値cを適正に設定するために利用することができる。
【0057】なお、上記実施例は蓄積性蛍光体シートか
ら画像信号を読み取られた画像信号を用いた照射野検出
について説明したが、X線フイルムから読み取られた画
像信号等、その他の記録シートから得られた画像信号を
用いるようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る放射線画像の照射野検出方法は、照射野絞りを使用し
て分割撮影がなされた記録シートから画像信号を得る際
に分割パターンを規定する必要がなくなり、分割パター
ンの認識を行わずに、分割照射野を認識することが可能
となる。さらに照射野の中心と基準点とが一致しない場
合においても、精度良く照射野を検出することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法により照射野を検出して放射線画像
情報読取りを行う装置の概略構成図
【図2】本発明に係る蓄積性蛍光体シートへの放射線画
像情報記録状態を示す説明図
【図3】図1に示す装置の一部を詳しく示すブロック図
【図4】本発明方法における微分処理の方向を説明する
説明図
【図5】本発明に係る画像信号の分布状態と画像信号差
分値の分布状態を示すグラフ
【図6】エッジ候補点に沿った直線を検出する方法を説
明するためのグラフ
【図7】エッジ候補点に沿った直線で囲まれる領域を抽
出する方法を説明するための説明図
【図8】本発明の実施例により基準点に基づいて検出さ
れた領域を表す図
【図9】基準点により検出される領域の別の例を表す図
【図10】基準点により検出される領域のさらに別の例
を表す図
【図11】基準点により検出される領域のさらにまた別
の例を表す図
【図12】基準点により検出される領域のさらに別の例
を表す図
【図13】本発明における微分処理の方向設定の別の例
を示す説明図
【図14】本発明における微分処理の方向設定のさらに
別の例を示す説明図
【符号の説明】
20 放射線画像撮影部 30 先読み用読取部 40 本読み用読取部 100 放射線源 101 被写体 102 放射線 103 蓄積性蛍光体シート 104 絞り 201 先読み用レーザ光源 202 先読み用レーザ光 204 先読み用光偏向器 208 先読み用光検出器 210 先読み用シート移送手段 220 照射野検出回路 301 本読み用レーザ光源 302 本読み用レーザ光 305 本読み用光偏向器 310 本読み用光検出器 311 増幅器 312 A/D変換器 313 信号処理回路 314 制御回路 320 本読み用シート移送手段 103 A〜103 D 放射線照射野 a 読取ゲイン設定値 b 収録スケールファクター設定値 c 再生画像処理条件設定値 D1 〜Dn 微分処理の方向 So 本読み画像信号 Sp 先読み画像信号 Se エッジ候補点を示す情報 P1 〜P4 基準点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射野絞りを使用して、全体に1つの放
    射線画像が記録された記録シート、または全体が2つ以
    上の部分に分割されて、該各部分毎に放射線画像が記録
    された記録シートから前記放射線画像を担持する画像信
    号を得る際に、 前記画像信号から前記記録シート上の各位置におけるデ
    ジタル画像データを求め、 前記記録シート上の前記1つまたは2つ以上の全ての放
    射線画像内に位置する可能性のある複数の点を基準点と
    して設定し、該各基準点から前記記録シートの端部に向
    かう放射状の複数の方向に沿った前記画像データに基づ
    いて前記記録シート上の放射線照射野のエッジ部分であ
    ると考えられるエッジ候補点を前記各基準点毎に求め、 該各基準点毎に、前記エッジ候補点に沿った線で囲まれ
    る領域を検出し、 該各領域に共通する領域が存在する場合は、該共通する
    領域のうち最も多くの前記各領域が共通する領域を照射
    野とし、 前記各領域に共通する領域が存在しない場合は、該各領
    域を照射野とすることを特徴とする放射線画像の照射野
    検出方法。
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