JPH05191662A - 垂直偏向回路 - Google Patents

垂直偏向回路

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JPH05191662A
JPH05191662A JP203092A JP203092A JPH05191662A JP H05191662 A JPH05191662 A JP H05191662A JP 203092 A JP203092 A JP 203092A JP 203092 A JP203092 A JP 203092A JP H05191662 A JPH05191662 A JP H05191662A
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JP
Japan
Prior art keywords
circuit
vertical
sawtooth wave
vertical deflection
sawtooth
Prior art date
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Pending
Application number
JP203092A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Fukaya
裕史 布河谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノーマルモードとズームモードのワイド対応
テレビジョン受像機において、ズームモード時の垂直出
力回路のダイナミックレンジが小さくて済み、電源電圧
及び消費電力を共に少なくできること。 【構成】 鋸歯状波信号発生手段(12)にて鋸歯状波
信号を発生し、この鋸歯状波信号を振幅制限手段(1
8,14,17)に通して上下部をカットし、振幅を所
定範囲内に制限し、この振幅制限された鋸歯状波信号に
基づいて、垂直出力手段(16)から垂直偏向コイルに
対して振幅制限された垂直偏向電流を供給できるように
構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は垂直偏向回路に係り、特
にアスペクト比3:4の画面(ノーマルモード)とアス
ペクト比9:16の画面(ズームモード)の両方を映出
することが可能なワイド対応のテレビジョン受像機にお
ける垂直偏向回路に関する。
【0002】
【従来の技術】アスペクト比3:4の画面(ノーマルモ
ード)とアスペクト比9:16の画面(ズームモード)
の両方を映すことが可能なワイド対応のテレビジョン受
像機においては、ズームモード時に3:4の画面を約
1.3倍拡大して9:16のテレビ画面いっぱいに映像
を映し出すため、垂直振幅を大きくする必要がある。こ
のため、ズームモード時は、ノーマルモード時に比べて
垂直偏向電流のピーク・ピーク値が大きくなる。
【0003】図4は従来のワイド対応テレビジョン受像
機に使用される垂直偏向回路の構成図を示している。
【0004】図4において、入力端子11には図示しな
いディジタル部から送られてきた鋸歯状波作成用PWM
(パルス幅変調)信号S1 が入力される。このPWM信
号S1 は抵抗R1 とコンデンサC1 から成る積分回路1
2を通って右上がりの鋸歯状波信号S2 となり、さらに
エミッタフォロア回路13を通して出力される。エミッ
タフォロア回路13は、トランジスタQ1 のコレクタを
基準電位点に接続し、エミッタをエミッタ抵抗R2 を介
して直流電源+Bに接続して構成されている。エミッタ
フォロア回路13を通した鋸歯状波信号S3 は、反転ア
ンプ回路14を通って右下がりの鋸歯状波信号S4 とな
る。反転アンプ回路14は、トランジスタQ1 のエミッ
タ出力を直流阻止用コンデンサC2 及び抵抗R3 を介し
て差動アンプAの−端子に入力し、差動アンプAの+端
子にはツェナーダイオードZ1 による定電圧Vz1 を入
力し、差動アンプAの出力端に−端子の入力を反転した
出力を得るものである。反転アンプ回路14からの右下
がりの鋸歯状波信号S4 は、垂直増幅回路15で増幅さ
れ、垂直出力回路16を経て図示しない偏向ヨークの垂
直偏向コイルに垂直偏向電流を供給する。
【0005】この垂直偏向電流は、ノーマルモード時に
は図5(a) に示すようになり、ズームモードの時には図
5(b) に示すようにピーク・ピーク値が大きくなる。
【0006】このようにズームモード時には、垂直偏向
電流の振幅を大きくする必要があるため、これに伴い、
垂直出力回路の電源電圧及び消費電力のダイナミックレ
ンジをズームモード時に合わせて大きくしなければなら
ない。このため、ズームモード時に垂直出力回路に加わ
る走査期間の電圧は図2(b) の如く大きくされるのに対
し、ノーマルモード時における走査期間の電圧は図2
(a) に示すように小さく、ダイナミックレンジをズーム
モード時に合せて大きくとっている分、かなりの電力を
無駄に熱として放出することになってしまう。また、設
計の面から見ても、垂直出力回路の電源電圧が高く設定
され、大きな消費電力が必要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の垂
直偏向回路は、ズームモード時の垂直出力回路のダイナ
ミックレンジを大きくする必要があるために、ノーマル
モード時において垂直出力回路の電源電圧及び消費電力
が大きくなり、熱を発生するという問題があった。
【0008】そこで、本発明は上記の問題を除去するた
めのもので、ズームモード時の垂直出力回路のダイナミ
ックレンジが小さくて済み、電源電圧及び消費電力とも
少なくすることができる垂直偏向回路を提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の垂直偏向回路
は、鋸歯状波信号の発生手段と、前記鋸歯状波信号の上
下部をカットし、振幅を所定範囲内に制限する振幅制限
手段と、この振幅制限手段を通した鋸歯状波信号に基づ
いて、垂直偏向コイルに振幅制限された垂直偏向電流を
供給する垂直出力手段とを具備したことを特徴とするも
のである。
【0010】
【作用】本発明においては、垂直出力手段前段の振幅制
限手段において、ズームモード時の鋸歯状波信号の画面
に映らない部分に相当する上下部をカットしてノーマル
モード時と同等のピーク・ピーク値とすることによっ
て、垂直出力手段のダイナミックレンジを小さくしたた
め、垂直出力手段の電源電圧、消費電力を共に少なくす
ることができる。
【0011】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は本発明の一実施例の垂直偏向回路を示すブロック図
である。
【0012】図1において、図4と同一の構成要素には
同一符号を付して説明する。図4と異なる点は、エミッ
タフォロア回路13の出力端と反転アンプ14の入力端
との間に鋸歯状波上部カット回路18を設ける一方、反
転アンプ回路14の出力端と垂直増幅回路15の入力端
との間に鋸歯状波上部カット回路19を設け、ズームモ
ード時には鋸歯波信号の上下部をカットし、振幅制限を
行えるように構成したものである。但し、鋸歯状波上部
カット回路18,19による振幅制限の範囲は、ノーマ
ルモード時の鋸歯状波信号のピーク・ピーク値にほぼ設
定されている。
【0013】図1の構成を詳しく説明する。入力端子1
1には図示しないディジタル部から送られてきた鋸歯状
波作成用PWM(パルス幅変調)信号S11が入力され
る。いま、ズームモード時において、このPWM信号S
1 は抵抗R1 とコンデンサC1 から成る積分回路12を
通って右上がりの鋸歯状波信号S12となり、さらにエミ
ッタフォロア回路13を通して出力される。エミッタフ
ォロア回路13は、トランジスタQ1 のコレクタを基準
電位点に接続し、エミッタをエミッタ抵抗R2 を介して
直流電源+Bに接続して構成されている。エミッタフォ
ロア回路13を通した右上がりの鋸歯状波信号S13は、
鋸歯状波上部カット回路18で鋸歯状波の上部(走査期
間の終わりから帰線期間の始めにかけて、ズームモード
時に画面に映らない部分)がカットされる。
【0014】鋸歯状波上部カット回路18は例えばツェ
ナーダイオードZ2 で構成され、そのカットレベルはツ
ェナー電圧Vz2である。次に、反転アンプ回路14を通
して右下がりの鋸歯状波信号S14となる。反転アンプ回
路14は、トランジスタQ1 のエミッタ出力を直流阻止
用コンデンサC2 及び抵抗R3 を介して差動アンプAの
−端子に入力し、差動アンプAの+端子にはツェナーダ
イオードZ1 による定電圧Vz1 を入力し、差動アンプ
Aの出力端に−端子の入力を反転した出力を得る構成と
なっている。反転アンプ回路14で右下がりとなった鋸
歯状波信号S14は、鋸歯状波上部カット回路19で鋸歯
状波の上部(帰線期間の終わりから走査期間の始めの画
面の映らない部分)がカットされる。鋸歯状波上部カッ
ト回路19は例えばツェナーダイオードZ3 で構成さ
れ、そのカットレベルはツェナー電圧Vz3である。こう
して上下カットされ、ノーマルモード時と同等のピーク
・ピーク値に振幅制限された鋸歯状波信号S15を垂直増
幅回路15に送る。鋸歯状波信号S15は垂直増幅回路1
5で増幅され、垂直出力回路16を経て図示しない偏向
ヨークの垂直偏向コイルに垂直偏向電流を供給する。
【0015】以上の構成において、ズームモード時に垂
直出力回路16に加わる電圧は図2(b) に示すようにな
り、垂直出力回路16から図示しない偏向ヨークへ送ら
れる垂直偏向電流は、図2(b) に示すようにピーク・ピ
ーク値が従来のノーマルモード時と同等に小さくなり、
走査期間の始めと終わりと、帰線期間の終わりと始めに
当る部分が一定値の電流となる。なお、ノーマルモード
時は前記鋸歯状波上部カット回路18,19を通過する
鋸歯状波信号は振幅制限を受けることがなく、垂直出力
回路16に加わる電圧及び垂直偏向電流は図2(a) に示
すようになる。ズームモード時に、垂直出力回路16に
加わる電圧は走査期間の電圧は、ノーマルモード時のそ
れと同等である(図2(a) ,(b) 参照)。
【0016】ズームモード時の垂直偏向電流のピーク・
ピーク値がノーマルモード時と同等に設定されるため、
垂直出力回路16に加わる電圧のピーク・ピーク値も小
さく、垂直出力回路16のダイナミックレンジが図4の
場合に比べ小さくて済む。
【0017】図3はノーマルモード時、ズームモード時
の画面を示すものである。図3(a) はアスペクト比9:
16のワイド画面に3:4の画面を映したノーマルモー
ドの状態を示している。画面左右の何も映らないブラン
ク部分をなくするように3:4の画面を約1.3倍に拡
大し、9:16の画面いっぱいに映像を映し出したもの
が、図3(b) に示すズームモードである。本実施例で
は、ズームモード時に画面の上下部にはみ出して映出さ
れない部分にあたる鋸歯状波信号を、鋸歯状波上部カッ
ト回路18,19にてカットしているので、無駄な電力
を消費せず、熱の発生を防止できる。
【0018】尚、図2(b) における垂直偏向電流の一定
値になった部分は、画面に映らないとはいえ、そのまま
にしておくとCRTの上部と下部に偏向されないビーム
が集まり、その部分が焼けてネック折れが生じる虞れが
あるので、CRTの上下部にブランキングをかけて絵柄
を出さないようにする。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ズー
ムモード時の垂直出力回路のダイナミックレンジが小さ
くなったため、今までノーマルモード時に消費電力の損
失分のために発生していた熱がなくなり、電力を効率的
に利用できる。また、垂直出力回路の電源電圧も小さく
て済み、設計上有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の垂直偏向回路の構成を示す
図。
【図2】図1の実施例における垂直偏向電流及び垂直出
力回路に加わる電圧の波形を示す図。
【図3】ノーマルモード時とズームモード時の画面を示
す図。
【図4】従来の垂直偏向回路の構成を示す図。
【図5】図4の従来例における垂直偏向電流及び垂直出
力回路に加わる電圧の波形を示す図。
【符号の説明】
12 鋸歯状波発生用積分回路(鋸歯状波信号の発生手
段) 14 反転アンプ回路 15 垂直増幅回路 16 垂直出力回路(垂直出力手段) 18,19 鋸歯状波上部カット回路 14,18,19 振幅制限手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋸歯状波信号の発生手段と、 前記鋸歯状波信号の上下部をカットし、振幅を所定範囲
    内に制限する振幅制限手段と、 この振幅制限手段を通した鋸歯状波信号に基づいて、垂
    直偏向コイルに振幅制限された垂直偏向電流を供給する
    垂直出力手段とを具備したことを特徴とする垂直偏向回
    路。
JP203092A 1992-01-09 1992-01-09 垂直偏向回路 Pending JPH05191662A (ja)

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JP203092A JPH05191662A (ja) 1992-01-09 1992-01-09 垂直偏向回路

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JP203092A JPH05191662A (ja) 1992-01-09 1992-01-09 垂直偏向回路

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JPH05191662A true JPH05191662A (ja) 1993-07-30

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JP203092A Pending JPH05191662A (ja) 1992-01-09 1992-01-09 垂直偏向回路

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