JPH0518787U - 歪防止用治具 - Google Patents

歪防止用治具

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JPH0518787U
JPH0518787U JP6700891U JP6700891U JPH0518787U JP H0518787 U JPH0518787 U JP H0518787U JP 6700891 U JP6700891 U JP 6700891U JP 6700891 U JP6700891 U JP 6700891U JP H0518787 U JPH0518787 U JP H0518787U
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JP
Japan
Prior art keywords
jig
large container
facing surfaces
distortion
facing
Prior art date
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Pending
Application number
JP6700891U
Other languages
English (en)
Inventor
順 真野
光 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型容器に設けられた開口を挟む対向面間の
間隔が多少異なっている場合であっても各対向面に対す
る自由な取り付け・取り外しを行うことができ、何度で
も再使用可能な歪防止用治具を提供する。 【構成】 大型容器1に設けられた開口2を挟んで対向
する対向面3,4間に取り付けて使用される歪防止用治
具10であって、前記対向面3,4間の間隔Lよりも長
い長尺状として形成された治具本体11と、その長手方
向に沿う両端側位置それぞれに配置されて各対向面3,
4をその内外方向から挟み込む一対の挟持具12とを備
えており、前記挟持具12のそれぞれは、前記治具本体
11によって摺動かつ位置決め可能に支持されているこ
とを特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、大型容器に設けられた開口を挟んで対向する対向面間に取り付けて 使用される歪防止用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、変圧器用タンクや送風ダクトのような大型容器の製缶作業などを行 う際には、その歪防止対策として、図3で示すように、これらの大型容器1に設 けられた開口2を挟んで対向する一対の対向面3,4間に歪防止用治具としての 仮補強用部材5を取り付けておくことが行われている。そして、このような仮補 強用部材5としてはいわゆる山形鋼などが用いられており、この仮補強用部材5 の両端を対向面3,4それぞれの内面に溶接しておくことによって対向面3,4 間の間隔Lを確保し、歪みの発生を防止するのが一般的となっている。
【0003】 また、作業終了後の大型容器1においては歪防止用治具が不要となるから、仮 補強用部材5の両端を大型容器1の対向面3,4それぞれからガス切断で切り離 すことによって取り外した後、各対向面3,4の内面をグラインダーなどで研削 することによって仮補強用部材5の切り残しを除去することが行われる。なお、 図中の符号6は、製缶作業やこれに引き続く塗装作業時に大型容器1の横倒しや 吊り上げを行うために使用すべく、対向面3,4それぞれの外面所定位置に位置 決めして取り付けられた吊金具である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、大型容器1の製缶作業時に使用した仮補強用部材5については、こ の大型容器1に対する塗装作業の開始前に取り外しておく必要がある。すなわち 、これは、仮補強用部材5の取り外し時に発生するガス切断火花などが塗装面に 悪影響を与えるのを未然に防止するためである。そこで、この仮補強用部材5を 取り外したまま行われる大型容器1の塗装作業時では、この大型容器1の横倒し や吊り上げに伴って歪が発生することになり、製品寸法の不良が生じることにな っていた。また、このようにして取り付け・取り外しがなされた仮補強用部材5 を再使用することはできず、素材コストの面での無駄が多くなるという不都合も 生じていた。
【0005】 本考案は、このような不都合に鑑みて創案されたものであって、開口を挟む対 向面間の間隔が多少異なっている場合であっても各対向面に対する自由な取り付 け・取り外しを行うことができ、しかも、何度でも再使用可能な歪防止用治具の 提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような目的を達成するために、大型容器に設けられた開口を挟 んで対向する対向面間に取り付けて使用される歪防止用治具であって、前記対向 面間の間隔よりも長い長尺状として形成された治具本体と、その長手方向に沿う 両端側位置それぞれに配置されて各対向面をその内外方向から挟み込む挟持具と を備えており、前記挟持具のそれぞれは、前記治具本体によって摺動かつ位置決 め可能に支持されていることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
上記構成によれば、まず、治具本体に摺動可能に支持された挟持具相互の間隔 を拡縮変化することによって大型容器の対向面間の間隔とおおむね対応させ、か つ、各挟持具自体を開放した状態で治具本体を対向面それぞれの端縁部に当てつ けた後、各挟持具と各対向面との位置合わせを行ったうえで挟持具それぞれの離 間間隔を狭めてやると、対向面それぞれの端縁部が各挟持具によって締め付けら れることになり、大型容器の対向面間に歪防止用治具が取り付けられたことにな る。また、挟持具それぞれを開放し、その離間間隔を拡げてやると、この歪防止 用治具が大型容器の対向面から容易に取り外されることになる。
【0008】
【実施例】 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】 図1は本実施例にかかる歪防止用治具を大型容器に取り付けた状態を示す外観 斜視図、図2はその要部のみを拡大して示す断面図であり、これらの図における 符号10は歪防止用治具である。なお、大型容器自体の構成は従来例と異ならな いので、図1及び図2において図3と互いに一致する部分については同一符号を 付すこととし、ここでの詳しい説明は省略する。
【0010】 本実施例にかかる歪防止用治具10は、大型容器1に設けられた平面視矩形状 の開口2を挟んで対向する対向面3,4間に取り付けて使用されるものであり、 大型容器1の対向面3,4間の間隔Lよりも長い長尺状の山形鋼などを用いて形 成された治具本体11と、その長手方向に沿う両端側位置それぞれに配置されて 大型容器1の各対向面3,4における端縁部3a,4aそれぞれをその内外方向 から挟み込んで拘束する挟持具12とを備えている。なお、図では、これらの端 縁部3a,4aの形状がいわゆるフランジ状とされているが、単なる平板状とさ れたものであっても差し支えないことは勿論である。
【0011】 さらに、各挟持具12は、互いに対向配置され、かつ、端縁部3a,4aの内 面に当接するストッパー金具13と、これらの外面に当接するストッパー金具1 4とから構成されており、ストッパー金具13は治具本体11の下面に当接する ことになる挟持板15に固着される一方、ストッパー金具14は挟持板15の下 面上に載置されている。そして、これらの挟持板15及びストッパー金具14は 、それぞれ固定用締結具としてのボルト16及びナット17を介して治具本体1 1に取り付けられており、この治具本体11によって摺動かつ位置決め可能に支 持されている。なお、ここで、挟持板15を用いているのは、ストッパー金具1 3,14を挟持具12として一体的に摺動させるためである。また、図中の符号 18は治具本体11に形成されたボルト16挿通用の貫通孔であり、これらの貫 通孔18は治具本体11の長手方向に沿う長孔状として形成されている。
【0012】 つぎに、この歪防止用治具10の取り付け・取り外し手順について説明する。
【0013】 まず、歪防止用治具10を構成する治具本体11に対して摺動可能に支持され た挟持具12相互の間隔を拡縮変化し、これらの間隔を大型容器1の対向面3, 4間の間隔Lとおおむね対応させたうえ、各挟持具12を構成するストッパー金 具13,14を離間させて開放した状態で挟持板15を介して治具本体11を対 向面3,4それぞれの端縁部3a,4aに当てつける。その後、各挟持具12と 各対向面3,4との位置合わせを行ったうえ、各挟持具12を構成するストッパ ー金具13,14の離間間隔を狭めてやると、対向面3,4それぞれの端縁部3 a,4aが各挟持具12によって締め付けられることになり、大型容器1の対向 面3,4間に歪防止用治具10が取り付けられたことになる。また、挟持具12 それぞれを開放し、そのストッパー金具13,14相互の離間間隔を拡げてやる と、この歪防止用治具10は大型容器1の対向面3,4から容易に取り外される ことになる。
【0014】 ところで、以上の説明においては、大型容器1の平面視形状が矩形状であると しているが、これに限定されるものではなく、例えば、円形状などであってもよ いことはいうまでもない。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案にかかる歪防止用治具によれば、大型容器に設け られた開口を挟んで対向する対向面間の間隔が多少異なっている場合であっても 歪防止用治具を自由に取り付け・取り外しすることができ、この大型容器の製缶 作業及び塗装作業のいずれにおいても歪防止用治具を使用できるので、製品寸法 の不良発生などを容易かつ確実に防止することができる。また、この歪防止用治 具を再使用することが可能となる結果、素材コストの面での無駄がなくせるとい う効果も得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかる歪防止用治具を大型容器に取
り付けた状態を示す外観斜視図である。
【図2】その要部のみを拡大して示す断面図である。
【図3】従来例にかかる歪防止用治具を大型容器に取り
付けた状態を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
1 大型容器 2 開口 3 対向面 4 対向面 10 歪防止用治具 11 治具本体 12 挟持具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大型容器(1)に設けられた開口(2)
    を挟んで対向する対向面(3,4)間に取り付けて使用
    される歪防止用治具(10)であって、 前記対向面(3,4)間の間隔(L)よりも長い長尺状
    として形成された治具本体(11)と、その長手方向に
    沿う両端側位置それぞれに配置されて各対向面(3,
    4)をその内外方向から挟み込む挟持具(12)とを備
    えており、 前記挟持具(12)のそれぞれは、前記治具本体(1
    1)によって摺動かつ位置決め可能に支持されているこ
    とを特徴とする歪防止用治具。
JP6700891U 1991-08-23 1991-08-23 歪防止用治具 Pending JPH0518787U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6700891U JPH0518787U (ja) 1991-08-23 1991-08-23 歪防止用治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6700891U JPH0518787U (ja) 1991-08-23 1991-08-23 歪防止用治具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0518787U true JPH0518787U (ja) 1993-03-09

Family

ID=13332468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6700891U Pending JPH0518787U (ja) 1991-08-23 1991-08-23 歪防止用治具

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JP (1) JPH0518787U (ja)

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