JP2676090B2 - 光ファイバ心線対照方法 - Google Patents

光ファイバ心線対照方法

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JP2676090B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光ファイバ線路の建設、保守作業時に使用
される心線対照方法に関するものである。
(従来の技術) 光ファイバ線路の建設、保守作業時に心線対照を行う
必要が起こる。この目的で使用される心線対照装置は、
送信部と受信部及び受信部に直結された光検出器とから
なるものが知られている(昭和63年電子情報通信学会春
季全国大会C−621において発表されたSM用光心線対照
器)。
上記の心線対照装置を用いた心線対照方法を第3図を
用いて説明する。同図において、A局とB局との間に光
ファイバケーブル1が布設されており、例えば、C点の
マンホール内において、A局の心線とC点における心線
とを対照するとしてA局内の送信部2から心線対照用光
を送りC点において光検出器3と受信部4により受光レ
ベルを検知することにより心線対照を行う。光検出器3
内には光ファイバ心線を挟んで湾曲部を付与するための
マンドレル及び光センサが内蔵されており、心線対照を
しようとする光ファイバ心線に光検出器3を取り付け
て、光ファイバ心線に湾曲部を付与すると、この湾曲部
から心線対照用光が漏洩する。この漏洩光を光センサに
て感知し、これを電気信号に変換して光検出器3に直結
された受信部4により受光レベルを判定することによっ
て心線対照が行われる。この際、どの光ファイバに心線
対照用光が送られているかは、1本1本順次光検出器を
装着して行い確認する。
(発明が解決しようとする課題) 通常光ファイバケーブル内には複数の光ファイバ心線
が収容されているが、心線対照をしようとする光ファイ
バ心線の一方の端を(例えば第3図におけるA局内にお
いて)選び出し、この光ファイバ心線の他方の端を(例
えば第3図におけるC点において)探索することによっ
て心線対照を行う。従って、C点で求めたい光ファイバ
心線を探索できるまでは、他の活線に光検出器が取付け
られる公算は極めて大きいわけである。そのために光検
出器が取付けられた活線の光ファイバ心線に湾曲部が付
与され、この湾曲部にて伝送中の光信号に悪影響を及ぼ
すことになるという難点がある。また、光ファイバに局
所的な曲げを加えること自体、光ファイバの寿命を縮め
る可能性が高い。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記の如き課題を解決するためになされた
ものであり、パルス信号電流を光源駆動装置に入力し、
このパルス電流に伴う光源駆動装置の駆動により半導体
レーザなどの光源から発するパルス光を光方向性結合器
及び集光レンズを介して、心線対照をしようとする光フ
ァイバ心線の一端に入射させる。このとき戻ってくる反
射光をカットフィルタにかけてラマン後方散乱光のみを
取り出し、これを受光素子により電流信号となし、これ
を信号処理装置に送りラマン後方散乱光の強度を求め
る。ラマン後方散乱光の強度は温度依存性が強いために
光ファイバ心線の他端に温度を付与すると、その前後に
おけるラマン後方散乱光の強度が変化するのでこれを知
ることによって心線対照を行う方法を提供するものであ
る。
(作用) 光ファイバ心線にパルス光を入射させると周知の如く
反射光が戻ってくる。この反射光の後方散乱光に含まれ
るラマン後方散乱光の強度は前記の如く温度依存性が強
いため、心線対照の他端部の光ファイバ心線に温度を付
与し、この温度付与前後のラマン後方散乱光の強度の変
化を調べれば心線対照ができる。なお、波長がλなる入
射光に対して反射光には入射光と同一波長λのフレネル
反射光、レーリー後方散乱光などが含まれているが、ラ
マン後方散乱光の波長は入射光の波長に対してシフトす
る特徴があり、λ+Δλまたはλ−Δλの波長となるの
で、カットフィルタによって反射光からラマン後方散乱
光のみを取り出して強度の変化を調べればどの光ファイ
バ心線に温度が付与されているかを知ることができる。
(実施例) 第1図において、1は光ファイバケーブルであり、1
−1,1−2,・・・1−mはそれぞれ光ファイバ心線を示
す。心線対照をしようとする光ファイバ心線1−1のA
端には集光レンズ2及び光方向性結合器3を介して半導
体レーザなどの光源4、カットフィルタ5、受光素子
6、信号処理装置7などからなる心線対照装置を結合さ
せ、心線対照をしようとする光ファイバケーブル1のC
点においては光ファイバ心線に温度付与装置11を取り付
ける。
パルス発生器8のパルス信号電流は光源駆動装置9に
入力され、光信号電流に伴う光源駆動装置9の駆動によ
りパルス光が光源4から出射される。このパルス光は光
方向性結合器3及び集光レンズ2を通って心線対照をし
ようとする光ファイバ心線1−1に入射される。パルス
光が入射されると周知の如く反射光が入射端に戻ってく
る。この反射光は集光レンズ2を通り光方向性結合器3
により分離されてカットフィルタ5に導かれ、パルス光
の波長をλとしたときλ+Δλまたはλ−Δλなる波長
のラマン後方散乱光のみがカットフィルタ5を通過し、
パルス光と同一波長のフレネル反射光、レーリー後方散
乱光などはカットされる。カットフィルタ5を通過した
ラマン後方散乱光は受光素子6により電流信号となり増
幅器10にて増幅され信号処理装置7に入力される。
ラマン散乱光は温度依存性が強いため、心線対照をし
ようとしてパルス光を入射して光ファイバ心線1−1を
心線対照地点C点において加温すると、信号処理装置7
に戻ってくるラマン後方散乱光は第2図(イ)に示す如
く光強度が変化する。また、C点で冷却すると第2図
(ロ)の如く変化する。第2図(ハ)は温度付与前のラ
マン後方散乱光の強度を示す。従って、温度付与前後の
ラマン後方散乱光の変化を検出することにより温度を付
与した光ファイバ心線がパルス光を入射した光ファイバ
心線であるかどうかを確認することができる。温度変化
の検出精度は3℃程度は容易に実現可能である。また、
時間を観測することで温度付与部までの距離も2〜3%
の精度で知ることもできる。温度付与部において光ファ
イバ心線に温度を付与する方法としては、ヒータ、スポ
ットクーラ、サーモモジュールなど種々の方法が考えら
れ、いずれにしても光ファイバ心線に曲げを加えること
を避けることができる。なお、パルス光出射からの経過
時間に対する受光強度の観測は、ある一定周期でパルス
光を出射し時間掃引すれば観測しやすい。
(発明の効果) 心線対照を行う場合、心線対照地点においてはどの光
ファイバ心線に心線対照用パルス光が伝送されているか
わからないので、適宜光ファイバ心線を選んで確認する
ものであるが、前記の如く従来の方法では光ファイバ心
線に湾曲部を付与するので通信中の活線に湾曲部を付与
する公算が大きくて、該活線の伝送特性に悪影響を与え
るが、本発明による心線対照方法によれば光ファイバ心
線に湾曲部を付与することがないので、活線への悪影響
を及ぼすことがない、しかも光ファイバ心線に付与する
温度は常温に対して数℃以下でもよいので光ファイバ心
線への悪影響もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による光ファイバ心線対照方法を示す構
成図、第2図(イ)〜(ハ)はラマン後方散乱光の強度
変化を示すグラフ、第3図は心線対照方法を説明するた
めの概要図である。 1:光ファイバケーブル、1−1,1−2,・・・1−m:光フ
ァイバ心線、2:集光レンズ、3:光方向性結合器、4:光
源、5:カットフィルタ、6:受光素子、7:信号処理装置、
8:パルス発生器、C:心線対照地点。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバ心線対照方法において、光ファ
    イバ心線にパルス光を入射させ、心線対照地点における
    光ファイバ心線に温度を付与し、パルス光入射端におい
    て上記パルス光の反射光のうちラマン後方散乱光のみを
    取り出してその温度付与前後の強度の変化を検知するこ
    とにより心線対照を行うことを特徴とする光ファイバ心
    線対照方法。
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