JPH0518989Y2 - - Google Patents

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JPH0518989Y2
JPH0518989Y2 JP1987200242U JP20024287U JPH0518989Y2 JP H0518989 Y2 JPH0518989 Y2 JP H0518989Y2 JP 1987200242 U JP1987200242 U JP 1987200242U JP 20024287 U JP20024287 U JP 20024287U JP H0518989 Y2 JPH0518989 Y2 JP H0518989Y2
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filament
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mooring device
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accommodating
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、線条体係留装置の改良に係わり、更
に詳しくは張設した線条体に棚板等を取付けて組
立式ラツク装置等を構成する係留装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の係留装置としては、実公昭61−
12846号公報にて開示される如く、中空筒体内に
先細り形状のテーパー穴を形成し、該テーパー穴
に接触、複数のボールを遊嵌し、且つ一端固定の
バネで常に一定方向の押圧力が付与され、しかも
前記ボール間に嵌入される線条体を挿通し得る挿
入孔を持つたスリーブを、中空筒体にその一端が
筒体外部に突出する如く摺動自在に内挿配備し、
棚を取付ける受部材に前記筒体を螺着結合する棚
等用受具が提供され、受具に線条体を挿通した状
態ではワンタツチで固定できるにも係わらず、前
記線条体をスリーブ内に固定するには、その先端
からスリーブに挿入しなければならず、従つて多
段に棚を設ける場合には予め複数の該受具を挿通
させておく必要があり、その為組立作業中に設計
変更や過不足が生じた場合には線条体の先端から
挿脱しなければならず、また分解作業も該受具を
線条体の先端から抜かなければならず、作業に手
間のかかるものであつた。また、それに対して本
体に外側方へ開口した溝を設け、予め張設した線
条体を側方から溝内に挿通した状態で該溝に沿つ
て螺軸を螺合して線条体を固定する構造のものも
提供されているが、線条体を溝内に挿脱する際に
は前記螺軸を全て取り払わなければならず、簡易
な構造でコストは低いものの、その作業にやはり
手間がかかる問題を有するとともに、外した螺軸
を紛失する等の問題を有するものであつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとする
ところは、予め張設した線条体に側方から容易に
挿入固定ができるとともに、取外し作業も極めて
短時間で容易に行うことができ、棚板等の取付け
取外しが容易で安価な線条体係留装置を提供する
点にある。
〔問題点を解決する為の手段〕
本考案は、前述の問題解決の為に、本体一側か
ら他側へ貫通する線条体収容部を形成し且つ該収
容部から本体外側方へ該線条体が通過し得る幅の
切欠開口を直線状に連通するとともに、前記本体
の外側方から前記開口に対して鋭角となして前記
収容部に連通する螺孔を形成し、該螺孔には先端
が前記収容部に達し且つ該収容部に挿通した線条
体を締着し得る長さの螺軸を螺合し、本体形状
を、基部の下部に上面を当止面となした膨出部を
形成した形状としてなる係留具と、前記係留具の
基部に嵌合し且つ膨出部の当止面に載置し得るリ
ング状の係止部を形成し、該係止部の周囲一部に
線条体が通過し得る切欠を設けてなる被係留部材
とよりなる線条体係留装置を構成した。
〔作用〕
以上の如き内容からなる本考案の線条体係留装
置は、ブロツク状本体の切欠開口に線条体を側方
から挿入し且つ収容部に位置させて、該線条体を
本体一側から他側へ貫通した状態に配し、前記開
口に対して鋭角となして設けた螺孔に螺軸を螺合
し、該螺軸の先端を収容部に突出させて前記線条
体を締着固定し、そして被係留部材のリング状係
止部をその切欠から線条体に通した後、該係止部
を係留具の本体基部に外嵌し且つ膨出部の当止面
に載置して連結するものであり、取外す場合には
前記螺軸を前記収容部及び切欠開口から臨めない
位置まで僅かに緩めるだけで、前記線条体を収容
部及び開口から抜き去るものである。
〔実施例〕
次に添付図面に示した実施例に基づき更に本考
案の詳細を説明する。
第1図a,b及び第2図は本考案の代表的実施
例を示し、図中Aは係留具、Bは係留具Aを固定
する線条体、Cは係留装置Aを介して線条体Bに
連結する被係留部材をそれぞれ示している。
係留具Aは、ブロツク状本体1の中央部に一側
から他側へ貫通しワイヤーロープ等の線条体Bを
挿通する収容部2を形成し且つ該収容部2から本
体1外側方へ該線条体Bが通過し得る幅の切欠開
口3を直線状に一体連通するとともに、前記本体
1の外側方から前記開口3の切欠方向に対して鋭
角となして前記収容部2に連通する螺孔4を傾斜
形成し、該螺孔4には螺軸5を螺合し、前記収容
部2に線条体Bを挿通した状態でその先端の押圧
部6により該線条体Bを締着し得るように該螺軸
5の長さは設定されてあり、更に本体1の適所に
は被係留部材Cを連結固定し得る取付部7を設け
ている。更に詳しくは、本実施例では前記本体1
は中央部に円柱状の基部8を有し、その下部を段
設して膨出部9を一体形成し、該膨出部9の上面
を当止面10となして前記取付部7を構成し、該
基部8の上面には直径の小さい円柱状の突起11
を一体形成している。そして前記収容部2は、同
軸状に配した前記基部8、膨出部9及び突起11
を上下に貫通させて形成し、前記開口3により該
収容部2の全長に渡つて側方を開放している。
尚、前記本体1形状は上記形状に限るものではな
く、単純円柱形、直方体形、断面コ字形、断面1
形及び断面H形等の使用目的に応じた形状となす
ことが可能である。また実用上、前記開口3の切
欠方向と前記螺孔4の軸方向とのなす角度θを30
〜45°に設定すれば、該螺孔4を穿設加工し易く
且つ及前記線条体Bの締着力も損なうことがない
等の利点がある。更に、前記収容部2内に適宜ダ
ボを突設することにより、又は該収容部2を曲設
することにより、線条体Bに対する連結を更に強
固にすることが可能である。
前記線条体Bは、前記螺軸5先端の押圧部6に
よる締着に対して断線や極度に陥没することがな
いものであれば各種のロープを採用し得る。
前記被係留部材Cは、本実施例では第2図〜第
4図に示す如く、杆体12の一側端に前記係留具
Aの基部8に嵌合し得るリング状の係止部13を
形成し、該係止部13の周囲一部に前記線条体B
が通過し得る幅の切欠14を設けてあり、該係止
部13の上下厚みを前記基部8の軸方向長さの略
半分に設定し、他の同様な被係留部材Cの係止部
13とともに、前記基部8に嵌合した場合、上方
の係止部13の上面と該基部8の上面が略面一に
なるようにしている。尚、本実施例では二本の被
係留部材Cを連結し得るように構成したが、更に
多数の被係留部材Cを同時に前記係留具Aに連結
し得るように構成できる。
しかして、本考案の係留具Aを用いて例えば第
5図に示す組立式ラツクDを構成する場合には、
両側に間隔を隔てて支柱15,15を立設し、そ
れぞれの支柱15の前後及び外側方にアンカー1
6,……固定し、一側の三つの該アンカー16に
一端を連結した三本の線条体Bを、前記支柱15
上部に張り出したスペーサー腕17,……の端部
に挿通した後、該支柱15の上端に挿通し、更に
他方の支柱15の先端を挿通した後同様にスペー
サー腕17,……を挿通して下方のアンカー1
6,……に張設連結し、それぞれの線条体Bの所
定位置に、前記係留具Aを開口3から線条体Bを
受入れ、収容部2に位置させた状態で、螺軸5を
螺合して該線条体Bに締着固定し、そして該係留
具Aより上方位置の線条体Bに棚受部材としての
被係留部材Cの係止部13を切欠14から挿通し
た後、下方の基部8に外嵌して該係止部13を取
付部7の当止面10に載置して、二本の線条体
B,B間に渡設し、該被係留部材Cの上面にガラ
ス板、化粧板等からなる棚板18を載置し、該棚
板18の側縁を前記係留具Aの突起11側面に当
接し、横方向の移動を規制して取付けている。ま
た、図示しないが本考案の係留具Aの取付部7を
直接棚板又は側板等に固定して、横設又は垂設し
た線条体Bに固定することも可能であり、前記本
体1形状及び取付部7の構造を適宜変更すること
により各種の被係留部材Cを線条体Bに連結する
ことが可能である。
〔考案の効果〕
以上にしてなる本考案の線条体係留装置によれ
ば、本体一側から他側へ貫通する線条体収容部を
形成し且つ該収容部から本体外側方へ該線条体が
通過し得る幅の切欠開口を直線状に連通するとと
もに、前記本体の外側方から前記開口に対して鋭
角となして前記収容部に連通する螺孔を形成し、
該螺孔には先端が前記収容部に達し且つ該収容部
に挿通した線条体を締着し得る長さの螺軸を螺合
し、本体形状を、基部の下部に上面を当止面とな
した膨出部を形成した形状としてなる係留具と、
前記係留具の基部に嵌合し且つ膨出部の当止面に
載置し得るリング状の係止部を形成し、該係止部
の周囲一部に線条体が通過し得る切欠を設けてな
る被係留部材とよりなるので、螺軸を緩めた状態
の係留具を張設した線条体の側方から開口を通し
て収容部に挿入し、前記螺軸を螺合するだけで極
めて容易に線条体に締着固定でき、そして被係留
装置のリング状係止部をその切欠から線条体に通
した後、該係止部を係留具の本体基部に外嵌し且
つ膨出部の当止面に載置することによつて強固且
つガタつきなく極めて容易に連結することがで
き、また前記螺軸を螺合する螺孔を、本体の外側
方から前記開口に対して鋭角となして前記収容部
に連通するように設けたことにより、該螺軸の先
端を前記収容部から没する程度に緩めて後退させ
るだけで、係留具を前記線条体から側方へ容易に
取外すことができ、しかも鋭角となしたので前記
線条体に対する締着力が強く、それが低下するこ
とがないものである。そして、該係留具に被係留
部材を連結して、組立式ラツク等の各種の構造物
を容易に組立てることができるとともに、組立て
分解作業も前記線条体の両端を固定して張設した
状態で該線条体の側方から極めて容易に行えるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案の係留具の代表的実施例を示
す全体斜視図、第1図bはその横断平面図、第2
図は線条体に係留具を介して被係留部材を連結す
る状態を示す要部の斜視図、第3図は第2図の連
結した後の状態を示す部分側面図、第4図は第3
図の平面図、第5図は本考案の係留具を用いて構
成した組立式ラツクの全体斜視図である。 A……係留具、B……線条体、C……被係留部
材、D……組立式ラツク、1……本体、2……収
容部、3……開口、4……螺孔、5……螺軸、6
……押圧部、7……取付部、8……基部、9……
膨出部、10……当止面、11……突起、12…
…杆体、13……係止部、14……切欠、15…
…支柱、16……アンカー、17……スペーサー
腕、18……棚板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 本体一側から他側へ貫通する線条体収容部を形
    成し且つ該収容部から本体外側方へ該線条体が通
    過し得る幅の切欠開口を直線状に連通するととも
    に、前記本体の外側方から前記開口に対して鋭角
    となして前記収容部に連通する螺孔を形成し、該
    螺孔には先端が前記収容部に達し且つ該収容部に
    挿通した線条体を締着し得る長さの螺軸を螺合
    し、本体形状を、基部の下部に上面を当止面とな
    した膨出部を形成した形状としてなる係留具と、 前記係留具の基部に嵌合し且つ膨出部の当止面
    に載置し得るリング状の係止部を形成し、該係止
    部の周囲一部に線条体が通過し得る切欠を設けて
    なる被係留部材と、 よりなることを特徴とする線条体係留装置。
JP1987200242U 1987-12-28 1987-12-28 Expired - Lifetime JPH0518989Y2 (ja)

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JPH01104232U JPH01104232U (ja) 1989-07-13
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5137776U (ja) * 1974-09-13 1976-03-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5846684Y2 (ja) * 1980-04-10 1983-10-24 吉阪 邦夫 組立棚用の棚板接合、固定具

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