JPH05188Y2 - - Google Patents
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- JPH05188Y2 JPH05188Y2 JP1986157510U JP15751086U JPH05188Y2 JP H05188 Y2 JPH05188 Y2 JP H05188Y2 JP 1986157510 U JP1986157510 U JP 1986157510U JP 15751086 U JP15751086 U JP 15751086U JP H05188 Y2 JPH05188 Y2 JP H05188Y2
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- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［技術分野］
本考案は、長期にわたり寝た状態等の人に使用
される床擦れ防止マツトに関し、詳しくは発汗に
伴う床擦れを抑制し、このようになしながら、表
層にしわが寄つて接触感が低下するのを回避し、
かつ耐久性を向上させようとする技術に関する。
される床擦れ防止マツトに関し、詳しくは発汗に
伴う床擦れを抑制し、このようになしながら、表
層にしわが寄つて接触感が低下するのを回避し、
かつ耐久性を向上させようとする技術に関する。
［背景技術］
従来、床擦れ防止マツトの材質はウレタンシー
ト等の単体層のものが用いられていて、シール性
はあるが吸湿性がなく、このため、むれが生じた
り、マツト上に汗が溜まる等の問題があつた。
又、繊維とウレタンシート等をラミネート及び接
着したタフタシート等もあるが、上述のものと同
じように吸湿性が悪く、むれが生じたり、汗が溜
まるものとなつていた。すなわち従来のマツトの
シートの材質は弾性を有しシール製を有していた
が吸湿性が悪いものであつた。
ト等の単体層のものが用いられていて、シール性
はあるが吸湿性がなく、このため、むれが生じた
り、マツト上に汗が溜まる等の問題があつた。
又、繊維とウレタンシート等をラミネート及び接
着したタフタシート等もあるが、上述のものと同
じように吸湿性が悪く、むれが生じたり、汗が溜
まるものとなつていた。すなわち従来のマツトの
シートの材質は弾性を有しシール製を有していた
が吸湿性が悪いものであつた。
［考案の目的］
本考案はこのような問題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、良好な吸湿性
を有して発汗に伴う床擦れを防止することがで
き、かかる場合に、マツト表面にしわが生じるの
を抑制して、接触感を損なうのを回避することが
でき、かつ耐久性を高める床擦れ防止マツトを提
供することにある。
であり、その目的とするところは、良好な吸湿性
を有して発汗に伴う床擦れを防止することがで
き、かかる場合に、マツト表面にしわが生じるの
を抑制して、接触感を損なうのを回避することが
でき、かつ耐久性を高める床擦れ防止マツトを提
供することにある。
［考案の開示］
本考案の床擦れ防止マツトは、吸湿性を有する
合成樹脂製の吸湿素材層１と気体を通さない気密
性を有する気密素材層２とを一体化したシート３
により加工され内部に空気袋４が形成された床擦
れ防止マツトであつて、マツト外面側が吸湿素材
層１となり、マツト内面側が気密素材層２となる
ようにしたことを特徴とするものであり、このよ
うに構成することによつて、上記目的を達成した
ものである。つまり、マツト外面側が吸湿素材層
１としてあり、マツト内面側が気密素材層２とし
てあるから、外面側の吸湿素材層１により患者の
汗を吸い取ることで、むれを防止するとともに汗
がマツト表面に溜まるのを防止することができ、
又、吸い取られた汗は内面側の気密素材層２によ
つてマツト内部に浸入するのを防止することがで
き、かつ吸湿性を有する合成樹脂製の吸湿素材層
１と気体を通さない気密性を有する気密素材層２
とを一体化したシート３により加工され内部に空
気袋４が形成された床擦れ防止マツトであつて、
空気袋４に圧力空気を充填する場合の動きにおい
て、表層の吸湿素材層１と裏層の気密素材層２と
が一体化されていて、表層の吸湿素材層１にしわ
が生じ難く、床擦れ防止マツトとして接触感がよ
く、かつ気体を通さない気密素材層２には吸湿素
材層１が一体化されていて、例えば塩化ビニル、
ウレタン、ゴムなどの弾性シート製の気密素材層
の耐圧力強度を高めることができ、空気袋４に圧
力空気を充填させる床擦れ防止マツトの耐久性を
向上させるようにしたものである。
合成樹脂製の吸湿素材層１と気体を通さない気密
性を有する気密素材層２とを一体化したシート３
により加工され内部に空気袋４が形成された床擦
れ防止マツトであつて、マツト外面側が吸湿素材
層１となり、マツト内面側が気密素材層２となる
ようにしたことを特徴とするものであり、このよ
うに構成することによつて、上記目的を達成した
ものである。つまり、マツト外面側が吸湿素材層
１としてあり、マツト内面側が気密素材層２とし
てあるから、外面側の吸湿素材層１により患者の
汗を吸い取ることで、むれを防止するとともに汗
がマツト表面に溜まるのを防止することができ、
又、吸い取られた汗は内面側の気密素材層２によ
つてマツト内部に浸入するのを防止することがで
き、かつ吸湿性を有する合成樹脂製の吸湿素材層
１と気体を通さない気密性を有する気密素材層２
とを一体化したシート３により加工され内部に空
気袋４が形成された床擦れ防止マツトであつて、
空気袋４に圧力空気を充填する場合の動きにおい
て、表層の吸湿素材層１と裏層の気密素材層２と
が一体化されていて、表層の吸湿素材層１にしわ
が生じ難く、床擦れ防止マツトとして接触感がよ
く、かつ気体を通さない気密素材層２には吸湿素
材層１が一体化されていて、例えば塩化ビニル、
ウレタン、ゴムなどの弾性シート製の気密素材層
の耐圧力強度を高めることができ、空気袋４に圧
力空気を充填させる床擦れ防止マツトの耐久性を
向上させるようにしたものである。
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。
る。
床擦れ防止マツトＡは上のシート３と下のシー
ト３とを適宜間隔を隔てて溶着して上下のシート
３，３間に蛇行する一連の空気袋４を構成したも
のであり、この空気袋４に空気ポンプから圧力空
気を導入して膨張させてベツト上等において使用
するものである。
ト３とを適宜間隔を隔てて溶着して上下のシート
３，３間に蛇行する一連の空気袋４を構成したも
のであり、この空気袋４に空気ポンプから圧力空
気を導入して膨張させてベツト上等において使用
するものである。
シート３は吸湿性を有する吸湿素材層１と気体
を通さない気密性を有する気密素材層２から形成
され、そしてマツト外面側が吸湿素材層１とな
り、マツト内面側が気密素材層２となるようにし
てある。
を通さない気密性を有する気密素材層２から形成
され、そしてマツト外面側が吸湿素材層１とな
り、マツト内面側が気密素材層２となるようにし
てある。
このように、マツト外面側が吸湿素材層１とし
てあり、マツト内面側が気密素材層２としてあつ
て、外面側の吸湿素材層１により患者の汗を吸い
取ることで、むれを防止し、汗がマツト表面に溜
まるのを防止し、又、吸い取られた汗は内面側の
シール素材層２によつてマツト内部に浸入するの
を防止するのである。
てあり、マツト内面側が気密素材層２としてあつ
て、外面側の吸湿素材層１により患者の汗を吸い
取ることで、むれを防止し、汗がマツト表面に溜
まるのを防止し、又、吸い取られた汗は内面側の
シール素材層２によつてマツト内部に浸入するの
を防止するのである。
そして、吸湿素材層１及びシート素材層２はポ
リエステル製であり、特に吸湿素材層１はポリエ
ステル繊維の幹ポリマーにアクリル酸、メタアク
リル酸及びメタクリル酸のような親水性モノマー
をグラフト反応させて永久吸湿加工を施してあ
る。更に詳述すれば、吸湿素材層１は小松精錬株
式会社において実施されているポリエステル繊維
に「マーバス」と称する改質加工を加えたもので
あり、この「マーバス」と称する改質加工によ
り、ポリエステル繊維に天然繊維のような永久吸
湿特性を得、静電気の帯電防止特性が加えられ、
このような帯電防止により、塵あいが付着して汚
れるのを防止し、更に油性、水性いずれの汚れも
簡単に落ち、洗濯の再汚染もなくすことができ、
それでいてポリエステル繊維の固有の特性である
速乾性、寸法安定性及びイージイ・ケアな特性は
そのまま残すことができ、その使用に際して、接
触感が良く、高級感が出、マツト上に敷いたシー
ツの滑りを抑制するのである。
リエステル製であり、特に吸湿素材層１はポリエ
ステル繊維の幹ポリマーにアクリル酸、メタアク
リル酸及びメタクリル酸のような親水性モノマー
をグラフト反応させて永久吸湿加工を施してあ
る。更に詳述すれば、吸湿素材層１は小松精錬株
式会社において実施されているポリエステル繊維
に「マーバス」と称する改質加工を加えたもので
あり、この「マーバス」と称する改質加工によ
り、ポリエステル繊維に天然繊維のような永久吸
湿特性を得、静電気の帯電防止特性が加えられ、
このような帯電防止により、塵あいが付着して汚
れるのを防止し、更に油性、水性いずれの汚れも
簡単に落ち、洗濯の再汚染もなくすことができ、
それでいてポリエステル繊維の固有の特性である
速乾性、寸法安定性及びイージイ・ケアな特性は
そのまま残すことができ、その使用に際して、接
触感が良く、高級感が出、マツト上に敷いたシー
ツの滑りを抑制するのである。
［考案の効果］
以上要するに本考案は、マツト外面側が吸湿素
材層としてあり、マツト内面側が気密素材層とし
てあるから、外面側の吸湿素材層により患者の汗
を吸い取ることで、むれを防止するとともに汗が
マツト表面に溜まるのを防止することができ、
又、吸い取られた汗は内面側の気密素材側によつ
てマツト内部に浸入するのを防止することがで
き、しかも吸湿性を有する合成樹脂製の吸湿素材
層と気体を通さない気密性を有する気密素材層と
を一体化したシートにより加工され内部に空気袋
が形成された床擦れ防止マツトであるから、空気
袋に圧力空気を充填する場合の動きにおいて、表
層の吸湿素材層と裏層の気密素材層とが一体化さ
れていて、表層の吸湿素材層にしわが生じ難く、
床擦れ防止マツトとして接触感がよく、かつ気体
を通さない気密素材層には吸湿素材層が一体化さ
れていて、例えば塩化ビニル、ウレタン、ゴムな
どの弾性シート製の気密素材層の耐圧力強度を高
めることができ、空気袋に圧力空気を充填させる
床擦れ防止マツトの耐久性を向上でき、しかも吸
湿性を有する合成樹脂製の吸湿素材層と気体を通
さない気密性を有する気密素材層とを一体化した
シートにより加工され内部に空気袋が形成された
床擦れ防止マツトであるから、空気袋に圧力空気
を充填する場合の動きにおいて、表層の吸湿素材
と裏層の気密素材層とが一体化されていて、表層
の吸湿素材層にしわが生じ難く、床擦れ防止マツ
トとして接触感がよく、かつ気体を通さない気密
素材層には吸湿素材層が一体化されていて、例え
ば塩化ビニル、ウレタン、ゴムなどの弾性シート
製の気密素材層の耐圧力強度を高めることがで
き、空気袋に圧力空気を充填させる床擦れ防止マ
ツトの耐久性を向上できるという利点がある。
材層としてあり、マツト内面側が気密素材層とし
てあるから、外面側の吸湿素材層により患者の汗
を吸い取ることで、むれを防止するとともに汗が
マツト表面に溜まるのを防止することができ、
又、吸い取られた汗は内面側の気密素材側によつ
てマツト内部に浸入するのを防止することがで
き、しかも吸湿性を有する合成樹脂製の吸湿素材
層と気体を通さない気密性を有する気密素材層と
を一体化したシートにより加工され内部に空気袋
が形成された床擦れ防止マツトであるから、空気
袋に圧力空気を充填する場合の動きにおいて、表
層の吸湿素材層と裏層の気密素材層とが一体化さ
れていて、表層の吸湿素材層にしわが生じ難く、
床擦れ防止マツトとして接触感がよく、かつ気体
を通さない気密素材層には吸湿素材層が一体化さ
れていて、例えば塩化ビニル、ウレタン、ゴムな
どの弾性シート製の気密素材層の耐圧力強度を高
めることができ、空気袋に圧力空気を充填させる
床擦れ防止マツトの耐久性を向上でき、しかも吸
湿性を有する合成樹脂製の吸湿素材層と気体を通
さない気密性を有する気密素材層とを一体化した
シートにより加工され内部に空気袋が形成された
床擦れ防止マツトであるから、空気袋に圧力空気
を充填する場合の動きにおいて、表層の吸湿素材
と裏層の気密素材層とが一体化されていて、表層
の吸湿素材層にしわが生じ難く、床擦れ防止マツ
トとして接触感がよく、かつ気体を通さない気密
素材層には吸湿素材層が一体化されていて、例え
ば塩化ビニル、ウレタン、ゴムなどの弾性シート
製の気密素材層の耐圧力強度を高めることがで
き、空気袋に圧力空気を充填させる床擦れ防止マ
ツトの耐久性を向上できるという利点がある。
第１図は本考案の一実施例の断面図であり、
１は吸収素材層、２は気密素材層である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 吸湿性を有する合成樹脂製の吸湿素材層と気
体を通さない気密性を有する気密素材層とを一
体化したシートにより加工され内部に空気袋が
形成された床擦れ防止マツトであつて、マツト
外表面が吸湿素材層となり、マツト内面側が気
密素材層となるようにした床擦れ防止マツト。 (2) 吸湿素材層はポリエステル繊維に永久吸湿加
工を施したものである実用新案登録請求の範囲
第１項記載の床擦れ防止マツト。 (3) 吸湿素材層はポリエステル繊維に親水性モノ
マーをグラフト反応させたものである実用新案
登録請求の範囲第１項もしくは第２項記載の床
擦れ防止マツト。 (4) 吸湿素材層はポリエステル繊維に永久吸湿
性、静電気の帯電防止性及び防塵性を付与した
ものである実用新案登録請求の範囲第１項もし
くは第２項もしくは第３項記載の床擦れ防止マ
ツト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986157510U JPH05188Y2 (ja) | 1986-10-15 | 1986-10-15 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986157510U JPH05188Y2 (ja) | 1986-10-15 | 1986-10-15 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6362131U JPS6362131U (ja) | 1988-04-25 |
| JPH05188Y2 true JPH05188Y2 (ja) | 1993-01-06 |
Family
ID=31080125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986157510U Expired - Lifetime JPH05188Y2 (ja) | 1986-10-15 | 1986-10-15 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05188Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4938523U (ja) * | 1972-07-06 | 1974-04-05 | ||
| JPS6073527U (ja) * | 1983-10-26 | 1985-05-23 | トーコーエイザイ株式会社 | 長期病臥者用敷布 |
-
1986
- 1986-10-15 JP JP1986157510U patent/JPH05188Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6362131U (ja) | 1988-04-25 |
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