JPH05190357A - 摺動トランス - Google Patents

摺動トランス

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Publication number
JPH05190357A
JPH05190357A JP4038883A JP3888392A JPH05190357A JP H05190357 A JPH05190357 A JP H05190357A JP 4038883 A JP4038883 A JP 4038883A JP 3888392 A JP3888392 A JP 3888392A JP H05190357 A JPH05190357 A JP H05190357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
primary
power
transformer
secondary side
bars
Prior art date
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Pending
Application number
JP4038883A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Inoue
潔 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
INR Kenkyusho KK
Original Assignee
INR Kenkyusho KK
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Publication date
Application filed by INR Kenkyusho KK filed Critical INR Kenkyusho KK
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Publication of JPH05190357A publication Critical patent/JPH05190357A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接触通電のブラッシ等を排除して非接触で通
電するようにし、メンテナンスの不要な通電装置の提
供。 【構成】 1軸もしくは平行軸(3)上に、トランスの
1次側(1)及び2次側(2)の少なくとも一方を摺動
自在に設け、1次側(1)と2次側(2)の間に高周波
でパワーの供給もしくはパワーの供給と信号の伝達を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は摺動トランスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動体への通電、即ち移動体にパ
ワーの供給をしたり信号の伝達をするのには、通常スリ
ップラインにプラッシを接触して通電するが、この接触
通電による場合、プラッシの摩耗、溶着等が問題であ
り、接触抵抗の増加によって通電エネルギー損失があ
り、又、信号の伝達にノイズが発生し歪みを伴う等、安
定した供給、伝達ができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような欠
点を除去するために、接触通電のブラッシ等を排除して
非接触で通電するようにし、全くメンテナンスフリーの
通電装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】1軸もしくは平行軸上
に、トランスの1次側及び2次側の少なくとも一方を摺
動自在に設け、前記1次側と2次側間に高周波でパワー
の供給もしくはパワーの供給と信号の伝達を行うように
したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】前記のように本発明は、トランスの1次側及び
2次側の少なくとも一方を磁性材の軸上に摺動自在に設
け、前記1次側と2次側間に高周波でパワーの供給もし
くはパワーの供給と信号の伝達を行うようにしたもので
あるから、非接触で移動体への通電ができ、信号の送受
信が容易にでき、常に安定したパワーの供給、損失のな
いパワー供給ができ、高エネルギーの供給が容易にでき
る。又、ノイズの発生がない信号の伝達をすることがで
き、これにより供給パワー制御などの自動制御が容易に
できる。又、移動体へのエネルギーの供給、信号の伝達
がスリップラインやブラッシの除去により非接触で行え
るから、消耗、溶着がなく接触抵抗の劣化等も全くな
く、メンテナンスが不要になる効果が得られる。
【0006】
【実施例】以下、図面の一実施例により本発明を説明す
る。図1において、1及び2はトランス結合する1次側
及び2次側で、各々がコアー11,21とこれに巻回し
たコイル12,22より構成され、1次側1は平行軸3
に固定され、2次側2は軸に摺動可能に設けられる。摺
動部分には合成樹脂のブッシュ4を嵌合し、このブッシ
ュに2次側コアー21の両端を結合して摺動自在に設け
る。平行軸3には、フェライトバーとかハイシリコンス
ティール棒等の磁性材を用いる。図2はトランスの2次
側2の断面図で、軸3にブッシュ4が同軸に嵌合し、こ
れにコアー21が固着して摺動する。固定する1次側1
から摺動移動する2次側2へのパワーの供給は、電源か
ら供給される電力を発振器で高周波交流に変調して1次
側コイル12に入力する。摺動する2次側コイル22に
は、電磁誘導により電圧が生じ、これを所要に復調し整
流等して移動体に供給し、非接触で所要のパワー供給す
ることができる。トランス結合する高周波は、通常10
0kHz〜10MHz程度を利用し、周波数が高いと誘
導起電力が増大するから、例えば周波数が250kHz
のとき磁束密度を14500G程度、周波数1MHzで
磁束密度が300G程度になるよう磁性材軸3を含めて
トランスの磁束密度を低く保つように設計する。これに
より1次側から2次側に供給するパワーは、10W〜1
kW程度を容易に供給することができる。又、パワーの
供給と同時に制御信号等も伝達でき、FM変調、復調し
て信号伝達を行う。電源回路としては、AC−DC−H
F、AC−DC−HF−AC、AC−DC−HF−DC
インバーター、PWMインバーター等を利用する。摺動
する2次側2から移動体にパワー供給し、又、復調変換
等のための信号の伝達を行い、又、移動体から検出した
信号を2次側2から1次側1に伝送して制御をする。
【0007】このようにパワーの供給、信号の伝達に非
接触でスリップラインとかブラッシがないので、信号の
伝達にノイズの発生がなく、パルス的エネルギーの供給
においても歪ませずに損失がなく、安定にエネルギー供
給することができる。尚、図1に於いて1次側1を固定
しないで移動可能に設け、軸3上の位置を所定位置に移
動させてセットすることができる。
【0008】図3は1軸上に摺動トランスを設けたもの
で、5が1次側で固定し、6が摺動移動する2次側で1
軸の磁性材7を摺動する。2次側6には、摺動移動を円
滑にするために軸7に接触するローラー8を設けてあ
る。1次側コイル51により発生する磁束は、中心軸7
を通り2次側コイル61に電磁誘導し、ハイパワーを供
給することができる。2次側6は移動体と共に軸7上を
摺動移動し、1次側5との間隔距離を狭めたり遠ざかる
変動をするが、中心軸7を通る磁束密度は、ほぼ一定し
て常に高エネルギーの供給をすることができる。従っ
て、これを例えばリニアーモーター等と組み合わせてリ
ニアー移動する移動体へのパワー供給装置として利用す
ることができる。
【0009】図4は、摺動トランスを用いてエネルギー
供給するインバーター回路の一実施例である。電源9
は、整流器91による整流出力をFETスイッチ92の
オン、オフスッチングによって高周波パルスを発生させ
る。93は制御パルス発振器、94は判別制御回路で、
出力電流を信号として正常範囲にあるときのみゲートを
開いて発振器93の出力をスイッチ92に加え、高周波
パルスを発生させる。発生パルスは摺動トランスの1次
側51を励磁し、摺動移動する2次側61に誘起する出
力を整流回路10で全波整流して移動体11に供給す
る。このインバーターはAC−DC−HF−DC回路を
構成する。移動体11にACパワーを供給するときは、
AC−DC−HF−DC−AC回路を用いてACパワー
を供給する。尚,DC−HF変換にはPWM回路を用い
ることができ、又、移動体へは電力供給だけでなく、信
号の伝達を行わせることができ、信号コイルに変調、復
調回路を設けて高周波伝達をすることにより移動体の自
動制御をし、又、移動体に設けたセンサーからの信号を
摺動トランスを通してフィードバックすることにより安
定した自動制御をすることができる。尚、このようなイ
ンバーター回路を構成するパワー、信号の変換回路を摺
動トランスの1次側、2次側の一方もしくは両方に組み
込み、移動トランスインバーターとして設けることがで
きる。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明は、トランスの1次
側及び2次側の少なくとも一方を磁性材の1軸もしくは
平行軸上に摺動自在に設け、前記1次側と2次側間に高
周波でパワーの供給もしくはパワーの供給と信号の伝達
を行うようにしたものであるから、非接触で移動体への
通電ができ、又、信号の送受信が容易にでき、常に安定
したパワーの供給、損失のない高効率で所要のパワー供
給をすることができ、高エネルギーの供給が容易にでき
る。又、非接触でノイズの発生しない安定した信号を正
確に伝送することができ、この信号の送受信により移動
体への供給エネルギーの制御、信号制御が常に適切にで
きる効果がある。又、このような移動体へのエネルギー
の供給、信号の伝達がスリップラインやブラッシを除去
して、非接触で行えるから、消耗、溶着がなく、接触抵
抗を問題にすることもなくメンテナンスが不要となる効
果が得られる。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例構成図である。
【図2】図1の一部の側断面図である。
【図3】他の実施例構成図である。
【図4】インバーター電源回路の一実施例回路図であ
る。
【符号の説明】
1 1次側 11 コアー 12 コイル 2 2次側 21 コアー 22 コイル 3 軸 4 ブッシュ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性材の1軸もしくは平行軸上に、1次
    側及び2次側の少なくとも一方を摺動自在に設け、前記
    1次側と2次側間に高周波でパワーの供給もしくはパワ
    ーの供給と信号の伝達を行うようにしたことを特徴とす
    る摺動トランス。
JP4038883A 1992-01-09 1992-01-09 摺動トランス Pending JPH05190357A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4038883A JPH05190357A (ja) 1992-01-09 1992-01-09 摺動トランス

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JP4038883A JPH05190357A (ja) 1992-01-09 1992-01-09 摺動トランス

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Publication Number Publication Date
JPH05190357A true JPH05190357A (ja) 1993-07-30

Family

ID=12537613

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4038883A Pending JPH05190357A (ja) 1992-01-09 1992-01-09 摺動トランス

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JP (1) JPH05190357A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007049604A1 (ja) * 2005-10-24 2007-05-03 Nikon Corporation 用力伝送装置、ステージ装置、露光装置、及びデバイス製造方法
JP2009072405A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Toko Inc 回転玩具

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007049604A1 (ja) * 2005-10-24 2007-05-03 Nikon Corporation 用力伝送装置、ステージ装置、露光装置、及びデバイス製造方法
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