JPH0518832A - 光フアイバ装置並びにそれを用いた位置検出方法、情報伝送方法およびたわみ量測定方法 - Google Patents

光フアイバ装置並びにそれを用いた位置検出方法、情報伝送方法およびたわみ量測定方法

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JPH0518832A
JPH0518832A JP3167084A JP16708491A JPH0518832A JP H0518832 A JPH0518832 A JP H0518832A JP 3167084 A JP3167084 A JP 3167084A JP 16708491 A JP16708491 A JP 16708491A JP H0518832 A JPH0518832 A JP H0518832A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光ファイバと熱的に結合して情報伝送などを行
う新規な光ファイバ装置並びにそれを用いた位置検出方
法、情報伝送方法およびたわみ量測定方法を提供する。 【構成】タイミング制御回路4がトリガパルスを発生
し、これによりパルス発生回路5は発光器6を駆動して
光ファイバ8に光パルスを入射させる。光ファイバ8の
各位置からの後方散乱光はフィルタ9,10を通って受
光器11,12に導かれる。これらの検出信号は増幅回
路13,14により増幅され、A−Dコンバータ15,
16によりディジタルデータに変換され、メモリ17,
18に順次書き込まれる。メモリ17,18に書き込ま
れた後方散乱光の情報から光ファイバ8の各位置におけ
る温度が求められ、光ファイバ8の局部を加熱する加熱
装置20a,20bの状態を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ヒータと光ファイバ
を組み合わせてなる光ファイバ装置、並びにそれを用い
た位置測定方法、情報伝送方法およびたわみ量測定方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば水中において、水平面や垂直面等
の任意の平面内または一定の空間における被検出物体の
位置を検出する方法として、一般にソナーや音響測位装
置が用いられる。また、陸上において、例えば建物内で
移動物体の位置を検出する方法として、建物内の主要箇
所に移動物体を検出するセンサを設けておき、これらの
センサの検出状態から物体の位置を求めるようにしてい
る。
【0003】また、光ファイバを用いてデータ伝送を行
う方法として、伝送すべき情報を光信号に変換するとと
もに、その光信号を光ファイバの一端から入射させ、他
端で受光するようにしている。また、複数のポイントか
らデータの入出力を行う場合には、光ファイバに光分岐
結合回路を設けて光信号の入出力を行っている。
【0004】また、光ファイバなどの線条体のたわみ量
を測定するための有効な方法は従来なかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、水中物体の
位置を検出するためにソナーや音響測位装置を用いる場
合、時間的に連続して位置を測定することはできず、ま
た分解能に制限があって小体積の被検出物体は検出でき
ない。更に被検出物体と装置との位置関係などにも制約
があった。また、例えば建物内において赤外線センサな
どによって被検出物体の位置を検出する方法では、大ま
かな区画単位でしか物体の位置を検出することができ
す、広範囲にわたって位置検出を行うためには、多数の
センサを配置しておかなければならず、そのための配線
量も膨大なものとなる。
【0006】光ファイバを用いた従来のデータ伝送方法
では、光ファイバの端部間同士でデータ伝送を行うもの
であるため、例えば複数のセンサによる測定結果を伝送
するためには、そのポイント毎に光分岐結合回路を設け
なければならず、またローカルエリアネットワークのよ
うに、一定の通信手順に従って伝送しなければならな
い。
【0007】この発明の第1の目的は、水中または陸上
の一定範囲内における物体の位置を目的に応じた分解能
で、距離的にも時間的にも略連続して検出できるように
した位置検出方法を提供することにある。
【0008】この発明の第2の目的は、光分岐結合回路
を用いることなく、光ファイバ上の任意の箇所からデー
タの送出を可能とした情報伝送方法を提供することにあ
る。
【0009】この発明の第3の目的は、光ファイバなど
の線条体のたわみ量を簡単な装置で測定できるようにす
るたわみ量測定方法を提供することにある。
【0010】この発明の第4の目的は、前記位置検出方
法と情報伝送方法およびたわみ量測定方法を実施するの
に適した光ファイバ装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の光ファイバ装
置は、温度に応じて伝送パラメータの変化する光ファイ
バと、この光ファイバを局部加熱する加熱手段と、前記
光ファイバの一端から光パルスを入射させるとともに、
前記光ファイバからの後方散乱光を受光し、伝送パラメ
ータにより定まる後方散乱光および光パルスの入射から
後方散乱光の受光までの時間経過により、前記光ファイ
バの各位置の加熱状態を検出する手段とからなる。
【0012】この発明の位置検出方法は、温度に応じて
伝送パラメータの変化する光ファイバを局部加熱する加
熱手段を用い、前記光ファイバの一端から光パルスを入
射させるとともに、前記光ファイバからの後方散乱光を
受光し、伝送パラメータにより定まる後方散乱光および
光パルスの入射から後方散乱光の受光までの時間経過に
より、前記光ファイバの各位置の加熱状態を検出して、
前記加熱手段による加熱位置を求めることを特徴とす
る。
【0013】この発明の情報伝送方法は、温度に応じて
伝送パラメータの変化する光ファイバを局部加熱する加
熱手段を用い、前記光ファイバの一端から光パルスを入
射させるとともに、前記光ファイバからの後方散乱光を
受光し、伝送パラメータにより定まる後方散乱光および
光パルスの入射から後方散乱光の受光までの時間経過に
より、前記光ファイバの各位置の加熱状態を検出して、
前記加熱手段による加熱量または加熱位置によって情報
を伝送することを特徴とする。
【0014】また、この発明のたわみ量測定方法は、温
度に応じて伝送パラメータの変化する光ファイバの2箇
所を固定位置で局部加熱する加熱手段と、前記光ファイ
バの一端から光パルスを入射させるとともに、前記光フ
ァイバからの後方散乱光を受光し、伝送パラメータによ
り定まる後方散乱光および光パルスの入射から後方散乱
光までの時間経過により、前記光ファイバの各位置の加
熱状態を検出して、前記加熱手段による前記光ファイバ
上における加熱位置間の距離を求め、前記2箇所の加熱
位置間の直線距離とから前記光ファイバのたわみ量を求
めることを特徴とする。
【0015】
【作用】この発明の請求項1に係る光ファイバ装置で
は、温度に応じて光ファイバ自体の伝送パラメータが変
化する。例えば、光パルスの入射端方向へ戻る後方散乱
光にはラマン散乱光が含まれるが、ラマン散乱光の2成
分であるストークス光とアンチストークス光の強度比が
温度にのみ依存する光ファイバが用いられる。加熱手段
はこの光ファイバの局部を加熱する。そして、光ファイ
バの一端から光パルスが入射されて、その後方散乱光に
より(例えば前述のストークス光とアンチストークス光
の強度比により)その位置の加熱状態が検出され、光パ
ルスの入射から後方散乱光の受光までの時間経過によ
り、後方散乱光の生じた位置が求められる。この光ファ
イバ装置を用いれば、光ファイバの一端からの光パルス
の入射および後方散乱光の受光によって、局部加熱位置
とその加熱量を求めることができる。
【0016】請求項2に係る位置検出方法では、温度に
応じて伝送パラメータの変化する光ファイバの局部が加
熱手段により加熱され、光ファイバの一端から光パルス
が入射されて、後方散乱光を受光するまでの時間経過に
よって、その後方散乱光の生じた位置が検出され、さら
にその後方散乱光によって対象位置の加熱状態(温度)
が検出される。このように光ファイバと加熱手段とは熱
的に結合されているだけで、加熱位置を光ファイバの一
端から検出することができる。
【0017】このように原理的に1本の光ファイバを所
定範囲に所定の細かさで配線して(引き回して)おくこ
とによって、加熱手段の位置を任意の箇所から検出する
ことができる。
【0018】請求項3に係る情報伝送方法では、同様の
光ファイバと加熱手段が用いられるが、加熱手段による
光ファイバ上の加熱量または加熱位置が検出され、その
加熱量または加熱位置によって情報伝送が行われる。従
って光ファイバとは熱的に結合するだけで情報伝送を行
うことができ、データ入出力を行うポイント毎に光分岐
結合回路を設ける必要もない。
【0019】請求項4に係るたわみ量測定方法では、温
度に応じて伝送パラメータの変化する光ファイバの2か
所が、それぞれ固定された位置で局部加熱される。従っ
て光ファイバがたわむことによって、2つの加熱手段に
よる光ファイバ上における加熱位置間の距離が変化す
る。この光ファイバ上における加熱位置間の距離は光フ
ァイバの一端において光パルスの入射および後方散乱光
の受光によって求められ、固定されている2箇所の加熱
位置間の直線距離との関係から光ファイバのたわみ量が
求められる。光ファイバ以外の線条体のたみわ量を求め
る場合には、その線条体に光ファイバを沿わせておくこ
とによって、線条体のたわみを光ファイバのたわみに変
換して測定することができる。
【0020】
【実施例】
<光ファイバ装置>この発明の実施例である光ファイバ
装置の構成をブロック図として図1に示す。図1におい
てCPU1はROM2に予め書き込まれているプログラ
ムを実行する。RAM3は光ファイバ上の各位置の温度
を算出する際のワーキングエリアとして用いられる。タ
イミング制御回路4はパルス発生回路5およびカウンタ
19に対しトリガ信号を一定周期で与える。パルス発生
回路5はトリガ信号が入力された際、パルス半導体レー
ザからなる発光器6を駆動する。これにより光合分波回
路7を介して光ファイバ8へ光パルスが発射される。光
ファイバ8の所定箇所には加熱装置20a,20bなど
を設けて、光ファイバ8との間で熱的に結合している。
また同図において9,10は干渉膜フィルタであり、フ
ィルタ9は入射光より長波長のストークス光の成分を選
択透過させ、フィルタ10は入射光より短波長のアンチ
ストークス光の成分を選択透過させる。受光器11,1
2はそれぞれアバランシェ・フォトダイオードなどから
なりストークス光とアンチストークス光を受光して、そ
の強度に応じた電圧信号を発生する。増幅回路13,1
4は受光器11,12の出力信号を増幅し、A−Dコン
バータ15,16は増幅信号をディジタルデータに変換
する。メモリ17,18はそのディジタルデータを所定
領域に記憶する。カウンタ19はタイミング制御回路4
からトリガ信号が発生された時からカウントアップを行
い、そのカウント値をメモリ17,18の書き込みアド
レスとして指定する。
【0021】<位置検出装置>前記光ファイバ装置を位
置検出装置として用いる場合の光ファイバの配置例を図
2に示す。この例では光ファイバ8をある平面上に張り
巡らせて、光ファイバ上の加熱位置を検出することによ
って、平面内における加熱位置を求める。図2において
Aはロボットまたは人であり、後述する手段によって、
近接する光ファイバを局部加熱する。
【0022】光ファイバを局部加熱する加熱装置の例を
図3に示す。図3において20は光ファイバ8の外周を
囲んで、周囲から光ファイバ8を局部加熱する加熱装置
であり、何らかの方法によりロボットまたは人に加熱装
置20を連結して、ロボットまたは人とともに加熱装置
20が光ファイバ8の軸方向に移動する。
【0023】次に、ロボットや人などから非接触により
加熱装置を作動させる例を図4および図5に示す。図4
において21は加熱装置20に設けられた受波器であ
る。図5は加熱装置20の構成を示すブロック図であ
る。ロボットまたは人が持っている送波器から信号が送
波されれば、受波器21はこれを受波して増幅回路22
が受波信号を増幅し、その信号が一定値を超えたとき、
比較器23がヒータ24を作動させる。これによりヒー
タ24は光ファイバ8を局部加熱する。なお、この非接
触型の場合にも加熱装置20を光ファイバ8の軸上に可
動としてもよい。
【0024】光ファイバを局部加熱するその他の方法と
して、光ファイバの被覆材表面に音波、電波または光波
の吸収体を設けておき、ロボットまたは人が持っている
送波器からのエネルギーにより局部加熱することも可能
である。
【0025】次に、図1〜図5に示した構成で位置検出
を行うためのCPUの処理手順をフローチャートとして
図6に示す。まずタイミング制御回路からトリガパルス
を発生させる(n1)。これにより光ファイバの一端か
ら光ファイバが入射され、その後の時間経過に伴い、光
ファイバ上の各位置からの後方散乱光が戻る。後方散乱
光に含まれるストークス光の強度はメモリ17に順次書
き込まれ、アンチストークス光の強度はメモリ18に順
次書き込まれる。光ファイバの最終端から後方散乱光が
入射端に戻るに要する時間が経過した後、メモリ17,
18に書き込まれた各時刻におけるストークス光とアン
チストークス光の強度比を算出する(n2→n3)。メ
モリ17,18に書き込まれたデータのアドレスが光フ
ァイバ8上の位置に対応し、強度比はその位置における
温度に対応する。その後、光ファイバ上の各点の平均温
度を算出し、その平均温度を比較して高温部の位置を検
出する(n4→n5)。平均温度より一定値を上回る高
温部は加熱装置20によって加熱された位置である。こ
のことから光ファイバ上における加熱位置を求めること
ができる。そして図2に示したように光ファイバの配置
パターンと寸法関係が予め定められているため、光ファ
イバの配置されている平面または空間における物体(ロ
ボットや人など)の位置を求めることができる。
【0026】<情報伝送装置>前記光ファイバ装置をア
ナログ情報伝送装置として用いる場合の加熱装置の構成
を図7に示す。図7においてセンサ25は伝送すべき測
定量を電圧信号に変換する。増幅回路26はその検出信
号を増幅する。加算器27は温度計31の出力信号と増
幅回路26の出力信号との差成分を求める。増幅回路2
8はその差成分を増幅する。駆動回路29は増幅回路2
8の出力信号に応じてヒータ30を駆動する。温度計3
1はヒータ30による光ファイバの加熱温度を検出して
ネガティブフィ−ドバックをかける。この構成によって
センサ25による測定値と対応関係にある温度で光ファ
イバが局部加熱されることになる。
【0027】このような加熱装置を設けた場合の、光フ
ァイバ装置側の動作例を図8に示す。図8において
(A)は光ファイバの光パルス入射端からの距離に対す
る後方散乱光に含まれるアンチストークス光の強度分
布、(B)は同じく光ファイバの光パルス入射端からの
距離に対するストークス光の強度分布を示す。また
(C)はアンチストークス光とストークス光の強度比か
ら求めた、距離に対する温度の分布を示す。このように
光ファイバ上の各位置の温度を求めることによって、局
部加熱位置の情報とその温度情報に基づいて情報伝送を
行う。
【0028】次に、アナログ情報伝送装置としての処理
手順を図9に示す。まずトリガパルスを発生させて一定
時間待つ(n10→n11)。そして、メモリに書き込
まれたアンチストークス光とストークス光の強度比を算
出し、センサおよび加熱装置の設けられている位置の温
度を算出する(n12→n13)。そして算出した温度
情報をさらにセンサ入力計測値に変換する(n14)。
【0029】次に、ディジタル情報伝送装置の構成と動
作例を図10〜図12に示す。図10は3つのヒータ3
6,37,38とこれらを制御する制御回路39とから
なる1組の加熱装置である。このように3つのヒータ3
6,37,38はそれぞれ光ファイバ8の一定領域を予
め定められた間隔をおいて個別に加熱する。制御回路3
9は図11に示すように、ある量を測定するセンサ25
とその検出信号を増幅する増幅回路26、増幅信号を3
ビットのディジタルデータに変換するA−Dコンバータ
32およびその3ビット出力に対応してヒータ36,3
7,38を駆動する駆動回路33,34,35からな
る。
【0030】図10および図11に示した構成の加熱装
置を用いて情報伝送を行った際、光パルス入射端に戻る
後方散乱光のうち、アンチストークス光は例えば図12
の(A)に示すように変化し、ストークス光は(B)に
示すように変化する。また、両者の強度比から、光ファ
イバの光パルス入射端からの距離方向の温度分布は
(C)のように求められる。このように1組の加熱装置
に設けられている3つのヒータの駆動/非駆動によって
3ビットのデータが伝送される。
【0031】<たわみ量測定装置>次に、たわみ量測定
装置として用いる場合の加熱装置側の構成を図13に示
す。図13において40,41はそれぞれ加熱装置であ
り、加熱部分の間隔(直線距離)Loは一定に保たれて
いる。光ファイバ8はこの加熱装置40,41に拘束さ
れずに自由に軸方向に移動する。光ファイバ8が何らか
の原因で軸方向に移動して、加熱装置40,41間にお
けるたわみ量が変化すれば、光ファイバ8上における2
つの加熱位置間の距離L1が変化する。この2つの距離
L0とL1の差によりたわみ量を求めることができ、差
の変化によってたわみ量の変化を求めることができる。
【0032】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る光ファイバ装
置によれば、光ファイバの局部を積極的に加熱し、光フ
ァイバの一端から光パルスを入射させ、後方散乱光を受
光することによって、光ファイバの各位置の加熱状態を
検出することができる。従って、光ファイバに対し光パ
ルスの入出力部と光ファイバの所定位置との間を光ファ
イバを介して熱的に結合できるようになる。
【0033】請求項2に係る位置検出方法によれば、平
面または空間内に張り巡らせた光ファイバに対し局部加
熱を行うことによって、その加熱位置が光ファイバの一
端で検出できるため、光ファイバの配置パターンによっ
て必要な分解能を容易に得ることができ、位置検出部と
物体との位置関係に制約を受けない。
【0034】請求項3に係る情報伝送方法によれば、光
分岐結合回路などを用いることなく、多数のポイントか
ら同一の光ファイバを介して情報伝送を行うことができ
る。
【0035】請求項4に係るたわみ量測定方法によれ
ば、光ファイバの2箇所を局部加熱する加熱装置間の距
離を予め定めておくことによって、その加熱装置間にお
ける光ファイバのたわみ量を容易に測定することができ
る。また、たわみ量を測定すべき線条体に光ファイバを
沿わせておくことによって、その線条体のたわみ量を測
定することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である光ファイバ装置のブ
ロック図である。
【図2】位置測定装置として用いる場合の光ファイバの
配置例を示す図である。
【図3】接触型の位置検出装置に用いる加熱装置の概略
図である。
【図4】非接触型の位置検出装置に用いる加熱装置の概
略構成図である。
【図5】図4に示す加熱装置のブロック図である。
【図6】位置検出装置の処理手順を表すフローチャート
である。
【図7】アナログ情報を伝送する情報伝送装置に用いる
加熱装置側のブロック図である。
【図8】アナログ情報を伝送する情報伝送装置の動作例
を示す図である。
【図9】アナログ情報を伝送する情報伝送装置の処理手
順を表すフローチャートである。
【図10】ディジタル情報を伝送する情報伝送装置に用
いる加熱装置側の概略構成図である。
【図11】図10に示す加熱装置のブロック図である。
【図12】ディジタル情報を伝送する情報伝送装置の動
作例を示す図である。
【図13】たわみ量測定装置に用いる加熱装置側の構成
を示す図である。
【符号の説明】
7−光合分波回路 8−光ファイバ 9,10−干渉膜フィルタ 20−加熱装置 36,37,38−ヒータ 39−制御回路 40,41−加熱装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温度に応じて伝送パラメータの変化する光
    ファイバと、この光ファイバを局部加熱する加熱手段
    と、前記光ファイバの一端から光パルスを入射させると
    ともに、前記光ファイバからの後方散乱光を受光し、伝
    送パラメータにより定まる後方散乱光および光パルスの
    入射から後方散乱光の受光までの時間経過により、前記
    光ファイバの各位置の加熱状態を検出する手段とからな
    る光ファイバ装置。
  2. 【請求項2】温度に応じて伝送パラメータの変化する光
    ファイバを局部加熱する加熱手段を用い、前記光ファイ
    バの一端から光パルスを入射させるとともに、前記光フ
    ァイバからの後方散乱光を受光し、伝送パラメータによ
    り定まる後方散乱光および光パルスの入射から後方散乱
    光の受光までの時間経過により、前記光ファイバの各位
    置の加熱状態を検出して、前記加熱手段による加熱位置
    を求める位置検出方法。
  3. 【請求項3】温度に応じて伝送パラメータの変化する光
    ファイバを局部加熱する加熱手段を用い、前記光ファイ
    バの一端から光パルスを入射させるとともに、前記光フ
    ァイバからの後方散乱光を受光し、伝送パラメータによ
    り定まる後方散乱光および光パルスの入射から後方散乱
    光の受光までの時間経過により、前記光ファイバの各位
    置の加熱状態を検出して、前記加熱手段による加熱量ま
    たは加熱位置によって情報を伝送する情報伝送方法。
  4. 【請求項4】温度に応じて伝送パラメータの変化する光
    ファイバの2箇所を固定位置で局部加熱する加熱手段
    と、前記光ファイバの一端から光パルスを入射させると
    ともに、前記光ファイバからの後方散乱光を受光し、伝
    送パラメータにより定まる後方散乱光および光パルスの
    入射から後方散乱光までの時間経過により、前記光ファ
    イバの各位置の加熱状態を検出して、前記加熱手段によ
    る前記光ファイバ上における加熱位置間の距離を求め、
    前記2箇所の加熱位置間の直線距離とから前記光ファイ
    バのたわみ量を求めるたわみ量測定方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0806642A1 (de) * 1996-05-09 1997-11-12 DaimlerChrysler Aerospace Airbus Gesellschaft mit beschränkter Haftung Verfahren und Anordnung zur Temperaturerfassung in Räumen, insbesondere in Passagier- oder Frachträumen in Flugzeugen
JP2009156790A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Sunx Ltd 変位センサ
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CN113670558A (zh) * 2021-08-30 2021-11-19 中国空气动力研究与发展中心设备设计与测试技术研究所 用于风洞漏冷监测的光纤快速定位方法

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