JPH05187741A - 冷媒分配器を備えた冷凍装置 - Google Patents

冷媒分配器を備えた冷凍装置

Info

Publication number
JPH05187741A
JPH05187741A JP4200482A JP20048292A JPH05187741A JP H05187741 A JPH05187741 A JP H05187741A JP 4200482 A JP4200482 A JP 4200482A JP 20048292 A JP20048292 A JP 20048292A JP H05187741 A JPH05187741 A JP H05187741A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
refrigerant
evaporator coil
distributor
evaporator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4200482A
Other languages
English (en)
Inventor
Alan D Gustafson
デイル グスタフソン アラン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Thermo King Corp
Original Assignee
Thermo King Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Thermo King Corp filed Critical Thermo King Corp
Publication of JPH05187741A publication Critical patent/JPH05187741A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B39/00Evaporators; Condensers
    • F25B39/02Evaporators
    • F25B39/028Evaporators having distributing means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements
    • F25B41/20Disposition of valves, e.g. of on-off valves or flow control valves

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蒸発器コイルの長さに沿うコイル温度の分布
を均一性を向上させる冷媒分配器を備えた冷凍装置を提
供する。 【構成】 冷媒分配器は、蒸発器コイルが不完全な冷媒
充填状態で動作しているとき、例えば、冷凍能力が吸込
みライン調節弁の使用により落ちているときに特に有益
である。冷媒分配器(36)からの分配管(82)は、
蒸発器コイル内で複数の冷媒回路の動作を開始させるコ
イル管(66)の中へ第1及び第2の異なる寸法部分に
つき挿入される。第1の寸法部分は比較的短く、第2の
寸法部分は比較的長く、例えば、コイル長さ(56)の
約1/3である。かくして、冷媒はコイル長さを横切る
種々の位置で膨張し、種々のコイル位置においてコイル
の冷却を開始する。かくして、蒸発器コイルを横切って
積み荷空間内に流入する空気(49)の排出温度はコイ
ル長さを横切る方向において一層一定である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に冷凍装置に関し、
特に冷凍装置の冷媒分配器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】冷凍装
置の蒸発器コイルが最大負荷またはそれに近い負荷で動
作しているとき、蒸発器コイルは冷媒でほぼ完全に満た
された状態にある。蒸発器コイルがほぼ完全な充満状態
にあると、コイルの長さを横切る方向における温度は非
常に一定になり、かくして蒸発器コイルを横切って流れ
る空気は、コイル長さを横切る方向において一定の送出
し温度を有することになる。これは輸送機関用冷凍装置
では非常に重要である。というのは、腐敗しやすいも
の、即ち生鮮食品が、所望の設定温度値を維持する輸送
機関用冷凍装置の能力に応じて定まる保存寿命を有して
いるからである。ほんの数度の温度の差により、トラッ
ク、トレーラ、コンテナ等の積み荷空間内の腐敗しやす
い産物の保存寿命が短くなる場合がある。
【0003】使用中の積み荷空間の温度をできるだけ設
定値に近く保って保存寿命を延ばす努力において、冷凍
装置制御アルゴリズムによる吸込みラインの調節が益々
普及しており、それにより、検出温度が所定の設定温度
値に近い場合に冷媒の質量流量を減少させている。たと
えば、本出願人に譲渡された米国特許第4,899,5
49号は、吸込みライン調節弁を備えた輸送機関用冷凍
装置を開示しており、冷凍制御装置は、設定値の上下で
冷却及び加熱サイクルの吸込みラインの調整を行なって
いる。
【0004】吸込みラインの調節により検出温度を設定
値近くに保持できるけれども、冷媒の質量流量の減少に
より冷凍装置の冷却能力を制御することにより、大幅な
能力減少が要求される場合には蒸発器コイルのほんの僅
かな部分にしか冷媒が満たされない場合がある。その結
果、蒸発器コイルの長さに沿う空気温度は均一でなくな
り、即ち蒸発器コイルは蒸発器コイルの冷媒分配側端部
において反対側の端部よりも温度が低いことになる。
【0005】したがって、特に、動作中冷媒で蒸発器コ
イルを部分的にしか充満させることができない冷凍装置
を用い、たとえば冷却及び加熱能力を設定値近くに減少
させる吸込みラインの調節手段を用いる冷凍装置によ
り、蒸発器コイルの長さ寸法を横切る、即ち、これに対
して横方向における空気流の温度をいっそう一定にでき
るようにすることが望ましく、これが本発明の目的であ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】広義には、本発明は、所
定の長さ寸法及び幅寸法で定まる蒸発器コイルを備えた
冷媒回路を含む冷凍装置に関し、長さ寸法は、第1及び
第2の長さ方向端部によって定められる。ファンまたは
ブロワで構成される配気手段又は空気分配手段が空気を
積み荷空間から引き込み、この空気を蒸発器コイル上に
流し、そして調和された空気を積み荷空間に戻す。
【0007】蒸発器コイルは複数の並列冷媒回路を有し
ている。各冷媒回路は、蒸発器コイルの第1の長さ方向
端部のところに開口部を有するコイル管によって開始さ
れ、コイル管は蒸発器コイルの第2の長さ方向端部まで
延びている。入口及び複数の分配器管によって画定され
る複数の出口を備えた冷媒分配器が設けられる。分配器
管は冷媒回路開始コイル管の開口部の中へ互いに異なる
少なくとも第1及び第2の所定寸法にわたり入り込んで
いる。かくして、冷媒は蒸発器コイルの長さを横切って
異なる位置で膨脹し、冷凍装置の制御装置が冷凍能力を
大幅に低減させている時であっても、蒸発器コイルの冷
却をその長さに横切る方向においてより均一にする。コ
イル温度がより一定になると、蒸発器コイルを横切って
流れる空気もまたコイルの一方の端部から他端まで測定
して測定した温度がより一定になるであろう。
【0008】本発明の好ましい実施例では、複数の冷媒
回路が蒸発器コイルの幅寸法に沿って横方向に間隔をお
いて配置され、関連のコイル管の中へ第1の所定の寸法
にわたり入り込む分配器管と、関連のヘアピン(hairpi
n)形の管の中へ第2の所定の寸法にわたり入り込む分配
器管が交互に並んでいる。第1の所定寸法は好ましくは
比較的短い寸法であり、したがって分配器管の端部は実
質的に蒸発器コイルの第1の長さ方向端部のところで始
まるようになっている。第2の所定寸法は好ましくは比
較的長い寸法であり、したがって、蒸発器管の端部は関
連のコイル管の中へ少なくとも蒸発器コイルの長さの3
分の1にわたり入り込むようになっている。当然のこと
ながら、互いに異なる第1及び第2の所定寸法だけ用い
る代わりに、もっと多くの互いに異なる複数の寸法を所
望に応じて用いてもよい。
【0009】本発明の内容は、例示的に示すに過ぎない
図面を参照して以下の詳細な説明を読むと一層明らかに
なろう。
【0010】
【実施例】今図面を参照し、特に図1を参照すると冷凍
装置10、例えば米国特許第4,899,549号に記
載の輸送機関用冷凍装置が概略的に示されている。冷凍
装置10は、適当な原動機13、例えば内燃機関または
電動機によって駆動される圧縮機12を有する。圧縮機
12は吐出し又は送出しポートD及び吸込みポートSを
有し、送出しポートDは高温ガスライン14に連結され
ている。高温ガスライン14は、回路選択弁装置、例え
ば図示のような三方弁20又は2つの別々の弁により、
第1の冷媒回路16と第2の冷媒回路18のうち選択さ
れた一方に連結される。三方弁20は常態では、第1の
冷媒回路16を選択使用する位置にある。パイロット電
磁弁PSが、冷凍制御装置22によって付勢されると、
弁20を圧縮機12の低圧側に連結し、弁20が切り替
わって高温ガスライン14が第2の冷媒回路18に連結
される。
【0011】第1の冷媒回路16は、高温ガスライン2
4と、凝縮器26と、逆止弁28と、重液器30と、液
体ライン32と、一般に感温部35及び均圧ライン(図
示せず)を含む膨脹弁34と、冷媒分離器36と、蒸発
器38と、吸込みライン調節弁40と、アキュムレータ
42と、冷媒用圧縮機12の吸込みポートSに戻す吸込
みライン44とを有する。膨脹弁34の感温部35は蒸
発器38の出力ライン45と熱交換関係に配置されてい
る。
【0012】蒸発器用ブロワまたはファン装置46が、
使用状態にある空間48、例えばトラック、トレーラま
たはコンテナの積み荷空間から矢印47で示すように空
気を引き込む。戻り空気47は、蒸発器コイル38を横
方向へ熱交換関係をなして通過し、その結果得られた矢
印49で示す調和空気が積み荷空間48に戻され、或い
は積み荷空間48内へ送り出される。第1の冷媒回路は
結果的に蒸発器コイルの冷却を行ない、それにより空気
47から熱を奪って積み荷空間48を冷却する。
【0013】蒸発器38内で冷媒によって吸収された熱
により冷媒が蒸発するが、この熱は冷媒が液体状態に戻
るときに凝縮器26内で冷媒から奪われる。凝縮器用フ
ァンまたはブロワ装置50が、矢印51で示す周囲空気
を引き込み、この空気を凝縮器26と熱交換関係で流動
させ、矢印53で示す加熱した空気を大気中に戻す。
【0014】積み荷空間48が、戻り空気温度センサ5
4により、且つ/或いは、送出し空気温度センサ(図示
せず)によって検出される所定の設定温度値を維持する
熱を必要とする場合、しかも、蒸発器コイル38が霜取
りを必要とする場合、制御装置22はパイロット電磁弁
PSを付勢して第2の冷媒回路18を選択する。第2の
冷媒回路は高温ガスライン52を含み、この高温ガスラ
イン52は冷媒分配器36にじかに連結され、高温冷媒
ガスを蒸発器コイル38に導入する。加熱サイクルの
間、蒸発器コイル38は熱を空気47に追加的に与え、
温まった空気49は積み荷空間48の中に送り出され
る。霜取りサイクル中においては、積み荷空間48内に
送り出される空気は存在せず、高温冷媒は蒸発器コイル
を温めて、過去において最後に行った霜取り作業以来堆
積している場合のある霜及び氷を除去する。
【0015】図2は蒸発器コイル38及び分配器36の
側面図であり、図3は図2で右側端面側面図である。蒸
発器コイル38は、図2において符号56で示す長さ寸
法及び図3において符号58で示す幅寸法を有する細長
い構造体である。蒸発器コイル38は第1の長さ方向端
部60、第2の長さ方向端部62及びこれら端部間に延
びる長さ方向軸線64を有する。蒸発器コイル38は端
部60、62間に延びる複数の金属製コイル管66を有
し、コイル管66(ヘアピン形の管であるのがよい)は
第1の端部管寄せプレート68、第2の端部管寄せプレ
ート70及び中央管寄せプレート72によって支持され
ている。コイル管66(複数の金属製フィン74と熱交
換関係にある)は、複数の(図2及び図3に示す例では
13)の別々の冷媒並列回路に分けられている。各冷媒
回路(端部ベンド76によって相互に連結された複数の
コイル管66によって構成されるのが良い)は、蒸発器
コイル38の第1の長さ方向端部60、例えば図3にお
いて符号78で示す管端部に入口開口部を備えた冷媒回
路開始コイル管66を有する。複数の冷媒回路は、蒸発
器コイル38の幅寸法58を横切って横方向に間隔をお
いて配置されている。各冷媒回路は、冷媒回路終了コイ
ル管66を有し、管66は吸込み管寄せ79への送り込
みを行ない、吸込み管寄せ79は蒸発器出力ライン45
に連結されている。
【0016】冷媒分配器36は単一の金属製入口ライン
80及び複数の金属製分配器管82(例えば、例示の1
3個の冷媒回路の各々について1つずつ)。図3に示す
ように各分配器管82は、冷媒回路開始管66の端部7
8によって画定される開口部の中に延び、図4、図5及
び図6に示すはんだ接合部84が端部78の開口部を密
閉している。図4及び図5に示すように従来技術では、
分配器管82の端部86はコイル管端部78の開口部の
中に同様な短い寸法延び、この所定の寸法は、良好なは
んだ接続部84が2つの管66,82間に施すことがで
きるようにするのに十分な長さのものである。
【0017】図4、図5及び図6は、蒸発器コイル38
の第1の4つの冷媒回路の冷媒回路開始コイル管66を
示す部分平面図である。
【0018】図4は、冷凍装置10が最大能力又はそれ
に近い能力で動作しているときの蒸発器コイル38を示
している。調節弁40が広く開いた状態で冷凍装置10
が全負荷、またはそれに近い負荷除隊で動作していると
き、蒸発器コイル38は冷媒88でほぼ完全に満たされ
る。冷媒88は図4、図5及び図6に示されており、複
数の小さな点が打たれた状態で示されている。図4で
は、冷媒88は蒸発器コイル38の第1の長さ方向端部
60から第2の長さ方向端部62までコイル管66の長
さ全体に亘って完全に延びていることが注目されよう。
この状態は蒸発器コイル38を端から端まで均一に冷却
し、送出し空気49の温度はコイルの長さ56全体に亘
って非常に一定しており、即ち、蒸発器コイル38から
その第1の長さ方向端部で出る空気49の温度は、蒸発
器コイル38からその第2の長さ方向端部で出る空気4
9の温度と実質的に同一である。
【0019】例えば戻り空気温度センサ54によって検
出された積み荷空間48の温度が設定値近傍にあるとき
に調節弁40を冷媒の質量流量を減少させるよう冷凍制
御装置22によって動作させると、図5に示すように、
蒸発器コイル38のうちほんの僅かな部分に冷媒88が
充満するに過ぎない。すると、蒸発器コイル38は、第
2の端部よりも、分配器管82が冷媒を蒸発器コイル3
8の中に導入する第1の長さ方向端部60のほうが低温
になり、蒸発器コイル38を出る送出し空気49はコイ
ル長さ56全体に亘り非均一ではあるが、ほぼ似た温度
になるであろう。換言すると、送出し空気49は第2の
長さ方向端部近傍よりも第1の長さ方向端部近傍のほう
が低温になろう。
【0020】本発明は、長さ56全体に亘って蒸発器コ
イル温度の均一性を向上させ、かくして、空気温度は分
配器管82のうち何本かを他のものよりもコイル管66
の中へ一段と差し込むことにより蒸発器コイル38の一
方の端部から他端までいっそう一定となる。分配器管の
内径(ID)はコイル管66の内径よりも一段と小さ
く、冷媒88が分配器管の端部86に達するまで冷媒8
8の著しい膨脹を阻止する。かくして、冷媒88の冷却
効果は複数の分配器管82の端部86で始まる。端部8
6の位置を蒸発器コイル38の長さ56に沿って変える
ことにより、図6に示す状態が得られ、かかる状態で
は、コイル管66のうち何本かは蒸発器コイル38の長
さ方向端部60で始まりコイル38のほぼ中央まで延び
る冷媒88で充満され、残りのコイル管66はコイル3
8の中央近傍で始まり第2の長さ方向端部まで延びる冷
媒88で充満している。かくして、送出し空気49は蒸
発器コイル38の長さ56全体に沿って実質的に一定の
温度となるであろう。
【0021】図6に示す分配器管構造の利点を立証する
にあたり、長さ寸法が64インチ(1625mm)、幅
寸法が13.4インチ(340mm)の蒸発器コイル3
8を、外径(OD)が0.375インチ(9.5m
m)、肉厚が0.016インチ(0.406mm)のヘ
アピン形コイル管66で構成した。例示の実施例で示す
ように、13個の並列冷媒回路を各回路につき6本のコ
イル管を備えて用いた。全部で376個のフィン74を
用い、1インチあたり6個のフィン(1cmあたり2.
4個のフィン)密度を得た。分配器管82の外径を0.
1875インチ(4.76mm)、肉厚を0.030イ
ンチ(0.376mm)にした。かくして、コイル管6
6の内径は横断面流れ面積が分配器管82の約7.5倍
である。
【0022】分配器管82の端部86を、図6の符号9
0,92でそれぞれ示す第1の所定寸法、第2の所定寸
法にわたり、コイル管66の端部78に差し込んだ。第
1の所定の寸法90は良好なはんだ接合部84を得るの
に十分な長さ、例えば約1インチ(25.4mm)であ
り、第2の所定寸法は20インチ(508mm)であっ
た。第1の所定寸法90及び第2の所定寸法92は、コ
イルの幅58の横方向に交互に並んでおり、奇数番号の
冷媒回路1,3,5,7,9,11,13は第1の寸法
90を有し、偶数番号の冷媒回路2,4,6,8,1
0,12は第2の寸法92を有している。
【0023】図4及び図5に示すように、従来技術に従
って蒸発器コイルも構成したが、この従来技術において
は、第1の寸法90を全ての分配器管の差し込み寸法と
して用いた。この違い以外の点においては、2つの蒸発
器コイルは同一の構造のものであった。調節弁40によ
り質量流量を同程度に絞った状態で各蒸発器コイルを同
一の質量流量のもとで動作させると、従来技術の構造を
用いるとコイル長さ56を横切る温度差は3°F(1.
67℃)であったが、これに対し、本発明の教示にした
がって構成された蒸発器コイルにおけるコイル長さ56
を横切る温度差は1.5°F(0.83℃)に過ぎず、
温度の分布において50%の向上が得られた。これは非
常に著しい改良結果であり、特に積み荷空間内を厳密に
所定の設定温度に保って腐敗しやすい産物、例えば食品
及び花の保存寿命を維持し伸長させる輸送機関用冷凍装
置においては特にそうである。
【0024】本発明の装置を用いると、蒸発器コイルの
負荷が低下しても蒸発器コイルを横切る方向において一
定の温度が自動的に得られるが、この場合、追加の電気
的な制御、追加の分配器、追加の電磁弁を必要とせず、
しかも冷媒回路の追加のタッピングを必要としない。ハ
ードウェアまたは制御装置を追加的に用いないで上述の
利点が得られることに加えて、本発明はヘアピン管と分
配器管の間のはんだ付け作業が従来技術の蒸発器コイル
構造の構成で用いられるのと同じなので、製造時間また
は製造費の増大分はほんの僅かである。或る幾つかの冷
媒回路の第1の部分が分配器管82がコイル管66の中
により長い距離92挿入されている回路であることによ
り、より大きな負荷での蒸発器コイルの動作に悪影響を
及ぼす度合いが小さい。というのは、各冷媒回路は複数
のコイル管66を有している。かくして、空気温度の均
一性は一層高い負荷でも悪影響を受けず、蒸発器コイル
38の性能の減少の度合いは僅かであり、例えば各冷媒
回路が6本のコイル管を有するような例示のような場合
では3%未満である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の教示に従って構成できる冷凍装置の部
分ブロック部分線図である。
【図2】本発明を利用できる代表的な蒸発器コイルの構
造の側面図である。
【図3】図2に示す蒸発器コイルの端部側面図である。
【図4】複数の蒸発器コイル回路の部分平面図であり、
例えば、蒸発器コイルが実質的に全負荷状態にあると
き、冷媒による回路のほぼ完全な充満状態を示す図であ
る。
【図5】例えば吸込みライン調節弁により冷媒の質量流
量を減少させることにより冷媒の冷媒能力を低減させた
時に生じる不完全な充満状態が示されていることを除
き、図4と類似した複数の蒸発器コイル回路の部分平面
図である。
【図6】複数の蒸発器コイル回路の部分平面図であり、
本発明の教示に従って構成された蒸発器コイルを用いる
以外の点においては、図5と類似した不完全な充満状態
を示す図である。
【符号の説明】
10 冷凍装置 16 冷媒回路 36 冷媒分配器 38 蒸発器コイル 40 吸込みライン調節弁 46 ブロワ 56 所定の長さ寸法 58 所定の幅寸法 60 第1の長さ方向端部 62 第2の長さ方向端部 66 コイル管 82 分配器管 90 第1の寸法 92 第2の寸法

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の長さ方向端部及び第2の長さ方向
    端部によって定まる所定の長さ寸法及び幅寸法を備えた
    蒸発器コイルを含む第1の冷媒回路と、蒸発器コイルを
    通り、各々、第1の長さ方向端部のところに開口部を備
    え且つ第2の長さ方向端部まで延びるコイル管で開始さ
    れる複数の冷媒回路と、冷媒回路の開始コイル管の開口
    部の中に延びる複数の分配器管によって画定される複数
    の出口及び入口を備えた冷媒分配器と、蒸発器コイルを
    横切る空気流を生じさせる手段とを含む冷凍装置におい
    て、分配器管は、コイル管の開口部の中へ互いに異なる
    少なくとも第1の所定の寸法と第2の所定の寸法にわた
    り入り込み、それにより、蒸発器コイルの長さ寸法を横
    切る方向において冷媒を異なる位置で膨脹させ、冷凍能
    力の低減の間、蒸発器コイルの長さを横切る方向におい
    て蒸発器コイルの冷却の度合いをより均一にすると共に
    蒸発器コイルを横切って流れる空気の温度をより一定に
    するようになっていることを特徴とする冷凍装置。
  2. 【請求項2】 複数の冷媒回路は、蒸発器コイルの幅寸
    法に沿って間隔を置いて配置され、関連のコイル管の中
    に第1の所定寸法にわたり入り込んでいる分配管と、第
    2の関連のコイル管の中に第2の所定寸法にわたり入り
    込んでいる分配器管とが交互に配置されていることを特
    徴とする請求項1の冷凍装置。
  3. 【請求項3】 第1の所定寸法は、分配器管の端部が実
    質的に蒸発器コイルの第1の長さ方向端部のところに位
    置するような寸法であり、第2の所定寸法は、分配器管
    の端部が蒸発器コイルの幅寸法に横切って少なくとも1
    /3のところに位置していることを特徴とする請求項1
    の冷凍装置。
  4. 【請求項4】 冷媒回路は、低負荷における冷媒容量を
    減少させるための吸込みライン調節弁を含むことを特徴
    とする請求項1の冷凍装置。
JP4200482A 1991-07-05 1992-07-03 冷媒分配器を備えた冷凍装置 Withdrawn JPH05187741A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/726087 1991-07-05
US07/726,087 US5123263A (en) 1991-07-05 1991-07-05 Refrigeration system

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05187741A true JPH05187741A (ja) 1993-07-27

Family

ID=24917176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4200482A Withdrawn JPH05187741A (ja) 1991-07-05 1992-07-03 冷媒分配器を備えた冷凍装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5123263A (ja)
JP (1) JPH05187741A (ja)
DK (1) DK87392A (ja)
NO (1) NO922609L (ja)
NZ (1) NZ243373A (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6910341B2 (en) * 2003-09-26 2005-06-28 Thermo King Corporation Temperature control apparatus and method of operating the same
CN100455953C (zh) * 2004-05-27 2009-01-28 乐金电子(天津)电器有限公司 冷媒分配器及其控制方法
US7845185B2 (en) * 2004-12-29 2010-12-07 York International Corporation Method and apparatus for dehumidification
US20060288713A1 (en) * 2005-06-23 2006-12-28 York International Corporation Method and system for dehumidification and refrigerant pressure control
US7559207B2 (en) * 2005-06-23 2009-07-14 York International Corporation Method for refrigerant pressure control in refrigeration systems
US9499027B2 (en) 2010-09-28 2016-11-22 Carrier Corporation Operation of transport refrigeration systems to prevent engine stall and overload
US11378290B2 (en) * 2017-10-06 2022-07-05 Daikin Applied Americas Inc. Water source heat pump dual functioning condensing coil
CA3019773A1 (en) 2017-10-06 2019-04-06 Daikin Applied Americas Inc. Water source heat pump dual functioning condensing coil

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1824527A (en) * 1928-06-29 1931-09-22 Vilter Mfg Co Refrigerating system
US1974876A (en) * 1930-09-10 1934-09-25 Schack Alfred Heat exchanger
US2332981A (en) * 1939-12-16 1943-10-26 B F Sturtevant Co Variable surface evaporator
US2614394A (en) * 1946-11-20 1952-10-21 Carrier Corp Capacity control for air conditioning systems
US2650799A (en) * 1950-08-11 1953-09-01 Aerofin Corp Heat exchanger
US2707868A (en) * 1951-06-29 1955-05-10 Goodman William Refrigerating system, including a mixing valve
US3204663A (en) * 1962-01-16 1965-09-07 Babcock & Wilcox Ltd Fluid flow restrictor
GB1242750A (en) * 1967-11-27 1971-08-11 Licentia Gmbh A device for transferring heat to a ducted flow of liquid phase material
US3864938A (en) * 1973-09-25 1975-02-11 Carrier Corp Refrigerant flow control device
JPS5933589B2 (ja) * 1975-06-19 1984-08-16 信越化学工業株式会社 L−アスコルビン酸の製造方法
JPS53138564A (en) * 1977-05-10 1978-12-04 Hitachi Ltd Multitubular type evaporator of air conditioner
US4277953A (en) * 1979-04-30 1981-07-14 Kramer Daniel E Apparatus and method for distributing volatile refrigerant
US4899549A (en) * 1989-01-31 1990-02-13 Thermo King Corporation Transport refrigeration system with improved temperature and humidity control

Also Published As

Publication number Publication date
DK87392A (da) 1993-01-06
NO922609L (no) 1993-01-06
US5123263A (en) 1992-06-23
NZ243373A (en) 1994-12-22
DK87392D0 (da) 1992-07-02
NO922609D0 (no) 1992-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103069230B (zh) 蒸发器制冷剂饱和即时除霜
US3572052A (en) Ducted refrigeration unit
US6460372B1 (en) Evaporator for medium temperature refrigerated merchandiser
EP1184634B1 (en) A refrigerated merchandiser system and method of operating a refrigerated merchandiser system
JPH06235565A (ja) 空調スペースの温度を調節する冷凍装置及びその作動方法
US5172560A (en) Method of operating a transport refrigeration system
CN104813119A (zh) 冻结蒸发器盘管检测以及除霜起始
US6955061B2 (en) Refrigerated merchandiser with flow baffle
EP3190356A1 (en) Refrigerator and method of controlling the same
JP4365130B2 (ja) 輸送車温度制御装置及び同装置の蒸発器コイルの除霜方法
JP4472269B2 (ja) 輸送車温度制御装置の蒸発器コイルの除霜方法
JPH05187741A (ja) 冷媒分配器を備えた冷凍装置
CN1167243A (zh) 有多个蒸发器的冷却装置
US6311512B1 (en) Refrigerated merchandiser system
EP2661590A1 (en) Refrigeration system with a distributor having a flow control mechanism and a method for controlling such a system
US20010042384A1 (en) Refrigerated merchandiser with transverse fan
JP2005140374A (ja) 熱交換器
JPH05248751A (ja) ほぼ長円形のらせん形状を有するとげ状フィンの冷蔵庫用蒸発器を備えた冷蔵庫
US2523957A (en) Transportation refrigeration unit
KR101461394B1 (ko) 압력 조절 기능을 가지는 냉동탑차의 냉동-냉방 시스템
CN103597297B (zh) 食品分配器制冷系统及加热食品的方法
KR100379403B1 (ko) 2개의 증발기가 구비된 냉장고의 제상운전 방법
US11098943B2 (en) Transportation refrigeration system with unequal sized heat exchangers
CN111936801B (zh) 对多个吸热热交换器制冷系统除霜的方法
JPH0220272A (ja) 多目的解凍方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991005