JPH05188050A - 食肉中の抗菌剤の一斉分析装置 - Google Patents
食肉中の抗菌剤の一斉分析装置Info
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- JPH05188050A JPH05188050A JP2050392A JP2050392A JPH05188050A JP H05188050 A JPH05188050 A JP H05188050A JP 2050392 A JP2050392 A JP 2050392A JP 2050392 A JP2050392 A JP 2050392A JP H05188050 A JPH05188050 A JP H05188050A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 食肉肉に含まれている抗菌剤を3つのグルー
プに分けて各グループの成分を一斉分析すること。 【構成】 六方切換弁1を介して逆相分配モードの濃縮
用カラム2と分析用カラム3を接離可能に流路を構成
し、濃縮用カラム2の流入側に試料注入機構12を接続
し、この試料注入機構12にバイパス管13を接続して
濃縮用移動相を濃縮用カラム2に直接供給する。これに
より食肉から目的成分を抽出するためのアルコール等の
有機溶媒が濃縮用移動相により希釈されて濃縮用カラム
に流入するから、濃縮用カラムの劣化を招くことなく、
目的成分抽出に適した有機溶媒濃度を設定でき、これに
より抗菌剤を3つのグループに分けて濃縮した後、各グ
ループを一斉分析することが可能となる。
プに分けて各グループの成分を一斉分析すること。 【構成】 六方切換弁1を介して逆相分配モードの濃縮
用カラム2と分析用カラム3を接離可能に流路を構成
し、濃縮用カラム2の流入側に試料注入機構12を接続
し、この試料注入機構12にバイパス管13を接続して
濃縮用移動相を濃縮用カラム2に直接供給する。これに
より食肉から目的成分を抽出するためのアルコール等の
有機溶媒が濃縮用移動相により希釈されて濃縮用カラム
に流入するから、濃縮用カラムの劣化を招くことなく、
目的成分抽出に適した有機溶媒濃度を設定でき、これに
より抗菌剤を3つのグループに分けて濃縮した後、各グ
ループを一斉分析することが可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食肉に含まれている抗菌
剤を液体クロマトグラフィにより分析する技術に関す
る。
剤を液体クロマトグラフィにより分析する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】食肉等に含まれている抗菌剤の分析は、
通常、検出対象物に応じていろいろ抽出液で抗菌剤を抽
出したのち、高速液体クロマトグラフにより分析するこ
とが行われているが、前処理を含めた分析条件が多岐に
わたっており、成分毎に条件を設定することが行われて
いる。
通常、検出対象物に応じていろいろ抽出液で抗菌剤を抽
出したのち、高速液体クロマトグラフにより分析するこ
とが行われているが、前処理を含めた分析条件が多岐に
わたっており、成分毎に条件を設定することが行われて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、分析条件の
設定に時間を要したり、また多種類の試薬が必要になる
といった問題がある。本発明は、このような問題に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは食肉
に含まれている抗菌剤や抗生物質を3グループに分けて
分析することができる新規な分析装置を提供することに
ある。
設定に時間を要したり、また多種類の試薬が必要になる
といった問題がある。本発明は、このような問題に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは食肉
に含まれている抗菌剤や抗生物質を3グループに分けて
分析することができる新規な分析装置を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、切換弁を介して逆相分配モ
ードの濃縮用カラムと分析用カラムを接離可能にすると
ともに、前記濃縮用カラムの流入側に試料注入機構を接
続し、かつ前記試料注入機構にバイパス管を接続するよ
うにした。
るために本発明においては、切換弁を介して逆相分配モ
ードの濃縮用カラムと分析用カラムを接離可能にすると
ともに、前記濃縮用カラムの流入側に試料注入機構を接
続し、かつ前記試料注入機構にバイパス管を接続するよ
うにした。
【0005】
【作用】試料に含まれる抗菌剤を3のグループに分類し
て濃縮し、各グループの成分を分析用カラムに流入させ
て成分を一斉に分析する。この濃縮過程で濃縮用移動相
の一部が濃縮用カラムに直接流入しているため、抽出用
有機溶媒による濃縮用カラムの劣化を防止することがで
きる。
て濃縮し、各グループの成分を分析用カラムに流入させ
て成分を一斉に分析する。この濃縮過程で濃縮用移動相
の一部が濃縮用カラムに直接流入しているため、抽出用
有機溶媒による濃縮用カラムの劣化を防止することがで
きる。
【0006】
【実施例】そこで、以下に本発明の詳細を図示した実施
例に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例を示す
ものであって、図中符号1は、六方切換弁で、逆相分配
モードのカラムで構成された濃縮用カラム2、分析用カ
ラム3、濃縮用カラム用移動相送液機構4、分析用移動
相送液機構5がそれぞれ接続され、また分析用カラム1
の排出口には検出器6が接続されている。濃縮用カラム
は、恒温槽17により室温以下、例えば氷点程度に冷却
され、また分析用カラム3は、恒温槽17により40℃
程度に保温されている。
例に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例を示す
ものであって、図中符号1は、六方切換弁で、逆相分配
モードのカラムで構成された濃縮用カラム2、分析用カ
ラム3、濃縮用カラム用移動相送液機構4、分析用移動
相送液機構5がそれぞれ接続され、また分析用カラム1
の排出口には検出器6が接続されている。濃縮用カラム
は、恒温槽17により室温以下、例えば氷点程度に冷却
され、また分析用カラム3は、恒温槽17により40℃
程度に保温されている。
【0007】前処理用移動相送液機構4は、吸引口が切
換弁7を介して濃縮用移動相タンク8と洗浄液タンク9
に、また吐出口が抵抗管10,11により分岐されて試
料注入機構12とバイパス管13が接続されたポンプ1
4により構成されている。これら抵抗管10,11は、
ポンプからの流体を試料注入機構12に所定の比率、例
えば1/4だけ流入させ、残部をバイパス管13を介し
て切換弁1に直接流入させるように流量比が設定されて
いる。また、分析用移動相送液機構5は、吸引口に移動
相タンク15が、吐出口が六方切換弁1に接続されたポ
ンプ16により構成されている。
換弁7を介して濃縮用移動相タンク8と洗浄液タンク9
に、また吐出口が抵抗管10,11により分岐されて試
料注入機構12とバイパス管13が接続されたポンプ1
4により構成されている。これら抵抗管10,11は、
ポンプからの流体を試料注入機構12に所定の比率、例
えば1/4だけ流入させ、残部をバイパス管13を介し
て切換弁1に直接流入させるように流量比が設定されて
いる。また、分析用移動相送液機構5は、吸引口に移動
相タンク15が、吐出口が六方切換弁1に接続されたポ
ンプ16により構成されている。
【0008】20は、制御装置で、目的成分が濃縮用カ
ラム2から溶出されてくる時点で六方切換弁1を実線で
示す流路に切換えるとともに、分析用カラム3からの各
成分の溶出時間に合せて蛍光検出器6の検出波長を走査
するようにプログラムされている。
ラム2から溶出されてくる時点で六方切換弁1を実線で
示す流路に切換えるとともに、分析用カラム3からの各
成分の溶出時間に合せて蛍光検出器6の検出波長を走査
するようにプログラムされている。
【0009】この実施例のおいて、濃縮用移動相タンク
8にメタリン酸0.5パーセントを溶解した水溶液を収
容し、また洗浄液タンク9にアセトニトリルと水を9/
1の割合で混合した洗浄液を収容する。さらに、移動相
タンク15に100ミリモルの燐酸ナトリウムとアセト
ニトリルとを92/8の割合で混合した移動相を収容す
る。このような準備を終えた段階で六方切換弁1を図中
点線で示す状態にセットして試料注入機構12と濃縮用
カラム2とを、また分析用送液機構5と分析用カラム3
とを接続し、濃縮用カラム2に濃縮用移動相を、分析用
カラム3に分析用移動相を供給する。
8にメタリン酸0.5パーセントを溶解した水溶液を収
容し、また洗浄液タンク9にアセトニトリルと水を9/
1の割合で混合した洗浄液を収容する。さらに、移動相
タンク15に100ミリモルの燐酸ナトリウムとアセト
ニトリルとを92/8の割合で混合した移動相を収容す
る。このような準備を終えた段階で六方切換弁1を図中
点線で示す状態にセットして試料注入機構12と濃縮用
カラム2とを、また分析用送液機構5と分析用カラム3
とを接続し、濃縮用カラム2に濃縮用移動相を、分析用
カラム3に分析用移動相を供給する。
【0010】サンプルとなる食肉の所定量、例えば5グ
ラムに後述の第1及至第3グループの抗菌剤を食肉1グ
ラム当たり0.5マイクログラム添加し、これに所定
量、例えば100ミリリットルのエタノールを抽出液と
して添加、攪拌した後、抽出液を分離して調製した試料
を、所定量、例えば2ミリリットル、試料注入機構12
に注入すると、試料は濃縮用移動相により六方切換弁1
を経由して濃縮用カラム2に流入し、抗菌剤成分だけが
選択的に濃縮される。この過程において濃縮用移動相は
バイパス管13を経由して濃縮用カラム2に直接流れ込
んでいるため、濃縮用カラム2に流れ込む試料中の有機
溶媒の濃度が低減され、有機溶媒による濃縮用カラムの
劣化が抑えられることになる。
ラムに後述の第1及至第3グループの抗菌剤を食肉1グ
ラム当たり0.5マイクログラム添加し、これに所定
量、例えば100ミリリットルのエタノールを抽出液と
して添加、攪拌した後、抽出液を分離して調製した試料
を、所定量、例えば2ミリリットル、試料注入機構12
に注入すると、試料は濃縮用移動相により六方切換弁1
を経由して濃縮用カラム2に流入し、抗菌剤成分だけが
選択的に濃縮される。この過程において濃縮用移動相は
バイパス管13を経由して濃縮用カラム2に直接流れ込
んでいるため、濃縮用カラム2に流れ込む試料中の有機
溶媒の濃度が低減され、有機溶媒による濃縮用カラムの
劣化が抑えられることになる。
【0011】ところで、濃縮用カラム2は氷点程度に冷
却されているので、図2に示したように試料に含まれて
いる多種類の抗菌剤の内、同一系統のもの、例えばOlaq
uindox(ODX)、Clopidol(CLP)、Sulfamerazin
e(SMR),Thiamphenicol(TP),Sulfadimidine
(SDD)からなる第1グループ、Furazolidone(F
Z),Sulfamonomethoxine(SMMX),Oxytetracycl
ine(OTC),Carbadox(CDX),Sulfadimethoxin
e(SDMX),Sulfaquinoxaline(AQ),Oxolinic
acid(OA)からなる第2グループ、及びNalidixic ac
id(NA),Piromidic acid(PA),Spiramycin(S
PM),Tylosin(TS),Nicarbazin(NCZ)から
なる第3グループに分離され(なお、図2においては各
グループを代表するOlaquindox(ODX)、Furazolido
ne(FZ)、Nalidixic acid(NA)の溶出時間でもっ
て示した)、濃縮用カラム2の温度の低下とともにOD
X、FZ、NAのリテンション時間の差が大きくなって
おり、このためグループ毎を確実に分離することが可能
となり、また濃縮率も向上する。
却されているので、図2に示したように試料に含まれて
いる多種類の抗菌剤の内、同一系統のもの、例えばOlaq
uindox(ODX)、Clopidol(CLP)、Sulfamerazin
e(SMR),Thiamphenicol(TP),Sulfadimidine
(SDD)からなる第1グループ、Furazolidone(F
Z),Sulfamonomethoxine(SMMX),Oxytetracycl
ine(OTC),Carbadox(CDX),Sulfadimethoxin
e(SDMX),Sulfaquinoxaline(AQ),Oxolinic
acid(OA)からなる第2グループ、及びNalidixic ac
id(NA),Piromidic acid(PA),Spiramycin(S
PM),Tylosin(TS),Nicarbazin(NCZ)から
なる第3グループに分離され(なお、図2においては各
グループを代表するOlaquindox(ODX)、Furazolido
ne(FZ)、Nalidixic acid(NA)の溶出時間でもっ
て示した)、濃縮用カラム2の温度の低下とともにOD
X、FZ、NAのリテンション時間の差が大きくなって
おり、このためグループ毎を確実に分離することが可能
となり、また濃縮率も向上する。
【0012】このようにして抗菌剤のリテンション時間
が経過した時点で六方切換弁1が図中実線で示す分析流
路に切換えられる。これにより、分析用移動相は六方切
換弁1、濃縮用カラム2を経由して今溶出された抗菌剤
とともに分析用カラム3に流入する。第1の抗菌剤グル
ープは、分析用カラム3により成分毎に分離されて蛍光
検出器6に流入して検出されることになる。この溶出段
階では、蛍光検出器6の検出波長が各成分の溶出時間に
合せて360nm、267nm、226nm、268n
mと各成分を最高感度で検出できる波長が順次選択さ
れ、図3に示したように、Olaquindox(ODX、図中符
号1)、Clopidol(CLP、図中符号2)、Sulfameraz
ine(SMR、図中符号3),Thiamphenicol(TP,図
中符号4),Sulfadimidine(SDD,図中符号5)な
クロマトグラムが得られる(なお、図中点線は、抗菌剤
を含まない食肉によるブランク値を示す)。
が経過した時点で六方切換弁1が図中実線で示す分析流
路に切換えられる。これにより、分析用移動相は六方切
換弁1、濃縮用カラム2を経由して今溶出された抗菌剤
とともに分析用カラム3に流入する。第1の抗菌剤グル
ープは、分析用カラム3により成分毎に分離されて蛍光
検出器6に流入して検出されることになる。この溶出段
階では、蛍光検出器6の検出波長が各成分の溶出時間に
合せて360nm、267nm、226nm、268n
mと各成分を最高感度で検出できる波長が順次選択さ
れ、図3に示したように、Olaquindox(ODX、図中符
号1)、Clopidol(CLP、図中符号2)、Sulfameraz
ine(SMR、図中符号3),Thiamphenicol(TP,図
中符号4),Sulfadimidine(SDD,図中符号5)な
クロマトグラムが得られる(なお、図中点線は、抗菌剤
を含まない食肉によるブランク値を示す)。
【0013】また、濃縮用移動相タンク8にメタリン酸
0.5パーセントを溶解した水溶液とメタノールとを8
/2の割合で混合した濃縮用移動相を収容し、また移動
相タンク15に100ミリモルの燐酸ナトリウムとアセ
トニトリルとを70/30の割合で混合した移動相を収
容して、前述と同様の過程で分析し、溶出時間に合せて
検出波長を265nm、300nm、270nmと順次
切換えると、図4に示したように第2グループをなすFu
razolidone(FZ、図中符号1),Sulfamonomethoxine
(SMMX,図中符号2),Oxytetracycline(OT
C、図中符号3),Carbadox(CDX、図中符号4),
Sulfadimethoxine(SDMX、図中符号5),Sulfaqui
noxaline(AQ、図中符号6),Oxolinic acid(O
A、図中符号7)のクロマトグラムが得られた。
0.5パーセントを溶解した水溶液とメタノールとを8
/2の割合で混合した濃縮用移動相を収容し、また移動
相タンク15に100ミリモルの燐酸ナトリウムとアセ
トニトリルとを70/30の割合で混合した移動相を収
容して、前述と同様の過程で分析し、溶出時間に合せて
検出波長を265nm、300nm、270nmと順次
切換えると、図4に示したように第2グループをなすFu
razolidone(FZ、図中符号1),Sulfamonomethoxine
(SMMX,図中符号2),Oxytetracycline(OT
C、図中符号3),Carbadox(CDX、図中符号4),
Sulfadimethoxine(SDMX、図中符号5),Sulfaqui
noxaline(AQ、図中符号6),Oxolinic acid(O
A、図中符号7)のクロマトグラムが得られた。
【0014】さらに、濃縮用移動相タンク8にメタリン
酸0.5パーセントを溶解した水溶液とマタノールとを
3/7の割合で混合した濃縮用移動相を収容し、また移
動相タンク15に100ミリモルの燐酸ナトリウムとア
セトニトリルとを45/55の割合で混合した移動相を
収容して、前述と同様の過程で分析し、溶出時間に合せ
て検出波長を323nm、276nm、232nm、2
87nm、350nmに切換えると、図5に示したよう
に第3グループをなすNalidixic acid(NA,図中符号
1),Piromidic acid(PA、図中符号2),Spiramyc
in(SPM、図中符号3),Tylosin(TS、図中符号
4),Nicarbazin(NCZ,図中符号5)のクロマトグ
ラムが得られてた。
酸0.5パーセントを溶解した水溶液とマタノールとを
3/7の割合で混合した濃縮用移動相を収容し、また移
動相タンク15に100ミリモルの燐酸ナトリウムとア
セトニトリルとを45/55の割合で混合した移動相を
収容して、前述と同様の過程で分析し、溶出時間に合せ
て検出波長を323nm、276nm、232nm、2
87nm、350nmに切換えると、図5に示したよう
に第3グループをなすNalidixic acid(NA,図中符号
1),Piromidic acid(PA、図中符号2),Spiramyc
in(SPM、図中符号3),Tylosin(TS、図中符号
4),Nicarbazin(NCZ,図中符号5)のクロマトグ
ラムが得られてた。
【0015】なお、この実施例においては濃縮用移動
相、及び分析用移動相を分析対象に応じて交換するよう
にしているが、予め複数種類のものを用意しておき、切
換弁により選択するようにしても同様の作用を奏するこ
とは明らかである。
相、及び分析用移動相を分析対象に応じて交換するよう
にしているが、予め複数種類のものを用意しておき、切
換弁により選択するようにしても同様の作用を奏するこ
とは明らかである。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
切換弁を介して逆相分配モードの濃縮用カラムと分析用
カラムを接離可能にするとともに、濃縮用カラムの流入
側に試料注入機構を接続し、かつ試料注入機構にバイパ
ス管を接続したので、抗菌剤抽出に使用する有機溶媒に
よる濃縮用カラムの劣化を防止でき、これにより濃縮用
移動相の濃度比を変更するだけで1種類の濃縮用カラム
で食肉に含有されている抗菌剤をグループ化して濃縮す
ることができる。
切換弁を介して逆相分配モードの濃縮用カラムと分析用
カラムを接離可能にするとともに、濃縮用カラムの流入
側に試料注入機構を接続し、かつ試料注入機構にバイパ
ス管を接続したので、抗菌剤抽出に使用する有機溶媒に
よる濃縮用カラムの劣化を防止でき、これにより濃縮用
移動相の濃度比を変更するだけで1種類の濃縮用カラム
で食肉に含有されている抗菌剤をグループ化して濃縮す
ることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す装置の構成図である。
【図2】濃縮用カラムの温度と各成分の溶出時間との関
係を示す線図である。
係を示す線図である。
【図3】上述の装置により食肉に含まれる抗菌剤の1つ
のグルーブを分析した場合のクロマトグラムを示す。
のグルーブを分析した場合のクロマトグラムを示す。
【図4】上述の装置により食肉に含まれる抗菌剤の1つ
のグルーブを分析した場合のクロマトグラムを示す。
のグルーブを分析した場合のクロマトグラムを示す。
【図5】上述の装置により食肉に含まれる抗菌剤の1つ
のグルーブを分析した場合のクロマトグラムを示す。
のグルーブを分析した場合のクロマトグラムを示す。
1 六方切換弁 2 濃縮用カラム 3 分析用カラム 6 蛍光検出器 8 濃縮用移動相タンク 12 試料注入機構 13 バイパス管 15 分析用移動相タンク
Claims (1)
- 【請求項1】 切換弁を介して逆相分配モードの濃縮用
カラムと分析用カラムを接離可能にするとともに、前記
濃縮用カラムの流入側に試料注入機構を接続し、かつ前
記試料注入機構にバイパス管を接続してなる食肉中の抗
菌剤一斉分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2050392A JPH05188050A (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 食肉中の抗菌剤の一斉分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2050392A JPH05188050A (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 食肉中の抗菌剤の一斉分析装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05188050A true JPH05188050A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=12028968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2050392A Pending JPH05188050A (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 食肉中の抗菌剤の一斉分析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05188050A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09325139A (ja) * | 1996-06-05 | 1997-12-16 | G L Sci Kk | 微量分析方法および液体クロマトグラフ |
CN108226349A (zh) * | 2018-03-20 | 2018-06-29 | 广西壮族自治区食品药品检验所 | 一种同时测定曲咪新乳膏中多种抑菌剂的检测方法 |
CN109374706A (zh) * | 2018-11-16 | 2019-02-22 | 肇庆学院 | 一种用立方Ia3d结构介孔碳CMK-8直接电化学传感器检测痕量卡巴氧的方法 |
-
1992
- 1992-01-09 JP JP2050392A patent/JPH05188050A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09325139A (ja) * | 1996-06-05 | 1997-12-16 | G L Sci Kk | 微量分析方法および液体クロマトグラフ |
CN108226349A (zh) * | 2018-03-20 | 2018-06-29 | 广西壮族自治区食品药品检验所 | 一种同时测定曲咪新乳膏中多种抑菌剂的检测方法 |
CN109374706A (zh) * | 2018-11-16 | 2019-02-22 | 肇庆学院 | 一种用立方Ia3d结构介孔碳CMK-8直接电化学传感器检测痕量卡巴氧的方法 |
CN109374706B (zh) * | 2018-11-16 | 2020-06-30 | 肇庆学院 | 一种用立方Ia3d结构介孔碳CMK-8直接电化学传感器检测痕量卡巴氧的方法 |
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