JP2542040Y2 - 竪配管芯出し用治具 - Google Patents

竪配管芯出し用治具

Info

Publication number
JP2542040Y2
JP2542040Y2 JP1991069112U JP6911291U JP2542040Y2 JP 2542040 Y2 JP2542040 Y2 JP 2542040Y2 JP 1991069112 U JP1991069112 U JP 1991069112U JP 6911291 U JP6911291 U JP 6911291U JP 2542040 Y2 JP2542040 Y2 JP 2542040Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
centering
fastening ring
jig
steel pipe
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991069112U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0518788U (ja
Inventor
幸宏 望月
典夫 山田
洋二 山門
光春 佐藤
Original Assignee
高砂熱学工業 株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 高砂熱学工業 株式会社 filed Critical 高砂熱学工業 株式会社
Priority to JP1991069112U priority Critical patent/JP2542040Y2/ja
Publication of JPH0518788U publication Critical patent/JPH0518788U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2542040Y2 publication Critical patent/JP2542040Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は竪配管の接続作業におけ
る接続管の芯出し用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】建造物の空調設備としての冷温水、冷却
水或いは蒸気管等の竪配管接続に際して、鋼管を突合せ
て溶接接続する場合、その突合せ作業には芯出しを行う
必要がある。
【0003】従来行われる竪管の接続作業は、例えば図
4のA,B,Cの順序で示すように下部鋼管aに対し接
続すべき鋼管bの芯を一致させた時点で同図Dで示すよ
うに一側C1で開閉できるように軸着し、他側で結着具
2で円筒状に形成されるアウタクランプと称する円筒
状の治具Cで、芯を揃えた状態の上下鋼管a,bの突合
せ部端に跨って結着することにより突合せ部を安定させ
た後、該治具Cの開口部C3を利用して両管の接続端を
仮溶接d′した後、円筒状治具Cを取外して同図Eで示
すように接続部全周を本溶接dする。
【0004】また、図5で示すように上下鋼管a,bの
芯を揃えて突合せた時点で、金馬と称するコ形の治具C
の複数個を、両管の接続部に跨って溶接した後、各治具
Cの間隔を利用して仮溶接d′した後、各治具Cを取外
して本溶接dする。
【0005】更に、接続管の芯出しを容易にするため図
6で示すように、予じめ下部鋼管aの上端部に内側縁を
芯出し縁C1とした複数個の治具Cを溶接して取付ける
ことにより上部鋼管bの芯出しを行ないつつ突合せた
後、該治具Cの間隔を利用して仮溶接d′した後、治具
Cを脱離して本溶接dを施していた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記図4、図5で示し
たように溶接による管接続に当り、アウタクランプ又は
金馬により芯出し後の接続部を安定保持する以前の芯出
しにおいて、接続すべき上部鋼管bを揚重機、ウインチ
等で下降させて下部鋼管aに対し完全に芯を合致させる
ことは甚だ面倒で特に熟練を要する作業となり、このた
めに多くの時間と労力を要し、時には危険を生ずる場合
もあった。
【0007】また上述の図6で示される芯出し治具Cと
してガイドピースを使用するものは、接続管毎に該治具
Cを下部鋼管aの所定位置に溶接すること、また接続作
業後はその撤去に多くの時間と労力を要し、作業能率の
低下となり、かつ、その撤去後には該ガイドピースの溶
着時の痕跡が残る等の不都合があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は上記に鑑み、従
来手段における接続鋼管の芯出し作業を著しく安易に
し、これに続く管の接続作業能率を向上させ得る芯出し
用治具を得ることを目的とし、該治具は、一対の半円形
部材を円形に対向させて、一端を開閉し得るように他端
軸着し、該開閉端を互いに結合するようにした円形締
着環の外周面に、内側縁を締着環の内周面と同一面に含
まれる垂直縁とし、その上部を漸次外方に開いたテーパ
縁とした芯出し片を、締着環の上縁から上方に突出させ
て、3個以上適数個を間隔を存して締着環と一体に設け
たことを特徴とする。
【0009】
【作用】本考案による芯出し用治具は、実施例の図3で
示すように半円形部材1a,1aを一端2で回動自在に
連結して、他端を結合することにより円形となる締着環
1を図3のAで示すように下部鋼管aの上端に結着し、
その外周面上縁から一体に突設した3個以上適数個の芯
出し片4の内側に向って上部鋼管bの下端を徐々に挿し
込めば図3のBで示すように上部鋼管bの下端は各芯出
し片4の内面上部テーパ縁4bに案内されて芯出しされ
つつ下動して各芯出し片4の垂直縁4aの内側に収まっ
た時点で、上部鋼管bと下部鋼管aとの芯は完全に一致
し、次いで各芯出し片4の間隔を利用して上下鋼管a,
bの接続端を仮溶接した後、締着環1の結合部を解放し
て芯出し用治具を取外し、図3のCで示すように本溶接
を施す。
【0010】尚、上記図示例では細幅の締着環1を間隔
を存して2個を一体として使用したものを示す。
【0011】
【実施例】本考案による芯出し用治具の実施例を図1,
2によって説明する。
【0012】1は竪配管接続の下部鋼管に着脱自在に結
着する締着環で、一対の半円形部材1a,1aを一端2
で開閉できるよう軸着し、開閉する他端に形成した袖片
1bを例えば螺杆とナットによる結着具3で結合するこ
とにより円形として下部鋼管aの上端に結着し、かつ該
結合具3を解放して両半円形部材1a,1aを開くこと
により鋼管aから容易に取出し得るようにした。
【0013】尚、図示例では細幅の半円形部材1a,1
aによる2個の締着環1の2個を間隔を存して一体とし
て使用したものを示すが、この2個を間隔なく一体に連
続させた円筒状の締着環1に形成してもよい。
【0014】4は上記円形締着環1の外周面に一体に溶
接した芯出し片で、少くとも3個以上を設け、各芯出し
片4の上部は締着環1の外周上縁から上方に突出させ、
その内側縁は締着環1の内周面と同一面に含まれる垂直
縁4aとし、その上部に連続して漸次外方に開くテーパ
縁4bを形成した。
【0015】尚、図示例において芯出し片4は適宜厚さ
の板片で形成したものを示すが、これを適度の剛性を持
つ線条で構成してもよい。
【0016】更に図示例では本考案治具を下部鋼管aの
上部に結着したとき上部鋼管bとの接続端縁に対応する
位置の垂直縁4a部分に凹入部4cを設けて、上下鋼管
a,bの仮溶接時の溶接作業を便利にした。
【0017】尚、本考案治具の使用時において、下部鋼
管aの上部に締着環1を取付ける場合、締付け前の締着
環1が下方に摺動することを阻止するため間隔を存して
2個の締着環1を一体として使用するものでは該間隔内
に位置させ、また1個の円筒状締着環の場合は、その下
方位置に図2、図3で示すように落下阻止用の突部5を
下部鋼管aの外面に溶着して設ける。
【0018】
【考案の効果】本考案によるときは、竪配管接続におけ
る下部鋼管の上端部に結着した治具の複数の芯出し片の
各内側案内縁により、接続すべき上部鋼管の芯出しは自
動的に行われるから上下鋼管の芯出し作業は極めて短時
間で直ちに仮溶接作業を行うことができ更に芯出し治具
は締着環の解放により簡便迅速に撤去し得て本溶接を行
うことが可能となり、接続管の芯出し作業時間を短縮し
得ると共に芯出しを的確にし、しかも芯出し治具は、一
対の半円形部材が軸着部を中心にして開閉できるから、
繰返えし着脱が安易で、該治具の撤去後、鋼管には痕跡
を残さない等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による芯出し治具の実施例を示す斜視
【図2】 図1の半部截断側面図
【図3】 本考案治具の使用状態を示す側面図
【図4】 アウタクランプを使用する従来例の接続作業
を示す側面図
【図5】 金馬を使用する従来例の接続作業を示す側面
【図6】 ガイドピースを使用した従来例の芯出しと接
続作業を示す側面図
【符号の説明】
1 締着環 2 連結部 3 結着具 4 芯出し片 4a 垂直縁 4b テーパ縁
フロントページの続き (72)考案者 佐藤 光春 神奈川県横浜市泉区弥生台22−3 グリ ーンハイム弥生台4−104 (56)参考文献 実開 昭58−102285(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の半円形部材を円形に対向させて、
    一端を開閉し得るように他端で軸着し、該開閉端を互い
    に結合するようにした円形締着環の外周面に、内側縁を
    締着環の内周面と同一面に含まれる垂直縁とし、その上
    部を漸次外方に開いたテーパ縁とした芯出し片を、締着
    環の上縁から上方に突出させて、3個以上適数個を間隔
    を存して締着環と一体に設けて成る竪配管芯出し用治
    具。
JP1991069112U 1991-08-29 1991-08-29 竪配管芯出し用治具 Expired - Lifetime JP2542040Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991069112U JP2542040Y2 (ja) 1991-08-29 1991-08-29 竪配管芯出し用治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991069112U JP2542040Y2 (ja) 1991-08-29 1991-08-29 竪配管芯出し用治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0518788U JPH0518788U (ja) 1993-03-09
JP2542040Y2 true JP2542040Y2 (ja) 1997-07-23

Family

ID=13393228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991069112U Expired - Lifetime JP2542040Y2 (ja) 1991-08-29 1991-08-29 竪配管芯出し用治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2542040Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6336378B2 (ja) * 2014-10-29 2018-06-06 鹿島建設株式会社 鋼管の接続方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5799924A (en) * 1980-12-10 1982-06-21 Sanyo Electric Co Warmth preserving type rice cooker

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0518788U (ja) 1993-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS637436Y2 (ja)
US3400872A (en) Lineup clamp
US4052045A (en) Alignment of flanges
JP2009291836A (ja) 外面クランプ式溶接管開先合わせ装置
US1693064A (en) Pipe clamp
JP2542040Y2 (ja) 竪配管芯出し用治具
CN105945507B (zh) 一种建筑施工中管路固定焊接方法
US3467295A (en) Clamping means for pipes and fittings
CN106181209A (zh) 一种建筑施工中活动式管路固定焊接方法
CN106002074B (zh) 一种建筑施工中活动式管路焊接用固定装置
CN207119970U (zh) 一种燃气管道的全自动定扭矩管件拧紧系统
US3735472A (en) Pipe fitting weld alignment apparatus
JP2005307811A (ja) ピストン挿入補助装置
TWI777727B (zh) 浮管支撐座與浮管之定位構造
CN205520233U (zh) 一种用于短管法兰的焊接定位装置
US4138873A (en) Tool for forming rectangular cross-sectional conduit ends
JPS5519475A (en) Butt pressure welding method of large-diameter pipe and apparatus thereof
JPS6019829Y2 (ja) パイプ突き合せ治具
JPH0614945Y2 (ja) 配管用アウタ−クランプ装置
US1035448A (en) Tool for coupling pipes.
JP2782687B2 (ja) 配管の据付装置
US3308529A (en) Tube coupling tool
JPS6347431Y2 (ja)
JPH0350640B2 (ja)
JPH087177Y2 (ja) 芯出し治具