JPH05187873A - 孔曲り計測装置及び孔曲り計測方法 - Google Patents

孔曲り計測装置及び孔曲り計測方法

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JPH05187873A
JPH05187873A JP11960092A JP11960092A JPH05187873A JP H05187873 A JPH05187873 A JP H05187873A JP 11960092 A JP11960092 A JP 11960092A JP 11960092 A JP11960092 A JP 11960092A JP H05187873 A JPH05187873 A JP H05187873A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 あらゆる方向の被測定孔の傾斜角及び方位角
を同時に、かつ、センサ部を停止しないで短時間で計測
する。 【構成】 第1の演算手段はセンサ部からの3軸の加速
度信号により水平面に対するセンサ部の進行方向(X
軸)及びそれに垂直な面内の直交する2軸(Y,Z軸)
のそれぞれの角度の初期値を求める。第2の演算手段は
センサ部の角速度出力信号から各軸まわりの回転角及び
角度変化を算出する。第3の演算手段は第2の演算手段
の出力から、基準値からの角度ずれを算出する。センサ
部を進行方向に移動させたときのX,Y,Z軸まわりの
回転角と、移動距離とを順次得てこれを積分することに
より、孔曲りを計測することができる。ガイド部材で初
期の方向誤差を少なくする。計測結果の計測開始点と終
端点との値を両端部の位置座標と一致させて誤差を補正
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、加速度計及びジャイ
ロスコープを有するセンサ部を備えて、土木工事等で使
用される孔曲り計測装置及びこれを用いた計測方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、レーザ光などを用いた光学的
測量が困難な直径の小さい地中孔の孔曲り計測は、孔の
中に磁石及び傾斜計で構成されるセンサ部を入れ、孔の
方位及び傾斜を求め、これと孔の入口からの距離から孔
曲りを基準位置からの変位量として求める方法、あるい
は、磁石の代わりにジャイロを用いて孔の方位角の変化
を測定し、基準位置からの変位量を求めている。
【0003】図18に示す特開平2−201215号公
報に記載の穴曲り計測装置をもとに従来技術の構成を示
す。ジャイロ181はジャイロ取付台182に取り付け
られ、加速度計183は加速度計取付台184に取り付
けられる。両取付台182,184は回転軸185によ
り連結される。回転軸185は軸受186により軸受取
付台187に、X−X’軸まわりに回転できるように取
り付けられる。回転軸185の回転が妨げられないよう
に回転軸185と軸受取付台187の間には、中空部1
814が設けられる。軸受取付台187は耐水圧容器1
88に固定される。ジャイロ取付台182及び加速度取
付台184は、X−X’軸まわり回転するときジャイロ
の入力軸aがZ方向を向くように下部を重くしてある。
【0004】センサ部1815を被測定孔(図示せず)
内をX軸方向に移動させることにより、ジャイロ181
がZ軸まわりの角速度を検出し、該角速度は積分器18
9,A/D変換器1810を経て、Z軸まわりの角度変
化ψとして演算部1811に入力される。次に、加速度
計183はセンサ部1815の停止時にY軸まわりの被
測定孔の傾斜角を検出し、該傾斜角はA/D変換器18
12を経て演算部1811に入力される。演算部181
1では、センサ部1815の走行によって得られる被測
定孔のZ軸まわりの角度変化ψを孔の入口などの基準点
からの距離x(図示せず)に対応させ、必要に応じて孔
の入口などの基準方向ψoに対する、x=l点でのY軸
方向の変位yを次式より得る。
【0005】dy=ψ(x)dx
【0006】
【数1】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の穴曲り計測装置
は、以上のように構成されているので、被測定孔の傾斜
角を測定するためには測定点でいちいちセンサ部181
5を停止しなければならず、測定に時間がかかり、ま
た、ジャイロ181の出力の積分値である方位角の測定
値は、ジャイロ181の誤差により時間と共にずれてゆ
くいわゆるドリフト誤差をさけるためセンサ部1815
の走行速度を大きくして短くせねばならず、このように
するとセンサ部1815への運動外乱によりジャイロ1
81がX軸まわりに動揺して入力軸aが傾くため方位角
を正しく検出できなくなる。また、X軸が鉛直に近くな
るとジャイロ181により方位角を測定できなくなるな
どの問題点があった。
【0008】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたものであり、鉛直方向を含むあらゆる
方向の被測定孔の傾斜角及び方位角を同時に、かつ、セ
ンサ部の停止を要しないで短時間で計測できる装置及び
測定誤差を少なくする装置並びに測定方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る孔曲り計測装置は、被測定孔の方位角
及び傾斜角を測定するセンサ部と、該センサ部の信号を
伝送する伝送ケーブルと、該センサ部の信号を送受信、
演算処理、制御、表示する制御表示部とよりなる孔曲り
計測装置において、センサ部は、進行方向(X軸)の加
速度と進行方向に垂直な平面内の直交する2方向(Y,
Z軸)の加速度を計測する複数の加速度計、及び上記
X,Y,Z軸まわりの角速度を計測する複数のジャイロ
スコープを有するセンサ部であり、前記3軸の加速度出
力信号から重力方向に垂直な面である水平面に対する
X,Y,Z軸のそれぞれの角度を算出する第1の演算手
段と、前記3軸の角速度出力信号から各軸まわりの回転
角を算出する第2の演算手段と、該センサ部の移動距離
を計測する距離計と、前記第2の演算手段及び前記距離
計との出力信号を取り込んで、該センサ部の移動経路及
び傾き角を算出する第3の演算手段とを設けたものであ
る。
【0010】このとき、センサ部を構成する加速度計、
ジャイロスコープとして、2軸方向の加速度と当該2軸
まわりの角速度を計測できる複合センサを2個、平行で
ない任意の角度で配置して構成してもよく、複合センサ
2個を直交して配置することもできる。
【0011】また、センサ部の移動距離を計測する距離
計として、センサ部からの伝送ケーブル長の計測手段を
用いることができる。
【0012】計測対象管路の計測開始位置の内面に保持
されるガイド部材を備え、該センサ部を計測開始位置に
おける計測対象管路の延長方向にガイドするようにして
もよい。
【0013】さらに、被測定孔の両端部の位置座標を直
接に測定し、前記被測定孔の孔曲りを計測し、該計測結
果の計測開始点と計測終端点との値を前記両端部の位置
座標と一致させる補正を行うことが出来る。
【0014】
【作用】第1の演算手段はセンサ部からの3軸の加速度
信号により水平面に対するセンサ部の進行方向(X軸)
及びそれに垂直な面内の直交する2軸(Y,Z軸)のそ
れぞれの角度の初期値を求める。第2の演算手段はセン
サ部の角速度出力信号から各軸まわりの回転角及び角度
変化を算出する。第3の演算手段は第2の演算手段の出
力から、基準値からの角度ずれを算出する。センサ部を
進行方向に移動させたときのX,Y,Z軸まわりの回転
角と、移動距離とを順次得てこれを積分することによ
り、孔曲りを計測することができる。
【0015】ガイド部材を用いると、センサ部が測定対
象の管路の計測開始位置の管路方向を正しく向くように
ガイドされる。従って、計測の初期の方向誤差を可及的
に低減させることができ、その後の計測値においては、
ジャイロドリフトの他、発生確率が一定と考えられる一
般的な計測誤差のみが生ずるだけとなる。
【0016】さらに、被測定孔の両端部の位置座標を直
接に測定し、上記の計測装置を用いて前記被測定孔の孔
曲りを計測し、該計測結果の計測開始点と計測終端点と
の値を前記両端部の位置座標と一致させることにより、
計測上の累積誤差の補正を行うことが出来る。
【0017】
【実施例】本発明の実施例を図について説明する。図1
は本発明の一実施例の構成ブロック図である。図2は被
測定孔8にセンサ部1を挿入して計測する様子を示す図
であり、これを用いて、座標系との関係を説明する。
【0018】図2の点Oは被測定孔8の計測基準点であ
り、点Oを通る水平面H内の直交方向にN軸、W軸を、
鉛直方向にV軸をとる。N軸は計測の方位基準となるも
ので、例えば真北にとる場合が多い。X,Y,Z軸は、
センサ部1に固定の直交座標系であり、センサ部1が被
測定孔8内を移動する方向をX軸としている。センサ部
1の姿勢は、θ、ψ、φで表わされ、N,W,V座標系
との関係は、次の通りである。即ち、X軸を含み水平面
Hに垂直な面と水平面との交線とX軸とのなす角(ピッ
チ角)をθ、該交線とN軸とのなす角(方位角)をψと
し、Y軸を含み水平面Hに垂直な面と水平面Hとの交線
とY軸とのなす角(ロール角)をφとする。計測基準点
Oにおける角度には添字“o”を付してある。計測基準
点OにおけるX軸の方向を計画線と呼ぶ。
【0019】図1において、21,22,23はそれぞ
れ加速度計、31,32,33はそれぞれジャイロスコ
ープであり、それぞれの検出軸がセンサ部1に固定の座
標系のX,Y,Z方向と一致するように配置されてい
る。4は角度演算部であり、計測の開始位置(基準点)
において、加速度計21,22,23の検出出力αX
αY,αZを用いて水平面Hに対するピッチ角、方位角、
ロール角を算出する第1の演算手段41、及び第1の演
算手段41の演算結果及びジャイロスコープ31,3
2,33の検出出力ωX,ωY,ωZを用いて方向余弦マ
トリクスの演算及びセンサ部1の角度変化を算出する第
2の演算手段42で構成される。5はセンサ部1の移動
距離を求める距離計、6は第2の演算手段42の演算出
力と距離計5の出力を用いて、センサ部1が被測定孔8
を移動したときのセンサ部1の鉛直変位、水平変位を算
出する第3の演算手段、7は測定結果を表示する表示部
である。
【0020】次にこの実施例の動作を図3のフローチャ
ートとともに説明する。まず、被測定孔8の孔曲りを計
測するには計測の基準点を決める必要があるが、これを
図2の点Oとする。センサ部1は、被測定孔8に沿って
移動するので、センサ部1の角度が被測定孔8の傾き角
となる。
【0021】 点Oにセンサ部1を静止させた状態
で、加速度計21,22,23の出力αXO,αYO,αZO
から重力加速度の方向、ベクトルGを求める。
【0022】 ベクトルG=αXOUV+αYOUV+αZOUV
【0023】ここで、iUV,jUV,kUVは、それぞれ
X,Y,Z方向の単位ベクトルである。
【0024】 上記加速度計出力より、水平面Hに対
するセンサ部1のピッチ角θO、及びロール角φOを次式
により求める。
【0025】θO=tan-1XO/G)
【0026】φO=tan-1YO/G)
【0027】ここで、G=(αXO 2+αYO 2+αZO 2)1/2
【0028】 点Oにおけるセンサ部1の方位角ψO
を設定する。被測定孔8の真北に対する方向を知りたい
場合には、基準点での方位角ψOとして、別途測定して
得られる点Oにおける孔の方位角を設定する。また、被
測定孔8の途中での曲り具合を知りたい場合には、基準
点Oでの方位角ψOとして、ψO=0と設定する。
【0029】 及びで求めたθO、φO、ψOを用
いて、方向余弦マトリクスの初期値を定める。方向余弦
マトリクスは、次式で表わされる。
【0030】
【数2】
【0031】
【数3】
【0032】
【数4】
【0033】この式に、θ=θO,φ=φO,ψ=ψO
代入することにより方向余弦マトリクスの初期値が算出
できる。
【0034】 センサ部1を被測定孔8に沿って移動
させながらジャイロスコープ31,32,33の出力ω
X,ωY,ωZを用いてセンサ部1の移動距離xにおける
センサ部1の水平面Hに対する角度θ、φ、ψを演算す
る。
【0035】この演算の方法は、ジャイロスコープ出力
ωX,ωY,ωZを用いて、方向余弦マトリクスを更新
し、これを用いて次式により、角度θ、φ、ψを算出す
る。
【0036】 ピッチ角 θ=tan-1(B31/(B32 2+B33 2)1/2)
【0037】ロール角 φ=tan-1(B32/B33)
【0038】方位角 ψ=tan-1(B21/B11)
【0039】ここで、B11,B12,…,B33は更新され
た方向余弦マトリクスの要素である。方向余弦マトリク
スの更新方法には種々の方法があるが、計算誤差が少な
いクオータニオン方式(Boltz Quaternion Cayly-Hamil
ton方式)が広く用いられている。この方法は、次の通
りである。クオータニオンエレメントQ1,Q2,Q3
4を、ジャイロスコープ出力ωX,ωY,ωZを用いて次
式により更新する。
【0040】
【数5】
【0041】M1=1−(1/8)(ωX 2+ωY 2+ωZ 2)…
【0042】 M2=(1/2)ωZ−(1/48)(ωX 2+ωY 2+ωZ 2)(ωZ)…
【0043】 M3=−(1/2)ωY+(1/48)(ωX 2+ωY 2+ωZ 2)(ωY)…
【0044】 M4=−(1/2)ωX+(1/48)(ωX 2+ωY 2+ωZ 2)(ωX)…
【0045】更新されたクオータニオンエレメントから
方向余弦マトリクスを次式により算出することにより方
向余弦が更新できる。
【0046】Q2 =Q1 2+Q2 2+Q3 2+Q4 2
【0047】B11=(Q1 2+Q4 2−Q2 2−Q3 2)/Q2
【0048】B22=(Q2 2+Q4 2−Q1 2−Q3 2)/Q2
【0049】B33=(Q3 2+Q4 2−Q1 2−Q2 2)/Q2
【0050】B12=2・(Q1・Q2+Q3・Q4)/Q2
【0051】B13=2・(Q1・Q3−Q2・Q4)/Q2
【0052】B21=2・(Q1・Q2−Q3・Q4)/Q2
【0053】B23=2・(Q2・Q3+Q1・Q4)/Q2
【0054】B31=2・(Q1・Q3+Q2・Q4)/Q2
【0055】B32=2・(Q2・Q3−Q1・Q4)/Q2
【0056】なお、クオータニオンエレメントの初期値
は、で求めた方向余弦マトリクスの初期値を用いて上
式により求まる。
【0057】 で求めたθ、φ、ψを用いて、基準
点からの角度ずれΔθ、Δφ、Δψを求める。
【0058】Δθ=θ−θO
【0059】Δφ=φ−φO
【0060】Δψ=ψ−ψO
【0061】 求められた角度θ、φ、ψ及び角度ず
れΔθ、Δφ、Δψとセンサ部1の距離計測値を用い
て、次式によりxに対する計画線からの変位(即ち、孔
曲り)を求める。
【0062】
【数6】
【0063】
【数7】
【0064】図4は、計測結果の表示の一例を示す図で
ある。同図(a)は水平面H内の変位を距離に対してプ
ロットしたもので、座標軸Nを基準に計測基準点Oにお
ける方位角ψOの計画線に対する被測定孔のずれを表わ
している。同図(b)は鉛直面内の変位を距離に対して
プロットしたもので、水平面Hを基準に計画線とそれに
対する被測定孔のす゛れを表わしている。なお、同図中
のψO、Δψ、Δl、θO、Δθ、Δhは説明のために記
入したものであり、画面には表示されない。これらを表
示する必要のある場合は、画面の一部に数値で表示する
ことになる。
【0065】図5は、計測結果の表示の一例を示す図で
あり、被測定孔8がほぼ鉛直方向に向いている場合を示
す。この場合には、センサ部の進行方向X軸がほぼ鉛直
を向くので、角度ψをロール角、角度φをヨー角と呼ぶ
のが妥当である。従って、同図(a)はNV面内の変位
を距離に対してプロットしたものである。同図(b)は
WV面内の変位を距離に対してプロットしたものであ
る。表示方法は図4の場合と同様である。
【0066】図6は、本発明の他の実施例のセンサ部1
を示す図であり、2個の複合センサ91,92を直交配
置してセンサ部1を構成する。複合センサ91,92は
直交2軸方向の加速度と当該軸まわりの角速度を同時に
計測できるものである。この実施例では、複合センサ9
1の一方の検出軸ξ1と複合センサ92の一方の検出軸
ξ2とをY軸に平行に、複合センサ91の他方の検出軸
η1をX軸に平行に、複合センサ92の他方の検出軸η2
をZ軸に平行に、設定している。ここで、複合センサ9
2の検出軸η2の加速度と角速度の出力回路は省略でき
ることはもちろんである。この実施例では、センサの数
が2個ですむので、センサ部の小形化、軽量化に有効で
ある。
【0067】図7は、本発明の他の実施例を示す図であ
り、2個の複合センサ91,92を平行でない任意の角
度γで配置して、センサ部1を構成するとともに、セン
サ部1と第1の演算手段41、第2の演算手段42との
間にそれぞれ第4の演算手段44,第5の演算手段45
を設けている。それ以外の構成は図1の場合と同様であ
る。
【0068】複合センサ91,92の検出軸とセンサ部
1に固定の座標系(X,Y,Z)との関係は、複合セン
サ91,92の一方の検出軸ξ1,ξ2をY軸方向に一致
させる。図中、Y軸は2個の複合センサ91,92を含
む面に垂直な方向に、X軸はこの面内で双方の複合セン
サと角度γ/2をなす方向に、Z軸は、X,Y軸に直角
な方向にある。
【0069】この構成の場合、複合センサ91の検出軸
ξ1,η1の出力α<ξ1>,α<η1>,ω<ξ2>,ω<η1>及
び複合センサ92の検出軸ξ2,ζ2の出力α<ξ2>,α<
ζ2>,ω<ξ2>,ω<ζ2>から、次式によりαX,αY,α
Z,ωX,ωY,ωZが算出できる。ここでα、ωの次の<>
はそれらに付く下添字を示し、以下同様である。
【0070】αY=α<ξ1>,又はαY=α<ξ2>
【0071】 αZ=α<η1>cos(γ/2)+α<η2>cos(γ/2)
【0072】 αX=−α<η1>sin(γ/2)+α<η2>sin(γ/2)
【0073】ωY=ω<ξ1>,又はωY=ω<ξ2>
【0074】 ωZ=ω<η1>cos(γ/2)+ω<ζ2>cos(γ/2)
【0075】 ωX=−ω<η1>sin(γ/2)+ω<η2>sin(γ/2)
【0076】第4の演算手段44は、複合センサ91,
92の加速度出力α<ξ1>,α<η1>,α<η2>を用い
て、上式の演算を行ないαX,αY,αZを算出する。
【0077】第5の演算手段45は、複合センサ91,
92の角速度出力ω<ξ1>,ω<η1>,ω<η2>を用い
て、上式の演算を行ないωX,ωY,ωZを算出する。
【0078】図7の実施例で、複合センサの直径D,長
さLとすると、複合センサ2個は、内径S2=Lsin(γ
/2)+Dcos(γ/2)の円筒に入ることになる。一方、
図6の実施例では、複合センサ2個は、内径S1=(L2
+D21/2の円筒に入ることになる。例えば、L=2
D,γ=60°とすると、
【0079】S2=(1+(3)1/2)D/2≒1.37D
【0080】S1=(5)1/2D≒2.24D
【0081】となり、図7の構成は細い円筒状のセンサ
部とするのに有効であることが示される。このことによ
り、細長い被測定孔の計測に適用できる。
【0082】上記の実施例においては、測定対象として
被測定孔があるという前提で説明しているが、本発明は
これに限らず、例えば、曲りを測定すべき構造体に取付
けられた案内みぞ、あるいはガイドに沿ってセンサ部を
動かすことによってもよいことはもちろんである。
【0083】次にガイド部材を用いた計測装置の例を説
明する。図8を参照すると、地盤10に初期において基
準位置12Aとして2点鎖線で示す方向に敷設された長
さLの管路が、地盤10の沈下等に起因する地盤変状に
よって実線12で示す位置に移動変位している。この実
線で示される管路12の変位量の内、地盤10の表面の
点OAでは、元の位置である点OA’からの変位は地表
において直接に測定できるが、管路12の地中にある部
分の変位量はセンサ等によって計測されなければ不明で
ある。このため、管路12の各部の変位量は計測対象管
路12の入口部OAを基準として計測し、この計測結果
と入口部OA点の元の位置OA’に対する変位量とによ
って、管路12の基準位置12Aに対する変位量が判明
する。従って、センサ等によってこの入口部OAに対す
る管路12の各部の変位量を正確に計測することが必要
となる。
【0084】変位量を正確に計測するためには、まず、
この実施例では計測の開始点である管路12の入口点O
Aでのセンサ部の方向を正確に設定する必要がある。そ
のための装置を図9から図11を参照しながら説明す
る。
【0085】図9は図8に示す管路12の地表近傍の拡
大断面図であり、図10は図9に示すガイド部材14の
矢視線Bによる平面図であり、図11は図9の矢視線C
−Cによる横断面図である。
【0086】慣性センサ16は図1における孔曲り計測
装置のセンサ部1と同様のものである。その形状は円筒
形状を成しており、その母線方向には図11に示すよう
に120度程度の角度に隔離して2個のフィン状の脚部
材16Aが固定されており、水平な管路12の場合には
この脚部材16Aが管路12の内面を滑りながら移動す
ることが出来る。このように慣性センサ16が管路12
の中を自由に移動できるように、管路12の内径寸法と
比較して慣性センサ16の外形寸法が小さく設定されて
いる。従って、管路12と慣性センサ16との間に隙間
が存在し、特に水平でない方向に敷設された管路12の
場合には、測定開始位置OAの近くにおける管路12内
の慣性センサ16の設置方向に誤差が生じやすい。この
初期の方向誤差は、特に長い管路12の場合には慣性セ
ンサ16による管路12の変位量の計測に対して大きな
誤差を生む原因となる。
【0087】管路12の入口部に挿入された慣性センサ
16が正確に管路12の延長方向を向き、上記問題を解
決するよう、ガイド部材14を管路12の入口点OAの
近傍の入口部に保持している。このガイド部材14は慣
性センサ16の上述の2個の脚部材16Aを図11に示
すように保持することが出来る寸法形状に製作してあ
る。この慣性センサ16は、該慣性センサ16に対して
小さな外力を付与することにより、該ガイド部材14に
対して管路12の延長方向に対して摺動することが出来
る程度に該ガイド部材14によって保持されている。
【0088】一方、ガイド部材14は管路12に対して
密着するように高精度な加工を施すか、或いは、弾性部
材によって製造し、その弾性力によって管路12の内面
に密着させるか、あるいは接着剤によって管路12の内
面に固定させてもよい。これらの場合に何れも、管路1
2の内面に密着された場合において、ガイド部材14の
ガイド面14Aが管路12の延長方向に対して正確に平
行になるように製作する必要がある。
【0089】更に、ガイド部材14の管路12の点OA
から遠い内部側の部分は、図9と図10に示すようにガ
イド面14Aから管路12との隙間が漸増するように形
成された端部ガイド面14Bを有している。この端部ガ
イド面14Bは、慣性センサ16を管路12の内部を移
動させた後の復路の場合に、上記ガイド部材14が慣性
センサ16の帰還を妨害することの無いように復路時の
ガイドの役割をする。
【0090】本発明に係る上述の計測装置による管路1
2の変位量計測結果の模式的なグラフを図12の破線1
22によって示す。また、これを比較するために図13
には本発明に係る計測装置を使用せず、点OAにおいて
角度θの管路方向誤差がある場合の模式的なグラフを破
線124によって示している。実際の管路12の敷設状
態は各図において実線120で示しており、各計測結果
との差は明らかに図13の場合の方が大きい。これは、
初期の方向誤差が管路12の長さに比例してその計測変
位量が誤差の累積になるからである。
【0091】次に、上述の孔曲り計測装置による計測方
法について説明する。孔曲り計測装置を用いて被測定孔
の曲り状態を計測するに際し、一般に計測上の誤差が生
ずる。この誤差には、被測定孔へセンサ部を挿入設定し
た場合の初期の方向誤差があり、また、センサ部のジャ
イロスコープは、時間と共に基準値のずれるジャイロド
リフト成る誤差が存在する。被測定孔の孔曲り計測時に
生ずるこれらの誤差を、計測後に補正することによっ
て、より精度の高い計測結果を得る手法につき以下に説
明する。
【0092】図4によって説明した測定結果Rは、その
測定開始点である測定基準点Oでは少なくともその座標
値において矛盾はない。然しながら、もし、計測の終点
においてその終点座標値が判明している場合には、測定
結果とその終点座標値とが一致しないことが一般的であ
る。この場合の不一致は明らかに計測上の累積誤差であ
る。
【0093】この誤差を補正する方法を図14から図1
7を用いて説明する。
【0094】図14は、鉄管等からなる長さがLの被測
定孔8を地中50に水平に埋設し、その埋没状態の経時
変化を計測する場合、埋設管である被測定孔8の両端部
の土地を掘り、計測用のピット52,54を形成してお
く。そして、計測時に被測定孔8の両端OAとOBの座
標値を正確に測定しておく。この実施例では一端OAか
ら計測を開始し、他端OBにおいて計測を終了する。
【0095】図15は上記OA点とOB点とを結ぶライ
ンをx軸とし、それに直交する方向であって、求める経
時変化量の方向をy軸としている。被測定孔8の元の水
平計画線は図のPLで示され、この水平計画線PLと平
行であって点OAを通るラインをPL’とする。点OA
と点OBとはその経時変化が異なるので、その差をδB
とすると、このδBは図15のように示される。本発明
に係る孔曲り計測装置による計測結果は、図においてR
で示されている。
【0096】然しながら、上記x軸の定義より測定結果
Rの終端P1はx軸上のOB点に重なるはずであるが、
この実施例ではそのような結果になっていない。これ
は、計測に際して上述したような計測誤差が累積した結
果と考えられる。
【0097】もし、OB点における誤差δが全て、セン
サ部をOA点に挿入した際の初期の方向誤差のみに起因
するものとすると、センサ部のx方向への進行と共に被
測定孔8の経時変化量yの測定誤差が累積して行き、そ
の累積状態は一点鎖線EL1に示すように1次元的な増
加であることは容易に理解される。
【0098】また、もし、OB点における誤差δが全て
センサ部内のジャイロスコープのジャイロドリフトのみ
に起因するものとすると、センサ部のx方向への進行と
共に被測定孔8の経時変化量yの測定誤差が累積して行
き、その累積状態は一点鎖線EL2に示すように2次元
的な増加となる。このことは、図17を参照すると容易
に理解されよう。ジャイロスコープは一定のジャイロド
リフトを有し、しかもセンサ部は被測定孔8の中を等速
度で移動するものとする。上記ジャイロドリフト誤差曲
線EL2をy=f(x)とおく。誤差関数yのある位置
xにおける累積誤差をf(x)とすると、センサ部がΔ
xだけ移動する間に累積誤差は、位置xにおける接線T
L1の方向に線形的に増加するのみならず、刻々とジャ
イロドリフトは増加しているため、上記接線TL1より
もドリフトのレートに応じたある角度Δθだけ大きく傾
斜した接線TL2の方向に更に増加する。それから、位
置x+Δxからx+2Δxまで移動する間も同様に、接
線TL2よりも同一のドリフトレートに応じた同一角度
Δθだけ大きく傾斜した接線TL3の方向に更に増加す
る。従って、Δxを無限に小さくすれば誤差関数yの接
線の傾斜の変化率が一定ということになる。即ち、次の
式が成立する。
【0099】d(y’)/dx=C1(一定値)
【0100】∴y’=C1・x+C2
【0101】 ∴y =(C1/2)・x・x+C2・x+C3
【0102】ここで、境界条件を考えると、次の3式が
成立する。
【0103】x=0のとき、y =0
【0104】x=Lのとき、y =δ
【0105】x=0のとき、y’=0
【0106】従って、各定数C1,C2,C3を定める
ことができ、次式が求まる。
【0107】 y=(δ/(L・L))・x・x …(1)
【0108】この式がジャイロドリフト誤差曲線EL2
を表わす。
【0109】一方、上記初期の方向誤差に起因する誤差
線EL1は次式によって表現される。
【0110】 y=(δ/L)・x …(2)
【0111】従って、上記計測曲線Rの終端P1がx軸
上のOB点に一致していないことの補正として、まず、
式(2)の誤差yを計測曲線Rの値から差し引く補正を
行うことによって終端P1を点OBに一致させると図1
6に示す曲線R1となる。また、式(1)の誤差yを計
測曲線Rの値から差し引く補正を行い、終端P1を点O
Bに一致させると図16に示す曲線R2となる。
【0112】ここで、図15を参照すると、初期方向の
誤差による誤差線EL1は計測曲線Rの計測開始点OA
における接線と一致はしておらず、計測曲線Rの値から
誤差線EL1の値を差し引くことは物理的な意味におい
て必ずしも正しい補正を行ったとはいえない。一方、ジ
ャイロドリフトによる誤差曲線EL2は計測開始点OA
においてその接線はこの実施例の計測曲線RのOA点に
おける接線と平行ではない。従って、計測曲線Rの値か
ら誤差曲線EL2の値を差し引くことは物理的な意味に
おいて必ずしも正しい補正を行ったとはいえない。現実
の計測の誤差は、初期方向の誤差とジャイロドリフトに
よる誤差とが入り混じっていると考えられる。従って、
計測曲線Rの終端P1の累積計測誤差δは、各種類の誤
差が寄与していると考え、最も単純には、図16に示す
ように両曲線R1とR2との中間値の曲線R3が妥当な
補正曲線と考えられる。
【0113】この補正曲線R3はその両端OA,OBに
おいてピット52,54によって計測した座標値との矛
盾はなく、また、一般に生じる両計測誤差を考慮してい
る点において妥当であり、計測開始点OAのみを計測の
基準とする場合に比べて計測の誤差を可及的に低減する
ことが出来る。
【0114】計測曲線Rの特性によっては、上記誤差の
内何れか一方の寄与が大きいと考えられる場合には、そ
の誤差線EL1又は誤差曲線EL2の内一方のみの値を
差し引く補正を行うことが妥当な補正となる。即ち、計
測曲線Rの点OAにおける接線と、誤差線EL1とが一
致する場合、又は近似的に一致する場合は誤差線EL1
の値のみを差し引く補正を行い、また、計測曲線Rの点
OAにおける接線と、誤差曲線とが一致する場合、又は
近似的に一致する場合は誤差曲線EL2の値のみを差し
引く補正を行うのである。
【0115】
【発明の効果】本発明によれば、孔曲り計測において、
【0116】 常に水平面に対するピッチ角及び方位
基準に対する方位角が得られ、センサ部の孔内における
ローリングによる誤差を生じない。
【0117】 孔が水平から鉛直方向に亘っていずれ
でも計測可能である。
【0118】 センサ部の走行時はジャイロスコープ
のみで孔の各位置におけるピッチ角と方位基準に対する
方位角を同時に計測できるため、走行にともなう加速度
の影響がないので高速走行計測、ひいては計測時間の大
幅な短縮が可能である。
【0119】 複合センサを用いるものでは、センサ
部を細い円筒状にできるので、細い被測定孔、例えば細
い管径のパイプなど、の計測に適している。
【0120】 ガイド部材を用いると、センサ部が測
定対象の管路の計測開始位置の管路方向を正しく向くよ
うにガイドされ、計測の初期の方向誤差を可及的に低減
させることができ、その後の計測値においては、ジャイ
ロドリフトの他、発生確率が一定と考えられる一般的な
計測誤差のみが生ずるだけとなる。
【0121】 さらに、誤差を補正する方法によれ
ば、被測定孔の両端部の位置座標を直接に測定し、上記
の計測装置を用いて前記被測定孔の孔曲りを計測し、該
計測結果の計測開始点と計測終端点との値を前記両端部
の位置座標と一致させることにより、計測上の累積誤差
の補正を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の被測定孔にセンサ部を挿入
して計測する様子を示す図である。
【図3】本発明の一実施例の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図4】計測結果の表示の一例を示す図であり、同図
(a)は水平面H内の変位を距離に対してプロットした
もの、同図(b)は鉛直面内の変位を距離に対してプロ
ットしたものである。
【図5】計測結果の表示の一例を示す図であり、同図
(a)はNV面内の変位を距離に対してプロットしたも
の、同図(b)はWV面内の変位を距離に対してプロッ
トしたものである。
【図6】本発明の他の実施例のセンサ部1を示す図であ
る。
【図7】本発明の他の実施例を示す図である。
【図8】地盤変状を説明する図である。
【図9】管路12の地表近傍の拡大断面図である。
【図10】図9のガイド部材14の矢視線Bによる平面
図である。
【図11】図9の矢視線C−Cによる横断面図である。
【図12】ガイド部材による効果を説明する図である。
【図13】ガイド部材を用いない場合の誤差を説明する
図である。
【図14】被測定孔8を説明する図である。
【図15】計測値の変化状況を説明する図である。
【図16】誤差の補正を説明する図である。
【図17】測定誤差の累積を説明する図である。
【図18】従来の穴曲り計測装置を説明する一部を切り
欠いた斜視図である。
【符号の説明】
8 被測定孔 1 センサ部 21,22,23 加速度計 31,32,33 ジャイロスコープ 4 角度演算部 41 第1の演算手段 42 第2の演算手段 5 距離計 6 第3の演算手段 7 表示部 91,92 複合センサ 44 第4の演算手段 45 第5の演算手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定孔の方位角及び傾斜角を測定する
    センサ部と、該センサ部の信号を伝送する伝送ケーブル
    と、該センサ部の信号を送受信、演算処理、制御、表示
    する制御表示部とよりなる孔曲り計測装置において、 進行方向(X軸)の加速度と進行方向に垂直な平面内の
    直交する2方向(Y,Z軸)の加速度を計測する複数の
    加速度計、及び上記X,Y,Z軸まわりの角速度を計測
    する複数のジャイロスコープを有するセンサ部と、 前記3軸の加速度出力信号から重力方向に垂直な面であ
    る水平面に対するX,Y,Z軸のそれぞれの角度を算出
    する第1の演算手段と、 前記3軸の角速度出力信号から各軸まわりの回転角を算
    出する第2の演算手段と、 該センサ部の移動距離を計測する距離計と、前記第2の
    演算手段及び前記距離計との出力信号を取り込んで、該
    センサ部の移動経路及び傾き角を算出する第3の演算手
    段とを設けたことを特徴とする孔曲り計測装置。
  2. 【請求項2】 センサ部を構成する加速度計、ジャイロ
    スコープとして、2軸方向の加速度と当該2軸まわりの
    角速度を計測できる複合センサを2個、平行でない任意
    の角度で配置して構成することを特徴とする請求項1に
    記載の孔曲り計測装置。
  3. 【請求項3】 複合センサ2個を直交して配置すること
    を特徴とする請求項2に記載の孔曲り計測装置。
  4. 【請求項4】 センサ部の移動距離を計測する距離計と
    して、センサ部からの伝送ケーブル長の計測手段を用い
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1
    に記載の孔曲り計測装置。
  5. 【請求項5】 計測対象管路の長手方向に移動しつつ基
    準延設位置からの該計測対象管路の変位量を計測するセ
    ンサ部と、計測対象管路の計測開始位置の内面に保持さ
    れると共に、該センサ部を計測開始位置における計測対
    象管路の延長方向にガイドするガイド部材とを具備する
    ことを特徴とする孔曲り計測装置。
  6. 【請求項6】 被測定孔の両端部の位置座標を直接に測
    定し、前記被測定孔の孔曲りを請求項1記載の孔曲り計
    測装置により計測し、該計測結果の計測開始点と計測終
    端点との値を前記両端部の位置座標と一致させる補正を
    行うことを特徴とする孔曲り計測方法。
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