JP2782687B2 - 配管の据付装置 - Google Patents
配管の据付装置Info
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Description
り、ユニット化配管、あるいは単体の配管を建物内やプ
ラント内に竪向きに配置し接続する際に、容易、正確に
位置決めして据付けができる配管の据付装置に関する。
続される管端面と、接続する管端面の軸方向クリアラン
スを適切にとって仮据付けし、その後一本ずつずり下げ
て管端面を合わせて本据付をする方法が一般に行なわれ
ていた。
題点があった。
れる管端面をガイドするものがなく、軸芯が合せ難い。
定、確保が難しい。
らぬと、両管端がはげしく接触し管端面の防蝕処理など
のこわれやすい部分を破損する。
ず、複数本を一体としたユニットの据付効率を大きく損
なう。
ものである。その目的は、竪向きに配置した配管間を接
続する際に、単管でも複数本のユニットの場合でも、正
確に軸心を合わせ、軸方向クリアランスを確保し、接触
等による損傷を生じることなく、精度高く、能率よく位
置決めして据付けできる配管の据付装置を提案するにあ
る。
位置する接続されるべき配管上端に取付けて、上方から
ずり下げてくる接続すべき配管下端を下方配管上端に向
け案内、位置決めして据付ける装置であり、該据付装置
は半円形断面の2胴部材の片側を蝶番で連結し、他側に
締付具を取付け内部は開閉自在の筒形空間を形成し、こ
の筒形空間の下端部は前記下方の配管上端に嵌着固定す
る円筒部を形成し、筒形空間の上端部は内面にすべり緩
衝性材を配し、前記上方の配管下端を案内し軸心を合わ
せる拡大開口部をなし、円筒部と拡大開口部の境周縁部
横方向に前記すべり緩衝性材の凸部が張出し、その厚み
は配管端面間に設けるべき軸方向クリアランスに相当す
ることを特徴とする配管の据付装置を主旨とする。
筒形空間上端部は拡大開口部をなしているので、上方か
らずり下げてくる上方の配管を下方の配管上端に向け案
内し軸心を合わせることができる。
する場合は、筒形空間はフランジも収納できる大きさと
する。
縁にはすべり緩衝性材の凸部が張出しているので、円筒
部に下方から挿入し嵌着固定した下方配管端面と、拡大
開口部にずり下げ案内して挿入した上方配管端面との間
に、凸部の厚みの軸方向クリアランスを正確に保って据
付けができる。なお、配管端面間を溶接等により接合す
る場合は軸方向クリアランス0となるので、凸部の厚み
を0、すなわち凸部をなしとする。また、配管端面間を
フランジ等により接合する場合は配管端面間にパッキン
を挿入するので、凸部の厚みを0、すなわち凸部をなし
とする。
べり緩衝性材、例えばテフロン等の鋼材等に比べ軟らか
く緩衝性があり、かつ摩擦係数が低く滑り易い材料が配
してあるので、接合方式をビクトリック型接続継手、フ
ランジ継手、対象管材を内面ライニング鋼管とする場合
には、配管端面が当たっても破損することがなく、滑ら
かに案内できる。
方式を溶接とする場合には、管端保護は不要であるので
拡大開口部内面にすべり緩衝性材は特に設けない。(表
1参照)
々の軸芯に多少誤差があっても、容易に位置修正できる
ので、下方の配管の上に上方の配管をずり下ろしユニッ
ト配管するのに最適である。
ンスを確保して、上方配管を据付けた後、締付具を外
し、蝶番を軸に筒形空間を開き、据付装置を取外すが、
この際に上下配管端面間に挟まれたすべり緩衝性材の凸
部は配管端面に損傷を与えることなく、容易に取り外し
ができる。
を説明する。
合の配管の据付装置である。
つの胴部材2,2の片側を蝶番3で連結し、他端側に基
端を回動自在に軸着したボルト4を備えた締付具5を取
付けて、内部は鉄リングを収納し得る開閉自在の筒形空
間6を形成している。この筒形空間6の下端部は円筒部
7で、その内径は取付け配管を嵌着固定できる寸法とな
してあり、中央部分は大径部8となっている。
ンジが収納できる大きさで、真っ直ぐ上に立ち上がった
空間を形成することは言うまでもない。
拡大開口部9をなし、上方に向かい拡大開口し、対象管
材が内面ライニング鋼管の場合には、管端保護が必要で
あるので、内面にテフロン樹脂などのすべり緩衝性材1
0が積層してある。なお対象管材が鋼管の場合には管端
保護が不要であるので、内面にすべり緩衝性材は設けな
い。円筒部7と拡大開口部9との境界周縁部には前記す
べり緩衝性材10の2つの半円環からなる凸部11が横
方向に張出している。この凸部11の厚さは据付ける配
管端面間のクリアランスに相当する寸法となしてある。
また、この据付装置は、胴部材2,2の片側端面(据付
具5取付側)上端部分を切欠き、スリット状ののぞき窓
12が設けてある。
装置を用い竪方向に配向した上下の配管を据付け接続す
る実施例を、ビクトリック型継手の場合について以下に
記述する。
に位置する配管13−1を自重固定具14で挟着し、貫
通スリーブ等を介し建物あるいはプラント等に固定す
る。この配管13−1は表面に防蝕処理15が施してあ
り、上端部にはビクトリック型継手で接続するための鉄
リング16が溶着してあり、ビクトリック型継手と配管
との間に介挿するゴムリング17が仮に嵌込んである。
拡大開口部9を上にして取付ける。配管13−2の先端
が円筒部7内に、凸部11に当接するまで嵌込み、締付
具5のボルト4を締付け固定する。この際、鉄リング1
6は大径部8内に納まる。
せて接続すべき上方の配管13−2を拡大開口部9内に
端面が凸部11に当接するまで吊り下す。上下配管13
−2,13−1間には図4のように凸部11の厚みに相
当する軸方向クリアランス18が自動的に設定される。
このクリアランス18はのぞき窓12から目視により確
認できる。この状態で上方の配管13−2を建物等に固
定する。配管を1本ずつ据付ける場合は、前記のような
自重固定具14等を用いる。複数本の配管を一体となし
た配管ユニットを据付ける場合は、例えば特許公報(昭
54−34173号)で提案されているパイプ取付装置
を用いると、作業能率よく好適である。
要間隔を保ってユニットとし、本発明の配管の据付装置
1を取付けた下方の配管13−1のユニット上にずり下
ろして接合を行う。
を、下方の本発明の装置を取付けた配管13−1のユニ
ットに下ろしている状態を示す図である。
後、据付装置1の締付具5のボルト4を緩め、蝶番3を
回動して筒形空間6を開き、凸部11を端面間をすべら
せて取り外す。
グ17を移動し、配管と配管の接合部の周囲を挟み込
み、図5に示すビクトリック型接続継手19を、その上
から被せ、継手のボルト20を締付け、図6のごとく鉄
リング16を継手内面凹部に嵌合せしめて配管13−
1,13−2間を接続固定する。
のすべり緩衝性材を胴部材内面に接着積層し、その端部
を横方向に張出させて凸部となしたものであり、すべり
緩衝性材が配管端面と接触して破損するまでは繰返し転
用ができる。また、すべり緩衝性材をくりぬき成形して
拡大開口部および凸部を一体あるいは別体につくり、こ
れを胴部材内側に着脱可能に取付けることができる。こ
の場合はくりぬき成形した材料が大きな損傷を受けて
も、くりぬき成形した材料を交換することにより、胴部
材本体は転用が可能である。
クリアランスの目視により確認を可能としたが、必ずし
も設ける必要はない。
配管の据付装置である。管接続面の軸方向のクリアラン
スは0であるので、すべり緩衝性材の凸部の厚み(設定
厚さ)を0、つまりすべり緩衝性材の凸部はないものと
する。
ニング鋼管、溶接継手の場合とも管端保護が不要である
ので、拡大開口部内面にすべり緩衝性材は特に設けな
い。
置である。管接続面の軸方向のクリアランスは0である
ので、すべり緩衝性材の凸部の厚み(設定厚さ)を0と
する。
り、次の効果を奏する。
続する配管を容易、正確に案内し軸心合わせができ、作
業の能率が向上する。
確保でき、ビクトリック型接続継手、フランジ継手、あ
るいは溶接により、精度の高い接続ができる。
る恐れがない。
据付けにも作業能率よく適用できる。
る。
を示すもので、右側は上から、左側は下からみた平面図
である。
間の縦断面図である。
管をずり下げる状態の一部断面で示す正面図である。
をずり下げ据付けた状態の一部断面で示す正面図であ
る。
図である。
置を取付けた配管ユニットに下ろしている状態を示す図
である。
示す図である。
ある。
図である。
…締付具、6…筒形空間、7…円筒部、8…大径部、9
…拡大開口部、10…すべり緩衝性材、11…凸部(す
べり緩衝性材)、12…のぞき窓、13−1…下方の配
管、13−2…上方の配管、14…自重固定具、15…
防蝕処理、16…鉄リング、17…ゴムリング、18…
クリアランス、19…ビクトリック型接続継手、20…
ボルト、21…フレーム、22…クレーン、23…フラ
ンジ、24…パッキン。
Claims (1)
- 【請求項1】 竪向きに配置した下方に位置する接続さ
れるべき配管上端に取付けて、上方からずり下げてくる
接続すべき配管下端を下方配管上端に向け案内、位置決
めして据付ける装置であり、該据付装置は半円形断面の
2胴部材の片側を蝶番で連結し、他側に締付具を取付け
内部は開閉自在の筒形空間を形成し、この筒形空間の下
端部は前記下方の配管上端に嵌着固定する円筒部を形成
し、筒形空間の上端部は内面にすべり緩衝性材を配し、
前記上方の配管下端を案内し軸心を合わせる拡大開口部
をなし、円筒部と拡大開口部の境周縁部横方向に前記す
べり緩衝性材の凸部が張出し、その厚みは配管端面間に
設けるべき軸方向クリアランスに相当することを特徴と
する配管の据付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4299947A JP2782687B2 (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 配管の据付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4299947A JP2782687B2 (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 配管の据付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06147362A JPH06147362A (ja) | 1994-05-27 |
JP2782687B2 true JP2782687B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=17878880
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4299947A Expired - Fee Related JP2782687B2 (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 配管の据付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2782687B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150015840A (ko) * | 2013-08-01 | 2015-02-11 | 삼성중공업 주식회사 | 해양설비의 파이프 인양지그 장치 및 파이프 수직 결합방법 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0696733A1 (en) | 1994-08-12 | 1996-02-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Surface inspection system |
US10533688B2 (en) * | 2016-05-16 | 2020-01-14 | Victaulic Company | Coupling having tabbed retainer |
US10859190B2 (en) | 2016-05-16 | 2020-12-08 | Victaulic Company | Sprung coupling |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4963889A (ja) * | 1972-10-19 | 1974-06-20 | ||
JPS49101928A (ja) * | 1973-01-31 | 1974-09-26 |
-
1992
- 1992-11-10 JP JP4299947A patent/JP2782687B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4963889A (ja) * | 1972-10-19 | 1974-06-20 | ||
JPS49101928A (ja) * | 1973-01-31 | 1974-09-26 |
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KR20150015840A (ko) * | 2013-08-01 | 2015-02-11 | 삼성중공업 주식회사 | 해양설비의 파이프 인양지그 장치 및 파이프 수직 결합방법 |
KR101589121B1 (ko) * | 2013-08-01 | 2016-01-27 | 삼성중공업 주식회사 | 해양설비의 파이프 인양지그 장치 및 파이프 수직 결합방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06147362A (ja) | 1994-05-27 |
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